【花園さん、結婚するんだって】をネタバレあらすじと感想!咲が妊娠した相手は?

「花園さん、結婚するんだって」は、女子高生が妊娠して結婚するという題材を取り上げた作品である。まだ漫画雑誌の担当者からお題を出される新人のようで「女子高生×結婚」というお題にあわせて描いたと単行本の中で説明がある。ネタバレ・あらすじを通して「花園さん、結婚するんだって」というタイトルの花園さんが結婚する「妊娠させた相手」は誰なのかを探る。「花園さん、結婚するんだって」を読んだ人の感想などもまとめていく。

【花園さん、結婚するんだって】をネタバレあらすじと感想!咲が妊娠した相手は?のイメージ

目次

  1. 花園さん、結婚するんだってとは?
  2. 花園さん、結婚するんだってのあらすじネタバレ
  3. 花園さん、結婚するんだっての結末ネタバレ!相手は誰?
  4. 花園さん、結婚するんだっての魅力
  5. 花園さん、結婚するんだってに関する感想や評価
  6. 花園さん、結婚するんだってのネタバレまとめ

花園さん、結婚するんだってとは?

花園さん、結婚するんだっての概要

「花園さん、結婚するんだって」は、小学館フラワーコミックス全1巻の女性向け漫画である。「花園さん、結婚するんだって」の1話と2話では、妊娠したといわれる花園さんの話に、揺れるチャラ男や真面目な演劇部の女子生徒が描かれる。3話でようやく花園さんの実態が見えてくるという漫画である。作者の三つ葉優雨は、単行本の中のコメントで、「花園さん、結婚するんだって」を描いた経緯を書いている。

担当から「女子高生×結婚」というテーマを与えられ、書き上げた作品が「花園さん、結婚するんだって」である。学校という同じ年代の少年・少女が集まる特殊な空間の出来事。女子高生が結婚するニュースに触れて、あらゆる憶測や噂が面白おかしく、そして怖ろしく流れていく。その噂の中心を学園内のミスコンテストで2年連続で優勝してしまうくらい美しい花園さんをテーマに描かれている。

原作者の三つ葉優雨の代表作は「share」

「花園さん、結婚するんだって」の原作者三つ葉優雨の代表作に同じシェアハウスの中で暮らすゲイに恋した女子高生を描いた作品「share」がある。自分に決して振り向かないけど、キスはしてくれる相手に翻弄される主人公「はる」の気持ちの動きが描かれる。この作品は「せつない」という感想が多い。

花園さん、結婚するんだってのあらすじネタバレ

1話あらすじネタバレ

「花園さん、結婚するんだって」1話のあらすじ・ネタバレを紹介する。花園さんの結婚・退学の話を聞いたクラスメートはもちろん、入学してから2年連続で高校のミスコンテストで優勝している花園さんなので、噂は学校中に広がった。「高校を退学してまで結婚するなんて妊娠ではないか」興味本位に相手探しが始まった。学校一のチャラ男とか、花園さんが真面目そうな男子を翻弄していたとか無責任な噂が広がっていた。

特にまことしやかに噂されていた相手は、花園さんの担任の松岡先生だ。深刻そうな話をしていた場面を見た生徒も多く、松岡先生が妊娠させたと勝手なあらすじを作られていた。花園さんを妊娠させた相手ではないかと、言われてしまうくらいチャラい、女の子に手を出しまくっている菅井新(すがいあらた)は、特に気にする様子もなく、そんな噂もスルーしていたのだ。

気になる噂であるが、新にとっては、芸能人のニュース程度の遠い事のはずだった。けれどセックスフレンドとHの時に、新の脳裏には「妊娠」という言葉が頭に浮かんでくる。チャラ男であっても高校生である。相手を妊娠させた時には大きなリスクがある事を考えると胸が苦しくなった。

屋上で空を見上げて考えていると、関係を持ったことのある先輩がやってきた。彼氏がいるのに、新と関係を持った先輩は新のモヤモヤした気持ちを見抜いた。「花園さんの事、私たちのように遊んでいると、ビビるよね」と新の気持ちを見抜いた上で「新の相手だったらどうする」と聞いてきた。

「もしそうなったら、先輩は俺と結婚する?」新の質問に先輩は「あの後、新の事好きになったの、新はあの時とても優しかった、すごく愛されているって思っちゃうよ」二人の関係の後の口には出さなかった感想を聞かされた。そんな先輩がかわいくなって押し倒そうとする新に「卒業するまで、他の女とやらなかったら、結婚を考えてあげるよ」と新をかわして先輩は逃げていく。

