2020年02月05日公開
2020年02月05日更新
フランダースの犬の最終回のあらすじは?最後のセリフやネロが見たかった絵画とは?
アニメ「フランダースの犬」は、幅広い年代が知っている名作の1つです。アニメ「フランダースの犬」は、海外の児童文学が原作になっていて、あらすじで登場している教会なども実在していました。この記事では、アニメ「フランダースの犬」のあらすじや最終回あらすじのネタバレやセリフや絵画だけでなく、最終回のその後や実際の教会の場所や観た方の感想や評価などを紹介していきます。
目次
フランダースの犬とは?
フランダースの犬の概要
アニメ「フランダースの犬」は、1975年に放送されていた作品で、世界名作劇場シリーズの1つです。この作品は、イギリス作家ウィーダの児童文学が原作になっています。実際にアニメ「フランダースの犬」は、日本で制作された作品で、ベルギーよりも日本の方が知名度が高いです。
フランダースの犬のあらすじ
アニメ「フランダースの犬」のあらすじを紹介していきます。主人公のネロは、とても心優しい少年で祖父と一緒に生活をしていました。祖父は、ネロにきちんと他人に感謝する事を教え、牛乳運びの仕事を一緒にして生活しています。ネロは、街に牛乳を売りに行った時に、飼い主に酷い扱いをされている犬を見かけた事をきっかけに、その後もその犬の事が気になっていました。
フランダースの犬のネロとは?
アニメ「フランダースの犬」の主人公のネロは、子供の頃に両親を亡くした10歳の少年です。素直で優しい性格をしていて、絵を描くことが大好きで友達も多く好かれています。アニメ「フランダースの犬」あらすじでネロは、牛乳運びの他にもミシェルの手伝いなどをしていました。
フランダースの犬のパトラッシュとは?
アニメ「フランダースの犬」のパトラッシュは、主人公のネロと祖父に助けてもらった犬です。アニメ「フランダースの犬」のあらすじでもパトラッシュは、元の飼い主に相当な扱いをされていました。ですが、ネロと祖父と過ごし元気を取り戻しています。
ネロとパトラッシュの出会い
アニメ「フランダースの犬」の主人公のネロとパトラッシュの出会いを紹介していきます。お爺さんと牛乳を売りに街に行っていたネロは、イチゴアメを買った帰りに金物屋が荷物を引いている犬のパトラッシュを怒っているのを見かけました。溝にはまったせいで動けなかったパトラッシュを飼い主は、何度もムチで叩いていたのです。ネロは、パトラッシュの事が気になり後を追いかけていました。
犬ののどが渇いているのに気づき、ネロは隙を見てパトラッシュに水を与えようとしますが、突き飛ばされてしまいます。別の日にもパトラッシュは、くたくたになりながら重たい荷物を運ばされていて、早く歩けとムチで叩かれていたのです。ジョルジュとポールと合流し遊んでいたネロは、街の中でパトラッシュを見かけ、追いかけて行きました。パトラッシュは、しんどくて今にも倒れそうになっていたのです。
ネロは、前から飼い主に鞭で厳しく叩かれているパトラッシュを何度も見かけていて心配していました。飼い主の男がパトラッシュを罵倒しているのを聞いて、可哀そうな犬の名前がパトラッシュだと知ります。疲れてクタクタになっているパトラッシュにせめて水をあげたいと考えましたが、ジョルジュたちは飼い主が許さないとネロに言いました。ネロは諦めず、飼い主が酒を飲むすきに水を与えます。
別の日もパトラッシュは、食事も水も与えられず、ついに叩かれても歩く事が出来なくなってしまいます。金物屋は、動けなくなったパトラッシュを河原に放置して行きました。パトラッシュの姿を探していたネロは、金物屋を見つけてどこにパトラッシュが居るのか聞きます。答えてもらえなかったネロは、お爺さんに帰ろうと急かしパトラッシュを見つけました。ネロとお爺さんは、弱ったパトラッシュを家に連れて帰ったのです。
フランダースの犬の最終回あらすじネタバレ
最終回あらすじ①2人は共に天国へ
