2019年12月22日公開
2019年12月22日更新
【灼眼のシャナ】天目一個は最強の怪物?シャナとの関係や声優も紹介
天目一個とは灼眼のシャナに登場するキャラクターの1人です。灼眼のシャナに登場する天目一個はミステスと呼ばれる種族であり、灼眼のシャナの作中で「史上最悪のミステス」とあだ名されるほどの恐るべき強さを持ったキャラクターとなっています。最強の強さを持った怪物天目一個は作中で主人公であるシャナと戦い、シャナの宝具である「贄殿遮那」を託しました。本記事ではそんな灼眼のシャナに登場する天目一個について最強と謳われる強さやシャナとの関係、アニメの声優などをまとめてご紹介します。
天目一個は最強の怪物?
灼眼のシャナの作品情報
灼眼のシャナの作中で主人公であるシャナに宝具「贄殿遮那」を託した鎧武者の怪物天目一個。天目一個は「史上最悪のミステス」や「紅世に仇なすモノ」などのあだ名を冠する正真正銘の怪物であり、灼眼のシャナの世界では伝説とされていました。では史上最悪と謳われる天目一個の強さはどれほどのものなのでしょうか?本記事では天目一個にスポットを当て、その強さやシャナとの関係、声優などをまとめてご紹介します。
灼眼のシャナの概要
ではまず初めに、天目一個が登場する灼眼のシャナの作品情報をご紹介します。天目一個が登場する灼眼のシャナとは2002年から2012年まで電撃文庫から刊行されていた高橋弥七郎のライトノベル作品です。灼眼のシャナは坂井悠二とシャナという2人の主人公が紅世の従とフレイムヘイズの戦いに身を投じていく姿を描いたファンタジーバトル作品であり、本編22巻と外伝4巻の合計26巻の単行本で完結しています。
そんな灼眼のシャナは2002年に刊行されて以降爆発的に人気を博し、2007年までの5年間で累計発行部数585万部を記録しました。この人気から灼眼のシャナは2005年から2008年まで合計2期構成でアニメ化されることになり、累計発行部数750万部を突破するほど大ブレイクしました。その後灼眼のシャナはアニメ3期や劇場版アニメなどのメディア展開が多数行われ、2019年12月現在まで累計発行部数1000万部を突破しています。
灼眼のシャナのあらすじ
灼眼のシャナの主人公の1人である坂井悠二はある日、突然怪物がいる異世界へ足を踏み入れてしまい、そこで謎の少女と出会います。灼眼のシャナの世界では現実世界の他に紅世の従とフレイムヘイズが争っている異なる世界が存在していました。坂井悠二は現実とは異なる異世界に巻き込まれてしまっており、坂井悠二が出会った少女は紅世の従を狩るフレイムヘイズでした。すると突然坂井悠二は自分が死亡していると告げられます。
紅世の従は人間をエネルギーとしており、その少女は坂井悠二を守るため、2人は共に行動することになります。この少女には名前がついておらず、坂井悠二はその少女に「シャナ」という名前を与えることにします。そして坂井悠二はシャナとの出会いをきっかけに、紅世の従とフレイムヘイズの戦いに身を投じていくことになるのでした。
天目一個はかっこいい怪物
本記事で強さやシャナとの関係などをご紹介する天目一個は灼眼のシャナに登場するキャラクターの1人です。灼眼のシャナに登場する天目一個は元々刀匠をしていた人間なのですが、ある理由でミステスとなり、作中ではかっこいい鎧武者の格好をしています。また顔には鬼の面を付けており、そのかっこいい姿から男性読者に人気を博しています。元々人間であったものの、ミステスになったことで人間の身体を持ってはいません。
そのため鎧武者の姿をしているものの、その中身は炎しかありません。そんな天目一個は気配を一切持っておらず、普通の人間では存在すら認識することが出来ません。しかしその強さは作中トップクラスであり、これまで多数の紅世の従やフレイムヘイズを破った経歴を持っています。この経歴から天目一個は「史上最悪のミステス」や「紅世に仇名なすモノ」などの異名を取っており、伝説のミステスとして恐れられています。
天目一個の強さ
灼眼のシャナの作中で「史上最悪のミステス」とあだ名されている天目一個ですが、はたしてその強さはどれほどなのでしょうか?天目一個は灼眼のシャナの世界で最強の強さを持つと謳われる王でも簡単に倒してしまうほどの強さを持ったキャラクターです。その最強ともいえる強さの源となっているのが天目一個の剣術です。元々刀匠であったことから天目一個は剣について熟知しており、剣術の強さでは横に並ぶ者がいません。
天目一個の剣術は威力・速さ・正確さの全てがトップクラスであり、天目一個にやられた相手は自身が斬られたことすら気付かれません。また天目一個は気配が無いことで敵の察知能力の意味を無くさせ、自在法無効の効果で相手に白兵戦を強制させます。さらに天目一個は人間を対象から除外することで強者とだけ戦えるようにしています。まさに天目一個の強さは「史上最悪のミステス」というあだ名に恥じないレベルといえるでしょう。
天目一個とシャナとの関係
出会いは天道宮
