【魔法少女・オブ・ジ・エンド】姫路が黒幕？つくねの正体や衝撃の事実をネタバレ

2012年から別冊少年チャンピオンにて連載されていた漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』。あらすじの序盤を見ると、魔法少女の正体は一体何なのか？という疑問からスタートする人はきっと多いことでしょう。次第に魔法少女を作り出した黒幕が姫路弥ではないかという疑惑が浮上します。そこで、ここからは姫路弥のプロフィールを基に彼の正体に迫りましょう。まずは『魔法少女・オブ・ジ・エンド』の作品情報からご覧ください。

『魔法少女・オブ・ジ・エンド』は佐藤健太郎によるダーク・ファンタジー漫画です。2012年から別冊少年チャンピオンにて連載がスタートし、その後2017年までに全16巻が刊行されています。単行本の巻末には、事件の関係者と思われるキャラクター視点からの描写が書き下ろされていました。それによって姫路が黒幕なのか？という疑惑が浮上しているようです。

ここからは漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』のあらすじを簡単に紹介していきます。主人公・児上貴衣はどこにでもいる普通の高校生でした。ところが、いつもと同じ日常はある事件によって一瞬にして血濡れの日常へと変わってしまいます。

突如、学校に乱入してきた魔法少女が撲殺・焼殺・撲殺と次々に残虐な行為を繰り返したのです。そして魔法少女に殺害された者もまた魔法少女に変身します。そんな光景を目の当たりにした貴衣は幼馴染である福本つくねと生存者と共に学校から脱出しますが…

漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』に登場する姫路 弥(ひめじ わたる)は貴衣やつくねと同じクラスの男子生徒です。姫路弥は聴覚が不自由であるため、つくねと話す時は手話を通じて会話を成り立たせていました。普段は気弱な性格を印象付ける態度をしているのですが、楓が不良達に拉致された時に金属バット1つで助けに向かうなどの勇気も持っています。

魔法少女襲撃の際は、ショッピングモールへ逃げたことで貴衣達と再会していますが、その後ショッピングモールが崩壊しクロノス・Mによって過去へ飛ばされていました。しかしその後、魔法少女達によって引き起こされていた惨劇をビデオカメラで撮影していたため、姫路弥が大惨事を引き起こした黒幕という噂が浮上しています。

『魔法少女・オブ・ジ・エンド』に登場する姫路弥のプロフィールで、彼は魔法少女達によって引き起こされる惨劇をビデオカメラで撮影していたとお伝えしました。姫路弥の行動には謎が多く何らかの計画に携わっているような描写が見られたため、彼が黒幕ではないか？という疑惑が浮上しています。では、ここからはあらすじをネタバレしつつ姫路弥とつくねの正体を明らかにしていきますのでぜひご覧ください。

姫路弥と言えば一度魔法少女が襲撃してきた際に死ぬはずでした。しかし、実は姫路弥が不死身の肉体を持っていたため生存しています。彼は散り散りになった魔法少女の収集をしているようで、つくねもその1人ということが明らかになっていました。そして魔法少女の騒動は貴衣とつくねをくっつけるためのイベントであったため、黒幕の正体が一時的につくねと推察されていました。

しかし、実際はつくねの正体は未来の姫路弥が別の人格を植え付けた「あすか」の被害者の1人でしかありませんでした。そこで姫路弥こそが真の黒幕かと思われたのですが、それも事実ではありません。確かに姫路弥が悪事を働いたのは間違いありませんが、その目的は「人間になるため」であって、姫路弥はとある者(黒幕)自身が欲を満たすために生み出された存在だったのです。

漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』の第二部では「魔法少女・オブ・ジ・エンド計画」の全容が明らかになりました。2030年、魔法少女を制作した製薬会社ヴァレリーベは成長を遂げ、一大企業の仲間入りを果たします。姫路弥もこの時代に登場していました。

