【千年万年りんごの子】 あらすじと結末をネタバレ！漫画のラストと感想は？

「千年万年りんごの子」という漫画をご存じでしょうか？「千年万年りんごの子」は雪深いりんごの里で展開されるファンタジー作品です。特に結末が悲しいけれども感動するという感想を多く持たれていると言われています。ここでは「千年万年りんごの子」の最終回あらすじをネタバレ紹介していきます。また、結末ラストシーンも併せてネタバレ紹介していきます。それでは「千年万年りんごの子」の概要とあらすじをご覧ください。

「千年万年りんごの子」は講談社が発行していた漫画雑誌ITANにて2012年から2013年にかけて連載されていた漫画です。「千年万年りんごの子」のコミックスは全3巻です。書籍版は版を重ねていませんが電子書籍版があり手軽に読むことができます。「千年万年りんごの子」の原作者は2021年より月刊アフタヌーンに「天狗の台所」を発表している田中相です。同作品は第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞しました。

「千年万年りんごの子」の舞台は昭和の雪深いりんごの里です。主人公の伊岡雪之丞は捨て子でしたが、伊岡家に引き取られて育ちました。雪之丞は早く育った家を出たいと思っていました。そんな時、雪之丞に入り婿の話が持ち上がりました。見合いの相手は青森のりんご農園長内家の娘である朝日です。朝日の家では人手が足りなく特に男手を必要としていたのです。雪之丞は見合い話に興味を持ち、朝日との初対面を迎えるのでした。

田中相原作のファンタジー漫画「千年万年りんごの子」は穏やかながらも悲しいストーリー展開で感動を呼んだ作品だと言われています。特に最終回での悲しい結末に涙した読者が多かったと評されています。「千年万年りんごの子」はどのような最終回でどのようなラスト結末を迎えたのでしょうか？ここでは「千年万年りんごの子」の第10話と最終回第11話のあらすじをネタバレを交えて紹介していきます。それではご覧ください。

ITANに連載されていたファンタジー漫画「千年万年りんごの子」の最終回の1話前である第10話のあらすじをネタバレ紹介します。朝日は雪之丞が黒森で見つけてきたりんごを誤って食べさせられたことで子供のように小さくなってしまいました。村では60年ぶりの祭儀を執り行っていましたが、雪之丞は何とかしようと奮闘し、朝日も雪之丞の愛情に応えるためにこの因習を断ち切る決意をするのでした。2人はどうなるのでしょうか？

「千年万年りんごの子」の第10話あらすじネタバレ紹介です。朝日が小さくなる状況は変わらず、彼女は雪之丞からもらった指輪のことも覚えていない状態になりました。自分が朝日の役に立てていないと憤る雪之丞は雪の中を歩きながら自分の役割を悟りました。雪之丞は突然思い立ち雪の中で大きな焚火を作りました。そして燃え盛る炎に向かって「今そちらへ行くからそちらで話そう」と言って火の中に手を突っ込んでいくのでした。

一方の朝日は子供の頃祖母から日記をもらったことを思い出していました。それは今の自分と同じようにおぼすな様という神に選ばれた女性のものでした。そこにはおぼすな様に選ばれた後の女性の体の変化や気持ちの変化が綴られていました。朝日は雪之丞も自分もこの因習を断ち切る努力をしましたが報われなかったことを悲しみました。しかし、朝日は雪之丞が小さくなった自分を「朝日」と呼んでくれたことがとても嬉しかったのです。

ここでは田中相原作の漫画「千年万年りんごの子」の最終回あらすじと結末ラストシーンをネタバレを交えて紹介していきます。雪の中で焚火に手を突っ込んだ雪之丞はそのまま気を失いました。雪之丞が目を覚ました時、彼は家に担ぎ込まれていました。そして、目の前には朝日がいました。雪之丞は朝日に自分と入れ替わるように懸命に訴えました。しかし、朝日の考えは決まっていました。彼女はおぼすな様の所へ行く決意をしました。

