天泣のキルロガーのネタバレあらすじと登場人物!漫画の最終回・結末や感想も紹介

漫画「天泣のキルロガー」は、ある事件をきっかけに人殺しの履歴書が見えるようになった主人公と、殺人犯の肉を食べざるを得なくなったヒロインの活躍を描いたダーク・ファンタジーです。本文では、突然の打ち切り終了を嘆く感想が相次いだ、漫画「天泣のキルロガー」のあらすじと最終回のネタバレ、登場人物、作品の見どころ、漫画の再開を望む「天泣のキルロガー」の感想などをネタバレ紹介します。

天泣のキルロガーのネタバレあらすじと登場人物!漫画の最終回・結末や感想も紹介のイメージ

目次

  1. 天泣のキルロガーとは?
  2. 天泣のキルロガーの漫画あらすじネタバレ
  3. 天泣のキルロガーの最終回あらすじネタバレ
  4. 天泣のキルロガーのキャラ・登場人物一覧
  5. 天泣のキルロガーの見どころ
  6. 天泣のキルロガーに関する感想や評価
  7. 天泣のキルロガーのネタバレまとめ

天泣のキルロガーとは?

漫画「天泣のキルロガー」の紹介・イメージ画像

漫画「天泣のキルロガー」は、ある事件をきっかけに人殺しの履歴書が見えるようになった主人公と、殺人犯の肉を食べるヒロインの活躍を描いたダーク・サスペンスです。以下では、個性的な登場人物や、作画の美しさが注目される漫画「天泣のキルロガー」から、漫画のあらすじネタバレと、最終回のあらすじネタバレ、「天泣のキルロガー」の登場人物や、作品に関する感想等をネタバレ紹介します。

天泣のキルロガーの概要

「天泣のキルロガー」の概要紹介・イメージ画像

漫画「天泣のキルロガー」は、菅原敬太原作・井上菜摘作画よるダーク・サスペンス作品で、双葉社刊行の「漫画アクション」にて、2019年~2020年にかけて連載されました。

天泣のキルロガーの作者

「天泣のキルロガー」の作者・イメージ画像

漫画「天泣のキルロガー」の原作・菅原敬太先生は、熊本県出身の漫画家で、2009年に「走馬灯株式会社」で漫画家デビューを果たし、2013年からは漫画原作者としても活動しています。「天泣のキルロガー」の作画・井上菜摘先生は、2012年に漫画家デビューを果たし、漫画「阿部のいる町」(宮島雅憲原作)など、原作付き漫画の作画を担当しています。

天泣のキルロガーの漫画あらすじネタバレ

「天泣のキルロガー」の漫画あらすじネタバレ・イメージ画像

殺人履歴が見える能力を持つ主人公の活躍を描いた漫画「天泣のキルロガー」は、殺人を犯した登場人物の知られざる過去や、悪を以て悪を征する独創的な世界観が、注目を集めました。以下では、特異な能力を持つ主人公・ヒロインの活躍や、2人と関わった登場人物の知られざる闇が興味をそそる、「天泣のキルロガー」の漫画あらすじネタバレを紹介します。

1巻あらすじネタバレ

旅行先で通り魔に襲われた守永尋武(ヒロム)は、両親を殺害され、自身も犯人に追い詰められた挙句、背後から崖下に転落してしまいます。一週間後、昏睡状態から目覚めたヒロムは一命を取り留めたものの、家に帰っても両親の姿はなく、学校でもクラスメイトから遠巻きに見られていました。しかし、同じマンションに住む亜里沙は以前と変わりなく接し、気分が沈むヒロムを元気づけようとします。

ヒロムは、幼い時から不運に見舞われることが多く、大事な日に限って大雨が降ることは序の口で、年中病気や事故に遭遇し、両親が殺害された凄惨な事件も、自身の不幸が原因ではないかと考えていました。そのため、帰りも付き添ってくれた亜里沙にも、自分と一緒に居るとろくなことが起きないと言い放つも、一命を取り留めたことも強運の証ではという指摘に、ヒロムは次第に心を開いていきます。

