【ヤッターマン】ドクロベエの正体は宇宙人?アニメ声優や実写版も紹介

『ヤッターマン』に登場するドクロベエの正体は謎とされていました。昭和版『ヤッターマン』の最終回で、ドクロベエの正体が判明するとなっていましたが、それは世を忍ぶ仮の姿であるとされています。ドクロベエの声を担当しているのは二人とも言われています。ドクロベエの正体は宇宙人ではないかともいわれています。ドクロベエの声を担当した声優や実写版でのドクロベエについて、ドクロベエの魅力をご紹介します。

【ヤッターマン】ドクロベエの正体は宇宙人?アニメ声優や実写版も紹介のイメージ

目次

  1. ドクロベエとは?
  2. ドクロベエの正体は宇宙人?ドクロベーとは?
  3. ドクロベエのアニメ声優や実写版
  4. ドクロベエの実写版や夜ノヤッターマンでの声優
  5. ドクロベエの魅力
  6. ドクロベエに関する感想や評価
  7. ドクロベエの正体まとめ

ドクロベエとは?

1975年10月4日からフジテレビ系列で放映されたタツノコプロが製作したテレビアニメ『タイムボカン』は大ヒットしました。第二作目の『ヤッターマン』は『タイムボカンシリーズ』の中で最高視聴率を記録し、タツノコプロ製作のアニメの中では最も成功した作品であり、正義の味方であるヤッターマン1号と2号が悪党のドロンボー一味と戦う勧善懲悪スタイルをとる、ギャクパロディーアニメです。

昭和の『ヤッターマン』に続いて、2008年1月から日本テレビ系列で放映された昭和版のリメイクである平成版の『ヤッターマン』や2009年に嵐の櫻井翔と福田沙紀が主演の実写版『ヤッターマン』が上映され、さらに2015年には読売テレビ系列で『夜ノヤッターマン』が放送されました。これらに登場する敵キャラクターに、ドクロベエがいます。ドクロベエの正体とは、どのような設定なのでしょうか?

ヤッターマンの作品情報

初代の『ヤッターマン』は1977年1月1日から1979年1月27日までフジテレビ系列で毎週土曜日の夜6時30分から30分間の放映でした。前作の『タイムボカン』が好評だったため、ギャクパロディ路線を更に充実させた結果、最高視聴率26.5%を記録する大ヒットテレビアニメとなり、当初は1年間の放送予定だったものが異例の2年間の放送となりました。

『タイムボカンシリーズ』は1983年まで続きますが、これらに共通して登場する「おだてブタ」や爆発時の「ドクロ雲」などは『ヤッターマン』が初出といわれています。ドクロベエは昭和版と平成版と実写版では滝口順平が担当していましたが2011年8月に逝去したので、2015年の『夜ノヤッターマン』ではもともと滝口順平の物真似をレパートリーとしていた物真似芸人のホリが担当しています。

ヤッターマンの概要

前作『タイムボカン』では世界最高級の宝石である「ダイナモンド」をめぐって、悪役一味が騒動を起こすというものでした。これに対して『ヤッターマン』では、ドロンボー一味の三人とヤッターマン1号と2号が、ロボットを使って戦うことが基本フォーマットになっています。『タイムボカンシリーズ』は名前の通り、タイムトラベルすることになっていますが、『ヤッターマン』だけはタイムトラベルをしていません。

『ヤッターマン』は、世界七不思議や世界の風物をモチーフとしたギャグやパロディの他、名作児童文学や伝記などのパロディなどが中心となっているアニメです。『ヤッターマン』は玩具などの関連商品売り上げも高く、昭和版や平成版が終了した後もOVAや実写版などに取り上げられるほど、いまでも人気のアニメのひとつです。

ヤッターマンのあらすじ

昭和版『ヤッターマン』のあらすじです。おもちゃ屋の1人息子である高田ガンは、父の作りかけの大型犬型ロボットをガールフレンドの上成愛と共に完成させ、正義の味方ヤッターマン1号と2号となりました。一方で、インチキ商売で活動資金を調達していたドロンジョ、ボヤッキー、トンズラーのドロンボー一味はドクロベエの指令を受けて金塊の在り処を記しているとされるドクロストーンを探しに出ます。

