【生贄投票】犯人と結末をネタバレ!登場人物や最終回までのあらすじを解説

漫画「生贄投票」は、投票で選ばれた生徒に社会的死を与える新感覚学園サバイバルで、登場人物である生徒同士の犯人探しや、事件の衝撃的な結末、感動の最終回が話題を呼びました。本文では、漫画「生贄投票」の最終回結末と犯人のネタバレや、各巻のあらすじネタバレ、毛利をはじめとする登場人物の紹介や衝撃的な結末や最終回が注目された作品の見どころなどを、あらすじネタバレ紹介します。

【生贄投票】犯人と結末をネタバレ!登場人物や最終回までのあらすじを解説のイメージ

目次

  1. 生贄投票とは?
  2. 生贄投票の7巻最終回結末ネタバレ!犯人は誰?
  3. 生贄投票の漫画あらすじネタバレ
  4. 生贄投票の主な登場人物・キャラ一覧
  5. 生贄投票のその他登場人物・キャラ一覧
  6. 生贄投票の見どころ
  7. 生贄投票に関する感想や評価
  8. 生贄投票の犯人とネタバレまとめ

生贄投票とは?

「生贄投票」のイメージ画像

漫画「生贄投票」とは、投票で選ばれた生徒に社会的死を与える新感覚学園サバイバルで、生贄に選ばれた登場人物の秘密の暴露や、犯人探しを巡るクラスメイト同士の対立、人間の欲望を描いた話題作です。以下では、漫画「生贄投票」の最終回結末と犯人のネタバレや、各巻のあらすじネタバレ、毛利をはじめとする登場人物一覧や、作品の見どころなどをネタバレ紹介します。

生贄投票の概要

生贄投票の概要紹介・イメージ画像

漫画「生贄投票」は、葛西竜哉原案・江戸川エドガワ作画によるサスペンス作品で、2016年~2020年5月にかけて「週刊ヤングマガジン」で連載されました。とある私立高校の2年C組を舞台に、自動的にインストールされたアプリ・生贄投票によって生贄に選ばれた生徒の秘密の暴露や、学級崩壊寸前まで追い込まれた生徒たちの恐怖を描いています。

生贄投票は二部構成

生贄投票の執筆・イメージ画像

漫画「生贄投票」は、2部構成となっており、1巻~4巻を第1章、5~7巻を第2章としています。第1章では、主人公の転校先の高校で起きた生贄投票で、ターゲットは2年C組の生徒です。第2章は、高校教師となった主人公の赴任先で起きたネオ生贄投票で、生徒に厳しい指導を施す教師がターゲットにされ、生徒と教師の対立が勃発しました。

生贄投票の7巻最終回結末ネタバレ!犯人は誰?

生贄投票の7巻最終回結末ネタバレ・イメージ画像

二部構成で描かれた漫画「生贄投票」は、第1章・高校編では衝撃的な結末で締めくくられた一方、第2章・教師編は、ネオ生贄投票を収束させた主人公のその後が描かれ、きれいな結末だったと評されています。以下では、生贄投票の7巻最終回結末や犯人についてネタバレ紹介します。

最終回ネタバレ①最下位として発表された先生

先生人気投票が開始され、一部の教師が不安な表情を浮かべる中、最下位は神庭先生に決まりました。最後まで教師としての威厳を貫いた神庭先生は、自身の秘密を公開されても全く動じることなく、ネオ生贄君は苛立ちを覚え、神庭先生の動画を拡散させようとします。しかし、公開直前に、全員のスマホがフリーズし、美奈都のスマホへ、かつての生贄君が出現します。

ネオ生贄君の暴走は、生贄君によって阻止され、美奈都は生贄君の正体であった毛利の仕業だと直感します。一方、ネオ生贄君の暴走が収まったことで、神庭先生はある行動を開始します。

最終回ネタバレ②生贄投票が生まれた理由

学校の都合でもみ消された女子生徒の死・イメージ画像

その頃、2年C組では、犯人の正体を探っていた飯島たちによって、ネオ生贄投票が生まれた理由が明かされます。事の発端は、1年前にさかのぼり、生徒の蒼井ふみこが、美術部の顧問と恋愛関係にあり、2人の関係は動画として拡散されてしまいます。その後、美術部顧問は学校を去り、生徒も大雪の日に飛び降り自殺を図り、今も意識不明の状態にありました。

その後、学校側は世間に知られることを恐れ、事件をうやむやにする決断を下します。一方、蒼井ふみこの第一発見者は、神庭の当時の担当クラス・富と判明し、飯島はネオ生贄投票の運営について富に聞き出します。しかし、富はその問いには答えず、「革命を起こす」と言いながら去っていきます。富の発言から、生贄投票は、学校や教師に対する不満を持つ人間、つまり生徒による犯行とみられます。

最終回ネタバレ③生贄投票は集団的犯行だった?

