レビウス(漫画)をネタバレ解説!画力がすごい?作品の魅力やあらすじを紹介

ヨーロッパ風の街並みや機械と蒸気が支配する、スチームパンクの世界観が魅力的な漫画『Levius/est(レビウス エスト)』。特に画力が凄いと囁かれている漫画ですが、その他にも人の身体と機械を融合させて戦う格闘技「機械拳闘」の出場メンバーや王道ストーリーなどの要素が魅力的です。当記事ではそんな漫画『Levius/est(レビウス エスト)』のあらすじをネタバレします。また、作者や作品の魅力をネタバレと共に紹介するので是非参考にしてください。

レビウス(漫画)をネタバレ解説!画力がすごい?作品の魅力やあらすじを紹介のイメージ

目次

  1. レビウスとは?
  2. レビウスの漫画の魅力をネタバレ解説!画力がすごい?
  3. レビウスエスト(Levius/est)のあらすじネタバレ
  4. レビウスの漫画の作者とは?タイトルの意味も紹介
  5. レビウスの漫画に関する感想や評価
  6. レビウスの漫画ネタバレまとめ

レビウスとは?

レビウスの概要

『レビウス』とは、中田春彌による格闘漫画です。2013年から「月刊KKI(小学館)」にて連載が開始され、同誌が休刊した後、2015年から掲載誌を「ウルトラジャンプ(集英社)」に移して連載されることになりました。当初、漫画のタイトルは『Levius -レビウス-』となっていましたが、掲載誌を移してからは『Levius/est(レビウス エスト)』と改題されています。

レビウスのあらすじ

ここでは漫画『Levius/est(レビウス エスト)』のあらすじを簡単にネタバレします。時は新生暦19世紀。帝都では、格闘技「機関拳闘」という人体と機械を融合させて戦う試合がおこなわれていました。戦争で父親を失い、母親も意識が戻らない状態で孤独に苛まれていた少年・レビウス=クロムウェルはある日、機関拳闘の若き闘士として頭角を現し始めます。物語はそんな彼が競技の最高峰とされるGtade-1に挑戦する時から始まります。

アニメシリーズ 『Levius レビウス』

レビウスの漫画の魅力をネタバレ解説!画力がすごい?

それでは早速『Levius/est(レビウス エスト)』の漫画の魅力を見ていきましょう。漫画の画力が凄いと評判の『Levius/est(レビウス エスト)』ですが、それ以外にどのような面白い魅力があるのでしょうか?ここでは漫画の高い画力だけでなく、漫画の世界観とストーリー性に焦点を当てて紹介していきます。

面白い魅力①王道ストーリー

漫画『Levius/est(レビウス エスト)』の面白い魅力の1つに「王道ストーリー」という要素があります。漫画のテーマは格闘技。本作では数多くのアクションシーンが描かれており、戦いの中で描かれる筋肉の動きや迫力など登場人物たちの一瞬一瞬の輝きに魅せられます。

漫画のテーマが格闘技だった場合、主人公たちが競技の頂点を目指して戦うというのが王道ですが、本作も例に漏れず主人公・レビウスが機械拳闘の頂点を目指していくことになります。そしてレビウスが頂点を目指す過程でさまざまな敵と出会うのはもちろんのこと、その相手に勝つために切磋琢磨して成長していく姿が描かれていました。

さらに機械拳闘というシビアな競技も戦いをヒートアップさせる要素の1つです。死に直結するような戦いや事件も少なくありません。まさしく死と隣り合わせの拳のぶつかり合いとなり、それゆえに登場人物たちの真剣さや譲れない思いが生まれています。そんな所が漫画全体に静かな熱を生み出していました。

面白い魅力②スチームパンクの世界観

続いて漫画『Levius/est(レビウス エスト)』の面白い魅力の1つに「スチームパンクの世界観」という要素があります。漫画の舞台は近代ヨーロッパ風の世界です。大産業時代が起こった影響で街が機械と蒸気に支配され、空には蒸気が蔓延しているような環境でした。芸術的な雰囲気からどこか退廃的な物語を思わせるような独特な世界観となっているため、それに引き込まれる方もきっと多いことでしょう。

そんないわゆるスチームパンクの世界観はSFジャンルの1つで、蒸気機関という機械のテクノロジーが生活に根付いていながらも、街並みが古びていたり、機関拳闘の試合をおこなう競技会場がコロシアムのような雰囲気だったり随所にレトロな趣を感じさせます。

その反面、テクノロジーを感じさせるのが機械拳闘士たちの身体です。たとえば主人公・レビウスの場合は右腕が機械化されています。どの部分を機械で強化するのか?という所も登場人物の印象をより個性的にしていました。

面白い魅力③高い画力

最後に漫画『Levius/est(レビウス エスト)』の面白い魅力の1つに「高い画力」がという要素があります。やはり本作の最大の特徴と言えるのが、漫画で描かれた圧倒的な画力です。漫画のテーマが格闘技ということもあって書き込みの量が多いのですが、無駄な部分を感じさせない線の細かさに魅せられます。

