【悪魔のリドル】犬飼伊介の名前の由来は?東兎角との戦いの結果や声優は?

悪魔のリドルのキャラクターの中でもかわいいと人気の高いキャラクターの1人が犬飼伊介です。名前と見た目のギャップや過去のエピソードなども豊富で、また作中で東兎角と数多く戦うなど、目立った立ち位置のキャラクターでもあります。今回は犬飼伊介の名前の由来から過去のエピソード、東兎角との戦いについて、悪魔のリドルがアニメ化した際の声優などについてまとめて紹介していきます。

【悪魔のリドル】犬飼伊介の名前の由来は?東兎角との戦いの結果や声優は?のイメージ

目次

  1. 犬飼伊介とは?
  2. 犬飼伊介の名前の由来や謎を考察
  3. 犬飼伊介と東兎角の関係や戦いの結果
  4. 犬飼伊介の声優
  5. 犬飼伊介に関する感想や評価
  6. 犬飼伊介の名前の由来まとめ

犬飼伊介とは?

悪魔のリドルの作品情報

犬飼伊介について紹介する前に、犬飼伊介が活躍する悪魔のリドルについても簡単に紹介していきます。

悪魔のリドルの概要

悪魔のリドルは2012年から2016年にかけて、角川書店が出版する月間ニュータイプにて連載されていた一風変わった学園暗殺漫画です。タイトルの「リドル」とは英語でなぞなぞを意味する言葉でタイトルロゴには英語名ともいえる「riddele story of devil」と記載されていました。2014年にはアニメ化も行われるなど高い人気を集めた作品です。

悪魔のリドルのあらすじ

1人の女子高生を暗殺するべく、ミョウジョウ学園の特別クラス、10年黒組に集められたターゲットとなる女子高生一ノ瀬晴と12人の暗殺者。暗殺者の1人である東兎角は暗殺のターゲットである一ノ瀬晴と接する内に彼女に心惹かれていき、自らの意志で暗殺を取りやめ、他の11人の暗殺者から一ノ瀬晴を守るべく行動します。

それぞれの暗殺者と対峙する過程でそれぞれの暗殺者の過去はもちろん、一ノ瀬晴が何故狙われる事になったのか、東兎角の過去など登場人物の過去にもスポットが当たっていくのが基本的な悪魔のリドルのあらすじで、それぞれの暗殺者は報酬を狙うライバルでもある為、基本的に単独で挑んでくる形を取っています。

犬飼伊介のプロフィール

犬飼伊介は10年黒組に初期から参加している生徒の1人であり、東兎角を含む暗殺者12人のうちの1人です。へそ出しなど露出度が非常に高い服装を好んで着ています。身長は160cmですが常に10cmはあるヒールを履いているので他のキャラクターと比較しても取り分け背が高めに見えます。また胸のサイズも悪魔のリドルのキャラクターの中では1,2を争う大きさで、グラマラスな体型をしたキャラクターです。

ちなみに一応高校であるという黒組に所属する関係上、高校生を演じていますが年齢は19歳であり、肉体が老いないハイランダー症候群を発症していて不明ながら明治時代から生きているような描写がある等、特殊な年齢設定を持つ首藤涼を除けば黒組の中では最年長です。

犬飼伊介のかわいいピンクのドリルパーマ

元々露出度が高く目を引く犬飼伊介のかわいい見た目ですがそのかわいい見た目をより惹きつけているのがピンクの髪をドリルパーマにした髪型です。後ろ髪はお尻の下まで伸びる程に長めでその性格や行動も含めて悪魔のリドルの中でも番場真昼、武智乙哉と並び悪役ポジションを務めたと言えるキャラクターになっています。

犬飼伊介の性格

犬飼伊介の性格はかなり歪んでおり、ターゲットに対してはもちろんターゲットを暗殺するのに邪魔な者も殺してしまえば良いとする残忍性の高い性格をしています。また暗殺には直接関係ない者に対しても基本的に高圧的で高飛車な雰囲気を持って話しています。黒組の中でも特に好戦的であり、基本的に他者に対して容赦のない性格と言えます。ただそれらの性格は普段はやる気のない言動でボカしている場面が多いです。

その残忍性な性格が成りを潜めるのが両親と黒組の中で同室の寒河江春紀を相手にした時です。犬飼伊介は過去の経験から両親を「パパ」「ママ」と呼んで慕っており、誰よりも家族を大切にしているかわいい一面も持ち合わせているのです。寒河江春紀に対しては作中でも複雑な表情を見せるなど言外に他の者に対してとは違う感情を抱いている素振りを見せていました。

