【真夜中のオカルト公務員】最終回（12話）のあらすじネタバレ！原作や主題歌も紹介

たもつ葉子による原作漫画をアニメ制作会社ライデンフィルムがテレビアニメ化した作品「真夜中のオカルト公務員」。2019年4月から6月にかけてTOKYO MX、 AT-X、BS11などで全12話が放送されました。監督は渡邊哲哉、キャラデザインは伊藤依織子、そして音楽は日本のアニメに精通しているアメリカ・カリフォルニア州出身の作曲家Evan Callが担当しています。

原作となった漫画作品・真夜中のオカルト公務員は、2015年KADOKAWA発行の月刊漫画雑誌「月刊Asuka」7月号より連載が開始。その後、2016年8月より同じKADOKAWAのWeb配信サイト「コミックNewtype」に移籍、現在も配信が続けられています。単行本は、KADOKAWAのあすかコミックスDXより2021年8月現在16巻までが刊行され、累計発行部数は130万部を超えています。

東京各地に配置されている公務員が常駐する特殊部門・夜間地域交流課。ここでは、普通の人では感知できない神々や妖怪などの超常的存在・アナザーを把握した上で監視・観察を行い、アナザー関連の現象を警察と連携しながら調査・対応していました。初めての業務を手探りで進める新人職員・宮古新。やがて彼はアナザーを視認できるようになり、さらにアナザーの声が聞ける「砂の耳」の保持者であることが判明します。

ここからは、本題であるアニメ・真夜中のオカルト公務員の最終回12話のあらすじをネタバレで解説していきます。最終回12話のタイトルは「新宿区夜間地域交流課」。記憶喪失のアナザーを保護した主人公の宮古新。依り代である石像を失い住む家もないというアナザーを不憫に思い、自宅に連れ帰る新でした。

記憶喪失になったアナザーの登場から物語は始まります。アナザーは長い木の杖を持ったおじいさんでした。そこへ妖精に導かれて宮古新が登場します。彼は、自分の名前すら忘れてしまったアナザーを、ひとまず区役所に連れ帰ることにしました。

新の上司である仙田課長の推測では、アナザーの依り代となっている石像が破壊されたことが記憶喪失の原因ということでした。さっそく会議を開いてこのアナザーの老人の処遇を検討します。榊京一と姫塚セオはすでに手一杯だと主張。結局、老人を連れ帰った新が、当分の間、新の自宅で面倒を見ることになります。

安心したのか食欲がわいてきたアナザーの老人。ハチミツが食べたいと言い出します。新が用意したハチミツを前に、老人はビンごと舐め始め顔中ハチミツだらけになります。その後、新はアナザーの老人を家に連れ帰りますが、彼の家に住み着いているアナザーの琥珀とユキから総スカンを食います。彼らが言うには、この老人アナザーから発せられる神の気配で気がおかしくなるとのこと。琥珀とユキは家から飛び出していきました。

琥珀とユキの不満を受けて、次の日、新はアナザーの老人の新しい住居探しに奔走します。ハチミツの効果があったのか、日増しに元気を取り戻していく老人アナザー。最初に登場したときには萎びた状態だった杖も、なぜか今ではピンと伸びています。ところが、老人が元気になるのとは逆に、新は日に日に元気をなくしていきます。そんな新を同僚の京一やセオが心配そうに見つめます。

一方、アナザー老人は身も心も元気を取り戻したようで、他のアナザーたちに喧嘩を売って歩き回るようになります。鬼王権現の神社が気に入った老人は、強引に奪い取ろうとまでします。そんな中、ついに新が倒れてしまいました。疲労が極限に達していたこともありますが、それだけではないようでした。

最終回12話あらすじのネタバレ解説を続けます。出ていった時とは逆に、アナザー老人によって区役所に担ぎ込まれた宮古新。彼の様子をじっくりと見た元イギリス人のセオ。新の生命力が吸い取られるように流れ出てしまったと指摘し、アナザー老人に目を向けます。思いがけない展開に驚いた様子の老人アナザーでしたが、このまま留まっていると新を殺してしまうかもしれないと考え自ら身を引いて出ていこうとします。