さらに静と動も巧みに表現されています。漫画で描かれた1つの動きを切り取ったシーンが映像のスローモーションのように感じさせ、激しい動作の中に静かだと感じ取れる場面があるからこそより一つ一つのシーンが心に残るものとなっています。

レビウスエスト(Levius/est)のあらすじネタバレ

ここからは漫画『Levius/est(レビウス エスト)』のあらすじをネタバレしていきます。ここでは、漫画の1巻から6巻までのあらすじをネタバレしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

1巻あらすじネタバレ

漫画『Levius/est(レビウス エスト)』はレビウス=クロムウェルのGrade-Ⅰ昇格戦から1年が経った頃から始まります。世界は火薬庫状態へと様変わりしており、いつ大戦が起きても不思議ではない状況でした。そんな中、機関拳闘の世界大会「サザンスラム」が間もなく開催されようとしていましたが、その大会に各国の思惑が絡んだことによって、大会に各国の代理選手を出場させることになります。

代理選手が優勝したら、優勝者を輩出した国が世界を制する権利を得ることができるということでした。機関拳闘が代理戦争へと変貌していた中、レビウスと同じく昇格戦に出場し、その時の負傷によって生死の境を彷徨っていたザックス=クロムウェルが目を覚まします。目を覚ましたザックスに対し、ビル=ウェインバーグは様変わりした機関拳闘の情勢とかつて戦ったA.J.ラングドンの協力が不可欠であることを説明しました。

そしてA.J.の知識によってレビウスの治療が進みます。一方、レビウスの妻を自称するナタリア=クロムウェルは、レビウスの復帰とジムの移籍を知ったことで、レビウスと一緒のジムに移るべく行動し始めます。

2巻あらすじネタバレ

ナタリア=クロムウェルはレビウス=クロムウェルと再会を果たしていました。その後、ナタリアはレビウスと仲良さげなA.J.との嫉妬によるトラブルを起こしたものの、レビウスと同じジムに移籍します。その翌日、レビウスはサンザスラムでの初試合がマッチングされました。しかしそのマッチング相手は、機関拳闘の頂点に君臨するオリバー=E=キングスレーでした。

末席のレビウスと最強のオリバーという異例のマッチングに疑問を抱く周囲のメンバーでしたが、その時にレビウスがオリバーからとある場所に来て欲しいと招待されます。オリバーはレビウスと会話がしたいとのことでした。そこで早速、オリバーのもとに赴いたレビウスでしたが、そこには朽ち果てた父親ダニエル=クロムウェルの姿があったのです。

その後、オリバーは同志だったダニエルとの過去を語り、自身が「est」を目指すべき存在であると言いながらレビウスを打倒すると宣言。一方、レビウスはオリバーと会話するうちに、彼がかつて会ったことのある人物だということに気付き始めていました…

3巻あらすじネタバレ

代理戦争へと変貌した機関拳闘の試合「サザンスラム」に出場するレビウス=クロムウェルは、最強と戦うということが影響し、圧倒的アウェイ状況に追い込まれてしまいます。しかしレビウスはそれでも最強に挑戦すべく、仲間と共に戦いに備えて爪を研ぎ澄ませます。一方、世界の裏側ではかつてレビウスが戦ったアメジストが暗躍していました。

そしてサザンスラムに向けた予選の1つである第15エリアの試合が始まりました。A.J.ラングドンの弟であり、アメジストの手駒として人体改造されていたバルテュスは相手を瞬殺。その時の謎の力を目の当たりにしたナタリア=クロムウェルはA.J.にバルテュスのことを話しました。

A.J.はそれをきっかけに家族を求めてレビウスのもとを去りますが、ロナルド=チェンバレンに危険人物として追ってを差し向けられてしまいます。追手がかかっていることを知ったレビウスとナタリアたちジムのメンバーは、一丸となってA.J.を見つけ出し、さらにA.J.を追っていたロナルドを説得したことでなんとか事なきを得ました。

4巻あらすじネタバレ

『Levius/est(レビウス エスト)』の漫画4巻では、遂にサザンスラムが開幕します。試合会場で機関拳闘連盟の重鎮たちと挨拶を交わすレビウス。ピエールとの挨拶をつつがなく終わらせたレビウスでしたが、その後ピエールからかつての敵であるジャック=プディングを紹介されます。

ジャック=プディングはバルテュス=J=ラングドンとA.J.ラングドンの運命を弄んだ人物でした。そんなジャック=プディングを前に怒りを露わにするレビウス。さらに機関拳闘連盟の重鎮という地位を傘にして挑発されてしまいます。そこでレビウスは怒りを飲み込み、ジャック=プディング打倒を彼らに宣言。

