2021年11月17日公開
2021年11月17日更新
【青楼オペラ】最終回(12巻)のネタバレあらすじと感想!朱音と惣右助の結末は?
小学館の漫画雑誌『ベツコミ』の人気漫画家・桜小路かのこ先生が描く吉原絢爛恋絵巻『青楼オペラ』。親の仇を探すため、遊郭に身を沈めて新米遊女として奮闘する武家出身の少女・朱音と朱音に想いを寄せるイケメン青年・惣右介との恋愛劇が切ないて美しい作品です。本記事では、単行本第12巻(最終回)のあらすじネタバレや朱音と惣右介のその後についても合わせてネタバレしています。また、本作の読者による感想も載せていますので、漫画『青楼オペラ』最終回のネタバレあらすじをどうぞご覧になってみてください!
目次
青楼オペラとは?
『青楼オペラ』とは、小学館が発行する少女向けの月刊漫画雑誌『ベツコミ(旧『別冊少女コミック』)』に連載されていた当雑誌の人気漫画家・桜小路かのこ先生が描いた艶やかな吉原を舞台とした恋愛物語です。代表作『BLACK BERD』で人気漫画家へと駆け上がり、桜小路かのこ先生が手掛ける恋愛漫画は読者たちから「キュンキュンする」、「切ない」などの感想が多く上がっており、女性ターゲットのハートを鷲掴みにしています。
また、桜小路かのこ先生が描く男性キャラクターたちが「セクシーでかっこいい」と評判で、『青楼オペラ』に登場する花街・吉原の遊女に身を落とした主人公の少女・永倉朱音(ながくらあかね)に恋する吉原でも有名な高利貸し(札差)「近江屋」を営む若旦那・近江屋惣右介(おうみやそうすけ)も大変な人気があります。そんな桜小路かのこ先生が手掛けた漫画『青楼オペラ』の最終回ネタバレをどうぞお楽しみください。
青楼オペラの概要
漫画『青楼オペラ』は、「別コミ」の愛称で知られる月刊漫画雑誌『ベツコミ』誌上にて、2016年8月号から連載されていた漫画家・桜小路かのこ先生が手掛けた作品です。江戸時代の花街・吉原が舞台となった本作品は、武家の娘だった少女(永倉朱音)と武家嫌いの高利貸しの若旦那(近江屋惣右介)との恋物語となっています。また、『青楼オペラ』の単行本は小学館「Betsucomiフラワーコミックス」より、全12巻が刊行されています。
青楼オペラのあらすじ
漫画『青楼オペラ』のあらすじをネタバレしていきます。本作『青楼オペラ』は、元・武家娘だった15歳の少女・永倉朱音が主人公の漫画です。旗本「永倉家」の一人娘だった朱音は、押し入った賊によって両親を殺害されてしまいます。住む家を失った朱音は、両親の仇である腰に月型の痣がある人物を探し出すため、花街・吉原で遊女として身を投じていきます。誰もが知る有名な花魁となって、花街でのし上がろうと自身を奮起させる朱音。
しかし、見受けされた遊郭は吉原でも5本の指に入る大見世「曙楼(あけぼのろう)」で、見習い遊女として指南を仰ぐ相手であるナンバーワン花魁・朝明野(あさけの)から「今日中に客を取ってこい」と無理難題を吹きかけられます。勝気な性格の朱音はすぐさま廓を飛び出して客引きに奔走しますが、神社で出会った青年(近江屋惣右介)に訳も分からないまま敵意を向けられてしまいます。そして、客引きもできずに曙楼へと戻ってきた朱音。
しかし、その晩に曙楼を訪れた高利貸し「近江屋」の若旦那・惣右介から「身請けしたい」と申し出された朱音は戸惑います。しかし、まだ新米でもない朱音を身請けする事はできないため、朝明野は惣右介に朱音の馴染み客になるように命じるのでした。こうして、朱音は曙楼の「茜(あかね)」として朝明野の指導の下、遊女としての新たな人生が始まっていきます。ここまでが、漫画『青楼オペラ』の簡単なあらすじネタバレとなります。
青楼オペラの最終回(12巻)をネタバレ!朱音と惣右介の結末は?
