【私の少年】最終回の結末とあらすじをネタバレ!読者の感想・評判も紹介

30歳OLと12歳の少年の交流を描いた漫画「私の少年」は、恋愛ことは異なる不思議な感情で惹かれあう2人の関係や、感動の最終回結末が話題を呼びました。本文では、独特の作風が注目を集めた漫画「私の少年」から、9巻のあらすじと最終回結末ネタバレ、「私の少年」の1巻~8巻のあらすじネタバレ、作品の見どころや、読者の感想・評判などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

【私の少年】最終回の結末とあらすじをネタバレ!読者の感想・評判も紹介のイメージ

目次

  1. 私の少年とは?
  2. 私の少年が完結!9巻あらすじを最終回結末までネタバレ
  3. 私の少年の漫画あらすじネタバレ
  4. 私の少年の見どころ
  5. 私の少年は気持ち悪い?感想や評価を紹介
  6. 私の少年の最終回まとめ

私の少年とは?

漫画「私の少年」の紹介・イメージ画像

漫画「私の少年」は、ある出来事をきっかけに知りあった30歳OLと12歳少年の交流を描いた作品です。以下では、漫画「私の少年」の最終回結末のあらすじネタバレをはじめ、「私の少年」の1巻~8巻のネタバレ、作品の面白い魅力や感想や評価などを紹介します。

私の少年の概要

漫画「私の少年」の概要・イメージ画像

高野ひろ深先生の漫画「私の少年」は、2016年に「月刊アクション」で連載が開始され、2018年に「週刊ヤングマガジン」へ移籍し、2020年に最終回を迎えました。

私の少年の作者

「私の少年」の作者・イメージ画像

漫画「私の少年」の作者・高野ひろ深先生は、2015年に漫画家デビューし、翌年に連載を開始した「私の少年」にて、「このマンガがすごい!2017 オトコ部門・第2位」、「俺マン2016 第1位」「第3回 次にくるマンガ大賞 第3位」など、複数の賞を受賞・ノミネートされました。

私の少年が完結!9巻あらすじを最終回結末までネタバレ

漫画「私の少年」の9巻最終回結末のネタバレ・イメージ画像

恋人ではなく、お互いを大切な存在と思う関係となった聡子・真修の交流が涙を誘う、漫画「私の少年」の9巻あらすじと最終回結末をネタバレ紹介します。

あらすじネタバレ①39話

寿司を食べる聡子と真修・イメージ画像

父親から許可をもらった真修は、門限17時を条件に聡子に会います。2人は、ご飯を食べに行くことにし、聡子の提案で回転寿司に入ります。よく食べる真修の姿に聡子は幸せを感じる中、突然、真修は「お母さん」と呼びます。以前、真修の父親から言われたことを思い出し、ドキッとする聡子をよそに、真修は子供が靴を落としたことを、母親に教えていました。

聡子の勘違いだと分かったものの、自分は真修から母親のように思われていないかと考え、その趣旨の質問を真修にします。以前、聡子と父親が話した内容を聞いた真修は「ある」と答えます。子供が世話を焼いてくれる大人を実の親のように想うことは頭で理解していても、予想外の答えが返ってきたことに聡子は戸惑いを隠せずにいました。

てとつなぐ真修と聡子・イメージ画像

しかし、幼い時から母親がいなかった真修に母親の記憶はなく、手をつないだ時に聡子の手がお母さんの手のような感覚がしたことを打ち明けます。一方の聡子も、真修との親子関係を想像したことがあり、始めはお母さんと思われることに戸惑いを覚えていたのが、今では嬉しい気持ちに変化していました。

あらすじネタバレ②40話

公園でサッカーの練習をする・イメージ画像

聡子と別れた真修は、公園でサッカーの練習をしていた頃を思い出します。いつも家に帰ると玄関の鍵は閉まっており、鍵が開くまで玄関の横の茂みで待っていました。しかし、その日は、仕事が早く終わった父親が家におり、外出中の祖母に代わって、真修が夕飯を作ることになりました。一方、父親は、真修が包丁で手を切った事件を思い出し、心配のあまり周囲をうろつき始めます。

真修は、幼い時に父親の怒鳴り声に怯え、家の中に入れず、よく茂みに隠れていたことや、聡子に保護してもらったことを話します。息子の気持ちを気づいてやれなかった父親は、自分は何をすれば良いの分からないと自暴自棄になります。真修は、てっきり料理の手伝いだと思い込み、手伝いが欲しいと時には呼ぶから、それまで座っててと言います。