帰宅途中で雨に見舞われたその日、ヒロムは偶然通りかかった男性の背後から、もだえ苦しむ女性の霊を見て驚くも、隣にいた亜里沙には女性の霊は見えませんでした。また、自宅のテレビに映るタレントの背後にも、苦しみを表情を浮かべた霊のような存在が見えるようになります。偶然とも思えない現象に、ヒロムは、霊の正体は背後についた人間に殺された人物とみます。

また、自分にしか見えない不可解な現象は、人殺しの履歴書と考え、崖から落ちた際に覚醒した能力と推測するも、雨が上がった翌日にはその現象はなくなり、ヒロムは普段通りに学校に行きます。しかし、殺人の履歴は、にわか雨の到来により復活し、ヒロムのクラスに転校してきた琥珀ゆずかの背後に、無数の人間の霊が見え、笑顔を見せる美少女の知られざる正体に、ヒロムは恐怖を覚えます。

倉元夫妻に起きた殺人事件・イメージ画像

その後、雨の中帰宅したヒロムは、隣に住む倉元夫妻の夫の人殺しの履歴を見てしまい、倉元夫に命を狙われます。絶体絶命のヒロムの前へゆずかが現れ、倉元夫から管に似たものを引き出して飲みこみます。殺害された倉元妻の霊は穏やかな表情を見せて消え去り、倉元夫はゆずかの人殺しの履歴書に加わりました。

一方、気を失ったヒロムはゆずかに介抱され、自分は雨の日に殺人者の背後に殺された人の霊が見えることや、ゆずかの背後の霊について打ち明けます。ゆずかは、ある理由から殺人犯の肉を食べることで命をつないでいることを話し、2人は、ゆずかの食料である殺人犯を探すこと、ヒロムの両親を殺害した犯人をゆずかに粛清してもらう契約を交わし、次の雨の日に会う約束をします。

雨の日を迎えたヒロム・イメージ画像

しかし、自分からゆずかの狩りに協力したにもかかわらず、雨がふるたびにゆずかの狩りに同伴し、殺人犯を目の当たりにしていくヒロムは、恐怖と罪悪感から身体に異変が生じ始めていました。そんな中、「人殺しの履歴書」という名前が長いとの理由から、ゆずかの提案で「キルロガー」と命名されます。

2巻あらすじネタバレ

雨の日には外に繰り出し、ゆずかの食料となりうる殺人犯を探し求めるヒロムは、欲望に支配された末に犯行に至った者や、やむを得ず人の命を奪ってしまった者との出会います。そんな中、ゆずかの幼馴染で彼女の事情をする桃沢と知りあったヒロムは、連続通り魔事件を追うジャーナリスト・中屋敷と出会います。

連続通り魔事件について調査する・イメージ画像

中屋敷は、連続通り魔事件の目撃者であり、被害者の上に10万円が入った封筒が置かれるという共通点を見いだしていました。ヒロムは、中屋敷の調査に協力する一方で、ゆずかの父親とも出会い、ゆずかが殺人犯の肉を食べる欲求に目覚めた経緯について聞かされ、偶然にもそれらの引き金になった場所は、ヒロムがキルロガーに目覚めるきっかけとなった羽二温泉の崖下でした。

その後、ヒロムは、桃沢の依頼である組織に追われている女性・郁美を匿うも、後に桃沢・郁美が組織にはめられていたことが判明します。2人は、組織のボス・鬼ノ宮に殺害され、ヒロムはキルロガーの能力を通じて、2人の死を知ります。

天泣のキルロガーの最終回あらすじネタバレ

「天泣のキルロガー」の最終回あらすじネタバレ・イメージ画像

様々な理由から殺害に至った登場人物との出会いや、両親を死に追いやった連続殺人鬼の行方を追うヒロムでしたが、大切な人の死を知り、彼の心にも異変が生じ始めます。以下では、「天泣のキルロガー」の最終回あらすじネタバレを紹介します。