ここからは、漫画『青楼オペラ』の単行本第12巻(Betsucomiフラワーコミックス)についてのネタバレをまとめていきます。「青楼オペラの最終回(12巻)のネタバレ!朱音と惣右介の結末?」と題して、主人公・朱音(茜)と若旦那・惣右介との恋の行方をネタバレしますので、是非お見逃しなく!
最終回あらすじネタバレ①棄捐令
では、漫画『青楼オペラ』の最終回となる単行本第12巻の内容について、順番にあらすじをネタバレしていきます。まず、最終回あらすじネタバレ①棄捐令(きえんれい)について解説いたします。この棄捐令とは、第12巻の冒頭に出てきます。近江屋の若旦那・惣右介は、初めて会った時からずっと想いを寄せていた茜(朱音)を妻に娶るべく、遊郭から身請け(遊女にかかっている身代金を支払って年季明けさせる事)しようとしていました。
惣右介は高利貸しを営む有名な「近江屋」の若旦那ですが、頭の切れる商人で店の経営も惣右介自身が廻していた程です。潤沢な財源がある近江屋だからこそ、身請け話も考える事ができたのです。しかし、突如幕府が出した「棄捐令」の通達に苦しめられる事になります。棄捐令とは、江戸時代に旗本・御家人の生活難を救済するため、幕府が札差(旗本・御家人の蔵米の販売を代行していた商人の事)に出した「借金の帳消し命令」の事を言います。
突如通達された棄捐令によって、今まで旗本・御家人に貸し付けていた借金(5年以前のものを対象)を帳消しにされた事で借金は回収できなくなり、損失だけが残る結果となりました。それによって、茜を身請けしようとしていた金にまで手が回せなくなってしまったのです。しかし、これで諦めるような惣右介ではありませんでした。以上が、最終回あらすじネタバレ①棄捐令についての解説及びネタバレになります。
最終回あらすじネタバレ②つかの間の逢瀬
続きましては、漫画『青楼オペラ』の最終回あらすじネタバレ②つかの間の逢瀬について解説いたします。この「つかの間の逢瀬」とは、近江屋に棄捐令の火の粉が降りかかり、それが自身と関わりを持った事で起こった悲劇だと思い込んだ茜が惣右介の傍から離れていった後に登場します。永倉朱音(茜)の元・許嫁だった茅島誠二郎(かやしませいじろう)が、実は両親を殺害した賊の真犯人だった事が茜の手によって判明します。
真犯人として連行されていく誠二郎から「疫病神」という言葉を向けられた茜は、自身が周りの者に不幸をもたらす存在なのだと思い込んでしまいます。そんな自分と一緒にいる事で惣右介も不幸になってしまうと思い詰めた茜は、自分の事は「捨て置いてくださんし 金輪際関わってはなりんせん」と惣右介に言い放ち、一切の接触を断ち切ります。その後、人気役者・菊之丞(きくのじょう)からの招待で曙楼の皆と芝居を見に来た茜。
しかし、芝居見物をする気分にもなれない朱音でしたが、何と隣の席に座った人物が雪之丞から連絡を受けた惣右介だったのです。茜の手を握った惣右介は、茜を諦めるつもりがない事を伝えてきました。そんな茜も惣右介の想いに打たれて2人は寄り添い合い、今この時だけの逢瀬を慈しむかのようにキスを交わすのでした。以上が、漫画『青楼オペラ』最終回あらすじネタバレ②つかの間の逢瀬についての解説及びネタバレになります。
最終回あらすじネタバレ③朱音の妊娠
次なる項目は、漫画『青楼オペラ』の最終回あらすじネタバレ③朱音の妊娠について解説いたします。この「朱音の妊娠」は、本作の最終回を迎えるにあたって遂に多くのファンが待ち望んだ展開となっています。もうじき師走を迎えようとしていたある日、茜(朱音)は体調を崩していました。気分がすぐれないのは「つわり」のせいだと気付かない茜は、自身のお腹に惣右介の子供を宿している事を知りませんでした。
