雲のむこう、約束の場所をネタバレ考察!感想とあらすじは?【新海誠監督作品】

『雲のむこう、約束の場所』のあらすじや感想をネタバレ紹介していきます。『雲のむこう、約束の場所』は2016年の映画『君の名は。』の大ヒットで一躍有名になった新海誠監督の初の長編アニメーション映画作品です。新海誠の持ち味である美しい風景や光の演出、10代の男女の切ないラブストーリーといったあらすじが詰まった作品とされますが、SF要素の強い設定から「難解」や「意味不明」といった感想も多く聞かれます。そこでこの記事ではネタバレあらすじやネタバレ感想に加えて、ネタバレ考察も紹介しています。

雲のむこう、約束の場所をネタバレ考察!感想とあらすじは?【新海誠監督作品】のイメージ

目次

  1. 1雲のむこう、約束の場所の考察とあらすじをネタバレ!
  2. 2雲のむこう、約束の場所とは?
  3. 3主題歌きみのこえを徹底調査!
  4. 4雲のむこう、約束の場所のあらすじをネタバレ!
  5. 5雲のむこう、約束の場所を徹底考察!
  6. 6雲のむこう、約束の場所の声優を紹介!
  7. 7雲のむこう、約束の場所の感想と評価まとめ!
  8. 8雲のむこう、約束の場所の考察とあらすじまとめ!

雲のむこう、約束の場所の考察とあらすじをネタバレ!

『雲のむこう、約束の場所』のあらすじと感想をネタバレ紹介していきます。『雲のむこう、約束の場所』は『君の名は。』や『秒速5センチメートル』に通じる要素を多く含んでいる作品として、新海誠監督の初期の作品でありながら厚い支持を集めるアニメ映画です。一方で、他の作品に比べて難解な設定やあらすじであることから「よくわからない」という感想も多く挙がっています。

この記事では『雲のむこう、約束の場所』のあらすじを簡単にネタバレ紹介すると同時に、『雲のむこう、約束の場所』に対するネタバレ考察や感想もまとめています。『雲のむこう、約束の場所』が好きという人はもちろん、「一度観たけど理解できなかった」という感想を持った人にもわかるようにネタバレ解説します。

雲のむこう、約束の場所 - シネマライズ オフィシャルサイト

雲のむこう、約束の場所とは?

『雲のむこう、約束の場所』は新海誠監督最初の長編アニメーション作品として知られています。新海誠は初期の作品から、美しい映像や切ないあらすじが人気を集めていました。緻密な風景描写の美しさは「新海ワールド」とも呼ばれ、長編アニメーション第1作である『雲のむこう、約束の場所』でもその魅力は評価されています。そして、『雲のむこう、約束の場所』は2018年には舞台化され、再び注目されました。

新海誠監督の初長編アニメーション!

2004年に劇場公開された『雲のむこう、約束の場所』は2016年の『君の名は。』で一躍有名となった新海誠が初めて製作した長編アニメーション映画です。新海誠は2002年に『ほしのこえ』で初の劇場公開作品を発表しましたが、『ほしのこえ』は新海誠ひとりで「監督・脚本・演出・作画・美術・編集」を行った自主制作に近い25分の短編作品でした。『ほしのこえ』が高く評価されたことでアニメファンの視線を集めます。

『ほしのこえ』に次いで製作された『雲のむこう、約束の場所』は上映時間91分の長編アニメーション映画です。『ほしのこえ』以上に美しい映像や音楽のクオリティや、SF要素を絡めたあらすじが評価されて「第59回 毎日映画コンクールアニメーション映画賞」を始めとする数々の映画賞を受賞しました。2005年には加納新太による小説版が刊行され、2018年4月には舞台化もされました。

2018年4月に舞台化!

2018年4月に舞台化された『雲のむこう、約束の場所』はふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大、ジャニーズJr.の高田翔、フェアリーズの伊藤萌々香などをキャストに迎えて公演されました。舞台を見た人からは「感動した」というネタバレ感想が多く寄せられています。映画版よりも上映時間が長く、サブキャラクターにも焦点の当てられた群像劇の様相を呈しているとのネタバレ感想もあります。

舞台「雲のむこう、約束の場所」オフィシャルホームページ | 新海誠原作 | チケット情報やキャスト紹介など

主題歌きみのこえを徹底調査!