最終回ネタバレ①やってきたのは綾島

廃墟したホテルに連れ込まれるヒロム・イメージ画像

鬼ノ宮に捕まったヒロムの前に綾島が現れ、お金と地位欲しさに2人を組織に売ったことを明かします。その後、ヒロムは山奥のホテル跡地に連れてこられ、デスゲームへの参加を余儀なくされます。ショットガンを持つ鬼ノ宮に怯えながら、ヒロムはホテル内部へ逃げ込みます。

最終回ネタバレ②ゆずかはヒロムの元へ

銃を向けられるヒロム・イメージ画像

その頃、鬼ノ宮の事務所に向かったゆずかは、内部にいた男たちを撃退し、綾島へヒロムの居場所へ案内するように指示します。一方、ホテル跡地では、鬼ノ宮のデスゲームが開始され、辛うじてショットガンの弾を避けながら逃げのびてきたヒロムの体力は、限界に達してしまいます。

ついに鬼ノ宮のショットガンの銃口がヒロムの頭部に充てられ、引き金が引かれるも、銃弾はなぜか天井を貫いていました。そこには、鬼ノ宮の腕を貫くゆずかの姿があり、ヒロムは一命を取り留めます。そして、数多くの命をショットガンで奪ってきた鬼ノ宮は、ゆずかに食べられてしまいます。

最終回ネタバレ③キルロガーを背負って生きる

綾島を撲殺する・イメージ画像

一方、ヒロムは、郁美が殺されたことへの恨みを綾島にぶつけ、彼を撲殺してしまいます。我を忘れて一心に殴り続けるヒロムをよそに、ゆずかはある忠告をします。それは、ヒロムは、綾島のキルロガーを背負って生きていくこと、雨の日に鏡と見ると必ずそのキルロガーが見えてしまい、自分が人殺しである事実を突きつけられることでした。

ようやく我に返ったヒロムは、昇天していく桃沢・郁美の霊にお礼を言うと、その場に泣き崩れます。その頃、建物の影では何者かが事件の様子を見ており、その正体はジャーナリストの中屋敷でした。彼は、1ヶ月にわたり2人の動向を探っており、1人が殺人者を探し出してもう1人がそれらを食べる、という異様な光景に目が釘付けとなっていました。一方、中屋敷の存在に気がつかないヒロム・ゆずかは、雨の中、どこかへ去っていきました。

天泣のキルロガーのキャラ・登場人物一覧

「天泣のキルロガー」のキャラ・登場人物紹介・イメージ画像

「天泣のキルロガー」では、様々な登場人物がヒロムと関わり、殺人を犯した登場人物の裏の顔も作品の見どころです。以下では、「天泣のキルロガー」のキャラ・登場人物一覧を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

守永弘武(ヒロム)

漫画「天泣のキルロガー」の主人公で、旅行先で通り魔に襲われ、両親を殺害され、自身も犯人に追い込まれ崖から転落するも、一命を取り留めます。また、事件後には、雨の日に殺人者の背後に被害者の最期の姿が見える現象(人殺しの履歴書)に目覚め、被害者に触れると、その人の死に際の状況を見ることができる能力に悩まされます。

その後、窮地を救ってもらったゆずかの狩りに協力せざるを得なくなるも、両親を死に追いやった犯人をギルロガーの力で見つけるべく、意を決して殺人者探しに乗り出します。

琥珀ゆずか

雨の日にヒロムのクラスへ転校してきた少女で、ヒロムのキルロガーでは、おびただしい数の人殺しの履歴書が見えます。3年前に、両親との旅行中に指名手配中の犯人によるバスジャックに巻き込まれ、バスが崖に転落し犯人を含めた乗客の大半が死亡する事故に遭うも、その時、殺人を犯した人間の肉を食べることに目覚めました。

人殺しの肉は、殺人を犯した人数が多いほど美味しくなると説明する一方、殺人を犯していない人間の食べると身体がしびれ動けなくなったり、通常の食べ物は一切受け付けない特性があります。また、ゆずか自身には、キルロガーの能力がなく、殺人を犯した人間を見分けることができるヒロムの能力に着目し、自身の食料を得ています。

