片桐安十郎(アンジェロ)は最凶の殺人鬼!元ネタや声優・実写キャストは?

IQ160と知能の高さを誇る、犯罪史上例を見ない最低の殺人鬼・片桐安十郎。アンジェロという通称で呼ばれることも多い彼は、わずか12歳で強姦と強盗を犯し投獄されます。出所後も全国を股にかけての犯罪行脚を繰り返し、青年期にかけての大半を塀の中で過ごしました。これから「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する社会病質者・片桐安十郎の元ネタから声優、実写版のキャストに加えて、作中で彼が放った名言に至るまでの情報をまとめてお届けします!

片桐安十郎(アンジェロ)は最凶の殺人鬼!元ネタや声優・実写キャストは?のイメージ

目次

  1. 片桐安十郎(アンジェロ)は最凶の殺人鬼!
  2. 片桐安十郎(アンジェロ)のスタンドや元ネタ
  3. 片桐安十郎(アンジェロ)の声優と実写キャスト
  4. 片桐安十郎(アンジェロ)の名言集
  5. 片桐安十郎(アンジェロ)に関する感想や評価
  6. 片桐安十郎(アンジェロ)についてまとめ

片桐安十郎(アンジェロ)は最凶の殺人鬼!

ジョジョの奇妙な冒険の概要

「ジョジョの奇妙な冒険」は、1987年から14年余りにわたり週刊少年ジャンプに、また「ウルトラジャンプ」では2005年から連載されている漫画家・荒木飛呂彦の人気シリーズ。ジョースター家と宿敵ディオとの100年間にも及ぶ不可思議な因縁を壮大なスケールで描いた冒険ファンタジーとなっています。

ジョジョの構成は1部から始まり2部、3部と続いていきます。ストーリー自体は一部で完結し、主人公や舞台は次の部になると一新します。ただし世界観は引き継がれており、前作の登場人物が再登板することもよくあります。また、本記事で特集する片桐安十郎ですが、「ジョジョの奇妙な冒険」第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場します。

片桐安十郎(アンジェロ)のプロフィール

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  • ​​​​​​​名前:片桐安十郎
  • 通称:アンジェロ
  • 出身地:1964年杜王町生まれ

IQ160と知能の高さを誇る犯罪史上例を見ない最低の殺人鬼・片桐安十郎。アンジェロという通称で呼ばれることも多い彼は、弱冠12歳で強姦と強盗を犯し投獄されます。出所後も全国を股にかけての犯罪行脚を繰り返します。少年から青年期にかけての大半を塀の中で過ごしています。

片桐安十郎(アンジェロ)の少年時代

アンジェロこと片桐安十郎は、少年時代からとんでもない凶暴性を示す社会病質者でした。青年期になるとその傾向はさらにエスカレートし、「いい気になっている奴は気に食わない。」とか「ムカついた奴は殺す」という言葉を平気で口にするようになります。

片桐安十郎が殺人や強姦の罪を犯し逮捕されたのは、わずか12歳の時の事でした。少年時代の凶悪な性向は止まることを知らず、誰の手にも負えなくなります。14歳になった片桐安十郎は、少年3人を強姦した後、躊躇することなく2人を殺害。残りの1人の局部を切り取って少年の両親に送り付け身代金を要求します。幸い身代金の受け渡し時に逮捕されますが、身柄確保に当たった警察官をなぶり殺しにする極悪ぶりを示します。

逮捕後、裁判で死刑判決が確定し遂に万事休す、処刑されることになります。しかし、虹村形兆のスタンドの矢を体得、スタンド使いに覚醒した片桐安十郎は死刑台からの生還を果たしたのです。処刑当日脱獄を成功させたアンジェロは、虹村形兆の誘いに応じて故郷・杜王町で潜伏生活を始めます。罪のない善良な一市民をスタンド能力で操り、本人は高みの見物をしながら犯罪を実行させるようになりました。

片桐安十郎(アンジェロ)の最後

次に、日本史上最低の殺人鬼・片桐安十郎の最後について解説します。犯行を阻止された恨みから東方仗助の家を襲撃したアンジェロこと片桐安十郎。家に押し入ったとき偶然居合わせた仗助の祖父をいとも簡単に殺害。その後、スタンド能力が発揮できる雨の日を選んで東方仗助と空条承太郎を襲います。

