2021年08月06日公開
2021年08月06日更新
ビルドキングが打ち切り終了した理由は?つまらない?最終回や読者の感想も紹介
「ビルドキング」は「トリコ」の大ヒットで知られている島袋光年原作の漫画です。週刊少年ジャンプに連載されていましたが、短期間で最終回を迎えました。「ビルドキング」は打ち切り終了だったと言われています。なぜ「ビルドキング」はつまらないという評価になったのでしょうか?ここでは「ビルドキング」が打ち切り終了した理由を考察します。併せて最終回や読者の感想も紹介していきます。
目次
ビルドキングとは?
「ビルドキング」は「トリコ」の大ヒットで知られる漫画家の島袋光年が4年ぶりに週刊少年ジャンプに連載した漫画です。「ビルドキング」は意欲作だとの感想を受けていましたがつまらないという意見もあり短期間で最終回を迎えました。「ビルドキング」の終了は打ち切りだったのではないかと言われています。ここではなぜ「ビルドキング」が打ち切りになったのかを取り上げていきます。併せて最終回あらすじを結末まで紹介します。
ビルドキングの概要
「ビルドキング」の概要について紹介します。「ビルドキング」は週刊少年ジャンプ2018年21・22合併号に読み切り作品が掲載されました。この読み切り作品が面白いという感想が多かったと言われており、連載作品として構想を練り込み、週刊少年ジャンプ2020年50号から連載が開始されました。思ったほどアンケートの結果が伸びなかったと言われており、つまらないという感想も見られ2021年19号で最終回を迎えました。
「ビルドキング」の原作者は島袋光年です。島袋光年は沖縄県出身の漫画家です。1975年5月19日生まれで2021年8月現在46歳です。島袋光年は1997年に週刊少年ジャンプ誌上で「世紀末リーダー伝たけし!」を大ヒットさせ、一躍人気漫画家となりましたが2002年に起こした不祥事の影響で同作品は終了・コミックス絶版となりました。2004年に漫画家復帰し、2008年に週刊少年ジャンプで「トリコ」を大ヒットさせました。
ビルドキングのあらすじ
ここでは島袋光年原作の意欲作「ビルドキング」のあらすじを紹介していきます。「ビルドキング」は建築バトルという珍しいテーマに挑戦したファンタジー漫画です。鬼が島の要塞や天女の宮殿などの有名な建造物が存在する世界が舞台です。こうした建造物たちは当然誰かによって造られたものなのですが、誰が造ったのかは不明です。このように誰が造ったのかわからず謎に満ちた建造物のことを人々は「ビルドキング」と呼んでいます。
「ビルドキング」の主人公は大工に憧れる少年とんかちです。とんかちはビルドキングの建築を夢見ており、義弟のレンガとともにハンマー島に住んでいました。とんかちは建築技術には難がありますが、島に棲む凶悪な怪物たちを撃退できるほどの身体能力を有しており、レンガの方は14歳以前の記憶が全くありませんが、建築技術に関して非凡な才能を持っています。とんかちとレンガがビルドキングを作る日は来るのでしょうか?
ビルドキングが打ち切り終了した理由は?最終回をネタバレ
「世紀末リーダー伝たけし!」や「トリコ」を大ヒットさせたことで有名な島袋光年の最新作である「ビルドキング」は読者に大きな期待を抱かせてスタートしましたが、人気の面で伸び悩み島袋光年作品としては極めて短期間で最終回を迎えました。「ビルドキング」は打ち切り終了だったと言われています。なぜ「ビルドキング」は打ち切りになったのでしょうか?ここでは「ビルドキング」の最終回あらすじを結末まで紹介します。
ビルドキングの最終回あらすじネタバレ
ここでは短期間で最終回を迎えた島袋光年原作の漫画「ビルドキング」の最終回のあらすじをネタバレで紹介していきます。「ビルドキング」の主人公のとんかちとレンガ兄弟、そしてナナ・シュナイダーたちは「ビルオンライセンス」という試験を受けました。これは大工になるためには必要不可欠な資格です。とんかちたちは「ビルオンライセンス」の中でも特別に強い建造物を造るためのビガー工法の試験を受けるのでした。
とんかちたちがビガー工法の試験を受ける理由はビルドキングを建築しビルドマスターの称号を得るためです。ビルドマスターとは全ての大工たちの憧れの存在なのです。現在最もビルドマスターに近い存在はとんかちたちの師匠であるシャベルです。しかし、「ビルオンライセンス」の試験中にサタンヒルズという悪の建築家集団が現れました。そしてサタンヒルズは受験生にも仲間を送り込んでいたのです。試験はどうなるのでしょうか?
