ぢごぷりの最終回のあらすじ・結末と感想をネタバレ!夫の瞬介が登場?

木尾士目原作の漫画「ぢごぷり」は育児漫画です。育児ノイローゼになった若い母親を描いた内容はリアルだという感想をもたれましたが、描写のえげつなさから賛否両論の評価を受けていると言われてます。ここでは「ぢごぷり」の最終回のあらすじ・結末と感想をネタバレ紹介していきます。「ぢごぷり」の主人公あゆみとその娘夢子は最終回でどのような結末を迎えるのでしょうか?最終回のあらすじネタバレは必見です。

ぢごぷりの最終回のあらすじ・結末と感想をネタバレ!夫の瞬介が登場?のイメージ

目次

  1. ぢごぷりとは?
  2. ぢごぷりの最終巻(2巻)あらすじネタバレ
  3. ぢごぷりの1巻あらすじネタバレ
  4. ぢごぷりの登場人物
  5. ぢごぷりに関する感想や評価
  6. ぢごぷりの最終回ネタバレや感想まとめ

ぢごぷりとは?

「ぢごぷり」とは木尾士目原作の育児漫画です。主人公は18歳のシングルマザーですが、いわゆる育児奮闘記のような作風ではなく、育児ノイローゼに陥っていく若い母親の様子をリアルに描いた作品だという感想を持たれています。「ぢごぷり」はその暗く落ち込んだストーリー展開から賛否両論を巻き起こしたとも評されています。ちなみに「ぢごぷり」は「地獄のプリンス」の略で主人公の娘である赤ちゃんのことです。

ここではリアルな育児漫画「ぢごぷり」の最終回のあらすじ・結末と感想をネタバレ紹介していきます。主人公のシングルマザーあゆみとその娘夢子が最終回でどのような結末を迎えていくのかを取り上げていきます。さらに「ぢごぷり」1巻のあらすじも併せてネタバレ紹介していきます。それではご覧ください。

ぢごぷりの漫画情報

育児ノイローゼになった母親の心理や状況をリアルに描いたという感想を持たれている漫画「ぢごぷり」は月刊アフタヌーン誌上で2008年7月号から2010年8月号まで連載されました。コミックスは全2巻にまとめられていて現在も容易に読むことができます。原作者は木尾士目です。赤ちゃんを育てる母親とその双子の妹はいわゆる萌え絵なのに赤ちゃんだけがリアルで可愛げのない絵柄だったことも話題になりました。

ぢごぷりの原作者は木尾士目

育児をリアルに表現した漫画「ぢごぷり」の原作者は木尾士目です。ここでは木尾士目の経歴について紹介していきます。木尾士目は1974年生まれで正確な誕生日は非公開です。男性です。血液型はB型です。ペンネームの由来は本名の漢字をバラバラにしたものだそうですが、バラバラにし過ぎてそのまま付けても元の本名には戻らないとのことです。

漫画「じごぷり」原作者の木尾士目の経歴を紹介していきます。木尾士目は藤子不二雄の影響を受けて小学校時代から漫画を執筆するようになります。17歳で週刊少年サンデーの漫画賞に投稿し佳作入選を果たします。1994年、筑波大学在学中に投稿した「点の領域」がアフタヌーン四季賞を受賞しました。「点の領域」は月刊アフタヌーンに掲載されてそれがデビュー作となりました。

木尾士目の漫画作品

ここでは木尾士目の漫画作品を紹介していきます。「点の領域」でデビュー後一貫して月刊アフタヌーンで執筆しています。1990年代は「陽炎日記」(1995~1996年)「四年生」(1997~1998年)「五年生」(1998~2001年)と自身の大学生活から社会人にかけての恋愛体験をモチーフにした作風の作品を発表しました。

漫画「ぢごぷり」の原作者、木尾士目の作品紹介です。2000年代に入るとオタクと一般人の感覚の違いをリアルに描いた「げんしけん」(2002~2006年)を発表しました。「げんしけん」はアニメ化されるほどのヒットとなり続編「げんしけん二代目」(2010~2016年)も描かれ木尾士目の代表作と位置付けられています。

木尾士目はその後もコンスタントに作品を発表し続けています「ぢごぷり」の後は初めて月刊アフタヌーン以外の雑誌、楽園 La Paradis誌上に「Spoted Flower」(2009年~)を連載中です。そして2018年には月刊アフタヌーンで「はしっこアンサンブル」の連載を開始し、多くのファンを獲得し続けています。

ぢごぷりはどんな人にオススメ?