ところが、仗助のスタンド能力の返り討ちに遭い岩に埋め込まれてしまいます。子どもを盾に取り最後の抵抗を続けますが、仗助の髪型をからかうといった暴挙に出て逆鱗に触れ、全身を岩と融合させられあえなく最後を迎えます。

杜王町のバス停下車から1分ほど歩いたところに「アンジェロ岩」と呼ばれる大きな岩があります。今では観光名所となっているこの岩こそ、日本史上最低の殺人鬼と恐れられた男の成れの果てだったのです。杜王町の人々の間では待ち合わせ場所として使われているこの岩からは、今でも時折『アギー』という苦しそうな声が聞こえることがあると言います。

荒木飛呂彦 公式サイト [JOJO.com]

片桐安十郎(アンジェロ)のスタンドや元ネタ

片桐安十郎(アンジェロ)の元ネタ

片桐安十郎の通称、アンジェロという名前ですが、アメリカの映画音楽作曲家アンジェロ・バダラメンティに由来しています。彼は「ブルーベルベット」などデヴィッド・リンチ監督の映画音楽を数多く手掛けています。

第4部「ダイヤモンドは砕けない」連載当時、日本でもリンチ監督のテレビシリーズ「ツイン・ピークス」がWOWOWで放送されていました。原作者が言明しているわけではありませんが、杜王町で起こる連続殺人事件を描いた第4部が、田舎町を舞台に連続殺人事件が起こる「ツインピークス」に似ていると指摘する声もあります。

スタンドはアクア・ネックレス

片桐安十郎のスタンドは、アクア・ネックレスと呼ばれる水と同化する能力を持つ遠隔操作型スタンドです。水分さえ含んでいれば水蒸気や湯気など何にでも同化することが可能です。この能力により生物の体内に侵入して攻撃したり、身体に取りついてその人間を操ることもできるようになります。さらに、姿を変えて敵から身を隠すこともあります。

ただし弱点としては、スタンドのパワーが弱く能力を行使する人間サイドでスタンドを消せなかったり、密閉されたところに入れられてしまうと能力が発揮できなくなったりします。IQ160というアンジェロの高い知能があって、はじめて真価を発揮する能力と言えるでしょう。

片桐安十郎(アンジェロ)の声優と実写キャスト

片桐安十郎の声優は浜田賢二

次に片桐安十郎の声優を紹介します。2016年に放送されたテレビアニメ・ジョジョの奇妙な冒険の第4部「ダイヤモンドは砕けない」で、片桐安十郎の声を担当したのは声優の浜田賢二です。

浜田賢二のプロフィール

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  • 名前:浜田賢二(はまだ けんじ)
  • 通称:ハマケン
  • 出生地:福岡県
  • 生年月日:1972年4月12日
  • 年齢:47歳(2019年9月現在)
  • 身長:177 cm
  • 職業:声優、ナレーター
  • 事務所:マウスプロモーション

江崎プロダクション付属養成所に入って声優のトレーニングを積み、1998年よりマウスプロモーションに所属し声優としての活動を開始します。青年役から中高年・老人役まで、またコミカルなキャラだけでなくシリアスなキャラまで様々な役柄をこなす声優です。

浜田賢二の主な出演作品

声優・浜田賢二の主な出演アニメを彼が主演を務めた作品中心に紹介します。

  • 1998年EAT-MAN'98(チビ、ド・マルクの侍従、男)
  • 2001年ジーンシャフト(マリオ・ムジカノーバ)
  • 2002年デュエル・マスターズ(-2008年、切札勝利)
  • 2003年ガングレイヴ(ハリー・マクドゥエル)
  • 2005年Paradise Kiss(小泉譲二〈ジョージ〉)
  • 2006年ゴーストハント(滝川法生)
  • 2007年機動戦士ガンダム00(パトリック・コーラサワーほか)
  • 2008年ef - a tale of melodies.(久瀬修一)
  •  〃  二十面相の娘(明智)
  • 2009年CANAAN(御法川実)

