【ツキウタ】水無月涙の傷の理由・過去と兄との関係は？声優や曲も一覧で紹介

『ツキウタ。』に登場するキャラクター・水無月涙。彼は仲間たちと共にアイドルとして活動しています。水無月涙は一体どんなキャラクターなのでしょうか？彼について詳しく知って行く前に、まずは『ツキウタ。』の基本情報から見ていきましょう。

『ツキウタ。』とは、ムービックから発売されているキャラクターCDシリーズに端を発する作品群の名称です。1月から12月までの月をイメージしたキャラクターが存在し、そのキャラクターたちをイメージした楽曲と、キャラクターたちの日々を描いたミニドラマが発表され、2016年にはテレビアニメ化されました。その他、コミカライズや2.5次元舞台化など、様々なメディアミックスが展開され、人気を博しています。

『ツキウタ。』に登場するキャラクターたちは、ツキノ芸能プロダクションに所属しているアイドルという設定です。彼らはツキノ芸能プロダクションが所有する寮で共同生活を営んでおり、ドラマCDでは彼らの日常のやり取りなどが描かれ、楽曲CDはアイドルの彼らが発表しているという体で発売されています。そんな『ツキウタ。』の魅力は、個性豊かなキャラクターたちと、本物のアイドルを応援しているかのようなリアルさでしょう。

生い立ちも性格も何もかもが違うアイドルたちが、切磋琢磨しながらアイドル業をこなしていくところ。そしてそんな彼らが自分たちと同じように1年毎に齢を取っていくというところに、魅力を見出しているファンは多いです。また、発売される楽曲CDのクオリティは驚くほど高く、そこも『ツキウタ。』という作品の魅力の1つです。

ここで紹介していく『ツキウタ。』の水無月涙は、6月を担当するキャラクターです。生年月日は平成9年6月16日。初登場時は16歳でしたが、2019年時点で22歳になっています。血液型はB型。身長は2013年の時には164センチでしたが、2019年には169センチになりました。左利きで、好きなものはプリンとオムライス。イメージカラーは青緑です。

『ツキウタ。』は各キャラ毎に楽曲を製作する作曲者が違うのですが、涙の楽曲はボカロ曲製作で有名なゆよゆっぺが担当しました。涙のファンクラブ名は「pluvia」というのですが、これは雨を意味するラテン語。出身地は滋賀県で、ピアニストの母と指揮者の父を持つ名門音楽一家の一員です。涙は父と母の音楽の才能を受け継いで生まれてきたのですが、このことが後に家族との確執に繋がっていくことになります。

水無月涙はツキノ芸能プロダクションのアイドルユニットの1つ「Procellarum（プロセラルム）」に所属しています。プロセラルムは6月担当・水無月涙、7月担当・文月海、8月担当・葉月陽、9月担当・長月夜、10月担当・神無月郁、11月担当・霜月隼の6人からなるユニット。11月担当の霜月隼をリーダーとしており、ファンからは「プロセラ」という通称で親しまれています。ユニットの衣装カラーは白。メンバー全員が関西出身です。

元々涙は、プロセラルムに所属する7月担当の文月海に家出したところを拾われ、彼の世話になっていた最中、ツキノ芸能プロダクションにスカウトされてアイドルになりました。そんな涙がプロセラルムの中で最も行動を共にしているのが、10月担当の神無月郁です。

プロセラルムの中で一番若い涙と郁は「白年少組」と呼ばれ、何かとセットで扱われます。この2人はプライベートでも仲が良く、兄弟のような間柄。あまり他人とのコミュニケーションが得意ではない涙の心を開いたのが郁で、その証に涙は郁のことだけ「いっくん」とあだ名で呼びます。

当初はプロセラルムの面々との距離をはかりかねていた涙でしたが、共に仕事やプライベートを過ごす内に打ち解けていき、だんだんと本来の自分を出せるようになりました。今では猫のようなマイペースぶりで仲間たちを翻弄することもあり、また突拍子のない行動で周囲を驚かせる魔王様こと霜月隼にも動じない一面から「プチ魔王様」と呼ばれ、プロセラルムの中でも大物だと言われています。

