ブラックマンタはアクアマンの宿敵だけどダサい?中身は人間?能力や誕生秘話を考察

映画アクアマンでダサいと話題を集めたブラックマンタについて紹介します。ブラックマンタはDCコミックスに登場するヴィランであり、人間でありながらも高性能のスーツを着ることで超人的なパワーを持つアクアマンと互角に渡り合う姿が人気を集めています。この記事ではそんなブラックマンタの能力やアクアマンとの確執、誕生秘話や悲しい過去などについてまとめます。映画と原作コミックで異なるブラックマンタの一面に注目です。

ブラックマンタはアクアマンの宿敵だけどダサい?中身は人間?能力や誕生秘話を考察のイメージ

目次

  1. ブラックマンタが登場する映画アクアマン
  2. ブラックマンタはアクアマンの宿敵だけどダサい?
  3. ブラックマンタの中身は人間?能力や誕生秘話を考察
  4. ブラックマンタのアニメ版とコミック版比較
  5. ブラックマンタに関する感想や評価
  6. ブラックマンタについてまとめ

ブラックマンタが登場する映画アクアマン

映画アクアマンの概要

アクアマンは2018年にアメリカで公開された映画です。DCコミックスが出版するアメリカンコミック「アクアマン」を実写化したスーパーヒーロー映画で、DCコミックスの世界観がクロスオーバーする「DCエクステンデット・ユニバース」シリーズの6番目の作品となります。

映画アクアマンのあらすじ

アムネスティ湾の灯台守トム・カリーは1985年、海岸に打ち上げられた女性を救助します。女性の正体は海底の国アトランティスの女王アトランナであり、彼女は政略結婚から逃げて地上へやってきたのでした。トムはアトランナを匿って献身的に介抱し、そんなトムの優しさにアトランナは惹かれ、二人は恋に落ちます。ともに時間を過ごしていくうちに二人の間には息子のアーサーが生まれます。

トムとアトランナ、アーサーの3人の幸せな時間はある日終わりを迎えます。アトランティスからアトランナを迎えにきた兵士が家を襲い、逃げきれないと判断したアトランナは家族を守るため投降します。いつか必ず陸へ戻るとトムに告げ、アトランナは海へ帰っていきました。

それから時が経ち、アーサーは大人になっていました。アトランティスの女王の血を引くアーサーは超人的な能力を身につけており、水の中で息ができるだけでなく、強靭な肉体と超パワーを発揮でき、魚と話ができました。アーサーはその能力を生かして海での人助けを行い、アクアマンとして有名になります。

ある日、アクアマンが海賊に襲われた潜水艦を助けにいった時のことです。潜水艦を襲った海賊のボスとその息子と戦い、その最中でボスが命を落とします。父親がアクアマンに見殺しにされたと感じた息子はアクアマンに復讐を誓い、ブラックマンタへと変貌を遂げます。

そのころ、海底ではアトランティスの王オームが海底王国ゼベルの王ネレウスと会談を行なっていました。議題は地上への侵攻です。海の覇者となることを目論むオームの提案にネレウスはなかなか首を縦に振りませんでしたが、そのとき地上の潜水艦が会談場所へ現れ攻撃を仕掛けてきます。このことをきっかけに慎重だったネレウスも地上への攻撃に賛成し、地上と海との開戦が秒読みになります。

この戦争を止めたいと願ったのが、ネレウス王の娘のメラでした。メラは地上のアクアマンの元を訪ね、オームに変わってアトランティスの王となってほしいと頼みます。説得されたアクアマンはメラに誘われアトランティスへ赴きますが、オームは異母兄弟であり自身の王位を脅かすアクアマンの存在をよく思わず、アクアマンとの対立を深めていきます。

オーム王と王位をかけて対決することになったアクアマンでしたが、生まれた時から鍛錬を積んでいるオームには到底かなわず、アクアマンはメラとともに一時逃亡します。二人は手にすれば王位継承の座を間違いなく手に入れることができる伝説の矛・トライデントを求めてサハラ砂漠へ向かいます。

しかしそこへはオームの差し向けた刺客やアクアマンに復讐の炎を燃やすブラックマンタも到着し、アクアマンたちは三つ巴の死闘を繰り広げながらトライデントを目指します。

ブラックマンタ|キャラクター|DCコミックス|ワーナー・ブラザース

ブラックマンタはアクアマンの宿敵だけどダサい?

