キャプテン翼の名言・セリフまとめ!名作サッカー漫画の心に残る名シーンは?

スポーツ漫画の名作の一つである『キャプテン翼』には、だれもが感動する名シーンや名セリフが多くあります。「ボールはともだち」という『キャプテン翼』の一番有名な名セリフは『キャプテン翼』の名言集には必ず入る逸品と言われているようです。それまでサッカー漫画はヒットしないといわれたにもかかわらず大ヒットした『キャプテン翼』は、日本サッカー界の立役者ともいわれています。そんな日本はもとより、世界のプロサッカー選手までが名作と称賛するサッカー漫画の『キャプテン翼』の心に残る名シーンや名言などをご紹介します。

キャプテン翼の名言・セリフまとめ!名作サッカー漫画の心に残る名シーンは?のイメージ

目次

  1. キャプテン翼とは?
  2. キャプテン翼の名セリフや名シーン・名言集~大空翼編~
  3. キャプテン翼の名セリフや名シーン・名言集~日向小次郎編~
  4. キャプテン翼の名セリフや名シーン・名言集~その他~
  5. キャプテン翼に関する感想や評価
  6. キャプテン翼の名言まとめ

キャプテン翼とは?

少年漫画のジャンルの一つに、スポーツを焦点とした漫画があります。古くは野球漫画の『巨人の星』やボクシング漫画の『あしたのジョー』などが有名です。1981年に、それまで「サッカー漫画はヒットしない」と言われてきた歴史を転覆させる漫画が登場しました。それがサッカー漫画の大ヒット作品である『キャプテン翼』です。

時代が『キャプテン翼』のヒットに絶妙のタイミングでマッチしたと、漫画評論家たちが分析しています。『キャプテン翼』の連載が始まった1980年代はまだJリーグは存在せず、サッカーがマイナースポーツとして「冬の時代」とも言われていた頃でした。『キャプテン翼』の作者の高橋陽一は1978年のFIFAサッカーワールドカップをテレビで見て感動したことが、『キャプテン翼』を生むもとになったと語っています。

キャプテン翼の漫画の概要

『キャプテン翼』は1981年、『週刊少年ジャンプ』にて連載が始まります。1983年に『キャプテン翼』はテレビアニメ化されると、日本国内でサッカー人気現象を巻き起こします。『キャプテン翼』の『週刊少年ジャンプ』への連載は1988年で終了しましたが、その後も続編が刊行されています。小説版や舞台にまで派生作品が広がり、ニンテンドーDSゲームやカードゲームなどにも『キャプテン翼』は展開していきました。

『キャプテン翼』の第一作目が、主人公の大空翼が小学生時代からの姿を描いている作品であることから、ゲームなどは小学生をターゲットにしたものが多くみられました。結果、『キャプテン翼』を小学生時代に見て育ったサッカー少年が日本のサッカー界をしょって立つプロ選手になっていきました。アニメ版が世界に配給されたことから、元フランス代表のジダン選手など、海外選手の中にも多くの『キャプテン翼』のファンがいます。

キャプテン翼の漫画あらすじ

コミックス版全37巻の初代『キャプテン翼』は、小学生時代と中学生時代の活躍を描いた作品です。初代『キャプテン翼』は全国大会やジュニアユース大会での活躍を描いた後、エピローグとして『キャプテン翼』の主人公の大空翼がブラジルにサッカー留学へと旅立つところまでを描いています。1作目の『キャプテン翼』が終了した5年後に、再び『キャプテン翼』の連載が始まります。『キャプテン翼ワールドユース編』です

1994年から1997年に『週刊少年ジャンプ』に連載された『キャプテン翼』は、ブラジルから帰ってきた主人公が全日本ユースチームのキャプテンとして活躍します。続いて、2001年から『週刊ヤングジャンプ』に連載された『キャプテン翼』はプロサッカーリーグでの活躍を、2014年からは『グランドジャンプ』で連載された『キャプテン翼』は日本代表のキャプテンとしての大空翼の活躍を描いています。

キャプテン翼の名セリフや名シーン・名言集~大空翼編~

漫画作品における登場人物のセリフは、作品の軸になるものです。漫画やテレビアニメにとって、コマ割りなどの「絵」は最も大切なものではありますが、そこに入る「セリフ」が陳腐であれば作品全体が台無しになってしまうことは簡単に想像できます。このため作者は苦労して場面にあった名言や名言集を生み出します。それが作品の顔となるセリフや名シーンともなれば、社会現象をも発生させてしまう影響力を持つのです。