ドクロストーンらしきものを先取したドロンボー一味とヤッターマンとの戦いがあり、ロボット戦となりヤッターマンが勝利します。ドロンボー一味が敗走する途中で、ドクロベエからの「おしおきだべぇ」の声に続き「ママより怖いおしおきタイム」があり、エンディングとなります。このフォーマットは昭和版だけではなく、すべての『ヤッターマン』ではほぼ毎回使われています。

ドクロベエのプロフィール

ドクロベエは『ヤッターマン』の敵役であるドロンボー一味の黒幕に相当します。金塊の在り処が記されたドクロストーンを探すよう、ドロンボー一味に指令を出します。正体不明の人物で、昭和版最終回で見せた姿も実はロボットであり、本当の姿は誰も見たことはなかったのです。このためドクロベエのプロフィールは不明となるはずなのですが、阪神ファンであったり花粉症であったりと、ギャグの王道である設定です。

ドクロベエのしゃべり方の特徴として語尾に必ず「だべぇ」をつけることが挙げられます。ドSの設定で、番組最後にはドロンボー一味に「ママより怖いおしおきタイム」を必ず行っています。ドクロベエは泥棒の神様だとドロンボー一味に言っており、それは平成版以降にも引き継がれています。昭和版ではドクロストーン、平成版ではドクロリングを集めるようにドロンボー一味に命令します。

ドクロベエの正体は宇宙人?ドクロベーとは?

昭和版『ヤッターマン』で、ドクロベエはドロンボー一味に自分は泥棒の神様だと紹介していました。ドクロベエはインチキ商売をしていたドロンボー一味に「もっと儲かる話がある」ともちかけました。それは金塊の在り処が記されたドクロストーンを探すことでした。いつも声だけの指令で、ドクロベエの正体は不明のままでした。

平成版『ヤッターマン』では、ドロンボー一味の過去の記憶を盗み、初対面を装います。そこでもドクロベエはドロンボーの3人に、再び自分は泥棒の神様であると名乗ります。そして相変わらずインチキ商売をしていたドロンボー一味に対してドクロリングを集めるともっと儲かるとそそのかします。平成版でもドクロベエは声だけの存在であり、その正体は昭和版でも平成版でも謎の存在でした。

ドクロベエの正体は宇宙人

昭和版『ヤッターマン』の最終回で、ドクロベエの正体が判明します。ドクロベエの正体はドクロ惑星XYZ星人でした。つまりドクロベエの正体は宇宙人だったのです。地球が誕生するときのビックバンでドクロベエの身体が4つに割れ、地球のどこかに散らばってしまったという設定だったのです。ドクロストーンとはドクロベエの身体であり、身体が無い宇宙人のドクロベエはドロンボー一味に身体を探させていたということになります。

平成版『ヤッターマン』でのドクロベエの正体も宇宙人という設定を続けています。ただし平成版『ヤッターマン』では、ドクロベエの身体であるドクロストーンが入ったカプセルの鍵がドクロリングであり、ドクロベエが地球観光をしているときに、ドクロリングをあちこちに忘れてきているのでドロンボー一味に探させているという設定です。実写版や『夜ノヤッターマン』でもドクロベエの正体は宇宙人である設定を継続しています。

ドクロベエとドクロベーは同一人物?

『ヤッターマン』の敵の黒幕である宇宙人ドクロベエは、「ドクロベー」と表記することも見られます。『タイムボカンシリーズ』に登場する人物やメカの中には似たような名前のものもあり、それらは関係があったり全く無かったりと様々です。ドクロベエが正しい表記で、「ドクロベー」は誤った表記なのでしょうか?