バリケードを巡らせる生徒たち・イメージ画像

先生人気投票から数日後、生徒たちは学校にバリケードをめぐらせ、教師たちとの全面対決に挑みます。停学処分を掲げて生徒を脅す教師に対して、生徒たちはネオ生贄君の復活を受け、教師たちに社会的な死、つまり制裁を与えることを宣言します。その後、警察の介入により事態は収束された一方、美奈都は、一連の事件の真相を突き止め、生贄投票の犯人が、2年C組の有志21人による犯行であることが判明します。

2年C組の生徒に訴える美奈都・イメージ画像

彼らの動機は、蒼井ふみこの一件を受け、教師たちに反省を促すことであり、騒動を受けた学校側は生徒側にも耳を傾けることを約束し、彼らの生贄投票の目的は達成されました。その後、2年C組に戻った美奈都は、生徒たちにネオ生贄事件の真相を暴くも、犯人を公にしないことや他の教師に他言しないことを約束し、その責任を負うべく、教職を辞める決意を固めます。

そして、教師を辞めてから1年半後、別の職場で働く美奈都の元へ神庭先生が訪れ、2年C組の生徒が全員卒業できたことを報告し、美奈都に教師として戻ってきてほしいと懇願します。美奈都は、高校教師への復帰を決意し、新たな道を歩み始めました。

生贄投票の漫画あらすじネタバレ

生贄投票の漫画あらすじネタバレ・イメージ画像

以下では、漫画とは思えないリアリティある展開や、衝撃的な結末や最終回が注目を集めた、「生贄投票」の漫画1巻~6巻のあらすじをネタバレ紹介します。

1巻あらすじネタバレ

私立柳沢高校2年C組に転校した今治美奈都のスマホへ、「生贄投票」という謎のアプリが自動でインストールされます。アプリを開くと、2年C組の名簿と生贄投票のルールが出現し、投票で選ばれた者は、24時間以内に課題をクリアできなければ社会的死・制裁が待っている、投票結果は昼12時に発表されると書かれていました。美奈都は、深く考えることなくクラスの女王的存在・入山環奈に票を入れます。

一方、「生贄投票」なるアプリは、他のクラスメイトのスマホにもインストールされ、学校でも謎のアプリに関する話題で持ちきりでした。そして、生贄投票の結果は入山環奈が選ばれ、課題は画面のボタンのタップで、24時間以内に生贄は10万回、その他は1万回と定められます。投票結果のお知らせの最後には、美奈都の元担任で、退職後に自殺した「二階堂ありさの呪い」という意味深な言葉が添えられていました。

翌日、課題の結果はノルマ達成ならず、環奈は社会的死としてわいせつ動画が拡散され、教室を抜け出すと車に轢かれて死亡しました。環奈の死は、生贄投票の序章に過ぎず、6日後には次の投票が開催されました。当初は、生贄投票を無視する提案が出るも、投票しなかった者には自薦投票が入るというペナルティが加えられ、生贄投票に選ばれた柴田は、社会的死を受けて不登校になってしまいます。

生贄投票を受け、IT関係に詳しい玉森がアプリの解析等に取り組む中、クラスでは、カースト上位にいる生徒を陥れるべく暗躍する者が出現し、生徒たちが次々と社会的な死を受けてしまいます。そんな中、美奈都は、2年C組の元担任・二階堂ありさの過去を聞きます。

2巻あらすじネタバレ

教師になる夢を叶えた二階堂ありさは、新任で2年C組の担任に就くも、クラスの女王的存在・入山環奈に目を付けられたことで生徒から壮絶ないじめを受け、休職を余儀なくされました。そんなある日、変わり果てた姿で生徒の前に現れた二階堂先生は、クラスの出席を取り終えると生徒全員を呪うと吐き捨て、その後、自殺を図りました。

