いばらの王 King of Thornのあらすじをネタバレ！結末や登場人物は？

2010年に公開された日本のアニメ映画いばらの王King of thorn。映画いばらの王King of Thornは遙か未来で冷凍睡眠から目を覚ました主人公の姿を描いたSFアニメ作品であり、様々な世界の映画祭に出品されました。映画祭に出品された本作はその結末までのあらすじの面白さから高く評価され、2020年8月現在も人気を博しています。本記事では映画いばらの王King of Thornの結末までのあらすじをまとめてネタバレ紹介します。

ではアニメ映画いばらの王King of Thornの結末までのあらすじをネタバレ紹介していく前に、映画いばらの王King of Thornの原作情報や映画情報を簡単にネタバレ紹介していきます。本記事で結末までのあらすじをネタバレ紹介する映画いばらの王King of Thornとは同名の漫画作品を原作に製作された映画作品です。原作となった作品は岩原裕二が描いた漫画であり、2002年から2005年にかけて｢コミックビーム｣で連載されました。

2020年8月現在漫画いばらの王King of Thornは結末を迎えて連載が終了しており、合計6巻の単行本が刊行されています。そんな映画の原作となった漫画いばらの王King of Thornは身体が石となってしまう奇病を治して生き残るため冷凍睡眠となった主人公が化物だらけのいばらの古城で目を覚まし、そこから生き残る姿を描いたSF作品です。本作は映画化によって知名度を高め、全世界から非常に高い人気を博すようになりました。

2002年に漫画雑誌｢コミックビーム｣より連載が開始され、2005年に結末を迎えた漫画いばらの王King of Thorn。2005年に結末を迎えて完結した漫画いばらの王King of Thornは2008年にアメリカの図書館協会から推薦グラフィックノベルに選出され、一躍海外で注目を集める作品になりました。その後注目を集めた漫画いばらの王King of Thornは2010年に映画化されることとなり、同年の5月10日に日本で放映されました。

上述で簡単にご紹介した通り、映画の原作となった漫画いばらの王King of Thornは未来で冷凍睡眠から目を覚ました主人公がモンスターと遭遇し、｢いばらの王｣とあだ名されるいばらだらけの世界から脱出するといった内容が結末まで描かれたSF作品となっています。映画版のいばらの王King of Thornはそんな原作漫画の結末までの物語やキャラクターの設定などが変更されており、新たなメディア作品へと仕上がっています。

また映画いばらの王King of Thornは原作漫画に無い｢いばら姫｣という童話の要素も組み込まれてCGとセル画を融合した作品となっています。そんな映画いばらの王King of Thornはスペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭やベルギーのブリュッセル国際ファンタステッィク映画祭といった多数の映画祭に出品され高く評価されました。そのため、本作は日本よりも海外で知名度が高く、非常に高い人気を博しています。

ではここからは映画いばらの王King of Thornの結末に至るまでのあらすじをまとめてネタバレ紹介していきます。映画いばらの王King of Thornの物語はニューヨークで2012年の12月に起きたとある事件から始まります。本来であればクリスマスで賑わう12月。しかし2012年の12月、ニューヨークである大きな病が発生してしまいました。この病は30日から60日の間潜伏し、たった12時間で身体が石化するといったものでした。

一度この病に罹れば100%石化して死亡し、人類はその症状から病を｢メデューサ｣と名付けました。このメデューサと呼ばれる病気は瞬く間に広がり、全世界で混乱を巻き起こします。世界が混乱に陥る中、ヴィナスゲートと呼ばれる科学会社は冷凍睡眠（コールドスリープ）を利用し、未来で病気を治す方法を探すといった考えを提案しました。それを聞いた国家安全保障の面々はすぐに承諾し、プロジェクトをスタートさせました。

このコールドスリープ計画は160人しか参加することが出来ず、世界中から子供と大人関係無く人間を集めました。その後3年の月日が流れ、2015年の10月に160人の参加者がスコットランドに集まりました。その中にいた主人公のカスミ・イシキは双子であるシズク・イシキと別れることになります。シズクと別れたカスミはコールドスリープを維持するシステム・アリスの案内の下、100年に及ぶ長い眠りに付くことになりました。