いたずらっぽく微笑みながら去って行く先輩を見ながら、自分の性行為は「女の子を泣かせたいわけじゃない」そう自分に確認して、好きな先輩を大事にしていこうと新は考えた。花園さんの妊娠、結婚は新に新しい感想を持たせるきっかけになった。

2話あらすじネタバレ

「花園さん、結婚するんだって」2話のあらすじ・ネタバレを紹介する。2話の主人公優希も他の生徒と同じように花園さんの妊娠・結婚の噂の渦の中にいた。担任の松岡先生が怪しいと、二人の写真も出回っていた。でも優希の中の花園さんは自宅で咲いている花を教室にこっそり飾るような優しい生徒だった。同じクラスでもあまり話す事のない花園さんと話したのは、花園さんが花を持ってきたその日くらいだった。

ミスコンテストで優勝してしまうくらい綺麗でかわいい花園さんが教室に花を持ってくる。見た目に似合い過ぎる。けれど花園さんはその事に抵抗感を持っていた。花園さんは自分の価値を高めるために花が利用されたと思われたくないという意味の言葉を優希に言う。その時優希は、すぐに意味が分からなかったが、あとになって花園さんの真意に気が付く。

心無い花園さんへの陰口や、妊娠させた相手探しの憶測などドロドロした感想が渦巻く教室から、優希は部室にやってきた。演劇部の部室も花園さんの話題で盛り上がっていた。けれど教室と違うのは16歳で花嫁になる花園さんへの憧れの言葉で満ちていた。花園さんに似合いそうなウエディングドレスをデザインしたりする部員もいて、優希は温かい演劇部の空気にほっとした。

この時演劇部の稽古していたのは、いばら姫をモチーフにした「16歳の花嫁」だったことも理由だった。優希の役は王子役である。身長も高く、サバサバしていて優希は女子からの人気も宝塚のスターのように高いことも要因での起用である。あらすじの中で優希が演じる王子が「結婚してください」といばら姫にプロポーズするシーンがある。

何故か優希は、「結婚」という言葉が口から出てこなかった。花園さんが誰かの子供を妊娠して結婚する。その現実が優希に重くのしかかっていた。そして先輩の演技に優希は泣いてしまう。その時他の部員から「優希は誰かに恋をしているの?」と聞かれる。その時優希の心に浮かぶのは花園さんだった。花園さんが花を持ってきたあの日、花園さんをきれいだと思った恋に似た感情に優希は気が付いた。

結婚という言葉が言えなかったのは、優希たちの前から花園さんを奪って言った相手の男が言っただろう「結婚してください」が言えなかったんだ。優希は、自分の気持ちに気が付いた。そして姫役の先輩に花園さんへの想いを断ち切るように思いを込めて言ったセリフ「結婚してください」は観客の感動を呼んだ。優希は、花園さんへの想いから卒業しようしたセリフが言えたことで、涙が止まらなかった。

数日後、花園さんは両親と退学の手続きにやってきた。校長室に入る花園さんの姿を見た優希は、すぐに部室に行って横断幕にある言葉を書いた。そして学校から去って行く花園さんへ「花園さん、頑張れ」と書いた横断幕を屋上にいた「花園さん、結婚するんだって」の1話の主人公新と一緒に広げた。もうここには戻らない花園さんに泣きながら声をかけて優希は、応援した。花園さんはそれに答えるように振り返ってくれた。

3話あらすじネタバレ

「花園さん、結婚するんだって」3話のあらすじ・ネタバレを紹介する。3話の主人公は32歳の既婚の担任の松岡先生である。登校してきた花園さんから、松岡先生にいきなり妊娠したことを告げられる。松岡先生は花園さんを相談室に連れて行き花園さんの話を聞く。花園さんの話のあらすじはこうだ。両親も認めている婚約者がいて、ある日妊娠に気が付いた。

「不純異性交遊ではないし、三つ葉学園の校則には妊娠したら退学の校則もない、だから学校をやめたくない、私には学ぶ権利がある」落ち着いて正論を言う花園さんに松岡先生は相手はどんな人か聞く。すると「味方してくれたら話す」と言われて松岡先生は言葉に詰まってしまい、相手がどんな人か聞けなかった。夜家に帰ってため息をつくと、妻が何かあったのかと聞いてくる。