生贄投票の手がかりを掴むべく、美奈都と玉森は、二階堂先生の自宅に向かうも、先生に高校生くらいの弟がいることを知ります。次の生贄投票は、生贄ではなく犯人探しであり、画面にアップされたクラスメイト10名の中から、ITに詳しい玉森が嵌められてしまい、毛利にカッターで刺されてしまいます。一方、生贄投票では、玉森が犯人ではないというメッセージがアップされました。

事態を受け、二階堂先生のいじめに加担していた工藤は、次の生贄投票で選ばれるのは自分だと察し、工藤の予感は的中します。そんな中、玉森が持っていたパソコンからHDDを持ち出した岡本は、クラスの秘密を断片的に把握しており、それらを武器に遠藤万理子を脅します。一方、美奈都は、今回の生贄投票は自分を選ぶように指示し、二階堂先生についてみんなと話し合い、呪いを解く方法を模索します。

3巻あらすじネタバレ

美奈都の提案により、クラス全員で課題を達成させ、二階堂先生の墓前に謝りに行くことに決まり、2年C組は課題のクリアに成功します。しかし、生贄投票は新ゲームに突入し、2年C組のクラスは、残り11人となりました。新ゲームは、秘密スポットを巡って他人の秘密データを見ることができる内容で、美奈都の秘密は、一足早く到達した毛利に知られてしまいます。

実は、美奈都の父親は、連続通り魔事件の犯人でした。一方、自身の秘密スポットに到達した岡本は、遠藤が信仰する教団に連れ去られてしまいます。そんな中、入院中の玉森の容態が急変し、毛利に脅された菊川による犯行と判明します。その後、菊川は香川・美奈都の説得を受け、警察に自首しました。また、渡邊は、クラスメイトの秘密を悪用して、気になる女子の盗撮を男子生徒に依頼します。

生贄投票の社会的死は、秘密を持たない者に対しても適用し、意図的に秘密を作らされる事態が起きていました。また、二階堂先生の弟の行方を探す美奈都は、二階堂先生の部屋にあったノートの破られたページは、制裁を受けた人物が書いてあったことを突き止め、誰かが先生の代わりに恨みを晴らしていると推測します。

4巻あらすじネタバレ

クラスでは、金田を中心に玉森が生贄君の正体ではとささやかれるも、玉森は退院した帰りの駅で、何者かに背中を押され、電車に轢かれてしまいます。事態を受け、2年C組では罪の意識に耐え切れなくなった自殺と受け止める一方、美奈都は駅の監視カメラの映像や、二階堂先生の母親から見せてもらった幼い頃の先生の写真とそこに映る女の子の姿から、犯人の正体を特定します。

そして、生贄投票の最後のゲームが開始され、深夜12時の教室に集められた美奈都は、生贄君の正体について切り出します。しかし、現場に現れた生贄君の策略に嵌り、美奈都は窮地に陥ります。屋上に連れ出され、死を覚悟した美奈都は、生贄投票が行われた目的について語り始めます。まず、犯人と二階堂先生は、幼い時から交流があり、先生を姉のように慕っていたことを話します。

犯人は、家の事情によって名字が変わったものの、その後も先生との交流は続いていた、しかし、先生の自殺が2人の交流を断ち切る原因となり、先生を死に追いやった全ての者へ復讐するべく、生贄投票を計画しました。そして、生贄君の正体は、屋上の出入り口に立つ毛利裕美と判明します。小学校時代にいじめを受けていた毛利にとって、二階堂先生は自分を受け入れてくれたかけがえのない存在でした。

二階堂先生の死・イメージ画像

そして、高校で再会し喜ぶも束の間、二階堂先生の人気に嫉妬した入山環奈によるいじめが始まります。毛利は、環奈にいじめを止めるように訴えるも、先生の自殺を止めることが出来ませんでした。場面は屋上に戻り、毛利は、自らと金田たちに灯油をばらまき、二階堂先生の復讐を果たせたことと、先生を救えなかった自らの償いとして、火をかけます。

