【カリスマ】最終回のあらすじと感想をネタバレ!漫画のラスト・結末は?

新堂冬樹先生原作の漫画「カリスマ」は、カルト宗教によって人生を狂わされた少年と、洗脳された妻を解放するべく奮闘する平凡なサラリーマンの戦いを描いた作品です。以下では、読者の期待を裏切る最終回が話題となった漫画「カリスマ」の最終回あらすじと結末ラストをはじめ、カリスマの漫画の全4巻あらすじ、登場人物、衝撃的な最終回結末ラストだったとの感想が寄せられた作品に関する感想や評価を紹介します。

【カリスマ】最終回のあらすじと感想をネタバレ!漫画のラスト・結末は?のイメージ

目次

  1. カリスマの漫画とは?
  2. カリスマの漫画4巻あらすじ・最終回結末やラストネタバレ
  3. カリスマの漫画1巻のあらすじネタバレ
  4. カリスマの漫画2巻のあらすじネタバレ
  5. カリスマの漫画3巻あらすじネタバレ
  6. カリスマの漫画の登場人物
  7. カリスマの漫画に関する感想や評価
  8. カリスマの漫画最終回まとめ

カリスマの漫画とは?

漫画「カリスマ」の世界観のイメージ画像

カルト宗教の闇に迫った漫画「カリスマ」は、とある宗教によって母親を奪われた過去を持つ教祖と、カルト宗教に妻を洗脳された平凡なサラリーマンの壮絶な戦いを描いた漫画作品です。以下では、衝撃的な最終回結末ラストが話題となった漫画「カリスマ」の4巻・最終回あらすじと、1巻~3巻までのあらすじ、カリスマの漫画の登場人物、作品に関する感想や評価を紹介します。

カリスマの漫画の概要

漫画「カリスマ」の概要紹介・イメージ画像

漫画「カリスマ」は、新堂冬樹原作・八潮路つとむ構成・西崎泰正作画による漫画作品で、2004年12月に双葉社から刊行されました。全4巻で構成される漫画「カリスマ」は、カルト宗教を題材に、新興宗教にのめり込む人々の姿や、洗脳の解放に挑む家族の奮闘を描いたミステリーホラーを題材にした漫画作品です。

カリスマの漫画の見所

カリスマの漫画の見所は、人間の弱みに巧みに付け入る宗教の恐ろしさであり、それらは、漫画「カリスマ」の冒頭から、最終回の結末ラストに渡って描かれています。また、最終回につれて明らかとなる、登場人物たちの正体や、読者の予想を裏切る最終回結末のラストなども、カリスマの漫画の見所に挙げられます。

カリスマの漫画4巻あらすじ・最終回結末やラストネタバレ

最終回まで目が離せないとの感想が見られた、漫画「カリスマ」には、麗子を巡る夫・城山と教祖・神郷宝仙との壮絶な戦いや、予想を裏切る最終回だったとの感想も寄せられました。以下では、カリスマの漫画4巻のあらすじと衝撃の最終回とも言われた、カリスマの漫画の最終回結末やラストをネタバレ紹介します。

27話あらすじネタバレ

教祖・神郷宝仙から千夏の暗殺命令を受けた氷室は、動揺を隠せずにいました。氷室が教団に入った経緯は、好意を寄せていた千夏が入信したからでした。そして、神郷も、氷室の千夏に対する恋心を知っているが故の命令でした。一方、何も知らない千夏は、神郷から色欲解放の儀式を受け、快楽に溺れます。

その頃、城山から話を聞いた武石は、麗子の症状はかなり深刻であると判断し、麗子を覚醒させるためには、城山の働きかけ次第と宣告します。一方、責任の重さから城山は不安を覚え始め、彼の様子を察した武石は、自信がないのならやめるように諭します。武石は、過去に、三蔵の妻を洗脳から解く治療を施しましたが、結果、妻と息子が無理心中してしまったことを、城山に話します。

28話あらすじネタバレ

麗子の教育・イメージ画像

城山家では、麗子が息子・利治に対して教団のマントラを教え込んでおり、間違えるたびに、利治に手を出し、大声で叱りつけていました。そして、父親の帰宅に気付いた利治は、父親の元へ駆け寄りました。そして、2人に怒りをぶつける麗子は、荷物をまとめて出家を宣言し、城山とマミの写真を見せつけます。

城山とマミの密会写真・イメージ画像

それらの写真は、氷室によって盗撮されたものでしたが、麗子は決定的な証拠として、夫の浮気を指摘します。そして、城山の弁明も虚しく、麗子は奇怪な行動に出はじめ、正気を失っていました。一方、妻の狂乱を冷静に見つめる城山は、麗子を押さえつけると、利治にロープを持ってくるように指示します。そして、武石に電話を入れた城山は、助けを求めます。

