【バラ色の聖戦】あらすじをネタバレ!最終回(第20巻)の結末と感想は?

漫画「バラ色の聖戦」は、子持ちの普通の主婦からモデルに転身した三木真琴の奮闘、仲間との友情、ライバルとの熾烈な競争を描いたサクセスストーリーです。本文では、ドラマ版も放送された漫画「バラ色の聖戦」のあらすじや、最終回(第20巻)の結末ラストのネタバレ、キャラ設定を称賛する感想が多く寄せられた登場人物・ドラマ版キャスト一覧、作品に関する感想や評価をネタバレ紹介します。

【バラ色の聖戦】あらすじをネタバレ!最終回(第20巻)の結末と感想は?のイメージ

目次

  1. バラ色の聖戦とは?
  2. バラ色の聖戦1~5巻のあらすじネタバレ
  3. バラ色の聖戦6~10巻のあらすじネタバレ
  4. バラ色の聖戦11~19巻のあらすじネタバレ
  5. バラ色の聖戦の最終回(第20巻)のラスト結末ネタバレ
  6. バラ色の聖戦の登場人物とキャスト一覧
  7. バラ色の聖戦に関する感想や評価
  8. バラ色の聖戦のネタバレまとめ

バラ色の聖戦とは?

バラ色の聖戦のイメージ画像

漫画「バラ色の聖戦」は、子持ちの専業主婦から世界的なモデルへ転身した主人公・三木真琴のサクセスストーリーで、最終回結末ラストまで目が離せない怒涛の展開が人気を集めています。以下では、手に汗握る展開に多くの感想が寄せられた「バラ色の聖戦」の漫画のあらすじネタバレと、最終回結末ラスト、登場人物・ドラマ版キャスト一覧、「バラ色の聖戦」の漫画に関する感想や評価を紹介します。

バラ色の聖戦の漫画の概要

漫画「バラ色の聖戦」は、講談社の漫画雑誌「Kiss」にて、2009年~2017年にかけて連載された、やまゆかり先生によるモデル業界を題材した作品です。モデル未経験の30歳の専業主婦が、数々の困難を乗り越えて世界的なモデルへ花開いていくストーリーだけでなく、主人公をとりまく人々にも焦点を当てた展開が支持され、最終回結末ラストまで目が離せないとの感想が多く寄せられています。

バラ色の聖戦のドラマも話題に

漫画「バラ色の聖戦」は、2011年9月4日~10月9日にかけて、ドラマ版が放送されました。ドラマ版では、神奈川県を舞台とし、最終回結末ラストも真琴・敦司が別々の道を歩むという原作とは異なる設定・展開となりましたが、漫画の世界観を損なわないストーリーが話題を呼びました。

バラ色の聖戦|Kiss -読むと恋をする- 講談社の女性漫画誌

バラ色の聖戦1~5巻のあらすじネタバレ

大阪府吹田市に暮らす三木真琴は、銀行の営業マンの夫・敦司と、6歳の娘・愛理、2歳の息子・裕一郎と暮らす30歳の専業主婦でしたが、夫の浮気相手の結婚式への参加をきっかけに、モデルを目指します。以下では、漫画「バラ色の聖戦」から1~5巻のあらすじネタバレを紹介します。

1巻あらすじネタバレ

ある日、三木真琴は、仕事だと思っていた夫・敦司の浮気現場を目撃します。後に、浮気相手は、夫の勤務先の部下と判明し、敦司は適当に言い訳すると共に、結婚式の仲人を夫婦で頼まれたことを打ち明けます。夫の身勝手な振舞いに怒りを覚える真琴は出席を断わるも、同世代のモデルの活躍を目にしたことで、結婚式の仲人を引き受けます。そして、式当日を迎えた真琴は、女の意地を見せつけるべく、ある行動に出ます。

背筋を伸ばし、堂々とした佇まいで花嫁の手を引く真琴の姿は、出席者を圧倒させ、主役以上の存在感を見せつけました。この出来事をきっかけに、真琴は女として見れくれない夫を見返すため、ある雑誌の読者モデルのオーディションに応募します。結果は合格したものの、周りの子のスタイルの良さに衝撃を受けたことや、トップモデル・茜子からの一言により、まずはダイエットに取り掛かります。

その後、雑誌の企画特集のモデルに選ばれた真琴は、今回選ばれた上位2人・茜子と撮影に挑み、充実した時間を過ごします。撮影を終え、普通の主婦に戻った真琴は、モデルに興味を持つ中、先日撮影した雑誌が届けられました。しかし、雑誌には真琴の顔は、紗良というプロのモデルに差し替えられていました。