しかし、美奈都の阻止をきっかけに、毛利たちの焼身は未遂に終わったものの、金田達は怒りのあまり毛利に暴行を振るい、美奈都が止めに入ります。その後、毛利は警察に連行され、去り際にクラスメイトの秘密をアップロードしたことを明かします。そして、7年後、高校教師になった美奈都は、2年C組の副担任となり、あの事件からガラケーに持ち替えましたが、あの時の悲劇が再び繰り返されようとしてました。

5巻あらすじネタバレ

美奈都宛てに届けられた郵便物には、生贄投票が映し出されたスマホが入っており、先生たちのスマホにも同様の現象が起きていました。ネオ生贄君による新・生贄投票を受け、美奈都は7年前に起きた事件のことを話し、今回の事件は美奈都に対する復讐では思われました。そして、最初のターゲットに新・2年C組が選ばれ、生贄投票で飯島直人が1位となりました。

しかし、生贄の社会的死は生徒ではなく、生徒に投票した教師に降りかかり、標的にされた服巻先生は、自身の風俗店通いと妻の不倫画像が拡散されてしまいます。事態を受け、学校では野村文治教頭の提案で、生徒のスマホ持ち込みと、教師の生贄投票への関わりを一切禁止することを言い渡します。次の日、スマホ禁止を受け、生徒達が抗議の声を上げる中、中村はネットで7年前の事件を知り、美奈都を守ることを宣言します。

そんな中、美奈都のスマホへ、毛利からの着信が入ります。毛利は今回の生贄投票に自分は関係ないことを説明し、美奈都への借りを返すことを話しました。一方、教師間では、生徒との恋愛関係や、家庭問題を抱える教頭、独りよがりの正義を振りかざす教師など、様々な問題を抱えており、教師に不満を持つ生徒たちの標的となっていました。

6巻あらすじネタバレ

他の教師からの投票で、聖職者に相応しくない人物に選ばれた田畑先生は、過去に新聞沙汰になった大学サークル事件の中心メンバーだったことが暴露され、休職に追い込まれてます。一方、生徒と恋愛関係にあった瀬戸先生も、その事実が明るみになり、野村教頭の独断で瀬戸先生の懲戒免職と、教師の強制解雇を言い渡され、学校を後にしました。

その頃、美奈都の名前を悪用して、大量の成りすましアカウントがSNSをざわつかせる中、美奈都はある人物に心当たりを見いだします。その後、美奈都の成りすましの正体が、生徒の中村と判明し、野村教頭は、中村の退学か美奈都が責任を取るか、選択を迫ります。美奈都は、学校で独裁者的に振舞う野村教頭こそ、学校を出ていくべきと反論し、2年C組でも生贄投票を利用して、先生を裁く計画が行われていました。

生贄投票の主な登場人物・キャラ一覧

生贄投票の主な登場人物・キャラ一覧紹介・イメージ画像

漫画「生贄投票」は、劇中で2回実施されており、1回目は主人公の高校時代、2回目はネオ生贄投票と改名し、主人公・今治美奈都の赴任先の高校で起きました。2つの生贄投票は、美奈都の奮闘によって収束され、結末を迎えるまでの美奈都の活躍が目を引きます。以下では、漫画「生贄投票」の主な登場人物・キャラ一覧を紹介します。

今治美奈都

漫画「生贄投票」の主人公で、とある理由から私立柳沢高校2年C組に転校してきました。クラスでは、カースト上位に位置する入山環奈のグループに属するも、グループ内では環奈の従者的なポジションにいました。最初の生贄投票にて環奈に票を入れてしまい、最終的に彼女を死に追いやってしまったことから、生贄投票を解決するべく、奮闘します。

一時は、生贄投票を仕切る生贄君の正体とされてしまうも、美奈都の独自の調査で犯人を特定し、生贄投票を食い止めることができました。第2章では、高校教師となるも、赴任先の高校で教師をターゲットにしたネオ生贄投票に遭遇し、問題解決に再び奔走します。

玉森修太

美奈都と仲の良い男子生徒で、「タマ」の愛称で呼ばれています。IT技術に優れ、生贄投票のアプリの解析や、ハッキング等を駆使して、美奈都と共に犯人の特定を目指します。生贄投票の犯人探しゲームにて、IT技術に優れていることから、クラスメイトから疑いの目を向けられてしまい、逆ハッキングで犯人の特定を試みるも、ウイルスに感染して、玉森が犯人であるかのように仕向けられてしまいます。