ブラックマンタはダサいヴィラン

映画アクアマンでアクアマンの宿敵となるヴィラン、ブラックマンタですが、公開当時そのビジュアルがダサいと話題を呼びました。エイの一種である魚マンタをモチーフにデザインされたその姿は原作に忠実に再現されたものなのですが、ダサいと感じた視聴者が多かったようです。

ブラックマンタはアクアマンの相棒の父親

漫画アクアマンではサイドキックと呼ばれるアクアマンの相棒が存在します。その2代目を務めるジャクソン・ハイドという青年は、アクアマンと共に戦い忠誠を誓った戦士でしたが、後にその正体がブラックマンタの息子であったという衝撃の事実が明かされます。「ヤング・ジャスティス」で描かれたこのシーンから、アクアマンとブラックマンタの戦いはより愛憎入り乱れたものとなっていきます。

ブラックマンタとアクアマンの確執

ダサいと言われるブラックマンタですが、アクアマンとの確執が決定的になった出来事は映画と漫画では異なるものとなっています。漫画アクアマンでは、アクアマンとブラックマンタの戦いが何年も繰り返されどんどん苛烈をきわめていき、ブラックマンタがアクアマンの父親と争っていた時にそれは起きます。

ブラックマンタと争ううち、アクアマンの父親が心臓発作を起こし亡くなってしまいます。復讐に燃えたアクアマンはブラックマンタを追いかけ、ブラックマンタの父親を殺してしまいます。そして今度は父親を殺されたブラックマンタが、アクアマンの息子を手にかけました。この復讐の連鎖によりアクアマンとブラックマンタの間の確執は決定的なものになり、二人は永遠の宿敵になりました。

ブラックマンタを演じるキャスト

映画アクアマンでブラックマンタを演じたのはヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世です。ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世はアメリカ出身の俳優で、代表的な出演作に映画「グレイテスト・ショーマン」「ベイウォッチ」、テレビドラマ「ゲットダウン」があります。

ブラックマンタを演じたヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世は映画アクアマンの製作にあたり、初めは役者の顔がほとんど出ないブラックマンタを演じるのにあまり乗り気ではなかったと言います。しかしヘルメットを取るシーンがあることやブラックマンタのキャラクターとしてのクールさを知り、やろうと思ったと語っています。

また、ただのヴィランではなく観客がブラックマンタに感情移入できるような役作りをしたことや、30kg以上もあるブラックマンタのコスチュームを着るために2ヶ月のトレーニングを通じて約6.8kgの増量を行ったことも明かしています。

ブラックマンタの中身は人間?能力や誕生秘話を考察

トリビア①中身は人間

ダサいと言われるブラックマンタですが、その象徴であるマンタを模した姿はスーツによるものであり、中身は人間です。アクアマンと違って本人に超人的な能力はありません。テクノロジーの粋を集めたスーツによりアクアマンと対等に渡り合う能力を手に入れ、それに頭脳を生かした戦略的な戦いを組み込んでアクアマンを苦しめます。

トリビア②能力やスーツ

アクアマンを追い詰めるブラックマンタの能力はダサいと言われるスーツを着て得たものです。映画でも開発シーンが描かれた、ヘルメットの大きな赤い目のようなレンズからビームを発射したり、テレパシーを送ったりする能力があります。また、ブラックマンタのスーツはとても高性能であり、高い水圧の中でも活動できたり、車を持ち上げるほどのパワー発揮したり、銃弾を弾いたりする能力があります。

トリビア③誕生秘話

ブラックマンタが誕生した背景は、映画と漫画では異なります。映画アクアマンでは航海中の潜水艦を襲った海賊の親子がアクアマンに返り討ちにされ、父親が見殺しにされたことを逆恨みした息子がブラックマンタとなります。

それに対し漫画アクアマンでは、ブラックマンタは幼少期に誘拐されて船の上で無理やり働かされていた設定です。虐待の恐怖と孤独に怯えていた少年時代のブラックマンタはあるとき、アクアマンを目撃し、助けを求めます。しかし気づいてもらえず絶望し、助けてくれなかったアクアマンに対して憎しみを抱くようになり、ブラックマンタが誕生します。

トリビア④初登場

2018年に映画化されたアクアマンですが、原作コミックスでの初登場はかなり時を遡ります。それは50年以上前の出来事であり、ブラックマンタは1967年に初めてコミックスに登場しました。現在ではアクアマンの宿敵として象徴的なブラックマンタですが、当時はそこまで印象的なヴィランではありませんでした。しかし上記したアクアマンとの確執により、ブラックマンタはアクアマンの天敵として注目を浴びるようになります。

トリビア⑤実はチームプレイヤー?

