天狼 Sirius the Jaeger（シリウス）最終回の感想は？2期はある？

人知れず吸血鬼と戦っている天狼の末裔を描いた天狼(シリウス)というアニメが、世間で徐々に人気を集めています。そこで今回は天狼(シリウス)というアニメを紹介します。それでは早速、天狼(シリウス)の作品情報とあらすじや見所を説明していきます。

天狼(シリウス)はP.A.WORKSが制作したテレビアニメです。AT-XやTOKYO MXなどで、2018年7月～9月の深夜に放送されていました。アメリカのロサンゼルスで開催されたAnime Expo 2018のインターナショナルプレミアで、2018年7月7日に先行上映されて話題となりました。

天狼(シリウス)のアニメ監督は、「花咲くいろは」や「絶園のテンペスト」を手掛けた安藤真裕が務めています。またキャラクターデザインには、「裏切りは僕の名前を知っている」や「プリティーリズム・レインボーライブ」でお馴染みの松浦麻衣などが携わっています。オープニング曲には岸田教団&THE明星ロケッツの「シリウス」、エンディング曲にはsajou no hanaの「星絵」が使われています。

天狼(シリウス) は昭和初期の東京を舞台に繰り広げられる天狼の末裔と吸血鬼の戦いを描いたアニメです。日本で暗躍している危険な吸血鬼を退治するため、「狩人」と呼ばれる吸血鬼退治をする集団が海外から現れます。その集団に所属していた若き狩人が、天狼(シリウス) の主人公のユーリィです。

天狼の末裔のユーリィは、シリウス一族が暮らしていたドッグヴィル村に住んでいました。しかし10年前に村が吸血鬼に襲われて壊滅してしまいます。ユーリィは故郷の村の復讐そして異なる種族の共存のために、吸血鬼とシリウスの匣を巡る激しい戦いを繰り広げていきます。

天狼(シリウス)のアニメの見所は、何と言っても白熱する戦闘シーンです。スピード感溢れる攻防とリアリティのある作画に、目が離せなくなってしまいます。ただし流血シーンに慣れていない方は、少しグロテスクに感じるかもしれません。しかし目からビームを出す斬新で面白い攻撃もあったり、多くの方に楽しんでもらえるアニメに仕上がっています。

天狼(シリウス)の作品情報とあらすじやアニメの見所を説明しました。ここからは本格的に天狼(シリウス)の最終回のあらすじをネタバレします。天狼と吸血鬼の激しい戦いは、一体どんな結末を迎えたのでしょうか?それでは早速、天狼(シリウス)の最終回のあらすじを順を追ってネタバレしていきます。

吸血鬼一族の王子であるエフグラフに奪われてしまった匣を取り返すため、狩人の長ウィラードとユーリィの兄ミハイルは飛行艇の内部へ侵入します。吸血鬼に襲われながらも、ウィラードはユーリィを飛行艇の内部へ導く事に成功します。一方エフグラフと対峙していたミハイルは、匣を取り込んだエフグラフの力に苦戦していました。

吸血鬼の少女のタマーラは難病を治すために、これまでエフグラフに協力してきました。しかし匣の力を手に入れたエフグラフは、正気を失い怪物となっていました。エフグラフの恐ろしい言動に、幼いタマーラは怯えてしまいます。誰も暴走したエフグラフを止められない状況に、ようやくユーリィが駆け付けます。

怪物と化したエフグラフは弱くて役に立たない吸血鬼は滅びるべきだと主張し、敵味方関係なく暴走して襲っています。そんなエフグラフに対してユーリィは、異なる種族であっても共存するべきだと主張します。ユーリィの想いを聞いていたタマーラは、敵でありながらユーリィの言葉に心打たれます。

ユーリィの想いを聞いていたタマーラは、これまで天狼や人間を脅かしてきた事を悔いて改心します。またウィラードもユーリィこそが天狼の誇りだと感じ、ドッグヴィル村の地下で見付けたシリウスの匣を手渡します。そして皆の気持ちを受け取ったユーリィは、エフグラフに向かっていきます。

