慎重勇者のアニメ最終回をネタバレ！原作小説のあらすじ・感想も紹介

『慎重勇者(しんちょうゆうしゃ)』とは、土日月によるファンタジー作品です。KADOKAWAの小説投稿サイト「カクヨム」にて連載が開始され、その後2017年からカドカワBOOKSにて小説化されています。また、こゆきによるコミカライズ作品がメディアミックスとして『月刊ドラゴンエイジ』にて連載中。2019年10月からは全12話でテレビアニメが放送されました。

ここからは『慎重勇者』の簡単なあらすじを紹介していきます。主人公はチート級のスキルを持った勇者・竜宮院聖哉、ヒロインは新米女神・リスタルテです。リスタルテは新米女神でありながら、救済難易度S級レベルの世界「ゲアブランデ」を救済することになりました。

そこでリスタルテはチート級のスキルを持った勇者・竜宮院聖哉を召喚するのですが、彼は圧倒的な強さを持っているにも関わらず慎重すぎるほどの性格をしており、それもスライム相手でも攻撃魔法で完全焼却し灰にしてしまいます。それから2人は強敵を倒しながら少しずつ絆を深めていくのですが、次第に聖哉の過去やリスタルテとの以外な関係が明らかになっていきました。

『慎重勇者』のアニメ最終回・結末「いなくなった聖哉」をネタバレしていきます。物語が進み、ある戦いが終わった後は聖哉の提案で休息の時を過ごしていました。聖哉は慎重過ぎる性格をしているため、休みなど取るはずがなく、休むのであれば次の戦いのために万全のアイテムを収集したり、トレーニングをするなどの準備は怠りません。

しかし今回の聖哉はいつもと様子が違いました。聖哉が「3日ほど休息しよう」とリスタルテ達に提案しており、それに対してリスタルテは「聖哉にしては珍しいな」と不思議に思っていましたが、それでも休みを貰えた嬉しさから街へと出かけていきます。束の間の休息を楽しんだリスタルテ達でしたが、別行動をとっていた聖哉は姿を現しません。そこでリスタルテは嫌な考えが頭をよぎります。1人で魔王と戦いに行ったのではないか？と。

『慎重勇者』のアニメ最終回・結末「リスタルテは神界へ」をネタバレしていきます。聖哉がいなくなってから嫌な考えを払拭できずにいたリスタルテは、「慎重な聖哉がそんな無謀な事をするはずがない！」と考える事で焦る気持ちを抑えていました。しかし、結局いてもたってもいられず、気になって街を飛び出して神界へと向かうことになります。

それから神界へと帰還したリスタルテは早速、神界の大女神・イシスターに聖哉の居場所を尋ねました。そこで衝撃の事実が明らかになります。イシスター曰く、「竜宮院聖哉はあなたたちと別れた後すぐに魔王城に向かった」とのことでした。

実は、慎重な勇者である聖哉がこのような無謀な事をしたのには彼なりの考えがあったからです。本作において通常は女神が死ぬことはありません。ところが、救済難易度S級レベルの世界「ゲアブランデ」の魔王は神をも殺害できる方法が存在しているのです。つまり、聖哉はリスタルテの身を危険にさらすことはできないと考えたため、1人で魔王討伐に向かうことになったのでした。

『慎重勇者』のアニメ最終回・結末「聖哉の成長限界」をネタバレしていきます。聖哉が1人で魔王の討伐にいった事を聞いたリスタルテでしたが、彼女はこう思いました。「それなら尚更、もっとトレーニングを積んで万全の準備をした方がいい」と。しかし、聖哉は既に成長限界に到達していたのです。

レベルは99で、これ以上の身体能力強化は望めない状態になっていたのですが、それでも敵は聖哉よりも強いキャラが後半にかけて次々に登場していました。

このような事情があったからこそ、聖哉は神様から特訓を受けて様々な技を身に付けていました。さらに、魔王を倒すために必要な伝説の防具や武器なども全て失っている状態です。そうゆう状況下でリスタルテの安全を保つことができるはずもないため、聖哉は単身で魔王城に向かっていたのでした。

『慎重勇者』のアニメ最終回・結末「魔王を倒す唯一の方法」をネタバレしていきます。伝説の防具や武器もない状態かつ単身で魔王城に向かった聖哉ですが、さすが慎重勇者と言われるだけあって魔王を倒す方法を考えていました。

