2021年10月12日公開
2021年10月12日更新
魔女大戦をネタバレ解説!登場キャラクターやあらすじ・感想をまとめて紹介
漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」は、古今東西の偉人女性をモデルにした32人の魔女が、己の欲望を武器に戦うダーク・ファンタジー作品で、「終末のワルキューレ」の公式ライバルとして注目を集めています。本文では、漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」のあらすじネタバレと、登場人物・キャラ一覧のネタバレ、作品に関する感想や評価をまとめて紹介します。
魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合うとは?
漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」は、古今東西の偉人女性をモデルにした魔女・32人が、己の欲を武器に戦うダーク・ファンタジー作品です。以下では、「終末のワルキューレ」の公式ライバルとして注目される「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」のあらすじや、登場人物・キャラ一覧、感想や評価などをネタバレ紹介します。
魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合うの概要
漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」は、河本ほむら原作・塩塚誠作画によるダーク・ファンタジー作品で、コアミックス刊行の「月刊コミックゼノン」にて、2020年10月から連載されている作品です。
魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合うの関連用語
以下では、漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」を読む前に覚えておきたい、劇中の関連用語を紹介します。
関連用語①魔女
漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」では、人間が持つ欲望が魔女を生み、力を与えるとされ、欲深い女性を総称して「魔女」と呼びます。劇中では、文字通り欲にまみれた女性だけでなく、偉業を成し遂げることができたことも、際限なき欲が成功に導いたものと捉え、欲によって生み出された力は、魔法や魔装として発動されます。
関連用語②魔女千夜血戦
魔女同士の生死を賭けたトーナメント戦で、「ヴァルプルギス」と呼ばれます。勝者は己の欲をアグラットの力で叶えることができる一方、敗者は輪廻の輪から魂を外され、この世からの完全消滅する死が待っています。
関連用語③魔法
魔女の持つ「欲」を源にして発動される異能力で、欲が強いほど効果が大きくなり、世界の法則を書き換えることも可能です。
関連用語④魔装
魔女それぞれの「欲」から武器や鎧を生みだす戦闘装束で、魔装は魔女のイメージを反映したデザインとなっています。
魔女大戦の漫画あらすじネタバレ
以下では、偉人女性をモデルしたキャラ達の壮絶な戦いが話題を呼んだ、漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」のあらすじネタバレを紹介します。
1話あらすじネタバレ
百年戦争にて、フランス軍を勝利に導いたジャンヌ・ダルクでしたが、敵の捕虜なったことで異端尋問にかけられ、火刑に処せられてしまいます。その時、時間が止まると共に現れたリリム・リリスと契約を交わしたジャンヌは、魔女千夜決戦(ワルプルギス)へ転送され、同様の経緯で集められた魔女・31人共にトーナメント戦に挑むことになります。
2話あらすじネタバレ
魔女大戦・1回戦は、「豪」の魔女・巴御前と、「血」の魔女・エリザベート・バートリーの戦いとなり、魔装を装備した2人の壮絶な戦いが始まります。大剣を武器とする巴御前に対し、エリザベートは、様々な拷問器具を武器に攻撃を繰り出し、巴御前を追い込んでいきます。
3話あらすじネタバレ