製薬会社ヴァレリーべの社長・白金が自分の妻を生き返らせるために検体を白金忍に注入しようとしましたが、突如体が異常をきたしたためそれを姫路弥が止めようとします。ところがそれでも止めることができず、強大な魔力によって破壊行為が続けられてしまいました。最終的にこの時にみかのの母親が登場し、みかのと一緒に忍を止めることに成功します。

その後、ヴァレリーべの女性職員が行方不明になる事件が起こるのですが、その犯人が科学者の真壁でした。真壁は製薬会社ヴァレリーベの新薬研究所の1人であり、裏で非合法な人体実験をおこなっていた人物です。そして魔法少女の血を使って完璧な強さを手に入れた姫路弥を作ろうとしており、その姫路弥が13の魔法少女を全て集めることによって神になろうとしていました。

一方、マリアの婚約者である殿ヶ谷はヴァレリーベ本社に向かっていました。しかし、本社に到着した所で真壁に囚われてしまいます。その後、ビルが爆破されてしまいますが、殿ヶ谷はつくねによって命を救われます。その時に真壁は姫路弥を使ってつくねの殺害計画を実行しようとしますが、ここで姫路弥が裏切って真壁を殺害。そして姫路弥は13人の魔法少女を揃えるためにつくねに子供を作らせようと計画したのでした。

ちなみに、この13人の魔法少女を集めると「悪魔の力」を手に入れることができるようです。その悪魔の力とは、全ての次元を捻じ曲げることも可能で、さらに宇宙さえも生み出せすことができます。そして姫路本人は瞬間移動や時間を動かせる魔法を使う事ができ、さらに非常に強力な魔力の持ち主です。その実力は貴衣でさえも「束になっても勝つことができない」と言わしめるほど高く、頭を吹き飛ばしても瞬時に再生することができます。

漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』では、魔法少女と呼ばれる存在が突如現れたことがきっかけとなり、物語が大きく動き出すことになりました。では、そもそも魔法少女とはどのような存在なのでしょうか？魔法少女が作られた理由・目的が気になります。ここからは魔法少女についてネタバレ解説していきます。結論から申し上げると、魔法少女の正体はつくねの身体から産み出された存在です。

さらに、つくねの正体は人間ではなく「魔女の血を引いた魔法少女」という衝撃の事実が明かされています。序盤から登場していた魔法少女は「亜種魔法少女」と呼ばれており、20年後の未来から送られてきた兵器でした。つくねの正体が計画の黒幕ではないかと言われていたのは、このような事実が判明するまでに謎の描写が多かったからのようです。

これまでに姫路弥の黒幕説や魔法少女・オブ・ジ・エンド計画の目的、魔法少女の正体がつくねから作られた存在という事実をあらすじのネタバレと共に紹介してきました。しかし、パラレルワールド(並行世界)の描写によって次々の疑問が生まれたため、黒幕の正体を掴むことが難しいと感じた方はきっと多いことでしょう。そこで、ここでは『魔法少女・オブ・ジ・エンド』で明かされた衝撃の事実をネタバレしていきます。

ここからは漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』で明かされた衝撃の事実をネタバレしていきます。これまでのネタバレ考察によって姫路弥の正体が計画の実行犯であるかのように思われたのですが、終盤で真の黒幕の正体が明らかになりました。

その人物こそが「黒呂木零」でした。黒呂木零が全ての元凶で、生前に記憶や意識をデータ化することによって他者への移行を可能にしていました。黒呂木零は他者の身体に自分の意識を移行することができるようになったことで、白金宗と忍の母親の身体を支配します。

そして真壁を操っていたのです。この真壁によって姫路弥は誕生しており、当初の知能は子供並みで感情に乏しかったのですが、戦闘能力は複数の猛獣さえも瞬く間に瞬殺できるほどのものでした。そして真壁は彼のロングヘアの髪型を現在のショートヘアに整える際に「姫路弥」と名付けています。

ネタバレによって黒呂木零の正体が真の黒幕であることが分かりました。ではここから黒呂木零の最期をネタバレしていきます。黒呂木零は”13の魔法少女の子”を集めていました。そして姫路とパペットマスターの前に白金に乗り移った状態で姿を現し、時の祭壇でおこなわれている儀式を乗っ取ります。

