カラオケ行こ！のあらすじ・感想をネタバレ！最終回の結末や登場人物は？

カラオケ行こ！とは、今人気の漫画家、和山やまによる漫画作品です。カラオケ行こ！のあらすじや結末をネタバレしていく前に、作品の概要を紹介しておきます。カラオケ行こ！は、元々は同人誌として発行されていた作品でしたが、2020年9月に単行本となって発売されています。KADOKAWAから発行されたカラオケ行こ！は、ヤクザが中学生に歌を教わるという異色の設定で話題を呼んだ漫画作品です。

作者の和山やまは、過去作の「夢中さ、きみに。」や「女の園の星」などでも高い評価を獲得している人物であり、そんな和山やま作品であるカラオケ行こ！も注目度の高い作品となっています。

カラオケ行こ！のあらすじをネタバレしていく前に、作者・和山やまについても紹介していきます。カラオケ行こ！の作者である和山やまは、1995年1月25日生まれの日本の漫画家です。2019年頃より活動しており、大学二年生の頃に発表した『優等生の問題』で第67回ちばてつや賞一般部門に入選しています。

2019年にコミティアにて同人誌である『夢中さ、きみに。』を頒布し、その後『夢中さ、きみに。』は書籍化を果たします。2020年には『夢中さ、きみに。』が第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞や第24回手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、注目を集めていました。

現在は『FEEL YOUNG』にて『女の園の星』を連載しています。また、ここであらすじなどを紹介するカラオケ行こ！の続編となる『ファミレスいこ。』もコミックビームにて連載中です。ここでは、そんなカラオケ行こ！に関しての詳しい情報をネタバレし、最終回の結末もネタバレしていきます。

カラオケ行こ！のあらすじをネタバレ紹介していきます。カラオケ行こ！の主人公は、合唱部に所属している男子中学生・岡聡実です。聡実は合唱コンクールの舞台上から、何者かの視線を感じていました。コンクールが終了後、明らかにヤクザの男・成田狂児から声をかけられた聡実。狂児は聡実をカラオケまで連れて行くと名刺を渡し、聡実に歌を教えてほしいと言うのでした。

狂児が言うには、狂児の所属している組の組長は大のカラオケ好きで、絶対音感を持っています。年に何度か開催される組のカラオケ大会において組長から最下位の点数をつけられてしまうと、組長によってへたくそな刺青を入れられてしまうと言うのです。面倒事に巻き込まれたくない聡実は、貰った名刺をカラオケ店のソファの隙間に捨てました。聡実は狂児の歌うX JAPANの紅を聞き、お世辞なしでズバズバとアドバイスをするのでした。

その後、聡実は狂児に歌のレッスンを行う事になってしまいます。聡実は狂児に「好きな歌と得意な歌は違う」とアドバイスします。狂児はカラオケ大会で歌う歌を選びきれない様子でした。

何故か狂児の歌の練習に付き合っていく聡実でしたが、ある時変声期を迎えてしまいます。合唱部で高音のパートを担当していた聡実にとっては大問題でした。次の大会ではソロパートも任されていた聡実は、声が変わってしまう事にショックを受けていました。狂児の練習に付き合っている余裕もなくなってきた頃、狂児に連れられて行った先で他の組員へのアドバイスも求められてしまいます。

その後、狂児は聡実にお詫びにイチゴを買ってあげます。聡実は「狂児だけなら」と歌のコーチを続けても良いと伝えます。狂児は聡実を家まで車で送り、途中で「立ち入ってはいけない場所」を教えるツアーをしてくれました。カラオケ大会が行われる店も教えてくれる狂児。

変声期を迎え声を出すのが苦しくなっていく聡実は、次の大会に向けて練習に励みます。奇しくも狂児の組のカラオケ大会も同じ日に開催されるのでした。聡実と狂児はお互い万全を期す為、それぞれに練習に打ち込む事にします。聡実にとっては最後の大会となるため、聡実は家族から三つもお守りを貰います。

たくさんお守りを貰った聡実は、どうしても狂児の事が気になり狂児にお守りを届けに行く事にします。しかし、狂児から「立ち入ってはいけない」と教わっていたエリアに入ってしまった聡実は、早速チンピラに絡まれます。通りかかった狂児はチンピラを殴り倒し、聡実を助けるのでした。狂児にお守りを渡す聡実でしたが、狂児の何気ない言葉にカッとなってしまいます。

