コブラ(漫画)の最終回は?あらすじやかっこいい名言・画像も紹介

少年ジャンプなのに主人公は垂れ目に団子鼻の30代、パッと見はヒーローらしからぬ男。しかも女好きで口を開けば軽口ばかり。そんな異色なヒーロー「コブラ」は超人的なパワーと恐ろしく切れる頭脳の持ち主で、必要とあらば外科手術さえやってのけます。2018年はコブラ連載40周年!多くの少年少女を虜にした漫画「コブラ」の魅力と宇宙を股にかける壮大なストーリーのあらすじと少年ジャンプでの漫画連載時の最終回、コブラでなければ言えないかっこいい名言、そして作者の寺沢武一氏の美麗な画像も紹介します。

コブラ(漫画)の最終回は?あらすじやかっこいい名言・画像も紹介のイメージ

目次

  1. 週刊少年ジャンプの歴史を飾る漫画「コブラ」漫画の連載期間と掲載誌は?作者は誰?
  2. コブラは男としても漫画の主役としても規格外のモンスター級ヒーロー
  3. アクションは淑女のたしなみ?コブラの相棒「アーマロイドレディ」の正体は?
  4. 冷酷な殺し屋「クリスタルボーイ」
  5. 超魅惑的でハードボイルドな漫画「コブラ」の冒険の数々をあらすじで紹介!
  6. コブラじゃなきゃ言えない!コブラ流の名言の数々を紹介!
  7. 漫画「コブラ」の魅惑のコブラガール達と彼女達の運命に隠された謎を紹介!
  8. 映画版「スペースアドベンチャーコブラ」はコブラの声があの有名な歌手⁉
  9. テレビアニメ第1弾のコブラはタイトルが「スペースコブラ」に
  10. 新たなアニメシリーズ第2弾のコブラが登場!
  11. 漫画「コブラ」の作者「寺沢武一」氏はCGで漫画を描いた先駆者
  12. たまにはコブラの世界に酔いしれて

週刊少年ジャンプの歴史を飾る漫画「コブラ」漫画の連載期間と掲載誌は?作者は誰?

漫画「コブラ」は週刊少年ジャンプで1977年に読み切りが2回掲載された後、1978年から連載が開始されました。1985年まで週刊少年ジャンプで連載し少年誌版での最終回が発表された後、コブラの為に創刊されたとも言われるスーパージャンプに移籍し、2002年にコミックフラッパーでの「マジックドール」編が中断されるまで連載が続きました。

漫画「コブラ」の作者は寺沢武一氏

寺沢武一氏は1955年3月30日生まれ、北海道出身です。医学部を志し浪人をしていた頃、小遣い稼ぎの為に少女漫画雑誌に投稿し賞金を稼いでいましたが、大賞を取る事は無く、準大賞止まりでした。その後、アシスタントを募集していた手塚治虫氏の目にとまり、手塚プロダクションで働くようになります。手塚賞入賞後に増刊号の読み切りで「コブラ」が掲載されました。

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コブラは男としても漫画の主役としても規格外のモンスター級ヒーロー

犯罪者番号330号。コブラは一匹狼の宇宙海賊です。葉巻を愛用し愛機タートル号を駆り相棒のアーマロイドレディと共に、宇宙空間や時には異空間や時間さえも縦横無尽に駆け抜けて大活躍するコブラのパーソナルデータを紹介します。その能力に貴方もきっと驚かされます。

「コブラの能力って凄いけどどのくらいあるの?」地球人なのに規格外の体格とパワー

コブラの年齢は30代前半位、身長は8フィート4インチ、体重は193ポンド(ラグボール編の時のデータ)。生粋の地球人という事以外はその素性は不明です。握力は500㎏、100mを5秒で駆け抜け、スポーツも万能で負傷時の回復力も驚異的な早さ、更に頭も切れる超人的な男性です。

少年漫画のヒーローは無用な殺人は犯さない!コブラの性格を分析

普段は女好きの三枚目でとぼけた言動も多く憎めない性格ですが、いざという時には冷酷とさえも取れるような決断力を下します。そのグリーンの瞳は時に「殺人者の眼」と称される事もありますが、無用な殺人は犯さない主義でもあります。女性のタイプは地球人型で20代のグラマラスな美女に限定され、15歳のミスティは完全に子ども扱いです。

「サイコガン」だけがコブラの武器じゃない!漫画に出てくるマシンや武器を紹介!

