【見える子ちゃん】神様の「さんかい」の意味を考察!3回になった理由と見返りは?

「見える子ちゃん」の神様の謎の言葉「さんかい」の意味を解明します!現在KADOKAWAの無料コミックポータルサイト「ComicWalker」で連載中の泉朝樹によるコメディ調ホラー漫画作品「見える子ちゃん」。この記事では、「見える子ちゃん」の「さんかい」を特集してその意味を考察、さらには神様の加護が3回になった理由やみこに課せられた見返りなどの謎ををネタバレで解説します。

【見える子ちゃん】神様の「さんかい」の意味を考察!3回になった理由と見返りは?のイメージ

目次

  1. 見える子ちゃんとは?
  2. 見える子ちゃんの神様の「さんかい」の意味を考察
  3. 見える子ちゃんの神様の「さんかい」の見返り
  4. 見える子ちゃんの山の存在しない神社と鈴
  5. 見える子ちゃんのみこのアニメ声優
  6. 見える子ちゃんのさんかいに関する感想や評価
  7. 見える子ちゃんのさんかいまとめ

見える子ちゃんとは?

見える子ちゃんの概要

概要のイメージ

「見える子ちゃん」とは泉朝樹による日本の漫画作品です。この世にいないはずの存在が見えるようになった女子高校生が、その存在を無視し怖い気持ちを抑えて何事もないように一日をやり過ごそうと懸命になる姿を描いたコメディ調のホラー作品となっています。

この作品「見える子ちゃん」が世に出たのは2018年、泉朝樹がTwitterで発表したのが始まりでした。すぐさま大きな反響を呼び、リツイート6万回以上・18万以上のいいねを獲得します。そこで同年11月2日にKADOKAWAの無料コミックポータルサイトComicWalkerにて連載が開始されました。2019年4月にはMFコミックス単行本が刊行され、2021年3月時点で既刊5巻となっています。

2019年8月「次にくるマンガ大賞 2019」Webマンガ部門で10位にランクインしたほか、2019年12月の「ニコニコ漫画年間ランキング2019」では公式マンガ部門2位、2020年1月「全国書店員が選んだおすすめコミック2020」一般部門で9位に選出されています。

また、漫画「見える子ちゃん」を原作としてテレビアニメが制作され、2021年10月よりAT-X他で放送されています。制作スタッフは、監督・小川優樹、シリーズ構成/脚本・猪原健太、キャラクターデザイン/総作画監督・ 嘉手苅睦、そして制作はPassioneが担当しました。

見える子ちゃんのあらすじ

あらすじのイメージ

普通の人には見えないはずの存在が見えるようになった女子高校生の四谷みこ。怖い気持ちを抑えて平常心を装いながら日々を送っていました。そんなみこの前に、霊能者志望のユリアが現れ彼女をさらなる恐怖に陥れます。その上、みこのクラス担任・遠野善が異様な化け物たちに憑りつかれているのを目撃します。その化け物が親友ハナに影響を及ぼしていると直感したみこは、恐怖に震えながらも遠野と彼に憑く化け物調査を始めました。

TVアニメ「見える子ちゃん」公式サイト

見える子ちゃんの神様の「さんかい」の意味を考察

ここからは、見える子ちゃんで神様が言った「さんかい」の意味を考察していきます。それは、見える子ちゃんの単行本2巻の11話でのことでした。みこは、親友ハナに憑りついている霊を祓ってもらうため、ナビを頼りに神社へと向かいます。

ようやく2人がたどり着いたのは、人っ子一人いない水を打ったように静まり返った神社でした。賽銭箱に小銭を入れお祈りしたみこが振り返ると、新たに現れた霊がハナに憑りついた巨大な「ヤバいやつ」を食べてしまうところでした。食べ終わるとみこのところにやって来て、彼女の頭上に手をかざし「さんかい」と言って、みこの周囲に葉っぱのようなものを撒いて消えていきました。

実は、この時ハナに憑りついた「ヤバいやつ」を食べて祓ってくれたのは神様だったのです。その後、ハナは肩が軽くなったと漏らしています。これは、ハナのお祓いが完了たことを意味しています。それでは、神様が言った「さんかい」とはどのような意味なのでしょうか?次の項ではその意味をネタバレで探っていきます。

ネタバレ①みこが神様にお願いした内容

まず、「見える子ちゃん」でみこが神様にお願いした内容をネタバレで紹介します。みこは親友ハナを連れて神社を訪れます。ハナに憑依した巨大な「ヤバいやつ」をお祓いで取り除いてあげたかったからです。ハナには見えていませんし何も感じられなかったようですが、みこにはハナに憑く巨大なヤバい霊がハッキリと見えていました。

ナビが導いてくれた神社でお賽銭をしてから、みこが神様にお願いしたのは、ただひたすらハナに憑いてるヤバいのを何とかしてくださいという心からのお願いでした。「おねがいします」という言葉を3回も使い、最後には「なんでもします」から助けてくださいとお祈りをしたたのです。ただ、最後に「ついでに私も」と、霊が見えるようになってしまった自分も何とかしてほしいとお願いすることも忘れてはいませんでした。

ネタバレ②「さんかい」とは3回助けることだった?