29話あらすじネタバレ

その頃、教団の懺悔室には氷室と千夏がいました。氷室は、千夏に対して教団での働きぶりを感謝すると同時に、千夏を抱きかかえながら、彼女の背中に刃物を突き立てます。何も知らずに訪れた千夏の死に顔は、穏やかな表情をしており、氷室も彼女の後を追う決意を固めます。そして、千夏暗殺をやり遂げた氷室に対して、神郷はねぎらいの言葉をかけます。

大蛇のイメージ画像

そして、千夏の遺体を引き取った神郷は、彼女の体毛を全て剃り落とし、大蛇のいる部屋へ放り込みます。一方、城山家にたどり着いた武石たちは、麗子に謎の薬をかがせて気絶させると、どこかへ連れていきます。

30話あらすじネタバレ

神郷の夢の中に現れる千夏・イメージ画像

千夏の暗殺に安堵したのも束の間、神郷は、千夏に追いかけられる悪夢にうなされます。そして、麗子に並みならぬ執着を持つことで気を持ち直します。そして、部下が報告に入ってくると、麗子の入信がまだだったことを告げられます。そして、麗子を調査する氷室の報告により、麗子が武石の手に渡ったことが判明し、神郷は、麗子を取り返すことを部下に命じます。

目覚める麗子・イメージ画像

一方、三蔵の店のマンションの一室で目を覚ました麗子は、夫をみるなり、彼を罵り始めます。動揺する城山は、思わず麗子に掴みかかるも、武石にとって引きはがされ、改めて、麗子を救う決意があるのかと問われます。

31話あらすじネタバレ

テレビの電源を入れる・イメージ画像

麗子の治療のため、城山父子は、三蔵のマンションの一室を借りました。その頃、武石の腕前を知る神郷宝仙は、麗子の洗脳が解かれてしまうことを恐れ、地団駄を踏んでいました。その時、神郷は、幹部の瀬野からテレビをつけるように言われます。教団には、テレビは置かない決まりでしたが、神郷は自室に隠し持っていました。

生放送の出演と秘密の暴露・イメージ画像

そして、テレビを付けると、瀬野と武石が出演する生放送番組が映り、瀬野が覚醒会のスパイだったことが、明かされます。同時に、教団内には、瀬野の策によって大量のテレビが運びこまれ、神郷の知られざる日常が、テレビを通じて、信者たちに露見してしまいます。その内容は、瀬野が隠し撮りしていたもので、教団が禁止しているものを楽しむ姿や、快楽に溺れる色欲解放の儀式の様子まで、映し出されました。

32話あらすじネタバレ

神郷は慌てて信者を喰い止めようとしますが、誰一人、教祖の言葉に耳を貸そうとしませんでした。そして、千夏の色欲解放の術が流され、外回り中の氷室は、その映像をじっと見つめていました。その後、話題は千夏の失踪となり、瀬野は「チベットに修行に行った」と発言し、神郷もうなずきます。しかし、瀬野の調査により、千夏の出国記録がないことが判明します。

千夏の信仰心と死・イメージ画像

同時に、千夏のように、多くの幹部が命を落としていったことを指摘します。その頃、教団宛に、千夏のバックが送られ、中には教祖・神郷宝仙の写真が入っていました。そして、熱心な信者だった千夏を殺害した経緯について、神郷は答えることが出来ず、信者たちは神郷を責め立てます。

33話あらすじネタバレ

洗脳解除のシナリオ・イメージ画像

武石による洗脳解除のシナリオは、絶大な効果を発揮し、3000人に及ぶ信者も、一週間後には数十人にまで減少し、教団の完全崩壊もあとわずかとなりました。三蔵によると、カリスマ信仰である神の郷の崩壊は、指導者のカリスマ性の薄まりにあります。しかし、洗脳が解けた元信者たちの中には、社会に適応することが出来ず、自ら命を絶つ者も少なくないと話します。

洗脳が解かれた麗子の心・イメージ画像

その頃、武石の治療を受けていた麗子も、ようやく洗脳が解かれ、落ち着いた表情をみせていました。しかし、麗子の心の中には、大きな穴が開いてしまい、城山の存在の大きさを改めて感じさせました。そして、麗子の心の埋めるには、夫・城山が、彼女のカリスマとなることが必要である一方、自信のない城山は、不安を覚え始めました。

麗子の居場所を聞きつける・イメージ画像

その頃、教団では神郷が幹部・38人を召集させており、その中には氷室もいました。しかし、氷室は、神郷に嘘をつくことで、彼の警戒心を解き、他の信者と共に麗子の捜索を命じられます。そして、部下から麗子の居場所を聞きつけた神郷は、腕っぷしの強い部下に、麗子の拉致を命令します。

