美女と野獣に登場するキャラクター一覧！実写版キャストも画像で比較紹介

美女と野獣のディズニー長編アニメーション映画はディズニー・ルネサンスと呼ばれる時期の成功作の一つで1991年に制作され、日本では1992年9月23日に公開されました。続編もあり「美女と野獣ベルの素敵なプレゼント」「美女と野獣ベルのファンタジーワールド」があります。実写版「美女と野獣」は2017年に制作されたアメリカの映画でディズニー長編アニメーション「美女と野獣」の実写リメイク作品です。

ディズニー長編アニメーション「美女と野獣」の実写リメイク作品はディズニーでは初めてでディズニーが自ら制作、配給をしています。日本では2017年4月21日に公開され、初日二日間で72万9114人動員され、興行収入は10億6536万2800円を記録しました。週末映画ランキングでは堂々の1位に輝き、アナと雪の女王を上回りました。更に公開から7週連続首位となり、公開42日目で興行収入は100億を突破しました。

美女と野獣はフランスの異類婚姻譚で、ガブリエル=シュザンヌ・ド・ヴィルヌーヴによって最初に書かれました。現在、多く広まっている美女と野獣はジャンヌ＝マリー・ルプランス・ド・ポーモンによって短縮したものが書かれ、1756年に出版されました。ディズニー長編アニメーションの美女と野獣は派生作品なので原作とキャラクターや内容が少し違います。ディズニー映画と実写版も違うので比較しながら紹介します。

美女と野獣のストーリーは森の奥にある城に若くて美しい我儘な王子が暮らしていました。城を醜い老女が訪ねて一晩泊めて欲しいと頼みますが、王子は老女の醜さを見て断りました。見かけで判断すると心の奥底が見えないと忠告しますが、王子は聞く耳を持ちません。老女は美しい魔女の姿に変え、見た目で判断する王子と彼を育てた召使いに魔法をかけ、王子は野獣に、召使いは家財道具に姿が変わってしまいました。

魔女はどんなものでも映す鏡と一輪のバラを置いて姿を消しました。王子の姿を元に戻すにはバラの花が散る前に人に愛し愛される「真実の愛」を見つけないといけません。絶望した王子は失意の内に10年の月日が流れてしまいます。ある街の発明家モーリスの娘ベルは街一番の美貌の持ち主で、読書と空想を趣味にしていますが、変わった性格のベルは街の人達となじむことが出来ず、乱暴で下品な狩人ガストンに迫られて困っていました。

父モーリスが発明大会に出かけた日、愛馬フィリップがモーリスを乗せないまま帰ってきました。何かあったと悟ったベルはフィリップと共に森の奥にある城へやってきます。モーリスは狼に襲われてフィリップとはぐれてしまい、城に一晩の宿を頼みに行っていたのです。対応した蝋燭のルミエール、ティーポットのティーポット夫人はモーリスをもてなそうとしますが、怒った主はモーリスを牢屋に閉じ込めてしまいます。

それを知ったベルは父親の解放を求める代わりに自分が城に残ると言いました。城の主はそれを受け入れてモーリスを強制的に街へ追い返します。城に残ったベルはポット夫人、ルミエール、置時計のコグスワースなど魔法で家財道具に変えられた召使い達にもてなしを受けます。ベルは城の生活になじもうと努力しますが、城の主である野獣の振舞いに耐えられず、城を飛び出します。

城の外にいた野生の狼に襲われてしまったベルを追いかけてきた野獣が助けてくれました。それをきっかけに野獣の中に優しい心が残っていると知ったベルと彼女の優しさに触れた野獣はお互いに心を通わせるようになりました。野獣は徐々に人間らしい心を取り戻していき、ベルに惹かれていきます。ベルも野獣に心を寄せていきます。二人だけの舞踏会を開いた夜、ベルは街に一人でいる父を思い出していました。

野獣は魔法の鏡でモーリスの姿を映して見せると、病身の体で森を彷徨い、行き倒れた父の姿でした。街に戻ったモーリスはガストン達に助けを求めましたが、相手にしてもらえず、単身でベルを助けに来たのです。驚くベルを見た野獣は彼女を思いやり、魔法の鏡を与えて城から解放しました。ベルの愛情を確かめないと自分の姿が二度と戻らないとわかっていても、野獣はベルを解放したのです。

モーリスを助けて街に戻ったベルは「城に野獣がいる」と主張するモーリスを狂人として精神病院にいれて、自分との結婚を承諾させようとしているガストンの企みを知り、激しく拒絶します。父の言っている事が正しいと証明する為に魔法の鏡で野獣の姿を映してみせました。ガストンはベルと野獣の関係を察して、嘘を吹聴し、野獣を殺す為に夜襲をかけにいきます。ベルとモーリスは自宅の地下貯蔵庫に幽閉されてしまいました。