左腕のサイコガンの他にパイソンマグナム77も使用しています。乗り物は宇宙空間を移動する際は宇宙船「タートル号」に乗っています。地上や比較的低層の移動ではエアーバイクを愛用しています。漫画に出てくるものは何種類かありますが一番コブラのイメージが強いのが画像のタイプです。また葉巻型の酸素ボンベ「オキシシガ-」は余りにも有名です。

アクションは淑女のたしなみ?コブラの相棒「アーマロイドレディ」の正体は?

アーマロイドレディはライブ・メタル製のボディを持つ女性型のアーマロイドでコブラの相棒です。強靭な体でアクションをこなし知性もあふれるパーフェクトな女性です。サンボーン公国の王女「エメラルダ・サンボーン」でしたが、若かりし頃のコブラと共に戦い、国のある惑星を離れコブラと共に旅をする事になります。なお初めて会った時からコブラはエメラルダをレディと呼んでいます。画像左がエメラルダの姿です。

王女エメラルダからコブラの恋人レディへ

銃撃戦により瀕死の状態に陥ったレディは火星の失われた古代技術を使って作られたライブ・メタル製のボディに記憶を移し替え「アーマロイド・レディ」になります。レディによると「ウエストのサイズは元と同じ」だそうです。アーマロイドレディになってからの3サイズはB88W60H89で身長はコブラよりやや高めです。

冷酷な殺し屋「クリスタルボーイ」

クリスタルボーイは海賊ギルドに雇われてはいますが、宇宙海賊ではなくプロの「殺し屋」です。ライブ・クリスタル(特殊偏光ガラス)性の体を持つサイボーグで、光線銃は透過・屈折してしまい、鉛もはじくので攻撃がダメージを与えにくいのですが、コブラのパイソン・マグナム77やサイコガンで吹っ飛ばした義手は当てる事ができます。なおボーイという名前は2016年に亡くなったデビット・ボウイからとっています。

6人の勇士編で明らかになる「コブラの左腕を切り落とした」のはサイボーグ化する前のクリスタル・ボーイという事実!

画像は黒竜王でエビルがコブラに恐怖を思い出させているシーンですが、この画像で斧をかまえているのは生身の体だったころのクリスタル・ボーイです。6人の勇士で詳細が明らかにされます。それまではコブラの左腕を切り落としたのはクリスタル・ボーイで、クリスタル・ボーイがサイボーグ化されたのはコブラに殺されたからだということは互いに気が付いていません。

超魅惑的でハードボイルドな漫画「コブラ」の冒険の数々をあらすじで紹介!

漫画のコブラはストーリーごとにタイトルがついています。最初の読み切りの2本も、単行本化するときに最初のストーリーに組み込まれる形でまとめられています。週刊少年ジャンプ連載分のそれぞれのストーリーについて最終回までの有名なストーリーを中心に、あらすじを紹介します。

刺青の女編~コブラ復活!子供には刺激的すぎる漫画「コブラ」の開幕!その禁断のあらすじを紹介!

貿易会社に勤めるサラリーマン「ジョンソン」は口の悪いメイドロボットと暮らしていました。安月給の彼には自家用宇宙船で外惑星旅行などとても無理ですが、気晴らしにと最先端のトリップ・ムービーを体験しに出かけます。この装置は直接大脳古皮質を刺激して潜在意識を具現化させるものでした。そこでジョンソンは宇宙海賊「コブラ」のストーリーをトリップムービーとして体験します。画像はメイドロボット「ベン」です。

トリップムービーからの帰路で、ジョンソンは偶然にも海賊ギルドのバイケンと出くわします。バイケンに襲われそうになったジョンソンは無意識に左手を構えると、左腕が吹っ飛び、その下からトリップムービーで体験した宇宙海賊「コブラ」と同じサイコガンが現れたのでした。そしてメイドロボットの中からは相棒のレディが現れます。

