【ダグ＆キリル】ディーナ・デル・リオの性格や活躍まとめ！相棒や声優は？

本記事で特集するディーナ・デル・リオの話題に入る前に、本作DOUBLE DECKER!ダグ＆キリルの作品情報を紹介します。

2018年にTOKYO MXなどで放送されたテレビアニメ「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」（ダブルデッカー ダグアンドキリル）。2011年のテレビアニメ「TIGER & BUNNY」に続くアニメシリーズプロジェクト・バディシリーズとしてサンライズが制作しました。

監督は「七つの大罪 戒めの復活」などで知られる古田丈司、脚本は鈴木智尋、吉田恵里香が担当。2018年9月30日の放送開始日に合わせてヤングジャンプよりウェブコミックが配信されました。

DOUBLE DECKER!ダグ＆キリルのあらすじを簡単に紹介します。舞台は架空の都市国家・リスヴァレッタ。ふたつの太陽が昇るという惑星にあるこの国では、近年違法薬物が社会問題化、中でも致死率の高い「アンセム」の蔓延は、人々の生活に暗い影を落としていました。政府は看過できない問題としてアンセムの取り締まりを強化、専門の捜査機関「SEVEN-O特殊犯捜査係」を立ち上げます。

二人一組で捜査にあたるダブルデッカーシステムが導入されているSEVEN-O特殊犯捜査係に、若手警察官が配属されてきました。彼の名はキリル・ヴルーベリ。ヒーローに憧れやる気だけは人一倍ある型破りな新人でした。キリルとタッグを組むのは豊富な経験を持ちながらもそれを生かせないベテラン刑事ダグ・ビリンガム。2人は互いの欠点を補いながら、危険薬物アンセムを巡る様々な事件に挑んでいくのでした…。

次に、2011年に放送されたアニメ「TIGER & BUNNY」との関係を見ていきましょう。前述のようにDOUBLE DECKER!ダグ＆キリルもTIGER & BUNNYも制作会社は同じサンライズ。ダグ＆キリルはTIGER & BUNNYをもとに企画された「バディシリーズ」作品だったのです。

それゆえ、制作会社とともにTIGER & BUNNYのスタッフが制作に関わています。また、架空の都市が舞台となっていることや、冴えないベテランと生意気で突っ走る新人がコンビを組んで活躍するなど共通した設定も見られます。

続いてDOUBLE DECKER!ダグ＆キリルに登場する主要キャラクターを紹介します。まずは主人公のひとり、ダグ・ビリンガムからです。

アンセム専門の捜査機関・SEVEN-O特殊犯捜査係に所属する刑事で、階級は巡査部長。係内では「ベテラン」と呼ばれています。呼び名の通り経験豊富なベテラン刑事でしたが、見た目は冴えない中年男。ところが、仕事になると頭の回転が速くなり、優れた推理力で事件を解決します。

ある事件で一緒に仕事をしたキリル・ヴルーベリの素質を見抜き、SEVEN-Oのメンバーに引き抜き自分の相棒に据えました。彼との凸凹コンビを和気あいあいとこなすダグでしたが、捜査中に命を落とした最初の相棒デリックのことが頭をよぎることも。

ある事件で一緒になったダグ・ビリンガムの推薦を受けてSEVEN-Oに配属された新人警官のキリル・ヴルーベリ巡査。髪型の特徴から「カリアゲ」と呼ばれています。前述のようにベテラン捜査官ダグ・ビリンガムの相棒として捜査に加わります。

キリル・ヴルーベリは、小さい頃からヒーローに憧れ警察官になった青年でした。思い込んだら周りが目に入らなくなるタイプで、とかく暴走しがちな性格をしています。その一方で心優しい一面もあり、同僚の悩みを聞いてあげたり的確なアドバイスをしてあげて円滑な人間関係を築いていきました。

貧しい家庭に育ったキリルは、子供の頃に生き別れた姉の消息を密かに追っていました。また、大学進学に当たりどうしても奨学金を受ける必要があったキリル。そのために義務付けられた論文のテーマを適当に選んで書き上げてしまいます。実は優秀な頭脳の持ち主でもあったのです。