亜里沙

ヒロムのクラスメイトで、同じマンションに住む女子生徒です。凄惨な事件で両親を失い、クラスで浮いた存在となったヒロムに対して、以前と変わらず接しています。また、ヒロムに対して好意を持っており、ゆずかとの関係を怪しむなど、嫉妬心をのぞかせています。

倉元

倉元のイメージ画像

ヒロムの隣に住むマンションの住民で、事件にあったヒロムを案じてくれた人物です。雨の日に、ヒロムとすれ違うも、ヒロムのキルロガーの発動により妻の殺害を見抜かれてしまいます。蔵元は、ヒロムに妻の殺害現場を見られたと勘違いし、彼を執拗に追い込むも、ゆずかに撃退されました。

但馬美春

但馬美春のイメージ画像

ヒロムの通う高校の教師で、間もなく産休に入る予定です。私生活では、夫と幸せな日々を送り、子供の誕生も間近くに迫った中、元彼のストーカーに悩まされ、夫を殺害されてしまいます。

但馬輝信

但馬輝信のイメージ画像

但馬美春の夫で、職業は会社員、身重の妻がストーカー被害に遭ったと聞き、妻の元へ駆けつけるも、後日、ストーカーの男に殺害されました。

豊のイメージ画像

但馬美春の元彼で、妄想癖の激しさから恋人に暴力を振るっていた過去を持ち、3年前に別れ話しを切り出されました。しかし、豊自身は、但馬美春を諦めきれず、彼女の結婚後も執拗なストーカーを行ない、転勤先まで追いかけてきました。また、但馬美春の子供は、自分との子供だと言い張るなど妄想癖を見せ、後に但馬輝信を殺害しました。

桃沢直純

桃沢直純のサングラス・イメージ画像

サングラスとガラの悪そうな見た目な特徴のヤンキーで、ゆずかの幼馴染です。ゆずかの特殊な事情や、彼女の両親について知っており、ゆずか・ヒロムの依頼を受け、情報収集を行っています。

節子

雨の日に、ヒロムが荷物を運ぶ手伝いをしたおばあさんで、病気のおじいさんに頼まれ、泣く泣く手をかけてしまった経緯を持ちます。また、仏壇には、3年前に事故死した孫・里美の写真が飾られ、ゆずかを里美と勘違いします。里美は、幼い頃に両親を亡くして以来、祖父母に育てられるも、節子たちの生活は苦しく、おじいさんが死を望んだ理由も経済的な理由からでした。

桑山潤一

桑山潤一のイメージ画像

節子の孫・里美の夫で、時折、節子の様子を伺いに訪れています。雨の日にヒロム・ゆずかと出会うも、桑山の背後に里美の姿が見えたことから、ヒロムに怪しまれます。後に、里美の事故死桑山による犯行と判明し、夫に睡眠薬を飲まされ、ドライブ中の事故にみせかけ、車ごと海に沈められていました。

また、里美の死後も、節子と交流を続ける理由は、彼女の遺産相続人となって、里美の保険金と、節子の宝くじの当選金・1億円も搾取することでした。真相をしったヒロム・ゆずかの殺害を試みるも、ゆずかを庇った節子を殺害後、自身もゆずかの手で殺されました。後に、桑山の上着ポケットからは、10万円の入った封筒が見つかりました。

中屋敷一二三

調査記録をまとめる中屋敷一二三・イメージ画像

ヒロムが遭遇した連続通り魔事件について追うジャーナリストで、殺人事件を扱ったサイトを運営しています。本編の1年前に、路地裏で通り魔事件を目撃して以来、事件の真相をっており、犯人につながる手掛かりを掴むべく、事件の生存者であるヒロムに取材を依頼します。また、自身も幼い時に父親を通り魔事件で失い、その犯人が父親の友人2人だったと突き止めています。