聖哉は神様の中でも最強と言われる破壊の女神・ヴァルキュレから破壊術式「ヴァルハラ・ゲート」を教えてもらっています。この技は自身の命と引き換えにすることで絶対防御不可能な攻撃を与えることができるものです。つまり、聖哉は自身の命と引き換えにこの技を魔王に使うつもりでした。

『慎重勇者』のアニメ最終回・結末「聖哉の死」をネタバレしていきます。リスタルテが神界にいた頃、聖哉は魔王城にいました。聖哉は破壊術式「ヴァルハラ・ゲート」で自分の命と引き換えに魔王に使います。

そして遂に魔王の討伐に成功し、見事難易度Sランクの世界『ゲアブランデ』は救済されます。しかしここで衝撃の展開となります。魔王を倒した聖哉もヴァルハラ・ゲートの副作用によって死んでしまったのです。さらに、聖哉は生き返ることなく、この状況で結末を迎えました…

ここでは、アニメ最終回後の原作小説『慎重勇者』1巻のあらすじを見所と共にネタバレ紹介していきます。神の世界である神界では、多くの神達がさまざまな理由で困窮する世界に救世主を召喚して、その世界の人々を救う役割を担っていました。

ある日、1人の新米女神・リスタルテは、救済難易度S級レベルの世界「ゲアブランデ」という、ベテランでも尻込みするような難易度の仕事を引き受けることになります。そこで、リスタルテはチート級のスキルを持つ勇者を召喚しました。ところがその勇者は圧倒的な強さを持ちながら、ありえないほどの慎重な性格をしていたのです。

ここでは、アニメ最終回後の原作小説『慎重勇者』2巻のあらすじを見所と共にネタバレ紹介していきます。2人は、救済難易度S級レベルの世界「ゲアブランデ」を救うためにさまざまな敵と戦っていました。ある日、竜王母との戦いを終えて疲労困憊の聖哉とリスタルテは、救済を求める兵士達と出会います。その時でした。彼らの前に前の化け物「ベル＝ブブ」が姿を現します。次なる敵の出現で、2人は休む間もなく戦いに身を投じるのでした。

ここでは、アニメ最終回後の原作小説『慎重勇者』3巻のあらすじを見所と共にネタバレ紹介していきます。本巻では、リスタルテと聖哉の過去が明らかになりました。

リスタルテは女神の規律を破ってしまったことで、ゲアブランデを上回る難易度SS級の世界の救済を言いつけられているのですが、実はこの世界が以前リスタルテと聖哉が救済し損ねていた世界だったのです。1巻と2巻で描かれている聖哉は慎重過ぎる性格をしているのですが、3巻の過去で登場する聖哉は向こう見ずな性格をしていました。

ここでは、アニメ最終回後の原作小説『慎重勇者』4巻のあらすじを見所と共にネタバレ紹介していきます。本巻ではリスタルテと聖哉が「イクスフォニア」で敵との戦いを繰り広げていました。何度も敵の襲撃にさらされるリスタルテと聖哉。

何とか状況を乗り切る2人でしたが、そんな2人の前に魔導兵器キリング・マシン数万体が姿を現します…。前巻に引き続きイスクフォニアの救済に奮闘しているリスタリアと聖哉は、他の世界であれば魔王レベルの獣皇・グランドレオンに襲撃されたり、呪いのせいで向こう見ずな状態になったりとさまざまなピンチにさらされていました。

ここでは、アニメ最終回後の原作小説『慎重勇者』5巻のあらすじを見所と共にネタバレ紹介していきます。リスタルテの精神世界に「まだら髪の悪魔」という邪神が現れていました。2人は警戒しつつイクスフォニアに戻った事で、遂に小説のクライマックスを迎えます。本巻で2人の前に姿を現した強敵は「死皇シルシュト」。この敵は四天王最後の1人でした。

アニメ最終回・結末では、聖哉が死んだ事で終わりを迎えたかに思われたのですが、原作小説でアニメ最終回の後が描かれていました。そこで、ここではアニメ『慎重勇者』の結末・最終回後のあらすじをネタバレ紹介していきます。