100年間コールドスリープによって眠ることとなったカスミは夢の中でシズクと出会います。夢の中に現れたシズクななぜかカスミに｢生きろ｣と伝えました。この一言でカスミは一面が茨で覆われた場所で目を覚まします。すると周囲の人々も長い眠りから目を覚ましました。しかし突如空を飛ぶ怪物に襲われ、カスミは大声で叫んでしまいました。これにより、目が覚めたカスミ達は鳥のような怪物の大群に襲われることになるのでした。

この世の生き物とは思えないモンスターの大群に襲われたカスミ達は急ぎ目覚めた建物のエレベーターから逃げようとします。しかし建物のエレベーターは完全に機能を停止しており、下の階には多数の罠がモンスター達の手によって仕掛けられていました。これにより次々と目覚めた参加者達が殺害され、生き残ったのは幼い少年を入れてたった7人だけでした。さらに全員メデューサに感染しており、逃げ場を失ってしまうことになります。

そこで7人は今後どうするか議論を始め、建物の上層部へと向かうことを決意しました。しかし海水の冷却装置がある場所で1人が死亡してしまい、川を利用して逃げることになります。そこで泳ぐことが出来ないカスミはマルコ・オーエンという全身にタトゥーを入れた元イギリス軍少尉の男性に助けられました。そして川から逃げ出したカスミ達は発見した銃でモンスターを倒しながら進み、侵入不可の防御壁がある場所まで到達します。

この時カスミ達は100年という長い間でメデューサウィルスが変異し、自分達を襲ったモンスター達が生まれたと推測しました。その後驚異が無い場所にたどり着いたカスミ達は情報集めを開始します。その中でカスミを助けたマルコはメガネを掛けた健常者の技師を発見しました。しかしその医師はカスミを人質に取り、逃げ去ってしまいます。マルコ達はカスミを助けるため装備を整えるものの、そこで驚くべき事実を知ります。

実は目覚めて長い時が経ったと思っていたものの、実際はたった2日しか過ぎていなかったのです。一方人質となったカスミは意識を失ってしまい、夢の中で再度シズクを目にしました。その夢から目を覚ましたカスミはモンスターの成れの果てが安置される水槽だらけの部屋にいることを知りました。この時カスミはモンスターが眠る水槽だらけの部屋の奥から謎の声を聞き、その声に導かれるかのように歩みを始めることになるのでした。

カスミが水槽だらけの部屋の奥から聞こえた声はマルコと人質にした技師のものでした。実はコールドスリープ計画を行った科学研究会社のヴィナスゲートはとある研究を裏で行っており、そのデートタを技師が持っていました。カスミはそのデータを受け取るものの、突如襲撃したモンスターによって技師が死んでしまいます。さらにカスミはマルコの手助けによって生き残るものの、技師に貰ったデータが落ちて燃えてしまいました。

データが燃えた後、マルコに助けられたカスミは生き残った仲間達と合流を果たしました。この時マルコは昔イギリス軍の少尉として科学研究会社ヴィナスゲートが行うバイオテロの調査を行っていたことを明かしました。すると頻繁に起こっていた地震が再発し、モンスターを封じていた防御扉が壊れてしまいます。カスミ達は急いでその防御扉を閉めようとしたところ、突然かつてヴィナスゲートでリーダーをしていた男が現れます。

カスミ達はそのリーダーの男を招き入れ、ヴィナスゲートについて聞くことにしました。するとリーダーの男は8年前のとある出来事を話し始めました。ある流星群が流れた8年前、突然身体が石化するメデューサが発生して一つの村が全滅してしまう事件が起きました。この時メデューサの他にとあるUMAが出現していました。リーダーの男は全滅した村で生き残った唯一の少女が空想でそのUMAを生み出したのではないかと考えました。

そして調査を始めたリーダーの男はメデューサが高度な精神活動を行う生物に干渉し、対象を進化させるものであることを突き止めました。そしてコールドスリープの日にとある少女がメデューサと適合して進化し、今なお暴走しているとリーダーの男は明かしました。すると地響きが発生して彼は瓦礫に埋もれ、カスミはマルコによって助け出されます。脱出したカスミ達はそこで茨だらけになった城の姿を目撃することになるのでした。