昭和版ドクロベー

昭和版『ヤッターマン』のエンドロールを見てみると、「ドクロベー」と表記されています。特徴的なしゃべりかたである、語尾の「だべえ」が子供には「だべー」としたほうが分かりやすかったという説がありますが、詳細は不明です。いずれにしても、昭和版『ヤッターマン』では、ドクロベーが正しい表記の仕方であったことは間違いないようです。

1993年にタツノコプロ創立30週年記念のOVAが発売されます。タイトルは『タイムボカン王道復古』といい、タツノコプロの様々なキャラクターたちが登場するものでした。このOVAの中に、ドクロベエが登場しています。そしてこの作品以降、それまでドクロベーだった表記が「ドクロベエ」にほぼ統一されています。タツノコプロからの正式発表はありませんが、現在は「ドクロベエ」が現在正しい表記であるといえるでしょう。

平成版ドクロベエ

昭和版のリメイクである平成版『ヤッターマン』は2008年の作品のため、ドクロベーだった昭和版からドクロベエに統一されています。平成版になっても基本キャラクターは変わらず、声の担当やセリフの言い回しなども昭和版のままでした。宇宙人の設定も同じであり、ドロンボー一味を使うことも変わりません。孫のドクポンが登場することで、好好爺であることを楽しんでいるところがあります。実写版でもドクロベエの表記です。

『ヤッターマン』ではパロディやギャグがふんだんに使われており、特にタツノコプロ作品のパロディは多々使用されています。昭和版『ヤッターマン』の第83話では、ドクロベエがヤッターワンとヤッターマン1号となって現れています。さらに最終回ではヒゲで丸目がねの小太り人間の姿で登場しますが、これはロボットであり『タイムボカン王道復古』以降でも、この姿でたびたび登場しています。

ドクロベエのアニメ声優や実写版

正体はドクロ惑星XYZ星人という宇宙人であったドクロベエの声を担当しているのは、どのような声優なのでしょうか?あの独特の言い回しや声質は、多くの物真似芸人たちのネタにされるほどのインパクトがありました。昭和版や実写版やOVAや平成版などを含む『ヤッターマン』のシリーズにおいて、ドクロベエの声優はどのような方だったのでしょうか?

滝口順平のプロフィール

初代ドクロベエの声担当は声優、俳優、ナレーターの滝口順平です。残念ながら2011年8月29日にお亡くなりになっています。滝口順平は千葉県立市川工業高校を卒業後、ラジオ東京放送劇団の第1期生として活躍されました。テレビアニメの声優としては1963年の『仙人部落』がデビュー作品とされています。1956年に日本で初めての吹き替え外国テレビドラマ『カウボーイGメン』の放送を担当しました。

『カウボーイGメン』は生放送だったため記録が残っていないのですが、滝口順平1人で女性役をも含めた全ての登場人物の声を担当した生放送だったといわれています。声優はイメージが大切だというポリシーのもと、長い間顔出しはしていませんでした。昭和版『ヤッターマン』や平成版『ヤッターマン』におけるドクロベエと実写版『ヤッターマン』のドクロベエは、滝口順平が声の担当でした。

滝口順平の主な出演作品

『ヤッターマン』のドクロベエの声で有名な声優の滝口順平ですが、他にも様々な作品に出演しています。1972年の『マジンガーZ』におけるブロッケン伯爵や2004年の『かいけつゾロリ』における妖怪学校の先生などが有名です。他にも数え切れないほどのテレビアニメ作品、OVA、劇場アニメ、ゲームなどに出演されています。

吹き替え担当もクリフトン・ジェームスやゲルト・フレーベの声を担当していた他、洋画や海外ドラマ、海外アニメなどにも多々出演されています。その他、CMやナレーターとして活躍されていましたが中でも最も有名だったのは『ぶらり途中下車の旅』の初代ナレーターであったことでしょう。1992年10月3日から2011年7月30日まで958回出演されています。この番組は『ヤッターマン』でもセルフパロディとして使われています。

ドクロベエの実写版や夜ノヤッターマンでの声優

アニメ界における声優の高齢化問題は深刻であるといわれて久しいものがあります。ルパン三世の声を担当していた山田康雄が急逝したためにルパンの物真似で定評のあった栗田貫一が正式にルパンの声優になりました。このように世間に受け入れられるケースもままありますが、「イメージと違う」「前の声に戻せ」と受け入れられないケースも散見します。個性の強いキャラクターの声であれば特にその傾向が強いといえます。

2009年3月に公開された実写版映画『ヤッターマン』でのドクロベエの声は、誰が担当したのでしょうか?さらに、滝口順平は2011年に亡くなられているので、2015年に放映されたテレビアニメ『夜ノヤッターマン』のドクロベエの声優は、誰が担当したのでしょうか?