刺青の女編は父親のキャプテン・ネルソンの財宝の地図が背中に刺青で彫られているロイヤル三姉妹のストーリーです。長女ジェーンはギルドによって延髄に植え付けられた種子の成長に耐えきれず死亡、次女キャサリンはギルドに操られたジェーンに撃たれ死亡します。三女のドミニクの刺青と二人の刺青を合成した財宝の地図を頼りに財宝の隠し場所へ向かいましたが財宝とは自ら進化する兵器のことでした。

ちょっぴりドジなバニーガールが登場する「黄金の男」のあらすじをネタバレ紹介!

金星から金塊を運んでいたビーナス号が突如その姿を消し、海賊の仕業と確信したコブラはラスベガスステーションへと乗り込みます。ドジなバニーガールと行動を共にするコブラは海賊の首領「ハンマーボルト・ジョー」に捕まってしまいますが宇宙空間に放り出す事に成功します。バニーガールの正体は潜入していた銀河パトロール隊秘密調査本部のルシア・ロドック中尉でした。

「サイコガンの秘密」「雷電の惑星」「地底の客」三つの短編漫画のあらすじを一挙に紹介!

「サイコガンは指じゃなくて心で撃つのよ」というレディ。「サイコガンの秘密」ではサイコガンは精神エネルギーの弾を出力しており、その威力は精神力に比例することが説明されます。「雷電の惑星」ではベガという仲間がおりレディ以外にもコブラと組む仲間がいる事が判明します。「地底の客」ではタートル号設計者のジンゴロウの存在が明らかにされ、またロド麻薬が初めて出てきます。ロド麻薬は海賊ギルドの重要な資金源です。

熱狂の「ラグ・ボール編」は刺青の女編に続く長編!男たちの熱い戦いのあらすじに刮目!

久しぶりにコブラの前に現れたドミニクはコブラにロド麻薬の売買ルートを暴く潜入捜査を依頼します。コブラは麻薬の売買が行われていると思われる競技場に潜入するためにラグ・ボールの選手になります。ラグ・ボールとはアメリカンフットボールとベースボールを合わせたような競技で、選手が死ぬこともある何でもありの激しいスポーツです。ここではコブラはジョー・ギリアンという偽名を使います。

コブラの活躍により麻薬売買ルートは暴かれましたが、銀河パトロールの上司はコブラへの依頼料200万ドルを出し渋るのでした。そして逮捕されたラグ・ボールチームのオーナー「ランド」は銀河パトロールに連行されますが、隙をみてエネルギーを吸収して成長する怪物「マーメイド」を建物内に放ち、自殺してしまいます。コブラは金庫室の通路を巨大なサイコガンに見立ててマーメイドを退治し、金庫室の中身も奪い去ります。

ドミニク衝撃の死!「シドの女神」編のあらすじとサラマンダーの正体をネタバレ!

ドミニクに呼び出されたコブラは背中の刺青が剥がされて貼り付けられているのを発見します。ドミニクはギルド最高幹部「サラマンダー」によって誘拐・殺害されたのでした。さらにレディまで襲われバラバラになる重傷を負わされてしまいます。画像は皮だけのドミニクという読者にもショッキングな印象を与えたシーンです。

サラマンダーの本拠地に乗り込むため、コブラは昔の仲間を集めます。ドグ、パンプキンヘッド、バッドの三人を集めたコブラはサラマンダーを倒しますが実は影武者でした。そしてギルドはエルラド教国を乗っ取っており、惑星軌道上に灯台として打ち上げるはずのシドの女神像は兵器に改造されていました。画像はシドの女神です。

サラマンダーは銀河系の各惑星から20547基のシドの女神像を打ち上げ全宇宙を掌握しようとしていました。しかしコブラによってプログラムの改ざんが行われ、互いに打ち合い自滅してしまいます。サラマンダーの本体はアドルフ・ヒットラーのミイラでした。なおアニメ第1期の最終回はこのエピソードまでです。

宇宙の大きなクジラの中には?「黒竜王編」のあらすじを紹介!

