【ぴんとこな】最終回のあらすじ・結末ネタバレ!漫画を読んだ読者の感想は?

「ぴんとこな」は歌舞伎の世界を内部から描いた漫画で、華やかな舞台とその裏にある人間模様、恋愛などが描かれています。作中には歌舞伎の有名な演目がいくつも登場するなど、歌舞伎についても学べる作品です。漫画「ぴんとこな」はコミック全16巻で最終回となりましたが、ここでは、コミック第16巻の最終回のあらすじを結末までネタバレで紹介します。また、主な登場人物についてもネタバレで紹介し、さらに、漫画「ぴんとこな」を読んだ感想も紹介します。

【ぴんとこな】最終回のあらすじ・結末ネタバレ!漫画を読んだ読者の感想は?のイメージ

目次

  1. ぴんとこなとは?
  2. ぴんとこなの16巻最終回のあらすじ結末ネタバレ
  3. ぴんとこなの登場人物一覧
  4. ぴんとこなの漫画に関する感想や評価
  5. ぴんとこなの最終回ネタバレまとめ

ぴんとこなとは?

ぴんとこなの漫画の概要

「ぴんとこな」は、2009年から2015年まで小学館の月刊誌「Cheese!」で連載された、歌舞伎界の内部を描いた漫画です。作者は嶋木あこ、コミックは全16巻が発売されています。2011年の「小学館漫画賞・少女向け部門」を獲得、2013年には、anan主催の「ananマンガ大賞」の準大賞に選ばれました。また、同年7月~9月に主演・玉森裕太(Kis-My-Ft2)により、TBS系で実写ドラマが放送されました。

「ぴんとこな」というタイトルは「男らしく芯のある、二枚目」という意味の歌舞伎用語だということです。歌舞伎の世界を描いている「ぴんとこな」の作中には、実際に歌舞伎で上演されている演目が登場します。いくつか紹介すると、「鏡獅子」、「女殺油地獄」、「娘道成寺」など、いずれも有名な演目となっています。

ぴんとこなのあらすじ

漫画「ぴんとこな」の主人公・河村恭之助は本名を河村猛といい、歌舞伎界の名門・木嶋屋の息子として生まれました。歌舞伎役者としての華やかさと人気だけはある恭之助ですが、芸については全くやる気がありません。私生活では杏星学園高校の生徒で、同級生の千葉あやめに恋をします。しかし、あやめは門閥外の澤山一弥を一途に想っています。あやめに認めてもらいたい恭之助は稽古に打ち込むようになります。

ぴんとこなの16巻最終回のあらすじ結末ネタバレ

歌舞伎の世界をテーマにした漫画「ぴんとこな」は、コミック全16巻で結末を迎えました。ここでは、16巻の最終回のあらすじを結末までネタバレで紹介します。恭之助の父・世左衛門の代役として「連獅子」に出演することになった澤山一弥。一方、恭之助は父と共演するはずだった「連獅子」を一弥と共演することになり、複雑な心境です。それでは「ぴんとこな」16巻の最終回のあらすじを結末までネタバレで見ていきます。

最終回ネタバレ①再会するあやめと父

恭之助は入院中の父・世左衛門が回復することを信じ、稽古に打ち込みます。そんな恭之助にあやめは、世左衛門は少しずつ良くなっていると嘘をつきます。本番の日、必ず観に来ると言っていた世左衛門が来ないことに恭之助は狼狽えます。一方、澤山一弥は世左衛門の代役を引き受けたことについて、自分でよかったのかと苦悩し続けています。そんな中、何者かが劇場に侵入します。

侵入者は優奈を妊娠させた梢六です。母が世左衛門の妾で、自分は世左衛門の息子だと梢六は信じ込んでいます。梢六は恭之助がいなければ自分が木嶋屋の御曹司だと考えており、恭之助を殺そうとして侵入してきたのでした。梢六はナイフを握りしめ、恭之助を狙います。その時、楽屋から一弥が出てきて、その光景を目の当たりにします。恭之助に危険が迫っていることを告げたその時、駆けつけた警備員が恭之助の身を守りました。

実はその警備員が、ずっと行方が分からなかったあやめの父親だったのです。あやめはようやく父親と再会することができました。一方、凶行に及ぼうとして捕まった梢六は、世左衛門の死期が近いことを恭之助に告げるのですが、恭之助はそのことを知っていました。恭之助は父の最期を看取ることはできなくても、舞台を務める決意を固めています。恭之助の想いを聞いた一弥は、自身も覚悟を決め、代役を立派に務めようと決意します。

最終回ネタバレ②我が子の成長を見届けた世左衛門

そして、舞台「連獅子」が開幕します。「連獅子」は親獅子と子獅子の舞なので、本当の親子の演者によって上演されることが多い演目です。しかし、今回の舞台では、恭之助と一弥が共に子獅子として舞うことになりました。これは一弥の発案で、一弥は世左衛門が舞うはずだった親獅子の場所を空けておきたかったのでした。恭之助との親子共演を果たせなかった世左衛門ですが、病室のパソコンでその舞台を観ることができました。