相手の事は教えてもらえなかった事、花園さんは「相手の生活を乱したくない」と言っていたことを妻に伝える。「男の生活ってそんなに変わらないけど…」と妻は「子供が生まれたら、女性は子供中心の生活になって、やりたいことや夢を諦められるのかな」そう松岡先生に言った。妻の言葉はそのまま自分たちの子供が欲しいと言わない妻の想いに松岡先生は感じてしまった。

味方になるとまでは言えなかったが、校長にどんなふうに話をするかという事は作戦を練っていた。校長がいる日に花園さんの両親と揃って、学校を続けたいことを直談判する予定だった。数日後、花園さんがレディースクリニックから出てくる写真・松岡先生が出会い頭にぶつかって花園さんを支えている写真が並べられてばらまかれた。

その紙には、松岡先生が花園さんを妊娠させたと書いてあった。学校中にばらまかれたことで、花園さんは先に校長室に呼ばれていて、あとから松岡先生も校長室にやってきた。松岡先生は自分の身の潔白よりも先に、花園さんが「学校を続けたいことを校長に言えたのか」とそっちを心配した。そんな松岡先生の様子を見ていた校長は静かに語り始めた。

「松岡先生は若いのにいつも冷静で、生徒を俯瞰で見ることが出来る、でももっとハートを見せてほしかった」と校長は、松岡先生に持っていた感想を言った。そして花園さんは「妊娠して学校をやめなくてはならないことによって、学校の大切さがわかったのね」とこの学校の人気者でありながら、「何処か根無し草のような学校なんてどうでもいいように思っているような感想を持っていた」と話した。

今回の事で、校長は二人の学校に対する姿勢をほめた。松岡先生には潔白を証明するためにそのまま担任を続けさせると言った。けれど花園さんには、ここまで学校内を混乱させる事態になってしまった事で自主退学と言う形になった。松岡先生は、未だに花園さんを妊娠させた相手として誹謗中傷を受けながらも、授業を続けた。そして1週間後花園さんは、学校を退学する手続きにやってきた。

父親がまず松岡先生に謝った後、花園さんは何もかも吹っ切れたような笑顔で「ありがとうございました」と松岡先生に声をかける。心無い生徒から誹謗中傷を受けていた松岡先生だったが、辞めることになってしまった花園さんの明るい笑顔に花園さんの成長を感じていた。そして花園さんは、帰りがけ小さく折りたたんだ手紙を松岡先生に渡した。

松岡先生がいつもより早く家につくと、誹謗中傷のビラが家にもあった。松岡先生が妻に事情を説明しようとすると、妻は「疑っていないから」と言って平気な顔を見せる。「直樹が頑張っているのわかっていたから」そう言ってくれた。「でも何もできなかった」松岡先生の言葉に「花園さん、辞める時になんて言っていた?」と聞いてきた。

最後の笑顔の花園さんの話をすると「直樹が味方になってあげたからだよ」と妻はお酒を飲むと生徒の味方になりたいと言っている松岡先生の姿を話す。「味方になってもらえますか」そう花園さんから聞かれた時「答えられなかった」と松岡先生は妻に話ながら泣き出してしまう。妻はそんな松岡先生を抱きしめながら「味方だという事は伝わっている、だから笑って去ることができた」と松岡先生を励ました。

松岡先生は妻に唐突に「僕、君の子供が欲しい」そう言うと妻は「そう言ってくれるのを待っていた」と照れながら答えた。花園さんからの手紙には「本当の彼に影響がなかったこと、先生が味方になってくれて嬉しかったこと、いつか生まれた子供と彼と先生に会いに来てもいいですか」と書いてあった。

4話あらすじネタバレ

「花園さん、結婚するんだって」4話のあらすじ・ネタバレを紹介する。街中にいるだけで、綺麗でかわいい花園さんは話題になっていた。幼なじみの真司は、そんな花園さんを無視してどんどん家に向かってしまう。花園さんは真司の後をピッタリついて歩く。まるで家族のように「ただいま」と言って花園さんは真司の家に帰る。二人はお隣同士の幼なじみなのだ。

花園さんは、着替えている真司の部屋に入り裸の真司に抱き着いてキスをする。そのまま次のステップに生きそうな処で「今日生理だった」と花園さんは言う。派手な格好をしているわけではないのに美しさで周りの目を引いてしまう花園さんは、騒ぎになってしまう事を避けて「二人で外で会う事を禁止にしていた。それなのにピッタリくっついてきたことを真司は叱る。