『雲のむこう、約束の場所』の主題歌「きみのこえ」についてネタバレ解説していきます。主題歌「きみのこえ」は「歌声が美しい」と評判になりました。『雲のむこう、約束の場所』の世界観に良く合っているという感想も少なくありません。そんな「きみのこえ」を歌っていたのは有名な歌手でした。

主題歌を歌っていたのは誰?

『雲のむこう、約束の場所』の主題歌は「きみのこえ」です。映画の音楽を担当した天門が作曲し、作詞は新海誠監督本人が担当しました。監督本人が作詞したこともあって、『雲のむこう、約束の場所』の世界に合った名曲という感想を述べるファンもいます。そんな主題歌「きみのこえ」を歌った歌手は♥(ハートマーク)となっています。その正体はシンガーソングライターの川嶋あいです。

主題歌を歌った川嶋あいとは?

川嶋あいは1986年生まれのシンガーソングライターです。川嶋あい名義での歌手活動はもちろん、多くのアーティストに詞や楽曲提供でも活躍しています。近年の活動には2017年のテレビアニメ『月がきれい』のオープニング曲「イマココ」とエンディング曲「月がきれい」(共に歌唱は声優の東山奈央)の作詞などがあります。また、「明日への扉」などで知られる「I WiSH」のボーカルであることも知られています。

雲のむこう、約束の場所のあらすじをネタバレ!

『雲のむこう、約束の場所』のあらすじをネタバレ紹介していきます。『雲のむこう、約束の場所』のあらすじを簡単に説明すると、突然眠りについたまま目を覚まさなくなった女の子を、眠りから覚ますために主人公が奮闘するあらすじです。『雲のむこう、約束の場所』は「世界の命運とヒロイン」が密接に関連しています。こうした設定から、セカイ系に分類されることもあるあらすじです。

佐由理との約束

架空の歴史を歩んだ世界。世界は「ユニオン」と「連合」というふたつの勢力によって南北に分断されていました。北海道は「エゾ」と言われ、エゾにはユニオンが建設した巨大な塔が建っています。1996年、中学生の藤沢浩紀と白川拓也のふたりは、バイトをして貯めた金で自作の飛行機「ヴェラシーラ」を制作していました。浩紀と拓也はユニオン塔への憧れから、ヴェラシーラに乗って塔まで飛んでいく計画を立てていました。

ユニオン塔への飛行計画は犯罪に該当するため、浩紀と拓也は秘密裏に計画を進めていました。しかし、ある時、クラスメイトの沢渡佐由理に浩紀が計画を漏らしてしまったことから、佐由理がヴェラシーラに興味を持ちます。佐由理は計画を他言しないことを約束する代わりに、ヴェラシーラでユニオン塔まで一緒に行くことを望み、浩紀たちは佐由理に約束しました。

3人は周囲に秘密にしたままヴェラシーラの制作を進めていきます。しかし、ヴェラシーラの完成を目前にした佐由理は姿を消してしまいます。佐由理がいなくなってしまったことをきっかけにヴェラシーラの制作は中断されました。浩紀と拓也は疎遠となり、ふたりはそれぞれの道を進みます。

3年後の世界

佐由理がいなくなってから3年後、ユニオンと連合は開戦を目前に控えていました。拓也はユニオン塔の破壊を計画するテログループ・ウィルタ解放戦線に所属しながらも、在日米軍のアーミー・カレッジに潜り込み、ユニオン塔の情報を探っていました。ユニオン塔には平行宇宙と繋がる機能があり、拓也が所属する研究室でも同様の研究が行われていましたが、ユニオンの技術力とは雲泥の差がありました。

拓也の指導教官である富澤常夫教授は、ユニオン塔の能力が制御されているように見られるのは何か外的な要因があると推測していました。塔の設計者であるエクスン・ツキノエに孫娘がいることを知った富澤常夫教授は、その娘を探し当てます。富澤常夫教授が見つけたエクスン・ツキノエの孫娘とは、3年間眠り続けている佐由理でした。富澤常夫教授は塔の機能と佐由理の眠りに強い関連があると考えます。

佐由理と夢の中で会う浩紀

一方、高校生になった浩紀は東京で学生生活を上手くこなしながらも、突然会えなくなった佐由理のことを忘れられずにいました。ひとり寂しくしている佐由理の夢を繰り返し見ていた浩紀。ある日、3年前に出されたはずの佐由理からの手紙が浩紀のもとに届きます。佐由理の病院を訪ねた浩紀ですが、佐由理の身体は富澤常夫教授によって青森まで移動させられていました。

