【文スト】江戸川乱歩はかわいい名探偵!異能「超推理」や声優も紹介

月刊漫画雑誌『ヤングエース』に連載されている漫画「文スト」(正式名称:文豪ストレイドッグス)。太宰治や芥川龍之介など近代日本文学を代表する作家たちをキャラクター化しているのが特徴です。これから紹介する江戸川乱歩もそんなキャラクターの1人です。本記事では、かわいい名探偵として人気の文スト・江戸川乱歩に焦点を当て、彼の隠された過去や異能「超推理」の真実、さらにはアニメで乱歩を演じている声優の紹介まで、気になる情報をまとめてお届けします。

【文スト】江戸川乱歩はかわいい名探偵!異能「超推理」や声優も紹介のイメージ

目次

  1. 江戸川乱歩はかわいい名探偵
  2. 江戸川乱歩の異能「超推理」とは?
  3. 江戸川乱歩の声優は神谷浩史
  4. 江戸川乱歩の過去とは?
  5. 江戸川乱歩に関する感想や評価は?
  6. 江戸川乱歩はかわいい名探偵!まとめ

江戸川乱歩はかわいい名探偵

文スト(文豪ストレイドッグス)の作品情報

本記事で特集するかわいい江戸川乱歩の解説に入る前に、文スト(文豪ストレイドッグス)の作品情報について紹介します。

文ストの概要

「文スト」(正式名称:文豪ストレイドッグス)は、2013年1月号より月刊漫画雑誌『ヤングエース』に連載されている漫画作品です。原作は朝霧カフカ、作画は本作がデビュー作となる春河35。

概要のイメージ

太宰治や芥川龍之介、江戸川乱歩など日本近代文学を代表する作家たちをキャラクター化。彼らが自身の作品名を付けた異能力を使って戦うという設定のアクション漫画となっています。人物設定は、それぞれの作家にまつわるエピソードなど参考にしています。また、ストーリーは現代を舞台として展開されますが、文豪たちが活躍した時代を考慮して作中での表記は旧仮名遣いが採用されています。

原作者の朝霧カフカによると、「文豪がイケメンになって能力バトルしたら絵になるんじゃないか、と編集と盛り上がった」ことがきっかけとなり文ストが誕生したと言います。また、文ストの舞台が横浜となった理由は、文ストの作画を担当した春河35がたまたま横浜出身だったからとし、「もし関西出身の人が担当していたら全員関西弁になっていたかもしれない」と付け加えています。

その後、現代のミステリー作家までキャラ化の対象が拡大。綾辻行人や京極夏彦、辻村深月ら人気作家が文ストに登場してきます。2015年キャラクター小説マガジン「小説屋sari-sari」で外伝小説が連載されると、翌年1月には単行本が出版されました。その他に、角川ビーンズ文庫からは登場キャラの過去や番外編が、オンラインマガジン・ヤングエースUPでは文ストのスピンオフ作品「文豪ストレイドッグス わん!」が連載されました。

文ストのあらすじ

あらすじのイメージ

通称文スト、文豪ストレイドッグスの舞台となるのは横浜市。横浜港や山下公園で知られベッドタウンとしても人気の政令指定都市です。孤児院から追放され当てもなく彷徨う主人公・中島敦は、たまたま立ち寄った鶴見川で入水自殺を図った青年、太宰治を助けることになります。

そこに太宰の知人国木田独歩が通りかかります。国木田の説明によると、2人は警察や軍では扱えない危険な依頼を引き受ける異能集団「武装探偵社」の社員ということでした。現在も野畑を荒らす人食い虎退治の依頼で動いていると言います。成行きで彼らの仕事を手伝うことになった中島。3人は、虎の出没場所とされる市内の倉庫で待ち伏せすることになりました。

その時、太宰治は中島敦が人食い虎であることに気づき、事の真実を突き止めるため中島を追求します。実は中島は無意識のうちに異能・月下獣を使い虎に変身していたのです。過去に孤児院を追い出された理由もそこにありました。事実を突き付けられた中島は、虎に変身し太宰に飛びかかります。太宰は、こちらも異能・人間失格を使い、中島の攻撃を封じました。

