2018年07月03日公開
2018年07月03日更新
カイジ(漫画)を読む順番でおすすめは?シリーズ一覧とあらすじも紹介
カイジは多くのシリーズが刊行されている大人気ギャンブル漫画作品です。萩原聖人さんがカイジの声優を務めたアニメや、藤原竜也さんがカイジを演じた実写版も作られるなど、多くのファンを抱える人気作品と言えます。しかし、シリーズがいくつか刊行されているため、本屋さんや漫画喫茶に行っても、どういう順番で読んだらいいのかわからない人も多いでしょう。そこで、この記事ではカイジを読む順番のおすすめと、シリーズ一覧のあらすじをまとめました!
目次
- カイジ(漫画)を読むおすすめの順番は?シリーズ一覧とあらすじも紹介!
- 順番その1.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博黙示録カイジ
- 順番その2.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博破戒録カイジ
- 順番その3.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博堕天録カイジ
- 順番その4.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博堕天録カイジ和也編
- 順番その5.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博堕天録カイジワン・ポーカー編
- 順番その6.カイジ(漫画)のスピンオフ作品・あらすじ:中間管理録トネガワ
- 順番その7.カイジ(漫画)のスピンオフ作品・あらすじ:1日外出録ハンチョウ
- 順番その8.カイジ(漫画)のスピンオフ作品・あらすじ:1日個室録ヌマカワ
- カイジ(漫画)シリーズをおすすめの順番で読んで楽しもう!
カイジ(漫画)を読むおすすめの順番は?シリーズ一覧とあらすじも紹介!
人気漫画作品であるカイジはアニメ化や映画化を果たしているため、気になる人も多いでしょう。しかし、タイトルがいくつかあって、どれから読んでいけばいいのかわからないという人も多いはずです。カイジは時系列順に刊行されているので、最初から順番に読んでいくのがおすすめです。そこで、シリーズのあらすじを順番にまとめて紹介しています。
順番その1.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博黙示録カイジ
まずはシリーズの始まりである『賭博黙示録カイジ』から読みましょう。賭博黙示録のあらすじは大きくふたつに別れています。まずは『限定ジャンケン』を題材にした、エスポワール号を舞台としたあらすじ。そして、鉄骨渡りを行うことになるスターサイドホテルでのあらすじです。順番に紹介していきます。
生き残りを賭けた限定ジャンケンの勝負!
シリーズ最初のゲームとなる限定ジャンケンのあらすじです。高校を卒業後に上京したものの、就職せずにフリーターとして自堕落な日々を送っていたカイジ。バイト先の知人・古畑の借金の保証人になってしまったことをきっかけ、法外な借金を背負うことになりました。金融業者の遠藤に誘われて、借金一括返済のチャンスを掴むために、フランス語で『希望の船』を意味するエスポワール号へと乗り込みます。
エスポワール号の船内で行われるのは、カード12枚を使った『限定ジャンケン』というゲームでした。『帝愛グループ』という名の大手金融業者が裏で取り仕切るギャンブルです。見事勝つことができれば、借金は帳消しにできる反面、負ければ命の保証はないというデスゲームでした。会場を取り仕切る利根川へ反発する参加者たちでしたが、それを一喝する利根川。カイジたちは限定ジャンケンをする以外に道はありませんでした。
限定ジャンケンが始まると、船井という男がカイジに近寄ってきました。船井が提案した八百長に乗ったカイジでしたが、ものの見事に騙されます。窮地に立ったカイジの目に飛び込んできたのは、借金のきっかけとなった古畑でした。カイジは古畑に加え、安藤という男を仲間に引き込み、限定ジャンケンを共に戦っていくことになります。
限定ジャンケンのカードには枚数制限があります。そこに目を付けたカイジは、会場に多く余ったチョキに勝つために、グーを独占する計画を立てました。順調にグーを集めるカイジたちでしたが、独占計画は北見という男も企んでいました。カイジたちの動きに気付いた北見は、それを逆手にとってカイジたちを窮地に貶めました。しかし、カイジも逆境を利用することで北見から星を奪います。
ゲーム終盤になると、カイジたちはいよいよ集めたカードを使って勝負に出ようとします。しかし、他の参加者たちの疑心暗鬼で、限定ジャンケンは停滞していました。その状況で動いたのは、はじめにカイジをだました船井でした。船井はカイジを再び貶め、自分が勝利するのに有利な状況を作ろうとします。しかし、カイジからの反撃にあい、船井自身も窮地に立ちます。最終的にカイジにやぶれた船井は星を献上することになりました。