水無月涙は儚げな美しい顔立ちをしています。プロジェクト開始当初は少女にも見えるほど中性的でしたが、年々大人の男のかっこいい魅力も外見に現れてくるようになりました。あまり表情を動かさないところがミステリアスで魅力的です。

元々はかなり繊細で人との接触が苦手なキャラでしたが、プロセラルムのメンバーとの交流やアイドルとしての仕事で精神的に成長。他者に対しての苦手意識が減った結果、実は天然で意外と豪胆であることがわかってきました。誰も言えないようなことを真顔でブッ込み、周囲を驚かせることがあることからも、涙の大物具合がわかります。

名門音楽一家に生まれた涙には、怜という2つ年上の兄がいました。怜も涙もピアノをしていたのですが、絶対音感と音楽的センスの持ち主である涙と違い、怜は音楽の才能に恵まれておらず、ピアノの技量に差が出てしまいます。2人の両親は涙にばかり目をかけるようになり、怜は涙に対して嫉妬心を抱いていました。ある日、嫉妬心が爆発した怜の行動がきっかけで、幼い涙は大怪我を負ってしまいます。

涙の身体と心には消えない傷が残り、兄との確執が生まれてしまいました。涙は兄だけではなく、クラシックの道を強要してくる両親とも決別。家出したところを文月海に拾われ、後に彼と共にアイドルへの道を歩みだすことになります。涙にとっては辛い過去ですが、この過去がなければ涙は家を飛び出すこともなく、プロセラルムの一員にもなっていなかったでしょう。

心にも身体にも傷が残ることになった過去の事件の後。家出して海に拾われ、やがてスカウトされてアイドルとして活動を始めた涙。身体と心に残った過去の傷が消えることはありませんでしたが、仲間たちのおかげで楽しい日々を送れるようになりました。その間ずっと家族と連絡は取っていなかった涙ですが、仲間たちの尽力もあって後に兄とは和解。寮で誕生日を共に過ごせるまでになりました。

怜は涙を傷つけたことを後悔しており、涙に残った傷を消すために医者の道を選んだようです。両親との関係も少しずつではありますが改善されており、涙の誕生日に家族水入らずで食事に行けるようになりました。とはいえ、過去の確執から皆がそれぞれ気を遣った状態での食事となっており、リラックスできる関係になれるにはもう少し時間がかかる模様です。

『ツキウタ。』で水無月涙の声を担当したのは、声優・歌手・舞台俳優の蒼井翔太です。蒼井翔太は1987年8月11日生まれ、血液型はB型。身長は174センチで、所属事務所は株式会社Sです。蒼井翔太の特徴はハイトーンボイスと高い歌唱力。それを活かして、数々のアニメでキャラソンや主題歌などを歌っているアーティスト声優として知られています。

『ツキウタ。』では、水無月涙というキャラクターの特徴を、台詞でも歌声でも見事に表現してみせました。蒼井翔太は『ツキウタ。』シリーズで、涙の兄である怜の声も担当。1人2役の難しい掛け合いもこなしています。

『ツキウタ。』で水無月涙を演じた声優・蒼井翔太の主な出演作品その1は『うたの☆プリンスさまっ♪』です。蒼井翔太はこの作品で、シャイニング事務所のアイドルユニットの1つ「QUARTET NIGHT」の美風藍を演じました。

『ツキウタ。』で水無月涙を演じた声優・蒼井翔太の主な出演作品その2は『MARGINAL#4』です。蒼井翔太はこの作品で、ピタゴラスプロダクションのアイドルユニットの1つ「UNICORN Jr.」の新堂ツバサを演じました。

『ツキウタ。』で水無月涙を演じた声優・蒼井翔太の主な出演作品その3は『KING OF PRISM by PrettyRhythm』です。蒼井翔太はこの作品で、シュワルツローズに所属するプリズムスタァ・如月ルヰを演じました。

『ツキウタ。』で水無月涙を演じた声優・蒼井翔太の主な出演作品その4は『ダイヤのA』です。蒼井翔太はこの作品で、青道高校野球部に所属する主人公の同級生・東条秀明を演じました。