ブラックマンタはチームにおいてリーダーシップを発揮しメンバーをまとめあげるチームプレイヤーとしての側面も持ち合わせています。その明晰な頭脳を活かして作戦を成功に導きます。スーパーヒーローに対抗するためDCコミックスのヴィランで結成されたヴィランチーム「リージョン・オブ・ドゥーム」では中心的存在となり、また服役したヴィランが減刑と引き換えに危険なミッションを遂行するヴィランチーム「タクスフォースX」、別名「スーサイド・スクアッド」のメンバーにもなっています。

トリビア⑥マンタシップ

ブラックマンタがアクアマンと互角に戦えるのは高い能力のスーツだけでなく、マンタシップのおかげでもあると言えます。マンタシップはブラックマンタの所有する潜水艦であり、深い海の底も自由に潜水でき、耐久性も素晴らしく、ステルス機能が搭載されています。ミサイルやレーザーのような攻撃能力もあり、水上ではハイスピードで飛べます。

トリビア⑦悲しい過去

ダサいと言われるブラックマンタですが、悲しい過去を背負ったヴィランでもあります。アクアマンに恨みを持つようになったきっかけはコミックスのファーストバージョン、セカンドバージョン、最新バージョンでそれぞれ異なるのですが、3つとも悲しいものとなっています。

ファーストバージョンでは拉致されて船の上で強制的に働かされ虐待を受けていた少年が海に恨みを持つようになり、海の象徴であるアクアマンにも憎しみを抱くようになります。セカンドバージョンでは自閉症でアーカムアサイラムという病院に閉じ込められていた孤児の少年が、治療の人体実験を受けて暴力的な性格になってしまったというものです。

最新バージョンではブラックマンタ青年はトレジャーハンターとして父親と活動しており、あるとき多額の賞金がかかったアムネスティの人魚をターゲットにします。人魚というのはアクアマンのことでしたが、青年は捜索の途中で灯台守をしていたアクアマンの父親を殺してしまいます。アクアマンは犯人が青年ではなくその父親だと誤解し、復讐として殺害します。青年は怒り、アクアマンとの因縁のブラックマンタへと変貌します。

トリビア⑧傷の秘密

ブラックマンタのヘルメットの下の素顔には三本線の傷が残っています。その傷が付いた経緯を紹介します。あるときブラックマンタはヌーディス・ヴルコという人物に雇われ、アトランティスの財宝を盗む仕事を請け負います。アクアマンの所属するヒーローチーム「ジ・アザーズ」のメンバーを殺していくつかの財宝を奪ったあと、アトランティスを研究する海洋学者ステファン・シン博士を誘拐し、残りの財宝を探し出させます。

はてなのイメージ

財宝を探し出すことに成功すると、ブラックマンタは用済みになったシン博士を殺そうとしますが、アクアマン率いるジ・アザーズが間に合い助けます。逃亡したブラックマンタは雇い主の元へ向かい、手に入れた財宝を渡そうとしますが、ジ・アザーズが追いついてそれを妨害します。

ブラックマンタとジ・アザーズの戦いが始まり、激しくなる中でアクアマンの三叉の鉾がブラックマンタの顔に三本の傷を付けます。ついにはブラックマンタは敗北し拘束されました。

トリビア⑨悪魔に魂を売った目的

ブタックマンタはその姿を激しく変貌させたことがあります。力を渇望したブラックマンタは悪魔ネロンの甘言に耳を貸し、魂を売ってしまいます。新しいスーツに身を包み能力を手に入れたブラックマンタはアクアマンへの復讐をやめ、麻薬の売人となります。その後アクアマンがブラックマンタの変貌してしまった姿を元に戻しますが、元に戻ったブラックマンタは再びアクアマンを陥れようと策略を練るのでした。

ブラックマンタのアニメ版とコミック版比較

比較①アニメ版

アニメアクアマンに登場するブラックマンタのビジュアルを紹介します。アニメのデフォルメによりコミック版よりもマンタ感やヴィラン感は薄くなり、可愛らしいビジュアルとなっています。

比較②コミック版

漫画アクアマンに登場するブラックマンタのビジュアルを紹介します。アニメ版よりもヴィラン感が強く、より恐ろしさを感じさせるビジュアルとなっています。

ブラックマンタに関する感想や評価

ダサいと言われるブラックマンタのビジュアルですが、そのダサさのなかにかっこよさと可愛さを見出すツイートです。ダサいと言われるブラックマンタのビジュアルへの愛が伝わってきます。

ダサいと言われるブラックマンタですが、映画でその悲しい生い立ちやそのビジュアルに至った経緯がしっかり説明され、華麗なアクションとともにかっこ良く再現されていたことがわかるツイートです。

映画アクアマンでアクアマンへの復讐心を胸に燃やしたブラックマンタの誕生シーンに言及するツイートです。シリアスなシーンではありますが、ブラックマンタというネーミングとダサいと言われるビジュアルが合わさり、少し面白く感じられることがわかります。

ブラックマンタについてまとめ

映画アクアマンでダサいと言われるブラックマンタについて、能力やブラックマンタ誕生の背景、原作コミックにおける設定やDCコミックスのヴィランとしての活動などを紹介しました。映画アクアマンの続編があれば登場が期待されるブラックマンタの、今後の活躍に注目です。

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