元刀匠であったミステスの天目一個は自身が持つ武器である「贄殿遮那」を託せる強者を探すため、戦いに明け暮れる日々を送っていました。そんなある時、天目一個は「秘匿の聖室」という「天道宮」を隠している割れ目から「強者」といわれるアラストールの気配を察知します。強者を求めている天目一個にとってこれは絶好の機会であり、紅世の従の王などが入り乱れた混乱している「天道宮」へ自ら乗り込むことにします。
そこで天目一個はまだ名前が無かった幼きシャナと出会います。シャナと出会った天目一個は強者と戦うため、紅世の王であるアラストールとシャナの契約を助け、シャナと戦うことにしました。アラストールと契約したシャナは「炎髪灼眼の討ち手」とあだ名されるフレイムヘイズとなり、圧倒的な強さを会得します。そんな最強になったシャナと戦った天目一個は鬼の仮面を頭突きで破壊されてしまい、敗北してしまうことになるのでした。
シャナに刀を託した天目一個
鬼の仮面を破壊され、「贄殿遮那」を手放したことでシャナに敗北した「史上最悪のミステス」天目一個。天目一個は自らを超える強者と戦い、その者に「贄殿遮那」を託すことを目的に行動していました。遂に天目一個は目的を達成することになり、灼眼のシャナの主人公であるシャナに「贄殿遮那」を託すことにしました。そして「贄殿遮那」を託すという刀匠としての役目を終えた天目一個はそのまま消滅してしまうことになるのでした。
シャナが天目一個に託された「贄殿遮那」は刀身が非常に大きく握りがとても小さい大太刀といわれる武器となっており、シャナはこの出来事以降「贄殿遮那」を宝具として戦いで度々使用することになります。でははたして天目一個は「贄殿遮那」を渡した時点で作中から退場してしまったのでしょうか?実は天目一個は完全に消滅した訳ではなく、灼眼のシャナの後のストーリーで登場することになります。
主従関係に近い2人
シャナに「贄殿遮那」を託して消滅した天目一個ですが、「贄殿遮那」に意思総体が残っていました。灼眼のシャナの作中で主人公のシャナは「星黎殿」に幽閉されてしまい、武器を失ってしまいます。するとその時「贄殿遮那」に残っていた意思総体が肉体を再構築させ、天目一個は鎧武者の姿となって復活します。そして復活した天目一個はシャナの下へ向かうため、「星黎殿」の中枢部にいる構成員へ強襲を仕掛けます。
この戦いで天目一個は「嵐蹄」とあだ名されるフェルコーに致命傷を与えるなど「史上最悪のミステス」の異名を取る強さを見せつけます。そして天目一個は捕らわれたシャナと合流し、共に「タルタロス」を断ち切ることに成功します。その後天目一個は再度「贄殿遮那」を託し、そのまま消滅してしまいました。天目一個は完全に消滅するまでシャナのことを「主」と呼んでおり、2人は主従関係に近い間柄であると考えられます。
天目一個の声優は菅生隆之
菅生隆之のプロフィール
アニメ灼眼のシャナで天目一個を演じた声優は日本の男性声優である菅生隆之です。天目一個を演じた声優の菅生隆之は1952年の8月1日に千葉県で生まれた男性声優であり、フクダ&Co.に所属しています。そんな菅生隆之は1972年に芸能界デビューを果たし、俳優として2019年12月現在まで活動を続けています。また声優としては1994年のアニメ「幽遊白書」でデビューを果たし、数々の有名アニメに多数声優として出演しています。
声優界において菅生隆之はベテランに位置する人物であり、2019年12月現在声優界に必要不可欠な声優となっています。さらに菅生隆之は映画の吹き替え声優としても有名であり、ジョン・レノやエド・ハリスなど多数の有名俳優の専属吹き替えを担当しています。
菅生隆之の主な出演作
- 1994年のアニメ「幽遊白書」:雷禅役
- 2004年のアニメ「BLEACH」:斬月役
- 2005年のアニメ「地獄少女」:輪入道役
- 2007年のアニメ「天元突破グレンラガン」:20年後のシモン役
- 2009年のアニメ「グイン・サーガ」:ウラド役
- 2011年のアニメ「銀魂」:泥水次郎長役
- 2013年のアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」:沖田十三役
- 2013年のアニメ「ナルト疾風伝」:千手柱間役
- 2016年のアニメ「機動戦士ガンダムUC RE:0096」:カーディアス・ビスト役
- 2018年のアニメ「ゴールデンカムイ」:永倉新八役
- 2018年のアニメ「バキ」:愚地独歩役
- 2019年のアニメ「盾の勇者の成り上がり」:教皇役
天目一個はミステス
天目一個は元人間
ではここからは灼眼のシャナに登場する天目一個がミステスになった理由やその後の自我などをまとめてご紹介していきます。本記事の始めで少し触れた通り、天目一個はミステスになる前ただの人間でした。人間だった時の天目一個は優れた刀匠であり、シャナの宝具である「贄殿遮那」を作った張本人でもあります。ではなぜ優れた武器である「贄殿遮那」を作った天目一個は人間からミステスになってしまったのでしょうか?
