【ワンピース】ルフィのモデルとなった人物はアレクサンダー大王?共通点を考察

ワンピースのルフィにモデルとなった人物がいると言われているのはご存じでしょうか?その人物とは古代ギリシャに実在したとされている、マケドニア王国の王子であるアレクサンダー大王。敵陣の関係者にも誠意を尽くしたり、危険な場所にも自ら先陣切って飛び込む姿など、ルフィと共通点が多いと話題になっています。この記事では、そんなアレクサンダー大王の特徴をルフィと照らし合わせ、実際にルフィのモデルになっている人物なのかを考察していきます。

【ワンピース】ルフィのモデルとなった人物はアレクサンダー大王?共通点を考察のイメージ

目次

  1. ルフィとは?
  2. ルフィのモデルとなった人物はアレクサンダー大王?
  3. ルフィとアレクサンダー大王との共通点を考察
  4. ルフィの仲間たちやシャンクスのモデル
  5. ルフィのモデルに関する感想や評価
  6. ルフィのモデルまとめ

ルフィとは?

ワンピースの作品情報

アレクサンダー大王がモデルではないかと注目されている主人公『ルフィ』が活躍する作品"ワンピース"。ワンピースは集英社が発行している週刊誌『週刊少年ジャンプ』の大人気ファンタジー漫画です。海賊王になることを夢見る少年ルフィがゴムゴムの実の能力を使い、様々な海賊や、海賊を取り締まる組織海軍と対峙していきます。

また旅先で出会う仲間達との交流を通して成長していく姿も描かれている、海洋冒険バトル漫画です。現在はワンピースのストーリーが始まった2年後の世界『新世界編』が連載中。今回はそんなワンピースの主人公ルフィのモデルとなったと言われているアレクサンダー大王の特徴や人物像などの共通点を踏まえながら、本当にルフィのモデルがアレクサンダー大王なのか考察していきます。

ワンピースの概要

ワンピースは漫画家の尾田栄一郎によって描かれている海洋冒険バトル漫画。漫画が始まったのは1997年で現在まで20年以上にも渡って週刊少年ジャンプで連載されています。その人気は日本だけに留まらず、国外でも7000万部以上発行されるほどの熱狂ぶりを見せています。また1999年からアニメ化もされており、40カ国以上の国でアニメ版ワンピースが視聴されています。

ワンピースは『最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ』としてギネス世界記録にも認定されており、その人気は現在も留まるところを知りません。また単行本コミックだけではなく、オリジナルシナリオや劇場版ワンピースのストーリーが描かれた小説も発行されており、漫画派・小説派共に楽しめる大人気作品です。

ワンピースのあらすじ

イーストブルーのフーシャ村で育った海賊に憧れる少年ルフィ。幼いルフィはある日"赤髪のシャンクス"と呼ばれる海賊と出会います。ある日山賊と怪物から命を救ってもらったルフィは彼との別れの日「俺の大切な帽子だ、いつかきっと返しに来い。立派な海賊になってな」と麦わら帽子を渡されます。ゴムゴムの実の能力を身につけ、10年の月日を経たルフィは海賊王になってシャンクスに帽子を返すために大海原に駆け出すのでした。

ルフィのプロフィール

ルフィのフルネームは『モンキー・D・ルフィ』。フーシャ村で育った活発な性格の17歳の少年です。シャンクスから預けられた麦わら帽子と、左目の下にある傷がトレードマークのゴムゴムの実の能力者で、全身がゴムのように伸びるゴム人間です。信念を通したり仲間を大切にする姿から、旅の先々で出会う多くの人物を引きつける魅力を持っています。

ワンピ-スの作品内でも群を抜く楽観主義者・お調子者で、記憶力が悪く以前戦った相手のことを忘れてしまうこともしばしば。海賊王ゴールドロジャーを知る様々な人物から、ロジャーに似ていると受け取られることがよくあります。自身が立ち上げた"麦わら海賊団"の船長で、趣味は冒険と宴。誕生日は5月5日で身長172cmの血液型はF型。好きな食べ物は肉全般で、嫌いな食べ物はある店のチェリーパイです。

ルフィのモデルとなった人物はアレクサンダー大王?

ルフィのモデルはアレクサンダー大王だと話題に

ネットの考察でルフィのモデルはアレクサンダー大王では?といった意見が多く飛び交っています。その理由の1つがアレクサンダー大王の配下である『アンティゴノス』という人物がゾロに似ているという共通点です。超新星編では両目が健在だったゾロですが、新世界編が始まった際には左目に傷ができており、隻眼になっていました。

アンティゴノスも隻眼の将軍であると同時に、アレクサンダー大王の死後に後継者となるほど信頼を置かれていた人物です。そういった点からゾロのモデルになった人物という考察も多く上がっており、ルフィのモデルがアレクサンダー大王という結論に結びつける要素の切り札として大きく影響しています。

またルフィのモデルがアレクサンダー大王と前提する理由が"エメラルド"という単語にあります。アレクサンダー大王は『エメラルド・タブレット』というとても希少価値のある板を発見した人物の1人とされています。

