川尻早人はその後どうなった？バイツァ・ダストで死ななかった理由も考察

「ジョジョの奇妙な冒険」は集英社の週刊少年ジャンプに1986年12月2日号から連載開始になり、少年誌より青年誌向きという事で2005年3月19日号より青年誌である「ウルトラジャンプ」に移動した。漫画家荒木飛呂彦によりジョースター一族が邪悪な吸血鬼と化したディオと因縁の戦いを、世代を超え代々その血筋の後継者たちがその後も闘いの中で生きていき、100年以上も続く壮大なストーリーである。

「ジョジョの奇妙な冒険」の中ではシリーズ４の「ダイヤモンドは砕けない」の後半で登場するキャラクターである。川尻早人は11歳の小学生ながら、両親の間の愛を疑い家の中に隠しカメラをつけてそれを確かめようとした少年である。倦怠期だった川尻早人の両親。そんな時父親が吉良吉影に乗っ取られその隠しカメラによって父親の変化を川尻早人は感じ始める。

吉良吉影はスタンド使いであり、本来は穏やかに暮らしたい気持ちを持っていたが心の中にある「人を殺さずにはいられない」本性の中で生きていた。父親としての吉良吉影は本当の父親よりも良い父親であったのだが、吉良吉影の隠された本性によって川尻早人は事件に巻き込まれて行く。吉良吉影の本性に気が付いた川尻早人は吉良吉影と戦う決意をし、東方仗助たちと吉良吉影を追い詰めていく。

「ジョジョの奇妙な冒険」には多数のスタンド使いが登場する。川尻早人はスタンド使いではない。しかしながら吉良吉影という殺人鬼に立ち向かって脅しをかけるような言動や、吉良吉影のスタンドであるキラー・クイーンが繰り出す第三の爆弾と呼ばれるバイツァ・ダストの発動中に味方がいない中でシリーズ4の主人公である東方仗助を呼び出すことに気が付く機転など、一般人とは思えない活躍をする。

バイツァ・ダストにより爆弾に変えられた、いつ爆発するかわからない虹村億泰に川尻早人は自らふれてバイツァ・ダストを解除するという「黄金の精神」と呼ばれる覚悟をもっている。父親に化けた吉良吉影は救急車にひかれて最期をむかえる。その時川尻早人は「あいつを誰かにさばいてほしかった」と「法ではさばけない」と言った岸辺露伴に川尻早人の思いを吐露する。

悪人であったが父親としての愛をもって接してくれていた吉良吉影への川尻早人の思いを感じるシーンと言われている。川尻早人は父に成りすましていた吉良吉影が死んだことを母親には言えていない。いつまでも吉良吉影の帰りを待つ母親への気持ちから「愛の存在」を知ることになった。

吉良吉影が成り済ました父親は死んでしまった。その後川尻早人はそのまま家に戻るのだが、目の前で救急車に惹かれて死んだ吉良吉影の事を母親には言えないでいた。もちろん吉良吉影が本当の父親に成りすまして家族として過ごしていたことも母には言えない川尻早人だった。何も知らないまま家族のために、夕飯を作る母を見て涙を流すしかできなかった川尻早人のシーンで「ジョジョの奇妙な冒険」のシリーズ4は終わる。

「ジョジョの奇妙な冒険」のシリーズ4の中で川尻早人は11歳の小学生でありながら、これだけの勇気・覚悟・やさしさをもつことからその後人気キャラクターとなった。川尻早人のその後を描いてほしいという読者・視聴者からの要望も大きかったという。川尻早人なら「ジョジョの奇妙な冒険」名の中でも優秀なスタンド使いになれるのではないかという予測もその後に多くジョジョファンの間でつぶやかれた。

「ジョジョの奇妙な冒険」の物語の中に限らず、両親の不仲に心を痛める子供達はたくさんいる。初めは愛し合って結婚したのかもしれない川尻早人の両親であったが、いつの間にかお互いを疎ましく思うようになってしまった。母親である川尻しのぶは、自分が産んだ子供でありながら息子の川尻早人すら疎ましくなってしまった様子も描かれていた。