サタンヒルズの狙いはとんかちの道具であるビガ―ハンマーとレンガの道具であるビガーソウでした。それはかつてビルドキングが保有していたと言われているビガーゲノムだったのです。そしてとんかち兄弟はビルドキングの遺伝子を継承しているのです。負傷したとんかちたちの前にツーバイフォーと呼ばれる伝説の屋獣が現れました。ツーバイフォーは世界一安全な自分の中に入るようとんかち兄弟を促すのでした。
ビルドキングは打ち切り終了した?
週刊少年ジャンプに連載されていた島袋光年原作の漫画「ビルドキング」は前項で挙げたようにとんかち兄弟の窮地にツーバイフォーが現れたところで最終回の結末を迎えています。「ビルドキング」は週刊少年ジャンプファンの間では典型的な打ち切りエンドであるという感想が多いと言われています。それは最終回が掲載された週刊少年ジャンプ2021年19号の巻末で島袋光年が出したコメントからも明らかであると評されています。
週刊少年ジャンプ2021年19号の巻末コメントで原作者の島袋光年は「力不足で撃沈」という言葉を残しています。このコメントによって「ビルドキング」が最終回を迎えた理由が打ち切りであると証明されたと分析するファンが多いと言われています。「ビルドキング」の週刊少年ジャンプ誌上での最終回は所謂「俺たちの戦いはこれからだ」エンドだと言われていますが、真の結末が別な形で描かれることが明らかになっています。
「ビルドキング」のコミックスは既刊2巻です。2021年9月に最終巻3巻が刊行予定ですが、そこで大幅描き下ろしが行われて最終回の結末が描かれることが明らかになりました。これは週刊少年ジャンプの中でも異例の措置だと言われています。ヒット作を生み出した功労者として島袋光年を扱っていると捉えるファンもいれば、コアなファンしか読まない場で結末が披露されることで島袋光年の本誌復帰が難しいと考えるファンもいます。
ビルドキングがつまらない理由はなぜ?
島袋光年原作の漫画「ビルドキング」は鳴り物入りで連載が開始しましたが、短期間で打ち切りだと言われている最終回を迎えました。「ビルドキング」の感想で多かったのが「1話は面白そうだったけど次第につまらない展開になった」というものだと言われています。なぜ「ビルドキング」はつまらないという感想を持たれたのでしょうか?ここでは「ビルドキング」がなぜつまらないと言われているのか、その理由を考察・紹介します。
つまらない理由①建築というテーマ設定
島袋光年原作の漫画「ビルドキング」がなぜつまらないと言われるのか、その理由について考察・紹介していきます。なぜつまらないのかの理由として真っ先に挙げられるのは「建築というテーマ設定」だと言われています。建築をテーマにしてどれだけ面白い漫画が描けるのかは非常に未知数であり、仮に面白い漫画だとして刺さったとしてもその層は週刊少年ジャンプの読者層ではなく、もっと上の世代ではないかと評されています。
また、「ビルドキング」は建築をテーマにしていながら「建築」と「バトル」が同時に起こります。この流れが読者にはわかりにくく、つまらないという感想を持たれることが多いと言われています。「建築」がテーマであるならバトルものにはしない、バトルものを描くのであれば「建築」というテーマとは噛み合わないという分析をする読者が多かったと言われています。さらに前作「トリコ」から脱却できなかったという評価もあります。
つまらない理由②ストーリーの目的
短期間で終了した漫画「ビルドキング」がなぜつまらないと評価されているのか、その理由について考察・紹介しています。次に挙げるのは「ビルドキング」は「テーマが不明瞭」であるという点です。例えば建築をテーマにするのであれば、伝説級の建造物を建てることを目標にする主人公という理由付けをすることでテーマに説得力が生まれたのではないかという意見があります。「ビルドキング」にはそれがなかったと言われています。
「ビルドキング」は主人公のとんかち兄弟が「平和を築く」という夢を見ており、そのためにビルドマスターを目指すという展開なのですが、実際に漫画を読み進めていくと建築よりもなぜか物を壊す描写の方が圧倒的に多く、とんかち兄弟の目標と矛盾していると指摘するファンが多いと言われています。とんかち兄弟が平和を築きたいのであれば、なぜか物を壊すという展開にせずに物を造る物語にした方が良かったと言われています。
ビルドキングの読み切り版が面白い?