一方、サザンスラムGrade-Ⅲ トーナメントでは、ジムのメンバーが危険視しているバルテュス=J=ラングドンとナタリア=クロムウェルがマッチングしてしまいました。そこでジムのメンバーは棄権させようと考えますが、ナタリアは戦うことを選びます。

5巻あらすじネタバレ

戦うことを選んだナタリア=クロムウェルはバルディスとの試合に臨みます。しかし圧倒的な力を持つバルテュスを相手に、ナタリアは手も足も出ずあっという間に追い詰められてしまいました。そんなバルテュス戦を見ていたビル=ウェインバーグは、バルテュスの正体が圧倒的な力を振るっているように見せているだけで、実のところは実験体として使い潰されている存在であることに気付きます。

その後、セコンドであるバルト=フレイザーたちと力を合わせて活路を見出したナタリアは、バルティスに声を届けて意識を取り戻させようとします。そしてやっとの思いでバルテュスに声を届けることに成功しますが、その瞬間、バルテュスの人格が別のものへと変わってしまいます。

6巻あらすじネタバレ

ナタリアはバルティスとの激闘の果てに、起死回生のカウンターに失敗したことで敗北を喫します。さらにナタリアを中心に超蒸気の力が爆発してしまい、それからナタリアを庇ったバルトが重傷を負ってしまいました。そんな彼らを嘲笑うジャックでしたが、バルテュスが暴走したことで彼もまた爆発に巻き込まれます。

その後も会場で暴れまわるバルティス。そこでオリバーがバルティスを処理しようとしますが、レビウスに助けられたことで処理が保留されることになります。それからそれぞれはサザンスラムの最終日に向けて準備を始め、遂にレビウスはオリバーの対戦の日を迎えます。

レビウスの漫画の作者とは?タイトルの意味も紹介

レビウスの漫画の作者は中田春彌

相手を戦闘不能にしたら勝ちというシンプルな格闘技を漫画のテーマにした『Levius/est(レビウス エスト)』。漫画で描かれる機械拳闘は試合後の生存率の低さから「最後の檻」と呼ばれており、死と隣り合わせの迫力ある試合が見れるということで、試合会場であるコロシアムには多くの観客が詰めかけます。そんな漫画『Levius/est(レビウス エスト)』を描いた作者は中田春彌です。

漫画の舞台設定や独特な世界観から海外の作品のように感じられますが、作者・中田春彌は日本人でした。作者の中田は2010年に『Maurecaの樹』でデビューを果たした漫画家で、さまざまな漫画家のアシスタントをしていた頃に高い画力と技術を培ったようです。そして漫画『Levius/est(レビウス エスト)』は翻訳時に読みやすいようにと、横書きで下に書き始めたとのことでした。

また、作者・中田は漫画以外に小説のカバーやイラストも担当しています。小説のカバーにおいては朝日新聞に連載されていた作者・沢木耕太郎による『春に散る』や作者・多崎礼による小説『血と霧』などがあります。そしてテレビアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』においてはキャラクター原案を担当していました。

レビウスの漫画のタイトルの意味

次に作者・中田による漫画『Levius/est(レビウス エスト)』のタイトルの意味を見ていきましょう。実は漫画のタイトルは特に意味のある言葉ではないようです。ただ、「ウルトラジャンプ(集英社)」からの再連載と共に改題された「est(エスト)」にはフランス語で「~がいる」という意味があります。漫画『Levius/est(レビウス エスト)』の2巻ではそのタイトルに秘められた意味が明かされていました。

レビウスの漫画に関する感想や評価

こちらでは漫画『Levius/est(レビウス エスト)』の魅力に関する感想があがっています。どうやらこの方は漫画の画力に感動しているようです。またこの投稿以外に「作者・中田春彌が天才」といった内容の声がありました。原画の方がより精緻な作画になっているとのことなので、機会があれば原画もチェックしていると良いかもしれません。

こちらでも漫画『Levius/est(レビウス エスト)』の魅力に関する感想があがっています。漫画の魅力として「リング上の心理的駆け引き」が挙げられているようです。また個性と魅力溢れる敵が現れる4話がおすすめされているので、4話を見る際は敵に注目してみてください。

こちらでは漫画『Levius/est(レビウス エスト)』の敵に関する感想があがっています。この方は漫画に登場する敵が魅力的と言っているのですが、この方以外にも同じような感想が投稿されていたので、敵の存在も漫画の魅力を引き上げる要素と言えるでしょう。

レビウスの漫画ネタバレまとめ

漫画『Levius/est(レビウス エスト)』をネタバレ解説しながら、画力などの作品の魅力やあらすじを紹介してきましたが、いかがでしたか?作者・中田春彌による漫画『Levius/est(レビウス エスト)』は王道ストーリー展開とスチームバンクの世界観、そして高い画力が魅力的な漫画となっていました。

今回は漫画5巻までのあらすじをネタバレしましたが、6巻では遂にレビウスとオリバーの対決シーンが描かれることになっています。これを機にぜひ漫画『Levius/est(レビウス エスト)』をご覧になってみてください。

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