ヘルメス文書の中で最も有名でごく短い書物であるエメラルド・タブレットという錬金術の原理にして極意である文章が彫られたエメラルドの板があって、これを発見したと伝えられてる人物が3人くらいいるんだけどその内の一人がルフィのモデルじゃないかって言われてるアレクサンダー大王なんだよな。作中にちょうどエメラルドの都なる言葉も出てきてるし気になるんだよね…元ネタ見る限り本当にエメラルドで造られた都市ではないかもだけど

それと同じくワンピースの作中でも、『エメラルドの都』という在るか分からない場所を否定するベラミーに対して、ルフィがもの言いたげな顔で眺めるシーンがあります。この描写はルフィがエメラルドの都(エメラルド・タブレット)を見つける伏線なのでは?と考察されています。

そしてルフィの誕生日の星座が牡牛座というのもアレクサンダー大王がモデルとされている由来であるとされています。アレクサンダー大王の生涯を題材とした伝記で『アレクサンドロス・ロマンス』というものがあります。その話の中ではアレクサンダー大王の愛馬の頭に牛の角の模様があったとされていたり、角の生えた兜をかぶっていたと伝えられていることから、牛についての関わりが深くイメージされています。

大きな黒い馬で、額の星(ウマの額にある毛模様)が牛の角の形であったことから「ブーケパロス(雄牛の頭)」(古希: βούς[ブース、意:牡牛〈古希: βούになると「牝牛」の意〉]+古希: κεφαλή[ケパレー、意:頭])と呼ばれた。牡馬であったとされているが、語尾変化を論拠に牝馬であったという説もある。また、伝説では星ではなく角が生えていたともいわれ、ポンペイ遺跡から出土した壁画にも角が描かれている

以上のような共通点から、ルフィのモデルがアレクサンダー大王なのではないかと考察している声が多くあります。またルフィの性格や特徴にもアレクサンダー大王との共通点が多くあるので、そちらについては『ルフィとアレクサンダー大王との共通点を考察』の項目で詳しくご紹介していきます。

アレクサンダー大王はどんな人物?

アレクサンダー大王はまたの名をアレクサンドロス3世といい、古代ギリシャのアルゲアス朝マケドニア王国の王で、紀元前356年からの33年間実在していた人物です。王族として生まれ、20歳で父から王位を継承。戦いで敗れたことは無く、30歳までの間でギリシャからインド北西にかけて大帝国を設立した人物と伝えられています。

その際にアレクサンダー大王の名前が由来となった土地も多く、現在のエジプトに実在している都市『アレクサンドリア』が特に有名です。ルフィのモデルとなったというだけあり、交友関係も広く、敵陣の関係者にも情を見せるなど人情味のある人柄がうかがえるエピソードが多数伝承されています。また、その最期は感染症、酒の暴飲、暗殺で亡くなったなど様々な説が浮上しており、明確な原因は判明していません。

ルフィとアレクサンダー大王との共通点を考察

共通点①砂漠の国との友好関係

当時、ペルシャ王国に過酷な支配を受けていたエジプト。そんなエジプトに、前年ペルシャとの戦いに勝利していたアレクサンダー大王が訪れ、ペルシャ王国からの支配を解放させます。ペルシャに苦しめられていたエジプトは救世主アレクサンダー大王に、皇帝の称号"ファラオ"を送りました。

一方ルフィも、クロコダイルに乗っ取られそうになっていたアラバスタ王国を救出したという共通点があります。その後ルフィ達がアラバスタ王国から立ち去る際に、王女であるビビがルフィ達に向けて言った名セリフ「いつかまた会えたら‼もう一度仲間と呼んでくれますか⁉」のシーンが記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?

共通点②宴好き

ことあるごとに宴を開いていたとされるアレクサンダー大王。同じくルフィも作中で大きな戦いの後に宴を開いてるシーンが多々あります。またアレクサンダー大王は宴の席で友人クレイトスと一悶着起こしてしまったことがあるとされており、ワンピースのウィスキーピーク編でのルフィも、腹一杯に食事をさせてくれた街の人(敵)を粛正したゾロに本気で対峙した姿が描かれています。

共通点③右腕的存在が片目

アレクサンダー大王は自分の死後、後継人とするほどの信頼を置いていたアンディゴノスという人物がいました。その片腕とも呼べる人物の特徴が隻眼。ルフィの初めての仲間であり、同じく片腕とも呼べるほどの信頼を置いているゾロも、新世界編で隻眼の姿となって登場している点が大きな共通点と言えるでしょう。

共通点④毒への耐性ができた

ある日、体調が優れなかったアレクサンダー大王が医者に薬の処方を頼んだところ、その医者が敵国に寝返っており薬に見せかけ毒を盛っていたという出来事がありました。しかし数日間熱で床に伏せただけで、むしろその後毒に対しての耐性がついたとされています。

ルフィも、インペルダウン編でドクドクの実の能力者マゼランに大量の毒攻撃を受けた事があり、それがきっかけで毒への耐性がつきました。パンクハザード編のシーザーとの戦いでは、マゼランとの戦いのおかげで毒の効果が効きにくくなったとルフィが発言しています。