三苫恒平

植物人間のような状態になった三苫恒平のイメージ画像

ヒロムと亜里沙の中学校時代の友人で、1年前に転落事故を起こし、植物人間のような状態になっていました。実家は旅館を経営しており、過去に温泉街で起きた事件の犯人は恒平の両親ではないかと噂されていました。後に、温泉街で起きた事の犯人は、恒平の両親と判明するも、犯行を指示した人物が恒平だったことが明らかとなります。

恒平は、幼い時に両親の寝たばこを原因とする火事でやけどを負い、罪悪感から息子の言うことを何でも聞くようになった両親に、自分のやけどを見た者を殺害し、その目玉をくりぬくことと命じていました。ヒロムや中屋敷が温泉街を去った後、恒平が植物人間のふりをしていたことが発覚し、彼のそばにいた健斗・女将を殺害しました。

健斗

健斗のイメージ画像

恒平の同級生で、地元の温泉街で起きた殺人事件を、街ぐるみで隠ぺいしていたことをヒロム・中屋敷たちに訴えます。この事件は、健斗の父親たちも知っていますが、街の評判が下がることを危惧し、健斗が余計なことを話さないように、注意を払っていました。

郁美

郁美のイメージ画像

桃沢の昔馴染の女性で、キャバクラで働いています。盗みを働いたとの理由からヤクザに追われる身となり、1人娘・果鈴と共に、ヒロムの家に匿われます。その後、地元の友達を頼ることとなり、ヒロムの家を後にするも、お店のボーイ・綾島にはめられ、桃沢と共に殺害されました。

鬼ノ宮

ショットガンを持ち出す鬼ノ宮

ショットガンを武器に数多くの人間の命を奪ったヤクザで、桃沢・郁美を殺害した犯人です。桃沢を通じて、ヒロムに果鈴のぬいぐるみを持ってくるように指示するも、その中身は違法の白い粉と判明します。ヒロムのキルロガーでは、ショットガンで頭をえぐられた大量の霊がひしめき合い、後にゆずかに殺害・捕食されました。

綾島

綾島のイメージ画像

郁美が働いていたキャバクラのボーイで、お店の目をかいくぐりながら郁美と付き合っていました。当初は、お金が貯まったら、郁美との結婚を考えていたものの、後にお金と地位に目がくらみ、郁美・桃沢を組織に売りました。最期は、郁美の死を知ったヒロムによって撲殺されました。

天泣のキルロガーの見どころ

天泣のキルロガーの見どころ紹介・イメージ画像

通り魔に襲撃されたことを機に、登場人物たちの殺人履歴が見える能力を獲得したヒロムの活躍や、彼が能力に目覚めるきっかけをもたらした殺人鬼の正体など、不気味でありながら独創的な世界観は、読み手の興味をそそります。以下では、「天泣のキルロガー」の見どころをあらすじネタバレを交えながら紹介します。

見どころ①ヒロムが殺人履歴を見ることができる理由

漫画「天泣のキルロガー」にて、ヒロムが殺人履歴=キルロガーを見ることができる理由は、通り魔事件にて頭を強く打ったことが原因とされる一方、何故、そのような能力が備わってしまったのか、雨の日だけ見ることが出来るのか、謎も指摘されます。ヒロムが能力を獲得した原因は、それら能力を取得した場所や、天気が影響しているとも考えられます。

殺人犯の背後に見える被害者の霊・イメージ画像

まず、ヒロムが落ちた場所は、本編の3年前にゆずかを乗せたバスが落ちた場所と一致し、崖の真上は神社と判明しています。また、雨の日のみ能力が発動される理由は、キルロガーを獲得した時の天気が雨だったことも関係しているでしょう。雨の日に、通りすがりの人間の殺人履歴が見えることは、ヒロムにとっても苦痛なことであり、ゆずかとの協力関係をきっかけに、ヒロムは精神的に疲弊していきます。