あらすじネタバレ③41話

いつものように会社に出勤した聡子は、椎川が婚約者に気遣って結婚を延期していることを耳にします。その後、かつて椎川の愚痴をまくしたて、ボロボロになりながらも必死にもがく過去の自分を見た聡子は、過去の自分を受け入れます。同時に、誰かのために強くなるのではなく、弱いままの自分でもいいと思えることを胸に秘め、日々を送ります。

あらすじネタバレ④42話

部屋の片づけをする真修は、クローゼットの中にしまっていたサッカーボールを取り出します。ある日、サッカーボールをどっちが持っているかを決めるか、お互いに質問をぶつけあいながらパスをし、先に質問の答えがでなくなった、または質問が思いつかなかった方がボールを持って帰ることになりました。しかし、公園でのボール遊び禁止を受け、2人の勝負はLINEで決着をつけることになりました。

スマホ上で繰り広げられた質問合戦の中で、好きな色はという問いに真修は「ターコイズ」と答えます。ターコイズは、聡子が好きな色でもあり、いつしか真修の好きな色でラッキーカラーになっていました。聡子は、もし好きな人はという質問が来たら真修と答えようか考えます。しかし、真修との関係に幸せを噛みしめる聡子は、真修のことを大切に想うがゆえに、真修を好きだと言わないことを決意します。

それは、もし、真修を好きだと言ったら、真修は喜ぶけど、聡子自身が一線を越えた感情を芽生えさせてしまい、2人のかたちが崩れてしまうと危惧したからでした。また、自分が、真修の多様な世界に属していること、真修の存在が自分の世界を広げてくれていることを幸せを感じ、恋愛とは異なるものの、これからも真修と一緒にいたいことを打ち明けます。

あらすじネタバレ⑤最終回

打ち上げ花火を見る・イメージ画像

花火大会に誘われた聡子は、浴衣に身をつつみ、待ち合わせの場所へ向かいます。待っている間も真修のことを考えていた聡子は、うっかりしてラムネを2本買ってしまいます。一方、真修も同じ花火大会に来ており、父親と祖母が場所取りをする中、真修もラムネを買い求めます。そして、花火が打ち上がった瞬間、聡子の携帯に真修から電話がかかり、同じ花火を見つめました。

私の少年の漫画あらすじネタバレ

「私の少年」の漫画あらすじネタバレ・イメージ画像

サッカーを通じて交流を深め合う年の差18歳のOL・少年の不思議な関係が興味をそそる、漫画「私の少年」の1巻~8巻のあらすじをネタバレ紹介します。

1巻あらすじネタバレ

スポーツメーカー・ヨネサスに勤務するOLの多和田聡子は、8年間彼氏無しの30歳で、ある日、公園でサッカーの練習をする12歳の少年・早見真修と知りあいます。複雑な家庭環境に置かれた真修を放っておけずにいた聡子は、彼を一時的に保護します。その後も、聡子と真修の交流は続いたものの、真修に想いを寄せるクラスメイト・菜緒は、2人の親密な関係が気になり始めます。

2巻あらすじネタバレ

真修のサッカーの練習に付き合うようになった聡子は、ある日、スマホを落としてしまいます。その後、会社の携帯から連絡を入れた元彼の上司・椎川がスマホを届けにきたものの、公園には真修の姿もあり、聡子は2人の関係について上手く説明できずにいました。そんな中、聡子は、真修を自宅に呼んで勉強を見ることとなり、真修に対して特別な感情を芽生えさせ、戸惑いを覚えます。

一方の真修は、聡子と一緒に過ごす時間を楽しんでおり、弟が家出した際には、つかさず聡子に相談するなど、大人の女性として聡子を頼りにしていました。しかし、2人の関係は、間もなく真修の父親に知られることとなりました。

3巻あらすじネタバレ

父親の留守中、真修は聡子の家にいましたが、サッカーの練習をしていたと嘘をついてしまい、結果、真修はサッカーを辞めさせられました。一方、真修に嘘をつかせてしまったと後悔する聡子は、彼から離れることを決断するも、気が付いた時には早見家に来てしまい、真修の父親と話し合うことになり、金曜の夜にサッカーを教えていたことを明かします。