その後、毛利に刺されて入院生活を余儀なくされるも、クラスでは玉森を疑う声が途絶えず、退院後の帰りに何者かに駅のホームに突き飛ばされ、死亡しました。クラス内では、生贄君としての罪の意識に耐え切れず自殺したと解釈されるも、美奈都は、監視カメラから犯人の特徴を掴み、独自の調査と照らし合わせ、生贄君の正体と玉森殺害の犯人を特定します。

入山環奈

美奈都が属するグループのリーダーで、2年C組のカーストトップに位置する女王的存在です。最初の生贄投票で1位を獲得するも、美奈都たちグループに属する女子以外からはタップが送られず、課題をクリアできなかったため、社会的死を受けました。その内容は、男性とのいかがわしい関係を盗撮した動画であり、ショックのあまり教室を飛び出し、車に轢かれて死亡しました。

柴田康介

2年C組のリーダー的存在で、人柄がよいクラスの人気者です。入山環奈の一件を受け、クラスメイトに生贄投票をしないことを呼びかけ、事態の収束を図ろうと試みるも、生贄投票で無投票はリスクが大きく、2回目の投票では柴田が1位を獲得してしまいます。美奈都たちの奮闘や玉森のタップアプリで課題のクリアを目指すも、数名が指定のタップ数に到達せず、社会的死が決行されました。

柴田の社会的死の内容は、柴田の恥ずかしい誕生日の動画であり、醜態をさらしてしまった柴田はその場で失禁してしまい、以降、学校には来ませんでした。

生贄投票のその他登場人物・キャラ一覧

生贄投票のその他登場人物・キャラ一覧の紹介・イメージ画像

人に知られたくない秘密をネットを駆使して拡散させる社会的死は、本当の死よりも恐ろしい制裁であり、生贄投票で選ばれた登場人物たちの秘密や結末は、読み手の興味をそそります。以下では、漫画「生贄投票」のその他の登場人物・キャラ一覧を紹介します。

江留巌

「エルゴン」のあだ名を持つ男子生徒で、生贄投票を利用して、女子たちを自分の言いなりにしようと策を練ります。最初のターゲットになった香川を陥れることに成功するも、後に味方や友達の裏切りによって生贄投票に選ばれます。社会的死は、コンビニでの万引きや商品に針のようなものを混入させる動画で、制裁から翌日に欠席しました。

高橋明里

美奈都と仲の良いクラスメイトで、生贄投票から逃れるべく、スマホをガラケーに替えるも、次の生贄投票では、高橋が選ばれてしまいます。社会的死の内容は、バレー部顧問との禁断の関係を盗撮した動画が公開されました。

西野美姫

美奈都と仲の良いクラスメイトで、バレー部に所属しています。高橋の社会的死を受け、自分の身の安全を守るために江留と手を組み、生贄投票のコントロール計画に乗ります。計画の内容は、スクールカーストの上位から生贄投票の犠牲にすることでしたが、他の女子と同様に江留を裏切ります。

香川怜

江留のスクールカースト上位を潰していく計画の犠牲者で、課題をクリアするために対価を求められます。しかし、課題はクリアできず、社会的死を受けることになり、彼氏である菊川からも、江留との関係を疑われました。

菊川晃司

菊川晃司のイメージ画像

香川怜の彼氏で、彼女が生贄投票に選ばれたことで身代わりを申し出るも、江留にある動画を見せられたことで、香川との関係が悪化します。また、生贄君の正体である毛利に脅され、入院中の玉森を死に追いやろうと画策するも、美奈都や香川の説得を受け、警察に自首しました。

工藤勇作

犯人探しゲームにて、アプリを作れるくらいの技術を持っているとの理由から玉森を犯人だと見て、玉森のパソコンを壊します。一方、生徒からのいじめを苦に自殺した二階堂先生に恋心を寄せており、先生を助けようとするも、ある出来事をきっかけに先生をいじめる側に回った過去がありました。