34話あらすじネタバレ

教団への侵入・イメージ画像

武石と三蔵が外出中、神郷の部下による麗子の連れ去りが決行され、一連の出来事を聞かされた武石と三蔵は、強硬手段に出ます。武石は、城山に、麗子のカリスマになるチャンスを告げます。そして、覚悟を決めた城山は、麗子を救出するべく、教団へ足を踏み入れます。

護身用の刃物・イメージ画像

一方、神郷の自室に閉じ込められた麗子は、体を震え上がらせ、建物周辺では、信者と報道陣の乱闘が起っていました。そこへ、包丁を片手に麗子の救出に訪れた城山は、神郷と対面します。一時は、窮地に陥った城山でしたが、麗子は神郷・城山の手をふりほどくと、三蔵の元へ駆け寄りました。

35話あらすじネタバレ

三蔵の正体・イメージ画像

城山と神郷が状況を理解できずにいる中、三蔵と武石が部屋に入っていきます。武石による銃撃が始まり、神郷を庇った氷室は、両足を負傷します。そして、三蔵の正体が、30年前に神郷の母親が崇めていた教祖だったことに気が付きます。そして、20年前に、神の郷が立ち上げられた際には、脱会カウンセラーとして、彼らを見守る一方で、組織の乗っ取りを計画していました。

武石の銃・イメージ画像

しかし、そこへ城山の妻が現れたことで、三蔵たちの計画は変更され、以上のような結果を招きました。三蔵は、神郷の母・サヨコを愛しており、そして、サヨコそっくりの女性・麗子を手に入れるべく、教団の崩壊に着手したことを明かします。一連の真相を知った城山は、神郷の殺害と引き換えに、武石の銃に倒れる道を選びます。

36話あらすじネタバレ

氷室と武石の死・イメージ画像

包丁を片手に神郷に詰め寄った城山でしたが、躊躇している間に、包丁をはたき落とされてしまいます。しかし、神郷は、武石の銃に倒れ、同時に、城山も肩に傷を負ってしまいます。武石の銃口が再び神郷に向けられるも、氷室が投げた包丁が武石に突き刺さり、同時に氷室も銃弾を受けて、共に死亡します。

城山と神郷の戦い

一方、重症を負いながらも麗子に執着する神郷は、三蔵に襲いかかります。同時に、三蔵も武石の銃で対抗するも、弾切れとなってしまい、神郷に倒されてしまいます。その様子を不安な表情で見ていた麗子に、再び神郷が近づき、彼女と無理心中を図ろうとします。その時、城山は、身を挺して麗子を守り、神郷と取っ組み合いを始めます。

燃え広がる火の手・イメージ画像

その時、火のついたろうそくが倒れ、灯油をばらまいた床に火が付いてしまいます。そして、火の手は神郷を包み込み、城山は麗子を引き連れて部屋を出ていきます。しかし、炎車となっても、麗子を諦めきれない神郷は、2人を追いかけ続けます。

最終回結末ネタバレ

城山と麗子の約束・イメージ画像

神蔵から逃げ切った城山と麗子は、部屋の外に出ると、ドアを固く閉ざします。そして、ようやく諦めのついた神郷は、全ての原因となった三蔵の身体にのしかかります。部屋の中からは、三蔵の断末魔が響き渡り、麗子は、メシアと刷り込まれた三蔵を心配します。しかし、城山は、麗子を固く抱きしめ、麗子を守ることを約束します。

神郷が入院する病院・イメージ画像

2年後、息子・利治は高校受験生となり、城山家には、平凡ながら幸せな暮らしが訪れていました。一方、ある病院では、全身にやけどを負った患者による、とある宗教団体の再興が進められており、院長に「城山麗子」の奪還を命令する場面で、漫画「カリスマ」の最終回は幕を閉じます。

カリスマの漫画1巻のあらすじネタバレ

最終回まで目が離せないとの感想が寄せられた漫画「カリスマ」は、1巻で登場した岡崎平八郎の母親の狂乱ぶりが読者に衝撃を与え、その後の神郷宝仙の悪事や最終回ラストを哀れむ感想も見られました。以下では、カリスマの漫画1巻のあらすじをネタバレ紹介します。

1話あらすじネタバレ

母・サヨコの信仰・イメージ画像

明るくでクラスの人気者・岡崎平八郎は、中学校で豆まきの行事を楽しむ中、突然、平八郎の母・サヨコが訪れ、息子を強引に連れて帰ってしまいます。自宅へ帰ると、サヨコは「日本が悪魔に支配される」など、訳の分からないことを発言し、悪魔祓いと称して息子に体罰を下すなど、何かに憑りつかれたように、不可解な行動を取り始めます。