トラヴィス・マーフィーは、ダグらが所属するSEVEN-O特殊犯捜査係を取り仕切る警部です。通称は役職にちなんでボス。部下をあだ名で読んだり、キリルと一緒になって悪ふざけをしたりとキリルと共通点の多いざっくばらんな性格をしています。その反面、組織人として権力者には媚を売る要領の良さを見せることもありました。

ここからは、本記事の主役であるディーナ・デル・リオについて解説していきます。奇抜な服装とショッキングピンクのツインテールが印象的なディーナ・デル・リオ。ダグ・ビリンガムやキリル・ヴルーベリと同様にSEVEN-O特殊犯捜査係所属の女性刑事です。役職は警部補で、SEVEN-Oではトラヴィス・マーフィーに次ぐ地位にあります。

狙撃手としては一流の腕前を持ち、それが故に上司であるトラヴィスも、ディーナの型破りな振る舞いを大目に見ることすらありました。また、仕事に対する自信のほどは、「私は生まれながらの聖人、私のやることは全て正しい」という彼女のセリフによく表れています。

ディーナ・デル・リオの性格は至って攻撃的。まるでヤクザのように啖呵を切ったり、上司のトラヴィスや民間人に暴言を浴びせることもありました。

一方で、刑事らしからぬ情にもろい意外な面を見せることもありました。第一話で仲間が殺されたことに激昂し、仇を討ってやると息巻いていました。そしてその仇となる容疑者が浮上。サイラムという男でしたが、証拠不十分で捜査の許可が下りません。手も足も出せないことにイラついたディーナ・デル・リオは、上司のトラヴィスに暴言を吐いてしまいます。

ダグ＆キリル第1話でのディーナ・デル・リオの活躍を紹介します。麻薬アンセムの効果で人間離れした腕力で暴れる薬物中毒者。捕獲に失敗し絶体絶命のピンチに追い込まれたダグ・ビリンガムをディーナ・デル・リオの長距離狙撃の腕が救いました。

ディーナ・デル・リオの相棒となったのは、キャサリン･ロシュフォール、通称ケイです。第一話の終盤でSEVEN-Oの補欠要員として登場するケイ。まだ10代の小柄な女性巡査です。規則を重視するお堅い性格で、型破りな相棒ディーナとは何かにつけてぶつかります。ところが、ある事件を機にディーナに尊敬を寄せるようになりました。

相棒を持つことを嫌いダブルデッカー制を忌避してきたディーナ・デル・リオ。ところが、キャサリンが以前飼っていた愛犬と同じ名前であったことから、一転、彼女とダブルデッカーを組むことを快諾しました。

アニメ・DOUBLE DECKER!ダグ＆キリルで、ディーナ・デル・リオの声を演じたのは、声優の早見沙織です。以下にプロフィールを紹介します。

• 名前：早見沙織（はやみ さおり）
• 性別：女性
• 生年月日：1991年5月29日
• 年齢：28歳（2019年11月現在）
• 出生地：東京都
• 身長：164 cm
• 職業：声優、歌手
• 事務所：アイムエンタープライズ

幼い頃から母の影響でオードリーヘップバーンの映画を観ていた早見沙織。ここから声優の仕事に興味を抱いた中学一年生の彼女は、2004年4月、日本ナレーション演技研究所のジュニア声優クラスに入所し声優を目指します。2007年、漫画「こはるびより」のドラマCDで声優デビュー、さらにテレビアニメ「桃華月憚」の川壁桃花役でアニメ声優デビューを果たしました。

これまで美しい声を生かして精霊や天使などのキャラクターを多く演じてきた早見沙織にとって、粗野な女性・ディーナ・デル・リオを演じる事は表現の幅をさらに広げる挑戦でもありました。

幼女からハイティーンの少女や成人女性、時には少年役まで演じる声優・早見沙織。彼女の主なアニメ出演作品を紹介します。

• 2008年 我が家のお稲荷さま。（コウ）
• 　〃     セキレイ（- 2010年、結 / 結女）
• 2009年 そらのおとしもの（- 2010年、イカロス） 
• 2010年 神のみぞ知るセカイ（- 2013年、ハクア・ド・ロット・ヘルミニウム）
• 2011年 機動戦士ガンダムAGE（- 2012年、ユリン・ルシェル）
• 2014年 魔法科高校の劣等生（- 2020年、司波深雪）
• 2015年 ワンパンマン（- 2019年、地獄のフブキ）
• 2016年 魔法つかいプリキュア!（はーちゃんほか）
• 2017年 バトルガール ハイスクール（常磐くるみ）
• 2018年 宇宙よりも遠い場所（白石結月）