実写版での声優も滝口順平

アニメや漫画の映画実写版が幾つか製作されていますが、多くは大幅なアレンジが施されており、その演出に賛否が分かれています。ところが実写版映画『ヤッターマン』においては、極力原作テレビアニメを踏襲しようというコンセプトで製作されているのです。三池崇史監督は映画パンフレットに「子供の頃に見た感じを限りなく再現したかった」とコメントを残しています。

このためドクロベエの声担当は滝口順平でした。実写版『ヤッターマン』には平成版『ヤッターマン』に出演した声優を多数起用しています。実はドロンボー担当声優はカメオ出演しています。声優の滝口順平は昭和版と平成版と実写版の3つに出演している唯一の声優なのです。実写版のラストシーンでは、これまでのコミカルタッチのみだったドクロベエから少しだけ冷徹でシリアスなドクロベエが見られます。

夜ノヤッターマンでの声優はホリ

2015年1月から放映されたテレビアニメ『夜ノヤッターマン』は、昭和版『ヤッターマン』のスピンオフ的な作品とされています。2008年の平成版『ヤッターマン』は昭和版のリメイクでしたが、『夜ノヤッターマン』は新設定で作られています。ところがドクロベエだけは昭和版や平成版から変わらず、正体は宇宙人である設定で作られました。

ドクロベエの正体はドクロ惑星XYZ星人という宇宙人であり、ドロンボー一味に見切りをつけて自身でヤッターマンを倒して人類を牛耳る立場になりました。ヤッターマンを利用して人類を完全に死滅させることでヤッターマンに復讐しようとしていました。このドクロベエの声の担当を物真似芸人のホリが担当しました。ホリの声は滝口順平にそっくりで、昭和版のイメージ通りだと賞賛されています。

ドクロベエの魅力

ドクロベエの魅力①おしおき

子供向けテレビアニメではありながら、『ヤッターマン』は流行語などの社会的ブームも生み出しています。小さな子供たちの「ごっこ遊び」では、名セリフを真似することが流行します。特にドクロベエなどの特徴的な声質や言い回しなどは、応用が利くためにドクロベエの声を担当した滝口順平でさえ、他番組で流用するほどでした。

当時は放送コードが現在に比べて緩かったために、ドクロベエのおしおき爆発でドロンジョの乳首が描かれたことも特に父親たちの間ではご愛嬌となっていました。語尾の「だべえ」や「おしおきだべえ」などのドクロベエの独特な表現は、今でも使用している人がいます。このようなことを含め、ドクロベエの魅力とは何か、まとめてみました。

『ヤッターマン』のラストシーンは必ずドクロベエによる「ママより怖いおしおきタイム」が実行されます。ドクロベエが「ミュージック」と掛け声をかけるとベートーベンの『運命』がかかり3人乗り自転車で敗走するドロンボーたちにおしおきが執行されます。

昭和版『ヤッターマン』では放送コードが現在に比べて緩かったので、体罰ともとれる「おしおき」がラストシーンで使われていました。悪いことをしたら「おしおき」されるのだという昭和の教育方法であることからか、保護者が見てもクレームらしいクレームは無かったといわれています。ギャグとパロディを基本とする『ヤッターマン』なので、ドクロベエのおしおきも番組の大きな見所の一つになっているのです。

ドクロベエの魅力②孫のドクボン

ドクボンは平成版『ヤッターマン』に登場するキャラクターであり、ドクロベエの孫という設定なので宇宙人です。ドクボンはブタ型ロボットであるネエトンに乗っています。ドロンボー一味と一緒に行動しますが、後半以降はドクロベエにかわっての実質的黒幕といえます。ドクボンは平成版『ヤッターマン』に不定期に登場する、ドクロリングを狙う謎の集団「ドクロリングハンター」のボスであることが第58話で判明します。