続いての「見える子ちゃん」のネタバレ解説は、いよいよ「さんかい」の意味の考察になります。「おねがいします」を3度も繰り返したお祈りが終わりみこがハナの方を振り返ると、ハナに憑いているヤバいやつの両隣に新たに2体の変な奴が増えています。それは狐の巫女のような姿をした霊でした。するとその狐の巫女のような2体は、元からいたヤバいやつにいきなり襲い掛かりました。

暫くすると神社の鳥居の辺りから光が差し込み、ハナに憑いているやつより巨大なさらにヤバいやつが現れました。突然現れた巨大なヤバいやつは、何とハナに憑いていたヤバいやつをムシャムシャと食べ始めたではありませんか。やがてハナに憑いていたヤバいやつは消滅し、狐の巫女2体と巨大なヤバいやつがみこの側にやって来ました。そして、みこの頭に手をかざして謎の言葉「さんかい」を言ったのです。

それでは、この「見える子ちゃん」の「さんかい」という言葉の意味をネタバレで考察してみます。神様にお祈りをするとき、みこは「おねがいします」を3回唱えました。巨大なヤバいやつ(神様と考えられます)が「さんかい」と言ったのは、この「おねがいします」に呼応する言葉と仮定できるのではないでしょうか?つまり、神様の言った「さんかい」とは、みこを助けてあげる回数を意味していると考察できるのです。

神様による「さんかい」の1回目は、見える子ちゃんの単行本2巻11話に出てきます。神社でみこがお願いすると、すぐさま神様はハナをお祓いしてくれました。これが「さんかい」の1回目です。続く2回目の「さんかい」は、見える子ちゃんの同じ2巻14話で描かれています。ある休日にみこはハナとユリアに誘われて、ヤバいやつらの写真を撮るため心霊スポットを訪れます。

この時、格段に強大化したヤバいやつにユリアが襲われます。みこはユリアを守ろうとするのですが、この行為でみこに霊が見えていることがわかってしまいます。格段にヤバいやつは、標的をユリアからみこに変えて襲い掛かってきます。この時、神様が再び現れて悪霊を退治してくれました。これが、「見える子ちゃん」の「さんかい」の2回目になるのです。

そしてこの時、神様のお供をしてきた狐の巫女があるポーズを取ります。そのポーズが示していたのは、「さんかい」のうち2回が使われてたので残りは1回という意味だと考察できます。それでは、神様のご加護がなぜ3回だったのでしょうか?なぜ3回だったのかという謎について考察するためには、もう一度「見える子ちゃん」の2巻11話に戻ってみる必要があります。

見える子ちゃんで、みこがハナのお祓いとついでに自分を守ってくれるようお願いするシーンです。ここで、みこは前述したように「おねがいします」と言う言葉を3回使って頼んでいます。「さんかい」が3度である理由は、みこが神様に頼んだ回数が3回で、神様がその回数に応じて加護を与えてくれると考えられるからなのです。

見える子ちゃんの神様の「さんかい」の見返り

ネタバレ①みこは神様にお願いしたあと3回助けられた

次に、見える子ちゃんの神様の「さんかい」に対する見返りについてネタバレで考察していきます。かつて神社でみこが神様にお願いした後、神様から加護が与えられています。前項で途中まで解説しましたが、もう一度神様の加護を振り返ってみます。

まず、見える子ちゃんで神様の「さんかい」の1回目は、霊のたまり場であるトンネルに入っていった時のこと。ユリアの軽率な行動からヤバいやつに目を付けられてしまいます。襲われてもうダメかと思ったその時、神様のお供の狐の巫女が現れユリアたちを助けてくれました。その際、狐の巫女は指を1本立て、これが神様の1回目の加護であることを示しました。

「見える子ちゃん」の「さんかい」の2回目は、心霊スポットの公園で行われました。みこが子供に手を振るとそれは子供の姿をした悪霊でした。この時も霊が見えていることを知られてしまい襲われることになります。もうダメかと諦めたみこを、突然現れた狐の巫女2体が助けてくれました。狐の巫女は事を成し遂げると、みこに向かって指を2本立てて見せました。これは、「さんかい」のうち2回目が使われたことを意味します。