中学の頃はキモイ・暗いといじめられていた真司だったが、最近はやりの塩系男子に成長していた。花園さんは「違う学校でモテているでしょう」と学校で会えない寂しさを口にする。「咲以外興味ない」真っ直ぐに花園さんを向いてそう言う真司に花園さんは唐突に「結婚して」と言い出す。「うん、しようか」と答えると本当にうれしそうに花園さんは真司に抱きついてくる。

街中で誰もが振り返るような美人の花園さんなのに、真司の前では恋の不安を口にする。そんな花園さんを真司は心から愛しいと思っていた。ある日の朝、真司に「1週間ほど心の修学旅行に行ってくる」とメールが花園さんから来た。その言葉通り、毎日家にいるのに真司のメールにも返信しないし、真司の家にも来なかった。花園さんの来ない一人の部屋で真司は中学時代いじめられていたことを思い出していた。

男子トイレに連れ込まれて、水をかけられていじめられていた真司のそばに花園さんは駆け寄る。タオルで真司を拭いて保健室に連れて行った。真司は「いじめは一過性の物だから」と、無理に学校へ行く事を辞めた。花園さんも「学校を休んで真司と勉強したい」と言い出したのをなだめ、真司は毎日ではないが保健室登校して中学の出席日数を保って、希望する高校に入学した。

高校受験の時の勉強は花園さんと一緒にしていた。ふいに「真司は、たまってない?」そう聞かれて真司はあわててしまう。花園さんはこの時期の勉強漬けの日々の事を聞いたのだが、性的な意味に取ってしまった真司に「真司も普通の男の子なんだ」と嬉しそうに笑う。そして二人は恋人として次のステップを歩き始めた。「大人になったというよりも、子供同士に戻ったみたいな感じ」と真司は感想をつぶやいている。

花園さんの心の修学旅行宣言から1週間、真司は会えないのに耐えきれなくなって花園さんの家に行こうとすると、花園さんのお母さんが玄関に来た。そして花園さんの妊娠を知る。花園さんは「相手が真司ではないから真司には言わないで」と言い、中絶すると母親に言っていた。母親としては相手が誰なのか知りたくて、真司の元に来たのだが真司は「僕以外いない」と妊娠させたのは自分だと言った。

花園さんに「会いたい」というと「付き添うと言ったのに一人で、子供を堕ろしに病院に行った」と花園さんの母は憔悴しながら真司に告げた。自転車を走らせ夏休みの街を汗だくで真司は病院に向かった。嘘をつくのが下手な花園さんだったが、真司を守る嘘だけは冷静に出来る事を真司は知っていた。「一人でなんで解決しようとしていたの」と、花園さんに真司は問いただした。

それは中学時代に真司がいじめられていた原因にあった。真司をいじめていた相手は花園さんに告白してきた同級生だった。真司はその事を知っていて受け入れていたという。だからこそ一過性で自分が学校に行かなければ済むのだろうと休み始めたのだった。花園さんは、二人の問題なのに真司が勝手に一人で解決してしまったから、今度は花園さんが一人で解決しようと思ったのだった。

「真司は私のお願いなんでも聞いてくれるから、言えなかった」そう言う花園さんに真司は花園さんが「本当はどうしたのか」と聞いてみた。「産みたい…私の事だけ考えていいのなら」そう言って、花園さんは大声で泣き出した。真司はそんな花園さんに自分も素直に「産んでほしい」と告げた。「でもそれは、僕達だけではだめだ」そう言って花園さんの父親に話をしに行く。

家の前で待っていた花園さんの両親、父親は真司に駆け寄るといきなり平手打ちをした。怒る花園さんだったが、真司は「一発でいいんですか」と花園さんの父親に言い、花園さんには「これで緊張がほぐれた」そう言って花園さんの両親と話し合いのために花園さんの家に入った。「殴られて当然のことをした、でもこれから咲と歩く道は絶対幸せだ」真司はそう強く花園さんと歩むことを心に誓っていた。

花園さん、結婚するんだっての結末ネタバレ!相手は誰?

結末ネタバレ①咲を妊娠させた相手は誰?