小回りの利く武器を駆使して試合を有利に進めるエリザべートでしたが、強靭な精神力で攻撃に耐える巴御前は、反撃の機会をじっと待っていました。そして、相手の隙を見出し、渾身の斬撃でエリザベートに大ダメージを負わせ、形勢逆転に成功します。
4話あらすじネタバレ
辛うじて一命を取り留めたエリザベートは、巴御前が接近戦に不利であることに目をつけ、全ての拷問器具を繰り出して、巴御前を追い込もうと計画します。しかし、巴御前の一矢入魂に左腕を貫かれ、巴御前の勝利が確実と見えました。
5話あらすじネタバレ
会場がどよめきを上げる中、大技は魔力を大量に消費することから、巴御前にも疲れが見え始めます。そして、それぞれの「正義」と「悪」がぶつかり合い、壮絶な戦いが繰り広げられた結果、第1試合は巴御前に軍配が上がりました。
6話あらすじネタバレ
戦いを終え、控室に戻った巴御前は、ジャンヌと顔を合わせ、自分の戦う力の源は、理想の太平の世を成し遂げられなかった後悔と話し、戦いの先にある夢と希望に向かって、これからも戦い続けることを誓います。ジャンヌは、巴御前の話を聞き、自分が戦う意義を見出しはじめ、第2試合・武則天との戦いに挑みます。
7話あらすじネタバレ
魔女大戦・第2試合は、百年戦争のフランスの英雄・ジャンヌ・ダルクと、史上初の女性皇帝に上り詰めた武則天の異色の魔女対決となり、武則天は相手にナイフを投げ入れ、自害を求めます。ジャンヌは、ナイフを自らの首元に突きつけ、ここで戦い続ける目的を定めて試合に臨みます。
8話あらすじネタバレ
中世ヨーロッパの騎士を彷彿させる重苦しい甲冑と剣で戦うジャンヌに対して、余裕の表情を見せる武則天は、彼女を軽くあしらい、相手が根負けすることを望みます。しかし、武則天の予想は外れ、どんなに苦しくても決して諦めないジャンヌにしびれを切らし、ついに覇魔法・九似昇天咬を繰り出します。
9話あらすじネタバレ
武則天の覇魔法が打ちおろされ、ジャンヌの負けが確実と思われた矢先、ジャンヌの左右の腕に十字の盾の魔装が出現します。相手の欲を引き出すことで、自身の欲=力を増大させていく戦略に出たジャンヌは、武則天へのカウンターの機会を伺い、また、ジャンヌの魔法を見抜いた武則天も更なる攻撃を繰り出します。
10話あらすじネタバレ
ジャンヌのカウンター攻撃により、武則天は不利な状況へ追い込まれ、ジャンヌとの力の差も見え始めてきました。無欲の魔法の使い手であるジャンヌに対し、さらなる欲望を生みだす武則天は、それらを魔力に変え、覇魔法・天上天下融通無碍でジャンヌを追い込もうと画策します。
魔女大戦の主な登場人物・キャラ一覧
以下では、漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」から、主な登場人物・キャラ一覧をネタバレ紹介します。
ジャンヌ・ダルク
百年戦争にて、フランス軍を勝利に導いた英雄であったが、異端尋問にかけられ火刑に処せられるも、リリム・リリスによって異世界へ飛ばされました。「無欲」の魔女と称され、魔装は無貌の乙女(ラ・ビュセル・ド・アンフィニ)、トーナメント戦は、第1回戦・第2試合にて、武則天と対決しました。
巴御前
平安末期・源平合戦時代に木曽義仲に仕えていた女武者で、自分が悪と見なした者の滅亡を目指す「悪滅欲」を秘めた「豪」の魔女です。魔装は、薙刀をさらに大きくする大刀一人千力で、豪魔法は禍断の空弓、第1回戦・第一試合にて、エリザベート・バートリーと対決しました。
エリザベート・バートリー
16~17世紀にかけて実在したハンガリー王国の貴族で、吸血鬼伝説のモデルになった連続殺人者です。劇中では、少女時代に起きた召使いの不慮の事故をきっかけに殺人の快楽に目覚め、異世界では「嫐欲」を持つ、血の魔女として巴御前と戦います。魔装・血の伯爵夫人や血魔法・朱殷の遊び部屋は、実在した拷問器具をモデルとしています。
武則天
中国史上唯一の女帝で、日本では「則天武后」で知られています。女性でありながら皇帝の座に上り詰めたものの、その人生に物足りさを覚えたところを救われた、「天上欲」を持つ覇の魔女です。魔女大戦ではジャンヌ・ダルクと対戦し、大鎚を武器に魔装・凌征夷蛮戎狄、覇魔法・九似昇天咬を繰り出します。
魔女大戦のその他登場人物・キャラ一覧