共通点⑤普通の人には聞こえない声が聞こえる

イスラム語の聖典である"コーラン"には「神の声を聞くことのできる"二本の角を持てる者"」という記述があます。イスラム教が深く信仰されているアラブ周辺地域において、「善き英雄」と認識されることが多いアレクサンダー大王。角が装飾された兜を被っていたと言われていることからも、この"二本の角を持てる者"とはアレクサンダー大王のことを指しているのではないかという見方が強まっています。

ルフィも魚人島編のシーンで魚人島に落下しそうになった巨船"ノア"を破壊しようとした時に海王類達の声が聞こえていました。このように、アレクサンダー大王とルフィは普通の人には聞こえない声を感知できる共通点が描かれています。

共通点⑥女帝と友好関係にある

王下七武海の紅一点のであり、女ヶ島の女帝ハンコックがルフィの事を溺愛し、友好的に見ているのはワンピース読者には周知の事実。それと同じくアレクサンダー大王もインドに向かう途中で、女性だけで構成されている部族アマゾネスに出会い、その頂点に立つ女帝と友好的な関係を持っていたという記録が残されています。

共通点⑦女に興味が無い

『英雄色を好む』という格言があるように、大きな成果を出した者は女性に対しても積極的な姿が見られます。しかしアレクサンダー大王とルフィは色事に興味が無い人物として描かれており、そういった点もアレクサンダー大王がルフィのモデルなのではないかと考察されている理由です。

ルフィは、求愛してきたハンコックに目もくれないどころか、彼女のメロメロの実の能力さえも効かないほどの色事への無関心さを見せています。アレクサンダー大王においても、実は男色家だったのではないかと言われるほど女性との関係がなかったと言われています。

ルフィの仲間たちやシャンクスのモデル

ロロノア・ゾロのモデル

ゾロのモデルと言われている人物は主に2名います。1人はアレクサンダー大王の配下である『アンティゴノス』。アレクサンダー大王の右腕と呼ばれていることや、隻眼の特徴が一致しています。そして2人目は『フランソワ・ロロネー』。1660年代にカリブ海で活躍し、"フランシス・ロロノア"と表記されることもあります。

ウソップのモデル

ウソップのモデルは見た目と名前でモデルが異なります。まず見た目は童話の物語に出てくる『ピノキオ』。嘘をつく度に鼻が伸びていく人形です。そして名前のモデルは『イソップ童話』から。ウソップの特長である嘘をつく癖は、イソップ童話の"オオカミ少年"からとっているのではとファンの間で考察されています。

サンジのモデル

サンジのモデルになっている人物はアメリカの俳優・映画監督の『スティーブ・ブシェミ』です。ワンピースの漫画68巻で作者の尾田栄一郎が公言しています。また名前はコックという職業にも関連する「3時のおやつ」からとられています。

シャンクスのモデル

シャンクスのモデルではないかと考察されている人物は2人おり、その1人が『バルバロッサ・ハイレディン』です。その昔ギリシャ・トルコ・シリア周辺にあった"オスマン帝国"の提督(海軍の司令官や上官)で、現在の北アフリカ周辺を指す"バルバリア"地域の中でもヨーロッパ人が最も恐れた海賊だと言われています。

また、赤髪で顔に傷があることと、尾田栄一郎がるろうに剣心の作者である和月伸宏のアシスタントをしていた経歴があることから、ワンピースファンの間では『緋村剣心』がシャンクスのモデルではないかという意見も出ています。

ルフィのモデルに関する感想や評価

アレクサンダー大王の歴史に見立ててストーリーを考察

アレクサンダー大王がモデルだと考察される事の多いルフィ。そのため、アレクサンダー大王のエピソードを模したと思われるシーンが作中でも多く見られています。アレクサンダー大王が辿った道のりや出来事を参考にすると、今後のワンピースの展開が予想できるのではと話題になっています。

ルフィのモデル考察がネットで話題

既存の概念に捕らわれずに、自分の意思を大切にしているルフィ。その勇敢で前進的な姿が、日本を改革する立役者になった坂本龍馬に重なるという意見も出ています。ワンピースの登場人物は複数のモデルがいることも多いので、読者・ファンの間でアレクサンダー大王以外にもルフィのモデルが考察され楽しまれています。

アレキサンダー大王がモデルのキャラ・作品がルフィ以外にもいる

"良き英雄"として伝承されているアレキサンダー大王。ルフィ以外にも多くの映画や漫画のキャラのモデルとして起用されています。仲間思いで楽観的なキャラとして描かれているルフィと、他の作品で採用されているアレキサンダー大王のイメージを比較して楽しむことができます。

ルフィのモデルまとめ

アレキサンダー大王がルフィのモデルと言われている理由を、アレキサンダー大王の逸話やワンピースの作中に出てきたエピソードに照らし合わせ実証・考察してきました。ワンピースの物語や身近なキャラにもアレキサンダー大王に関連する部分が多く、信憑性が高い結果となっています。今後も怒濤の展開が期待されているワンピース。アレキサンダー大王の歴史を覗きながら物語を見ていくと、新しい発見や一層作品を楽しめるでしょう。

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