遠藤万里子

遠藤万里子のイメージ画像

幼少期の神秘体験からある宗教を信仰するようになったものの、その事実を岡本に知られ、弱みを握られてしまいます。生贄投票の新ゲーム中、自身が入っている宗教団体を利用して、岡本を連れ去ります。また、生贄投票では、信仰する宗教の教祖にまつわる動画が公開されてしまいます。

中村雄次郎

妊婦の母親に代わって家事や兄弟の世話を積極的にこなすクラスメイトで、生贄投票による社会的死=人に知られたくない秘密がないと思われていました。しかし、何者かに襲われ、気を失った隙に恥ずかしい姿の写真を取られてしまい、翌日、学校を欠席しました。

藤枝光希

瀬戸と仲の良い女子生徒で、渡邉の策にハマった瀬戸により窮地に陥ります。後日、その時の出来事を映した動画を渡邉から見せられ、瀬戸の裏切りに憤慨します。

渡邉弘樹

渡邉弘樹のイメージ画像

生贄投票の新ゲームを悪用するクラスメイトで、玉森の死を受け、引きこもり状態だった美奈都をホテルに連れ込みます。しかし、寸前のところで正気を取り戻した美奈都に蹴りを入れられ、一喝されます。

金田淳

犯人を追い詰める金田淳・イメージ画像

生贄投票の犯人として玉森を疑うクラスメイトの1人で、後に玉森が犯人に殺害されるきっかけを作った人物です。玉森の死後は、2年C組のリーダー的存在となり、生贄投票の最後のゲームでは、独自に調査を進める美奈都を犯人に仕立てます。そして、美奈都を投身自殺に見せかけるべく、屋上から突き落とそうとした瞬間、美奈都の思わぬ告白により、事件の真犯人を知ることになりました。

毛利裕美

陸上部の部長兼エースで、生贄投票の犯人として浮上した玉森をカッターで刺した女子生徒です。玉森を刺した後に逃走し、クラスから行方をくらませ、後に生贄投票の真犯人であったことが、美奈都の口から明かされました。生贄投票を計画した動機は、二階堂先生を自殺に追い込んだクラスメイトへの復讐であり、毛利と二階堂先生は、幼い時から交流があり、先生を姉のように慕っていました。

また、入山環奈を中心とする二階堂先生へのいじめを止めることができず、目の前で先生の死を看取ったことが、クラスメイトへの憎悪をたぎらせます。最後は、先生を救えなかった罪滅ぼしとして、金田たちクラスメイトを道連れにしようとするも、未遂に終わりました。一方、第2章では、高校教師となった美奈都へ借りを返すべく、ネオ生贄投票の収束に貢献しました。

二階堂ありさ

本編の半年前に2年C組の担任となった教師で、周りからの評判の良さが入山環奈のしゃくに障り、いじめを受けるようになり、エスカレートしていきました。美奈都が転校してきた時期は、二階堂先生へのいじめが激化していた頃で、ついに先生は休職を余儀なくされました。美奈都が学校を欠席した日に、2年C組に入り、出席を取った後、生徒全員を呪うと言い放ち、教室を後にしました。

その後、二階堂先生は、自宅の庭で焼身自殺を図り、幼馴染で生徒でもあった毛利が先生の恨みを晴らすべく、生贄投票が作られました。当初は、いじめを苦に自殺した二階堂先生の呪いとして猛威を振るうも、生贄投票は思わぬ事態を引き起こしました。

生贄投票の見どころ

生贄投票の見どころを紹介・イメージ画像

生贄投票で選ばれた登場人物を襲う社会的死や、一向に見えない犯人像など、漫画「生贄投票」は、最終回結末まで一気に読みたくなってしまう、多くの見どころに富んでいます。以下では、衝撃的な最終回結末を迎えた漫画「生贄投票」の見どころを紹介します。

見どころ①社会的制裁

漫画「生贄投票」では、死よりも壮絶な社会的死を与えるという、異色の設定が施されています。劇中で描かれた社会的制裁・死の内容は、教師と生徒の禁断の関係や性的な内容を含んだ恥ずかしいもので、秘密を暴露されたクラスメイトの中には、思わぬ形で醜態を晒されたことを受け、登校拒否に陥ってしまった登場人物が現れてしまいます。

