【夏雪ランデブー】最終回までネタバレ解説!漫画のあらすじ・魅力や番外編も紹介

河内遙による漫画作品「夏雪ランデブー」。花屋でバイトをする青年と店長の女性、そして彼女の亡き夫の幽霊との奇妙な三角関係がユーモラスに描かれています。女性向け漫画雑誌「FEEL YOUNG」にて2009年から2012年まで連載され、その後テレビアニメにもなりました。この記事では、夏雪ランデブーの各巻のあらすじや魅力をネタバレ解説していきます。”素敵な終わり方”との感想が多数寄せられた最終回や番外編もネタバレで紹介していますので、ぜひご覧ください。

【夏雪ランデブー】最終回までネタバレ解説!漫画のあらすじ・魅力や番外編も紹介のイメージ

目次

  1. 夏雪ランデブーとは?
  2. 夏雪ランデブーの漫画あらすじを最終回・番外編までネタバレ!魅力も紹介
  3. 夏雪ランデブーの登場人物一覧
  4. 夏雪ランデブーに関する感想や評価
  5. 夏雪ランデブーのネタバレまとめ

夏雪ランデブーとは?

夏雪ランデブーの原作情報

「夏雪ランデブー」は、「関根くんの恋」などで知られる河内遙による漫画作品です。花屋でバイトをする青年と花屋の店長の女性、そして彼女の今は亡き夫の霊との三角関係をユーモラスに描きます。

漫画・夏雪ランデブーは、祥伝社の女性向け漫画雑誌「FEEL YOUNG」にて2009年7月号から2012年1月号まで連載されました。また、夏雪ランデブーの単行本は、Feelコミックスより5巻が刊行されています。(本編4巻と番外編1巻)。

夏雪ランデブーのアニメ情報

夏雪ランデブーは、漫画作品の連載が終了した2012年にテレビアニメ化され、同年7月5日より9月13日までフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送されました(全11話)。アニメ夏雪ランデブーの製作スタッフおよび主なキャストは以下の通りです。

【スタッフ】

  • 監督・脚本:松尾衡
  • キャラクターデザイン:谷口淳一郎
  • 音楽:村松健
  • アニメーション制作:動画工房
【キャスト(CV)】
  • 葉月亮介: 中村悠
  • 島尾六花:大原さやか
  • 島尾篤:福山潤

アニメ「夏雪ランデブー」公式サイト

夏雪ランデブーの漫画あらすじを最終回・番外編までネタバレ!魅力も紹介

あらすじと魅力ネタバレ①1巻

ここからは、漫画・夏雪ランデブーのあらすじをネタバレ解説していきます。花屋「SHIMAO」の店長・島尾六花を見染めて恋心を抱く葉月亮介22歳、本作「夏雪ランデブー」の主人公です。植木鉢を求めて花屋に通い続けているのも、ひとえに彼女に会うためでした。ある日、店内で「アルバイト募集」の貼り紙を目にした葉月は、早速バイトに応募し店で働くこととなりました。

毎日六花と顔を合わせ言葉を交わす日々が始まりましたが、あくまで店長とバイトという関係に過ぎません。そこから一歩を踏み出すことができずにいました。一緒に働くようになってわかったことは、六花には夫や恋人がいないばかりか彼氏を作る気すらないようなのです。

毎日六花と顔を合わせ言葉を交わす日々が始まりましたが、あくまで店長とバイトという関係に過ぎません。そこから一歩を踏み出すことができずにいました。一緒に働くようになってわかったことは、六花には夫や恋人がいないばかりか彼氏を作る気すらないようなのです。

偶然六花の過去を知ることになった葉月。最愛の夫を亡くした彼女の悲しみを慮りながらも、葉月はこれまでになく積極的に彼女にアプローチし、遂に六花に告白するまでに漕ぎつけます。

あらすじと魅力ネタバレ②2巻

病床に横たわる夫を見送った悲しみを、3年たった今も時おり思い出して涙する六花。突然の恋の告白、しかも8歳も年下の葉月からのアプローチに六花は戸惑いを隠せませんでした。

一方、亡き夫・篤の霊は、いまも六花を深く愛していました。仕事中に葉月が六花に話しかけるだけでも焼きもちを焼きます。2人の間に割って入ったり変顔をして茶化したりと、葉月に対して笑ってしまうような嫌がらせを繰り返しました。幼いころから病弱で、ようやく結婚できたと思ったら妻を残して旅立たなければならなくなった無念さは、彼を嫉妬の鬼と化していました。そんな篤を見かねて、葉月は次のように言い放ちます。

病気になったのはあんたのせいじゃないけど、店長が次へいけないのは確実にあんたのせいだ。

この言葉は、篤にも衝撃を与えたようです。六花とのお別れをするために「体を貸してほしい」と葉月に頼み込みます。承諾した葉月は、不思議な異世界に入り込んでしまいました。

あらすじと魅力ネタバレ③3巻

葉月を別世界に追いやり、六花と2人きりになった篤。葉月の体に乗り移っているので、六花にも見えています。六花の方は目の前にいるのは葉月で、死んだ夫の篤だとは夢にも思っていません。葉月の体を借りた篤は、六花に次のように語りました。

病気も子どもも店のことも全部どっかで諦め続けた
こんな僕にだって一つぐらい譲れないものがあってもいいじゃんか。
手が届くうちに崩れてくれれば胸の一つでも貸せたのにごめんね
もし生まれ変われたとしたら僕はやっぱり君と結婚したいな。

あらすじと魅力ネタバレ④4巻と最終回

葉月の言動を不審に思った六花に詰め寄られ、篤は自分が葉月の中にいることを認めてしまいます。泣きながら篤に抱きつく六花でしたが、葉月のことが頭をよぎります。彼女は葉月の魂がどこに行ったのか篤に聞いてみました。

