アニメ版リトルバスターズをネタバレ解説！あらすじ・登場キャラや感想は？

今回のまとめでは、2012年及び2013年に放送されていたテレビアニメ「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターやあらすじ、魅力、感想などについてまとめていきます。アニメ「リトルバスターズ!（リトバス）」についてまとめていく前に、「リトルバスターズ!（リトバス）」の原作について紹介していきます。最後は視聴者からの感想もまとめていますので最後までご覧ください。

アニメ「リトルバスターズ!（リトバス）」は、2007年に「Key」より発売された恋愛アドベンチャーゲームを原作としています。ゲームのテーマは「友情」。「Key」にとって「リトルバスターズ!（リトバス）」は6作目の作品として制作されました。ゲーム対応機種はWindowsの他、2000やXP、Vista、Windows7及び8、PS2、PSP、PSVita、PS3があります。

ゲームが話題になり対応機種も増えていく中、2012年に「リトルバスターズ!（リトバス）」がアニメ化されることが発表されました。1期「リトルバスターズ!（リトバス）」は2012年10月6日から2013年4月6日に全26話構成で放送され、2013年10月5日から12月28日放送の2期「リトルバスターズ! 〜Refrain〜」は全13話構成となっています。制作はJ.C.STAFFが、監督は山川吉樹さん、シリーズ構成は島田満さんが務めました。

では、アニメ「リトルバスターズ!」は一体どんな物語なのでしょうか？大まかにですが「リトルバスターズ!」のあらすじをネタバレしていきます。主人公・直枝理樹は、全寮制の高校に通っていました。そこには幼馴染の恭介や鈴、小さい頃から「リトルバスターズ（以下、リトバス）」として悪いものを成敗するといった活動してきた真人や謙吾もいます。

恭介は、独特なメンバーを集めた野球チーム「リトルバスターズ」を設立し、メンバー皆が「ずっとこのまま楽しい日々が続けばいい」そう思っていました。そんなある日、理樹たちは修学旅行に行くことになります。ですが、バスは転落事故を起こしてしまったのです。理樹と鈴は辛うじて助かりますが、他の生徒やメンバー、多くの人達が亡くなってしまったのです。

生き残った2人でしたが、現実を受け入れられず人生をドロップアウトしてしまうのです。ですが、再び1学期に戻ります。実は、修学旅行のバスに3年生である恭介はこっそり乗り込んでおり、その状況を知っていました。恭介は、自分たちが死んでしまう未来を受け入れられない弱い2人を見かね、「どうにか2人を強くしたい」そう思う一心で虚構の世界を作ったのです。それが、野球チームを作った理由でもありました。

恭介の強い願いと想いで作られた虚構の世界は、修学旅行に行く日までの1学期をループしています。それは、理樹と鈴が強くなる為に。理樹は、ループをする度に前回までの記憶は失ってしまいますが、恭介は記憶は失いません。作中で起こるハプニングや課題などは、恭介たちが望んだ「理樹と鈴を強くするため」の試練でもありました。そして、理樹が強くなった時、恭介は世界の秘密を打ち明けるのです。以上、あらすじでした。

それでは、「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターについて紹介していきます。まず1人目は、本作の主人公・直枝理樹（なおえりき）です。直枝理樹の初期称号は”異様に賑やかな青春を送る普通の少年”です。2年E組に在籍する男子高校生で、中性的な見た目や声をしています。両親を亡くした過去を持ちますが、恭介らによって今では基本的に温厚で世話焼きな性格をしています。

ナルコレプシー（眠り病）に罹患している為、日中でも突然眠ってしまうこともあります。また、憧れは「リトルバスターズ」のリーダーである恭介です。テレビアニメでは堀江由衣さんが声優を担当しました。

続いて「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターは棗恭介（なつめきょうすけ）です。棗恭介は「リトルバスターズ」では唯一の3年生であり、後に紹介する棗鈴とは実の兄妹です。初期称号は”あらゆる日常をミッションにするリーダー”で、男性キャラ唯一「BOYS DON'T CRY」というテーマ曲があります。女子からモテる容姿をしている一方で少年のような性格をしているのが特徴です。