身勝手な理由から殺人を犯した犯人を裁くことは、正義の行動にも思え、ヒロム自身も両親に追いやった殺人鬼への復讐を目指しています。しかし、ゆずかのために狩りに協力せざるを得なくなったヒロムは、自分の行動も殺人と変わらないのではないかと、自分の行動に葛藤するヒロムの姿も見どころです。

見どころ②ゆずかの目的

初登場から強烈なインパクトを放った漫画「天泣のキルロガー」のヒロイン・ゆずかは、ある事故をきっかけに人殺しの肉を食べることを余儀なくされた人物で、彼女の人殺しの履歴書の数は、彼女が人殺しを食べた数に比例します。美しくも残酷なヒロインの知られざる過去や、ゆずかの目的も読み手の興味をそそります。

見どころ③ヒロムの両親を殺した犯人は誰?

漫画「天泣のギルロガー」の目的であるヒロムの両親を殺した犯人の正体は、最終回まで明かされることなく、謎を秘めたまま終わりました。一方、ジャーナリスト・中屋敷の調査や、ヒロムの記憶から、犯人はヒロムのことを知っていた、被害者の上に10万円が入った封筒が置かれている、桑山潤一の上着ポケットからも発見されるなど、謎が謎を呼んでいます。

天泣のキルロガーに関する感想や評価

「天泣のキルロガー」に関する感想や評価・イメージ画像

物語が盛り上がりを見せる中、「天泣のキルロガー」は突然の最終回となり、ヒロムの両親を殺害した犯人が明かされないまま結末を迎えた展開から、一部では打ち切り終了の噂がささやかれています。以下では、漫画の再開を期待する感想が相次ぐ、「天泣のキルロガー」に関する感想や評価をあらすじネタバレを交えながら紹介します。

感想1:打ち切り終了のような最終回が辛い

物語が盛り上がりを見せてきた中、突然の最終回を迎えた「天泣のキルロガー」は、読者の間では打ち切り終了ではないかと噂されています。一方で、ストーリー自体は面白いのに、打ち切りを彷彿させる終わり方を嘆く感想も見られ、中途半端な結末がモヤモヤするとの声も見られます。

感想2:「天泣のキルロガー」の再開をのぞむ

中途半端な最終回で終わった漫画「天泣のキルロガー」について、SNS上では、最終回のその後の展開を描いてほしいとの声が多く寄せられ、漫画の連載再開を望む感想も多く見られます。本編では姿を見せなかった登場人物・ヒロを襲た殺人鬼の正体や、ヒロの名前を知っていた理由など、劇中の謎の解明が望まれています。

感想3:伏線を回収してから最終回を迎えて欲しかった

漫画「天泣のギルロガー」の売り切り最終回を嘆く声や、連載再開を望む声が相次ぐ一方、ファンの感想の中には、本編に張られた伏線を最後まで回収してから、打ち切り終了にしてほしかったとの声も見られます。中途半端な終わり方となった「天泣のギルロガー」の最終回について、未回収伏線の多さに納得がいかないなど、厳しい意見も寄せられています。

感想4:「天泣のキルロガー」の作画がきれい

ストーリー自体は面白いと評されながらも、突然の最終回に賛否両論が飛び交った「天泣のキルロガー」は、作画の美しさも高く評価されており、グロテスクな描写が多いものの、気持ち悪さをあまり感じさせないとの感想も見られます。劇中では、登場人物の背後に浮かぶ死者の顔が怖いと評されるも、作画がきれいなことで、ホラーものが苦手な方でも読みやすい作風となっているでしょう。

天泣のキルロガーのネタバレまとめ

「天泣のキルロガー」のネタバレまとめ・イメージ画像

「天泣のキルロガー」の漫画あらすじネタバレ、最終回のあらすじネタバレ、登場人物、作品の面白い魅力や感想などを、あらすじを交えながらネタバレ紹介しました。ゆずかのために殺人犯を狩る立場から、自らの罪を犯してしまったヒロムのその後や、連続殺人鬼の正体が気になる中で最終回を迎えた「天泣のキルロガー」でしたが、その後の展開や新たな登場人物の台頭など、続編を期待する声が相次いでいます。

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