「千年万年りんごの子」のラストのあらすじをネタバレ紹介します。「これでいいの」と言う朝日に対して雪之丞は「いいわけない」と叫びました。そして「君が好きだ」と正直な想いを伝えるのでした。朝日は雪之丞の言葉を聞いて嬉しく思いました。だからこそ因習は自分で最後にしなければならないと決意を新たにしました。朝日は雪之丞にりんごを食べさせました。「私もあなたが好き」そう言って雪之丞を元の場所へ帰しました。

「千年万年りんごの子」の最終回ラストシーンをネタバレ紹介します。雪之丞は再度目を覚ましました。雪之丞は朝日の幼馴染で自分の協力者だった乃木陸郎に助けられました。雪之丞は今後も村で暮らすことになりました。12年後雪之丞は大晦日を一緒に過ごすために家族のもとへ向かいました。そこで葛籠の中にあった朝日の髪の毛がりんごに変わっていました。そのりんごは最後に彼女が食べさせてくれたりんごと同じ味でした。

ITANに連載されていたファンタジー漫画「千年万年りんごの子」は派手さはないけれども読者の心を打つ漫画だと称されています。連載終了から8年を経過した現在でも「千年万年りんごの子」には熱心なファンが多くいると評されています。「千年万年りんごの子」にはどのような魅力があるのでしょうか？ここでは「千年万年りんごの子」の面白い魅力について考察・紹介していきます。それでは考察結果をご覧ください。

人気ファンタジー漫画「千年万年りんごの子」の面白い魅力を考察・紹介しています。最初に挙げるのはヒロインである長内朝日のキャラクターです。朝日は決して美人ではありませんが、とても朗らかで活発な性格をしています。また、細やかな気配りもできる優しい性格の持ち主でもあります。そして、何よりも朝日は自分が背負うことになった過酷な運命に逃げずに因習を断ち切ろうと奮闘します。そこが大きな魅力だと評されています。

ここではファンタジー漫画「千年万年りんごの子」の面白い魅力について考察・紹介しています。次に紹介するのは登場人物の表情の変化です。表情の変化が最も顕著なのが主人公の雪之丞です。雪之丞はストーリーの序盤では硬い表情をすることが多いのですが、朝日と暮らすことによって次第に柔和な表情が増えていきます。このような細やかな表情の変化が読者にもしっかりと伝わっており面白い魅力だと評されているのです。

ITANに連載されていたファンタジー漫画「千年万年りんごの子」の面白い魅力について考察・紹介しています。最後に紹介するのは泣くシーンの重要度についてです。「千年万年りんごの子」では泣くシーンが頻繁に登場すると言われています。その泣き方が画一的な表現ではなく、登場人物のキャラクターを掘り下げた上でそのキャラクターに合った泣き方を描いているのです。その描き分けが見事で魅力であると言われています。

ここではファンタジー漫画「千年万年りんごの子」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「千年万年りんごの子」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？それではご覧ください。

「千年万年りんごの子」の大ファンだと思われる方のツイートです。「千年万年りんごの子」はストーリー展開が見事であり何度も内容を反芻することのできる作品であるという感想をつぶやかれています。

同じく「千年万年りんごの子」の大ファンだと思われる方のツイートです。「千年万年りんごの子」を読まれて幸せに暮らしている夫婦が次第に悲しい結末へ向けて動かざるを得ない状況に陥っても互いを思い続けるという展開に胸を打たれるとつぶやかれています。

同じく「千年万年りんごの子」の大ファンだと思われる方のツイートです。「千年万年りんごの子」はご自身にとって10本の指に入る特別な漫画であるという感想をつぶやかれています。

ここではITANに連載されていたファンタジー漫画「千年万年りんごの子」を特集してきました。「千年万年りんごの子」は何度読んでも感動できる漫画だと評されています。是非一度「千年万年りんごの子」をご覧ください。