見事規定の星を集めたカイジでしたが、カードの残数のせいで脱落することになります。仲間が勝利した後に助けてくれることを信じるカイジでしたが、安藤たちはカイジを救いませんでした。敗退者部屋で一緒になった石田も同じように仲間に裏切られた人物でした。カイジは機転を利かせてそこを脱出すると、裏切った奴らを殴ります。そして、手に入れたお金で半ば自棄気味に石田を救い、エスポワール号を降りるのでした。
石田さんが落ちた鉄骨渡り
エスポワール号の勝負から4か月後、カイジはコンビニでバイトをしていました。そこへ遠藤が現れて新しいギャンブルの機会を与えます。ギャンブルのことを知ったバイト仲間の佐原もカイジについていきます。会場となるスターサイドホテルに着いたカイジたちは、エスポワール号で知り合った石田の姿を見つけました。覚悟を決めたカイジは再び、勝負の世界に足を踏み入れます。
ギャンブルの種目は『鉄骨渡り』でした。地上10メートルのところを渡された、幅が10数センチしかない鉄骨を渡るゲームです。落下すればただでは済みません。まずは人間競馬が行われました。これは、鉄骨を渡った先着のふたりに報酬がわたされるものです。参加者よりも鉄骨が少ないため、人が殺到します。観衆達は「押せ」と参加者同士のつぶし合いを一斉にコールするのでした。
カイジは押そうとしますが、良心の呵責からそれができません。しかし、最初のひとりが始めると、その後は参加者同士の押し合いとなります。カイジはその中でも押さないことを貫き、最終的には鉄骨に手をついてしまい失格となりました。結果的に1位と2位になったのは佐原と石田です。
賞金を要求する佐原たちですが、あくまで余興に過ぎないと利根川は言いました。本番は22階という高層での鉄骨渡りです。しかも、これには電流が流れるようになっています。落下すれば命はありません。この命がけのゲームでは落下死するものが相次ぎ、最終的にはカイジ、佐原、石田だけになりました。
しかし、石田もカイジに動揺を与えないよう、無言のまま落下します。同じく、ゴールに手を掛けた佐原も、窓を開けた時の空気圧によって発生した強風に煽られて落下しました。無事に鉄骨を渡り切ったのはカイジただひとりだけでした。
実写映画版でも白熱したEカード
利根川のもとにたどり着いたカイジですが、もうひとつのゲームに参加することを要求されます。それが『Eカード』です。劇場版でも取り扱われたこのゲームは「皇帝」「市民」「奴隷」の3種類のカードを互いに所有し、交互にカードを出して奴隷が皇帝を倒すことを狙う心理ゲームでした。ベットする金のないカイジは、目と耳のどちらかを犠牲にすることを提案されます。
耳に特殊な器具をつけられたカイジは、負ければ借金と鼓膜の破壊という状況。対して利根川は負ければ土下座するという条件を飲み、勝負となりました。勝負は利根川有利で進みます。違和感を覚えたカイジは耳に付けた器具に何か仕掛けがあることを見抜きました。そして、トイレに席を立つと、鏡に頭を叩きつけて血を流して戻ってきました。
カイジの様子を見て利根川は耳の機械から心拍数を図っていることに気付き、怪我をして体を異常な状態にしているのだと考えました。しかし、カイジは実は左耳をそぎ落とすほどの大怪我をしていました。利根川の予想を上回る狂気的な作戦を実行したカイジは最後の勝負に勝ち、見事2000万円の賞金を手に入れました。
兵頭会長の恐ろしさが際立つティッシュ箱くじ引き
カイジの要求通り、利根川は土下座をしました。それは、熱した鉄板の上で10秒間の土下座をするという過酷な罰でした。カイジはその様子を見て、本当に倒すべきは利根川ではなく、帝愛グループ会長である兵頭だと痛感します。これまで煮え湯を飲まされてきた帝愛グループへの怒りと死んでいった仲間のために、カイジは兵頭に勝負を挑みました。
兵頭との勝負は『ティッシュ箱くじ引き』というゲームです。これは当たりくじを先に引いたほうが勝ちという実にシンプルなものでした。カイジは思い付きを装ってこのゲームを提案しますが、実はティッシュ箱の構造を利用した仕掛けを施していました。
カイジは賞金として得た2000万円に加えて、自分の指1本を2000万円とした4本の指を賭けます。兵頭も1億円を賭けました。仕掛けがあるため勝利を確信するカイジでしたが、兵頭にはその仕掛けは看破されていました。さらに兵頭が当たりくじに目印をつけていたことに気づけなかったカイジは完敗します。賞金と左手の指を4本を失ったのでした。
順番その2.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博破戒録カイジ
続いてふたつ目のシリーズとなる『賭博破戒録カイジ』を紹介します。賭博破戒録では地下のチンチロ対決と沼といわれるパチンコが主なエピソードです。どちらも大変人気があります。特にチンチロ対決に出てくる班長・大槻はスピンオフシリーズの主役となっているほどです。
強制労働施設で地下チンチロの大勝負!