短期間で終了した漫画「ビルドキング」にはプロトタイプとも呼べる読み切り作品が存在することは概要の項で触れました。実は「ビルドキング」の読み切り漫画はなぜか評価が高いことで知られています。ファンの中には「ビルドキング」の読み切り版をそのまま連載に繋げた方が良かったのではないかという感想を持つ人が多いと言われています。ここでは読み切り版「ビルドキング」のあらすじをネタバレで紹介していきます。
読み切り版ネタバレ①主人公はクギ
ここでは島袋光年原作の漫画「ビルドキング」の読み切り版のあらすじをネタバレで紹介していきます。読み切り版「ビルドキング」の主人公はクギタウロスという少年です。愛称は「クギ」です。クギは大工の少年です。人間が住む建築物のみならず、動物の巣なども頑丈な巣を作ることで喜ばれていました。クギは喋る家に住んでいます。この喋る家はクギのために食事を作ったり、お風呂を沸かしたりするなど献身的な存在です。
「ビルドキング」の連載版と読み切り版のあらすじを比較するといくつかの相違点が見られます。まずは主人公が読み切り版ではクギのみという点です。このことで人物の考え方や行動などがすんなりと読者に受け入れられると言われています。また、読み切り版では最初に喋る家が登場します。これで「ビルドキング」の世界観が短い時間で読者に伝わっていると評されており、読み切り版の完成度が高いことが窺えると言われています。
読み切り版ネタバレ⓶バトルリフォーム
「ビルドキング」の読み切り版のあらすじをネタバレで紹介しています。読み切り版「ビルドキング」はクギが造る建物の評判を聞きつけて、建物専門泥棒が現れたことでストーリーが大きく動きます。泥棒たちはクギの家を名古屋城のような巨大戦車で襲います。しかし、クギの家は「バトルリフォーム」という名前の巨大ロボットに変形して、泥棒たちを返り討ちにしました。泥棒たちに新しい家を造るというオチで終了します。
読み切り版「ビルドキング」はクギの家が「バトルリフォーム」というロボットに変形して敵を倒します。バトルものの王道的展開だと言われていますが、変形したロボットの造形が「トランスフォーマー」を思わせてかっこいいという感想が多かったと言われています。家が変形するというアイデアも斬新だと言われており、この路線で進んでいけばストーリーもわかりやすく、もっと人気を得ることができたのではないかと言われています。
ビルドキングに関する感想や評価
ここでは島袋光年原作の漫画「ビルドキング」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitterでのつぶやきをいくつか取り上げていきます。「ビルドキング」はインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?それではご覧ください。
読み切りのビルドキングの時、感想勢のみんな絶賛してたのにね…………
— 鶏 (@sirgin1005) April 11, 2021
「ビルドキング」を読み切り版も連載版も両方読まれていると思われる方のツイートです。「ビルドキング」は読み切り版の時に感想勢がみんな絶賛していたので連載版はもったいなかったという感想をお持ちです。
ええと、ビルドキングを読破した感想なんですが
— キルワサ (@ayonagike) April 11, 2021
1巻収録部分まではワクワク感がありました(世界観が昔の東映アニメぽくてよかった)
ただビルオン試験編からは展開が遅く途中からビガー説明などの文字説明と連載でやってはいけない条項のオンパレードでねっとり無能ボイスが付きまくりでした
「ビルドキング」の連載版を最後まで読んだと思われる方のツイートです。「ビルドキング」の結末がコミックスで描き下ろしになることに違和感を持たれており、さらに「ビルドキング」は展開の遅さと文字説明など悪手だらけの作品になっていたとつぶやかれています。
#ビルドキング 最終回 感想
— ぐんぐにる (@Gungnir3228) April 11, 2021
この終わり方だからGIGAかプラスかな〜って思ったら単行本描き下ろしってウッソだろお前!?#wj19
週刊少年ジャンプをリアルタイムで読まれている方のツイートです。「ビルドキング」の結末は季刊誌のGIGAかサイトのプラスで展開されると思っていたら単行本描き下ろしになって驚いたとの感想をお持ちです。
ビルドキングの打ち切りまとめ
ここでは島袋光年原作の漫画「ビルドキング」について特集しました。「ビルドキング」の最終回あらすじ紹介、「ビルドキング」がつまらないと言われる理由、読み切り版「ビルドキング」のあらすじなどを紹介してきました。「ビルドキング」の結末はコミックス3巻でしか読めないことが決定しています。「ビルドキング」が本当につまらない漫画であるのか、是非一度ご覧ください。