そんな茜の様子にいち早く気付いたのは、同い年の振袖新造(水揚げが済んでいない見習い遊女の事)である紫(ゆかり)でした。紫は茜の先輩にあたり、言葉は厳しいが常に茜を気にかけていました。そんな紫からやや子(赤ん坊)がいるのではないかという事を突きつけられ、「振造(振袖新造)が産めるはずもないじゃろう」と堕胎を勧められます。愛する惣右介の子供を宿したと知った茜は、自身が身請けできる方法を模索します。
茜は幼少の頃より自身に仕えてくれている利一(りいち/元・家臣の神谷利一郎)に使いを立て、親戚筋に自身を身請けしてくれるよう考えますが、200両(親元なら身請け代は半額になる)もの大金を簡単に出せる家はそうは有りません。茜は惣右介には何も知らせず、自身の手で他に策が無いかを懸命に模索していくのでした。以上が、漫画『青楼オペラ』最終回あらすじネタバレ③朱音の妊娠についての解説及びネタバレになります。
最終回あらすじネタバレ④朱音と惣右介の再会
いよいよ最後の項目、漫画『青楼オペラ』最終回あらすじネタバレ④朱音と惣右介の再会について解説いたします。この「朱音と惣右介の再会」は、自身のお腹に惣右介の子を宿したと知った茜(朱音)が惣右介には内緒で事を進めていた後に起こった出来事です。自分の事を諦めていない惣右介が九朗助稲荷神社の前で待ち伏せしており、惣右介の腕に捉えられた茜は抱きしめられます。
「なんだってそう容易く俺の手を放すんだ…!お前と一緒なれるんなら世間を敵に回そうがそれは不幸じゃねぇんだよ…」と言う惣右介。この人を自身の手で幸せにしたいと感じた茜は、惣右介とキスを交わしますが、直後つわりで吐き気をもよおします。茜が自分の子を身籠った事を知った惣右介は、喜んで今すぐの茜を身請けするための資金を工面しようと駆け出そうとしますが、茜は「それはダメ!」だと言って惣右介を引き留めます。
茜は自身と惣右介、そして惣右介との間にできた子供との未来のためにある強い思いを巡らせ、既に行動に移っていたのでした。以上が、漫画『青楼オペラ』最終回あらすじネタバレ④朱音と惣右介との再会についての解説及びネタバレになります。
青楼オペラの特別編やその後をネタバレ
漫画『青楼オペラ』最終回となる単行本第12巻のあらすじネタバレは如何でしたか?最終回が丸ごと分かる完全なあらすじネタバレまで残り僅かです。この次は、誰もが気になる『青楼オペラ』最大の見せ場となる「朱音と惣右介との結末(その後のストーリー)」についてネタバレしていきます。その前に単行本第12巻の中に盛り込まれている「特別編」の内容について先にネタバレしていますので、そちらも合わせてお楽しみください。
ネタバレ①惣右介と菊之丞の初対面を描いた特別編
では、ここからは漫画『青楼オペラ』単行本第12巻に描かれている最終回のネタバレと題して、ネタバレ①惣右介と菊之丞の初対面を描いた「特別編」をお届けいたします。「惣右介と菊之丞の初対面を描いた特別編」とは、いわゆる番外編と呼ばれる内容になります。近江屋の若旦那・惣右介がまだ髷(まげ)を結っていた当時の物語になります。本編の主人公は、17歳になった女形立役者・雪之丞の物語です。
女形役者の裏稼業である陰間(かげま/宴席に侍り男色を売る少年の事)の仕事が減ってきた17歳の雪之丞は芝居が終わったある日、近江屋の若旦那のお座敷に呼ばれました。近江屋と言えば、この吉原でも知らない人はいない位の大店として有名でした。そんな大店の若旦那のお座敷に呼ばれた雪之丞は、この世間知らずの若旦那をパトロンにしようと考えていました。そんな雪之丞は色目を使い、惣右介の膝にそっと自身の手を置きます。