クイーン・ラブ号でバカンスを楽しんでいるコブラ。しかし突如として現れた捕鯨船「ゲイター」に宇宙船ごと飲み込まれてしまいます。ゲイターをコントロールしていた種族はとうに失われていましたが、中では捕らわれた多くの人々が生活していました。出られないようにしていたのは黒竜王と称されていた「エビル」でした。エビルは人々の恐怖を食料として生きていましたが、恐怖を克服したコブラによって倒されます。

異次元を縦横に駆け巡る!魅力的なキャラクターが次々と登場する「異次元レース編」のあらすじを紹介!

コブラが隠れ家にしていた侘びれた惑星に突如としてホテル建設が始まり、惑星そのものが異次元レースの商品となってしまいます。コブラはレースに参加し、この星の領有権を正当に手に入れる事を画策します。しかし、このレースを中止させようとするGRモータース社副社長のジェイソンはキャンペーンガールのミランダを殺してイメージダウンを図ろうとしたり、レースそのものを妨害してきます。

ジェイソンは実はライバル企業「タヨト社」のスパイでした。異次元を移動できるマシン「ウサギ」を使ってジェイソンは逃げてしまいます。ウサギを追っていくつもの異次元の世界を移動したコブラが最後にたどり着いた雪原の世界には30年後のジェイソンが家族と共に暮らしていました。ジェイソンはコブラに「冬の魔人」を倒すように頼むのでした。

ドミニクに生き写しな銀河パトロール隊員シークレット登場!「黄金の扉編」

クリスマスにハイウェイを疾走するコブラの車に前方からトラックが突っ込んできました。中からは死んだドミニクにそっくりな銀河パトロールの隊員「シークレット」が現れるのでした。彼女から預かったシバのカギを狙って海賊ギルドが次々に襲ってきます。軌道を外れ太陽に向かっているガロン星を止めるため、トポロ教授から依頼され金星からシバのカギを運んできたのでした。

ガロン星は人口の星で、かつては不滅の女王シバが操り黄金郷を探すため宇宙を航行していましたが、古代ガロン人が滅んでからは太陽を楕円軌道で公転していました。海賊ギルドはこのガロン星の推進装置を起動し、太陽にぶつけて太陽系を滅ぼそうと企んでいたのでした。推進装置はガロン星の地下にあり、黄金の扉をあけるにはシバの女王と同じパーフェクトなプロポーションの持ち主「シークレット」が必要でした。

地下の推進装置へと進むシークレットとコブラ。しかし推進装置の周りには強大な重力の壁があり、シークレットはそこから動けなくなってしまいます。コブラは地下に落下し地下都市へとたどり着きますが記憶を失ってしまいます。格闘技の試合で記憶をとりもどしたコブラは近づけない推進装置の代わりに集積回路へと向かいますが、そこには自殺した宗教家「ミドラ」が回路と一体化していて推進装置をうごかしていました。

謎の宝石「神の瞳」を狙う武器商人パピヨン「神の瞳編」の慟哭と決意のあらすじを紹介!

サイコガンが寿命を迎えてしまったコブラは、神の瞳と呼ばれる一対の宝石の片方を探す依頼を受けましたが、その前に不知火鉄心の娘「ゆう子」の元に行き、予備のサイコガンを受け取りに行きます。神の瞳はパピヨンによって奪われてしまいますがコブラはサイコガンを捨て、ゆう子と平穏な日々を送る事を決意します。しかしゆう子がパピヨンの刺客によって殺され、コブラは復讐を誓うのでした。

整形前のコブラとアーマロイド化される前のレディに戻る「6人の勇者編」

クリスタル・ボーイは暗黒神(アーリーマン)と一体化します。その事態を憂慮した光明神(アフラ・マズダ)はコブラに6人の勇士を集め、アーリーマンと対決するように指示します。アフラ・マズダに捕らえられていたゴクウ、元は恐竜型の種族が作り出した幻影が実体化したホーク、電気を自在に操れる少女ミスティー、正統派海賊ドブスン、そして最後の一人はレディーでした。