犬飼伊介の学校の成績

犬飼伊介はミョウジョウ学園出身者ではなく偏差値45の学校に通っていました。その言葉通り、あくまでも黒組には暗殺の為にやってきているので演じる気は毛頭なく、普段の授業も堂々と寝ている場合がほとんどで、アニメで追加されたテストシーンでも名前だけを書いて提出しクラス最下位になっていました。ただこの成績はあくまでも本人のやる気がないのが問題であり、実際の頭の良さとは別問題です。

学生を演じる気概がそもそもない犬飼伊介は黒組で演劇をやろうという話になった時も最も最後までやる気を出さなかったキャラクターである反面、自身が好きな暗殺や戦闘に対しては貪欲な姿勢を見せるので物事全てにやる気がないわけではなく自分の好きな事以外は徹底的にやろうとしないスタイルを構築しています。

アニメ「悪魔のリドル」公式サイト

犬飼伊介の名前の由来や謎を考察

考察①犬飼伊介の名前の由来

かわいい見た目の犬飼伊介に伊介という男っぽい名前が付いている理由は彼女の過去が関係しています。幼少期彼女は実母から弟と共にネグレストを受け、弟は先に死んでしまい、彼女もあわや殺される一歩手前の状態まで追い込まれていました。そんな状態を救ったのが犬飼恵介です。犬飼恵介は偶然にも犬飼伊介の家の隣に住んでいた暗殺者で、犬飼伊介の実母を殺し犬飼伊介の事を養女として引き取ったのです。

犬飼伊介は犬飼恵介の事を「ママ」と呼んで慕い、犬飼恵介は犬飼伊介という名前を与えて暗殺者として犬飼伊介の事を育て上げました。余談ですが犬飼恵介は名前の通り男性であり、悪魔のリドル作中では明確に登場していませんが犬飼恵介のパートナーといえる男性の事を犬飼伊介は「パパ」と呼んでいます。また犬飼伊介自身はこの男っぽい名前を「かっこいい」と気に入っています。

考察②犬飼伊介と寒河江春紀の関係

犬飼伊介と寒河江春紀は元々は黒組の寮のルームメイトという関係です。ただ犬飼伊介は当初、寒河江春紀について良い印象を抱いていませんでした。寒河江春紀の軽い雰囲気にイラっとする場面も多くあったのです。しかも犬飼伊介が初対面のイラっとした流れで「伊介様」と呼ぶように言った際も寒河江春紀はあっさりとそれを了承し、以降当たり前のように伊介様と呼ぶようになります。

犬飼伊介にとっては寒河江春紀は不思議な存在であったのかその後、クラス内でも共に行動する事が多くなります。同じ暗殺者でありライバルでもある為か一定の距離を持ってこそいましたが、最終的には恋人と言えるような関係性を構築する事になります。余談ですが2人は「おしゃれが好き」「家族を大切にしており、暗殺成功の希望報酬が(用途は違えど)家族の為に使うお金である」という共通点も持っています。

考察③犬飼伊介が10年黒組にいる理由

10年黒組では暗殺の成功報酬に望む報酬や権力が与えられるというルールがあります。犬飼伊介がこの報酬に望んだのが「パパとママが喜ぶ大きな別荘と土地」というものでした。暗殺稼業を生業としている犬飼家であればそれくらいのお金は用意出来そうですが、犬飼伊介は自らの力だけで稼いだお金で両親を喜ばせたいという思いがあったのではないかと考えられています。

ただより深く考察するファンの中には、このお金というのも表面上のものであり、犬飼伊介が本当に欲しているものは「親からの愛情」であり、育ての親であり暗殺者である犬飼恵介に捨てられない為、愛情を受ける為に黒組にいるのではないかという考察もあります。その為、暗殺そのものはもちろん、東兎角に負けた事に対して苛立ちを覚え、東兎角にリベンジする事に考えがシフトしたのではないかとも考えられています。

犬飼伊介と東兎角の関係や戦いの結果

東兎角との関係①作中で最も戦ったもの同士

元々好戦的な性格をしている犬飼伊介は、暗殺のルールが説明される「裏オリエンテーション」よりも先にターゲットの一ノ瀬晴の暗殺をしてしまおうとする程に行動的です。その行動力故に、一ノ瀬晴の守護者となった東兎角とは最も衝突する事になります。最初にぶつかったのは裏オリエンテーション前の出来事です。犬飼伊介が一ノ瀬晴をいち早く暗殺しようと試みた事がきっかけです。

犬飼伊介が取った手段はお茶に毒を盛るというものでしたが、遅れて駆けつけた東兎角と結果的に衝突します。犬飼伊介は徒手格闘・ナイフ術・銃術と一通りの暗殺術が使用でき、特にナイフ術ではナイフ術が得意と自負している東兎角を相手に圧倒する程の実力を持っています。一方で徒手格闘では東兎角が相手を殺す心配がないという安堵感もあってか勝つことが出来ないでいます。

東兎角との関係②東兎角の弱点がわかった?