天邪鬼な生意気な性格に描かれている川尻早人であったが、どこか両親に愛があることを信じたかった気持ちがあったからこそ、家中に監視カメラを設置して両親の様子をうかがい始めたのではないかという推察もある。しかし監視カメラを設置したその後、川尻早人は父親のとんでもない秘密を知ることになる。実の父親は殺され父親になり替わっている吉良吉影だったが、本当の父より愛情深かった。

母親にとっても吉良吉影が成り代わった父親は魅力あふれる人物になり、倦怠期と言われる夫婦の間も改善され、その後の家庭環境は実の父がいた時よりも良いものになっていた。吉良吉影の本性は残忍な殺人鬼である。けれど残忍な殺人鬼である吉良吉影の方が家庭の中が幸福になったというその後の生活に、川尻早人は父親への愛情のようなものも感じていた。

本物の家族よりも殺人鬼である吉良吉影の存在によって良好な方向に向かいつつあった川尻早人の家庭。父親の死を知った母親と川尻早人のその後が不幸にならないでほしいという祈りのような感想のつぶやきも多かった。

バイツァ・ダストとは吉良吉影の持つスタンドである。吉良吉影のこの力は3段階の力を持ち最初の一つが「触れたものを爆弾に変えてしまう」というもので次に「シートアタック」と呼ばれる爆弾の遠隔操作である。ビデオに川尻早人が録画したのはこの第二の「シートアタック」で切ら吉良吉影がムカついたカップルの女性に向けて爆弾をはなった時のものである。

これを川尻早人に見られたことに気が付いた吉良吉影は川尻早人と一緒に風呂に入り口止めする予定だったのが、川尻早人は普通の子供ではない利発さがあるため逆に吉良吉影を脅してきたのだった。この事から吉良吉影は激しい動揺をしてしまい風呂の中で川尻早人を殺してしまったのである。激しい後悔と絶望を感じている吉良吉影の元に力を与える吉良吉廣が現れ最後の力バイツァ・ダストを与えた。

バイツァ・ダストを発動させるためにはまず吉良吉影が発動させたい相手にその発動条件を言うその後、吉良吉影が発動させたい相手の体に触れる。すると吉良吉影のスタンドであるキラークイーンの小さいサイズのものがその対象者に憑依する。バイツァ・ダストは設置してから1時間以内に発動しないと自動的に時間がタイムワープする。繰り返される風景の中で死んでしまった人は勝手に滅びていく姿を見せられる。

バイツァ・ダストをつけられた対象者はキラークイーンの能力がその体につくために無敵状態になり他の敵からの攻撃を無効化する力が備わる。反対にキラークイーンを対象者に付けてしまうため吉良吉影はその間スタンドの力を一切使えなくなる。

バイツァ・ダストはそれを仕掛けた1時間以内にある条件の元で発動する。その条件がそろわないと自動的に川尻早人は同じ朝に戻されてしまう。死んで1時間も経っていない川尻早人にバイツァ・ダストをセットし時間を巻き戻すが、川尻早人の頭の中には自分が殺される記憶は鮮明に残っているのである。そのためバイツァ・ダストをセットされたその後をどう立ち回るか川尻早人は必死にそれを考える。

吉良吉影は川尻家の一員として見つからないように穏やかに暮らしていくのが目的らしく川尻早人が、吉良吉影の本性を誰にも話してはいけないとバイツァ・ダストが作動する条件を付ける。それはもちろん誰かに話して聞かせるのも良くない。それを誰かに伝えるために手紙を書く時点でも作動してしまう。川尻早人はあの人たちなら助けてくれると思った東方仗助たちに助けを求めたいがそれもできない。