ユーリィは何度もエフグラフを切り刻みますが、匣の力を得たエフグラフの回復能力はユーリィの攻撃を上回ります。しかし匣の力にエフグラフの体が耐え切れなくなり、徐々に回復能力が衰え始めます。それを察したエフグラフは空中へ逃げますが、すぐさまユーリィとミハイルが追いかけます。

ミハイルがエフグラフと相打ちとなり、エフグラフの体内から匣を取り出します。病魔に侵されていたミハイルは、ユーリィの腕の中で息を引き取ります。そしてユーリィはシリウスの匣を取り込みウィラードに最後の別れを告げて、シリウスの匣と共に生きる道を選んで旅立ちます。

天狼(シリウス)についてアニメの見所を紹介し、最終回のあらすじをネタバレしました。天狼(シリウス)が高く評価をされている理由が分かってきたところで、続いてはストーリーの鍵となる謎に迫っていきます。それではシリウスの匣やユーリィの今後など、1つずつネタバレ考察していきます。

まずは天狼(シリウス)のアニメの肝であるシリウスの匣についてネタバレ考察します。シリウスの匣とは代々シリウス一族が守ってきた球体の匣で、匣の中には知識や英知が眠っています。そのため様々な国や種族が匣を狙って探しており、エフグラフも10年前に古文書の情報からドッグヴィル村にある事を突き止めて襲撃しました。

しかしユーリィとミハイルの父アレクセイの判断により、シリウスの匣は襲撃前にドッグヴィル村から持ち出されていました。実は日本軍の赤坂大尉が危険が迫っているとアレクセイに知らせてくれたのです。その後シリウスの匣は、アレクセイによって樺太のシリウスの聖地に封印されました。そしてアレクセイが行方不明となり、シリウスの匣の封印場所を知っているのは赤坂大尉だけとなりました。

続いては知識や叡智が眠っているシリウスの匣の使い方を説明します。シリウスの匣の力を取り込む方法は、シリウスの匣を口から飲み込みます。このようにシリウスの匣を体内に入れる事によって、シリウスの匣の力を使用出来るようになります。

しかしシリウスの匣には強大な力が眠っているので純粋なシリウス一族でなければ使いこなせず、逆にシリウスの匣の力に飲み込まれてしまいます。またシリウス一族であっても近年は人間と混血しているので、対の匣によりシリウスの匣を制御する必要があります。シリウスの匣は非常に危険な道具なので、古文書にも5000年間使用した記述がありません。

強大な力を有し古代のシリウス一族しか使いこなせないシリウスの匣は、そもそも何処から来たのでしょうか?実はシリウスの匣の起源については明らかにされていません。そこでシリウスの匣が何処から来たのか考察していきます。

シリウスの匣を代々守ってきたシリウス一族は、天狼と呼ばれる種族です。天狼を天から舞い降りた狼と解釈すると、シリウス一族の起源は天界や宇宙とも考えられます。つまり強大な力を有するシリウスの匣は、地球外で生まれたものではないかと考えられます。

これ程までに強大な力を有するシリウスの匣を、何故シリウス一族が持っていたのでしょうか?これもシリウスの匣の起源と同様に、理由は明らかになっていません。そこで今度はシリウス一族が持っていた理由について考察していきます。恐らくシリウスの匣の起源と繋がりがあり、シリウス一族も元々は地球外生命体だったのではないでしょうか?

シリウス一族が大昔に地球よりも遥かに発展していた星からシリウスの匣を持ち込んで移住してきたと仮定します。長い年月の間シリウス一族は、故郷から持ち込んだ力を代々守ってきたのではないでしょうか?もしシリウスの匣が地球外の物質なのであれば、小さな球体にこれ程の力を有しているというのも頷けます。

シリウスの匣とシリウス一族の起源が地球外だと考察してきましたが、シリウスの匣を取り込むと一体どんな事が出来るのでしょうか?天狼(シリウス)の作中では、シリウスの匣を取り込むと神にでも悪魔にでもなれるとウィラードが言っていました。しかしそれ以上の内容は語られず、具体的な内容は分かっていません。

シリウスの匣は純粋なシリウス一族しか使いこなせないので、本来の使い道は恐らく天狼が持つ能力の向上なのでしょう。ただエフグラフの様子に着目すると、他種族であっても種族固有の能力を向上させる事が出来るようです。対の匣と融合すると最上級の力まで発揮出来ない可能性はありますが、それでも不治の病を治したり世界を支配する程の力があるのかもしれません。

シリウスの匣を巡る戦いの後、ユーリィはシリウスの匣を取り込み旅に出ました。今後ユーリィは力を制御しながら、歴代のシリウス一族と同様にシリウスの匣を守っていくのでしょう。しかし今後もシリウスの匣を狙う敵が襲ってくるでしょうし時代背景から考えると第二次世界大戦も控えているので、これからもユーリィの戦いは続いていくのではないでしょうか?