しかし、白昼夢の中で浩紀は佐由理と再会します。その夢はとても短いものでしたが、佐由理が目を覚ますためには「約束の場所」であるユニオン塔に行かなければならないと悟ります。一方で、浩紀との邂逅が佐由理の意識レベルを変化させ、塔の活動に影響が出ていることを富澤常夫教授は観測しました。

富澤常夫教授は佐由理が覚醒すればユニオン塔の制御されていた機能が解放され、世界が平行宇宙に塗り替えられてしまう可能性があると考えます。富澤常夫教授は拓也にも佐由理と塔の関連について知らせます。ウィルタ解放戦線の一員として塔の破壊を計画していた拓也は佐由理と世界を天秤にかけることになり苦悩します。一方、ユニオンと連合の緊張状態は限界に達して開戦を目前に控えていました。

浩紀と拓也の再会

佐由理を追って青森に戻ってきた浩紀は、3年ぶりに拓也と再会します。「ヴェラシーラを完成させてユニオン塔まで佐由理を連れて行けば佐由理は目覚める」と、浩紀は拓也に協力を求めました。しかし、世界崩壊の可能性を知る拓也は浩紀の誘いを断り、ふたりは殴り合いのケンカをします。一度は浩紀を拒否した拓也ですが、葛藤の末に佐由理を施設から連れ出します。

浩紀と拓也は3年ぶりにヴェラシーラの制作を再開させ、昔のように協力してヴェラシーラを完成させます。怪我をしている拓也はヴェラシーラと佐由理を浩紀に託し、自身は地上からユニオン塔を見守ります。ユニオンと連合の開戦に合わせて浩紀はヴェラシーラを発進させました。

雲のむこう、約束の場所の結末のネタバレ

ユニオンと連合が激しい戦闘を繰り広げる戦場を、浩紀と佐由理を乗せたヴェラシーラは塔に向かって真っ直ぐ飛んでいきます。ヴェラシーラが塔に近づくに連れて、夢の中の佐由理は覚醒の予感に震えます。佐由理は目が覚めた時には大事なものを失っているということを悟り、今の気持ちを忘れないように神に願います。

戦場の空の雲を突き抜け、青空がヴェラシーラを照らすと、佐由理は目を覚まします。しかし、佐由理はそれまで「浩紀くん」と呼んでいた浩紀のことを「藤沢くん」と呼びます。そして、自分が何か大切なものを失ったことを悟って泣き崩れます。浩紀はヴェラシーラに積んでいたシーカーミサイルを使って塔を破壊し、世界が平行宇宙に飲まれるのを阻止します。

数年後、大人になった浩紀は青春時代を過ごした故郷に帰ります。かつて利用していた廃駅は変わらずにそこにありました。しかし、雲のむこうにユニオン塔はありません。思い出の場所に浩紀はひとりで佇んでいました。

雲のむこう、約束の場所を徹底考察!

『雲のむこう、約束の場所』について寄せられるネタバレ考察をまとめて紹介します。『雲のむこう、約束の場所』は、独特の舞台背景でありながら、詳細な設定については劇中で詳しく解説されませんでした。そのため、新海誠監督の映画の中でも「難解」という感想が多く寄せられる作品です。そんな難解な謎に対するネタバレ考察をまとめて解説していきます。

佐由理のその後は?

『雲のむこう、約束の場所』のラストで佐由理は目覚めます。しかし、『雲のむこう、約束の場所』の冒頭のシーンでは大人になった浩紀がひとりでいました。浩紀は佐由理と会うわけでもなく、寂しそうな顔でユニオン塔のなくなった空を見ています。なんらかの理由で佐由理とは別れてしまったと考えられています。

『雲のむこう、約束の場所』のラストで佐由理が目覚めたにも関わらず、ふたりが添い遂げられなかった理由についてはさまざまな考察がされています。ただし、明確な解答はありません。視聴した人の考察を紹介すると共に、小説版で描かれた「佐由理のその後」についても紹介します。

映画『雲のむこう、約束の場所』の「佐由理のその後」についての視聴者の考察には大きく分けてふたつあります。ひとつは「佐由理は死んでしまった。もしくは再び眠りについた」というもの。もうひとつは「佐由理は記憶を失ってしまった」というものです。ちなみに小説版『雲のむこう、約束の場所』では明確に別れが記載されています。「佐由理は浩紀から自立するために離れていった」というのが小説のあらすじです。