  • 2009年07-GHOST(ヒュウガ、ジオ大司教ほか)
  •  〃  鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(-2010年、ヴァトー・ファルマンほか)
  •  〃  バスカッシュ!(ジェームス・ローン)
  • 2011年花咲くいろは(四十万縁)
  •  〃  魔乳秘剣帖(魔乳胸幸)
  • 2012年黒子のバスケ(- 2015年、木吉鉄平) 
  •  〃  ヨルムンガンド PERFECT ORDER(エコー)
  • 2014年白銀の意思 アルジェヴォルン(ロレンツ・ジュリアーノ)
  • 2016年ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(片桐安十郎)
  • 2018年博多豚骨ラーメンズ(重松)

片桐安十郎の実写キャストは山田孝之

2017年8月に公開された実写映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」。実写版映画で片桐安十郎役を演じたのは、俳優で歌手の山田孝之です。

山田孝之のプロフィール

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  • 名前:山田孝之(やまだ たかゆき)
  • 生年月日:1983年10月20日
  • 年齢:36歳(2019年の誕生日で)
  • 出身地:鹿児島県
  • 身長:169 cm
  • 職業:俳優・歌手
  • 事務所:スターダストプロモーション

実写版で片桐を演じた山田孝之のプロフィールを紹介します。俳優デビューは1999年のドラマ「サイコメトラーEIJI2」。以降2005年の初主演映画「電車男」など多くの話題作に出演し、個性派俳優としての地位を確立していきました。一方、本作をはじめ実写版「闇金ウシジマくん」など人気漫画の実写映画にも出演。また、2016年には赤西仁とユニット「JINTAKA」を結成、歌手デビューも果たしています。

山田孝之の主な出演作品

実写版で片桐を演じた山田孝之の出演作を、主演作品を中心に紹介します。まず映画作品から。

  • 電車男(2005年6月4日電車男 役)
  • 手紙(2006年11月3日 武島直貴 役)
  • そのときは彼によろしく(2007年6月2日 遠山智史 役)
  • 鴨川ホルモー(2009年4月18日 - 安倍明 役)
  • MW-ムウ-(2009年7月4日- 賀来裕太郎 役)
  • 大洗にも星はふるなり(2009年11月7日 - 杉本 役)
  • 指輪をはめたい(2011年11月19日- 片山輝彦 役)
  • 闇金ウシジマくんシリーズ - 丑嶋馨 役(2012年8月25日、 Part2-2014年5月16日 Part3-2016年9月22日、ファイナル-2016年10月22日公開)
  • ミロクローゼ(2012年11月24日 オブレネリ・ブレネリギャー 役ほか)

  • 凶悪(2013年9月21日監督:白石和彌) - 藤井修一 役)
  • MONSTERZ モンスターズ(2014年5月30日、- 田中終一 役)
  • CINEMA FIGHTERS パラレルワールド(2017年6月1日- 徹 役)
  • 映画 山田孝之3D(2017年6月16日 - 本人役)
  • ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年8月4日- 片桐安十郎役)
  • 50回目のファーストキス(2018年6月1日- 大輔 役) 
  • ハード・コア(2018年11月23日- 権藤右近 役)

実写版で片桐を演じた山田孝之の出演作、続いてはドラマ作品を紹介します。

  • WATER BOYS(2003年7月 - 9月、- 進藤勘九郎 役)
  • FIRE BOYS 〜め組の大吾〜(2004年1月 - 3月、 - 朝比奈大吾 役)
  • 世界の中心で、愛をさけぶ(2004年7月 - 9月、松本朔太郎 役)
  • H2〜君といた日々(2005年1月 - 3月、国見比呂 役)
  • スタートライン〜涙のスプリンター〜(2005年12月17日、今井駿 役)
  • 白夜行(2006年1月 - 3月、桐原亮司役)
  • タイヨウのうた(2006年7月 - 9月、藤代孝治 役)
  • 闇金ウシジマくんシリーズ(2010年、2014年、2016年、 丑嶋馨 役)
  • 勇者ヨシヒコシリーズ(2011年7月 - 9月、2012年10月 - 12月、2016年10月 - 12月-ヨシヒコ 役)

  • REPLAY & DESTROY(2015年4月 - 6月、横山要 役)
  • 破獄(2017年4月12日、佐久間清太郎 役)
  • やれたかも委員会(2018年4月 - 、毎日放送・TBS) - オアシス 役)
  • dele(2018年7月 - 9月、 坂上圭司 役)

