2018年07月30日公開
2018年08月01日更新
美女と野獣の悪役・ガストンはどんなキャラクター?実写版で演じた俳優は?
実写映画美女と野獣のガストンの魅力を紹介します。セクシーでハンサム腕っぷしの強さで村の英雄の人気者ガストンの悪役としての魅力やガストンのキャラクターとしての魅力を徹底紹介します。相棒ル・フウの存在や村の人にどう思われているのか、ガストンの歌う曲は一体どんな曲なのでしょうか?また実写版美女と野獣でガストン役を演じた俳優ルーク・エヴァンズのプロフィール、経歴、過去の出演作品、そして噂も解説します。
目次
美女と野獣の悪役ガストンはどんなキャラクター?実写版で演じた俳優も紹介
2017年公開された実写版美女と野獣の中で悪役を務めたガストンはどのような性格でどのようなキャラクターなのでしょうか。悪役としての役割をしながらもベルを想う人間的な魅力のあるガストンとそのガストンを演じたイケメン俳優ルーク・エヴァンズの魅力について見ていきましょう。
実写版美女と野獣とは?
実写版美女と野獣の原作
2017年公開された映画、実写版「美女と野獣」は1991年に制作されたディズニーアニメ映画「美女と野獣」の実写化リメイク作品です。さらにアニメ版「美女と野獣」の原作は18世紀にフランスで書かれた同名のタイトル「美女と野獣」でした。
実写版美女と野獣の簡単なあらすじを紹介
村一番の美人ベルは父のモーリスと二人で暮らしていました。ある時モーリスは行商に出かけて森で迷いお城にたどり着きます。そこでモーリスはバラを一輪採った事で城の主の野獣に捕まってしまします。この野獣は美しい王子が人を見た目で判断したために魔女の魔法をかけられた姿だったのです。ベルは行方不明になったモーリスを探しに森に向かいお城にたどり着きました。ベル捕らわれている父の代わり捕まることを選ぶのでした。
捕まったベルは家具に姿を変えられた召使い達におもてなしを受けますが野獣は乱暴な振舞いをするばかりでした。しかし野獣がベルを助けた事でベルは野獣の中にも優しい心があると知ります。この事をきっかけにお互いは少しずつ愛情を深めていくのでした。
一方村戻ったモーリスはベルを助けてほしいとハンサムだがうぬぼれ屋のガストンに助けを求めます。ガストンはベルを手に入れる為に助ける事を聞き入れます。一緒に城に向かいました。しかし、ガストンはいつまでも手掛かりも見つからないことにモーリスの正気を疑い、モーリスを森に残して帰ってしまいます。
なんとか生還したモーリスは村人達にガストンを行いを訴えます。しかしガストンは村人を丸め込みモーリスを精神病院に閉じ込めようとします。
魔法の鏡で父の事を知ったベルは村に助けに戻ります。心優しい野獣の存在を村人達に教えました。しかし村人達は醜い野獣の姿に怯えてしまいます。ガストンは村人達を扇動して野獣のいる城に攻め込むのでした。
美女と野獣の悪役ガストンはどんなキャラクター?
美女と野獣のガストンは、ディズニー作品には欠かせない悪役の存在
ディズニー作品には必ず物語を進める悪役(ヴィランズ)が存在します。実写版美女と野獣にももちろんいます。それが悪役ガストンです。しかし他のディズニー作品の悪役と比べるとガストンは魔法も使わないし、腕がフックになってたりもしていません。国を征服する野望や財力、組織もありません。ベルに恋をする力自慢の村のスターとして描かれています。そんな美女と野獣の悪役ガストンを紹介します。
美女と野獣のガストンはマッチョでイケメン
実写版美女と野獣の悪役ガストンの見た目はマッチョでイケメンです。太い二の腕、がっちりした胸板、男前のルックスとかなり男らしいイケメンです。ガストンの筋肉美を見せつけるシーンがないのが残念なほどです。
美女と野獣のガストンは腕っぷしには自信ありの力自慢
マッチョな見た目通り腕っぷしの強さには自信があります。酒場のシーンでは子供の頃に卵を4ダースを毎朝食べていたと話します。4ダースつまり48個です。海外では生卵を食べるのはお腹も壊さない頑丈で丈夫なマッチョの象徴的な意味があります。また大人になった今では5ダース以上食べていると発言しています。
同じく酒場で力自慢がはっきりとわかるシーンがあります。女性を1人肩に持ち上げた後、小太りの相棒ル・フウを片手で持ち上げます。一目で力持ちであることがわかるシーンになっています。ちなみにアニメ版ではベンチに座った女性3人を持ち上げるアニメならではのシーンがあります。実写で再現するには2人持ち上げる方がリアルでした。これから分かるようにマッチョな身体は伊達ではなくそのパワーは本物です。
美女と野獣のガストンは過剰なナルシスト
ガストンの性格は自信家でうぬぼれ屋です。ハンサムな顔立ちにマッチョな身体、男性なら自信を持って当たり前かもしれません。作品中ガストンは自分が大好きと言うのを隠さずにアピールしています。鏡の前で自分とベルの事について語りかけている所はナルシスト全開です。私たちの日常生活にその様な人がいると嫌われてしまいそうですが、映画の中の登場人物となるとそれも魅力ある個性に変わります。
美女と野獣のガストンはベルが大好き
美女と野獣の悪役であるガストンはヒロインのベルの事を一目惚れしています。自信家でナルシストなガストンはベルの事を手に入れようと求婚します。ベルに拒否をされても諦めない程にベルの事が大好きなのです。最初はアプローチも紳士的です。