アニメ「フランダースの犬」の最終回のあらすじのネタバレ➀2人は共に天国へを紹介していきます。雪の中パトラッシュは、ネロの事を探し回っていました。パトラッシュには、なぜ自分の前からネロが消えてしまったのか分からなかったのです。ですが、なにか良くない事が起きていると感じていました。用意された食事も、温かい部屋もパトラッシュを引き留める事はできなかったのです。
パトラッシュは自分の寒さや疲れを気にせずに大好きなネロを探し、町中を歩き回っていました。町の外れへ向かっていくパトラッシュを見かけたネロのおばあさんは、パトラッシュに気づきます。ですが、まさかパトラッシュがネロと一緒にいないとは思わず、別の犬だろうと思い込んでしまったのです。おばあさんは、早く可愛い孫のネロとパトラッシュに会いたいと願い家を目指してまっすぐ行ってしまいました。
ノエル爺さんは、コゼツの家を訪れていました。コゼツは、こんな時間に何の用事で来たのかを尋ねます。するとノエル爺さんは、風車を直せと言い出したのはコゼツだろうと言いました。コゼツは、わざわざクリスマスイヴに来るような事ではないと言いましたが、ノエル爺さんはハンツに話しがあると切り出します。ノエル爺さんは、ハンツに向かって風車に火を付けたのがネロだと言っているのは、本当かと聞きました。
ハンツは、そんな噂も聞くと答えましたが、ノエル爺さんは激怒し火を付けたのはお前だと立ち上がり言い放ちます。ハンツは、自分のした事が原因だとは思っていなかったので驚きました。ノエル爺さんは、コゼツにも重大な原因があると言います。コゼツには心当たりがありませんでしたが、ノエル爺さんが風車を調べると掃除もせず油もささず全く手入れをせずに使い続けていた事で、摩擦を起こし小麦の袋に引火したと言いました。
それを聞いたアロアはネロが犯人ではないと喜ぶ一方で、ノエル爺さんは噂を流した張本人のハンスにどう責任を取るんだと言います。コゼツもハンスの事を責めていましたが、アロアはネロに謝るようにハンスに説得しました。コゼツは、今すぐにネロのところへ行き自分も一緒に謝ろうとします。一方で帰宅したおばあさんは、家にお爺さんもネロも居ないので不思議がっていました。
ネロを引き取ろうと家にやってきた木こりのミッシェルは、何も知らなかったおばあさんにおじいさんが既に亡くなってしまい、ネロはパトラッシュと2人で生活をしていたと教えます。ミッシェルは、家族のいないネロを引き取り一緒に生活するつもりだといいました。おばあさんは、おじいさんが亡くなった事を知らなかったので、動揺し泣き出してしまいます。ネロの行方が分からないと聞いたミッシェルは、探し始めました。
ハンスは、ネロにクリスマスになったら出ていくので待って欲しいと言われた事を思い出しました。家を見たアロアは、ネロの手紙を見つけます。その手紙には、ハンスに家賃の残りが払えなくて申し訳ないという謝罪と、残った商品を受け取って欲しいと綴られていました。他にも、お世話になったエリナおばさんに感謝とパトラッシュをお願いすると書かれていて、最後にはアロアへ向けた別れのメッセージが綴られていたのです。
家を出たネロは、雪がたくさん降る中ひとり目的地もなくただただ歩き続けていました。家では、ネロの残していった手紙を読み終わり、みんなが悲しみと後悔に襲われていたのです。すると、ジョルジュがやってきて絵のコンクールの審査員だという男性を連れてきました。男性は、ネロの作品がとても気に入り才能を伸ばすために自分の下で教育を受けさせたいと思って会いに来たといいます。
アロアの父親のコゼツは、ネロの手紙を読み終わり自分のした事への罪悪感に苛まれていました。ネロの事を貧乏だから気に入らなかったコゼツでしたが、本当は自分の落としたお金を届けてくれた優しい少年だとわかっていたのです。自分のした事を謝る為にコゼツは、ハンスにネロを探し出せと命令しました。そして、ネロを見つけ出し、アロアと同じように教育を受けさせ大事に育てると宣言します。
最終回あらすじ②最後のセリフ
アニメ「フランダースの犬」の最終回のあらすじのネタバレ②最後のセリフを紹介していきます。アロアは、自分もネロを探すと言いましたが、母親に待っているように言われてしまいました。アロアは、ネロの描いた絵を見ながら、ネロに帰ってきてと言います。ネロは、雪の中で倒れていて、目を覚まし再び歩き始めました。一方でコゼツは、みんなで手分けして探し回っていましたが、一向に姿を見つける事は出来なかったのです。