善の象徴「シルバーストーン」と悪の象徴「ブラックストーン」がダスト星で合体し、善と悪の均衡化が始まります。全宇宙の生命エネルギーはダスト星へ集まり、コブラ、レディ、クリスタル・ボーイは元の姿に戻ります。そして二人はかつてこの星で対決し、コブラは左腕を、クリスタル・ボーイは生身の体を失ったことを思い出したのでした。戦いに勝ったコブラは二つのストーンを再び離し、世界は元に戻ったのです。

少年ジャンプ連載版の最終回はどうなる!「地獄の十字軍(ヘル・クルセイダーズ)編」

ヘル・クルセイダーズのゲッペル少佐によって胸に取り出し不可能な小型時限爆弾を埋め込まれたコブラは、解除する暗証番号を知るためにヘル・クルセイダーズに傭兵として入隊します。紆余曲折の末、ゲッペル少佐を騙して暗証番号を知る事ができましたが、額にルビーが育つエル・ラゴ星の女性が死ぬと転送される光の谷を巡る争いに巻き込まれます。この星の女性は初めて女になった時に額にルビーが現れるのでした。

最終回後に掲載された読み切り作品「リターン コブラ」

最終回後、スーパージャンプに移籍して一気に妖艶なシーンが増えたコブラですが、その最終回の後に一度だけ週刊少年ジャンプの増刊号に掲載された漫画があります。それが「リターン コブラ」です。最終回後のrターンと、盲目の少女の誕生日を祝い、町を救うために10年後に帰ってきた(リターン)という二つの意味が含まれているタイトルです。画像はコブラが帰ってきたことに気が付かない少女とのダンスシーンです。

コブラじゃなきゃ言えない!コブラ流の名言の数々を紹介!

コブラの名言の数々を全て紹介していく事は、あまりにも多すぎて無理なのですが、その中でも良く知られている名言を中心に紹介します。これらの名言は愛されるあまり多くのパロディも出回っているので、未読の方でも目にした事があるかもしれません。

「神か……最初に罪を考え出したつまらん男さ」牧師に、神への懺悔を促された時に放った名言です。数々の修羅場をくぐりぬけ、愛する女達を失ったコブラが口にするからこそ重みのある言葉になるのでしょう。何が罪で何が罪では無いのか、他人には決められないのだという意味にもとれます。

「笑ってごまかすさあ!」本当に笑ってごまかすつもりではなく、自らの運を信じているからこその一言です。自分自身を信じ、絶体絶命のピンチも切り抜けてきたコブラだからこその名言です。また、こうやって軽口を叩く事がコブラの必勝法の一つでもあるようです。

「もっとも背中のファスナーをさげたいっていうならいくらでも手をかすぜ」どんな用事があろうとも、君のファスナーを下げて、更にそれに続く行為もできるのであればどんな用事を投げうってでも駆けつけますよ、とでも言いたいのでしょうか。軟派な言い回しではありますが、それだけ愛しているんだよ、という意味にも取れそうな名言です。これもコブラ以外が使うと張り手が飛んできますね。

「懺悔…?やめとこう 全てを告白するには一週間はかかるだろうからな」無用な殺人は犯さない主義のコブラですが、必要な時には容赦なく相手を殺します。殺人者の目を持つ、と言われるだけあって、殺してしまった数は相当なものでしょう。その数を踏まえた上での名言です。決して殺人を軽視している訳ではないという意識の裏返しのようです。

「だれも見ちゃいないさ 月以外はね!」こんな言葉を一度は言ってみたい、あるいは言われてみたい!と思わせるファンタジックな名言です。このセリフを恥ずかしげもなくサラッといえるような男はそうそう居るものではあるものではありません。この名言が気に入ったからといってマネをしても恥ずかしい思いをするだけに終わりそうです。

漫画「コブラ」の魅惑のコブラガール達と彼女達の運命に隠された謎を紹介!