片桐安十郎(アンジェロ)の名言集

片桐安十郎の名言①「いい気になってるヤツは…」

数々の名言を残しているアンジェロこと片桐安十郎。次に彼の代表的な名言を紹介します。最初の名言は『いい気になってるヤツは…オレのスタンドをのみ込んでくたばりやがれッ…!』です。散歩中の犬がしたフンを片づけなかった飼い主の男性が、タバコのポイ捨てをしている現場を目撃したアンジェロ。

「いい気になっている」と怒りを爆発させ、男性の口からアクア・ネックレスを入れて殺害してしまいます。その時放ったのがこの名言。一見義憤に駆られた反応のようですが、だからと言って殺してしまうのは異常です。アンジェロは、いい気になっている人間を殺すことを楽しむサイコ野郎。彼が人を殺すのには大した理由はありませんでした。

片桐安十郎の名言②「競馬でも試験の問題でもよォ…」

アンジェロこと片桐安十郎の名言、続いては『競馬でも試験の問題でもよォ~~っ。』です。スタンド能力が最大限に発揮できる雨の日に、一方的に恨んでいた東方仗助と空条承太郎を襲撃したアンジェロ。東方家に立て籠もる2人を、巧みに加湿器のある部屋に誘い込みます。そして、仗助の口にアクア・ネックレスを侵入させるのに成功。その時放ったのがこの名言です。相手の行動を的確に予想する、彼の知能の高さがわかる行動と名言でした。

片桐安十郎(アンジェロ)に関する感想や評価

人生を謳歌している?

『ジョジョの奇妙な冒険』4部に登場する片桐安十郎(アンジェロ)特集の最後に、彼に関する感想や評価を紹介します。

最初に紹介するのは、劣悪な環境に育った片桐安十郎は自分を憐れんだりしないほうがよいと言う方です。形兆のように不自由に生きてる奴らより人生謳歌していると思った方が良いと、人生をあくまで肯定的に捉えるべきと考えているようでした。

隠れ蓑になっていた!

片桐安十郎(アンジェロ)に関する感想や評価、続いて紹介するのは、片桐安十郎が殺人鬼・吉良吉影の隠れ蓑になっていたという方です。アンジェロの印象があまりにも強烈だったので、吉良吉影の極悪非道の数々が目立たなくなり身を隠すことができたのだという事でした。

同じ小学校に通っていた?

片桐安十郎(アンジェロ)に関する感想や評価、最後に紹介するのは、片桐安十郎と吉良吉影の2人が生まれ育ちが同じ杜王町なので同時期に同じ小学校に通っていた可能性が高いという方です。

面白いところに目を付けたのではないでしょうか?12歳の時には、既に強姦や殺人と言った凶悪犯罪に手を染めていた片桐安十郎。そんなアンジェロを近くで見ていた吉良がどのような影響を受けたのか、興味は尽きないと言ってもよいでしょう。

片桐安十郎(アンジェロ)についてまとめ

ここまで『片桐安十郎(アンジェロ)は最凶の殺人鬼!元ネタや声優・実写キャストは?』と題してジョジョ第4部に登場する片桐安十郎を特集。彼のプロフィールに始まり少年時代のことや最後の姿、さらには作中で放った名言まで解説してきました。

まとめのイメージ

犯罪史上例を見ない最低の殺人鬼と呼ばれる片桐安十郎。知能は高くIQは実に160もあると言います。わずか12歳で強姦と強盗を犯し、青年期の大半を塀の中で過ごしました。14歳の時3人を強姦し内2人を殺害した罪で起訴され裁判で死刑が確定します。その後スタンド能力を身に着けた片桐は、難なく脱獄に成功し死刑台からの生還を果たしたのです。

しかし、そんな片桐にも遂に最後の瞬間がやって来ました。東方仗助との戦いに敗れ、全身を岩と融合させられてたのです。片桐安十郎が埋め込まれた岩は「アンジェロ岩」と命名され、今では杜王町の観光名所となっていました。部単位にストーリーが完結する「ジョジョの奇妙な冒険」。この記事で片桐安十郎に興味を持った方は、彼が登場する第4部から鑑賞してみるのも良いでしょう。

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