平八郎も母親の変貌ぶりに違和感を覚えるも、罰せられることを恐れてじっと耐えていました。その後、父親が帰宅し、自宅や妻の変わり果てた姿から、サヨコが何かの団体に騙されていると指摘します。しかし、夫の言動が、自身が崇拝する「メシア」を侮辱したと感じたサヨコは、さらに怒りを顕わにします。平八郎は、豆まきの一件を機に、学校で母親を悪魔呼ばわりされ、いじめを受けるようになります。

そして、季節はクリスマスを迎え、岡崎家では、外出するサヨコの目を盗み、父子でささやかな御馳走を食べました。その後、父親からサヨコの精神病院への入院を聞かされた平八郎は、母親へクリスマスプレゼントを用意し、帰宅したサヨコへ渡します。しかし、サヨコは表情を曇らせます。

2話あらすじネタバレ

息子からの似顔絵を無残にも引き裂いたサヨコは、平八郎の首元に手をかけ、キリストやクリスマスを忌まわしい日と罵ります。その後、異変を察した父親によって平八郎は、一命と取り留めるも、父親がメシアの写真を踏み倒したことで、サヨコの怒りは頂点に達してしまいます。そして、夫を悪魔の手先と認識したサヨコは、怒りの治まらない夫に向けて、包丁を突き刺します。

夫の体内に潜む悪魔を見つけようと、何度も包丁を振るうサヨコでしたが、悪魔は一向に出てくる気配はありません。この事実を知ったサヨコは、今度は、自身に悪魔が乗り移ったと勘違いを起こし、自らに包丁を突き刺し、瀕死の重傷を負います。そして、両親の壮絶な最期を目の当たりにした平八郎は、一連の出来事を通じて神の存在を否定や、例え存在していても、神を信じないことを心に決めます。

3話あらすじネタバレ

宗教団体・神の郷のイメージ画像

両親の壮絶な死から30年後、成人した岡崎平八郎は、宗教団体・神の郷を立ち上げていました。そして、巧みな話術・洗脳、持ち前のカリスマ性で着実に信者を増やしていく平八郎は、信者から「神郷宝仙」と呼ばれていました。そして、神の郷には、各界の有能な人材も入信しており、彼らを幹部に据えることで、神の郷の盤石なものにしていました。

セミナーへ申し込み・イメージ画像

ある日、マミという女性が、神の郷へ入信しました。彼女には、末期がんの母親がおり、婚約者・野呂との結婚式までもたないと診断されていました。そして、神の郷のパンフレットを手に取ったマミは、「どんな難病も治す」という文言に惹かれ、神郷宝仙のセミナーに参加します。

4話あらすじネタバレ

マミと神郷の対談・イメージ画像

自身を「全知全能の神の化身」と宣言する神郷宝仙は、マミの存在に気付き彼女を啓示室へ導きます。そして、マミの身辺情報と母親の容体を言い当てた神郷は、マミの信頼を勝ち取り、母親の病気の原因は、婚約者・野呂にあると指摘します。思わぬ発言に動揺するマミでしたが、神郷の協力的な姿勢から、彼を信じ込み、怪しい儀式に取り掛かりました。

5話あらすじネタバレ

マミの儀式の様子・イメージ画像

「色欲解放の儀式」と称した一連の出来事は、マミは改めて神郷宝仙の偉大さを知り、神の郷へのめり込んでしまいます。そして、儀式を終えた直後、組織の幹部・瀬野から神郷へ急な知らせが舞い込みます。

6話あらすじネタバレ

脱会カウンセラー・武石の登場・イメージ画像

瀬野からの知らせを受けた神郷宝仙は、一瞬動揺を見せるも、瀬野に説法とすると同時、修行が足りないことを指摘し、彼を殴りつけます。この行動は「母性愛の儀式」と呼ばれ、瀬野が神郷に許しを請うことで終わり、瀬野は改めて神郷に情報を提供します。それは、脱会カウンセラー・武石に関する情報で、武石の手で何人ものの信者の洗脳が解かれたことから、神の郷にとって厄介な存在でした。

資金の流出・イメージ画像

そして、瀬野によると、外部で布教活動をしていた曽根が、武石の手下の拉致されてしまったことが報告され、組織の経理を担う曽根の拉致は、神の郷の金の流れが表ざたになる危険が予測されました。しかし、神郷宝仙は、自分の動揺を悟られまいと平静を装い、母性愛の儀式の仕上げに取り掛かりました。