2巻あらすじネタバレ

紗良は、今回の企画に参加していた人物で、投票の結果1位を獲得していましたが、元モデルという経歴から、出版社のやらせ疑惑が浮上することを恐れ、参加を見送られていました。しかし、何かしらのコネを持つ紗良の思惑で、真琴の顔がすり替えられました。厳しい現実を突きつけられるも、体力と根性が取り柄の真琴は、一大決心し、東京の小さなモデル事務所「ウェイブジェーエンシー」の見習いとして入所します。

仕事の本質を学ぶ・イメージ画像

1年間で仕事が出来なければクビを言い渡された真琴は、母親や妹の理解や、彼女たちに圧倒された夫の承諾を得て、モデルの仕事を始めます。子供たちは実家に預け、夜行バスで事務所へ向かう真琴へ予想外の展開が待ち受けるも、先輩モデルやまどか社長から、仕事の本質を学び、これまでの考えを改めます。しかし、大阪では、自宅は散らかり放題、ママ友からは心もとない噂を言われるなど、順調ではありませんでした。

一方、ウェイブでは、年上かつ既婚者で2児の母、モデル未経験という異色の経歴から、所属モデル達から闘争心を向けられており、経済的に恵まれている真琴に対して、心もとない言葉を投げかけるモデルもいました。苛烈な競争社会は、事務所内でも起きていることを知った真琴は、精神的に追いやられそうになるも、ママを応援する愛理の励ましに勇気をもらいます。

3巻あらすじネタバレ

モデル友達・美鈴が出来たことや、カメラマン・浅野宏輝に褒められたことで、自分に自信を付けてきた真琴をよそに、夫は妻の仕事を快く思っていませんでした。そんなある日、ウェイブは、服飾専門学校のファッションショーへの参加が決まります。同時に、紗良は、夫と離婚後、美生館の副社長・桐島と婚約を果たし、彼の権限を利用して、茜子のいるVENUSへ所属することに成功します。

服のデザイン作成・イメージ画像

モデル達は紗良のことを快く思わない一方、茜子は彼女の実力を認め、この先の競争相手になると見据えていました。ショー当日、夫や愛理が見守る中、真琴は紗良の思惑に嵌り、ステージ上で大失態を犯してしまいます。夫が真琴にきつく当たる中、浅野は真琴を自身の事務所へ連れていき、1枚の服を作るための労力や、主役は服であることを気づかせます。

一方、真琴が仕事で東京に行っている間、夫は真琴の実家に来ており、妻の仕事について義母と義妹・麻美と話し合っていました。家に帰れば妻と子供が待っていると思えば、仕事も頑張れると話す敦司は、妻には専業主婦でいて欲しいと願います。敦司の意見に麻美は反対の意見を述べる一方、真琴の母親は、仕事を理由に家事・育児をおろそかにしてはいけないと、敦司の意見に賛同します。

4巻あらすじネタバレ

展示会での成果が認められた真琴は、キューブのカタログモデルに抜擢され、順調に仕事を増やす中、世界的デザイナー・黒田のショーのオーディション話が持ち込まれます。一方、紗良との因縁を察する社長は真琴に注意を促すも、チャンスをものにしたい真琴は、参加を決意します。しかし、敦司との夫婦仲は悪化し、仕事に集中できない理由を真琴のせいにするなど、見当違いなことを浴びせられます。

1次審査には、有名モデルたちも参加しており、真琴を陥れたい紗良は、彼女の衣装を別のものとすり替えます。その後、壊れたファスナーに動揺する真琴でしたが、あえて露出させた状態でランウェイを歩き、その姿に観客は魅了されます。審査では、紗良による痛烈な批判もあったものの、その表現に衝撃を受けた黒田は、真琴を合格させると共に、大至急ドレスを全て作り変えるという前代未聞の行動に出ます。

5巻あらすじネタバレ

ショーの打ち合わせでは、紗良がトップとトリを務めることに変更されていた頃、三木家では、敦司がゴルフ接待が決まったことで、真琴は子供たちを託児所に預けて会場に向かいました。そして、突然の変更を聞かされた真琴は、紗良の前に登場することとなるも、舞台裏では紗良の衣装を巡るトラブルが発生します。そこで、真琴はワンマンショーを繰り出すことでその場をしのぎ、会場を圧巻させます。