そこで黒呂木零は零世界を創生しようとしたのですが、儀式に必要なパワーが足りなかったため上空に裂け目が生じてしまいました。その時に魔法少女の力を覚醒させた現代のつくねと貴衣が登場。その後つくねの魔法と貴衣の犠牲によって黒呂木零は零世界と共に消滅しました。

『魔法少女・オブ・ジ・エンド』は物語が始まってすぐに絶望的な状況になったり、圧倒的な戦力を持った敵がいるなど王道的な展開を楽しむことができました。そして遂に黒幕の正体は黒呂木零だったということが判明し最終回を迎えます。実は、最終回では黒呂木零がいなくなったことで存在が消滅したかに思われた姫路が登場していました。ここでは姫路が最終回でどうなったのか？という疑問にネタバレ解説と共に迫ります。

『魔法少女・オブ・ジ・エンド』の黒幕と疑われていた姫路は最終回で登場していました。姫路は未来の貴衣の力を借りて魔法少女襲撃事件が起きた過去に戻っていたのですが、そこで楓達に計画を狂わされています。そこで一度時空間通路を通じて未来へと戻ろうとしますが、その矢先に白服の子が邪魔をしてきました。戦闘で深手を負ったもののパペットマスターに救われたことで無事未来へと帰還します。

そして自身を追ってきた貴衣と悪魔の力を操る忍によって、治癒が完了する前に倒されています。その後、自身を生み出した親であり黒幕でもある黒呂木零が倒されたことによって宇宙の概念が覆され、「姫路」としての存在を喪失してしまいます。

しかし、つくねと貴衣の犠牲によって世界が再創生された5年後に、殿ヶ谷と結ばれたマリアの息子・殿ヶ谷わたるに生まれ変わっていました。最後に姫路は「人として生まれたかった」とつぶやいており、これがただ一つの目的だったからこそ人として殿ヶ谷わたるに生まれ変わったのかもしれません。

マリアの息子・殿ヶ谷わたるに生まれ変わっていた姫路でしたが、実はパペットマスターも生まれ変わっています。姫路の生まれ変わりであるわたるが愛用しているリュックに、パペットマスターが生まれ変わっているので、ぜひチェックしてみてください。

こちらでは漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』の姫路の正体に関する感想があがっています。この感想からは草食系男子のイメージを抱かせる姫路が黒幕だったということに衝撃を受けたことで、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する渚カヲルを連想したことが分かります。それからCVイメージとして石田彰の名前が挙がっているので、アニメ化への期待もされているのではないでしょうか？

こちらでは漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』の姫路が持つギャップに関する感想があがっています。どうやら姫路のことを味方と思っていたようです。やはり味方だと思っていたのは、上記の感想のように草食系男子をイメージさせるキャラクターだったからなのでしょうか？感想では悪い顔と普段の顔とのギャップがたまらなく好きだと言われているのですが、同じように感じた方はきっと多いと言えるでしょう。

こちらでは漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』の評価と共に姫路に関する感想があがっています。姫路の良さはやはり真の黒幕を想像させる悪い顔と、草食系男子をイメージさせる普段の顔のギャップなのでしょうか？漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』が面白いと言われる理由に、姫路の行動や魅力も関係していると言えるでしょう。

漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』に登場する姫路の黒幕説を、つくねの正体や衝撃の事実をネタバレしつつ紹介してきましたがいかがでしたか？最終回の衝撃の事実をネタバレしたことで、計画の黒幕が姫路ではなく黒呂木零であることが明らかになりました。

『魔法少女・オブ・ジ・エンド』の黒幕説ではいくつかキャラの候補が上がるなど、話の先が見えない漫画となっており、つくねの正体や姫路の正体、そして黒呂木零の正体など次々と明かされる事実に衝撃を覚えた方はきっと多いことでしょう。当記事ではネタバレした部分もありますが、興味を持たれた方はぜひ漫画『魔法少女・オブ・ジ・エンド』をご覧ください。