アニメ最終回後の原作小説のあらすじ「ゲアブランデ救済」を見ていきましょう。リスタルテはイシスター様から今後の話を聞いていました。リスタルテは難易度Sランクの世界『ゲアブランデ』の救済に成功したものの、その過程で規律を破っていたため罰を受ける事になります。

アニメ最終回後の原作小説のあらすじ「イクスフォリア救済」を見ていきましょう。リスタルテが受けた罰とは、難易度SSランクの世界「イスクフォニア」を救済する事でした。この世界は、アリアドアがかつて聖哉と共に救済するはずだった難易度Bランクの世界。

聖哉達は途中までは好調だったものの、それが油断となり勇者パーティーが魔王に全滅させられてしまいます。そしてイクスフォニアは魔王に支配されてしまいました。そんな経緯があったため当時は難易度Bランクの世界だったのが、今では難易度SSランクとなってしまったのです。

アニメ最終回後の原作小説のあらすじ「勇者候補リスト」を見ていきましょう。通常であれば、一度救済に失敗した世界には二度と戻ることができません。つまり、リスタルテの事を不憫に思ったアリアドネの嘆願によって救済の許可が下りたわけです。

こうしてリスタリアはイクスフォニアの救済のために勇者候補リストを確認していたのですが、なんと勇者候補リストの欄には「竜宮院聖哉」の名前が書かれていました。早速、召喚したところ能力値は初期化された事でレベル1で、全てのステータスは魔王と戦う時に比べると1000分の1もないような状態でした。前回のようにチート能力は持っていないものの、気になる事が書かれています。性格が「ありえないくらい慎重」と…

『慎重勇者』の竜宮院聖哉役を演じたアニメ声優は、声優事務所「アーツビジョン」で活動中の梅原裕一郎です。梅原は中学一年生の事に観た『ロード・オブ・ザ・リング』で、アラゴルン役を演じていた大塚芳忠の声をきっかけに声優という職業を知ったとのこと。それから大学2年生から日本ナレーション演技研究所に通い、一年後にはアーツビジョンに所属しています。そして2013年に声優デビューを果たしました。

『慎重勇者』のリスタルテ役を演じたアニメ声優は、芸能事務所「ミュージックレイン」で活動中の豊崎愛生です。代表作は『めだかボックス』の黒神めだか、『けいおん!』の平沢唯、『シドニアの騎士』の科戸瀬イザナなどがあります。2007年に『ケンコー全裸系水泳部 ウミショー』の蜷川あむろ役で主役デビューを果たしており、その後2009年には「「love your life」で歌手デビューを果たしていました。

『慎重勇者』のマッシュ役を演じたアニメ声優は、声優事務所「マウスプロモーション」で活動中の河西健吾です。アミューズメントメディア総合学院声優科を経て、2006年に声優デビューを果たしています。2015年には『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の三日月・オーガス役でアニメ初主演を獲得するなど、これからの活躍に期待されている声優です。

『慎重勇者』のエルル役を演じたアニメ声優は、声優事務所「81プロデュース」で活動中の古賀葵です。古賀は2014年にゲーム『封印勇者!マイン島と空の迷宮』で声優デビューを果たしていました。

それから2019年に『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の四宮かぐや役でアニメ初主演を務め、さらに2020年にはインターネットラジオ『告RADIO ROAD TO 2020』が「BEST FEMALE RADIO 最優秀女性ラジオ賞」に受賞するなど、声優以外にもパーソナリティとしても今後の活躍に期待されています。

『慎重勇者』のアリアドア役を演じたアニメ声優は、芸能事務所「東京俳優生活協同組合」で活動中の山村響です。山村は2010年にhibiku名義で歌手デビューを果たしていますが、それ以外にも演劇や絵師、声優としての活動もおこなっています。声優として活動したのは2007年からとなっていますので、これからの活躍に期待しておきましょう。

『慎重勇者』のセルセウス役を演じたアニメ声優は、声優事務所「大沢事務所」で活動中の斧アツシです。斧は1990年後半頃から名古屋でCMナレーションやドキュメンタリー番組などナレーター活動をおこなっていましたが、2003年に声優を目指し帰京しています。それから2004年には声優業をスタートさせました。