何でも楽しむことを第1とし、周りをひっぱていくカリスマ性を持ち合わせています。馬鹿に見えて頭脳明晰で頭の回転が速いのも特徴です。また、自分が「助かる」ことではなく理樹たちを「助ける」ということに終始務めていました。緑川光さんが声優を担当しました。

続いて「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターは井ノ原真人（いのはらまさと）です。井ノ原真人は理樹と同じ2年E組に在籍しており、ルームメイトでもある親友です。登場シーンはほぼ筋トレをしている筋肉キャラであり、”愛すべき馬鹿”とされています。初期称号はそのまま”憎めない筋肉馬鹿一直線”です。原作のゲームでは「筋肉END」が存在するほどです。

特技は言いがかりで、分かりきった嘘も簡単に信じてしまうほど馬鹿であり純粋な性格をしています。成績はぐんを抜いて低く、女子からもリトバスメンバー内からもモテず、恋愛対象外です。 神奈延年さんが声優を担当しました。

続いて「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターは宮沢謙吾です。宮沢謙吾は理樹や真人と同じ2年E組に所属しています。初期称号は”最強の男児にして真人のライバル”です。幼い頃から剣道を嗜んでおり、信念のあるお堅い性格で知的な謙吾は運動神経も抜群で成績も優秀と真人とは雲泥のさがあります。

そんな謙吾ですが、犬猿の仲である真人とは小さなことでも喧嘩を買ってしまうところがある「少年」でもあります。勉強のできる馬鹿で、ツッコミもボケもできる逸材として重宝されているキャラクターです。因みに、巫女さんが大好きであるといいます。 織田優成さんが声優を担当しました。

続いて「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターは来々谷唯湖（くるがやゆいこ）です。来々谷唯湖は理樹たちと同じ2年E組に所属する同級生でありながら、周りからは「姉御」と呼ばれるお姉さんキャラの女子高生です。初期称号は”ちょっぴりお茶目な姉御肌成績優秀”、放送委員会の委員長として活動しています。恋愛以外のことには鋭く、俊足で戦闘能力も高いです。

海外生まれのため「エリザベス」というミドルネームを所持しています。可愛いものと幼い見た目の生徒に好意を示している変態気質でもあります。テーマ曲は「心色綺想曲」。田中涼子さんが声優を担当しました。

続いて「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターは西園美魚（にしぞのみお）です。西園美魚は理樹らと同じ2年E組の生徒で「リトルバスターズ」を最後に加入したメンバーとして登場します。初期称号は”日傘を差した物静かな天然素材”です。沢山の本を保有している読書家であり、いつも若山牧水の短歌集を持ち歩いている物静かな少女です。常に日傘をさし、体育の授業は基本的には見学で裏庭にいます。

いつも物静かで大人しいためクラスメイトからは「カゲナシ」と言われることがありますが、BLが好きでいつも妄想してます。テーマ曲は「光に寄せて」です。1期では 巽悠衣子さんが、2期では河原木志穂さんが声優を担当しました。

続いて「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターは恭介の妹・棗鈴です。棗鈴は理樹らと同じ2年E組に所属しているポニーテールがトレードマークの女の子です。幼い頃から恭介に守られて生きてきたため人見知りが激しく人前に出るのが苦手です。容姿端麗で可愛い見た目な上天然な性格をしているため男子生徒からモテますが、口調はぶっきらぼうで理樹と仲が良くいつも頼っている為交流することはありません。

野球チーム「リトルバスターズ」を通して成長していく鈴に注目してみてください。テーマ曲は「RING RING RING!」です。アニメではたみやすともえさんが声優を担当しました。

続いて「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターは神北小毬（かみきたこまり）です。神北小毬は理樹たちと同じ2年E組に所属している女生徒です。初期称号は”ほんわりきゅーとなメルヘン少女”の通り、お菓子と童話、メルヘンが大好きでいつもおっとりとしたマイペースな話口調で周りをほんわかとさせています。会話の中に時々英語を交えて話すのも特徴です。人見知りな鈴にとって初めての友だちでもあります。