『キャプテン翼』の名言集といわれるものは、ネットに数多存在します。名シーンといわれるものも数多存在します。特にスポーツ漫画において、名言集や名シーンは個人の価値観によって良さが決まります。作者が意図的に作ったものもありますが、実際は読者からの評価で名言や名シーンが作られていくことのほうが圧倒的に多いのです。自分と重ね合わせることで共感したり反発したりすることで、名言集や名シーン集が作られるのです。

名言や名シーン①「ボールはトモダチ…」

多くのスポーツ漫画は、主人公の類稀な才能が壮絶なる努力のもとに開花していくというプロットで作られていることが多いです。その作品として『巨人の星』などがあてはまります。特に『週刊少年ジャンプ』が連載漫画に求めていた「友情・努力・勝利」を満たすためには、主人公は苦行に耐える姿を見せていたのが一般的でした。ところが『キャプテン翼』の天才サッカー少年の大空翼はボールを怖がるチームメイトに、こう諭します。

ボールはともだち こわくないよ

主人公が「言われる」のではなく、ボールを怖がるチームメイトに「言う」という点が斬新です。天才サッカー少年が天才であることを隠すでもなく開かすのでもなく、自然な立ち位置でいることが『キャプテン翼』の最も特徴的な点です。多くの『キャプテン翼』ファンが絶賛する名言となっています。プロサッカー選手たちも「この言葉がすべてを語った」というだけに、『キャプテン翼』=「ボールはともだち」という図式にもなっています。

名言や名シーン②「あそびなんかじゃない…」

不断の努力を続ける主人公が周囲からの屈辱に耐え、のし上がっていく姿はスポーツ根性漫画には必須ともいえる条件でした。ところが『キャプテン翼』では、主人公の大空翼はひるむことなく果敢に戦います。『キャプテン翼』の名言集の中でも、強さを感じる名言といわれるのが次のセリフです。『キャプテン翼』の主人公の大空翼の決意に満ちた表情が、この名言を引き立たせています。名言と名シーンがリンクしている逸品です。

 あそびなんかじゃない。サッカーはおれの夢だ!!

この名言は、『キャプテン翼』の主人公である大空翼が、ライバルである日向小次郎から「俺のサッカーはお前らの遊びのサッカーとは違う」と言われたときに反論したセリフです。それが名言になったのは、従来の主人公とライバルの関係が真逆である点も大きいといえます。例えば『巨人の星』の星飛雄馬と花形満の関係は、『キャプテン翼』における大空翼と日向小次郎との関係の逆です。覚悟を語るこの名言は、読者の胸に刺さります。

名言や名シーン③「まだだ!自分たちで試合時間を…」

現実のスポーツでも、最後の一秒まで死力を尽くせと応援されます。諦めた時点で負けるのだと指導者から叱咤激励されます。同じことを『キャプテン翼』の主人公である大空翼は名言として残します。つまり『キャプテン翼』の名言集の中に名言として残すには、サッカーを知った人間が描くリアルな感覚が必要だということです。『キャプテン翼』ファンのプロサッカー選手が選ぶ『キャプテン翼』名言集に入る、リアルな名言の一つです。

まだだ!自分たちで試合時間を決めちゃいけない!審判のフエがなるまでそれまでの最後の0.1秒までも試合では全力をつくすんだ!

「自分たちで試合時間を決めるな」というセリフに感動したという声が、『キャプテン翼』ファンのプロサッカー選手たちの間で聞かれます。最後までボールから目を離すなと声を掛け合うそうです。それほどこの名言は『キャプテン翼』の中で重要なセリフであり、なくてはならないセリフだといえます。最後の「1秒」ではなく「0.1秒」というのも、『キャプテン翼』に描かれる「必死さ」を表す名言であると高い評価を得ています。

キャプテン翼の名セリフや名シーン・名言集~日向小次郎編~

埼玉県明和市の出身で、父親を亡くしているのが日向小次郎です。四人兄弟の一番上で、努力も怠らない天才ストライカーとして描かれています。『キャプテン翼』では主人公の大空翼のライバルとして描かれています。小学生時代から家計を助けるためにアルバイトをし、一日も早くプロになろうと努力しています。ハングリーな様子から「猛虎」といわれ、「タイガーショット」と名付けられるシュートを身に着けます。