祖父であるドクロベエからは溺愛されていて、ドクロリングを探すというよりはドクボンの希望をかなえるほうが多いこともあります。ドクボンのどSぶりが、昭和版のドクロベエ以上になることもあり、往年のファンの期待にもこたえていると評価されています。孫を溺愛するドクロベエとドロンボーたちへの態度の違いが、ツンデレのようで楽しいとも評価されています。

ドクロベエの魅力③ドクロベエさまに捧げる歌

『ヤッターマン』の歌といえば、まずはオープニングテーマが人気です。音楽担当の1人である山本正之が歌ったシングルは50万枚の売り上げを記録しています。これと共にヒットしたのがエンディングテーマの「天才ドロンボー」という曲でした。ドロンボー一味が歌う初代エンディングであり、実写版ではドロンジョ役の深田恭子たちが踊りや歌を披露し評判となりました。それらとは別の、挿入歌に評価がありました。

人気の「ママより怖いおしおきタイム」に至る、3人乗り自転車で敗走するシーンで挿入される曲が「ドクロベエさまに捧げる歌」です。原曲である山本正之の歌入りではなく、曲のみで挿入されます。2008年に発売された企画アルバムの「ドロンボー伝説」ではドロンボー三人が歌っています。いかにも昭和な曲で、マンドリンが哀愁を誘い、そのため「おしおきタイム」がより一層笑えるようになっています。

ドクロベエに関する感想や評価

感想その1・何にでも応用が利く

2011年8月29日にドクロベエの声を担当していた滝口順平が亡くなられると、ネットでは沢山のお悔やみが見られました。あの独特の語り口を聞くことができなくなるとは、とても残念ですという声がたくさん見られます。ドクロベエに関するネットでの感想や評価を調べてみました。

『ヤッターマン』はギャグとパロディが基本なので、作品中に使われている決め台詞は様々なシーンに応用が可能です。「ブタもおだてりゃ木に登る」「おしおきだべえ」などは、そのまま会話の中に使えると今でもネットでは頻繁に使われています。『ヤッターマン』でのドクロベエに対しては「安定さ抜群」との評価であり、語尾に「だべえ」をつければ万人に理解してもらえるキャラクターであるといわれています。

感想その2・セルフパロディがうけた

昭和版『ヤッターマン』が大ヒットしたことだけで終わらず、平成版『ヤッターマン』では昭和版のリメイクをし、更に実写版や派生した『夜ノヤッターマン』などへと『ヤッターマン』は進化しました。その中で「唯一の存在」であるドクロベエは、ほぼ変わらない設定です。他の作品にも登場するほどであり、「ぶらり途中下車の旅」のセルフパロディをした回では大人たちにも大ウケしたといいます。

感想その3・二代目の成功

ドクロベエの声の担当は昭和版、平成版、実写版ともに滝口順平が担当しました。2015年の『夜ノヤッターマン』からは物真似芸人のホリが担当しています。声の担当が応対すると違和感があるなど、アンチな意見が多く見られることがあるのですが、ホリに対しては「そっくり」「滝口さんかと思った」などと賞賛されています。

感想その4・滝口さんを偲ぶ

2011年8月29日に、ドクロベエの声を担当していた声優の滝口順平は胃がんのため急遽されました。享年80歳でした。すぐにネットでは「あの声が聞けなくなるなんて寂しい」との声が聞かれましたが、それ以上に「天国でも良い旅を」という声も多く聞かれました。ドクロベエの声は、多くの人に愛されているという証拠といえます。

ドクロベエの正体まとめ

『ヤッターマン』シリーズの敵黒幕のドクロベエの正体は、ドクロ惑星XYZ星人という宇宙人でした。この「正体は宇宙人」という設定は1977年の初代昭和版『ヤッターマン』から2015年の『夜ノヤッターマン』まで引き継がれていました。ドクロベエの独特な語り口である、語尾に「だべえ」をつける話し方は子供たちの間で流行しました。

永らくドクロベエの声を担当していた声優の滝口順平が亡くなり、後任には物真似芸人のホリが担当となりました。ホリは滝口順平そっくりにドクロベエを演じました。宇宙人ドクロベエが周囲を振り回すドタバタギャクパロディーアニメとして、『ヤッターマン』は今でも楽しめるアニメの一つといえるでしょう。

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