【善悪の屑】コンクリート詰めシーンをネタバレ！実際にあった事件がモデル？

『善悪の屑』はネット上でも大きな注目を集めた作品であり、その壮絶な内容と考えさせられるストーリーでファンを数多く生み出しました。『善悪の屑』は実際にあった事件を元ネタにしていることも多く、モデルになった事件の凄惨なシーンなどもしっかりと描かれています。このモデルとなった事件にも注目が集まるなど社会的な意義も多い作品となっています。ここではまず『善悪の屑』の基本的な情報をまとめていきましょう。

『善悪の屑(ぜんあくのくず)』は渡邊ダイスケによって描かれている漫画作品であり、少年画報社『ヤングキング』の2014年10号から2016年7号まで連載されていました。『善悪の屑(ぜんあくのくず)』はネット上で話題になっていて、現代の事件をモデルにしたテーマ性で人気となりスピンオフ作品『園田の歌』、『朝食会 RISE OF BREAKFAST CLUB』や続編漫画『外道の歌』なども制作されました。

第2部にあたる『外道の歌(げどうのうた)』はタイトルを変更していますが、『善悪の屑(ぜんあくのくず)』の続編漫画となっています。2016年8号から引き続き連載されていて、シリーズとしての累計発行部数は460万部を突破するようになりました。『善悪の屑(ぜんあくのくず)』の登場人物である園田夢二を主人公にして『園田の歌』というスピンオフ作品が制作されています。

カモメ古書店で「この本おいくらですか？」と尋ねることで依頼可能になる復讐屋がいました。彼は『カモ』と名乗り、依頼人が望むような形で復讐を果たすという『復讐屋』をしています。その内容は犯罪、暴行、拷問、殺人なんでもありで、被害者の依頼を受けたら絶対に依頼を遂行することを信条にしています。依頼人は犯罪被害者たちばかりで相棒のトラとともに社会的に抹殺したり、実際に抹殺するなどどんな残虐な行為も厭いません。

ここでは大ヒット漫画『善悪の屑』の女子高生コンクリート詰めシーン・事件をネタバレ紹介していきましょう。『善悪の屑』の中でも壮絶だった女子高生コンクリート詰め事件は多くのファンに注目されていて、コンクリート詰めシーンもネット上で話題になっています。実際の事件を題材にしているので、多くのファンが考えさせられたエピソードとしても知られています。

善悪の屑の女子高生コンクリート詰めシーン・事件のあらすじネタバレ①は『カモの叔父さんが登場』です。今回依頼人を連れてきたのはカモの叔父さんです。この叔父さんは刑事をやっていて、その見た目は暴力団顔負けの強面となっています。カモが復讐屋をやっていることを知っていて、彼に『あんまりはしゃいでんじゃねえよ』と忠告していました。そして彼の隣には悲壮な表情を浮かべた女性が立っているのでした。

善悪の屑の女子高生コンクリート詰めシーン・事件のあらすじネタバレ②は『依頼人の女性の復讐の理由』です。カモの叔父さんが連れてきた女性はある男に復讐を望んでいて、依頼人の女性の復讐の理由は壮絶なものでした。被害者は彼女の妹であり、学校帰りに男二人に絡まれて人気のないところに連れ去られてしまいます。そして、その後四人の男に100回以上性的暴行を加えられて、監禁されてしまいます。

その後長期間にわたって暴行され、受け狙いと称して暴行を加えられて瀕死の重傷を負わされてしまいます。やがてそのけがが原因で死亡してしまい、加害者たちは死体の処理に困ってしまいます。そして男たちは死体を山中に埋めて、4人は逮捕されます。しかし、主犯格・久保田は不起訴処分になっていて、久保田は警察関係者の息子だったために証拠隠滅が行われたということでした。

善悪の屑の女子高生コンクリート詰めシーン・事件のあらすじネタバレ③は『復讐の代行開始』です。依頼内容は『妹とような苦しみを味あわせてから殺す』ことであり、二人は快諾します。復讐の内容が決定すると、カモとトラは行動を開始します。二人は久保田をあっという間にさらうことに成功して、拘束します。そして、これまでで一番過激な復讐の幕が開くのでした。