コブラの作品の中に出てくる女性達は通称「コブラガール」と呼ばれています。残念ながら彼女たちは作中で直ぐに殺されてしまうか、そうでなければ二度と出てくる事がありません。実はヒロインが殺されてしまうのは新しいヒロインを出すための作者なりの工夫なのだそうです。魅力的な女性たちは多すぎて全ては無理ですが、比較的よく知られているヒロイン達を紹介します。

ロイヤル三姉妹長女「ジェーン・ロイヤル」

最初にコブラに自分達を海賊ギルドから守り、父の財宝を探す手伝いを依頼しました。彼女は重犯罪人専門の賞金稼ぎです。残念ながら植物タイプの種族のターベージによって植えられた植物の種が発芽し、成長に耐えられずに死亡します。

ロイヤル三姉妹次女「キャシー・ロイヤル」

次女のキャシーはギルドの息のかかった刑務所に捕らえられていましたが、コブラによって救出されます。しかし、直後にターベージに操られたジェーンによって撃ち殺されてしまいます。漫画では登場シーンもあまり多くないのですが、アニメではもう少し活躍します。

ロイヤル三姉妹三女「ドミニク・ロイヤル」

シバの女王編の冒頭では衝撃的な皮はぎシーンで最後をむかえますが、彼女は三姉妹の中でも最後まで生き残っており、コブラとはかなりいい関係でした。銀河パトロールの隊員で、海賊ギルドのスノウ・ゴリラ部隊に潜入捜査を行うなど様々な活躍をみせます。またテレビアニメ版の最終回では生き残っていた事になっていました。

タートル号の制作者「ジンゴロウ」の娘「ユーコ」

コブラにはユーコもしくはユウコと発音する女性が何度も出てきますが、そのうちの一人がこのジンゴロウの娘「ユーコ」です。彼女はロド麻薬の材料となるロド鉱がとれる鉱山に捕らえられていましたが、麻薬中毒患者のふりをして難を逃れていました。漫画では全裸で登場するため大変刺激的なのですが、さすがにテレビアニメ版では登場時から服をきていました。

サイコガン制作者「不知火鉄心」の娘「ゆう子」

コブラがサイコガンで殺人を犯す事を良しとはせず、一度は池にサイコガンを投げ込みますが、やはりコブラにはサイコガンが必要なのだと悟り、誕生日プレゼントとして用意していました。コブラと熱い新婚生活をおくった描写がある唯一の女性です。パピヨンの手下であるサイボーグに撃ち殺されてしまいます。

ドミニクに瓜二つな銀河パトロール隊員「シークレット・サンダース」

最初に見た時のコブラが驚いたほど、死んだドミニクにそっくりなシークレット。彼女もまた銀河パトロールの隊員です。ドミニクに比べるとかなり楽天的な性格なのか、絶体絶命のピンチでも気丈に切り抜けます。彼女はまだ殺されずにいます。

可愛い勇士「ミスティー」

彼女をコブラガールにまとめてしまって良いものか躊躇する部分もあるのですが、6人の勇士編では電撃をかざして大活躍をします。その幼さゆえに、コブラからは女としては相手をされないのですが、葉巻の臭いのするキスをして、コブラが変装しても分かる様に教えておく時などは、一応は淑女として扱ってあげているようです。

美しいルビーの傭兵「オフェーリア」

エル・ラゴ星の女性でヘル・クルセイダーズに傭兵として雇われています。ストーリー中盤まではバージンなので額にルビーは出ていないのですが、コブラと関係を持つことで額にルビーが現れます。その現象についてうっかりレディの前で話してしまったため、オフェーリアとセックスしたことがバレてしまい、さすがのレディもこれには苦言を呈します。

女性動物学者「エスメラルダ」

エスメラルダはスーパージャンプ移籍後に連載されたコブラの「聖なる騎士編」に出てきます。彼女もまたオフェーリアと同様、コブラとセックスをするまではバージンだった女性の一人です。青年誌に移籍してからの作品なので、週刊少年ジャンプでの連載に比べるとかなり妖艶で直接的な描写が増えています。

美しき考古学者「ユートピア・モア」博士

ザ・サイコガンに登場する考古学の研究者です。火星の古代文明を調べていますが、海賊ギルドの企みに巻き込まれる事になります。火星虫に描かれている古代火星人の技術を解析し、物語の終盤ではコブラと協力してギルドの戦艦を一斉に消滅させます。