ではここからは映画いばらの王King of Thornの結末までのあらすじをネタバレ紹介していきます。茨だらけの城を目撃したカスミは過去にシズクと約束した場所へ向かうため、歩みを進めました。その途中、カスミは撮影クルーが残した機材の中からシズクがメデューサの適合者であることを知ります。シズクがメデューサの適合者であることを知ったカスミはマルコの制止を無視し、たった一人で茨だけとなった城に向かおうとします。

しかしカスミは城に生えた大量の茨に阻まれてしまいます。すると意思を持った茨の蔓が暴走し、突然翼の生えた巨大なモンスターに変貌しました。そうその姿はまさにいばらの王と呼ぶに相応しいものでした。いばらの王が出現し、カスミはシズクの居場所を調べるために急ぎ城内に入りました。一方マルコは少年達を乗せたヘリでカスミの救出に向かっていました。しかしいばらの王の攻撃によってマルコのヘリが墜落してしまいます。

少年や女性がヘリと共に落ちたものの、マルコは城内に入ることに成功します。城に入ったマルコはカスミと合流し、シズクがいると予想されるレベル0のラボへと向かいました。しかし目的の場所にはコールドスリープの施設があり、シズクでは無くマルコの姿をしたアリスが待っていました。妹の姿をしたアリスを見たマルコは彼女と問答を始めます。そしてマルコは自身の首筋に埋め込まれた生体チップを手ずから取り除きました。

自身の生体チップを取り除いたことでマルコは夢から目覚め、メデューサの適合者を制御していたアリスを停止させて機能を奪いました。一方カスミはいばらの王となったシズクの姿を目撃します。これによりシズクの夢を何度も見ていたカスミは現実を受け止めたことでメデューサの力を覚醒させました。そして夢から覚めて覚醒したカスミは自身によって唯一の家族であるシズクを助けるため、彼女の下へと走り出すのでした。

シズクを救おうとするカスミはそれが彼女の夢を具現化させたものだと考えながら声をかけ続けました。するとカスミはとある台座に横たわった少女の姿を発見します。なぜかその少女にはカスミと同じ傷跡が付いていました。それを見たカスミは自分が死んでいたという過去を思い出します。実は映画いばらの王King of thornの主人公・カスミはこの世にいない存在でした。また存在するはずの無いカスミは本物のカスミでもありません。

昔、本物のカスミはとある約束をした丘の上でシズクと揉め事を起こした際に崖から落下し、死んでしまっているのです。この時シズクはカスミの死に慟哭したことでメデューサの力を暴走させ、死亡したはずのカスミを作り出しました。その頃カスミ達がいる城は崩壊寸前となっていました。そこでシズクは助けるためにシズクを投げ飛ばし、生き残って城内に入っていたマルコが投げ飛ばされた彼女を受け止めました。

そしてシズクがカスミとマルコを助けた後、城が完全に崩壊してしまいました。城が崩れ去った後、シズクは例え孤独になっても後の世に生きる者達を助けろとカスミとマルコに伝え、死亡してしまいました。その後生き残ったカスミは少年と手を繋ぎ、彼の両親を探す果て無き旅へと歩み始めるのでした。こうして映画いばらの王King of thornは結末を迎え、静かに物語の幕が下りていくのでした。

ではここからは映画いばらの王King of Thornのあらすじにおいて結末まで登場するキャラクターとその声優の情報をまとめてネタバレ紹介していきます。まず最初にネタバレ紹介するのは主人公のカスミ・イシキです。主人公であるカスミはメガネとひ弱な性格が特徴の女子高生であり、メデューサの罹患者としてコールドスリープ計画に参加します。計画に参加したカスミは茨だらけの城で自身の本当の正体を知ることになっていきます。

そんな主人公のカスミを映画いばらの王King of Thornで演じたのは日本の女性声優である花澤香菜です。カスミを演じた花澤香菜は2003年にデビューした女性声優であり、大沢事務所に所属しています。花澤香菜は日本で屈指の人気を博す女性声優であり、｢僕は友達が少ない｣の羽瀬川小鳩や｢鬼滅の刃｣の甘露寺蜜璃などの人気キャラを多数演じています。また声優の他に花澤香菜は歌手や女優など幅広い分野で大活躍しています。