そんなアナザー老人を新は引き止めます。アナザーの調査が一向に進んでおらず、仕事を放棄することになるのが気になるようでした。最初は反対していた京一でしたが、新の熱意にほだされ任務続行を許可します。

その日の帰り道、新はアナザー老人の食べるハチミツを購入します。いつものハチミツがなかったので輸入品を選択。ところが、そのハチミツの匂いを嗅いだアナザー老人は、このハチミツを以前食べたことがあるかもしれないと漏らしました。ハチミツの輸入元を調べると、何とウクライナでした。アナザー老人の故郷なのでしょうか？

最終回12話あらすじのネタバレ解説も残りわずかです。最後の最後でアナザー老人の正体が判明します。新が手に入れた情報だけでなくセオの石像調査が決め手となりました。アナザー老人は名前を「ヴォーロス」といい、ウクライナなどで信仰されているスラブ神話に登場する森や狩り、そして家畜などの神のアナザーでした。依り代となる石像が無いと本人が望まなくても人の生命力を奪ってしまうこともわかりました。

その後、仙田課長は新に古代ウクライナ展が行われている博物館のチケットを手渡します。早速、新はヴォーロスを連れて博物館へと向かいます。館内にはヴォーロスが依り代とする石像も展示されていました。喜ぶアナザー老人・ヴォーロス。石像は今回の展示が終了すると、世界中の博物館にて順次展示されていくということでした。

石像に帯同していくことを選んだヴォーロスは、新たちのもとを去っていきました。アナザー老人と入れ替わるように琥珀とユキが戻り、無事に仕事を終えた新にも以前の日常が戻ってきました。

ここまで、アニメ・真夜中のオカルト公務員の最終回12話のあらすじをネタバレでお届けしてきました。続いて真夜中のオカルト公務員の原作について解説します。

作品概要欄でも触れましたが、アニメ・真夜中のオカルト公務員には原作となった漫画版があります。現在はKADOKAWAのWeb配信サイト「コミックNewtype」で読むことができます。また、2021年8月時点で単行本は16巻まで刊行されています。

さらに、漫画を原作とした小説も角川ホラー文庫より出版されています。小説の内容は漫画とほぼ同じ、背表紙が似ていることもあり間違えて購入する方もいるようですから、注意する必要がありそうです。

この記事では、漫画を原作とするアニメ版真夜中のオカルト公務員・最終回を特集してきました。次にアニメで使われた主題歌を紹介します。最初にオープニングテーマ曲、そしてエンディングテーマ曲へと続きます。

まずオープニングテーマ曲からです。楽曲の題名は「dis-communicate」。コミュニケーションを取るという意味です。

この曲を歌っているのは、アニメ・真夜中のオカルト公務員で主人公・宮古新の声を演じた、声優で歌手の福山潤。これまでに、通常盤CD、 アニメ盤CD、DVD付き初回限定盤CD、 きゃにめ限定盤CD・DVDの4種類がリリースされています。

続いてアニメ・真夜中のオカルト公務員のエンディングテーマ曲を紹介します。エンディングテーマの題名は「約束のOverture」。Overtureとは「序曲」と言う意味です。

この曲を歌っているのは、アニメ・真夜中のオカルト公務員で琥珀ことウェウェコヨトルの声を演じた声優の土岐隼一。こちらもオープニングテーマ曲同様に4種類のCD（一部DVD付き）が発売されました。

ここまで、真夜中のオカルト公務員の最終回12話のネタバレあらすじを中心に情報をお届けしてきました。では、皆さんの気になる真夜中のオカルト公務員の２期はあるのでしょうか？

公式ホームページなどSNS情報を探ってみましたが、今のことろアニメ2期に関する公式な発表はありません。したがって、残念ながら現時点で真夜中のオカルト公務員のアニメ2期が放送されるかどうかはわかりません。