「佐由理は死んでしまった。もしくは再び眠りについた」という考察は、「佐由理の脳とユニオン塔が連動していた」という設定を根拠にしています。ユニオン塔が崩壊してしまったため、佐由理の脳も機能を停止し、死んでしまった、あるいは眠ってしまったと考えられています。また、佐由理の目覚めが世界の崩壊を引き起こすという描写もあったため、佐由理の自己犠牲によって世界が救われたと考える人もいます。

「佐由理は記憶を失ってしまった」という考察は、先述の「佐由理の脳とユニオン塔が連動していた」という設定を根拠にしています。ただし、「ユニオン塔の崩壊は脳死や脳の活動停止を意味する」のではなく、脳の中にある情報(記憶や感情)を失うことを意味すると解釈されます。

佐由理が記憶を失うということは、浩紀に対しての淡い感情も忘れてしまうということです。そのため、映画のラストシーンで佐由理は「一番大事なものを失う」ことを恐れています。浩紀への気持ちを忘れてしまった佐由理は、浩紀と一緒になることはありません。映画のラストシーンでもそれまでの「浩紀くん」という呼称から「藤沢くん」へと変化しており、佐由理が以前とは違うことが示唆されていると指摘されています。

一方で、小説版のラストは佐由理は無事に生還します。しかし、佐由理は浩紀に頼らずに生きていくために自ら離れていきます。小説版の描写については、「佐由理は拓也からの好意にも気付いていたため、どちらも選ばないことで関係を壊さないようにした」という考察や、「眠っていた佐由理と浩紀の間にある時間のギャップを埋めることができず、浩紀と一緒にいることが辛くなった」という考察もあります。

以上のように、「佐由理のその後」については多様なさまざまな考察がされています。同じく新海誠監督作品である『秒速5センチメートル』でもヒロインとの別れが描かれました。「ヒロインが記憶を失う」という考察では『君の名は。』のラストとの対比も考察されています。「佐由理のその後」について明確な答えはありませんが、他の新海誠監督作品が考察のヒントになるかもしれません。

ユニオン塔とは?

『雲のむこう、約束の場所』の象徴であるユニオン塔は謎の多い建造物です。『雲のむこう、約束の場所』の物語を考察するためには外せない存在でもあります。ユニオン塔を考察するためには、『雲のむこう、約束の場所』の舞台背景や、SF的な知識が必要とされています。以下、簡単に説明します。

『雲のむこう、約束の場所』の世界は架空の歴史を辿った日本が舞台になっています。世界の北側に所属するユニオンは共産国家群とも国とも言われていますが、詳細な情報は不明です。そのユニオンが1974年から建設を開始したとされるのがユニオン塔です。平行宇宙の情報を受信するためのアンテナのような役割を持っており、量子塔とも言われます。塔の設計には佐由理の祖父であるエクスン・ツキノエが携わっていました。

ユニオン塔は25年もの間存在しているので、『雲のむこう、約束の場所』の世界に暮らす人々にとって象徴的なものになっています。国や戦争の象徴と見る人もいれば、浩紀や拓也のように、憧れの対象になることもあります。佐由理にとっては「約束の場所」であり、目を覚ますために重要な意味を持っていました。

一般の人々にとって、さまざまな捉えられ方がされるユニオン塔ですが、その本来の目的は平行宇宙の情報を得て、未来を予測することだとされています。平行宇宙は「宇宙がみる夢」とも表現されます。『雲のむこう、約束の場所』の劇中では平行宇宙の情報が佐由理の脳に流れ込んでいるため、佐由理は膨大な情報を処理しきることができないから目を覚ますことができないと説明されました。

平行宇宙からの情報によって未来予測が可能となれば、世界のパワーバランスはユニオン側に大きく傾きます。そのため、ユニオン塔は南北に分断された世界において、特に世界の緊張が高まる、極めて重要な拠点となっています。佐由理が目を覚ますための、重要な鍵であると同時に、世界の命運を握る場所でもあります。

ユニオンの目的

南北に別れて連合側と対立しているユニオンですが、その最終的な目的についての考察は意見が分かれています。先述のようにユニオン塔を建設していることから、平行宇宙の情報を取得をしていることは明らかです。しかし、その結果起こる位相変換(世界の書き換え)については、「ユニオンが意図して行った」という考察と、「想定外の出来事だった」という考察があります。

「ユニオンの目的は世界を改変することだった」という考察は、『雲のむこう、約束の場所』の劇中で起こる位相変換を根拠としています。しかし、「なぜ世界の書き換えをユニオンがしたかったのか?」についての考察はありません。ユニオン側の情報がほとんど描写されていないためです。「世界の書き換えをしたらユニオンも困るだろう」という反論もあります。

ユニオンが世界の書き換えをするメリットが見当たらないことから、「ユニオンはあくまで未来予測を目的としており、世界の書き換えは未来予測の副産物でしかなかった」と考察する人もいます。連合側とは緊張状態にあるのは明らかなので、戦況を有利に運ぶためにユニオンは平行宇宙の情報を求めていたと考えられています。冷戦時代のソ連とアメリカのような状態だと解釈する人もいます。

雲のむこう、約束の場所の声優を紹介!