仕事の依頼と打ち合わせ・イメージ画像

真琴のフォローは、大反響を呼び、会場に来ていたVENUS編集部から、美鈴と一緒に、茜子・紗良との共演を持ちかけられます。その後、敦司に子供達の迎えを頼むと、仕事の打ち合わせに入り、夜遅くに帰宅します。しかし、部屋には、子供達の迎えに来た義母と、話を聞きつけた実母・妹が駆けつけていました。そして、真琴の育児放棄を指摘した敦司は、仕事を辞めないなら離婚してほしいと言い放ちます。

一方、紗良の魔の手は敦司にも及び、大口の新規取引を控えた敦司を窮地に陥れます。結果、敦司は銀行での面目を潰された挙句、大口の取引は別の同僚に取られてしまいます。夫から話を聞いた真琴は、紗良の仕業だと察し、すぐさま連絡を入れるも、彼女は悪びれる様子を見せませんでした。

バラ色の聖戦6~10巻のあらすじネタバレ

バラ色の聖戦・イメージ画像

どんな窮地に陥っても前を向き続ける真琴がかっこいいとの感想や評価が多く見られた、漫画「バラ色の聖戦」から6~10巻のあらすじネタバレを紹介します。

6巻あらすじネタバレ

憔悴する夫の姿を見た真琴は、これ以上家族に迷惑をかけたくないとも理由から事務所を退所し、平凡な主婦に戻りました。真琴の突然の引退に茜子は驚きを隠せず、浅野は、美鈴から真琴と紗良の因縁を聞かされます。一方、自分の思い通りに事が運んだ敦司は、モデルのことが話題になると不機嫌な態度を見せ、自分を偽り続ける真琴も精神も限界に達していました。

7巻あらすじネタバレ

真琴が仕事を辞めると、次は美鈴へ紗良の魔の手が及び、野外ロケで窃盗疑惑をかけられてしまいます。後に窃盗の疑いは晴れたものの、ストレスのあまり過食気味だった美鈴の体型は乱れてしまい、その事に目を付けた紗良は、お詫びとして美生館のCM出演を依頼します。心配する社長をよそに、父親の入院費を稼ぎたい美鈴は、コンディションがと整わない中、仕事を引き受けます。

美鈴の限界・イメージ画像

撮影現場ではボディラインを強調させた衣装や、共演するモデルの完璧さに打ちのめされた美鈴は、限界を迎えてしまいます。しかし、紗良は降板すれば賠償金の支払いが生じると執拗に美鈴を責めたて、社長は真琴の時と同じことが起きていると危機感を募らせます。そして、美鈴の窮地は、真琴の耳にも入り、急遽東京へ向かいます。

東京で仕事をする際は、美鈴の部屋に泊まらせてもらっていた真琴は、部屋の合鍵を持っており、扉の先では、摂食障害と思われる症状を見せる美鈴の変わり果てた姿がありました。真琴は美鈴に寄り添い、小学校のママたちに向けたウォーキング講師を経ながら、少しずつ自信を取り戻していきます。

8巻あらすじネタバレ

VENUSへの復帰をかけて撮影に挑む美鈴でしたが、ここでも紗良の妨害に遭い、一部始終を見ていた茜子は紗良に注意します。しかし、実力不足を痛感する美鈴は、言い返すこともできずにいました。そして、美鈴の異変は、真琴も電話越しに察しており、ある日、過度の飲酒により緊急搬送された美鈴は、そのまま息を引き取りました。

美鈴の死と事務所の解散・イメージ画像

美鈴の死は、紗良が原因ではとモデル間で噂され、社長も紗良に疑いの目を向けるも、紗良と美鈴の接点を見いだせずにいました。一方、真琴に問い詰められた紗良は、表面では平静を装いながら、心の内では家族に大切にされている美鈴への嫉妬や、母・姉に虐げられている自分のみじさが複雑に入り混じっていました。その頃、ウェイブは解散の危機に直面していました。

しかし、真琴の強い意志が事務所解散を思いとどまらせ、デザイナー・黒田からCM出演のオーディションの話が舞い込みます。前回のショーで演出を担当した岩田監督が真琴に注目しており、事務所の再起や、今度こそ紗良の脅威に負けまいと誓う真琴は、レッスンに力を入れます。

9巻あらすじネタバレ

CM出演をかけたオーディションが行われる中、真琴・敦司は、子供の親権を巡って争っていました。お互いに子供を取られたくない一方、経済的に安定している敦司は、独断で子供たちの手続きを済ませてしまいます。子供たちは父親の実家に引き取られるも、敦司は仕事を理由に育児の一切は母親に任せ、愛理はママを恋しがり、祖父母になつこうとしませんでした。

