2021年09月28日公開
2021年09月28日更新
【ポーの一族 ユニコーン】アランは復活する?エディスの火事のその後をネタバレ
漫画「ポーの一族 ユニコーン」は「ポーの一族」の最終作「エディス」のその後を描いた続編として発表されました。主人公のエドガーの最愛の友であるアランは「エディス」の作中、火事で消えてしまいました。「ポーの一族 ユニコーン」では、アランの復活を願うエドガーがダイモンと接触します。ここでは、アランの復活は?について考察し、ダイモンについてと、ダイモンの本名についてネタバレで紹介します。また、「ポーの一族 ユニコーン」で、エドガーとアランがダイモンと初めて会った時のエピソードなども紹介していきます。
目次
ポーの一族 ユニコーンはエディスの火事のその後を描く続編
作者・萩尾望都による漫画「ポーの一族 」は、永遠の時を旅する吸血鬼(バンパネラ)のポーの一族の物語です。1972年に始まり、1976年に最終章を迎えた「ポーの一族」は、その後、40年の時を経て2016年に続編「ポーの一族~春の夢~」が発表されました。ここでは1976年の「ポーの一族」の最終話「エディス」の続編として新たに発表された「ポーの一族 ユニコーン」についてネタバレで紹介します。
ポーの一族 ユニコーンはポーの一族の続編
「ポーの一族 ユニコーン」は、1976年の「ポーの一族」の最終話だった「エディス」の続編となっています。「エディス」の舞台は1976年のロンドンで、少女エディス・エヴァンズの家が火事になり、一人残されたエディスを救出しようとして、アランが炎の中に消えてしまったという内容です。「ポーの一族 ユニコーン」は、この火事のその後の物語です。
ポーの一族 ユニコーンの舞台
「ポーの一族 」の続編「ポーの一族 ユニコーン」の舞台となっているのは、2016年のミュンヘンです。1976年にエディスの家が火事になったその後、エドガーは吸血鬼仲間のファルカに教えてもらった能力でポーの村に帰っていったということです。エドガーはそこで静かな眠りの時を過ごします。その40年後、エドガーは炭の様な一塊となったアランを復活させたいと願うようになります。
アランを大切にトランクに入れたエドガーは、アーサー・クェントン卿の元を訪れます。クェントン卿に連絡をとってもらったエドガーは、ファルカにアランを復活させる方法を相談します。そこに吸血鬼・ダイモンが現れました。ダイモンはアランを復活させる能力を持っているとエドガーに話します。すると、ファルカがダイモンは危険な人物だとエドガーに忠告します。
かつてダイモンは「気」が乏しくなるとファルカを訪ねては、彼から「気」を吸い取っていました。ファルカはその度に死にそうな目に遭ったというのです。ファルカはダイモンについて行くというエドガーを止めようとしますが、エドガーはアランを復活させることができるなら「悪魔とだって契約する」と言い、ダイモンについて行くのでした。
ポーの一族 ユニコーンのダイモンとは?
「ポーの一族 ユニコーン」に登場するダイモンとは、大老(キング)ポーに血をもらった吸血鬼(バンパネラ)です。ダイモンという名前は本名ではなく、同じ吸血鬼のファルカが彼のことをダイモンと呼んでいるのです。ダイモン自身は主にバリー・ツイストと名乗ることが多く、他にもミューズなど、違う名前をいくつか使っています。
ダイモンは能力も非常に高く、ファルカをはじめ、ポーの者は彼に対して警戒心を抱いています。アランが消えてしまった「エディス」で、火事が起きた時にエディスを浴槽の中に入れたのはダイモンだということが分かりました。
ポーの一族 ユニコーンのアランは復活する?
「ポーの一族 」の続編「ポーの一族 ユニコーン」でエドガーは、炭の様になってしまったアランを復活させるためならどんなことでもする決意です。ファルカを訪ねたエドガーは、アラン復活のためにはダイモンの能力が必要だと知ります。ここでは、エドガーとアランがダイモンと初めて出会った時代や場所を紹介し、アランだけが知るダイモンの本名について見ていきます。
考察①エドガーとアランがダイモンと初めて出会ったのは?
エドガーと同じように大老(キング)ポーの血をもらったダイモンですが、その時期はエドガーよりも前でした。エドガーとアランが初めてダイモンと出会った場所はベネチア、時は1958年です。ベネチアではコンサートが開催されており、ダイモンはそのコンサートに出演するためにやって来ました。
ダイモンはミューズと名乗り、ジュリエッタという娘と共に、かつて大老ポーも感動したという歌「ホフマンの舟歌(バルカローレ)」を披露します。その歌に感動したのがアランでした。
考察②アランだけが知っているユニコーンという本名
ダイモンことミューズの歌に感動したアランは、この気持ちを素直にダイモンに伝えます。吸血鬼であるにも関わらず、人間の様な気持ちを持っているアランを、ダイモンは大いに気に入りました。そんなアランにダイモンはユニコーンという秘密の本名を教えるのでした。ダイモンが日頃から秘密にしているこのユニコーンという本名は、彼の異母兄であるフォンティーンが名付けたのでした。
ダイモンがユニコーンという名前を秘密にしていた理由は、この名前を呼んだ相手に逆らうことができなくなるからです。アランに本名を教えたダイモンは、すぐに忘れる暗示を施しますが、アランは忘れませんでした。そのため、アランだけがダイモンの本名を知ることになったのでした。ダイモンはアランに秘密の本名を教えるほどアランを気に入っており、復活のために力を尽くすのではないかと言われています。
ポーの一族 ユニコーンをネタバレ!エディスの火事のその後は?