続いては天狼(シリウス)のアニメにおけるヒロインについて考えてみます。エピローグだけに注目すると、吸血鬼の少女のタマーラがヒロインだったと考えられます。しかし天狼(シリウス)のストーリー全体からすると、V海運の暮らす直江家の娘の直江涼子がヒロインだと考える方が妥当でしょう。また少し変則的な見方をするとミハイルという線もあるかもしれません。

天狼(シリウス)について最終回のあらすじをネタバレし、シリウスの匣などの謎を考察しました。続いては天狼(シリウス)のアニメ2期について触れていきます。果たして天狼(シリウス)にはアニメ2期の制作の可能性はあるのでしょうか?

天狼(シリウス)はP.A.WORKSのオリジナルテレビアニメなので、原作となった漫画や小説は存在していません。つまり天狼(シリウス)のアニメ2期を制作するにあたって、原作の進行具合を気にする必要はありません。そのため天狼(シリウス)の円盤の売上が良かったり天狼(シリウス)を高く評価する感想が多ければ、近いうちにアニメ2期を放送する事になるかもしれません。

天狼(シリウス)のアニメ2期の制作には、円盤の売上や世間の感想・評価が大きく影響してきます。天狼(シリウス)の世間の感想・評価についてはストーリーや戦闘シーンの作画が評価されており、まずまずと言ったところです。またBlu-rayが2019年2月と3月に上下巻で発売されたので、あとは売上が放送局のボーダーラインに到達すればアニメ2期の制作が発表されるのではないでしょうか?

天狼(シリウス)のアニメ2期の制作の可能性について、感想や評価は上々なので円盤の売上次第だろうと推測しました。この条件から今度は、天狼(シリウス)のアニメ2期の放送時期を予想してみます。Blu-rayの発売から半年経ちましたがまだ発表されていないので、この様子だと恐らく早くても2019年中の発表で2020年夏以降の放送になるのではないでしょうか?

これまで天狼(シリウス)について、最終回のネタバレやアニメ2期の可能性に触れてきました。最後に世間の天狼(シリウス)に対する感想や評価を紹介します。天狼(シリウス)には、どんな感想や評価が寄せられているのでしょうか?

こちらは天狼(シリウス)の戦闘シーンの作画を評価しているツイートです。天狼(シリウス)の戦闘シーンは高く評価されていますが、このツイートでは作画の凄さを「神がかっている」と表現しています。天狼(シリウス)の戦闘シーンは、天狼の末裔と吸血鬼の戦いの緊迫感が見事に表現されていました。

こちらは天狼(シリウス)のストーリーとキャラクターデザインを評価しているツイートです。昭和初期の東京を舞台に異なる種族の戦いを描いたストーリーやキャラクターのカッコ良さは、近年のアニメの中でも完成度の高い作品でした。認知度はまだまだ低いですが、ちらほらと勧めたいアニメに名前が挙がっています。

こちらはユーリィとミハイルの兄弟愛が素晴らしいと評価してるツイートです。最終回のミハイルやウィラードとの別れのシーンは、号泣したという感想が多く寄せられています。天狼(シリウス)は兄弟愛や家族愛が美しく描かれており、感動するシーンが満載です。

天狼(シリウス)について最終回のネタバレや感想・評価を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?天狼(シリウス)はストーリーや作画が素晴らしいので、グロテスクなシーンも気にならないぐらい作品にどんどん引き込まれてしまうとファンが大絶賛する作品です。今後アニメ2期の制作の可能性もある作品なので、この機会にご覧になってみてはいかがでしょうか?