真琴・敦司夫妻の離婚・イメージ画像

敦司の身勝手な振舞いに怒りを覚える真琴は、子供たちと一緒に生活する目標を胸にオーディションに挑み、見事合格を勝ち取ります。その頃、子供の親権に固執する敦司は、実母から年齢を理由とする孫育ての難しさや、愛理の思わぬ一言からようやく離婚に踏み切ります。

その頃、岩田監督による真琴のCMがオンエアされ、街中の大型ビジョンで流される真琴を姿を見た茜子は、彼女の成長ぶりに満足します。その頃、美生館の副社長・桐島と結婚した紗良は、自宅で真琴のCMを目撃し、同居する義母の目の前で、テレビめがけてティーカップを投げつけます。

10巻あらすじネタバレ

離婚の手続きを終えた真琴が、母子・3人の新生活を開始した頃、岩田監督主催の打ち上げパーティーで、CMクリエーター・柳沢淳と知り合います。奇抜な演出で知られる柳沢は、高い露出度で毒グモを演じるタレントを探しており、当初は、紗良に話が持ち込まれていましたが、事務所の制約や身内の反対に遭い、真琴へ話が回ってきました。

その過激な内容から、今回ばかりは麻美や愛理も反対だったものの、浅野との会話をきっかけに真琴は決意を固め、奇抜な衣装と過酷な撮影を根性で乗り切ります。一方、TV撮影に挑む紗良は、共演者から「夫の七光りの勘違い」等と陰口を叩かれていました。同時に、CMの話を取られた紗良は、真琴に心もとない発言をするも、相手にされませんでした。

バラ色の聖戦11~19巻のあらすじネタバレ

バラ色の聖戦・イメージ画像

SNS上では、真琴の因縁の相手・紗良のキャラを称賛する感想も多く寄せられ、両者の対決とその最終回や結末ラストまで目が離せません。以下では、漫画「バラ色の聖戦」から、11~19巻のあらすじネタバレを紹介します。

11巻あらすじネタバレ

愛理の小学校のママ友のボス・川上は、雑誌に掲載された真琴の輝きに嫉妬し、子供たちを交えたお茶会で真琴を事を悪く言いふらすことで、愛理をいじめの標的にさせ、真琴を陥れようとします。そして、真琴が仕事で家庭での時間が少なくなると共に、愛理のいじめがエスカレートするも、ママの仕事を応援する愛理はいじめを話せずにいました。

一方、真琴は毒クモのCMで愛理が学校でいじめに遭っているのではと察します。そして、愛理の早退を見かけたあるママの連絡により、川上による真琴への誹謗中傷や、ママ友たちが愛理いじめを子供達に煽っていたことを知ります。しかし、いじめに加わっていないママの話によると、川上の真琴への嫉妬ではないか指摘されるも、自分のせいで娘をひどい目にあわせてしまったと罪悪感にさいなまれます。

12巻あらすじネタバレ

敦司の再婚話が浮上した頃、川上の真琴いじめがエスカレートする中、かつて川上グループの一員だった八ヶ岳は、娘・美里の愛理いじめを目撃します。美里は、川上の娘・リサの言いなりにならないと、自分がいじめられると話し、自分と同じ境遇に遭ったことを理解します。そして、真琴・愛理へ謝罪し和解を果たした八ヶ岳は、川上と距離を置き始め、子供たちの関係にも変化が生じます。

美里の一言で、川上による真琴へのいじめが子供達へ広まる中、他母親たちも八ヶ岳と同様に、川上から離れていきます。そして、真琴とママ友たちが和解を果たす一方、今度は川上の娘がいじめの標的にされてしまいます。しかし、リサは何も悪くないと諭すママの教えや、リサの気持ちを理解する愛理は、リサと仲直りを果たし、離れていても友達でいることを約束します。

13巻あらすじネタバレ

VENUSでは、三原が新編集長に就任し、真琴・紗良の関係に利用してある計画を練り始めます。そして、三原編集長から誘いを受けた真琴は、紗良への復讐を胸にVENUSへの移籍を決意し、大阪のイベントでデビューします。一方、紗良は、週刊誌による離婚危機や、義母のプレッシャーから精神的に追い詰められてしまうも、真琴との共演を糧に、更なる高みを目指します。