その時、雪之丞の手を叩いた若旦那は「てめぇが売るのは色か?違うだろ、芸だろ!」と怒り、雪之丞にダメ出ししたのでした。予想外の出来事にプライドを潰された雪之丞は、悔しさと若旦那を見返してやりたいという気持ちで死に物狂いで稽古に励み、その後人気立役者へと駆け上がったのです。そんな出来事を今は笑い話で話す間柄となった惣右介と雪之丞ですが、そんな自分に叱咤してくれたお陰で今の自分があると思う雪之丞。
しかし、そんな雪之丞の気持ちを若旦那は全く知りません。雪之丞も若旦那との関係を壊すつもりはなく、「惣右介が笑っていられるなら何だって頼みを聞いてやる」と雪之丞はその想いを強く内に秘めるのでした。以上が、漫画『青楼オペラ』単行本第12巻に描かれている最終回直前に描かれた「特別編」のあらすじネタバレになります。
ネタバレ②朱音と惣右介のその後
お待たせしました!ここからは、漫画『青楼オペラ』単行本第12巻に描かれている最終回のネタバレ、遂にその「完結」となるネタバレ②朱音と惣右介のその後についてご紹介します。「朱音と惣右介のその後」とは、最終回あらすじネタバレ④朱音と惣右介の再会の後日談となる物語です。時は移り変わり、世間では曙楼の「No.1」に君臨する花魁・深雪野(みゆきの)の話題で持ち切りです。あの紫がその後、念願叶って天辺を取ったのです。
そして、あの近江屋もその後、棄捐令を何とか乗り越えて世代交代をした惣右介が跡目を継いでいました。松坂屋の遠縁の娘を嫁に迎え、夫婦仲睦まじいともっぱらの評判でした。しかし、夫婦喧嘩をした惣右介は女房を家中探し回っていました。そんな女将は生まれたばかりの下の子を女中に預けて、気晴らしに上の娘と散歩に出かけていたのです。自身のヤキモチのせいで思わぬ喧嘩をしてしまった惣右介は、街へと探しに飛び出していきます。
あちこち探し回り、ようやく見つけた愛しい女房に「おい!朱音!」と叫ぶ惣右介。惣右介が結婚した松坂屋の遠縁の娘というのが、実はあの曙楼の振新だった「茜」だったのです!そんな惣右介に「あら あれだけ怒鳴っておいてまだ言い足りないことがあるの?」と問う朱音。その時、「捕まえろ!そいつ人さらいだ!」と叫ぶ声がするとその刹那、惣右介が逃げる男の足を引っかけ、朱音が天秤棒を薙刀のようにして男を打ち倒したのです。
その勇敢な立ち回りが今評判となっている「傾城夜明英(けいせいあけのはなぶさ)」という芝居に登場する薙刀名人・朱姫を思わせると観衆たちがにわかに騒めき立ちます。実は茜(朱音)は惣右介の子を身籠ったと知った後、秘密裏に動いていたのです。茜は自身の身の上に降りかかった一連の出来事を「芝居ネタ」として、雪之丞を介して芝居小屋に売ったのです。その後、その金を使って自身を身請けしたという訳だったのです。
そして、松坂屋の好意で養女として迎えられた茜はその後、松坂屋の遠縁の娘として近江屋へ嫁ぎ、惣右介と晴れて夫婦となる事ができたのです。そんな大捕り物をした2人は仲直りをして、娘・初音(はつね)と共に近江屋の奉公人となった利一郎のもとへ向かいます。そんな幸せをかみしめる朱音は、子供たちが大きくなったら曙楼で世話になった朝明野に会いに行きたい旨を惣右介に伝えるのでした。
振新だった茜(朱音)と紫の面倒を見ていた姉さん花魁・朝明野が、探していた生き別れた実の姉だという真実を惣右介はまだ知りません。朱音はそんな惣右介のために幸せになった自分たちの姿を朝明野に見て欲しいと思っていたのです。以上が、漫画『青楼オペラ』単行本第12巻に描かれている最終回の「完結」ネタバレとなるネタバレ②朱音と惣右介のその後の全貌をお届けいたしました!