ここからは、1976年の「エディス」での火事のその後を描いた続編「ポーの一族 ユニコーン」のあらすじをネタバレで見ていきます。「ポーの一族 ユニコーン」では、アラン復活に必要なダイモンとの再会と、エドガーとアランがダイモンと初めて出会った時のことなどが描かれています。それでは、「ポーの一族 ユニコーン」のあらすじをネタバレで紹介します。
あらすじネタバレ①ポーはまだ生きている?
「ポーの一族 ユニコーン」のネタバレあらすじ、ポーの一族で最も長く生きており、一族の長である大老(キング)ポーは、1000年を超える時を生き続けているということです。エドガーはこの大老ポーから直接、血を分け与えられました。その時すでに大老ポーは300年を超える時を生きていました。大老ポーは少し動くとすぐに眠りについてしまいます。
エドガーが最後に大老ポーに会ったのは1944年、場所はアングルシー島です。大老ポーは今もどこかの地下で眠っているということなので、アランを復活させるために目覚める可能性もあると言われています。
あらすじネタバレ②ポーとダイモンの関係
次に、大老ポーとダイモンの関係について見ていくと、大老ポーは元はギリシャの神官をしていましたが、ギリシャが滅んだ際、逃れてローマにたどり着きました。ダイモン(バリー・ツイスト)はその頃に大老ポーに直接血を分け与えられ、仲間になった古代のローマ人です。大老ポーとダイモンを中心とする9人の仲間たちは、ローマからイングランドへと移り住みました。そこでの生活は人間とのトラブルなどもあり、不穏なものでした。
何よりダイモンがショックを受けた出来事は、ダイモンの異母兄にあたるフォンティーンが大老ポーによってバラの根で縛られ、地下の奥深くに押し込められてしまったことです。ダイモンはユニコーンという名前をつけてくれたフォンティーンを誰よりも強く慕っています。このような仕打ちをした大老ポーを「天敵」と呼び、いつか大老ポーを討ち、フォンティーンを救出することがダイモンの生きる目的となっています。
ポーの一族 ユニコーンのアランに関する感想や評価
ポーの一族ユニコーン、消えたしまったと思っていたアランが出てきて嬉しい。エドガーのアランへの愛に涙。今月のは、だいぶん昔のエドガーの顔に戻ってきたような。エドガーも、アランを助けようと、炎の中に飛び込んだんですね。アラン復活してエドガー、幸せになってほしい。 pic.twitter.com/flxE6FnaX1
— メリーベル (@oligin777otonal) March 31, 2019
「ポーの一族 ユニコーン」はアランが消えた「エディス」のその後が描かれています。アランの姿を見ることができて嬉しいという感想です。そして、アランを誰よりも大切に想ってきたエドガーの愛に涙したということと、アランが復活してエドガーが幸せになって欲しいという感想です。
ポーの一族ユニコーン。アランが散ってしまったことがどうしても受け止められなくて、エディスは何十年も封印してた。新作でエドガーがアランを40年間抱きしめていたのだと知って、もういいと思った。ずっとエドガーがそばにいた。どんな結末を迎えても受け入れられる。大いなる救い。 pic.twitter.com/BhF1ycmhyo
— 奏 (@steelframe_) July 10, 2019
こちらは、アランが消えてしまったことが受け入れ難く、長い間「エディス」を封印してきたという方です。「ポーの一族 ユニコーン」では、エドガーが40年もの間アランを抱きしめていたことが分かりました。このように、エドガーがいつもアランの側にいてくれたことで、どのような結末になろうと受け入れられるという感想です。
ポーの一族ユニコーンを読み直してた。1度サラリと読んたから、2度目も新鮮に読めた。やはりいい!エドガーとアランを見ていると落ち着く😌アランが復活出来ますように!
— しいたけ@天ぷらが旨い (@tabby_chan2_7) September 17, 2019
「ポーの一族 ユニコーン」は二度読んでも新鮮で、良いという感想です。さらに、エドガーとアランを見ていることで心が落ち着くという感想と、アランが復活して欲しいということです。
ポーの一族 ユニコーンのアランの復活まとめ
いかがでしたか?「ポーの一族 ユニコーン」はアランが消えた「エディス」のその後が描かれていました。この「ポーの一族 ユニコーン」では、アランを復活させるためにエドガーはダイモン(ユニコーン)と再会します。また、ダイモンがアランに本名を教えたエピソードや大老ポーとダイモンの関係などが描かれていました。
アランの復活については多くの読者が望んでおり、「ポーの一族 ユニコーン」の続きが注目されています。アランを思うエドガーの愛に泣けるという声も寄せられている「ポーの一族 ユニコーン」をどうぞお楽しみください。