『キャプテン翼』の日向小次郎こそが、これまでのスポーツ漫画の主人公の姿であり、努力の上に努力を重ね、さらに不幸が襲い掛かり、それをも乗り越える精神力を持っていると描かれる人物です。ライバルの大空翼や松山光とは小学生時代から互いにぶつかりながら成長していきます。『キャプテン翼』のキャラクターの中では特に女性からの人気が高く、大空翼と人気を二分している『キャプテン翼』のキャラともいわれています。

名言や名シーン①「命令、命令、命令…」

初代『キャプテン翼』において、日向小次郎の中学生時代の出来事です。この名言が生まれたのは、日向小次郎がサッカー特待生として入学した東邦学園中と明和東中との試合時でした。天才スポーツ選手がコーチや監督に反抗するのが定番であり、『キャプテン翼』でも日向小次郎が反抗シーンを披露しました。その時の名言が、このセリフでした。試合でボールを蹴ることができないことが分かったときに放ったセリフです。

命令、命令、命令、アンタはこの世で一番えらいのか!アンタのいうことはすべて正しいのか!!

全国大会準決勝の試合でのセリフです。1点差をつけられたチームに、ベンチ入りしていた日向小次郎が立ち上がり、いよいよ登場かというところで北詰監督に「すわれ、日向。これは監督命令だ」と止められます。夢中になるあまり、視野が狭くなっている登場人物が反抗する時のセリフですが、ここに至るシーンを思い起こせば、名言と言わざるを得ないセリフです。ボールを蹴ることだけに集中してきた反動ともいえます。

名言や名シーン②「タイガーショット」

ロボット漫画や他のスポーツ漫画で重要な要素になっているのが「必殺技」です。古くは『仮面ライダー』のライダーキックや『ウルトラマン』のスペシウム光線など、必殺技が社会現象にも育つことがあります。スポーツ漫画の場合、超人技に特化してしまうと飽きられてしまう傾向がみられます。『キャプテン翼』では、超人技は軸にするにとどめ、あくまでも正当なスポーツ漫画としての『キャプテン翼』を描いています。

『キャプテン翼』の日向小次郎が努力の末に生み出したシュートがタイガーショットです。かつての恩師のもとで荒波に向かってボールを蹴り続けることで完成した技です。破壊力の高いシュートともいえ、コンクリートにボールがめり込んでしまうほどの威力を持ちます。努力の末に超人技を習得したという点が、これまでのスポーツ漫画に通じるところがあり、『キャプテン翼』の中では往年の名シーンパターンであるといえます。

キャプテン翼の名セリフや名シーン・名言集~その他~

『キャプテン翼』の名言集を作るならば、小学生時代からプロ時代まで、実に幅のある名言集が出来上がります。少年少女サッカー選手たちに聞かせたい『キャプテン翼』の名言や名シーンがあり、プロサッカー選手がこぞって称賛する名言もあります。また、超人技といわれていたものが、現実に使用されるようになっているものもあり、そのようなボールが初めて登場するシーンは『キャプテン翼』の名シーンとして数えられています。

それだけでなく、『キャプテン翼』は『週刊少年ジャンプ』のテーマである「友情と度量と勝利」の三要素を満たしている漫画であるため、選手同士の友情などにも名セリフや名言を散りばめています。『キャプテン翼』に登場するそれぞれのキャラクターたちは、背負っているものを引きずりすぎず、サッカーが楽しいということだけを前面に出しているのが『キャプテン翼』の最も特徴的な点だともいわれています。

名言や名シーン①「ロベルトとの別れ」

小説でも映画でも、別れのシーンは重要です。唐突に別れるとストーリーに悪影響が出てしまい、それまでの流れが台無しになります。かといって、いつまでも離れないならば刺激が足りなくなります。『キャプテン翼』において、ロベルト本郷は主人公の大空翼がサッカーをはじめるきっかけになった人物であり、大空翼の師匠であり最も尊敬する元ブラジル代表のサッカー選手です。『キャプテン翼』の土台になる人物といえます。

小学生時代の大空翼に「ブラジルに連れていく」と約束するも、大空家をバラバラにしてしまうのではないかと悩みます。最後まで大空翼を見届けられない自分自身に嫌気がさし、単身ブラジルに帰国します。その時に、1冊のノートを残していきます。『キャプテン翼』におけるこの名シーンでの大空翼の叫びは、切なく、特にアニメ版の『キャプテン翼』では涙なくして語れない名場面として高い評価を得ています。