その一方で東方仗助たちも吉良吉影の本性について調べていた中で、爆死させられた女性の様子をビデオに撮っていた川尻早人に気が付いていた。別の件で助けてもらっていた川尻早人は、本当は東方仗助たちに自分の父親が東方仗助であることを伝えたかったけれど伝えるすべは全て封じられている。伝えてしまったら吉良吉影の正体をしってしまった東方仗助たちを爆発に巻き込んでしまうのだ。

何度も繰り返される川尻早人が吉良吉影の事を聞かれそうになり聞いた相手が仕掛けたバイツァ・ダストの力により爆死させられる危機的なシーン。川尻早人は繰り返される同じ行動を変えてみた。母にキスしようとする父より先に母に抱きつきキスして学校に向かう川尻早人。その時にキラークイーンが自分の元にいる間に川尻早人は自分の力で父親を殺そうとする。

川尻早人は神に祈る。「僕に人殺しをさせてください」この願いはかなわなかったがこの時に吉良吉影は「お前にこの俺、吉良吉影は殺せない」と吉良吉影が自分の名前を叫ぶことを見付ける。東方仗助たちは吉良吉影の正体を探っている、そして何度目かのタイムリープで東方仗助が寝坊していつもより「あの道を通るのが遅れた」といっていたことを思い出す。

爆発が起こるのは、川尻早人が吉良吉影の正体を誰かに伝えた時であり、吉良吉影が勝手に「自分が吉良吉影だ」と名乗っていたら爆発は起こらない。川尻早人は必死で東方仗助の家の電話番号を調べ、寝ているであろう時間に電話をかけて起こす。電話に出たらあとは切ればいい。

これで東方仗助はいつもの時間にあの道を通り、吉良吉影が自分で自分の名前を名乗るシーンにちょうど東方仗助が来るように川尻早人は仕掛けたのである。吉良吉影はキラークイーンがいなければ戦えない。川尻早人から爆発を無意識に解除し、東方仗助と闘いそして逃げた。逃げているうちに繰り返される息子が敵を爆破するシーンから抜けたことに気が付き「戻った」というのだった。

吉良吉影は川尻早人に仕掛けた作戦が成功し爆破が終わったから、爆破をセットしてから1時間以上たった時間に今自分がいると、無限ループから戻ったと勘違いしたのだった。その後救急車に轢かれるという事故にあい、居合わせた警察官に自分の名前を川尻でなく吉良吉影と名乗って死んで行く。

「両親に愛されて生まれてきたことを知りたい」とう「ジョジョの奇妙な冒険」の中でも切ない少年の想いで家の中に設置された隠しカメラの存在によって川尻早人は父と母が愛し合っているかなどという問題よりも大きな問題にぶち当たることになってしまったのだった。父と思っていたその男がいつの間にか別の人格が入れ替わり更にその男が強力な力を持つ殺人鬼だという事を知ってしまったのだ。

家の中で父が隠した猫草を発見して徐々に父の秘密に迫っていくのだが、その秘密は母には到底言えない。ひとり勇敢に秘密を抱える中、ジョジョの一族である東方仗助やその仲間たちと出会う。実の父を殺し成り代わっている吉良吉影であるが、本当の父よりも優しく愛情深い、母もそんな父の存在により家庭は今までよりも円満になっている。

川尻早人は吉良吉影を倒したい思いはある。しかし川尻早人の心の中にはどこか吉良吉影を慕う心も生まれていたのである。その中で1度は吉良吉影に殺されてしまう川尻早人であるが、自分の心の中の葛藤と闘いながらも「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ4のラスボスともいえる吉良吉影を退治するために東方仗助たちに力を貸し、自らも闘いの中に勇敢に立ち向かっていく。

生意気であまのじゃくな11歳の小学生として登場した川尻早人だったが、本当は両親から愛されたいそんな心を持つ小学生だった。ニセモノの父が死んだ時も無残な最期よりも反省できるきっかけを与えられる「裁きを受けてほしかった」とつぶやき、帰って来ない父を待つ母親に対して「ママは僕がずっとまもる」といえる強さを持っている魅力的なキャラクターで小学生キャラながらファンも多い。