『雲のむこう、約束の場所』に出演した声優陣を紹介していきます。『雲のむこう、約束の場所』だけでなく、『ほしのこえ』や『君の名は。』でも新海誠監督は主役のキャストに本業の声優以外の人を起用しています。素朴な演技が合っているという感想が聞かれる一方、ベテラン声優との演技力の差が気になるという感想も挙げられます。そんな声優陣一覧を紹介です。

吉岡秀隆(藤沢浩紀役)

『雲のむこう、約束の場所』の主人公・藤沢浩紀のキャストを努めたのは吉岡秀隆です。吉岡秀隆は1970年8月12日に埼玉県で生まれました。1975年のテレビ時代劇『大江戸捜査網』で子役デビューしました。子役としての知名度を上げるきっかけになったのは、1981年から2002年まで長期の出演となった『北の国から』の黒板純役です。名子役として全国的な人気を獲得しました。

『北の国から』以降は2003年からのテレビドラマ『Dr.コトー診療所』シリーズや、2005年の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズへの出演が知られています。ドラマや映画で活躍する一方、ドキュメンタリー番組のナレーターを努めた経験を持ちます。ただし、アニメ声優としての経験は多くありません。2011年の『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』でシッダールタ役を努めました。

萩原聖人(白川拓也役)

『雲のむこう、約束の場所』の主人公・藤沢浩紀の友人・白川拓也のキャストを努めたのは萩原聖人です。萩原聖人は1971年8月21日に神奈川県で生まれました。1987年のテレビドラマ『あぶない刑事』でデビューしました。知名度を上げるきっかけになったのは、1990年のテレビドラマ『はいすくーる落書2』の松岡直次郎役です。

『はいすくーる落書2』以降は様々な映画やドラマに出演し、1997年のドラマ『それが答えだ!』での熱血先生役や、2011年の大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』での石田三成役など、幅広い役を演じています。声優としての経験も積んでおり、2005年のアニメ『闘牌伝説アカギ 〜闇に舞い降りた天才〜』では主人公アカギを演じ、2007年のアニメ『逆境無頼カイジ』以降、アニメ版のカイジの声優を努めています。

南里侑香(沢渡佐由理役)

『雲のむこう、約束の場所』のヒロイン・沢渡佐由理のキャストを努めたのは南里侑香です。南里侑香は1984年3月13日に長崎県で生まれました。1995年のテレビ番組『うたってオドロンパ』で子役デビュー。1996年にはミュージカル『THE GOODBYE GIRL』で初舞台を踏み、南青山少女歌劇団のメンバーとして活躍しました。2001年には『パワーパフガールズ』の主役のキャストを務め、声優としてのキャリアもスタートさせます。

南里侑香が知名度を上げるきっかけとなったのはアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の挿入歌「暁の車」でFictionJunctionのボーカルに起用されたことです。『機動戦士ガンダムSEED』は既存のガンダムファンだけでなく、新たなファンを開拓した作品として知られ、「暁の車」はカラオケでも人気のアニソンとなりました。FictionJunction YUUKAとして「荒野流転」など、さまざまなアニソンを歌っています。

石塚運昇(岡部役)

『雲のむこう、約束の場所』の主人公・藤沢浩紀のバイト先の工場長・岡部のキャストを努めたのは石塚運昇です。石塚運昇は1951年5月16日に福井県で生まれました。劇団員として野沢那智主宰の劇団薔薇座や、シェイクスピアシアターに所属していました。アニメの声優、洋画の吹き替え、ナレーションなど、声の仕事に幅広く携わっています。

石塚運昇のアニメの声優には『ポケットモンスター』シリーズのオーキド博士が知られています。また、低い声質を活かして1998年のアニメ『カウボーイビバップ』のジェット・ブラック役などもこなしています。洋画吹き替えではリーアム・ニーソンやサミュエル・L・ジャクソンを担当しています。また、2016年のドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』の冒頭ナレーションのように、ナレーターを務めることも多くあります。