「花園さん、結婚するんだって」の花園さんを妊娠させた相手は【4話のあらすじ・ネタバレ】のところで書いてきた。妊娠の相手は幼なじみの真司である。隣同士で生まれて、親同士も仲がいい。子供の頃から一緒にいるので、花園さんとっては、唯一花園さんが構えずに対応できる相手である。

結末ネタバレ②正式に結婚した二人

「花園さん、結婚するんだって」最終話のあらすじ・ネタバレを紹介する。最終話は子供を出産した後の花園さんと真司の結婚式の様子から描かれる。花嫁姿の花園さんに真司は初めて「綺麗」と言った。小学生の頃から「芸能人になれるくらい綺麗」と言われて育ってきた花園さんだったが、その言葉には嫉妬が入り混じっていることを小学校の高学年で感じるようになった。

「生まれつき・何の努力もしていない・人生って不公平」花園さんの事を褒める言葉の裏にある呪いのような嫉妬の想いを花園さんが気付き始めてから、花園さんは、普通に女の子と接することが出来なくなっていた。中学生のある日、いきなりキスしてきて「俺たち付き合おう」と言ってきたイケメン男子に、花園さんは「なんで」と聞くと「花園さんが綺麗だから」だと彼はいう。

外見ばかりで中身を見ない男子に「キモイ・二度と話しかけないで」と冷たく突き放してしまった。花園さんは「自分が綺麗という呪いがかかった女の子」だから誰かを呪ってもいいと思っていて、彼にそんな言葉をかけた。いつものように真司の部屋に行くとあんな男にキスされてしまった事で涙が出てきた。そんな花園さんの頭をポンポンとなでて勉強を続ける真司を見ながら「本当に綺麗なのは真司の方だ」と真司を見つめていた。

いつもは避妊していたのに、しなかったその日。真司と離れた学校でただ流されるように友達も作らない花園さんは、学校をつまらないと感じていた。そんな帰り道同級生たちと楽しそうに笑いながら帰る真司の姿を見付けた。いじめられていた真司が笑っていることが嬉しかったのに、真司に嫉妬してしまって、もっと強く結ばれたいと思っての行動だった。

幼い独占欲から授かってしまった命をしっかりと、親と向き合い真司と花園咲は許しを得て子供を産んだ後に祝福されて結婚式を挙げた。

花園さん、結婚するんだっての魅力

魅力①花園さん本人の姿がない?

「花園さん、結婚するんだって」の感想によくあるのが映画化もされた朝井リョウ原作の「桐島、学校やめるってよ」に似ているというものである。タイトルに桐島と出ているのに、噂だけで作中には桐島は出てこない。「花園さん、結婚するんだって」に関しては3話からは花園さんがしっかり出て来て自分の言葉で自分の想いを語る。

魅力②花園さんの決断

「花園さん、結婚するんだって」の主人公花園さんこと花園咲は、自分を「綺麗」というフィルターで見てくる相手ばかりに諦めに近い境地で毎日を過ごしていた。そんな時に花園さんが妊娠した。相手は幼なじみで素の「花園咲」を見てくれる相手真司である。けれど高校2年生同志の二人だから、真司に知られないようにそっと中絶する予定だった。

しかし娘の妊娠に取り乱した母親によって、それは真司に知られてしまった。「産みたい思い」の中、中絶を決意した花園さんだったが、真司の「産んでほしい」の言葉で、出産を真司と決めた。でも17歳の妊娠には親の協力が必要である。高校生の妊娠・出産・結婚というタブー視される問題をきちんと考え、自分たちの一番いい方法を考えるところに「花園さん、結婚するんだって」の魅力がある。

花園さん、結婚するんだってに関する感想や評価

「花園さん、結婚するんだって」のAmazonなど、書評・感想をチェックしているという作者のつぶやきである。Amazonのレビューには厳しい感想もあり、褒める感想もある。どちらも真剣に読んでの感想に対してありがたいという作者の想いが書かれている。

最近は、ネット通販も多くなったため、本屋も売れる本、つながりのある出版社の作品しかいれないという話もある。まだ多くの人が知る作家ではない三つ葉優雨の「花園さん、結婚するんだって」をやっと見つけて読んだ読者の嬉しい気持ちが伝わるつぶやきである。

「share」を読んで「花園さん、結婚するんだって」を読んでみたい人と、それに答える人のコメントである。ここにつぶやかれている「せつない」の言葉のとおり、幸せでもどこか切ない感想を持ってしまうと言うつぶやきも多かった。

花園さん、結婚するんだってのネタバレまとめ

「花園さん、結婚するんだって」のあらすじ・ネタバレについてまとめた。学校一の美人生徒が妊娠して学校をやめる。花園さんの事を知る人も知らない人も無責任なうわさを流す。花園さんを知らないチャラ男・花園さんに疑似恋愛をしていた女子・巻き込まれた担任・本当の妊娠させた相手。それぞれにいろいろな感想が交差する。このまとめを見て「花園さん、結婚するんだって」に興味を持った方はチェックしてみてはいかが。

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