善悪の屑の女子高生コンクリート詰めシーン・事件のあらすじネタバレ④は『復讐の内容』です。久保田は全裸で拘束されていて、カモによる復讐が始まりました。カモは焼却炉で鉄棒をあぶっていました。そして『被害者の少女の肛門に異物を入れて遊んでたんだって？』と話しかけます。『今度はあんたの番だね』とカモは拷問を開始しました。

善悪の屑の女子高生コンクリート詰めシーン・事件のあらすじネタバレ⑤は『犯人をコンクリ詰めに』です。泣いて許しを請う久保田ですが、カモは拷問の手を緩めません。そして、『あんた次があると思ってんの？』ととどめを刺します。久保田はコンクリート詰めにされて、復讐は完了しました。依頼人にはカモから「あなたの妹さんのように被害者になる幾人かが救われた」とメッセージを残して復讐は終わりを迎えました。

『善悪の屑』は犯罪を犯した者の十分な裁きを受けず反省もしない犯罪者を復讐屋が拷問をしながら復讐していくストーリーですが、劇中に登場する事件の大半は現実の事件をモデルにしているということでも注目されています。実際の事件からは脚色しているものの、モデルや元ネタとなった事件を再現していることでも知られていてモデルや元ネタとなった実際の事件にも注目が集まるようになりました。

女子高生コンクリート殺人事件は実在した事件がモデル・元ネタとなっています。『善悪の屑』は基本的には実際にあった事件を元ネタとしていて、モデルとなった事件は日本の犯罪史に残るようなものばかりです。そのことが物語をより一層メッセージ性の強いものにしていて、多くのファンに考えさせられる作品であると絶賛されている所以でもあります。

今回紹介した女子高生コンクリート殺人事件も実在した事件であり、犯人の残虐性や拷問内容なども酷似しています。このエピソードでは犯人がコンクリート詰めにされていますが、実際の事件では被害者がコンクリート詰めにされるなど漫画よりも凄惨な事件だったことでも知られています。この事件は日本の犯罪史上稀にみる凶悪事件で事件から30年以上たった今でもこれ以上の残虐な事件はないと言う人もいるほどの事件です。

女子高生コンクリート殺人事件のモデルとなった事件の概要を見ていきましょう。このモデルとなった事件は『女子高生コンクリート詰め殺人事件（じょしこうせいコンクリートづめさつじんじけん）』という名称で知られ、日本犯罪史上稀に見る凶悪犯罪となっています。事件は少年が起こした残虐な事件として世間を騒がせ、猥褻略取誘拐・監禁・強姦・暴行・殺人・死体遺棄という数多くの罪状で逮捕されました。

事件は1988年11月25日夕方に起こります。埼玉県三郷市戸ケ崎で自転車に乗る女子高生を少年グループが拉致して1988年11月から1989年1月の長期間にわたり監禁し、複数人で暴行を加えます。そして長期間暴行されたために衰弱していき、暴行されたときの傷が原因で死亡してしまいます。少年たちは死体の処理に困り、一斗缶の中に死体を入れコンクリートを詰めて遺棄しました。

その後、別件で逮捕された少年の一人が事件を自白したことで発覚。少年4人が逮捕されましたが、少年犯罪のため実名報道もされず、事件の凶悪性を考えると刑期も極めて短かったことなども世間に衝撃を与えました。主犯格の少年は検察側の求刑が無期懲役でしたが、懲役17年、共犯の少年たちはそれぞれ6年から10年の不定期刑という判決になりました。

この事件が世間に与えた影響は大きく、様々な作品で元ネタとされています。ミステリー小説やノンフィクション小説、刑事ドラマなど多くの作品で題材にされていて、『昭和最後の凶悪犯罪』と言われる事件として知られています。少年犯罪の刑罰や報道の在り方も議論され、その後の司法制度改革でも大きな影響を与えた事件の一つとなっています。