しかし、ベルの鞄に潜んでいたティーポット夫人の息子ティーカップのチップの案で見事脱出したベルはガストンの夜襲を知らせる為に城に戻ります。城ではベルを失った野獣が絶望して落ち込んでいます。侵入者の報告を聞いても何もしない野獣を守る為に召使い達はルミエールの策で家財道具になりきり、侵入者たちの不意をついて反撃すると、撃退に成功しました。しかし、ガストンは野獣の居所を突き止めて背後から奇襲をしかけます。

矢を放たれ、倒れた野獣は痛めつけられ、ガストンにとどめをさされそうになりました。そこに駆けつけたベルの声を聞いた野獣は息を吹き返し、ガストンに反撃を仕掛けます。ガストンを追い詰めてバルコニーから落とそうとしますが、命をとることはせず、出て行けとだけ言いました。無事にベルと再会を果たした野獣をガストンが短剣で刺してしまいます。瀕死の重傷を負った野獣は虫の息で、ベルに愛と別れの言葉を言いました。

事切れてしまった野獣に縋り、ベルは涙を流して愛の告白をするとバラの花びらの最後の一枚が散りました。野獣の死を悲しんでいましたが、突然空から流星が降り注いできて野獣の体が光り輝きます。光に包まれた野獣は本来の美しい王子の姿に戻っていました。美しい王子が野獣だと確信したベルは口づけを交わし、城や家財道具にされていた召使い達も元の姿に戻りました。真実の愛を手に入れ、二人は末永く幸せに暮らしました。

美女と野獣の中で重要視されているのは「バラ」です。老女の姿をした魔女は一輪のバラと引き換えに一夜の宿をお願いしました。しかし、老女を見た目で判断した野獣はそれを断ります。老女から見た目で判断してはいけないと忠告を受けています。「誰かを愛し、愛される」ことが呪いを解く条件で、1輪のバラの花言葉は「あなたしかいない」「一目惚れ」とロマンチックな意味が込められています。ベルと野獣にぴったりの意味です。

赤いバラの花言葉は「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」「美貌」などがあります。美女と野獣のお話にぴったりと言えるでしょう。呪いを解く為には「真実の愛」が必要でした。最後にお互いの気持ちを確かめ合って呪いが解け、二人は幸せになれました。一輪の赤いバラには二人の関係を顕すような意味合いが込められていたといえるでしょう。

美女と野獣の中に出てくるガラスのドームに入った一輪のバラはディズニーファンの間では非常に人気があり、東京ディズニーランドやブリザーブドフラワーを扱っているお店の一部で購入可能です。金額は様々で手軽に買える金額のものもあれば、高額なものもあり、サイズも多くあります。美女と野獣ファンは一輪のバラを買って部屋に飾ったりする人が多くいました。一輪のバラはオンラインショップでも購入可能です。

美女と野獣に登場するベルというキャラクターが主人公です。ベルという名前の意味はフランス語で「美しい」です。読書と空想が好きで、独り言も多いですが、聡明で自由な考え方をする持ち主です。相手が誰でも臆せず自分の考えを述べる事も出来ます。しかし、好奇心旺盛な為、トラブルを巻き起こす原因になる事もあります。発明家の父をとても尊敬していて、父が発明に集中出来るよう積極的に家畜の世話をしています。

誰もが認める美女ですが、お転婆で行儀の悪い所もあり、乗馬や、胡坐をかいたり、足でバケツを蹴る事もあります。「王子様」が登場する話が好きなベルに貸本屋が本をあげた事もあります。野獣からクリスマスに大きな図書室にあるたくさんの本をプレゼントされて喜んでいたエピソードもあります。年齢については公式で触れておらず、18歳という紹介もあれば15歳と紹介される事もあります。家族は父だけで母は亡くなっています。

美女と野獣の主人公の野獣はビーストと表現される事もあります。野獣の見た目は特定の動物を擬人化しているのではなく、複数の動物のパーツを合わせたものです。野獣のキャラクターデザインを担当した人はバッファローの頭部、ゴリラの額、ライオンの鬣、狼の尾と足、クマの身体、イノシシの牙を合成した姿と語っています。野獣の人間の姿はミケランジェロ・プオナローティ、オーギュスト・ロダンの彫刻を参考にしています。