花束を差し出して、ディナーに誘います。またベルの持っていた本に対して「いい本だ」と理解を示そうとします。好きな人が興味あるものに自分がなくても褒める所は人間臭さがあります。しかし、上辺だけ褒めただけではベルは振り向いてくれませんでした。
ガストンはベルの事が大好きなのですがそれはベルが村一番の美人であるからなのです。「見た目」しか見ていないのです。村一番のイケメンのガストンには村一番の美人のベルが釣り合うと思っています。実写版美女と野獣は「美しさ醜さ、見た目で人を判断してはいけない」というテーマの作品です。見た目で判断するガストンは美女と野獣の悪役に最適だったということです。
美女と野獣のガストンは目的の為なら手段は選ばない
悪役らしくベルを手に入れる為には手段は選びません。ベルにフラれたガストンは助けを求める父モーリスを助けて利用しようと考えます。しかしベルとの結婚を反対されたガストンは激昂し、ベルを手に入れる為には邪魔になるモーリスを狼のいる森に置き去りにしています。
好きな人の肉親でさえ邪魔なら消そうとする残忍で短気な性格がわかります。生還したモーリスを次は精神病なのだと村人を丸め込み病院送りにしようといます。また野獣との戦いの時も一度は命乞いをし助けてもらったのにも関わらず背後から撃つなど卑怯と呼ばれようが手段を択ばないところが見て取れます。
美女と野獣の悪役ガストンの相棒ル・フウ
アニメ版ではガストンのただ子分なキャラクターでした。しかし実写版美女と野獣ではガストンにとっても重要な相棒として描かれました。ガストンをなだめたり、時には励まし支える。ガストンもル・フウを必要としています。
実写版で出世したル・フウですが、彼はガストンと行動を共にしています。ベルにフラれて落ち込んでいるガストンに対して、褒めて褒めて元気付けます。ガストンがモーリスを置き去りした時は説得を試みたりガストンを想い正しい方向に導こうとしているのが読み取れます。
実はル・フウは同性愛者という設定があります。美女と野獣の劇中では直接へ表現されていませんがよく見てみるとそのような表現があります。実写版美女と野獣の監督は「ある日はガストンになりたいと考え、ある日はガストンにキスをしたくなったりする」と答えています。ガストンに想いを寄せる為に献身的にサポートしていたのです。男性から見てもガストンは魅力ある人物なのかもしれません。
美女と野獣の悪役ガストンは村の英雄?
ガストンはハンサムで力は強く、自信家でカリスマ性がある人気者としてみえます。実際に学校に居ればかなりの人気者でしょう。実写版美女と野獣では「戦場帰りのキャプテン」という設定があり、村の人たちもガストンをキャプテンと呼んでいました。実際に村では英雄だったのでしょうか。
美女と野獣のガストンが人気がある描写にガストンガールズの存在があります。ガストンにあこがれ恋心を抱く女性3人です。ガストンに黄色い声を上げています。しかしガストンは彼女らには見向きもしません。ル・フウは「君たちには諦めろ」と忠告しています。しかし若い女性からモテるガストンが描写されています。
ガストンガールには人気はありました。しかし他の村の人にはどうでしょうか。落ち込むガストンを酒場でル・フウが中心となり村人皆で盛り上げます。また、野獣を知った村人たちはガストンの「野獣を倒す」という提案に皆着いていきます。確かに信頼されているように見えます。
しかし酒場シーンではル・フウが村の人に賄賂を渡している事がわかります。ガストンが本当に村の英雄なら賄賂を渡さなくても盛り上げくれるでしょう。城を襲うシーンでも村人の恐怖心を利用しガストンが扇動したに過ぎません。確かにガストンは村の英雄なのですが村人たちは本心から信頼尊敬している訳ではない事がわかります。あくまでも上辺だけの関係なのです。
美女と野獣の悪役ガストンの歌う劇中歌を紹介
ベルについてを歌われるミュージカル要素の強い美女と野獣の劇中歌「朝の風景」です。ガストンは歌の中盤に登場します。ガストンは「俺のように美しい、だから妻にする」と美声で歌っています。このガストンの台詞は美女と野獣の物語のテーマをよく表しています。美女と野獣の悪役であるガストンらしい台詞です。
美女と野獣のガストンの一番の見せ場の「強いぞ、ガストン」という歌です。ベルにフラれて落ち込むガストンを励ますためにル・フウが褒め、賄賂を渡し村人皆で盛り上げます。一種のショーを見ているようでとても楽しめるシーンに出来上がっています。
またこの歌はとてもガストンの事を表しています。ベルにはフラれて落ち込む所もとても人間的です。励ましてくれるル・フウの存在が必要な事も分かります。村人たちのガストンの信頼はあくまでも表面上であること、ナルシストな性格や目的の為には獲物を後ろから撃つといった残忍な性格も読み取れます。
野獣の存在は知ったガストンが村人たちを恐ろしい野獣を倒そうと扇動して城を襲う「夜襲の歌」です。この歌から美女と野獣の物語は一気にクライマックスに向かいます。美女と野獣の悪役であるガストンは恐ろしい見た目の野獣を倒したい本心はベルの恋敵を消したいという思いがありました。見た目が好きだとは言えその想いは割と本気なことが伺えます。また、美女と野獣の悪役としての役割を果たすための歌にもなります。
美女と野獣の悪役ガストンを演じた俳優はどんな人物?