狂児の車を飛び出した聡実でしたが、直後の狂児から送られてきたラインの絵文字が頭にこびりついて、いつの間にか悩みが薄らいでいくのでした。翌日はついに大会の当日でしたが、緊張から聡実は眠れない夜を明かします。大会当日、会場まで歩いていく聡実は、交通事故の現場に出会います。警察官が無線で話している内容から、事故に遭ったのは狂児である事が分かりました。

狂児は大怪我を負い病院に運ばれたそうです。狂児に電話をかける聡実でしたが、狂児が出ることはありませんでした。狂児の事が気になり大会へ行く事が出来なくなった聡実は、狂児から教わったカラオケ大会が開催されるスナックへと向かいます。

カラオケ行こ！の漫画最終回のラスト・結末までをネタバレしていきます。聡実がスナックの扉を開けると、まさにカラオケ大会の真っ最中でした。狂児の姿はなく、聡実は狂児はどこに行ったのか？と尋ねます。組長が「地獄へ行った」と答え、聡実は狂児の死を知るのでした。聡実は泣きながら、狂児が死んだのにカラオケ大会を続ける組員達に「地獄に落ちたらいい」と捨て台詞を吐いて立ち去ろうとします。

そんな聡実を組長は呼び止め、狂児への鎮魂歌として一曲歌えと言いました。聡実は狂児との事を思い出しながら、狂児の十八番である紅を歌うのでした。聡実が歌い終えると、組長は感動で涙を流していました。

聡実の熱唱を皆が褒め称える中、突然狂児が現れて聡実の肩を組みます。驚いて組長を見る聡実に、組長はベロを出して見せました。実は聡実が店に入ってきた時狂児はちょうどトイレに入っており、聡実を驚かせようと狂児は死んだと嘘をつかれていたのでした。

カラオケ行こ！の最終回のラストでは、3年の月日が経過して聡実は高校卒業を迎えます。カラオケ大会の日から、狂児と連絡を取り合う事もなくなった聡実。高校を卒業して東京の大学へと入学する聡実は、東京行きの飛行機を待っていました。そんな聡実の隣に、狂児が座ります。

狂児も用事で東京へ行くと話してきます。突然の再開に驚く聡実に、狂児は歌下手最下位となって、「聡実」と彫られた腕を見せてきます。ドン引きする聡実に、狂児は東京に着いたら「カラオケいこ」と誘ってくるのでした。

カラオケ行こ！のあらすじネタバレや最終回ネタバレと合わせて、カラオケ行こ！の登場人物も紹介します。カラオケ行こ！の登場人物は主に二人です。まず、主人公の岡聡実は、合唱部に所属する男子中学生です。平凡な男子ながら、ヤクザである狂児にも怯まず本音で話します。最終回では大学生になっています。

カラオケ行こ！の登場人物で、主人公の聡実と共にメインの登場人物となるのが、成田狂児です。ヤクザで若頭補佐をしている39歳の男性で、合唱コンクールで一番歌がうまかった学校の部長だった聡実を見出します。カラオケ大会で負けて刺青を彫られない為に、聡実にコーチして欲しいと願い出ます。

カラオケ行こ！に関しての感想や評価を紹介していきます。まず、カラオケ行こ！はストーリーがとても面白いとの感想を集めています。ここでもあらすじをネタバレして紹介しましたが、ネタバレを見ても分かる通り、タイトルからは想像もつかないストーリー展開となっています。そんな独特なストーリーは高い評価を獲得しています。

カラオケ行こ！に関しての感想では、ギャグのテンポが良く面白いといった感想もたくさん見られています。和山やまによる漫画作品では、独特のシュールなギャグやノリが評価されていますが、カラオケ行こ！でもそんな和山節が存分に発揮されています。

カラオケ行こ！は基本的にギャグ漫画として描かれているのですが、あらすじネタバレを見ても分かる通り、聡実と狂児との友情以上恋人未満のような関係が描かれています。最終回のネタバレでも紹介しましたが、狂児が死んでしまったと思って涙する聡実の姿など、純粋な関係性に涙した読者もたくさんいました。

ここでは、カラオケ行こ！のあらすじをネタバレしています。また、あらすじのネタバレだけでなく、登場人物の情報や最終回のラストまで詳しくネタバレしました。ネタバレ情報を見て気になったという人は、是非話題の漫画作品・カラオケ行こ！をチェックして見て下さい。