最初の犬飼伊介と東兎角との戦いで犬飼伊介は東兎角がまだ人を殺した事がない「暗殺処女」であるという弱点を見抜きます。相手を殺す可能性が高いナイフ術で犬飼伊介が東兎角を相手に有利に戦えたのは東兎角に躊躇があった為だとも理解していたのです。戦いには敗れたものの、この弱点を知り得た事は後々の戦いを有利にする大きな情報となりました。

ただ犬飼伊介としては暗殺をまだ経験していない東兎角に徒手格闘で負けた事はそのプライドを傷つけられる事になり、またその心の内にあると考察される「両親からの愛情を得る」為という思いもあってか、本来の目的である一ノ瀬晴の暗殺よりも、東兎角に真っ向勝負で勝つ事が目的のようになってしまいます。

東兎角との関係③再戦の結果

犬飼伊介は東兎角に真っ向勝負をして勝つべく再戦に挑みます。既に犬飼伊介は東兎角の弱点を見抜いている事もあって戦いを有利に進めます。後一歩で東兎角を転落死させる程に追い込みましたが、そこで東兎角が覚醒。殺せないという弱点を克服した事で東兎角に敗れる事になります。覚醒した東兎角に敗れた犬飼伊介は死を望み東兎角に「殺せ!」と言いますが、東兎角は「お前は殺さない」と気絶させるだけに留めました。

悪魔のリドルの中では交戦回数の多い犬飼伊介と東兎角ですがその勝敗を見ると結局犬飼伊介の全敗であり、結局最後まで東兎角に勝つ事なく退場する形で終わっています。

犬飼伊介の声優

浅倉杏美のプロフィール

悪魔のリドルにて犬飼伊介の声優を務めた浅倉杏美さんは2003年に「VOICE Newtype」で行われた新人オーディション2003夏でコロムビア賞を受賞したのをきっかけに声優としてデビューした声優さんです。2020年現在はアーツビジョンに所属しています。2005年に放送された「魔法先生ネギま!」の大川内アキラ役でデビューしました。

声優であると同時にアロマ&ライフセラピストとしても活動しており、アロマ関連の資格を複数もっていて個人サロンを経営していたりするなどマルチに活動する声優さんです。

浅倉杏美の主な出演作品

浅倉杏美さんが声優としてこれまで出演した作品とキャラクターとしては、「中二病でも恋がしたい」の五月七日くみん役、「ハイスクールD×D」のアーシア・アルジェント役、「とある科学の超電磁砲」の食蜂操祈役、「魔法科高校の劣等生」の小早川景子役、「蒼の彼方のフォーリズム」の鳶沢みさき役、「はたらく魔王さま」のエメラダ・エトゥーヴァ役、「AKIBA'S TRIP」の森泉鈴役などがあります。

また2010年以降、「IDOLM@STER」シリーズの荻原雪歩役の声優を引き継ぐ形で担当する事になり2020年現在までアニメ・ゲーム・パチスロなどの関連作品に多数登場する形になっています。

犬飼伊介に関する感想や評価

ここからは既に悪魔のリドルを視聴した人の犬飼伊介に関しての感想を紹介していきます。まず多い感想がやはりそのかわいい見た目に反した犬飼伊介という男っぽい名前に関してです。特に悪魔のリドルの中でも表立って動く事が多いキャラクターであった影響もあってインパクトは強く、悪魔のリドルを見て以降、伊介という名前が女の子の名前にしか思えなくなったという感想も見られます。

また悪魔のリドルの中で明かされた名前にまつわる過去や両親の事を大切にしているエピソードなど、そのかわいい見た目に反して重たいエピソードが印象的だったとする声も多くなっています。普段の印象も相まって両親の話になった時の犬飼伊介がかわいいという声も多いです。

声優に関してはかわいい見た目に反した名前と性格のギャップ、それまで他に演じていたキャラクターとのギャップも重なって犬飼伊介の声優が浅倉杏美さんであるという事に驚いたという声が多いです。声を聞いただけでは分からなかったという声が多く、浅倉杏美さんの演技の幅の広さを象徴するキャラクターになったという声も多くなっています。

犬飼伊介の名前の由来まとめ

悪魔のリドルに登場した犬飼伊介は、かわいい見た目に反して重たい過去を持ち、またその過去が名前の由来になっているキャラクターです。本人の性格も相まってエピソードの多いキャラクターとして、悪魔のリドルの中では暗殺者の中でも悪役に近い立ち位置で物語を動かしていたキャラクターでもあります。

普段はやる気を一切見せずダラけきっている一方で暗殺の事になると積極的で残忍性が高く、他者を躊躇いなく犠牲にする姿勢や普段の高圧的で高飛車な性格などそのかわいい見た目とギャップが非常に多いキャラクターです。まだ悪魔のリドルを視聴した事がないという人は犬飼伊介にも注目ししながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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