紗良の実力・イメージ画像

そして、ショー本番では、かつて美鈴の時の同じ嫌がらせを真琴にも行い、一部のモデルからは称賛される一方、プロらしからぬ行動と、茜子たちから注意されます。しかし、紗良との圧倒的な差を見せつけられた真琴は、何も言えずにいました。

14巻あらすじネタバレ

三原編集長の策士に嵌ってしまった真琴は、ブランドの世界観を表現するべく、第2ステージでは、彫刻のようにたたずみ、衣装が放つ曲線美を見せつけます。その後に続くモデルたちも真琴と同じポーズを取り、ショーは大成功を収めます。2人の闘争心に目を付ける編集長が次の手を打つ中、真琴は茜子に誘われて、様々な場所へ出向き、モデルとして活躍するための心得を学びます。

ジン・ミラーの裏の顔・イメージ画像

そして、茜子と共に超人気アーティストのパーティーに参加した真琴は、世界的フォトグラファー・ジン・ミラーと対面し、出演依頼を受けます。しかし、撮影スタジオに参加した真琴を待ち受けていたのは、ジン・ミラーの知られざる一面でした。ミラーの異常ぶりは、まどか社長らの耳にも入り、浅野はカメラマンとしての生命が断たれる覚悟で、ミラーのスタジオに乗りこみます。

最初こそ強気を見せていたミラーでしたが、浅野の痛烈な一言になすすべがありませんでした。今回の事件をきっかけに真琴と浅野は距離を縮めていきます。しかし、再婚を果たした敦司は、陽子と長男が上手くいっていないことや、真琴の恋愛を知り苛立ちを募らせていました。その頃、VENUSでは前代未聞の企画が、三原編集長によって発案され、真琴・紗良はカバーポジションを狙って闘志を高めます。

15巻あらすじネタバレ

義父の危篤により、次期社長夫人となった紗良は、夫の弱みに付け込み、美生館の経営に乗り出します。妻の言いなりになった信輝は、気丈な紗良に頼りっきりで、これまで紗良を邪魔者扱いしてきた義母も、立場を逆転させられ、社内では誰もが紗良を恐れて、彼女に楯つくことが出来ずにいました。そんな中、他のモデルとの遅れを悟った真琴の元へ、茜子から大手事務所への移籍を提案されます。

ドラマ撮影に挑む・イメージ画像

そして、まどか社長も驚く大手事務所からの引き抜きが持ち込まれるも、真琴は大手のやり方に不満を覚え、移籍の話を断わり、ウェイブに残り続ける決意をします。そして、まどか社長と親交のある桐生から、ドラマ出演の依頼が持ち込まれます。撮影までに演技指導を受ける真琴は、帰宅時間が遅くなることが多くなり、とうとう敦司からも苦情を言われてしまいます。

真琴もそのことを自覚しつつも、ママの心配をよそに親の背中を見て育った子供たちは、たくましい成長を見せていました。その頃、自身のモデル人生に陰りを覚えた茜子は、真琴と子供たちをマンションに誘います。その後、茜子と真琴は、認知症の母親を抱えていることや、浅野との関係、仕事と育児の両立など、様々なことを話し合います。

16巻あらすじネタバレ

ドラマの撮影現場入りした真琴は、俳優世界の厳しい格差を身を持って知る中、主演のさくらのわがままにより、張りつけた空気が漂っていました。スポンサーの関係もあり、誰もがさくらに逆らえない中、衣装を粗末に扱うさくらに対して、真琴は意見を述べます。しかし、桜の機嫌を損ねたことで、真琴はドラマ降板が決定したもの、プロデューサーの計らいによって真琴が最後に出演した回は、最高視聴率を記録しました。

同時に、ドラマの公式サイトでは、真琴の演技を絶賛する書き込みが掲載され、真琴は更なる自信を付けます。一方、敦司は、担当する大口取引の打ち切りを言い渡されます。原因は、取引先が窮地に陥った時の敦司の態度を原因とし、出世街道から外れ、同僚からも陰口を叩かれて精神的に追いやられた敦司は、脳出血で倒れてしまいます。その後、気が付いた敦司は、右側がマヒしていることを感じ取ります。

紗良の暗躍・イメージ画像

同時に、美生館でも社長の告別式が執り行われ、真琴もまどか社長と共に参列します。会場には、週刊誌の記事で娘を心配する紗良の母親の姿もあり、母子を目撃した真琴は何かあると勘付きます。そして、葬儀が済むと、美生館は紗良の天下となり、まずはトップモデル・茜子を陥れるべく、週刊誌にスキャンダル記事を掲載させます。