兵頭との戦いに敗れたカイジは、耳や指の接合手術のために借金を1000万円に増やしていました。逃亡生活を送っていたカイジ自ら、勝負の場所を紹介するよう遠藤に依頼します。しかし、「チャンスは2回まで」と勝負の場所は提供されず、カイジは拉致られて帝愛グループの管理する地下の強制労働施設で15年間働くことを要求されました。
過酷な地下での労働から脱出したいカイジは、施設の勤労奨励オプションとして支給される「一日外出券」に目を付けました。施設内の給料の半年分にあたる50万ペリカを貯めるために節約を始めますが、班長である大槻の誘惑で、すぐに頓挫してしまいます。実は大槻は賭博の胴元であり、カイジを賭博場へ引き込むという狙いがありました。
賭博場で行われるのは『チンチロリン』でした。丼に3つのサイコロを振り、出目によって取り分が変わるゲームです。ペリカを使い果たしていたカイジは大槻に借金をしてこの勝負に挑みました。慎重に勝ちを重ねていてくカイジでしたが、勝負どころの親番で大惨敗を喫してしまいます。カイジは地下労働施設においても借金を背負うことになるのでした。
毎月の給料9000万ペリカのうち、半分を大槻に持っていかれる状況にくじけそうになるカイジですが、同じ境遇に苦しむ三好との出会いで希望が生まれます。三好が取っていたメモにはチンチロの履歴が記されていました。それを見たカイジは大槻が不正を働いていることを確信します。「45組」という同じ境遇の者たち5人が集まり、大槻にリベンジ戦を挑むために極貧生活を耐えました。再び、大槻とのチンチロ勝負に挑みます。
ギャラリーの見守る中、行われたカイジたちの勝負は地味なものでした。しかし、大槻の親番となるところで、カイジたちは勝負に出ます。突然の50万ペリカ全力張りを仕掛けたのです。もともとの上限2万ペリカと比べても破格でした。カイジは大槻が不正サイコロを利用してくることを確信していました。そのことに感づいた大槻も慎重になります。しかし、最終的には不正サイコロはカイジの手によって明るみになりました。
大槻は慌てて言い訳を始めます。周囲は納得しませんが、助け船を出したのはカイジでした。そして、条件としてカイジたちにも不正を利用することを許可させます。カイジの狙いは自作のイカサマサイコロを使うことでした。すべての面が1となったサイコロでピンゾロを出し5倍を支払わせます。さらに親番のルールを利用した倍付で、45組は1800万ペリカを稼ぐことに成功しました。
カイジシリーズの中でも屈指の人気エピソードとなった沼
大槻に勝ったことで外出する権利を得たカイジは、45組を救うための6000万円を手に入れるため、裏カジノを巡ります。制限期間である20日以内になんとかしないといけないと焦るカイジは、大勝負をするためのパートナーを探していた坂崎という男と出会います。協力することになったふたりが標的としたのは帝愛グループが運営する裏カジノにある『沼』と言われるパチンコでした。
一玉4000円という破格であり、ジャックポットに入れば5億円を吐き出すという沼は3つの関門を持つ難攻不落のパチンコ台でした。坂崎は用意した5000万円を用いて沼に挑みます。坂崎の作戦は磁石を使ったゴトというシンプルなものでした。しかし、裏カジノ店長である一条の指示や、磁石に反応しない真鍮の玉が使われていたことから坂崎は敗北します。600万円だけを残すふたりですが、カイジは沼攻略の算段を立てるのでした。
利根川の失脚により、負債を抱えた遠藤。カイジは遠藤に接近して資金を調達します。そして坂崎は600万で再び沼に挑みました。あっさりと資金が尽きた坂崎は癇癪を起して暴れます。しかし、これはカイジたちの作戦でした。一条はこの違和感に気付き、店長室に忍び込んでいたカイジを捕えます。金を直接盗みに来たと思われたカイジは制裁を受けました。一件落着となった一条でしたが、カイジの本当の狙いは果たされていました。