王子の瞳は野獣の時も、人間の時も青色です。元の姿に戻った時、瞳の色が同じなのを見て野獣と王子が同一人物と確信しました。野獣というキャラクターは登場時、不作法、我慢できない、すぐに癇癪をおこすという設定です。ベルと出会ってから徐々に変化が訪れ、ベルを喜ばせようとしたり、雪遊びをして子供のような姿を見せるようになりました。ベルのおかげで幼稚さが消え、大胆で優しく動揺を見せない紳士になりました。

美女と野獣に登場するルミエールは城の給仕頭で、魔女の呪いで燭台付きの蝋燭の姿に変えられてしまいました。スマートで陽気な人物で、歌と踊りが得意です。機転も利くので城の侵入者を撃退する時、家財道具になりすます案を出しています。城の中の規則を気にしない性格なので、几帳面な性格のコグスワースとよくぶつかる事もありますが、気は合っています。焦ると蝋燭が溶けます。城のメイドのフェザーダスターと恋人です。

美女と野獣に登場するコグスワースは城の執事です。呪いを受けて時計の姿です。コグスワースというキャラクターは生真面目で涙もろい性格で口もうるさいです。感情に応じて時計の針がぐるぐると忙しく回ります。ポット夫人の子供であるチップを可愛がっていてポット夫人とも夫婦のように仲がいいです。ルミエールとは性格の違いから衝突しますが、気は合っていてル・フウに追い詰められたルミエールを助けた事もあります。

美女と野獣に登場するフェザーダスターというキャラクターは城のメイドで、ルミエールの恋人でもあります。実写版の映画ではプリュメットという名前に変更されています。魔女の呪いで羽根ばたきの姿にされています。人間の時は黒のメイド服を着たセクシーな女性です。ミュージカルの美女と野獣では「バベット」と名付けられていますが、OVAなどでは「フィフィ」と呼ばれています。この3つの名前の内のどれかが使われています。

美女と野獣に登場するキャラクターのル・フウはベルにしつこく結婚を迫るガストンの手下です。見た目は背が低く小太りで、歯が欠けており、容姿も悪いですが、茶目っ気があってどこか憎めないキャラクターです。ガストンの後ろをついて回ってもてはやしてご機嫌取りをしていて、ガストンの為ならなんでもすると発言しているキャラクターです。容姿が悪いと言われていますが、愛嬌のある見た目をしたキャラクターと言えます。

美女と野獣に登場するキャラクターのガストンはベルが住んでいる街のハンサムで筋肉質な人気者です。ベルが好きで結婚を迫りますが、不作法でうぬぼれ屋で、読書好きなベルの事を理解せず、ベルの父のモーリスをバカにするのでベルからは相手にされていません。狩りが得意で、街で飛んでいる鳥を見ては撃ち落として街の酒場には動物のはく製が飾られています。怪力の持ち主で、3人の女性が座るベンチを軽々と持ち上げられます。

モーリスが街で野獣を見たと助けを求めてきましたが、ガストン達は信じようとしませんでした。ガストンはベルとの結婚に利用する為に医者に頼んでモーリスを病院に入院させ、ベルに結婚を承諾させようと企みます。ベルが城から戻ってきて計画を実行しますが、彼女に拒否されてしまいました。ベルに化け物とまで言われたガストンは怒り、町民を嘘で騙して、野獣を殺しに向かい、ベルを閉じ込めてしまいます。

ガストンについてきた街の人達はルミエール達の抵抗で城から逃げ出しましたが、ガストンは一人で城の中を歩き回り、野獣を見つけると無抵抗の相手を攻撃し続けます。ベルが駆けつけて野獣が反撃してくると必死に命乞いをして、油断した野獣のスキををついてナイフで刺しました。ガストンはバランスを崩して転落し、谷底に落ちて亡くなっています。ガストンというキャラクターはディズニー・ヴィランズの一人です。

美女と野獣の実写版でベルというキャラクターを演じているのはエマ・ワトソンさんです。イギリスの女優で代表作は「ハリーポッターシリーズ」のキャラクターであるハーマイオニー・グレンジャー役です。エマが演じたベルというキャラクターは高評価で魅力的という声が多くありました。エマの演技と歌は見ものという感想もあり、外見も内面も美しく、エマが演じるベルというキャラクターを絶対に見るべきと高評価でした。

美女と野獣の実写版で野獣のキャラクターを演じたのはダン・スティーヴンスさんはイギリスの俳優です。ダンさんは舞台中心に活躍していますが、ドラマや映画にも出演しています。ナイトミュージアムに出演した経験もあります。イケメンでかっこいいスティーヴンスはファッションでも注目されていて、ケンブリッジ大学で学んでいた事もある頭脳派俳優です。イケメン俳優のダンさん演じる野獣の高い歌唱力が話題になっています。