ハンスやコゼツは、自分たちがネロにした事に後悔し涙を流しながら探し続けました。クリスマスイヴでたくさんの家族が歩く中でネロは、一人裸足であの絵を見に向かっていたのです。パトラッシュは、まだネロを探していて雪の中に埋もれた手袋を発見します。教会の中へ入っていったネロは、ずっと見たかった絵のカーテンが開いていて喜びました。ネロは、念願の絵を見れた事でマリア様に感謝し、これ以上何もいらないと言います。
パトラッシュは、ついに床に倒れているネロを見つけました。ネロは、パトラッシュがいつまでも自分と一緒だと言っくれていると感じます。そして、やっと見たかった絵を見る事ができてとても幸せだと言いました。ネロの最後のセリフは、パトラッシュを撫でながら「パトラッシュ、とても疲れたろ。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ。パトラッシュ」と言い目を閉じます。するとアロアは、ネロと叫びながら走りだしました。
アロアは、雪の中で何度も転びながら必死で歩き続け涙を流しながら大声でネロと叫びました。教会のドアから風が入り、明かりが消えてしまいます。ネロとパトラッシュの頭上に光が差し、天使たちが降りて来ました。天使たちは、ネロとパトラッシュを抱えて上へあがっていきました。パトラッシュは走り出し、ネロは荷台に乗ってお父さんやお母さんやお爺さんがいる遠い国へと旅立って行きます。
フランダースの犬の最終回の絵画や場所を考察
考察①ネロが教会の絵画の前にいた理由
日本で大人気のアニメ「フランダースの犬」の考察➀ネロが教会の絵画の前にいた理由を紹介していきます。フランダースの犬の最終回では、主人公のネロがずっと見たかった絵を見に行き力尽きるというシーンが有名です。ですが、ネロが何故絵を見たがっていたかは、フランダースの犬で描かれていませんでした。ネロは、母親が生きていた頃に一緒にこの絵を見たことがあり、最後にどうしても思い出の絵を見たかったのです。
考察②場所はどこ?
アニメ「フランダースの犬」の考察②場所はどこ?を紹介していきます。大人気アニメ「フランダースの犬」は、もともとベルギーの本が原作になっていました。その為ベルギーがストーリーの舞台になっていて、ベルギーでも有名な観光地アントワープの風景が登場しています。フランダースの犬の最後の教会も実在していて、アントワープにある聖母大聖堂という場所がモデルだと言われていました。
フランダースの犬の最終回のその後や「ぼくのパトラッシュ」
フランダースの犬の最終回のその後
アニメ「フランダースの犬」の最終回では、その後のストーリーなどが明らかになっていませんでした。劇場版の「フランダースの犬」では、最終回とは少しラストやセリフなどが違っています。アニメ「フランダースの犬」の最終回と同じように、ネロは一人で教会へ向かいパトラッシュが後からやってきますが、その時のセリフや絵画などが変わっていました。絵画は、カーテンではなく3面で開くように描かれています。
他にも、最終回と同じように主人公のネロが絵画の前で最後のセリフを言った後に天使が降りてきますが、ネロとパトラッシュを持ち上げて行きませんでした。劇場版「フランダースの犬」では、その後のアロアやジョルジュなどが登場しています。アロアは、教会でシスターになっていてポールはコゼツの下で働いていました。コゼツは、修道院でアロアが辛い思いをしていないか心配していたのです。
アロアは、教会で子供たちと遊ぶので毎日忙しいと言いました。教会に来たポールたちは、代わりに教会の子供たちと遊ぶと言います。アロアは、ジョルジュたちを見送った後にパトラッシュの鳴き声と付けていた鈴の音とネロの声を聴きました。ネロは、いつでもアロアのそばにいるよというセリフを言います。アロアは、ネロが亡くなった教会で働いていたのです。その後のあらすじの最後は、アロアが教会をで出るシーンで終わります。
フランダースの犬 ぼくのパトラッシュとは?