『ツキウタ。』で水無月涙を演じた声優・蒼井翔太の主な出演作品その5は『王室教師ハイネ』です。蒼井翔太はこの作品で、グランツライヒ王国の第5王子であるリヒト・フォン・グランツライヒを演じました。

『ツキウタ。』で水無月涙を演じた声優・蒼井翔太の主な出演作品その6は『千銃士』です。蒼井翔太はこの作品で、アメリカ初の国産フリントロック式マスケット銃であるスプリングフィールドを演じました。

プロセラルムのユニット曲です。ロックテイストのかっこいい曲で、各キャラが個性的な声をしているにも関わらず不思議と声が調和しているところがファンからも高評価でした。それぞれのパートの歌詞に、各コンビの相棒の名前が隠れているのもこの曲の魅力の1つです。

プロセラルムのユニット曲です。この曲はアニメ『ツキウタ。』の偶数話でOP曲として使用されました。アップテンポなノリの良い曲調とかっこいいダンス映像が話題となり、ファンからの人気の高い1曲となっています。

水無月涙と神無月郁の白年少組によるデュエット曲です。涙と郁だからこそできる繊細で美しいハモリがファンの間でも高評価。歌詞の一部が英語になっており、2人の発音が決まっていてかっこいいという声が多数上がっています。

水無月涙と神無月郁の白年少組によるデュエット曲です。2人の透き通った歌声が美しいバラード。唯一無二の相棒として互いを信頼し合う、2人の絆が感じられる歌詞が好評でした。美しいメロディと歌声に癒やされる人が続出した1曲です。

水無月涙のソロ曲です。雨音から始まる、ロックテイストでメロディアスな楽曲。CDには曲と一緒にミニドラマが収録されているのですが、このミニドラマでは水無月兄弟の過去と確執が描かれています。ミニドラマを聞いた上で「Rainy moment」を聴くと、この曲が涙の辛い過去のことを歌っていることに気づくでしょう。感情を乗せた涙の歌い方に注目です。

水無月涙のソロ曲です。ドラムの音がかっこいい1曲。涙がプロセラルムの一員になって成長し、過去の傷と向き合う強さが生まれたことを感じさせる力強い曲に仕上がっています。自分への応援歌としてこの曲を聴いているファンも多いようです。

水無月涙のソロ曲で「Duty」と同じCDに収録されています。アイドルらしい爽やかな1曲。曲に合わせて歌い方も明るく爽やかなものになっているところが、高い評価を得ています。ライブにぴったりの楽しそうな曲で、カラオケでも人気です。

アニメ『ツキウタ。』の7thEDテーマとして使用された曲。疾走感のあるメロディに、涙がプロセラルムの一員になって過去の傷が癒やされていく様子や、アイドルとして歌い続けていく決意などが込められた歌詞が合わさって、前向きな印象の曲になっています。

水無月涙の歌を聞いて『ツキウタ。』のファンになったという人のコメントです。互いの才能を認めあって尊敬し合える相棒と出逢い、過去の傷を乗り越える強さを得たところ。信頼できる仲間の間でマイペースに振る舞うとろこなど、涙の魅力は尽きません。

6月担当である水無月涙のイメージは雨。そのため、雨の日には涙の曲が聴きたくなるという人は多いようです。特に「Rainy moment」は、雨の日ソングとして人気の高い楽曲です。

水無月涙に一目惚れをして楽曲CDやグッズを買い漁ったという人のコメントです。『ツキウタ。』の魅力の1つは、キャラクターがリアルタイムで齢を重ね成長していくこと。涙も成人し、身体的にも精神的にも成長しています。可愛い男の子からかっこいい大人の男性へ成長していく涙の姿をこれからも見守っていきたいというファンは多いようです。

『ツキウタ。』の水無月涙の傷の理由や、過去の兄との関係、アニメでの担当声優などを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか？水無月涙はその才能故に辛い過去を持っていましたが、仲間との出逢いでそれを乗り越えました。その経験があったからこそ、涙の音楽には人の心に訴えかける強い力が秘められているのでしょう。ぜひCDシリーズやアニメ『ツキウタ。』に触れて、水無月涙の魅力を堪能してください。