17巻あらすじネタバレ

波乱の中、VENUSカバーモデル総選挙の投票が開始されます。浅野や家族の応援に支えられる真琴の元へ、森家監督から映画出演のオーディションが持ち込まれ、主役級の役に選ばれます。しかし、この機会を見逃さない紗良は、真琴・茜子を陥れるべく、浅野との関係をスキャンダルに仕立て上げます。一方、茜子は、黒幕は紗良と断定し、お互いの健闘を祈ります。

真琴・敦司の仕事の影響・イメージ画像

マスコミの威力は恐ろしく、真琴は週刊誌の報道により映画の降板を余儀なくされ、茜も得票に伸び悩み、紗良は勝利に酔いしれていました。その頃、敦司は後遺症の影響で、仕事も満足にこなせず、同僚の助言により仕事を辞めて、陽子との共働きを考え始めます。しかし、専業主婦にこだわる陽子に働く意志はなく、敦司は夫婦の在り方に疑問を覚えます。

その頃、VENUSでは、投票結果が発表されるクリスマスフェスタを目前に控えており、この機会を利用して真琴はあるパフォーマンスを思いつきます。そして、フェスタ本番が開始され、モデルたちの水着パフォーマンスが行われ、紗良の圧倒的な演技に観客は釘づけになります。

18巻あらすじネタバレ

一方、真琴は、茜・浅野との共演で、一連のキャンダルが偽の情報であることを訴えるパフォーマンスを披露し、ブーイングを歓声に変え、アンコールがかかります。その後、投票結果が発表され、真琴は3位、茜子は2位、紗良が1位を獲得します。真琴は新たな仕事が舞い込み、茜子はモデルとしての限界や、認知症が進行した母親を心配し、VENUS編集部では、パリコレ出演をかけたオーディションが持ち込まれていました。

書類審査の様子・イメージ画像

モデルたちはパリコレの切符に飛びつくも、書類審査の結果、真琴・紗良が合格を果たし、茜子たちモデル仲間は彼女を応援します。一方で、人気海外モデルとのトークショーで、紗良の魔の手に引っかかった茜子は、どん底に落ちてしまいます。子供たちの冬休みを機に実家に帰った真琴は、敦司とも再会します。敦司は、フェスでの活躍を素直に口にするも、真琴は敦司の異変を感じ取っていました。

19巻あらすじネタバレ

茜子の引退宣言に衝撃が走る中、真琴はブランドの世界観の研究にいそしみ、家族の何気ない一言から、ある事を思いつきます。そして、オーディション当日は、紗良との一騎打ちとなったものの、甲乙つけがたい結果に2次審査が決定しました。一方、紗良は、どんなに結果を出しても、母親の関心はもっぱら姉たちにあり、とうとう我慢の限界を迎えた紗良は、思いのたけをぶちまけ、パリコレに向けた気力を失います。

そして、紗良の姉の金銭トラブルをきっかけに、母親の娘への依存が明るみとなり、姉・2人と紗良は和解を果たします。同時に、真琴との対話を経て自分の気持ちに気が付いた紗良は、もう母親の反応を気にすることを辞め、真琴とのパリコレ争いに挑みます。周囲は、紗良の復帰にがっかりするも、三原編集長は、2人の才能開花に期待を寄せていました。

バラ色の聖戦の最終回(第20巻)のラスト結末ネタバレ

バラ色の聖戦のイメージ画像

パリコレ出場を賭けた真琴・紗良の美の戦いや、感動の最終回やラスト結末まで多くの魅力に富んだ、漫画「バラ色の聖戦」の最終回(20巻)のラスト結末ネタバレを紹介します。

96話「愛する人への想い」ネタバレ

浅野からのプロポーズ・イメージ画像

大手通販ラッセンの撮影が順調に進む中、真琴は恋人・浅野から結婚を申し込まれます。同時に、愛理の友だちの家庭を聞いた真琴は、子連れで再婚することの難しさを知ります。しかし、真琴の心配をよそに、浅野と子供たちの関係は良好でした。そんな中、浅野の携帯に茜子から不自然なワン切りが入っていました。