カイジは釘の調整に使われるゲージ玉を、大きなものにすり替えしていました。これにより、第一関門である釘の森は用意にすり抜けられます。カイジたちの仕掛けはこれだけではありませんでした。坂崎が暴れたことにより壊れた沼ですが、修理業者に依頼して一定時間後に機能不全を起こすように仕組んでいたのです。これにより第二関門であるゲートも突破します。
第三関門であるクルーンには当たり入らないようにするための傾斜が付けられていました。そのままでは入らないと踏んだカイジは、土建屋だった坂崎を利用して、裏カジノごとビルを傾けるという大掛かりな仕掛けを施していました。クルーンには玉が溢れ、エアーシューターによる妨害もされますが、遠藤から借りた追加資金と坂崎が持ってきた金で、カイジはついにジャックポットを掴むのでした。
7億という大金を手に入れ祝杯を掲げるカイジたちでしたが、目を覚ますと遠藤と金が消えていました。遠藤は利息として金の大半を奪っていきました。カイジに残されたのは6000万円でした。45組の仲間を解放すると、カイジの手元には金は残りませんでしたが、カイジは仲間との再会を喜ぶのでした。
順番その3.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博堕天録カイジ
『賭博堕天録カイジ』からはギャンブルの題材となるゲームがより複雑になってきます。変則麻雀が出てくるシリーズなので、麻雀の知識がないと面白さがわかりづらいかもしれません。
麻雀を知らない人にはわかりづらい変則麻雀「17歩」
沼との勝負に勝ち、借金も帳消しとなったカイジでしたが、目標を失って再び自堕落な生活を送っていました。沼で共闘した坂崎の家で居候となっていましたが、愛想を尽かした坂崎から手切れ金300万円を渡され、出ていくように言われます。そんな時、地下施設での45組の仲間である三好たちと再会します。裏カジノの社長・村越に金を巻き上げられたという三好たちのため、カイジは坂崎からの300万円を元手に勝負に挑みます。
村越との勝負は『地雷ゲーム・17歩』という変則麻雀です。最初こそ三好たちからのサインを当てに勝利を確信していたカイジでしたが、三好たちの裏切りにより、カイジは窮地に立たされます。実は三好たちはカイジが沼で得た大金を狙ってこの勝負をカイジに持ち掛けていたのでした。その金は遠藤に奪われたのでカイジには300万円しかありません。レートは億を超えるほどに高騰していきました。
カイジはその場に偶然いた兵頭の息子・和也に身体を担保として借金をします。トイレに立ったカイジですが、それをチャンスと村岡は卓上の配を盗み見ました。そこからカイジの手配を逆算する村岡でしたが、村岡はカイジの策略にハマっていました。カイジの偽装によって手配を読み違えた村岡は麻雀で敗北し、カイジは4億8千万円という大金を手に入れました。
順番その4.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博堕天録カイジ和也編
『賭博堕天録カイジ和也編』は村岡との変則麻雀の後から始まるシリーズです。今までのシリーズの変化と違って劇中の時間が大きく経過しているわけではありません。和也との長い戦いの始まりとなるシリーズです。
人間のエゴがむき出しになる友情確認ゲーム「救出」
村岡との決着後、カイジは和也に勝負を挑まれます。帝愛グループ傘下のレストランへと移動したふたり。そこでは非人道的なショーが繰り返し行われていました。和也は小説家と評価されるため、極限状態の人間の心理を描きたいと考えている男でした。そのための「取材」と称して和也は非道なギャンブルを行ってきたのですが、カイジはそんな和也を全否定します。怒った和也は友情確認ゲーム「救出」を始めます。