真修の父親は、息子が見ず知らずの女性からサッカーを教わっていることに嫌悪を示すも、2人の関係を知った上で、真修・聡子の交流を認めることになりました。しかし、楽しい日々も束の間、聡子の勤務する会社へ、真修の父親のクレームの連絡が入ります。事態を受け、聡子は仙台支社への転勤を命じられ、真修とも別れることになりました。

4巻あらすじネタバレ

真修との別れから2年後、仙台支社に勤務する聡子は、修学旅行中の真修と再会します。サッカーを辞めた真修は、父親の希望で進学塾に通い始めたものの、自分のやりたいことが見いだせず、聡子の事も忘れられずにいました。真修の聡子への想いは、修学旅行中も頭から離れることなく、送信されるはずのない聡子宛のメッセージを送り続けていました。

その後、聡子との束の間の再会を果たした真修は、最後のチャンスとばかりに聡子へ自身の連絡先を教え、聡子からのメッセージをきっかけに、2人の交流が再び始まります。しかし、過去の一件から、よそよそしい態度を見せる聡子をよそに、真修は彼女に会いに行きたいと言い出します。

5巻あらすじネタバレ

本社での新プロジェクトのメンバーとして、東京へ戻ることになった聡子は、今度こそ真修と別れることを決意します。聡子は、真修との年齢差などを考慮した上で、彼の母親代わりのような存在として接していましたが、真修は聡子を恋愛対象として見ており、聡子へ告白します。聡子は、真修の考えに理解を示したうえで、大人として真修の気持ちに応えることはできないと諭します。

同時に、初めて早見家に上がった時の事を話し、あの時、真修を虐待から守れなかったことを後悔していること、真修が大人になった時、出会えてよかったと思える大人になりたいと話します。しかし、真修は、自分はまだ子供で弱いと思われているから、聡子に受け入れてもらえなかったと思い込み、失恋に心を痛めます。

6巻あらすじネタバレ

聡子と真修の関係を知る聡子の妹・真友子は、真修をカラオケに誘い、聡子の知られざる一面を語り聞かせます。その後、カラオケ店内で真修の祖母と知り合った真友子は、聡子を自分の友人と称して真修の家に向かいます。感じのよい祖母や、手入れが行き届いた自宅を見た聡子は、真修が健やかに過ごしていることを確認するも、聡子の心は満たされることはありませんでした。

そんな中、真修が熱を出して帰宅し、彼を部屋に運んだ聡子は、ようやく自分の気持ちに気が付き、真修のために自分は何ができるだろうと模索します。そこへ、真修のクラスメイト・菜緒と再会した聡子は、真修へのクリスマスプレゼント選びを手伝ってほしいと頼まれます。

7巻あらすじネタバレ

新年を迎え、仙台の実家に帰省した聡子は、真友子の彼氏でリーガル・マネジメント・プランナーの庄に、真修との相談を持ちかけます。庄の見解によると、真修は、自分の意思で聡子についていったことから、刑法上は問題ないとしつつも、条例の観点でみると親の許可を得ていない点が問題だと指摘され、聡子は改めて自分のしたことの重大さを知ります。

同時に、東京へ戻った理由も、真修を救いたいことは口実に過ぎず、本当は真修に会いたかったことに気づかされます。そして、これまでの事を真修の父親に謝罪した上で、真修と会うことを考えます。その後、それぞれの親子関係で頭を痛めた聡子・真修は、お互いの気持ちを伝えあうことができ、大人・子供という壁を取り払った対等な関係を築き上げます。

8巻あらすじネタバレ

真修の高校進学後も聡子との交流が続く中、聡子の会社でのゲーム体験に行った真修は、椎川と出会います。聡子の元彼である椎川は、聡子との思い出を自慢気に語ると同時に、別れを告げた聡子への未練ものぞかせました。そして、聡子と2人きりになった椎川は、聡子の仙台支社への異動の経緯について話し、お互いの気持ちを整理します。

そんな中、真修は菜緒を含めた複数人で遊びに行くことになるも、真修は聡子に会いに向かいます。一方、みんなと先に別れた菜緒は、聡子を呼び出し、真修に対する想いを聞き出します。聡子は、真修のことを好きだといいつつも、それらは異性や友達としての意味なのか、自分でも分からずにいました。