97話「薔薇の涙」ネタバレ

茜子の母親の重篤・イメージ画像

不自然な着信や電話に出た茜子の様子から、認知症の母親が重篤だと知った2人は、すぐさま病院へ駆けつけます。気丈に振舞う茜子でしたが、真琴は茜子が浅野と別れた原因は、母親の介護の負担を彼に負わせたくないとも思いから、自ら身を引いたのではと察します。そして、クロンヌ2次審査当日、茜子の母親の訃報が届けられます。

98話「二人だけの戦い」ネタバレ

百貨店を舞台にした2次審査・イメージ画像

本番を控えた真琴も茜子の母親のことを聞かされます。そして、浅野との関係を断ち切る覚悟で、茜子の元へ向かってほしいと送り届けます。2次審査は、大阪の百貨店を舞台に、高級ブランドをどれだけ買ってもらえるのかを競うものでした。しかし、高額かつ非日常のクロンヌに一般客は目をくれることなく、真琴は表現方法に頭を悩ませる中、本番では思わぬアクシデントが2人を襲います。

99話「最も美しき薔薇」ネタバレ

パリコレ行きのチケット・イメージ画像

しかし、それらを逆手に圧倒的なパフォーマンスを見せた2人のショーで、会場は大盛り上がりを見せ、浅野の姿もありました。茜子は、亡き母の日記からモデル復帰を目指すことを決意し、報告を聞いた真琴は、浅野からプロポーズを受けます。その場にいた真琴の家族や、まどか社長は驚きを隠せない中、パリコレは真琴に決定しました。

100話「グランド・フィナーレ」ネタバレ

パリに到着・イメージ画像

パリに着いた真琴は、初めてショーに参加するクロンヌの大躍進をかけて気合を入れます。そして、会場には、浅野や茜子、三原編集長が駆けつけ、出場モデルで唯一のアジア人であることをものとせず、圧倒的な存在感で見る者を惹きつけます。クロンヌは大成功を収めると共に、ニュースで真琴の活躍を知った敦司の元へ銀行の同僚から連絡が入ります。

株式トレーダーを目指す敦司・イメージ画像

クロンヌのパリコレ成功を予測していた敦司は、クロンヌのフェイクファーを手がける多田野繊維と仕事の繋がりを作っていました。そして、敦司の読みは的中し、営業部の同僚の実績につなげました。これらがきっかけで、世の中の流れを見る目に長けた敦司は、銀行を辞めて株式トレーダーを目指すことを決意します。真琴の影響はいまや世界中に及び、紗良・茜子が在籍するVENUSは異例の緊急重版がかかります。

かつて小さな事務所だったウェイブは大手へと成長し、茜子は更なる成長を目指し、紗良は自分のブランドの化粧品を立ち上げます。そして、普通の専業主婦だった真琴は、いつしか多くの女性の憧れの的となり、ある日、ウェイブへモデル希望の女性が訪れます。真琴に憧れるその女性は、モデル経験のない30歳の主婦で、根性と体力が取り柄という、かつての真琴を彷彿させました。

バラ色の聖戦の登場人物とキャスト一覧

バラ色の聖戦の登場人物・キャスト一覧・イメージ画像

ここまでラストの結末をネタバレして紹介しました。バラ色の聖戦の最終回を惜しむ人が多数いたようです。ここからは怒涛のストーリー展開が注目された「バラ色の聖戦」の登場人物とキャスト一覧を紹介します。

三木真琴役/吹石一恵

漫画「バラ色の聖戦」の主人公・三木真琴は、結婚7年目の専業主婦で、家事・育児に追われて身だしなみに気を遣う余裕がない日々を送っていました。しかし、夫の浮気をきっかけに、女として振り向いてほしい思いから、一大決心してモデル界に入り、最終回結末ラストでは、女性たちの憧れの的となりました。ドラマ版三木真琴役は、女優の吹石一恵さんです。

三木敦司役/長谷川朝晴

漫画「バラ色の聖戦」の三木敦司は、女が家庭を守ることを良しとする考えの持ち主で、当初は真琴の仕事を快く思っていませんでした。しかし、自身の病気をきっかけに真琴の仕事を認めるようになり、最終回結末ラストでは、真琴の活躍を応援しながら、新たな目標に向かって突き進みます。ドラマ版三木敦司役は、長谷川朝晴さんです。

三木愛理役/渡邉このみ

真琴の長女・三木愛理は、真琴の数少ない理解者であり、誰よりもママのことを大切に思う心優しい女の子です。一時は、ママの仕事が原因でいじめや不登校気味になるも、最終回結末ラストでは母親の背中を見て、たくましい女の子に成長しました。ドラマ版三木愛理役は、元子役の渡邉このみさんが演じ、弟・裕一郎役には、実弟の渡邉一功さんが演じました。