7話あらすじネタバレ

仕事に取り掛かる城山・イメージ画像

旅行代理店の雇われ店長・城山信康は、仕事が出来るタイプではなく、有能な部下たちをよそに引け目を覚えていました。そして、仕事を終えた城山は、馴染の古本屋へ立ち寄り、卓球仲間で古本屋の店長・三蔵の仕事が終わるまで、黙々と壁打ちの練習をしていました。その頃、夫の帰りを待つ城山の妻の元へ、神の郷・氷室が訪れていました。

カリスマの漫画2巻のあらすじネタバレ

漫画「カリスマ」2巻では、麗子に注目する教団の魔の手や、悟りの会への参加を通じて判明した、神の郷の実態をありのままに表現し、例えようのない気持ち悪さを感じたとの感想や評価が寄せられました。以下では、カリスマの漫画2巻のあらすじをネタバレ紹介します。

8話あらすじネタバレ

名詞を受け取る麗子・イメージ画像

城山の妻・麗子は、大手不動産若林グループの社長令嬢であり、息子・利治の成績に悩んでいる情報を、神の郷は密かに調べ上げていました。そして、麗子に名刺を差し出した氷室は、息子の成績向上を名目に麗子を組織に引き入れようと画策し、神の郷のセミナー案内書を彼女に渡します。

9話あらすじネタバレ

麗子のセミナー相談・イメージ画像

城山の帰宅後、麗子はさっそく神の郷のセミナー参加を夫に相談します。そして、利治のためと説得された城山は、セミナー参加費5万円と引き換えに、タバコと発泡酒を我慢することを決意します。

10話あらすじネタバレ

麗子の実家の会社・イメージ画像

一方、神の郷では、幹部による報告が行われ、氷室は、麗子が大手財閥の社長令嬢であり、入信させれば、莫大なお金が組織に流れることを発します。その後、神郷宝仙と2人きりになった氷室は、脱会カウンセラーこと覚醒会の武石に拉致された、曽根の暗殺を命じられます。その時、信者の1人・千夏が、神郷の元を訪れ、マミに色欲解放の儀式を行っていたことを指摘します。

千夏の嫉妬・イメージ画像

千夏は、人一倍自尊心が強く、他の女性が神郷と密接になることが許せず、嫉妬心を抱いていました。一方、神郷は、千夏は幹部・氷室が思いを寄せる相手であり、それ故に、千夏に対する儀式は、慎重にならざるを得ませんでした。

11話あらすじネタバレ

神の郷のセミナー会場・イメージ画像

仕事を終えた城山は、妻のセミナー通いについて気休めにしかならないと考える一方で、麗子は体験者の話を聞いて、すっかり神の郷の虜になってしまいました。そして、麗子を目撃した神郷宝仙は、彼女の容姿が自身の母親そっくりだったことから、母親との楽しい思い出が頭をよぎり、動揺してしまいます。

12話あらすじネタバレ

セミナー費用の捻出・イメージ画像

麗子の出現で、心が揺さぶられた神郷宝仙でしたが、直ぐに気を持ち直し、麗子が興味を持った「悟りの会」の費用について発言すると、セミナーは解散されました。200万円という高い費用に疑問を覚えた麗子は、迷った末、悟りの会への参加を取りやめる決意をします。しかし、麗子の動きを察した神郷は、先回りして麗子と対面し、彼女の参加意思を確認すると、相談室へ案内します。

13話あらすじネタバレ

セミナー参加への申込み・イメージ画像

啓示室内に麗子を迎え入れた神郷宝仙は、麗子の容姿が母・サヨコと似ていると改めて認識し、麗子を手に入れようと策を練ります。そして、参加費用を理由に参加を辞退する麗子に対して、神郷は、麗子に対して参加費200万円を無利子で貸し出すことを提案します。不審に思う麗子でしたが、神郷の口車に乗せられ参加を決めてしまいます。

14話あらすじネタバレ

城山家の団らん・イメージ画像

自宅に帰った麗子は、夫に悟りの会について説明しました。一方、神の郷について不信感を持っていた城山は、妻のやる気に押されて了承してしまいます。一方、教団では、マミの色欲解放の儀式が執り行われており、儀式を施す神郷宝仙は、母親に瓜二つだった麗子を忘れられずにいました。その後、マミの婚約者・野呂が教団を訪れた知らせが届き、神郷はマミを野呂に会わせることを決めます。

神の郷を訪ねる野呂・イメージ画像

一方、神郷の洗脳により野呂は悪事魔だと信じ込まれたマミは、野呂が近づくにつれて恐れを隠せずにいました。そして、マミの母親の命がわずかであることを明かした野呂は、ウェディングドレスをマミの前に差し出し、マミの母親の前で結婚式を挙げることを提案します。