「他人を幸せにすると自分も幸せになれる」という座右の銘をモットーに、ボランティア活動に勤しんでいます。テーマ曲は「魔法のアンサンブル」です。 やなせなつみさんが声優を担当しました。

続いて「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターは能美クドリャフカです。能美クドリャフカは理樹たちと同じ2年E組の生徒で、祖父がロシア出身のクォーターになります。初期称号は”えきぞちっく（自称）なマスコット”で、母親が世界中で仕事をする宇宙飛行士でクドリャフカもそれについていく為、多重国籍です。実は飛び級をしているため、学年は理樹たちとは1年下になります。

家庭科部に所属しており、パッチワークを得意とします。テーマ曲は「えきぞちっく・といぼっくす」です。英語が苦手でな一方、「外国っぽくなりたい」と日々奮闘しています。シベリアンハスキーのストレルカとスキッパーキのヴェルカを飼っています。若林直美さんが声優を担当しました。

続いて「リトルバスターズ!（リトバス）」に登場するキャラクターは三枝葉留佳（さいぐさ はるか）です。三枝葉留佳は、理樹たちとは同学年ですがクラスは違う生徒ですが休み時間になると2年E組にやってくる女の子です。初期称号は”お気楽 極楽 騒がし乙女”で、風紀委員に目を付けられるほどの問題児でトラブルメーカー。何を考えているのか分からないのですが、楽しいことが大好きな明るい性格をしています。

得意なことは洋菓子を作ること。理系科目が得意なリケジョです。テーマ曲は「騒がし乙女の憂愁」です。すずきけいこが声優を担当しました。

アニメ「リトルバスターズ!」の魅力とは一体何なのでしょうか？4つほど魅力を上げていきます。まず1つ目の魅力は、野球要素があることです。野球のルールや知識以外で培われる友情にリトバスは重きを置いていると言っても過言ではありません。野球チーム「リトルバスターズ」を通してキャラクターそれぞれのバックグラウンドを掘り下げている点で、野球要素は欠かせない展開でした。

続いての魅力は、何と言っても成長ストーリーである点です。ゲーム原作のリトバスは、「友情」をテーマに掲げて制作されました。ノベルゲームは、恋愛要素が多く盛り込まれることが特徴的と言っても過言ではありませんが、リトバスでは、恋愛要素も入れつつ”友情”を土台にストーリーが展開されていきます。友情を育む過程で、何度も事故までの1学期をやり直してきた理樹と鈴の成長は必見です。

魅力その3は、「大どんでん返し」が盛り込まれた壮大な物語であった点です。「虚構世界の秘密」が恭介によって明かされましたが、これまでの出来事が全て「虚構の世界」であったことが分かるのは終盤に差し掛かった時でした。視聴者も理樹と同じように「虚構の世界」を知らないまま、”このまま続いてほしい日常”と”残酷な現実と向き合う為の練習”を見せられていたことになります。この構成は大絶賛のどんでん返しだったのです。

また、何と言っても魅力的なのはストーリーに盛り込まれたメッセージ性です。リトバスは、物語を通して視聴者に伝えたいことがありました。それは、「成長」と「いつまでも子供のままではいられない」ということです。リトバスの最終回では、成長した理樹と鈴によってみんなが助かりました。

みんなが生きられる未来になるには、2人が成長しなければたどり着くことのできない未来です。そんなメッセージを探しながらアニメを見なおしてみるのもいいでしょう。

「リトルバスターズ!」の視聴者の感想は様々なものがありましたが、「勇気をもらった」や「感謝」といったお礼の言葉が多い印象を受けました。

結末を知った上で最初から見直してみると、1回目よりも深く見ることができるといった感想でした。ぜひ皆さんも見直してみてはいかがでしょうか？

こちらの方も「リトルバスターズ!」に対して「ありがとう」という言葉を伝えていました。結末を知っていても新たな発見と出会えるかもしれません。以上、視聴者からの感想まとめでした。

以上、アニメ「リトルバスターズ!」のキャラクター紹介や感想、あらすじのネタバレまとめでした。リトルバスターズは何度見ても面白いアニメですので、見たことない方も見たことのある方も何度もご覧ください。サイト内には、他のアニメまとめやあらすじのネタバレまとめもありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。