育児ノイローゼに陥ったシングルマザーをリアルに描いた漫画「ぢごぷり」は賛否両論の評価を巻き起こしたと言われています。現在子育て中の人やこれから子育てをする人にオススメの漫画だという感想を持たれています。また、子育ての苦労を本当に理解していないと思われる男性にもオススメできる漫画だという感想も持たれています。

また「ぢごぷり」はこれから出産を控えているお母さんだけではなく、お父さんにも読んでほしい漫画だという感想を持たれている方もいます。あまりにもリアルな描写やセリフに凹んでしまう人もいると言われていますが、子育ては楽しいことばかりではないということを知ってもらいたいという人もいると言われています。

『ぢごぷり(1)』(木尾 士目)|講談社コミックプラス

ぢごぷりの最終巻(2巻)あらすじネタバレ

ここでは育児ノイローゼを正面から描いた漫画だと言われている「ぢごぷり」の最終巻であるコミックス第2巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。衝撃的な内容やセリフがたくさん出てくることで知られている「ぢごぷり」はどのような結末を迎えるのでしょうか?

最終回あらすじ結末ネタバレ①苦悩するあゆみ

「ぢごぷり」のあらすじをネタバレ紹介していきます。あゆみの育児ノイローゼはまだ続いていました。双子の妹かなめとは別の部屋で寝るようになります。しかし、娘夢子が夜泣きをするとその愚痴をわざと隣で寝ているかなめに聞こえるように言うのでした。あゆみの苦悩は頂点に達していました。ふと彼女は夢子の父親である幼馴染で同じ高校だった瞬介のことを思い出していました。

あゆみは本音を夢子にぶつけます。それは瞬介の子供を自分だけが産んで育てているという優越感に浸りたいだけで本当に子供が欲しかったのかは今となってはわからずで、地獄へ帰ってしまえとまで言い放ちます。瞬介の生まれ変わりでもないということを言っているので当の瞬介は亡くなっていることが窺えます。そのようすをかなめは悲しそうに見つめているだけでした。

最終回あらすじ結末ネタバレ②共感できない言葉

漫画「ぢごぷり」の最終巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。夢子が産まれて1ヶ月が経ちました。あゆみは夢子を連れて外出するようになりました。外の世界に触れたことであゆみの視界は広がりました。あゆみは人生の先輩から子育ての話を聞きます。大家さんは子育てで辛かったことは忘れたと答えました。あゆみは信じられませんでした。

また、検診であった3人の子供のママである柊は自分の子育ての経験をあゆみにアドバイスとして話しました。しかし、あゆみの育児ノイローゼはまだ深刻な状況でした。柊の勧めで言った赤ちゃんクラブで他の母親たちが「子供がいて幸せ」という言葉を聞いてもあゆみはその言葉に共感できませんでした。

最終回あらすじ結末ネタバレ③高校時代のあゆみ

「ぢごぷり」の最終巻あらすじネタバレ紹介です。あゆみは高校時代を思い出していました。私にも夢と幸せを残してほしいと瞬介に詰め寄ったことです。夢子がその存在であったはずであることを思い出したあゆみはかなめを家から出して夢子と2人で暮らす決心をしました。一方瞬介の祖父は瞬介が遺した所在の知らない絵の行方を追っていて、あゆみにも尋ねてきました。

最終回あらすじ結末ネタバレ④瞬介が遺した絵

「ぢごぷり」の最終回あらすじを結末までネタバレ紹介します。瞬介が残した絵は美術部の先輩であるななみが預かっていたのです。かなめはその絵を見てあゆみを呼び出しました。絵の内容は女の子とその両親でした。そしてそれは瞬介とあゆみ、そして瞬介が見ることの叶わなかった子供だったのです。瞬介の思いはしっかりとあゆみに伝わりました。

「ぢごぷり」の最終回あらすじを結末までネタバレ紹介します。数日後、瞬介の命日にあゆみとかなめはそれぞれ夢を見ました。それはあゆみそっくりの女子高生となった夢子とあゆみとかなめがみんなで瞬介の墓参りに行くというものでした。あゆみの目が覚めるとそこには変わらない赤ちゃんの夢子がいます。育児ノイローゼは完全に治っているわけではありませんが、あゆみは夢子を育てていく決意をしていました。

ぢごぷりの1巻あらすじネタバレ

ここでは育児ノイローゼになったシングルマザーをリアルに描写した漫画「ぢごぷり」の1巻あらすじをネタバレで紹介していきます。賛否両論を巻き起こしたと言われている「ぢごぷり」は果たしてどのようにして始まったのでしょうか?