その後太宰治に武装探偵社入社の話を持ちかけられた中島。入社試験を経て、晴れて太宰らの仲間入りを果たします。ところが入社後、中島敦に異能者の団体から多額の懸賞金が掛けられていることが判明。さっそく、横浜港を根城にするポートマフィアの芥川龍之介が、懸賞金目当てで襲撃してきました。

内部の混乱に乗じて何とか難を逃れた中島でしたが、今度は組合(ギルド)の団長・フィッツジェラルドが横浜に乗り込んできました。彼は亡き娘を生き返らせるため、その方法が記されたある本を探していました。その本を中島が持っていると言う情報を掴んだフィッツジェラルド。中島から本を奪い取るため、横浜を廃墟とする計画の実行に着手します。

フィッツジェラルドの計画を阻止するため、武装探偵社の中島敦は、ポートマフィア・芥川龍之介と手を組むことを決めます。圧倒的な戦闘力を誇るフィッツジェラルドでしたが、中島・芥川連合軍との死闘の末、遂に巨大飛行要塞・白鯨から落下。白鯨も泉鏡花の攻撃を受け、横浜港の沖合に墜落・撃沈します。

時を同じくして、フィッツジェラルド失脚を知った盗賊団「死の家の鼠」の頭目フョードル・ドストエフスキーは、自身の勢力拡大を図り動き始めます。組合(ギルド)の財宝を強奪した上、武装探偵社とポートマフィアを壊滅させようと企んだのです。

ドストエフスキーの画策にまんまと乗ってしまった武装探偵社とポートマフィア。熾烈な全面抗争に発展します。抗争に割って入ったのが夏目漱石。対決する福沢諭吉と森鷗外を掴まえて叱りつけます。さらにフィッツジェラルドの暗躍によりドストエフスキーは逮捕され、抗争も無事終結を迎えました。

江戸川乱歩のプロフィール

  • 名前:江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
  • 年齢:26歳
  • 誕生日:10月21日
  • 身長:168cm
  • 体重:57kg

ハンチング帽と茶色のスーツに身を包み、中肉中背で笑顔を絶やさないかわいい青年、江戸川乱歩。好きなものは合理的思考と幻想怪奇、嫌いなものは常識や無駄な知識。常識にとらわれない超人的な推理力によって武装探偵社のエースとして同僚からも一目置かれる存在です。

難事件になると警察からもご指名で依頼が舞い込むほどで、自他ともに認める名探偵。その一方で、スイーツに目がなかったりひとりで電車に乗ることができなかったりと実生活ではお子様そのもの。そうしたギャップも彼の魅力の一つとなっています。そんなかわいい江戸川乱歩が得意とするのは、超推理と名付けられた異能。会社の社長・福沢諭吉からもらったメガネをかけると、どんな難事件もすぐに真相を解明してしまいます。

また、かつて江戸川乱歩には、他人とは違う自分の能力に悩み精神を病んでいた時期がありました。そんな時、気持ちを楽にしてくれたのがメガネを渡した福沢諭吉の言葉。「お前のそれは異能だ」でした。乱歩はその言葉を信じ、また自分に思い込ませたのです。

江戸川乱歩の性格

性格のイメージ

かわいい江戸川乱歩の性格は、一言で言えば自由奔放、不真面目な態度が目につき傍若無人な振る舞いをすることもあります。自分が名探偵であるという自負が強く、異能・超推理についても誇りをもっています。また、自分より能力が劣るものを馬鹿にするところがあり、難事件の捜査を依頼してくる警察のことを「僕の力を借りなければ何もできない無能」と断じて憚りません。

そうした物言いは、武装探偵社の社員にも向けられます。会社の業績は自分の双肩に掛かっていると豪語していました。中島敦をパシリとして使ったりデスクに下足のまま上がったりと、我儘で子供のような行動を取ることも多くあります。

元ネタの江戸川乱歩とは?