「見える子ちゃん」の「さんかい」3回目は、みこの学校の担任教師・遠野善が絡む話になります。遠野に憑りついている異様な化け物を目にしたみこ。さっそく遠野の過去を調査してみます。その結果、遠野に憑りついているのは、亡くなった彼の母親であることを突きとめます。

みこは、遠野の母親の悪霊に向かって「自由にしてあげて」と頼みました。すると、母親の悪霊は怒りまくり、みこに向かって突進してきました。絶体絶命のピンチに陥るみこ。この時も神の使いである狐の巫女が現れ、みこを窮地から救ってくれました。これが「見える子ちゃん」の「さんかい」の3回目の加護になりました。

ネタバレ②お願いの見返り

この記事では、見える子ちゃんの神様の言った「さんかい」が3回の意味だったと考察しました。これが事実であれば今後「見える子ちゃん」では神様の加護の回収が始まり、世にも恐ろしい展開が待ち受けていると考察されます。かつて神社で神様にお願いしハナに憑りついている焼肉男の霊を祓ってもらったみこ。

普通お願い事をすれば、それに応じた「見返り」が必要となるのは火を見るよりも明らかです。しかも、みこのお願いはハナに憑いた霊のお祓いだけではなく、「ついでに私も」というどのようにも受け取られる曖昧な表現でした。さらに、どうしてもハナを助けたくて、「助けてください、何でもします」とかなり無謀で危険な申し出までしてしまいました。

「見える子ちゃん」の「さんかい」が神様のご加護の回数を表しているとすれば、みこはすでにそれを使い果たしたことになります。もし、みこからの見返りがないとなれば、神様はどんな処分を下すことになるのでしょうか?ここでネタバレ考察してみます。みこがダメなら他の者から見返りをしてもらうことになるのです。神様の命を受けた2体の狐の巫女は、ハナの家に押しかけるとハナに向かって何やら呟き始めます。

それは、「さんかい」の加護を施してあげたのに見返りが一切ないではないかという、遺憾の表明と今後待っている恐ろしいことへの警告のようにも思われました。また、とりあえず神社にくるようにという呼びかけのようにも見えます。ただ、2体の狐は警告するのみでそれ以上の行動に出ることはありませんでした。結界の外にいる彼らには、人間に対して何かをする力を保持出来ないのです。

いずれにしても、「見える子ちゃん」の「さんかい」がご加護の回数を示しているのだとすれば、すでに約束が果たされたことになります。見える子ちゃんでの今後の展開は、みこやハナにとって厳しいものになる可能性大でしょう。神様から得られるご加護を使い果たしたみこ達が今後悪霊による危険に晒されたとき、鳥肌の立つような恐ろしい見返りの回収が始まるのではないでしょうか?

見える子ちゃんの山の存在しない神社と鈴

ネタバレ①山の存在しない神社

ここまで見える子ちゃんにおける謎の解明を進めてきましたが、最後に山の存在しない神社と鈴についてネタバレで解説していきます。ナビの誘導でみことハナが辿り着いた山は、「溜まり場」と呼ばれている霊能者の間では有名な心霊スポット。「下町のゴッドマザー」との異名を持つ、ベテラン霊能者のミツエでさえ恐れおののくくらいの場所です。

ちなみにミツエは、力の限界を感じて霊能者を引退していたのですが、みことハナが神社を参拝する写真を見て彼女たちに迫る身の危険を知らせるため、霊能者復帰を決めたほどでした。ミツエのように霊が見える能力者の目には、無数の霊が山中に徘徊している光景が映るのだそうです。噂が噂を呼び、やがてこの山の周辺から人々が離れていき、辺りはさびれていきました。

この山の奥には、そこで山の神様にお祈りをすると願いが叶うといわれる幻の神社が存在すると言われてきました。ただ、山奥の神社に行くことができるのは、結界を破ることのできるものに限られます。結界があるので普通の人には辿り着くことができませんし、見ることも叶いません。それゆえ(普通の人にとっては)存在しない神社と言われていました。

ネタバレ②山の神様に渡された鈴

山奥の神社には誰でもはいれるわけではありません。それには特別な能力が必要なのです。まず山の神様が見えなければなりません。その条件を満たす者が神社に入ると、神様やお供の狐の巫女が現れます。その時、辺りには神様の持つ鈴の音が鳴り響き渡ります。山の神様からは人間のものと思われる手や足が突き出しており、たくさんの鈴を抱えるように持っています。そして、神様と相対するものに鈴が渡されます。

山の神様を見ると、その姿は鈴に覆われているのがわかります。人に注がれるまなざしの先にある目も鈴でできているようです。神様からの鈴を受け取った人間は、神様に吸収されてしまうのではないでしょうか?一説には、山の神様が抱えている鈴と体から突き出した手や足は、神様から受けたお加護の見返りとして吸い取られた霊能者たちの手足だと言われています。以上、「見える子ちゃん」の神社と鈴に関するネタバレでした。