星野麻美役/秋田真琴

真琴の妹・星野麻美は、真琴の最大の理解者であり、姉のモデル挑戦に賛同し、陰ながら応援していました。一方で、義兄・敦司とは考えの相違から、真琴の仕事や育児を巡って真っ向から対立するなど、姉思いな人物です。ドラマ版星野麻美役は、秋田真琴さんが演じました。

星野智子役/銀粉蝶

星野智子の紹介・イメージ画像

真琴の母・星野智子は、次女・麻美と共に真琴の挑戦を応援しています。しかし、仕事を理由に家事・育児がおろそかになるなら仕事を辞めるようにと、一時は敦司の意見を賛同しています。ドラマ版星野智子役は、銀粉蝶さんです。

星野進役/井上順

星野進の紹介・イメージ画像

真琴の父・星野進は、娘の仕事について、妻・次女、娘婿より意見を述べることは少ないものの、家族として真琴の仕事を応援しています。ドラマ版星野進役は、井上順さんです。

田宮茜子役/滝沢沙織

田宮茜子は、人気と実力を兼ね備えたトップモデルで、プロ意識の高さは真琴から敬意を持たれています。私生活では、認知症の母親の2人暮らしで、カメラマン・浅野宏輝とは元恋人同士でした。一時はモデル引退も考えるも、最終回結末ラストでは、更なる高みを目指して努力を重ねています。ドラマ版田宮茜子役は、滝沢沙織さんです。

川瀬まどか役/夏木マリ

川瀬まどかは、モデル事務所ウェイブエージェンシーの社長で、時には厳しくも思いやりを持った人物です。真琴と似た境遇に陥っていた過去から、真琴のことを気に掛けており、最終回結末ラストでは、真琴の奮闘により、事務所を大きくすることに成功しました。ドラマ版川瀬まどか役は、夏木マリさんです。

浅野宏輝役/要潤

カメラマン・浅野宏輝は、真琴の数少ない理解者であり、どんなにつらい境遇に陥っても決して諦めない真琴の根性を認めています。真琴の離婚後は、恋人同士となり、最終回結末ラストでは真琴と結婚しました。ドラマ版浅野宏輝役は、要潤さんです。

バラ色の聖戦に関する感想や評価

バラ色の聖戦に関する感想や評価・イメージ画像

感動の最終回結末ラストに多くの読者が涙を流した、漫画「バラ色の聖戦」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:かっこいい女性像

漫画を一気読みした、という感想が多く寄せられる「バラ色の聖戦」の魅力は、夢に向かって努力するかっこいい女性キャラクターの登場でしょう。時には、目を背けたくなるような、きつい展開もありますが、強い意志で立ち向かう真琴の姿は、多くの読者の共感を呼びました。同時に、「バラ色の聖戦」との出会いをきっかけに、自立した女性を目指したいとの感想も見られます。

感想2:紗良の弱さに共感

漫画「バラ色の聖戦」では、強烈な悪役ぶりを発揮した紗良でしたが、作中では紗良の弱さや家庭環境も色濃く描かれ、紗良のキャラが良いとの感想や評価も多く見られます。「バラ色の聖戦」の最終回結末ラストでは、母親の呪縛を解放させて新しい自分に生まれ変わり、真琴の良きライバルに成長した姿も、多くの共感を呼びました。

感想3:見どころに富んだ作品

真琴のサクセスストーリーが注目されがちですが、「バラ色の聖戦」は、真琴を取り巻くキャラクター達も丁寧に描かれており、何度も読み返したとの感想も寄せられています。真琴も含めて、それぞれが紆余曲折を経て、人間として大きな成長を見せた最終回結末ラストでは、多くの感動と涙を誘い、読者の心を惹きつけて止みません。

バラ色の聖戦のネタバレまとめ

バラ色の聖戦のイメージ画像

漫画「バラ色の聖戦」のあらすじと最終回ラスト結末、登場人物・ドラマ版キャスト一覧、作品に関する感想や評価を紹介しました。「バラ色の聖戦」のネタバレを見て、どのような感想をお持ちになりましたか?

漫画サイトの無料配信をきっかけに、読者層を広げつつある「バラ色の聖戦」は、その圧倒的な世界観を高く評価する感想が多く寄せられ、人気を集めています。同時に、真琴の姿は、自立したカッコいい女性像として、読者の憧れの的となりつつあります。

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