魔女大戦では、古今東西問わず様々な偉人をモデルにしたキャラがトーナメント戦に名を連ねており、魔女たちが秘める欲や、戦い方に期待が高まっています。以下では、漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」から、その他の登場人物・キャラ一覧をネタバレ紹介します。
クレオパトラ
魔女大戦・第3試合に出場予定の魔女で、古代エジプト王朝・最期のファラオで、世界三大美女に数えられるクレオパトラがモデルです。
卑弥呼
魔女大戦・クレオパトラの対戦相手で、弥生時代に実在したと伝わる、邪馬台国の女王がモデルです。
マタ・ハリ
魔女大戦・第4試合に出場予定の魔女で、モデルは、第一次世界大戦に暗躍した女スパイの代名詞のマタ・ハリです。
メアリー・リード
魔女大戦にて、マタ・ハリの対戦相手の魔女で、18世紀のカリブ海を舞台に活動した女海賊がモデルです。
マリー・アントワネット
魔女大戦・第5試合出場予定の魔女で、「君臨欲」を持つ純の魔女です。フランス国王・ルイ16世の王妃で、フランス革命にて処刑された悲劇の王妃として知られています。
エカチェリーナ2世
魔女大戦にて、マリー・アントワネットの対戦相手で、モデルは、ロシア・ロマノフ王朝の女性皇帝で、啓蒙専制君主の代表的人物に数えられるエカチェリーナ2世です。
マリー・キュリー
魔女大戦・第1回戦の第6試合に出場予定の魔女で、女性初のノーベル賞を受賞した物理学者・化学者のキュリー夫人がモデルです。
黄月英
魔女大戦にて、マリー・キュリーとの対戦が予定されている魔女で、モデルは、三国志に登場する諸葛亮の妻・黄夫人です。
八百屋お七
魔女大戦・第7試合に出場予定の魔女で、江戸時代前期に、恋人に会いたいがために放火事件を起こし、火刑に処せられた少女がモデルです。
織姫
魔女大戦にて、八百屋お七との対戦が予定されている魔女で、モデルは七夕の伝説で語られる「織姫と彦星」の織姫です。
ボニー・パーカー
魔女大戦・第8試合に出場予定の魔女で、世界恐慌時代のアメリカをにぎわせたカップル強盗・ボニーとクライドをモデルとしています。
モナ・リザ
魔女大戦にて、ボニー・パーカーと対戦予定の魔女で、モデルは、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画「モナ・リザ」のモデルとなったリザ・デル・ジョコンドです。
アガサ・クリスティ
魔女大戦・第9試合に出場予定の魔女で、「ミステリーの女王」の異名で知られる、イギリス人推理作家がモデルです。
イザボー・シェイネ
魔女大戦にて、アガサ・クリスティと対戦予定の魔女で、モデルとなった人物は17世紀にフランスに実在し、悪魔に足を治してもらった伝説が語り継がれています。
アンナ・パブロワ
魔女大戦・第10試合に出場予定の魔女で、ミハイル・フォーキン振付のバレエ作品「瀕死の白鳥」の代名詞で知られる、20世紀初頭のロシア人バレリーナがモデルです。
厳詠春
魔女大戦にて、アンナ・パブロワと対戦予定の厳詠春は、中国武術史上最も強いと評された女性拳法家で、詠春拳の創始者をモデルとしています。
ラクシュミー・バーイー
魔女大戦・第11試合に出場予定の魔女で、モデルは、インド中部の実在した小国ジャーンシー藩王国の王妃で、「インドのジャンヌ・ダルク」の異名で知られています。
佐々木累
魔女大戦・ラクシュミー・バーイーと対戦予定の魔女で、江戸時代前期に実在した女性剣術家がモデルです。剣術家の父を持ち、特徴的な出で立ちから「異装の女性剣術家」とも呼ばれています。
リュドミラ・パヴリチェンコ
魔女大戦・第12試合に出場予定の魔女で、第二次世界大戦のソ連軍に入隊し、確認戦果309名射殺を成し遂げた、史上最高の女性スナイパーがモデルです。
紫式部
魔女大戦にて、リュドミラ・パヴリチェンコと対決する紫式部は、平安時代中期の貴族で、世界最古の長編小説「源氏物語」の作者です。
楊貴妃
魔女大戦・第13試合に出場予定で、世界三大美女の1人であり、「傾国の美女」の語源になった中国・唐の玄宗皇帝の妃・楊貴妃がモデルです。
シャルロット・コルデー
魔女大戦にて、楊貴妃と対決予定の魔女で、モデルは、フランス革命・ジロンド派のメンバーで、対立する山岳派のリーダー・ジャン=ポール・マラーを暗殺したことで知られる女性です。
アメリア・イアハート
魔女大戦・第14試合に出場予定の魔女で、モデルは、20世紀に女性初の大西洋単独横断飛行を達成したアメリカ人飛行士です。