映画版「スペースアドベンチャーコブラ」はコブラの声があの有名な歌手⁉

テレビシリーズ第1弾の前にアニメ映画版のコブラが1982年に公開されています。コブラの声と主題歌を松崎しげる氏が担当しており、テレビシリーズでコブラの声を演じた野沢那智氏と比較される事もあるのですが、松崎版のコブラもイメージは悪くないという評価を得ています。OVA版やテレビシリーズ第2弾のエンディングを松崎氏が歌っています。

テレビアニメ第1弾のコブラはタイトルが「スペースコブラ」に

テレビシリーズ第1弾は東京ムービーで制作され、フジテレビ系列で1982年から1983年まで放映されていました。コブラの声は故・野沢那智氏が演じました。寺沢武一氏は当初、クリントイーストウッドの吹き替えをやっていた故・山田康雄氏を希望していたのですが、同じ東京ム―ビーの作品であるルパン三世のイメージが強い事から、役柄的にかぶる事が多い野沢氏の起用に至ったのです。

このテレビシリーズではシドの女神編までがアレンジされて放映されました。ロド麻薬患者や踊り子など、全年齢向けにするには危ないシーンも数多くあるため、裸のシーンは服を着せるなどの配慮がなされました。またドミニクが生きていた等の変更点もありました。

寺沢氏によるOVAのコブラとは?

コブラ30周年を記念して作られたOVAは寺沢武一氏が監督や監修をつとめ原作により近い雰囲気と内容になっています。OVAは「ザ・サイコガン」と「タイムドライブ」の2作が作られました。ちなみにタイムドライブで若い頃のコブラを演じた内田直哉氏が、野沢那智氏の後を継いでテレビ第2シリーズのコブラの声を演じています。

新たなアニメシリーズ第2弾のコブラが登場!

OVAに続きテレビ第2シリーズが制作され話題を呼びました。コブラの声優は内田直哉氏が演じましたが、その理由は野沢那智氏の体調不良から肺癌が判明し、2010年に亡くなった事によります。このシリーズでは第1弾では制作されなかったエピソードをアニメ化しています。最終回「遥かなる記憶」では若い頃のコブラがシバ城の王に助けられた恩返しをするため20年後に再び城を訪れるというエピソードです。

ハリウッド実写化「コブラ」

フランスのスタジオ会社Onyx Filmのもとでアレクサンドル・アジャ監督が2010年に映画化の権利を獲得していますが、予算や技術、キャストの関係でハリウッド実写化「コブラ」の制作はポスターが出来ただけで、それ以上は進んでいないように思われます。

漫画「コブラ」の作者「寺沢武一」氏はCGで漫画を描いた先駆者

日本の漫画家でCGを使ったのは寺沢武一氏が初めてと言われています。最初はNECのPC9801シリーズでしたが、その後macを使うようになりました。photoshop等を利用し、小物や背景などは別に制作したものを組み合わせて、昔の原画をカラーでリメイクしたりもしています。

CG画像にすることで、クリスタルボーイのクリスタルな質感、コブラやコブラのメカニック、コブラガールズ達も美しくリアルに生まれ変わりました。常に新しいものに興味を持ち、取り入れていく所はどこかコブラにも似ています。

寺沢武一氏の漫画を語る上で必ず出てくるのが、女性の足の間から向こう側の人物や背景などを見せる、通称「寺沢アングル」とよばれる構図です。寺沢氏の漫画には美麗な女性のヒップ画像がたくさん出てくるのですが、それに更にドラマ性を持たせるのが寺沢アングルです。寺沢氏の描く女性のヒップには定評があり、肉感的で引き締まったヒップの画像は追随する者がいません。

たまにはコブラの世界に酔いしれて

以上、膨大なコブラの世界から幾つかをピックアップして紹介しました。ジャンプが生んだスーパーヒーローは誕生から40年経ってもその魅力は色褪せず、むしろますます魅力的になっています。ご興味が湧きましたら是非ともお手に取ってみてください。

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