ダグ＆キリルの個性的なキャラ、ディーナ・デル・リオの印象に残る名セリフを紹介します。長距離狙撃を見事に決め、窮地に陥ったダグ・ビリンガムを救った時のセリフです。男性的な物言いの多いディーナ・デル・リオならではのセリフです。

こちらもディーナ・デル・リオならではの名セリフです。殺された同僚の仇を討ちたいディーナに対し、証拠不十分で容疑者の捜査に許可が下りなかったとき発したセリフがこちら。「テメーの」の後には放送禁止用語のセリフが入るようなのですが、果たして彼女はどんなセリフを使ったのでしょうか？

ここからは、アニメ・ダグ＆キリルに登場する個性派生キャラ、ディーナ・デル・リオに関する感想や評価を紹介します。

ディーナ・デル・リオに関する感想や評価、最初に紹介するのは彼女がかっこよくて憧れている方のツイートです。この記事でもディーナの名言を取り上げましたが、『やることは全て正しい！』という彼女のセリフを挙げて憧れる理由を述べています。

続いて紹介するディーナ・デル・リオに関する感想や評価は、想定される行動を綴った方のツイートから。

8月23日のツイートなので、うだるような暑さの中叫びだしたくなる自分を感じて、ふとSEVEN-O所属のディーナ・デル・リオを思い起こしてしまったようです。彼女のキャラなら十分あり得ることなので、思わず頷（うなず）いてしまうようなツイートでした。

次に紹介するディーナ・デル・リオに関する感想や評価は、ケイとディーナは正反対のコンビだと言う方のツイートです。ディーナ・デル・リオの破天荒ぶりとは逆に規律を重んじる性格のケイ。強い性格同士だとケンカになってしまうかもしれません。違う性格だからこそ、コンビとして上手くやっていけるのかも知れません。

ディーナ・デル・リオに関する感想や評価、続いて紹介するのは、ダグ＆キリルとディーナ＆ケイのコンビを入れ替えてみたら？と提案している人のツイートからです。

ダグ、ディーナの頭が切れ行動力抜群なDDコンビやキリル、ケイでのピチピチ若手KKコンビでもいいのでは？という事ですが、漫画的には確かに面白いことでしょう。しかし実際のコンビでは、若手育成の狙いもあり、どうしてもベテラン＆若手となってしまうのではないでしょうか？

最後に紹介するディーナ・デル・リオに関する感想や評価は、ダグ＆キリル登場キャラの階級が地味に気になると言う方のツイートです。

優れた推理力で事件を解決に導くダグが警部補にならないことに疑問を呈しつつ、ディーナが警部補の昇級試験をうけた動機が気になると言います。粗野で豪快な性格のディーナが昇進試験を受ける場面は、確かに想像しにくいかも知れません。大変おもしろい目の付けどころではないでしょうか？

ここまで、ダグ＆キリルに登場する個性派キャラ、ディーナ・デル・リオを特集し、彼女の性格やコンビを組む相棒のこと、さらにはアニメの声優の情報やディーナが残した印象的なセリフについても紹介しました。

ダグ＆キリルに登場するキャラの中でも、一際強烈な印象を与えるディーナ・デル・リオ。奇抜な服装とショッキングピンクのツインテールが見る者の網膜に焼き付くような、SEVEN-O所属の女性刑事です。狙撃手としては一流の腕前を持ちながらも、攻撃的で粗暴な性格は時として上司や民間人とのトラブルの元となることもありました。

そんなディーナの相棒は、規則を重視するお堅い性格の小柄な女性巡査ケイことキャサリン･ロシュフォール。最初は型破りなディーナに戸惑いを隠せないケイでしたが、ある事件を機にディーナに尊敬を寄せるようになりました。この記事でダグ＆キリルに興味を持った方は、ディーナ・デル・リオに注目して鑑賞してはいかがでしょう。この記事で取り上げた彼女ならではの魅力を追体験できるかも知れません。