青楼オペラの登場人物一覧
漫画『青楼オペラ』の最終回にまつわるあらすじネタバレについて、「本編」及び「特別編」はお楽しみ頂けたでしょうか?さて、ここからは『青楼オペラ』の主要キャラについてご紹介したいと思います。「青楼オペラの登場人物一覧」と題して、朱音(茜)、惣右介、利一郎、朝明野、紫の5人の人物像及び関連性についてネタバレしていきます。また、読者たちの各キャラに対する「感想」も載せていますので、是非ご覧になってみてください。
永倉朱音
漫画『青楼オペラ』の主人公・永倉朱音(茜)のキャラクターネタバレをご紹介いたします。旗本(将軍に謁見の権限がある家臣、謁見の資格がない家臣を御家人)出身の武家の家柄に生まれた一人娘の朱音は、俗に言う「箱入り娘」です。旗本「茅島家」の次男・誠二郎という許嫁がおり、相思相愛でしたが永倉家に賊が押し入り、両親が殺害されてしまいます。その後、家はお取り潰しとなって誠二郎との婚約も解消となってしまいました。
- 名前:永倉朱音(ながくらあかね)
- 生年月日:7月8日
- 年齢:15歳
- 身長:158cm
- 出身:旗本「永倉家」の長女で一人娘
- 性格:無鉄砲、思い込みが強い、負けん気が強いが打たれ弱い一面も有り
本作の主人公・朱音は良いとこのお嬢さん(箱入り娘)で、その見た目の美しさから婚約解消となった元・許嫁の誠二郎から妻にしたいと熱烈アピールされており、永倉家の御用達の札差であった「近江屋」の若旦那・惣右介が親父様と永倉家を訪れた際、庭の池にかかる朱色の橋の欄干に映える朱音の姿に見惚れ、ずっと心奪われていた程です。漫画『青楼オペラ』の朱音に対する読者たちの感想は、「可愛い」と評判のキャラです。
近江屋惣右介
漫画『青楼オペラ』に登場する有名な大店の札差「近江屋」の若旦那・惣右介のキャラクターネタバレをご紹介いたします。僅か5歳で利子の二重取りの仕組みを見破るような才の持ち主だった惣右介は、御家人「秋津家」の長男でした。しかし、飲んだくれの父親によって8歳だった姉が吉原に売られ、惣右介が12歳になった時に陰間茶屋に売られようとしたのを見るに見かねた「近江屋」の主人(後の親父殿)によって引き取られたのです。
- 名前:近江屋惣右介(おうみやそうすけ)
- 生年月日:7月29日
- 年齢:20歳
- 身長:180cm
- 出身:御家人「秋津家」の出身
- 性格:利発で頭が切れる、一途、大人げない
近江屋は「永倉家御用達の札差」として屋敷に出入りしていたため、惣右介は永倉家の庭でこの家の娘である朱音を見かけて一目惚れしました。しかし、遊郭に身を落とした朱音に対面した惣右介は朱音に心無い言葉を浴びせますが、その朱音に対する侮蔑も言わゆる愛情の裏返しであり、真の言葉ではなかったのです。漫画『青楼オペラ』の惣右介に対する読者たちの感想は、「かっこいい」・「朱音への想いが切ない」と評判のキャラです。
神谷利一郎
漫画『青楼オペラ』に登場する朱音を傍で支える利一のキャラクターネタバレをご紹介いたします。遊郭に身を落とした朱音を追って曙楼へとやってきた利一は、朱音の生家「永倉家」に代々仕えていた用人(旗本・御家人の家で雑事を執り行っている人)の神谷家の嫡男・神谷利一郎です。朱音の兄的な存在で、屋根から落ちた朱音を庇ったことで左顎に傷を負ってしまいます。永倉家がお取り潰しになった際、出家して仏門に入り僧侶となります。
- 名前:神谷利一郎(かみやりいちろう/曙楼では「利一」と名乗っています)