ここで、六花が葉月に惹かれ始めていることに気付く篤でしたが、彼が取った行動は意外なものでした。続きは次項の最終回ネタバレで詳述します。

最終回のネタバレ

葉月の体を借りた篤は、六花が葉月に惹かれていることを知りその場を離れます。そして、自分の遺骨の一部が入った鉢植えを手に持つと、六花とよく登った山に向かいました。六花は篤の残した書置きに気づき、篤の後を追って山に向かいます。そして、葉月の姿を見つけた六花は、葉月の体に死んだ夫の篤が憑りついているのに気付きます。

六花は、いつ葉月の体に入り込んだのか篤に聞きました。どこまでが葉月でどこから篤に変わったのかが、六花にとって重要だったからです。自分が好きになった葉月は今どこにいるのか問い詰められ、篤は自分がもうここに居てはいけないことを悟ります。

篤は、この世を去るとき呼び止めてくれた六花のそばを離れないと決心していたのです。しかし、今は自分がいることで六花を苦しめているのです。六花を殺して一緒にあの世に連れて行こうとしていた篤でしたが、それを実行に移すことはありませんでした。翌日葉月が目覚めた時、篤の霊はすでに消えていました。

体を貸したことを六花に謝る葉月でしたが、独りぼっちだった亡き夫のことを気付かせてくれたと六花は葉月にお礼を言います。2人の間にあった障害は消え、六花は葉月と再婚することになりました。その後、2人は長く幸せに暮らし、六花が亡くなると後を追うように葉月も天に召されていったことが、六花の娘・ユキと篤の姉・ミホによって語られます。

夏雪ランデブー最終回の最後のシーンは、家の二階にある「あかずの間」に移ります。そこは、かつて篤の書斎だった部屋です。部屋の前にはユキの娘、つまり六花の孫娘がいました。「おばあちゃんに似ているね」という声に振り向くと、そこには篤が立っていました。篤は自分が迷っているのはこの部屋のせいだと考えていました。

ユキの娘に向かって今部屋にあるものを処分するようお父さんたちに伝えてほしいと頼みます。この時まで篤は、あかずの間で六花たちをずっと見守ってきたのです。「僕にはもうこの部屋はいらなくなった」と篤はポツリと呟きました。

あらすじと魅力ネタバレ⑤番外編

前項で夏雪ランデブー本編のネタバレは終了ですが、実は夏雪ランデブーには本編とは別に、「これまで」と「その後」を描いた4つの物語で構成される番外編があります。

これまでの物語では、病弱な青年・篤の半生や幽霊となった篤が妻の貞操を守るために決行した「虫よけ作戦」、そして今後の物語では、夫婦となった葉月と六花の新婚生活や葉月の父親となる心づもりが描かれています。

番外編では、篤が純粋に六花を愛し彼女のために生きていたということがわかるだけでなく、六花の中にある篤の存在を含めて彼女を愛する葉月の姿が描かれます。こうして、奇妙な三角関係は幸福な気持ちに包まれて幕を閉じていきました。

夏雪ランデブーの登場人物一覧

葉月亮介

本作夏雪ランデブーの主人公の22歳の青年。花屋の店長・六花に一目惚れし、アルバイト募集に応募し、六花と働くことになります。篤の霊が見える唯一の人物です。

島尾六花

夏雪ランデブーのヒロインで30歳の未亡人。花屋「SHIMAO」で店長をしています。亡き夫・篤が生きていた頃はセミロングのおかっぱ頭でしたが、現在はベリーショートの黒髪です。

島尾篤

3年前に病気で亡くなった六花の夫。生まれつき体が弱く、病院で過ごした時間の方が長かったほどです。幽霊となり、葉月の前に現れます。

島尾ミホ

島尾篤の実の姉で六花にとっては義理の姉になります。茶色の縁のメガネをかけており、性格は明朗闊達。ときどき六花の花屋の手伝いにやってきます。

アッコ

六花が店長を務める花屋「SHIMAO」の店員だった女性。海外旅行先で知り合った男性と国際結婚し、店を辞めました。

夏雪ランデブーに関する感想や評価

ここまで夏雪ランデブー特集をお届けしてきましたが、最後に夏雪ランデブーに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する夏雪ランデブーに関する感想・評価は、本作を「好きな人はとことんハマりそうなタイプのアニメ」と評するツイートからです。夏雪ランデブーは、読む人を選ぶ作品、言い換えると人により評価が分かれる作品ということになるのでしょうか?

続いて紹介する夏雪ランデブーに関する感想・評価は、本作夏雪ランデブーを一気読みしたと言う方のツイートからです。この記事でも最終回のあらすじを取り上げましたが、終わり方がとても素敵だという感想を抱いたようです。

最後に紹介する夏雪ランデブーに関する感想・評価は、「面白かった」との感想で始まるツイートからです。途中切ない気分になってしまう場面もあったとのことですが、最後は「愛って素晴らしい!」というポジティブな気持ちになれたようです。

夏雪ランデブーのネタバレまとめ

ここまで、漫画「夏雪ランデブー」の最終回や番外編を含めたあらすじや魅力をネタバレでお届けしてきました。いかがでしたでしょうか?

亡き夫の幽霊と残された未亡人、そして彼女に恋心を寄せる青年による普通にはありえない三角関係を描いた漫画・夏雪ランデブー。Twitterの感想にもあったように、亡き夫・島尾篤の優しさが感じられる最終回の素敵な終わり方に感動を覚えた方も多かったのではないでしょうか?

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