アニメ制作の公式発表は、放送開始のおよそ2年前と言われています。アニメ1期で原作漫画に大きな改変が加えられたことから原作漫画ファンが引いてしまったというネガ情報もありますが、今後の公式発表を期待して待ちましょう。

本記事で特集したアニメ・真夜中のオカルト公務員の最終回12話は、2019年6月24日に放送されました。それから3か月後の9月25日、アニメ「真夜中のオカルト公務員」の未放送回「ひとりぼっちの吸血鬼」全2話がひかりTVで配信されたのです。

また、同じ年の10月25日には、未放送回「ひとりぼっちの吸血鬼」2話のブルーレイ版とDVD版がしそろって発売されました。初回生産分は、特典として原作者・たもつ葉子書き下ろしの漫画や特製ブックレット、エンドカードコレクションが付属し話題となりました。

ここまでアニメ・真夜中のオカルト公務員の最終回12話のあらすじを中心にお届けしてきましたが、最後に真夜中のオカルト公務員の最終回に関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介するアニメ・真夜中のオカルト公務員の最終回に関する感想や評価は、まだまだ見たいシーンがあるという方のツイートからです。それは、主人公宮古新と彼の家に住むアナザー、コヨーテことウェウェコヨトルやユキとの絡みだそうです。そのためアニメの続編・第2期の放送を熱く希望しているそうです。「×2」が熱さの度合いを表しているようでした。

次に紹介するアニメ・真夜中のオカルト公務員の最終回に関する感想や評価は、宮古新の頑張りを称賛するツイートからです。依り代を奪われたヴォーロスは、本人の意思に関係なく人の生命力を奪っていくと言います。宮古新もその犠牲となってしまいます。それにも拘わらずアナザーのために頑張るところに感銘を受けたようです。

また、ヴォーロスが嫌って家を出ていたのに最終回に戻ってくる琥珀とユキが可愛かったそうです。ハッピーエンドで幕を閉じた最終回は、寂しいけどよかったとツイートを締めくくっていました。

続いて紹介するアニメ・真夜中のオカルト公務員の最終回に関する感想や評価は、真夜中のオカルト公務員の12話を最終回っぽくない終わり方と評している方のツイートからです。

アナザーのために手を尽くす宮古新の一生懸命さがアナザーにも伝わってよかったと言います。災いをもたらす神・琥珀は別として、理解し合える神がいたということで希望のある終わり方だったと「最終回っぽくない」というネガな感想を打ち消しているようでした。ところで「最終回っぽくない終わり方」とはどのようなことを意味するのでしょうか？

最後に紹介するアニメ・真夜中のオカルト公務員の最終回に関する感想や評価は、最終回の点数を80点とつけた方のツイートからです。作品を「頑張れば少しわかりあえる時もあるアナザーたちとの交友録」と総括しています。言い得て妙ではないでしょうか？

最終回で様々な国の人が登場したことからわかるように、真夜中のオカルト公務員とはコミュニケーションの話だとも述べています。アニメのオープニングテーマ曲「dis-communicate」（コミュニケーションを取ること）がそれを表しているのかも知れません。

ここまで、アニメ・真夜中のオカルト公務員の最終回12話のあらすじをネタバレで解説、さらに原作漫画や主題歌の紹介、そしてアニメ2期の情報などをお届けしてきました。いかがでしたでしょうか？

最終回に至るまでの回では、危険でクレイジーなアナザーが登場したり小さなお子さんがトラウマになってしまうような話もあったようですが、最終回はホラー要素が抑えられハッピーエンドで幕を閉じたので、観終わった後に充足感・幸福感をも得られたのではないでしょうか？

Twitterの感想にもあったように、宮古新と職場の同僚やアナザーとの新たな絡みを期待する方も多いことでしょう。アニメ制作の要件の一つ、原作ストックは十分のようですから、アニメ2期の公式発表を期待して待ちましょう。