恭之助の舞を見つめる世左衛門。恭之助との様々な思い出がよみがえり、涙がこぼれます。親獅子のように強く優しく息子の晴れ舞台を見届けて、世左衛門は静かにこの世を去りました。恭之助は一哉に「親父の場所を空けてくれてありがとう、舞台で親父に会えた気がした」と話しました。こうして舞台は大成功に終わりました。恭之助はあやめとの結婚を考えており、そのために日々忙しく過ごしています。

一弥もまた、新たな気持ちで精進していくつもりです。また、一弥は自分の恋愛や結婚については当分考えられないと言い、轟屋の後継者については考えてあると言います。それは、優奈と梢六の子である優樹を後継者にしようという計画です。4歳になった優樹は一弥の舞に魅せられて稽古を始めていました。一弥は、澄んだ瞳で真っ直ぐに見つめてくる優樹に、恭之助と同じ感性を見出し、歌舞伎役者として育てようと決めたのでした。

最終回ネタバレ③正月公演

そして迎えた新年、恭之助や一弥ら若手だけで行う正月公演が開幕します。恭之助と一弥という人気役者の登場で新たなファンも増加し、チケットは完売します。歌舞伎役者として精進の日々を送る恭之助を、あやめは愛情深く見守ります。歌舞伎界の御曹司として育った恭之助と、外の世界から飛び込んだ一弥。いずれ歌舞伎界を背負って立つ二人を、あやめはこれからも支え、見守り続けていきます。

ぴんとこなの登場人物一覧

ここまで「ぴんとこな」のコミック16巻、最終回のあらすじを結末までネタバレで紹介しました。ここからは「ぴんとこな」の主な登場人物についてネタバレで見ていきます。

河村恭之助

「ぴんとこな」の主人公・河村恭之助は、本名・河村猛、身長175㎝、杏星学園高校に通う高校生です。「木嶋屋」という歌舞伎界きっての名門の家に生まれました。父は歌舞伎役者の河村世左衛門(せざえもん)、母は百合子。「舞台の華」と称される人気役者ですが、以前は、客は名門出身というブランドだけで見ていると言い、芸を磨こうとしませんでした。厳しく批評する千葉あやめに好意を寄せるようになります。

千葉あやめ

「ぴんとこな」のヒロイン、千葉あやめ、杏星学園高校の生徒。元は裕福な家のお嬢様で、歌舞伎に関する知識が豊富です。父が事業に失敗し、失踪。そのため、アパートで一人で暮らし、アルバイトをしながら高校に通っています。澤山一弥とは幼なじみで、片想いをしていました。恭之助と出会った頃は厳しい言葉を投げかけていましたが、次第に心惹かれていきます。

澤山一弥

「ぴんとこな」の澤山一弥は、本名・本郷弘樹。歌舞伎の外の世界(門閥外)からの入門者です。幼なじみの千葉あやめの影響で歌舞伎に興味を持ち、轟屋に小学5年の時に入門。熱心に稽古に励み、実力を身に付けました。あやめに恋心を抱いていましたが、師匠の轟屋の娘・優奈との結婚を考え、関係を持つことになります。

澤山優奈

「ぴんとこな」の澤山優奈は、歌舞伎の轟屋・澤山咲五郎の娘です。父の弟子である一弥を好きになり、結婚を考えます。千葉あやめが一弥を好きだったときは、あやめとの友情か、一弥への恋かで苦しみました。歌舞伎役者の梢六との浮気に走り、彼の子を妊娠します。

ぴんとこなの漫画に関する感想や評価

「ぴんとこな」の原作漫画が面白くて好きだということと、歌舞伎について勉強になるという感想です。「ぴんとこな」は歌舞伎の世界を描いており、歌舞伎の有名な演目が登場するなど、歌舞伎についての知識が増えると言われています。

歌舞伎の世界を描いた漫画「ぴんとこな」は恋愛要素もあり、面白いという感想です。登場人物ではヒロキ(一弥)の見た目、したたかなところ、繊細なところなどが好きだということです。ヒロキだけでなく、男の子のキャラクターはみんな可愛いという感想です。

「ぴんとこな」は歌舞伎界の内部の世界が描かれていますが、少女漫画らしさもしっかりと描かれており、面白いという感想です。また、絵がとても綺麗だという感想です。

ぴんとこなの最終回ネタバレまとめ

いかがでしたか?漫画「ぴんとこな」のコミック16巻、最終回のあらすじを結末までネタバレで紹介しました。主人公の河村恭之助と澤山一弥の「連獅子」と、その舞を観ながらこの世を去った世左衛門。恭之助は立派に舞台を務める姿を父に見せることができました。結末は、恭之助と一弥が将来歌舞伎界を背負って立つ存在になるという希望に溢れたものになりました。

また、「ぴんとこな」を読んで、歌舞伎界という設定に加えて恋愛要素もあって面白いという感想や、絵が綺麗だという感想も寄せられていました。芸の世界の厳しさ、人を愛する苦しみなど、苦悩しながらも成長していく物語「ぴんとこな」全16巻を、これからもどうぞお楽しみください。

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