シズク・イシキとは映画いばらの王King of Thornのあらすじにおいて重要なキーパーソンとなるキャラクターです。映画いばらの王King of Thornに登場するシズクはカスミの双子にあたる女子高生であり、カスミと違って非常に明るい性格が特徴となっています。物語の最初にシズクはコールドスリープされたカスミと離ればなれとなります。しかしその正体はメデューサの適合者であり、茨だらけの城でカスミと再会を果たします。

そんなシズクを描いたいばらの王King of Thornで演じた声優は日本の女性声優である仙台エリです。シズクを演じた仙台エリとは1997年にデビューした日本の女性声優であり、2020年8月現在声優を育成する講師を行っています。そんな仙台エリは講師をしているだけあって声優として高い実力を持っており、｢Yes！プリキュア5｣のミルキィローズこと美々野くるみや｢遊戯王GX｣の早乙女ルイといった人気キャラを数多く演じてます。

マルコ・オーエンとは映画いばらの王King of Thornのあらすじにおいてシズクと同じく重要なキーパーソンにあたるキャラクターです。映画いばらの王King of Thornに登場するマルコは全身に入れたタトゥーが特徴のキャラクターであり、カスミと一緒にコールドスリープ計画に参加します。その正体はイギリス軍の少尉であり、科学研究会社ヴィナスゲートが行っているとされるバイオテロの調査をするために計画へ参加しました。

そんなマルコを映画いばらの王King of Thornで演じたのは日本の男性声優である森川智之です。映画いばらの王King of Thornでマルコを演じた森川智之とは1987年にデビューしたベテラン声優であり、2020年7月現在アクセルワンの代表取締役を務めています。森川智之はベテランともあって多数の人気キャラを担当しており、これまで｢遊戯王｣の城ノ内克也や｢ナルト｣の波風ミナトなどを演じています。

映画いばらの王King of Thornの主題歌となったのは｢EDGE OF THIS WORLD｣という曲です。主題歌となった｢EDGE OF THIS WORD｣はコールドスリープ計画に参加したカスミ達の希望や孤独といった様々な思いが非常に良く表現された曲となっており、映画の監督を務めた片山一良も映画にぴったりな曲だと高く評価しています。2020年8月現在でも高く評価される曲となっているので、ご興味がある方は是非一度ご視聴下さい。

上述でご紹介した映画いばらの王King of Thornの主題歌｢EDGE OF THIS WORD｣を歌ったのは日本の大人気女性歌手であるMISIAです。MISIAは力強い歌声が特徴の女性歌手であり、2020年8月現在アジアを代表する歌手の1人に数えられています。映画いばらの王King of Thornの監督である片山一良は力強い歌声で希望を抱かせるような歌手に主題歌を担当して貰いたいと考え、MISIAが起用されたと公式で公表されています。

映画いばらの王King of Thornに関する感想では良作だったといった感想が非常に多く寄せられていました。未知のウィルスを解決するために未来で目を覚ました少女達の姿を描いた映画いばらの王King of Thornは物語が進む度にだんだんと真実が明かされていくSF作品であり、全世界で非常に高く評価されています。またその物語の面白さから2020年8月現在も屈指の人気を誇っています。

映画いばらの王King of Thornに関する感想では原作漫画も面白いといった感想も多く寄せられていました。本記事でご紹介した通り、映画いばらの王Kinf of Thornは同名漫画を原作に制作された作品です。しかし映画と原作漫画では少し設定などが違っており、それぞれに多くの魅力が詰まっています。そのためか漫画版のいばらの王King of Thornも映画と同様2020年8月現在まで高い人気を博し続けています。

映画いばらの王King of Thornに関する感想では内容が難しいといった感想も寄せられていました。映画いばらの王King of Thornは非常に高い人気を博す映画作品となっているものの、最初から結末まで集中して見なければあまり理解出来ない内容となっています。そのため軽く見る映画としては相応しくありません。なのでもし本作を見る際はたくさん時間がある時にご覧になった方がいいでしょう。

本記事ではアニメ映画いばらの王King of Thornについて結末までのあらすじや登場キャラクターなどをまとめてネタバレ紹介しました。映画いばらの王King of Thornは2020年8月現在も全世界で非常に高く評価されている大人気作品であり、一度見て損は無いでしょう。もし見ようかお考えの方は是非本記事をご参考にして頂き、一度映画いばらの王King of Thornをチェックしてみて下さい。