追い出される野呂・イメージ画像

しかし、神郷の洗脳に支配されるマミは、婚約者だった野呂の提案を拒絶し、神郷は野呂に掴みかかります。その後、信者によって引きはがされた野呂は、建物の外へ追い出されてしまいます。そして、神郷は、野呂に対して、マミへ洗脳を施していないことを主張しました。

15話あらすじネタバレ

会場へ向かう悟りの会一行・イメージ画像

麗子は、悟りの会の参加者と共に、会場へ向かうバスへ乗り込んでいました。悟りの会の参加費用200万円は、城山が貯金を切り崩して捻出してくれたため、なんとか自費で賄うことができ、麗子は夫に感謝しました。そして、悟りの会一行のバスは、山の麓で停車しました。すると、引率を担当する信者たちに変化が生じ、修行が始まっていることを参加者に告げます。

山荘に入る一行・イメージ画像

そして、修行での禁止事項を受けた参加者たちは、悟りの会に不審感を抱きつつも、険しい山道から自力で変えることは困難と考え、したかがなく引率の信者に従います。その後、悟りの会一行は、山奥にある山荘へとたどり着きます。

16話あらすじネタバレ

山荘でのスケジュール・イメージ画像

山荘では、神の郷の修行が行われてました。大部屋に引率された参加者たちは、ヘッドホンを付けながら胡坐をかき、妙な祈りを捧げ、少しでも気を抜くと監視役の信者から、竹刀による折檻が行われました。また、食事も、必要最低限のものを集めた質素なもので、食べる時間は15分と決められていました。麗子を始め、参加者の中には、困惑するものもいましたが、全員が信者の命令に従わざるを得ませんでした。

参加者の懺悔・イメージ画像

そして、懺悔の行では、参加者1人に対して信者1人がつく修行が開始され、麗子は、千夏とペアを組みました。千夏は、何気ない雑談で麗子の警戒心を解く一方で、他の参加者から懺悔を始める声が聞こえ始めました。懺悔を聞いた信者は、参加者を徹底的に否定する言葉を浴びせ、動揺する麗子をよそに、千夏は必要な行為と説明します。

麗子の夫への愛・イメージ画像

千夏は、麗子を神の郷に入信させるべく、麗子の夫婦関係を聞き出し、彼女の弱みに付け込みます。そして、千夏は、麗子を信者に仕立て上げるために、本当は夫・城山のことを愛していないと指摘するも、麗子は千夏の意味を理解できずにいました。

カリスマの漫画3巻あらすじネタバレ

悟りの会を通じて、教団に洗脳される麗子の狂乱ぶりや、城山を襲う新たな魔の手、教祖と女性信者の複雑な人間関係など、最終回にむけて様々な思惑が動き始めました。以下では、最終回や結末ラストを期待する感想が寄せられたカリスマの漫画3巻あらすじをネタバレ紹介します。

17話あらすじネタバレ

麗子の過去の恋愛・イメージ画像

懺悔の行にて、麗子は自分の生い立ちを千夏に話し、現在の夫と結婚する前に付き合っていた男性について語ります。その男性は、麗子が大学時代に交際していた過去の恋人で、結婚の約束をしていました。しかし、恋人は、白柳美奈という女性にフラれた過去を持っていました。白柳は、麗子より美人で頭もよく、実家もお金持ちのお嬢様で、麗子が認めていた数少ない女性でした。

麗子のコンプレックス・イメージ画像

そして、自分より上と認めていた女性にフラれた男性を恋人にすることは、麗子にとって耐えがたいことであり、麗子の方から一方的に婚約を破棄しました。そして、純粋に1人の人間として見てくれた冴えない男・城山との結婚を決めました。麗子の過去を聞いた千夏は、麗子の白柳美奈に対するコンプレックスや、自分より劣る男ならば、自分のことをお姫様扱いしてくれると、麗子の核心を突き続けます。

18話あらすじネタバレ

罪悪感にさいなまれる麗子・イメージ画像

千夏の痛い指摘を必死に否定し続けた麗子でしたが、どんなに夫や息子を愛していると言っても、結局は自分だけを愛しているとの痛恨を受け、麗子は動揺を隠せずにいました。その頃、別室では、神郷宝仙が監視カメラ越しに麗子と千夏の様子を観察していました。一方、麗子は、千夏の指摘を少しづつ受け入れはじめ、夫に対する罪悪感にさいなまれるようになります。

教えが吹き込まれたテープ・イメージ画像

午前零時、参加者たちは、同じフロアに集められて雑魚寝をしていました。そして、その中には、神郷のテープを巻き戻ししながら、繰り返し教えを聞く麗子の姿がありました。

19話あらすじネタバレ

麗子の神格化・イメージ画像

麗子の様子が気になる神郷宝仙は、千夏に麗子との会話の内容を聞き出そうとするも、思ったような報告はもらえませんでした。一方、東京に残った幹部・氷室は、覚醒会に拉致された曽根の暗殺を決行し、次の指示を神郷に伺っていました。神郷は、麗子を「女神の化身」と呼び、俗世との繋がりを断つ必要があると述べ、麗子夫妻の離婚を進めるようにと、命令します。