- 生年月日:11月9日
- 年齢:24歳
- 身長:184cm
- 出身:旗本「永倉家」に仕える用人「神谷家」の嫡男
- 性格:主に忠実、気立てが良く人当たりも良いが、朱音の事になると女でも容赦しない面があります
一度は仏門に入って僧侶となった事から頭を剃り落としたため「短髪」となっていますが、この時代は月代を剃って髪を結うのが男性の一般的な髪型であったため、普段は頭巾で頭を隠しています。遊郭に身を落とした朱音を追って曙楼へとやってきた理一郎は、朱音との主従関係を隠して利一として働いています。漫画『青楼オペラ』の利一に対する読者たちの感想は、「かっこいい」・「イケメン」・「忠誠心がステキ」などと評判のキャラです。
朝明野
漫画『青楼オペラ』に登場する曙楼の天辺に君臨する花魁・朝明野のキャラクターネタバレをご紹介いたします。吉原でも5本の指に入る遊郭「曙楼」で、その美貌と実力で「NO.1」の座に上り詰めた人気花魁である朝明野は、女でも思わず息を呑む程の妖艶な美しさが漂う女性です。曙楼の楼主から一人前の遊女として朱音を教育するように言われますが、生意気な口を叩いた朱音にいきなり無茶な難題を吹きかける意地悪な一面を見せます。
- 名前:朝明野(あさけの)
- 生年月日:10月23日
- 年齢:23歳
- 身長:164cm
- 出身:御家人「秋津家」の長女(8歳の時に遊郭に売られてきます)
- 性格:少し意地悪、気遣いのできる優しい一面も見られます
曙楼の押しも押されぬNo.1花魁こと朝明野は、儚げな雰囲気の漂う美貌の持ち主です。その余りの美しさから「天女様のようだ」と言われる朝明野は、その姿を一目拝もうと曙楼へやって来る客は後を絶ちません。しかし、曙楼一の人気花魁である朝明野は庶民では相手にする事はできません。朝明野の馴染み客は、材木問屋を営む「松坂屋」の主です。漫画『青楼オペラ』の朝明野に対する読者たちの感想は、「美しい」と評判のキャラです。
紫
漫画『青楼オペラ』に登場する花魁・朝明野の禿(姉さん遊女の世話をする妹分的な遊女の事)として主人公・朱音(茜)と共に振袖新造を務める紫は、左の口元にホクロがある少女です。新造出し(見習い遊女の披露)では、同じ朝明野の妹分である茜をライバル視して練り歩き道中で帯が切れるように細工をするなど、したたかな一面があります。しかし、茜に対して意地悪ながらも気遣いを見せる優しさも持っています。
- 名前:紫(ゆかり)
- 生年月日:不明
- 年齢:15歳
- 身長:156cm
- 出身:不明(朱音よりも先に曙楼に売られてきた少女)
- 性格:プライドが高くて負けず嫌い、少し意地悪、野心家
朝明野の禿として彼女の傍で直接指南を受ける紫は、同じ妹分として朝明野の下へやって来た茜と何らかの関係があると睨む利一の事を少しずつ意識し始めます。紫もまたその見た目の美しさから身請けを申し出る殿方が現れますが、利一には自身の想いが届かない事を悟って身請けを承諾します。しかし、身請け話が消え、その後は吉原のNo.1花魁に輝きます。漫画『青楼オペラ』の紫に対する読者たちの感想は、「可愛い」と評判のキャラです。
青楼オペラに関する感想や評価
では、次なる項目は漫画『青楼オペラ』の世間的評価を探っていきます。「青楼オペラに関する感想や評価」と題して、読者やファンの率直な感想を載せてみましたので、まだ漫画『青楼オペラ』を読んだことがない方は是非参考になさってみては如何でしょうか?