美女と野獣の実写版で登場するキャラクターのルミエール役を演じているのはユアン・マクレガーさんです。ユアンさんはスコットランド出身の俳優で「スターウォーズ」オビ＝ワン・ケノービ役というキャラクターに抜擢されました。アニメ版の美女と野獣と実写ではキャラクターに違いがあり、実写版のルミエールには大人の渋さがあります。ルミエールの見せ場もあり、ベルをもてなすシーン為に歌うシーンは劇場で観る価値があります。

美女と野獣の実写版で登場するキャラクターのコグスワース役を演じているのはイアン・マッケランさんです。イングランド出身の俳優で、映画「X-MEN」や「ロード・オブ・ザ・リング」のキャラクターを演じているベテランです。シェイクスピア演劇やSE、ファンタジーなど幅広いジャンルで活躍しています。美女と野獣に登場するキャラクター、ルミエールとの掛け合いが楽しみという感想がありました。

美女と野獣の実写版でフェザーダスター役を演じているのはググ＝バサ＝ローさんです。イギリス出身の女優でトム・ハンクスさんも出演していた「幸せの教室」にキャストとして参加しています。アニメではフェザーダスターでしたが、実写版ではプリュメットという名前に変更されています。フェザーダスターはとてもセクシーなキャラクターで、ググさんも非常にセクシーな方なのでどんな風に演じるのか注目されていました。

美女と野獣の実写版で登場するキャラクター、ル・フウ役を演じているのはジョシュ・ギャッドさんです。ジョシュさんはアメリカの俳優で、2013年のディズニー映画「アナと雪の女王」で登場するキャラクター、オラフ役を務めて第41回アニー賞声優部門を受賞しました。オラフもコミカルなキャラクターで、ル・フウもガストンの手下ですが、どこか憎めないコミカルなキャラクターなのでジョシュさんが選ばれたのでしょう。

美女と野獣の実写版で登場するキャラクターのガストン役を演じるのはルーク・エヴァンズさんです。ウェールズの俳優で、映画「ワイルド・スピード」に出演していました。色気があり、モテモテな俳優のルークさんは街で人気者でイケているキャラクター、ガストン役に非常にあっています。ミュージカルにも出演していて、ルークさんの歌声にも定評があります。

美女と野獣で二人が踊っている時のシーンです。二人の世界で踊りを楽しんでいる事がわかる画像です。淡い色使いがとても優しく、ベルのドレスがとても映えています。美女と野獣の中で踊るシーンは実写版でもアニメでも非常に人気があり、ベルと野獣がお互いに想いを寄せている事が伝わってくる可愛い画像です。ベルと野獣の優しいキャラクター性が滲み出ている画像でもあります。

ベルと言えば黄色いドレスが一番有名です。美女と野獣の当初は野獣というキャラクターに対していい印象を抱いていなかったベルですが、二人で踊れるぐらい親密な仲になりました。画像を見ても、ベルと野獣の瞳はとても優しく、お互いを好いている事がわかります。野獣もベルというキャラクターの優しさに触れて少しずつ変わっていき、とても優しい顔をするようになりました。二人の幸せそうな表情にほっこりする画像です。

町娘だったベルは白いシャツに青いワンピースを着ていましたが、ディズニープリンセスの一人という事で黄色いドレスで登場するシーンがあります。町でも美女として有名で、ガストンに求婚されるぐらいでしたので、ドレスがとてもよく映えます。ベルのドレスはディズニーファンの間で人気があり、ディズニーランドで仮装する人や結婚式でベルと野獣の格好をして式を挙げる人がいるぐらいの人気ぶりのあるドレスです。

ベルのドレスはかわいいので、手作りして着るファンがいます。ベルの衣装を作る人もいれば、ベルの衣装を売っているお店もあります。美女と野獣のヒロイン、ベルというキャラクターが魅力的で人気がある事もドレスが人気の理由の一つと言えるでしょう。ディズニーのアンバサダーホテルで結婚式を挙げる際、カラードレスにはプリンセスキャラクターをイメージしたドレスがあり、ベルのドレスももちろんあります。

美女と野獣のディズニー映画とそれをリメイクした実写版映画はどちらも好評で見る価値があります。美女と野獣のキャラクターはどのキャラクターにもそれぞれ魅力があり、実写版のベルを演じたエマの演技、歌、踊り全て高評価を得ています。ディズニー映画は日本で初めてビデオで100万本出荷したぐらいの人気になりました。魅力的なキャラクターばかりの美女と野獣が気になった方はアニメと実写版両方ともみてみましょう。