マリア・アンナ・モーツァルト
魔女大戦にて、アメリア・イアハートの対戦相手で、オーストリアの作曲家・モーツァルトの実姉とモデルとし、音楽の才能に恵まれながらも、弟の影に隠れて陽の目を見ることができなかったと伝わっています。
小松姫
魔女大戦・第15試合に出場予定の魔女で、戦国武将・本多忠勝の娘で、真田信之の正室で知られる小松姫がモデルです。
ゼノビア
魔女大戦にて、小松姫の対戦相手の魔女で、モデルは、3世紀に実在したパルミラ帝国の女王で、「戦士の女王」の異名を持ちます。
ラ・ヴォワザン
魔女大戦・第16試合に出場予定の魔女で、モデルは、17世紀のフランスに実在した黒魔術師で、国内で流行していた毒殺事件の主犯とされた女性です。
フローレンス・ナイチンゲール
魔女大戦にて、ラ・ヴォワザンの対戦相手の魔女で、モデルは「クリミアの天使」と称された、近代看護教育の母・ナイチンゲールです。
魔女大戦に関する感想や評価
以下では、漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。
感想1:人気漫画の公式ライバル作品として気になる
終末のワルキューレ公式ライバルの魔女大戦めちゃめちゃ気になる
— 灰助 (@haisuke_43) June 19, 2021
終末のワルキューレの公式ライバルである「魔女大戦」は、偉人女性が己の欲をかけて戦う異色のバトル作品であり、魅力的なキャラクターの登場や、それぞれの特性を生かした武器・魔攻撃が注目を集めています。また、漫画「魔女大戦」は、オリンピックの男女別競技とも言われ、「終末のワルキューレ」と共に今後の展開に期待が寄せられています。
感想2:エリザベートの設定が良い
魔女大戦
— いちごしょら✡️🦄 (@hmtn0601) October 10, 2021
初戦でエリザベートバートリは最高
拷問欲より美欲にしてほしかったが
どちらにせよ
良すぎおにぎり
エリザベートバートリには勝ち上がってもらいたい。。
吸血鬼伝説のモデルとなったエリザベート・バートリーは、史実では少女への拷問など、残虐性が強調されがちですが、彼女が殺戮に走った原因は、美への並みならぬ執着心と言われています。「魔女大戦」の読者からは、エリザベートの欲は「美欲」の方が良いという感想も見られる一方で、美しき殺人鬼の華麗な戦いぶりも称賛され、エリザベートの勝利を望む声も見られます。
感想3:巴御前がかっこいい
そういえば魔女大戦の巴御前さんカッコよくてよいですよ エリザベートバートリーVS巴御前のバトルが見れます
— 子んぶ (@0141_58n) October 3, 2021
魔女大戦の第1試合は、日本の巴御前と、ハンガリー貴族・エリザベートという東西の偉人の戦いとなり、女武者として知られる巴御前の活躍にも注目が集まりました。太平の世を目指したという志や、かつての源平合戦を彷彿させる勇ましさがかっこいいと評され、第2回戦での戦いが注目されるキャラクターです。
感想4:マイナーキャラの登場を望む
魔女大戦は第1試合後から考えると、残り30人で終わると思われるから普通に幕間回かな
— フカヒレ (@ryoga1041075oh) October 10, 2021
卑弥呼が登場してくれるとありがたい
欲を言えばマタ・ハリかメアリー・リードのどちらかも登場してほしい
更に欲を言えば2話掲載がいい
漫画「魔女大戦」は、32人の魔女によるトーナメント戦なので、第1回戦の全ての試合を描くと膨大な量になるため、試合によっては結果しか描かれないケースもあると予想されています。一方、魔女大戦の感想の中には、偉人の中ではマイナーに分類されるマタ・ハリやメアリー・リードの試合も見てみたいとの声も見られ、キャラデザや欲・魔法等が注目されています。
魔女大戦のネタバレまとめ
漫画「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」のあらすじネタバレ、登場人物・キャラ一覧、作品に関する感想や評価などを紹介しました。古今東西の偉人女性をモデルにした魔女の登場や、己の欲望を魔力に変えて戦う異色の作風は、公式ライバル「終末のワルキューレ」にはない魅力が詰まっており、美しき魔女たちの壮絶な戦いが、更なる人気を呼んでいます。