アニメ「フランダースの犬 ぼくのパトラッシュ」は、1993年から放送されていた作品で、26話まで製作されていましたが、実際は24話までしか放送されていません。アニメ「フランダースの犬」と同じく、児童文学作品の「フランダースの犬」が原作になっています。アニメ「フランダースの犬 ぼくのパトラッシュ」では、あらすじやその後やセリフなどが少し違っていて、オリジナルストーリーも収録されていました。
フランダースの犬の最終回に関する感想や評価
#フランダースの犬
— ☆新吾☆ (@QtMIUKMqvGh6EpF) December 18, 2019
いつ観ても切ない最終回ですが、これが変えられぬ運命なのであれば
最後に笑いながら天に召されるネロに「良かったね」としか言えません😭
もしこれがハッピーエンドで終わる話だったら、後世にここまでの名作と
して残らなかっただろうし、私の心にも無かった作品かも知れません。 pic.twitter.com/pupB2IXZEb
アニメ「フランダースの犬」を観た方の感想や評価には、最終回のネロとパトラッシュの最後が悲しいというコメントが多くなっています。アニメ「フランダースの犬」は、ハッピーエンドの作品ではありませんが、感動する名作として話題になっていました。
5月30日 画家 #ルーベンス 逝去(1577-1640)
— 大阪セントラルグレースチャペル (@mbocgc) May 29, 2019
フランドルの画家で、祭壇画、肖像画、風景画、神話画など様々なジャンルの絵画作品を残しました。#フランダースの犬 の主人公ネロが見たがっていた #アントワープ の大聖堂の絵は、ルーベンスの #キリスト昇架 と #キリスト降架 です。#キリスト教豆知識 pic.twitter.com/24dXgaIGPQ
アニメ「フランダースの犬」に関する感想や評価には、最終回で主人公のネロが教会で見た絵画についてのコメントなども多くなっています。アニメ「フランダースの犬」で教会に飾られていた絵画は、ルーベンスの作品で、日本でも有名な作品が多く知られている画家です。
フランダースの犬の舞台の街~アントワープ!
— Ernie's Photograf (@photograf_s) September 2, 2019
ホテルでYoutubeで最終回を再生しながら涙してます。www#旅行#ベルギー#アントワープ#フランダースの犬 pic.twitter.com/LiU7vADKMK
アニメ「フランダースの犬」を観た方の感想や評価には、あらすじの舞台にもなった街アントワープに関するコメントもありました。実際にベルギーに訪れた方は、フランダースの犬の最終回やその後で登場した教会などを観光している方が多いです。
その後フランダースの犬のストーリーを初めて知ることになった……が……
— 緋水 (@hisui_vtr) December 11, 2009
アニメ「フランダースの犬」を観た方の感想や評価には、その後のあらすじに驚いたという方が多くなっています。アニメ「フランダースの犬」の最終回のその後のあらすじは、本などにもなっているので是非チェックしてみてください。
フランダースの犬の最終回まとめ
この記事では、アニメ「フランダースの犬」のあらすじや最終回やセリフだけでなく、教会の絵画やその後のあらすじや観た方の感想や評価などを紹介していきました。アニメ「フランダースの犬」は、日本以外の国でも人気のある作品になっていて、教会や絵画なども観光地になっているので、その後やセリフなどと合わせて是非チェックしてみてください。