名言や名シーン②「強いものが勝つんじゃない…」

西ドイツジュニアユースやドイツユース代表のキャプテンだったカオル・ハインツ・シュナイダー選手は、『キャプテン翼』においては天才中の天才として描かれています。大空翼たちとはジュニアユース世界大会で対戦し、その技術の高さや欧米人ゆえの力の強さを大空翼たち日本人選手に見せつけています。『キャプテン翼』の軸である「チームワーク」に触れる部分です。チームを鼓舞させる一言です。

サッカーは強い者がかつんじゃないんだ。サッカーは...勝った者が強いんだ!!

この名言が描かれているのは、第一回フランス国際ジュニアユース大会の決勝試合のときです。大空翼たちの全日本ジュニアユースのチームと、西ドイツジュニアユースチームとの試合の時でした。試合の後半戦、残り時間はわずか13分しかありません。試合は2対1で西ドイツが負けている場面です。シュナイダーは仲間を鼓舞させるために、この名セリフを放ちます。『キャプテン翼』全作品中の名場面の一つでもあります。

キャプテン翼に関する感想や評価

1981年発表の漫画という古い漫画であるにもかかわらず、『キャプテン翼』は今でもサッカーをしようとする少年少女たちに大きな影響を与えています。元日本サッカー協会会長の川渕三郎は「Jリーグも、『キャプテン翼』が土台を作ってくれたからこそできた」と称賛しています。日本だけではなく、『キャプテン翼』は世界中に影響を与えたサッカー漫画といえるでしょう。『キャプテン翼』ファンは世界中に存在してます。

ドライブシュート

必殺技は超人的であり、漫画だからこそと言えるでしょう。ところが意外にも、プロサッカー選手で元日本代表の本山雅志はアイディアは漫画から得ていることもありえると語っています。蹴ったボールがコンクリートを破壊する球威が存在するはずがありませんが、「笑顔でボールを蹴る大空翼こそ、今は正義」という声がネットで聞かれます。『キャプテン翼』が与える影響は今でも甚大ということが、ネットの声からわかります。

推しの多さ

元スペイン代表のシャビエル・エルナンデス・クレウス選手は、ネットで『キャプテン翼』のファンを公言しています。シャビは「個性豊かな登場人物が様々な必殺ボールを使うことも魅力的なアニメだった」とネットでインタビューに答えています。このようにネットでは『キャプテン翼』のキャラクターファンが散在し、「推しの理由」などが発信されています。『キャプテン翼』の影響力はいまだ衰えず、ということです。

アニメとコミックと

初代『キャプテン翼』のコミックは全37巻です。続くシリーズものであればワールドユース編が全18巻、ROAD TO 2002が全15巻、GOLDEN-23が全12巻、ライジングサンが既刊13巻です。テレビアニメは4回、劇場版アニメが5回、OVAが1作品発表されています。スポーツ漫画はひとつの場面が比較的長いこともあるので、「『キャプテン翼』は、まとめて一気読みがお勧めです」というネットでの声があります。

親子で

歴史のある漫画なので、親子で楽しむという声もネットでは聞かれています。それは漫画を共有することだけにとどまらず、ボールを蹴りあう親子になり、親子でサッカーを始めるまでに発展したというネットの声もありました。ネットには「『キャプテン翼』は、いま読んでも色あせていないのがすごい」との声もあり、『キャプテン翼』のスポーツ漫画としての影響力の強さをかんじるとネットでは高い評価を得ています。

キャプテン翼の名言まとめ

『キャプテン翼』の最大の魅力は、サッカーが大好きな少年である大空翼の成長といえます。『キャプテン翼』は漫画であると同時に、現代サッカーのバイブルともいわれます。ボールを追いかける選手たちの熱い思いを、『キャプテン翼』に登場するキャラクターたちが描いてくれています。ゲームソフトには必殺ボールなどの技がありますが、アニメや原作漫画には多く登場させていません。

『キャプテン翼』は必殺技に主軸を置いた漫画ではないからです。『キャプテン翼』の名シーンといわれる回や名言といわれるセリフをみると、人間模様や成長を描くと同時に、とにかくサッカーの楽しさを伝えたい漫画であることがわかります。『キャプテン翼』はシリーズを一気読みすることで、その良さがより深くわかります。その後、それぞれの名言集や名シーン集をまとめてはいかがでしょうか。

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