20話あらすじネタバレ

懇談会へ参加・イメージ画像

麗子が、悟りの会へ参加中している間、城山は、妻に代わって息子の父兄懇談会に参加していました。息子・利治は、父親の性格を見栄っ張りな性格を知っているが故に、彼の出席を嫌がっていました。そして、利治の心配は的中し、高卒にも関わらず大卒と偽ってしまった城山は、会場で大恥をかき、その場を後にしていきます。

連絡を受ける城山・イメージ画像

そして、会場を後にした城山の元へ、マミが近づきます。氷室から命令を下されたマミは、麗子の浮気を匂わせるように話し、城山を喫茶店へと呼びつけます。

21話あらすじネタバレ

喫茶店で待ち合わせ・イメージ画像

麗子を心配する城山が、喫茶店に入るとそこにはマミが待っており、麗子のホームシックを聞かされ、一安心します。そして、城山夫妻を離婚に追い込むべく、マミは、偶然見かけた城山に一目ぼれしたものの、彼が既婚者であったことにショックを受けたことを打ち明けます。思わぬ発言に、城山は動揺を覚えるも、マミは帰りに送ってくれるように頼みます。

ホテルにさしかかる・イメージ画像

そして、ホテルに差し掛かると、マミは城山を誘惑し、城山夫妻の離婚を促します。しかし、麗子のことを思い出した城山は、マミの誘惑を断ち切り、マミはその場を去っていきます。同時に、ホテル前での出来事は、氷室によって撮影されていました。

22話あらすじネタバレ

悟りの会も3日目に入り、麗子には、正常な思考が低下し、神郷の教えを信じるようになってしまいました。そして、日も暮れて、部屋の電気が消された中、参加者の1人が「メシアさまがいらっしゃる」とさわぎたてます。その直後、スポットライトが神郷へ向けられ、参加者からは「メシア」の叫び声が飛び交います。

23話あらすじネタバレ

神郷宝仙の神々しい姿は麗子を虜にし、「純粋な精神を取り戻す」修行でも、麗子は意欲を見せます。一方、麗子の様子を監視カメラごしに見ていた神郷でしたが、教祖の変貌を目撃した千夏は、新たな嫉妬心を芽生えさせていました。

24話あらすじネタバレ

大広間に訪れた神郷・イメージ画像

参加者の修行が順調に行っていることに満足する神郷でしたが、同時に、麗子の姿を自分の母親と重ねてみるようになります。そして、麗子の哀れな姿に耐えられなくなった神郷は、麗子のいる修行場へ向かいました。そして、麗子に寄り添い、彼女に必要なものは真の母性愛であることを教え込みます。

25話あらすじネタバレ

質素な食事・イメージ画像

城山は、悟りの会から帰宅した麗子の様子に違和感を覚えていました。そして、朝食を見るなり、食事に卵が使われていることに激高し、豆腐とひじきの食事を主張し始めます。麗子の変貌ぶりに驚く父子でしたが、城山は、利治を学校に行かせ、麗子をなだめます。しかし、悟りの会での教えに心酔する麗子は、夫の愛情表現を拒絶し、メシアを愛すると宣言します。

26話あらすじネタバレ

麗子の様子は、日が経つにつれて悪化していました。そして、妻を心配する城山は仕事を休んでしまい、麗子に神郷宝仙は詐欺師であり、騙されていることを主張します。しかし、神郷の教えを信じて疑わない麗子は、怒りを顕わにし、ますます神の郷へのめり込んでしまいます。

その頃、神郷と麗子の仲を嫉妬する千夏は、麗子との関係について教祖に詰め寄っていました。そして、千夏の性格を知る神郷は、千夏がいる限り、麗子を傍に置けないこと確信します。一方、妻の豹変に頭を悩ませていた城山は、馴染の古本屋の店主・三蔵に相談を持ち掛け、覚醒会の武石藤夫を紹介されます。そして、三蔵の紹介により、城山は脱会カウンセラー・武石と対面します。

カリスマの漫画の登場人物

カリスマの漫画の登場人物の紹介・イメージ画像

宗教によって人生が崩壊した人々の姿や、神郷宝仙の壮絶な過去や最期、最終回結末のラストで見せた、麗子に対する執着心が怖いとの感想が寄せられた、カリスマの漫画の登場人物を紹介します。