見える子ちゃんのみこのアニメ声優

雨宮天のプロフィール

最後に、アニメ「見える子ちゃん」で主人公の四谷みこの声女を演じたアニメ声優・雨宮天紹介します。以下にプロフィールを記します。

  • 名前:雨宮天(あまみや・そら)
  • 性別:女性
  • 出身地:東京都
  • 生年月日:1993年8月28日
  • 年齢:28歳(2021年10月現在)
  • 身長:160 cm
  • 職業:声優、歌手
  • 事務所:ミュージックレイン

雨宮天が声優をめざすようになったのは、彼女が高校2年生の時の事だったと言います。声優の沢城みゆきが演じたさまざまなキャラを動画サイトで視聴し、その演技力に深い感銘を受けことがきっかけとなったそうです。

2011年18歳の時に第2回ミュージックレインスーパー声優オーディションに合格し、翌年声優デビューを果たします。2014年4月にはテレビアニメ「一週間フレンズ。」の初の主役・藤宮香織を演じます。この時、エンディング曲のスキマスイッチ「奏(かなで)」をカバーし、後の歌手活動への道筋を付けました。

2014年8月には、後にテレビアニメ「アカメが斬る!」のOPに選定されるファーストシングル「Skyreach」をリリースし、歌手デビューを飾ります。また、2015年には、第9回声優アワードにて新人女優賞を受賞しました。

雨宮天の主な出演作品

次にアニメ・見える子ちゃんで主人公の四谷みこの声を担当した雨宮天の出演作品を紹介します。数多い彼女の出演作品の中からテレビアニメの代表作を挙げてみます。

  • アカメが斬る!(アカメ)
  • 七つの大罪(エリザベス)
  • 一週間フレンズ。(藤宮香織)
  • 東京喰種トーキョーグール(霧嶋董香)
  • この素晴らしい世界に祝福を!(アクア)
  • WWW.WORKING!!(鎌倉志保)
  • バキ(松本梢江)
  • 魔法科高校の劣等生(光井ほのか)
  • マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(七海やちよ)
  • 彼女、お借りします(水原千鶴)

見える子ちゃんのさんかいに関する感想や評価

ここまで見える子ちゃんのさんかい特集をお届けしてきましたが、最後にさんかいに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する見える子ちゃんのさんかいに関する感想や評価は、「さんかい」の意味が3回なのかハッキリしないと言う方のツイートからです。仮に「3回」だとして、使い切った後のペナルティがないとは思えないと言います。神様へのお願いの見返りの話を読む前だとしたら、中々鋭い考察ではないでしょうか?

続いてに紹介する見える子ちゃんのさんかいに関する感想や評価は、「見える子ちゃん」の11話で出てきた「さんかい」が気になって仕方がないという方のツイートからです。神社の「三礼三拍手」の意味だとしたら、あまり面白くないと言います。神社と「さん」という言葉から「三礼三拍手」を思い浮かべる人が多いようです。

最後にに紹介する見える子ちゃんのさんかいに関する感想や評価は、「見える子ちゃん」5巻で神童ロムが登場してきたことで話に奥行きが出てきたと語る方のツイートからです。そして「さんかい」の意味をあえて「3回」ではないのかも知れないと否定して考えてみたそうです。その結果は書かれていませんが、きっとユニークな答えが出てきたことでしょう。

見える子ちゃんのさんかいまとめ

ここまで、「見える子ちゃん」に出てくる神様の言葉「さんかい」に的を絞って特集し、その「さんかい」の意味を考察、さらには3回になった理由や神様のご加護に対する見返りについてネタバレで解説してきました。いかがでしたでしょうか?

まとめのイメージ

「見える子ちゃん」で神様が放った言葉「さんかい」の意味は3回の加護を与えてくれると言う意味でした。神様に何度も窮地を救ってもらったみこでしたが、その加護に対する見返りをしていません。その後、みこが神様に狙われるようになったのは、その見返りと考察されます。狐の巫女がハナの家に押しかけ警告めいたことを言ったのは、山の神社を訪れないみこの代わりにハナが狙われたことを意味しています。

また、山の神社の謎についてですが、この場所は霊のたまり場で結界を破ることのできる者だけが入山することができました。神社に現れる山の神様は鈴をたくさん持っていて、神社を訪れてこの鈴を受け取ったものは神様に吸収されてしまうと考えられます。ComicWalkerで現在も連載中の作品「見える子ちゃん」。今後の「見える子ちゃん」の展開に期待しましょう。

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