文スト登場人物の元ネタとなった江戸川乱歩とは、大正時代から昭和中期にかけて活躍した日本を代表する推理小説作家。日本推理作家協会の初代理事長を務めた人物です。また、実際に探偵事務所で探偵として働いていた経験を持っています。代表作に「怪人二十面相」、「少年探偵団」、「黒蜥蜴」などがあります。

ちなみに、ペンネームの江戸川乱歩は、「モルグ街の殺人事件」などで知られるアメリカの小説家エドガー・アラン・ポーをもじったものです。

アニメ「文豪ストレイドッグス」公式サイト

江戸川乱歩の異能「超推理」とは?

推理せずとも真相が分かる

ここからは、かわいい江戸川乱歩の異能について解説します。彼の異能とされる超推理は、事件の情報を聞いたり現場写真や遺留品などを見るだけで真相がわかってしまうという、探偵にとってはこの上ない能力でした。

眼鏡をかけると発動?

かわいい江戸川乱歩の異能・超推理は、武装探偵社の社長、福沢諭吉からもらったメガネを掛けることで発動するとされる能力です。

超推理は異能ではない?

ところが、この超推理は実は異能などではなく、彼の推理力が人並み外れて優れていることに依拠するものでした。ところがそれを知った太宰治は、江戸川乱歩の超推理が異能という特殊能力ではなく、誰でも持っている思考力の為せる業だとすればその方が尊敬に値すると述べています。

後に、エドガー・アラン・ポオとの推理勝負中、自身の超推理が異能力ではないことを認めざるを得なくなった江戸川乱歩。しかし、なおも「自分は間違いなくい能力者だ」と譲りませんでした。その理由を問われると、「今更一般人なんて格好がつかない」とだけ述べました。

江戸川乱歩の声優は神谷浩史

神谷浩史のプロフィール

アニメ・文スト(文豪ストレイドッグス)で推理の天才、江戸川乱歩を演じたのは実力派声優の神谷浩史です。

  • 名前:神谷浩史(かみや ひろし)
  • 生年月日:1975年1月28日
  • 年齢:44歳(2019年11月現在)
  • 出生地:千葉県松戸市
  • 性別:男性
  • 身長:167 cm
  • 職業:声優、歌手、ナレーター
  • 事務所:青二プロダクション

声優だけでなく歌手やナレーターとしても活躍する神谷浩史。高校卒業後、役者を目指して芸術系の大学を受験するも失敗。その後、声優養成所とは知らず入所したのが青二塾でした。1994年19歳の時、声優としてデビューします。その後の声優としての活躍は皆さんご承知の通り。2016年には声優アワード最多得票賞の5年連続受賞により、声優アワード殿堂入りを果たしています。

神谷浩史の主な出演作

  • 2002年 デジモンフロンティア(源輝二/ヴォルフモンなど)
  • 2003年 ウルトラマニアック(架地哲士)
  • 2004年 SDガンダムフォース(キャプテンガンダムほか)
  • 2006年 プリンセス・プリンセス(有定修也)
  • 2007年 機動戦士ガンダム00(ティエリア・アーデ)
  • 2008年 マクロスF(ミハエル・ブラン)
  • 2010年 デュラララ!!(-2016年、折原臨也)
  • 2011年 青の祓魔師(- 2017年、メフィスト・フェレス)シリーズ

  • 2012年 黒子のバスケ(-2015年、赤司征十郎) 
  •  〃     化物語 ポータブル(阿良々木暦)
  • 2013年 進撃の巨人(-2019年、リヴァイ)
  • 2014年 うーさーのその日暮らし シリーズ(-2015年、ダスウサほか)
  • 2015年 おそ松さん(-2018年、松野チョロ松ほか) 
  • 2016年 文豪ストレイドッグス(-2019年、江戸川乱歩])
  • 2017年 コンビニカレシ(明日海夏)
  • 2018年 イナズマイレブン アレスの天秤 / オリオンの刻印(-2019年、灰崎凌兵)

江戸川乱歩の過去とは?