友情確認ゲーム「救出」は人のエゴイズムを試すゲームです。ゲームの参加者は会社の経営者である光山と、その外国人労働者であるマリオとチャンの3人です。強い絆を見せていた3人を和也はゲームの題材として人間のエゴをあぶりだそうと考えていました。疑心を煽る和也でしたが、ゲームは終盤までもつれます。
最終的には光山が疑心や保身のために従業員ふたりを犠牲とする選択をします。それを救ったのがカイジでした。そんなカイジを和也は偽善のパフォーマンスではないのかと、疑います。本当に救いたいのであれば7000万円を払うことを要求し、カイジは異を唱えながらもふたりを救いました。カイジのこの行動に和也は激怒します。直接カイジを潰すために『ワン・ポーカー』という勝負をすることになりました。
順番その5.カイジ(漫画)のシリーズ一覧・あらすじ:賭博堕天録カイジワン・ポーカー編
『賭博堕天録カイジワン・ポーカー編』はカイジと明確に対立した和也が直接対決を挑むシリーズです。和也編と合わせると約10年、カイジと和也のエピソードが続いたことになります。
和也との直接対決となったワン・ポーカー
帝愛グループの倉庫に移動したふたりは、和也考案の変則ポーカーで対戦します。序盤は優勢だったカイジですが、和也のブラフに引っかかって窮地に立ちます。それを救ったのは友情確認ゲームでカイジが助けたマリオとチャンでした。その後の和也の不自然な行動にイカサマを疑ったカイジは、隠しボックスを発見します。ふたりはイカサマ込みの戦いを続けます。
最終的にカイジは勝利を収めて24億円という大金を得ました。24回戦に及ぶ死闘でした。その後敗者となった和也は処刑されますが、カイジたちは和也をも救出しました。無事に賞金を持ち帰るために帝愛の目から逃れる『24億脱出編』へと続いていきます。
順番その6.カイジ(漫画)のスピンオフ作品・あらすじ:中間管理録トネガワ
『中間管理録トネガワ』はカイジの初期に登場していた利根川を主役としたスピンオフ作品です。利根川の任務は帝愛グループの会長である兵藤の退屈を紛らわすことです。利根川は11人の黒服(部下)を集めて「チーム利根川」を結成しました。会長のために余興を計画する利根川たちに、さまざまな危機が訪れ、奮闘してゆく物語です。
中間管理録トネガワは6巻まで発売されており、2018年7月にはアニメ化も決定している人気作品です。カイジの世界観を壊さずに描かれる物語がファンから好評を得ています。
順番その7.カイジ(漫画)のスピンオフ作品・あらすじ:1日外出録ハンチョウ
『1日外出録ハンチョウ』は地下施設でカイジとチンチロ対決をした大槻が主人公のスピンオフ作品です。カイジ本編でも重要なアイテムであった一日外出券を使って、地上へ出た大槻の様子が描かれている作品です。あらすじは、地上へ出た大槻が飲み食いを楽しむというもの。飯テロ漫画と謳われている作品です。単行本は3巻まで発売されています。
順番その8.カイジ(漫画)のスピンオフ作品・あらすじ:1日個室録ヌマカワ
『1日個室録ヌマカワ』は大槻班長の側近である沼川にスポットを当てた読み切りスピンオフです。あらすじは「一日個室券」を手に入れた沼川が、地下労働施設内にある旅館のような個室でカラオケなどを楽しむというものです。24時間自由に使えて、15万ペリカの対価が必要という設定です。
カイジ(漫画)シリーズをおすすめの順番で読んで楽しもう!
以上、カイジのシリーズを順番に紹介しました。時系列に繋がっているシリーズ作品なので、順番に読んでいくのが一番でしょう!特に初期の作品はファンからの評価が高く、実写化やアニメ化もされているエピソードなので、カイジを語る上では外せません。福本作品の魅力にハマったらスピンオフや他の漫画作品も読んでみましょう!