自らミステスになった天目一個
刀匠をしていた人間だった頃、シャナの宝具である「贄殿遮那」を作り上げた天目一個。天目一個にとってこの「贄殿遮那」という武器は人生で一番の自信作でした。そのため天目一個は「贄殿遮那」を強者に使って欲しいと考えていました。しかし人間のままでは人間を超越した強者と出会うことが出来ません。そこで天目一個は自身が制作した鎧と鬼の仮面を身に纏って自ら進んでミステスとなり、鎧武者の怪物となったのです。
ミステスとなったことで天目一個は人間としての身体を失い、魂は炎だけとなってしまいます。しかし天目一個にとってこれは強者と探すために必要な事であり、ミステスとなった天目一個は強者を求めて日本の各地を巡り、多数の紅世の従やフレイムヘイズを相手取っていました。そんな強者を求めて自ら進んでミステスとなった天目一個は天道宮でシャナと出会い、天目一個は自身を破った強者であるシャナに「贄殿遮那」を託しました。
自我の混在
天目一個は「贄殿遮那」に相応しい強者を探すため、自ら進んでミステスになりました。しかしミステスとなった天目一個は3つの自我が混在する存在になってしまいます。1つ目の自我が鎧武者の姿をしている天目一個です。2つ目は天目一個がミステスとして行動出来る核となっている「贄殿遮那」です。
そして最後の3つ目は炎だけになってしまった刀匠としての人間の自我です。この3つの自我が天目一個1人の中に混在しており、様々な特性を生み出しています。確かに天目一個は灼眼のシャナでもトップクラスの強さを持つミステスです。しかし3つの自我が混在している状態を維持するのは天目一個でも難しかったのではないでしょうか?
天目一個に関する感想や評価
天目一個かっこいいね・・・
— そら (@sorairo002) December 24, 2011
灼眼のシャナに登場する天目一個に関する感想では天目一個がかっこいいといった感想が非常に多く寄せられていました。灼眼のシャナに登場する天目一個は最強と謳われるほどの強さを兼ね備えたかっこいい鎧武者のキャラクターであり、男性にはたまらない魅力が多数詰まっています。このかっこいい魅力から天目一個は灼眼のシャナの多数の男性読者から2019年12月現在も多くの支持を集めています。
シャナのアニメは見たこと無かったからこの前たまたま動画で天目一個がいてちょっと笑ってしまったw
— みりん醤油 (@30whitesnake) December 16, 2011
これがかっこいいおじさんだったらなと昔妄想してたなんていえんよ。
灼眼のシャナに登場する天目一個に関する感想では正体がかっこいいおじさんだったらいいのにといった感想も寄せられていました。灼眼のシャナに登場する天目一個は非常にかっこいい鎧を身に纏ったキャラクターであり、老練な男性が中に入っているのではないかと勘違いしてしまいます。しかし残念ながらその中身は炎だけであり、天目一個ファンに少しショックを与えることになりました。
天目一個最強じゃね???
— ユッキー (@yx2f25) April 17, 2014
灼眼のシャナに登場する天目一個に関する感想では天目一個が最強だという感想も多く見受けられました。天目一個は強者を求めて紅世の従やフレイムヘイズを多数破ってきた最強のミステスであり、灼眼のシャナの世界で「史上最悪のミステス」や「化物トーチ」、「紅世に仇なすモノ」などのあだ名で恐れられています。灼眼のシャナを最終回まで見ても、天目一個の強さはずば抜けているといえるでしょう。
天目一個は最強の怪物まとめ
本記事では灼眼のシャナに登場する天目一個について強さやシャナとの関係などをまとめてご紹介しました。天目一個は灼眼のシャナの世界で非常に恐れられたミステスであり、作中でシャナと対峙しました。そこで天目一個はシャナに敗れ、強者と認めたシャナに「贄殿遮那」を託しました。もし天目一個がいなければ、主人公のシャナは最後まで生き残ることが出来なかったやもしれません。