井上和彦(富澤常夫役)

『雲のむこう、約束の場所』の白川拓也の仕事先の責任者・富澤常夫のキャストを努めたのは井上和彦です。井上和彦は1954年3月26日に神奈川県で生まれました。1973年のテレビアニメ『マジンガーZ』で端役をもらってデビューしますが、1回だけの出演で降板させられたといいます。声優として知名度を上げるきっかけになったのは1979年のアニメ『サイボーグ009』の主人公・島村ジョー役でした。

島村ジョーを演じて以降、二枚目キャラを演じる機会が増え、1988年のアニメ『美味しんぼ』でさらに知名度を上げました。他に有名な役としては『機動戦士Ζガンダム』のジェリド・メサ役、『NARUTO -ナルト-』のはたけカカシ役、『夏目友人帳』のニャンコ先生役、『ジョジョの奇妙な冒険』のカーズ役、故・塩沢兼人から引き継いだ『名探偵コナン』の白鳥任三郎役などが知られています。

水野理紗(笠原真希役)

『雲のむこう、約束の場所』の白川拓也に好意を寄せる笠原真希のキャストを努めたのは水野理紗です。水野理紗は1978年11月3日に神奈川県で生まれました。声優・俳優の郷田ほづみが代表を務める劇団『湘南テアトロ☆デラルテ』の公演の多くに出演しています。声優としては2014年のアニメ『アカメが斬る!』のナジェンダ役などが知られています。新海誠監督作品『秒速5センチメートル』にも出演しました。

中川里江(水野理佳役)

『雲のむこう、約束の場所』の主人公・藤沢浩紀と同じ高校に通う水野理佳のキャストを務めたのは中川里江です。中川里江は1973年12月26日に大阪府で生まれました。ピアレスガーベラに所属しています。『Fate』シリーズの氷室鐘役を務める他、2007年のアニメ『猫ラーメン』や、2010年のアニメ『はなかっぱ』では主役を務めています。

雲のむこう、約束の場所の感想と評価まとめ!

『雲のむこう、約束の場所』のネタバレ感想や評価をまとめています。『雲のむこう、約束の場所』は新海誠の監督作品らしく、美しい風景や音楽が評価されている作品です。一方で、あらすじや映画を通して伝えたかったことが「よくわからない」ともよく言われています。

風景描写が素晴らしい!

『雲のむこう、約束の場所』の感想や評価で多く寄せられているのは「風景描写が素晴らしい!」というものです。風景描写美しさは新海誠作品の特徴でもあります。多くの視聴者から東北の田舎の風景の美しさが称賛されています。また、東京の緻密な風景や、電車内に差し込む光の描かれ方など、細部に注目すればするほど楽しめる作品との声もあります。

『雲のむこう、約束の場所』で描かれた風景について、新海誠監督自身は学生時代のひとり旅の経験から青森の景色を気に入っていたことを明かしています。『雲のむこう、約束の場所』の舞台となった駅はJR津軽線をモデルになっています。

引き込まれる!

『雲のむこう、約束の場所』は風景の美しさやストーリーの設定の壮大さから「引き込まれる」という感想が多く寄せられています。

。美しく壮大な空の景色や、光を効果的に使った演出、天門が手掛けた美しい楽曲が重なり合って、『雲のむこう、約束の場所』の独特の空気感に引き込まれるということのようです。『君の名は。』に匹敵する名作だという感想を述べる人もいます。

よくわからない

『雲のむこう、約束の場所』は映像や演出については多くの視聴者に評価されている一方、あらすじや映画のテーマについては「よくわからない」と言われています。

ツイッターなどに挙げられている感想でも、「綺麗だけど何が言いたかったの?」というような感想が多くあり、明確なメッセージが伝わらない作風を「苦手」としている人もいます。

雲のむこう、約束の場所の考察とあらすじまとめ!

『雲のむこう、約束の場所』のネタバレあらすじや考察をまとめました。『雲のむこう、約束の場所』は『君の名は。』や『秒速5センチメートル』に通じるところも多くある、新海誠の原点とも言われる長編アニメーションです。美しい映像でありながら切ないラストを迎えることから、泣けるアニメ映画としてもよく挙げられます。

『雲のむこう、約束の場所』は約15年前の映画でありながら、未だに色褪せない美しさがある作品と言われています。2016年の『君の名は。』で新海誠を知った人も多く、2018年の舞台版も好評でした。まだ見ていないという方はもちろん、以前見たけどよく分からなかったという方も、この記事を参考にもう一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

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