両親を事故で亡くす

天才的な推理力を持つ江戸川乱歩には、どのような過去があったのでしょうか?ここからは彼の隠された過去を解説します。

現在26歳の江戸川乱歩ですが、14歳、まだかわいい中学生の時に事故で両親を亡くします。天涯孤独の身となった乱歩は、生まれ故郷を離れ単身横浜に出てきました。

仕事を転々として過ごす

過去に警察学校で教えていた乱歩。ところが自由奔放な性格が禍し、警察学校を追い出されるという苦い過去を持っていました。その後も軍の駐屯地や郵便局などで働きますが、いずれも長くは続かず、仕事を転々として過ごすことになります。

社長との出会い

探偵として必要な優れた推理力を持つ江戸川乱歩。過去には、皆が何を考え感じているのか理解できず、孤独感で押し潰されそうになっていたことがありました。そんな辛い過去を持つ乱歩を救ったのが、武装探偵社の社長、福沢諭吉との出会いでした。

福沢は、周囲との関係に悩む江戸川乱歩に異能者のアイテムとしてメガネを渡します。そして江戸川乱歩に自らを異能者と認識させることで、他者とは違うことへの合理的な理由を与えました。さらに、乱歩の推理力を見込んで武装探偵社を設立、自ら代表として乱歩を迎え入れたのです。過去にこのようなことがなければ、現在江戸川乱歩が名探偵として活躍することも無かったと言えるでしょう。

江戸川乱歩に関する感想や評価は?

絶妙のネーミング!

ここまで文ストの江戸川乱歩特集をお届けしてきましたが、最後に乱歩に関する感想や評価を紹介します。

最初に紹介する文スト・江戸川乱歩に関する感想や評価は、最初は彼の異能名に違和感を感じたと言う阿Gさんのツイートです。ところが、その名前に隠された真実を知って一気に推しに変わってしまったそうです。うわべに囚われているだけでなく、その奥に潜む真実に目を向けることが大切だという事でしょうか?

キャラが好き!

文スト・江戸川乱歩に関する感想や評価、続いて紹介するのは、彼のキャラが好きという環千さんのツイートから。

自由で傍若無人な振る舞いをする乱歩ですが、童顔でかわいく頭も良いので許せてしまうそうです。人気者になるには、欠点を補って余りある魅力が必要ということの証左となる感想でした。

江戸川乱歩があってなぜ?

最後に紹介する文スト・江戸川乱歩に関する感想や評価は、江戸川乱歩があってなぜ横溝正史がないの?と疑問を呈しているコミニョルさんのツイートから。異能名が「女王蜂」とか「八っ墓村」など受けること間違いなしだと言います。そのうち出てくるかも知れませんので、楽しみに待ちましょう。

江戸川乱歩はかわいい名探偵!まとめ

ここまで人気アニメ・文ストに登場する江戸川乱歩を特集し、かわいい探偵の過去や異能「超推理」の解説、さらには声を演じる声優の紹介まで、まとめてお届けしてきましたがいかがでしたでしょうか?

まとめのイメージ

ハンチング帽と茶色のスーツに身を包み、中肉中背で笑顔を絶やさないかわいい青年、江戸川乱歩。超人的な推理力によって武装探偵社のエースとして同僚からも一目置かれる存在です。性格はよく言えば自由奔放、不真面目な態度が目につき傍若無人な振る舞いから誤解を受けることも。電車の乗り方がわからないなど世間知らずの子供のような一面もあります。

そんな乱歩の異能は超推理という、推理しなくても事件の真相を暴いてしまうという優れものです。ところが、メガネをかけると発動するこの超推理、実は異能ではなく単に乱歩の人並み外れた推理力の為せる業でした。文スト・江戸川乱歩を見て”嫌なヤツ”とも思った方も、この記事の内容を頭に入れて再読してみてはいかがでしょうか?一見生意気な言動の奥に隠れた彼の魅力に気が付くかも知れません。

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