登場人物①城山

漫画「カリスマ」の主人公・城山信康は、某旅行代理店に勤務する平凡なサラリーマンであり、妻・麗子と息子・利治の3人暮らしです。見栄っ張りな性格が災いして失敗することも多く、仕事でも部下より出来ないなど、冴えない自分に劣等感を持っていました。しかし、妻・麗子は、城山にとって唯一の自慢であり、彼女を巡るカルト宗教との戦いを経て、漫画「カリスマ」の最終回結末ラストでは、人間的に大きな成長を見せました。

忍びよる魔の手・イメージ画像

一方で、最終回では、神郷の麗子を巡る新たな魔の手が迫っており、それらを知らずにいる城山家の姿は、更なる恐怖を読者に与えました。

登場人物②麗子

麗子のイメージ画像

麗子は、漫画「カリスマ」の主人公・城山の妻です。平太郎の母・サヨコに非常に似た容姿の持ち主で、神の郷のセミナーへ参加したことや、実家がお金持ちであることを理由に、カルト宗教の洗脳を受けて、平太郎の考えに傾倒します。しかし、漫画「カリスマ」の最終回にて、城山によって洗脳から解放され、最終回の結末ラストでは、平凡な夫・息子との生活に幸せを感じていました。

登場人物③神郷

神郷宝仙のイメージ画像

神郷こと神郷宝仙は、漫画「カリスマ」の冒頭に登場した岡崎平八郎本人であり、劇中では、カルト宗教・神の郷の教祖・メシアとして崇められている男性です。少年時代に、母・サヨコがカルト宗教によって亡くなった過去を持ち、両親を死に追いやった宗教団体へ復讐するべく、神の郷を立ち上げました。

神郷宝仙と組織の再興・イメージ画像

漫画「カリスマ」では、偶然、セミナーを訪れた麗子が、死んだ母親に似ていることから、彼女に異常な執着を見せ、彼女を洗脳させることで、自分のものにしようと暗躍します。しかし、漫画「カリスマ」最終回では、日車となり三蔵と共に死んだと思われましたが、最終回の結末ラストにて、一命を取り留めたことや、神の郷の再興を進めていることが判明し、麗子を諦めていないことが示唆されています。

カリスマの漫画に関する感想や評価

カリスマの漫画に関する感想や評価・イメージ画像

カルト宗教や洗脳を恐ろしさを描いた漫画「カリスマ」は、表現が過激すぎるとの感想が寄せられる一方、最終回の結末ラストで描かれた神郷の並外れた生命力や執着心にも注目され、改めて洗脳の恐ろしさを認識したとの感想が見られました。以下では、カリスマの漫画に関する感想や評価を紹介します。

感想1:小説版「カリスマ」もおすすめ

漫画「カリスマ」は、新堂冬樹先生による小説版を基に描かれおり、小説版を通じて漫画版を読み始めた読者もいます。漫画版では、少年・岡崎平八郎の変貌ぶりや、過激すぎる表現が話題となった教団・神の郷の実態など、活字では表現しきれない怒涛の展開や、最終回の衝撃的な結末ラストがおすすめポイントです。そして、最終回を読み終えた頃には、洗脳に対する認識を改めて考えさせられるでしょう。

感想2:神の郷のその後を描いた作品

漫画「カリスマ」最終回では、一命を取り留めた神郷宝仙こと、岡崎平八郎の衝撃的な結末ラストが明かされ、多くの感想や評価が寄せられました。そして、新堂冬樹先生の作品「カリスマVS.溝鼠」では、新堂先生の作品に登場した2人の悪役の後継者同士の争いを描いた作品で、漫画・小説版「カリスマ」の最終回で崩壊した神の郷や、再興を果たした組織の結末ラストを知りたい方にもおすすめの1冊です。

感想3:脱会者との関わりについて考える

漫画「カリスマ」の題材にもなったカルト宗教について、過去の重大事件の影響で、それらを匂わせる宗教団体に対する偏見・差別が増大し、また教団の脱会者に対する風あたりも強いことが現状です。しかし、漫画「カリスマ」では、カルト宗教の恐ろしさだけでなく、大切な人を守ろうと奮闘する家族の姿も同時に描かれ、脱会者に対する心のケアの必要性も漫画「カリスマ」を通じて訴えているでしょう。

カリスマの漫画最終回まとめ

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カリスマの漫画全4巻のあらすじ、最終回結末とラスト、登場人物、作品に関する感想や評価について紹介しました。漫画「カリスマ」では、カルト宗教だけでなく、人間に潜む心の闇や、洗脳された人々や大切な人を洗脳から解放するべく奮闘する家族の姿などが描かれており、最終回結末のラストまで目が離せない、怒涛の展開が注目されています。

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