父親に化けた吉良吉影が自分に因縁をつけたカップルの女性を吉良吉影のスタンドであるキラークイーンの武器を使って爆死させているところ川尻早人は撮影していた。父と息子の仲睦まじいはずの入浴シーンで二人はお互いの腹の探り合いをする。川尻家で妻のしのぶは簡単に自分が夫であるという事を信じ込ませることに成功した吉良吉影だったが、川尻早人はなかなか取り込むことが出来なかった。

さらに自分の戦いの役に立つだろうとこっそり屋根裏で飼っていた猫草も川尻早人に発見されたことから、川尻早人にはある程度の警戒心を吉良吉影は持っていた。「もしも自分の正体を早人が知っていたら殺さなければならない」吉良吉影はその思いで川尻早人と一緒に風呂に入ったのだった。そして川尻早人が吉良吉影の犯行を知ったと分かった時殺そうとした。

しかし川尻早人は殺人鬼である吉良吉影の正体を知っていることをネタに脅しをかけてきたのだ。11歳の小学生のこの切り返しは「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくるスタンド使いたちにも負けない勇敢さである。しかし本来は平穏に暮らしたいのに逆上すると自分で力をセーブできなくなる吉良吉影である。逆上した心そのままに川尻早人を風呂場で殺してしまった。

声をかけてきた妻しのぶをごまかした後、スタンドの力を増幅する矢をもつ吉良吉廣によってスタンドの力はバイツァ・ダストという最強の武器を与えられた。バイツァ・ダストはある条件の元でその条件を実行した時爆破が起こる。平穏にこの家で暮らしたい吉良吉影は川尻早人に誰かに自分が吉良吉影であることを伝えたら爆発が起こると仕掛けたのである。

時間が戻った時、なぜ川尻早人は生きているのか疑問に思う意見も多かった、この疑問の答えは正式には出ていない。読者たちの推測では吉良吉影は川尻早人を殺した後バイツァ・ダストの技を覚えた。バイツァ・ダストの力の及ばないところで1時間以内に死んだ川尻早人を生き返らせたことでバイツァ・ダストの力が解けても川尻早人は生きているという推察が多い。

「ジョジョの奇妙な冒険」のゲーム版での声優を務めているのは佐藤ゆうこである。生意気な小学生である川尻早人を演じるのは「ブラック・ジャック」の写楽など少年役の声優を何度も務めている佐藤ゆうこが選ばれた。年齢は非公開であるが過去に声優として演じた作品が1990年代という事から1970年代くらいに生まれた声優ではないかと推測されている。「鋼の錬金術師」の主人公エドワードを演じた朴璐美（1972年生まれ）と仲がいい。

このことから朴璐美と同年代であるとも推測されている。声優になったきっかけは映画「E.T]を見て宇宙人を自転車に乗せて空をかける少年の姿に非現実の世界を経験できるのはアニメの声優の世界と感じ声優を目指したという。声優になるために勝田声優学院に通い頑張ったがそこでは生き残れなかった。けれどその後も演技の勉強をしてチャンスをつかみ現在に至る努力家でもある。

「ジョジョの奇妙な冒険」のシリーズ4のアニメ版は2016年からで、2013年のゲーム版の方が先に川尻早人が登場する。アニメ版の「ジョジョの奇妙な冒険」をプレイしていた人たちからは「テレビアニメ版も佐藤ゆうこが良かった」という声も聞かれた。

佐藤ゆうこも声優になりたての頃は、役名もないその他大勢の声を担当することが多かった。1996年から2000年くらいまでは目立つ役はあまりなかった。2001年の「シャーマンキング」の麻倉葉ははまり役だったようで、アニメを「リメイクするのなら麻倉葉は佐藤ゆうこで」という意見が20年近く経っても多くつぶやかれている。