また、クラスメイトの秘密を映した暴露動画は、クラス全員のスマホに配信され、彼らを通じて社会に拡散される危険性があり、それらは一生消えることがありません。2年C組を恐怖に陥れた社会的死は、どれもひどすぎる内容でありながら、登場人物たちの秘密が次々と明かされていく展開は、読み手の興味をそそります。

見どころ②崩れるクラスの輪

生贄投票の最初の犠牲者・入山環奈の死を受け、2年C組は一致団結して事件の収束に取り掛かるも、中には自分の欲望や保身のためにクラスメイトを陥れようとする登場人物も現れ、派閥同士の争いや投票操作が行われるようになります。カースト下位による暗躍や、生贄投票を利用して気になる女子を手玉に取るなど、欲望を露わにしていくごとに、登場人物たちも次第に豹変していきます。

また、犯人側もクラスの異変をすぐさま察知し、生贄投票のルールを変更するなど、クラスメイト同士で疑心暗鬼な状況を作り上げ、クラスの崩壊を促していき、生贄君こと犯人と2年C組の攻防戦も、見どころです。

見どころ③犯人に迫るストーリー

生贄投票は、当初、担当クラスからのいじめを苦に自殺した二階堂ありさ先生の呪いとされており、登場人物たちは、二階堂先生の呪いを解くことが、生贄投票から解放される手段と考えていました。しかし、生贄投票の正体は呪いではなく、犯人による盗撮やハッキング技術・ネット上への拡散によって生み出されたもので、臨機応変にゲームルールを変えていく様から、犯人はクラスにいると推測されました。

そして、生贄投票の犯人がクラスメイトの誰かだと確定した時、登場人物たちの疑心暗鬼が発生し、犯人の特定のために暴走する者や、クラスの混乱に乗じて悪事を働く生徒が出現しました。しかし、美奈都だけは、独自に犯人の正体を探っており、犯人に迫るまでのストーリー展開は、漫画「生贄投票」の最大の見どころでしょう。

生贄投票に関する感想や評価

生贄投票に関する感想や評価・イメージ画像

生贄投票・第1章での怒涛の結末から、第2章では悲惨な最終回結末が予想されていましたが、生贄投票に2度も巻き込まれた美奈都の決死の行動により、物語は感動の最終回結末となりました。以下では、漫画「生贄投票」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:最終回まで一気に読んだ

現代社会の問題を題材にした漫画「生贄投票」は、人に知られたくない秘密がネット上を通じて拡散されるなど、リアリティある展開が話題を呼び、人が死なない新感覚のデスゲーム系の漫画として注目を集めています。死より恐ろしい社会的制裁は勿論、生贄に選ばれた登場人物の秘密など、読み手の興味をそそる展開・設定から、「生贄投票」が面白い・ハマったとの感想が見られます。

感想2:玉森修太の死にショック

主人公・美奈都の友人で、生贄投票の犯人探し等に尽力してきた玉森は、「生贄投票」の登場人物では数少ない善良の持ち主でしたが、物語中盤で犯人に殺害されるという壮絶な結末を迎え、玉森の死にショックを受けるファンも現れました。最終回まで予測不能な展開を見せた漫画「生贄投票」は、社会的な死を含め、多くの登場人物が犠牲となり、ネット社会の恐ろしさを表現しているでしょう。

感想3:追い詰められた時の心理描写が怖い

漫画「生贄投票」の怖いポイントと言えば、生贄に選ばれることで、自分の秘密や醜態がネット上に拡散されるという、現実世界でも起こりうるような展開が挙げられると同時に、窮地に陥った人間の心理描写にも、注目が集まっています。生贄投票を悪用され、追い詰められた登場人物たちの決死の行動からは、社会的な死とは異なる恐怖を感じさせるでしょう。

生贄投票の犯人とネタバレまとめ

生贄投票の犯人とネタバレまとめ・イメージ画像

漫画「生贄投票」の最終回結末と犯人のネタバレや、登場人物の紹介、まとまりのあるきれいな最終回結末と評された「生贄投票」の見どころなどを紹介しました。人に知られたくない秘密を、ネット上に拡散させられてしまう社会的死を題材にした「生贄投票」は、現実世界でも起こりうるようなリアリティある展開や、予測不能な最終回結末が見どころのおすすめ漫画です。

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