『慎重勇者』のイシスター役を演じたアニメ声優は、芸能事務所「ジャストプロ」で活動中の潘恵子です。声優としては『超人戦隊バラタック』のユリ役で初レギュラーを獲得し、また『女王陛下のプティアンジェ』のアンジェ役で初主演を獲得していました。そして元祖アイドル声優として歌手としても活動しており、それが影響してクイズ番組やテレビドラマなどにも出演しています。

ここでは、『慎重勇者』の原作ストックに着目してのアニメ2期制作の可能性を見ていきましょう。アニメ『慎重勇者』は第1部の「救済難易度S ゲアブランデ編」まで放送されました。原作小説でいうと、2巻までの内容になっています。そして現在は書籍版が7巻まで発売されており、カクヨムでは第4部「救済難易度SS＋捻曲イクスフォリア」が連載されていました。

では、ここから原作ストックに注目していきます。もし仮にアニメ2期が制作されるとすれば、書籍版3～5巻の第2部「救済難易度SS イクスフォニア」のアニメが発表されると考えられます。ただ、漫画版の方が今のところ2巻までの刊行で留まっているため、このペースであれば第1部が終了するのが2021年頃になりそうです。

ここでは、『慎重勇者』の円盤売上に着目してのアニメ2期制作の可能性を見ていきましょう。本作は2019年秋にアニメが放送されていますが、それと同時にBlu-ray・DVDも発売されています。ただ、Bluray-DVDの売上はあまり伸びなかったようです。結果は1000枚以下となってしまいました。

ここでは、『慎重勇者』の海外での人気に着目してのアニメ2期制作の可能性を見ていきましょう。海外での人気を見る上で注目するポイントが配信サイトです。Netflixにおける2019年のランキングは9位でした。また、中国の動画共有サイト「ビリビリ動画」では1.2億再生となっています。

この情報を同じ時期に放送され、2期が決定しているアニメ『ありふれた職業で世界最強』と比較してみると、こちらの作品はNetflixで年間10位を記録し、ビリビリ動画では8000万再生となっており、いずれの動画配信サイトでも『慎重勇者』の記録の方が上回っているのが分かります。

こちらの感想では『慎重勇者』の女神様のキャラについての内容が投稿されています。俺TUEEE作品の印象は周りからの肯定の嵐といった印象があるようですが、この印象では勇者がストレスを抱えてしまう事に不満があったのが感想からうかがえます。

確かに感想の通り、勇者はボケの立場があまりないため、見る人によってはストレスに感じるのかもしれません。本作では逆に女神様がボケの立場なので今までとは違ったみかたができると言えるでしょう。

こちらの感想では『慎重勇者』のロザリーとアデネラ様に関する内容が投稿されています。ロザリーは正義感が強く、熱血溢れるキャラクターでした。一方、アデネラ様は聖哉に対して異常な執着するキャラクターとなっています。おそらく、感想で「聖哉は聖哉でした」と言われているのは、この2人にする態度がいつもと変わらず、マイペースに自分の信念を貫く様子の事を言っているのでしょう。

こちらの感想では『慎重勇者』の物語内容が面白いと言われています。リスタルテはもちろん、聖哉の魅力がどんどん増してきていると言われているのですが、これは物語中盤で抱いた感想なのではないでしょうか？聖哉は彼なりの確固たる美学を持っており、誰が相手でも決して動じることはありませんでした。そんな所に魅了された人は他にもきっといることでしょう。

こちらの感想では『慎重勇者』の2話まで見た時に投稿された内容です。本作の主人公が「ヤバい」と言われており、主人公の強くなる過程が斬新と感じたようです。序盤ではトレーニングばかりで、ほとんど外に出ることはありませんでした。

途中からは部屋の外に出ますが、神界の神様たちの特訓を受ける状態となっています。実はこれには、神界で修行したほうが外で修行するよりもレベルアップがしやすく、さらにピンチに陥った際も神界にいったん逃げて、また修行を積んだ後に外の世界に出るという事を繰り返す事になります。

『慎重勇者』の原作小説のあらすじや感想までを交えつつ、アニメ最終回をネタバレしてきましたがいかがでしたか？感想では主人公の聖哉とヒロインのリスタルテに関する内容が多く上がっており、キャラの濃さや斬新な設定などが面白いと言われていました。しかし、最終回・結末を迎える頃には感動的なエピソードもあります。当記事で興味を持たれた方は、ぜひアニメ最終回・結末までをご覧ください。