ガストン役を演じた俳優ルーク・エヴァンズ
実写版美女と野獣の悪役ガストンを見事に演じきったのは俳優ルーク・エヴァンズです。ハンサムでマッチョさらに美声の持ち主とガストン役にはピッタリの俳優でした。そんな彼のプロフィールからご紹介します。
イギリスを構成する国の一つウェールズ出身の俳優です。身長は186センチ体重86キロ、1979年4月15日生まれ39歳(2018年現在)です。子供の頃から俳優に興味あったが何をしたらいいのか分からなかった彼はとりあえずいつも歌っていた様です。16歳の時靴屋で仕事をしながら歌と演技のレッスンをするようになりました。奨学金で俳優の為の学校で学び2000年に卒業しました。
ミュージカル俳優から映画俳優に
学校を卒業したルーク・エヴァンズは俳優としての道を歩み始めます。彼はロンドンのウェスト・エンドでミュージカル俳優として約8年間舞台に立ち続けました。もともとはミュージカル俳優だったので実写版美女と野獣での美声も納得です。「レント」「ミス・サイゴン」「アベニューQ」などに出演するも1年以上仕事がない時期もありました。しかし俳優という夢の為諦めませんでした。
2009年にオーディションを受け2010年公開の映画「タイタンの戦い」のアポロ役に抜擢されました。これがきっかけにルーク・エヴァンズは映画俳優としてメジャー映画への出演するようになりました。2012年公開「NO ONE LIVES」で初主演をし着実にキャリア積んでいきました。
ルーク・エヴァンズ主な出演作品は?
2010年「タイタンの戦い」アポロ役
2011年「インモータルズ-神々の戦い-」ゼウス役
2012年「NO ONE LIVES」ドライバー役
2012年「ホビット 思いがけない冒険」谷間の町の領主ギリオン役
2013年「ワイルドスピード EURO MISSION」オーウェン・ショウ役
2013年「ホビット 竜に奪われた王国」領主ギリオン役 弓の達人バルド役
2014年「ドラキュラZERO」ヴラド公役
2014年「ホビット 決戦のゆくえ」弓の達人バルド役
2015年「ワイルドスピード SKY MISSION」オーウェン・ショウ役
2017年「美女と野獣」ガストン役
タイタンの戦い以降メジャー作品に多く出演してるのがわかります。ホビット3部作では全作に出演しています。基本的に神話やファンタジー系かアクション系の映画俳優のイメージが強いのでしょうか。男らしいハンサムなルックスとマッチョな肉体がその様な役にピッタリなのかしれません。
同性愛者?
イケメン俳優のルーク・エヴァンズは自身がゲイであることを俳優としてキャリアの早い段階でカミングアウトしています。2002年にルーク・エヴァンズは「みんな私がゲイである事を知っているし、それを隠そうと思った事もない。」と発言しています。
しかし女性との関係を噂されたこともありバイセクシャルとも疑われています。パートナーとしてスペイン人モデルジョン・コルタジャレナと交際していましたが2016年に破局したと伝えられています。
実写版美女と野獣のガストン役も紹介
美女と野獣のガストンの日本語吹替えを担当したのは俳優・演出家の吉原光夫さんです。1978年生まれで現在は主に舞台で活躍されています。俳優としてのキャリアは劇団四季から始まりました。1999年から2007年まで所属し、劇団四季「美女と野獣」でガストン役を演じたこともありました。ミュージカル俳優出身はルーク・エヴァンズと同じです。その為、日本語吹替え版もガストンの美声は健在です。
美女と野獣の悪役ガストンは魅力的なキャラクターだった!
確美女と野獣の悪役ではあるガストンですが、彼はとても人間味あふれる人物だと分かります。見た目でベルの事を見ていることは確かです。しかし紳士的に振舞い、フラれたら落ち込み、恋敵には嫉妬をするなどベルの想いは本気のようにも思えます。確かに残忍な性格やナルシストな悪役ですがベルを手に入れたいと願う表情豊かなキャラクターになりました。
ルーク・エヴァンズの演技やルックスもガストンというキャラクターを引き立てました。ガストンは悪役としての役目を果たしながらもとても人間的な魅力あるキャラクターでした。ガストンに注目しながら実写版美女と野獣を観てみてはいかがでしょうか。