私の少年の見どころ

「私の少年」の見どころを紹介・イメージ画像

漫画「私の少年」は、いわゆる「おねショタ」に分類される作品である一方、「私の少年」では、成人女性と少年との交流に対するハードルを高く設定しており、少年との関係に悩む主人公の精神的な成長も、見どころの1つです。以下では、漫画「私の少年」の見どころについて紹介します。

見どころ①聡子はごく普通の女性

漫画「私の少年」は、田和田聡子と早見真修の年の差を越えた交流を描いており、一部では、聡子に少年愛の嗜好があるのではと考察されています。しかし、劇中で描かれた聡子の恋愛遍歴を辿ると、大学時代に椎川文貴と1年だけ付き合った経験があるも、当時の聡子は椎川に対する恋愛感情が薄く、別れることになりました。

2人の関係は元恋人から会社の同僚・上司という関係に変わりつつも、心の底では椎川を忘れられず、彼の婚約者を紹介された時には、ショックのあまりトイレの個室で涙を流しました。椎川に対する反応からは、聡子はごく普通の女性とみることができ、聡子がどのような経緯で年下の少年に惹かれていくのかが、最大の見どころです。

見どころ②未成年被害者のニュースが流れる

未成年被害者のニュースの描写・イメージ画像

30歳のOLと12歳の少年の交流を描いた漫画「私の少年」では、劇中のテレビ画面から、未成年被害者のニュースが差し込まれている点も特徴に挙げられます。聡子自身も、真修との関係はいけないことと分かっており、真修も自分から聡子についていったため、一見すると事件性は低いと思われる一方、世間的に見れば2人の関係もいけないことと思われます。

劇中では、未成年被害者のニュースが繰り返し描かれており、例えフィクションであっても、聡子・真修の関係はあってはならないことを訴えているでしょう。

見どころ③サッカーを諦める真修

聡子との交流などをきっかけに、サッカーを辞めざるを得なくなった真修は、父親から意味のないことを続けるだけ虚しいことだと教えられます。話を聞いた聡子は、真修は本当はサッカーを続けたかったのに、父親の考えに沿って辞めたと察します。そして、始めることは色んなものがきかっけになるけど、それらを続けることや終わらせることは、自分次第だと教えます。

聡子の言葉からは、2人の未来を予言したような意味深なセリフとも捉えられ、聡子との関係を続ける、または終止符を打つのも、真修自身が決めることだと訴えているでしょう。

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私の少年は気持ち悪い?感想や評価を紹介

「私の少年」に関する感想や評価・イメージ画像

きれいな結末ラストで締めくくられた漫画「私の少年」でしたが、一部では趣味が合わないことを理由に、気持ち悪いとも評されています。以下では、漫画「私の少年」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:作品の素晴らしさを称賛

漫画「私の少年」は、ひょんなことから知り合った年上女性と少年の交流を描いただけでなく、少年との関係に悩む聡子の苦悩や、彼女を母親や恋人のように慕う真修の関係、周囲の人々との関わりなど、奥深い作風が注目を集めました。従来の作品にはない独特の作風や、最終回結末まで一気に読みたいと思わせるストーリーも人気に拍車をかけ、「私の少年」を称賛する感想も多く見られます。

感想2:様々な好きの在り方を知った

漫画「私の少年」の最終回は、2人の関係がこれからも続くことが示唆される結末で締めくくられ、感動の最終回結末だったとの感想が多く見られました。また、恋人でも親子でもない聡子・真修の不思議な関係のように、好きの在り方は1つだけではないというメッセージ性のあるストーリー展開も評価され、「私の少年」の人気を高めています。

感想3:心理描写がうまい

漫画「私の少年」に関する感想や評価の中には、高野ひと深先生の作画の美しさや、登場人物たちの心理描写を称賛する声も見られ、お互いの関係に苦悩する聡子・真修の心情も、作品の人気に拍車をかけました。「私の少年」は、好みが分かれやすいジャンルのため、一部では受け入れられないとの声も見られる一方、切なさを感じさせる作画や表現も良いと、作品を高く評価する感想も見られます。

私の少年の最終回まとめ

私の少年の最終回まとめ・イメージ画像

漫画「私の少年」の9巻と最終回結末のネタバレ、各巻のあらすじネタバレ、「私の少年」の面白い魅力、感想や評価などをネタバレ紹介しました。30歳OLと12歳の少年の交流を描いた「私の少年」の結末は、お互いを大切な存在と思う聡子・真修の姿で締めくくられ、涙無しでは読めない最終回となりました。

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