やべえ久しぶりにキュンキュンする😳❤️
— たむ♡グッツイ (@flying_gears) August 16, 2020
1、2巻無料で(@¥462x)12巻まであるけど一気読みしちゃいそう#青楼オペラ #桜小路かのこ pic.twitter.com/O1lgQb8130
漫画『青楼オペラ』を読んだ読者たちの多くは、主人公・朱音と惣右介の恋愛模様に心が惹きつけられて見入ってしまうと様々なネットの読者サイトに感想が寄せられています。その多くは惣右介の朱音を想う恋心に「キュンキュン」するといった内容の感想が多く、こんな風に想われてみたいという乙女心的な感想が特に目立ちました。
桜小路かのこさんの「青楼オペラ」
— あん@低浮上 (@An1228_) October 30, 2020
夢中になって一気読みしました。
まず絵が細かくて綺麗で、きちんとストーリーや時代背景なども考えられていて、素晴らしい作品でした。
ハッピーエンドで良かったぁあ(少女漫画なんだから当然(でもバッドエンドも期待してしまう自分← pic.twitter.com/OQ6zyaej2P
漫画家・桜小路かのこ先生が描く作品は、どれも見応えがあって面白いと多くの読者たちからかなりの高評価を得ています。漫画『青楼オペラ』もその世界観が素晴らしく、先生が描くイラストは綺麗で好きだと評判です。そして、一気読みしてしまう位にのめり込むという感想が幾つも見受けられました。それ程、人気がある作品だという事が分かります。
今更ながら青楼オペラ1巻から読んできました〜〜
— あやたん (@ayatan_0315) June 3, 2017
う〜〜久々にゾワゾワしながら漫画読みました....
皆が若旦那若旦那言う意味は良く分かった...これは匡さま超えする人いるわけだ💘
若旦那はもちろんだけど利一もいいいいいいい!!!!髪の毛伸びてきて更にいいいい!!!!#青楼オペラ pic.twitter.com/f1PJdOvLCe
桜小路かのこ先生の漫画『BLACK BIRD』に登場する烏天狗「烏水一族」の長・烏水匡(うすいきょう)や本作『青楼オペラ』に登場する「近江屋」の若旦那・近江屋惣右介は、それぞれの主人公に想いを寄せる年上の男性キャラであり、どちらも読者たちから「カッコイイ」・「イケメン」と評判の高い人気キャラです。先生が描く女性キャラも「可愛い」・「綺麗」などの感想が多いのですが、特に男性キャラはその人気が半端ないようです。
青楼オペラの最終回ネタバレまとめ
では、最後に「青楼オペラの最終回ネタバレまとめ」と題して、簡単にまとめていきます。漫画『青楼オペラ』は漫画家・桜小路かのこ先生が描いた艶やかな花街・吉原を舞台とした武家娘だった15歳の少女・永倉朱音と吉原でも有名な札差を営む「近江屋」の若旦那である20歳の青年・近江屋惣右介との切なく美しい恋物語です。そんな絢爛恋絵巻を描いた漫画『青楼オペラ』の全作品(全12巻)を丸ごとご覧になってみてください!