ここでは話題の漫画作品『善悪の屑』の中でも凄惨を極めたエピソードである女子高生コンクリート殺人事件の登場人物一覧を見ていきましょう。女子高生コンクリート殺人事件の登場人物一覧は非常に登場人物も少なく、ほとんどが拷問シーンで終わります。『善悪の屑』は基本的にはカモとトラの二人でストーリーが展開されていくので、かなり少数のキャラクターしか登場しません。

善悪の屑の女子高生コンクリート殺人事件の登場人物一覧①は『鴨ノ目武』です。鴨ノ目武は本作の主人公であり、通称は『カモ』です。坊主頭にサングラス、ゼブラ柄のパーカーがトレードマークとなっています。普段は「カモメ古書店」の店主をしていて、その裏では合言葉を知る人だけが依頼することができる『復讐屋』をやっています。そんな拷問も顔色一つけることなく実行する一方で、依頼者の心に寄り添うこともできる男です。

こうした職業をしているのは彼もまた犯罪被害者遺族だったからです。かつてカモは団地で妻と娘と共に暮らしていました。しかし、建設関係の仕事をしながら幸せな家庭を築いていましたが、強姦目的で押し入ってきた男に妻と幼い子供を殺されてしまいます。しかし、犯人の男が警察官僚の息子だったことで事件はうやむやな形で終わらされ、復讐に燃えることになります。

善悪の屑の女子高生コンクリート殺人事件の登場人物一覧②は『島田虎信』です。島田虎信はカモの相棒であり、通称はトラと言われています。髪型はセミロングで関西弁を話すことが特徴で、卓越した格闘術を持っているので標的を攫う工作を担当しています。カモの自宅で同居していて、カモとは性格は真逆で被害者や依頼人に同情してしまう熱血漢となっています。

善悪の屑の女子高生コンクリート殺人事件の登場人物一覧③は『主犯格の男』です。主犯格の男・久保田は凶悪事件を犯しておきながら警察関係者の息子ということで証拠隠滅の末に不起訴処分になっています。大金と引き換えに自分を見逃す取引を持ちかけるなど最後の最後まで最悪の人間性を見せつけました。トラですらカモの拷問を止めなかったほどの凶悪犯となっています。

ここでは話題の漫画『善悪の屑』に関するネット上の感想や評価などを紹介してきましょう。『善悪の屑』はネット上を中心に話題になった作品であり、その内容や登場人物、モデルや元ネタとなった事件なども注目されています。電子書籍サイトでも話題になった作品なので、ネット上でも高い人気を誇っていて『善悪の屑』に関する感想や評価などはネット上でも数多く集まっています。

『善悪の屑』は面白いという声は数多く挙げられていて、ネット上を中心に話題になったことでも知られている作品です。その面白さは口コミで広がっていき、かなり高い人気を獲得しました。ネット上には『善悪の屑はグロいけど面白いですよ』という声や『話題の「善悪の屑」、買って読んでるけど面白い』という声、『善悪の屑面白い』という声が挙がっています。

『善悪の屑』は考えさせられるという声も数多く集まっていて、そのテーマ性には注目が集まっています。ネット上には『私たちが認識している善悪ってなんだろうと考えさせられる』という声や『善悪の屑という漫画を読んでる。 非常に重いテーマだが、考えさせられるな』という声、『内容はかなりハードだけど、非常に考えさせられる漫画でした。』という声が挙がっています。

実在の事件をモデルにしている点も称賛されています。ネット上には『実際の事件をモデルにしてるので支持される理由は解ります。』という声や『あの漫画は実際にあった事件もモチーフにしてるから読み終わった時のなんともいえん気持ちなる』という声、『ストーリーの大半が実際にあった事件をモチーフにしているのも見所だと思います。』という声が挙がっています。

今回は話題の漫画『善悪の屑』の女子高生コンクリート殺人事件のネタバレ紹介や元ネタやモデルとなった事件、登場人物について、ネット上の感想などを紹介してきましょう。『善悪の屑』の中でもトップクラスの残酷さで知られるエピソードで、元ネタやモデルとなった事件にも注目が集まっています。今回紹介した元ネタ・モデルとなった事件にも注目して、話題の漫画『善悪の屑』をご覧ください。