他には「ブラック・ジャック」「エヴァンゲリオン」「鋼の錬金術師」「ドラえもん」など数々のアニメに出演後、2009年以降はゲームの声優の仕事の占める割合が高くなっている。

「ジョジョの奇妙な冒険」のテレビアニメ版の声優を務めたのは1981年5月21日福岡県生まれの佐藤利奈である。親の不仲に天邪鬼で親の前ではあまり話さない川尻早人の想いは、心の声と言う形で演じることの多い役であったが、佐藤利奈は見事に演じたと評判も良い。高校卒業後の2001年に俳協ボイスアクターズスタジオに入学し2002年にはこの事務所の所属となった。

順調に声優としての活動が進み「ネギま！」での主役に抜擢されアニメの人気と共に一躍人気声優として有名になった。「ネギま！」での知名度により多くの人気アニメの主要キャラクターの声を担当することになり声優として順調に歩み、声優で作るユニットで歌手としても活躍をした。2016年12月31日に結婚していたことと、出産していたことを発表し話題になった。

主な出演作品は「ネギま！」の主演から始まり、「とある魔術の禁書目録」のシリーズの中では主演となる御坂美琴、「夏目友人帳」の多軌透など人気のアニメにも数多く出演している。その他ラジオのパーソナリティ、声優のユニットや「ネギま！」のステージなどで歌手としてライブ・コンサートを行っている。

「ジョジョの奇妙な冒険」の今回のシリーズのラスボスと呼ばれた吉良吉影だったが、彼が来たおかげで家庭内が穏やかになり、川尻早人も何処か吉良吉影を慕っていたように、吉良吉影も川尻家を愛していたのではと言われるシーンである。人を殺さずにいられないという、もって生まれた宿命がなければ川尻家は幸せな家族で終わったかもしれないと言われている。

「ジョジョの奇妙な冒険」の中ではスタンド使いが描かれるが、シリーズ4の中でラスボスと言われる吉良吉影の最強武器バイツァ・ダストに立ち向かう東方杖助たちに加勢する力もないはずの小学生の一般人川尻早人の展開は一見の価値ありと言われている。バイツァ・ダストの特性を知ることから寝坊する予定だった東方仗助をモーニングコールで起こす川尻早人の機転も見どころと言われている。

「ジョジョの奇妙な冒険」の中で自分の親の愛のなさになやんでいる川尻早人であるが、ジョジョの登場人物たちの生い立ちもなかなか切ない境遇である。「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ4の中で東方仗助の前にはいきなり年上の空条承太郎が「祖父が65歳の時に日本人女性の間に生まれたのが東方仗助だ」と伝えるシーンがある。

映画では空条承太郎を伊勢谷友介が演じているが、伊勢谷友介もまた結婚の回数を複数重ねた父の元に生まれ山本寛斎の実の弟であるという現実がある。山本寛斎の娘である山本未来よりも伊勢谷友介の方が2歳年下の叔父にあたる。

「ジョジョの奇妙な冒険」のシリーズ4の「ダイヤモンドは砕けない」の中で最後のボスともいえる吉良吉影の正体を知り小学生ながら必死に戦う川尻早人は、「ジョジョの奇妙な冒険」のシリーズ4の主人公は川尻早人だとも言われる程の活躍を見せる。父親が殺され吉良吉影と入れ替わった後吉良吉影の殺人鬼としての一面を知ってしまい母や偶然知り合った東方仗助たちの仲間を傷つけないためにがんばる川尻早人。

川尻早人の頑張りがあったから東方仗助の持つダイヤモンドはもちろん、ダイヤモンドのような登場人物の存在も砕けることなく終焉を迎えた。ただの勧善懲悪ではない、悪であっても父親としての愛をくれた吉良吉影との間で悩む川尻早人の活躍をチェックしてみてはいかがだろうか。