1巻あらすじネタバレ①赤ちゃんを出産

漫画「ぢごぷり」の1巻あらすじネタバレ紹介です。主人公沖浦あゆみとその妹かなめは双子の姉妹で現在18歳です。2人暮らしをしています。あゆみは女の子を出産して家に戻ってきました。あゆみは18歳にしてシングルマザーです。娘である夢子を完全母乳で育てたいと意気込んでいます。かなめはそんな姉のことを全力でサポートするつもりで準備していました。

1巻あらすじネタバレ②産後うつ

育児漫画「ぢごぷり」の1巻のあらすじをネタバレ紹介します。退院した当初は完全母乳で夢子を育てると意気込んでいたあゆみでしたが、退院初日に授乳とおむつ交換で夜泣きする夢子を見て、この状態がずっと続くのかと暗い気持ちになりました。授乳とおむつ交換で寝不足に陥ったあゆみは産後うつの症状を見せ始めます。

漫画「ぢごぷり」の1巻あらすじをネタバレ紹介します。日に日に疲れを隠せず産後うつの症状が重くなっていく姉あゆみを見ていたかなめは少しでもあゆみの負担を軽減してあげようと便利グッズを買ってきたり、できるだけあゆみを寝せようとしますが、あゆみには伝わっていないようです。あゆみの夢子に対する暴言は日増しにひどくなっていくのでした。

1巻あらすじネタバレ③落ち込むあゆみ

育児漫画「ぢごぷり」の1巻あらすじをネタバレ紹介していきます。かなめにとってあゆみは自分にとっていつも優しい、時には厳しく接してくれる頼りになる姉でした。その姉が自分の娘に対して毒づいたりすることがかなめには信じられませんでした。しかし、あゆみはかなめと夢子のことで口論になった時に「これが「自分の本性だ」と言いました。

そしてあゆみはかなめにかなめが子育ての手伝いをしてくれるたびに自分が母親失格だと言われているようで辛いということも言いました。こうしてあゆみの気持ちはどんどん落ち込んでいってしまうのでした。

1巻あらすじネタバレ④高校時代の思い出

漫画「ぢごぷり」の1巻あらすじネタバレ紹介です。落ち込んで自暴自棄になるあゆみにかなめは瞬介という名前を出しました。ハッとするあゆみ。そしてあゆみは高校時代のことを思い出していました。あゆみとかなめは美術部に所属していました。2人の幼馴染である沖浦瞬介も同じ高校で美術部に所属していました。美術部には2人を含め女子部員が5人いましたが全員瞬介のことが好きでした。

瞬介は絵の才能があり、女性にモテる性格と容姿でした。しかし、彼はいつも1人で物思いにふけりながら絵を描いていました。絵を描くことで何かを残したくなったとのことでした。「最後の半年が始まる」というモノローグからも瞬介の余命が幾許もないことが推察されました。

ぢごぷりの登場人物

ここでは漫画「ぢごぷり」の登場人物を紹介していきます。3人暮らしのアパートという狭い空間でストーリーが展開されるために登場人物はもともと少ない「ぢごぷり」ですが、ここでは主人公あゆみと双子の妹かなめを取り上げていきます。

沖浦あゆみ

「ぢごぷり」の主人公は沖浦あゆみです。18歳のシングルマザーで瞬介の忘れ形見である娘夢子を出産します。落ち着きのある性格でいつもおとなしいです。真面目で完璧主義の面が強いために夢子を出産後思い通りにいかない子育てに悩んだ末に育児ノイローゼにかかってしまいます。ネグレクトに陥ることはありませんでしたが、言うことを聞かない夢子に対して暴言を吐いたり邪険に扱ったりします。

日野かなめ

主人公沖浦あゆみの双子の妹が日野かなめです。あゆみと同居していて夢子の育児を手伝っています。性格はあゆみと正反対で天然ボケの一面がありますが、いざとなると確固たる意思であゆみをサポートしています。漫画家志望でゴスロリファッションに身を包んでいます。実は瞬介のことが好きでしたが、姉に彼を譲った形になっています。

ぢごぷりに関する感想や評価

ここでは「ぢごぷり」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitter上に挙がっている感想や評価を取り上げます。「ぢごぷり」はTwitter上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?

「ぢごぷり」を最後まで読まれた方のツイートです。トラウマ漫画という評価について異を唱えておられ、リアルな子育て漫画として評価されています。

独身時代に「ぢごぷり」を読まれた方のツイートです。当時は暗くドロドロした内容だと思っており、今読み返したら多分全然違った感想になるのだろうと語っています。

「ぢごぷり」を読まれた方のツイートです。男性の目から見ると女性2人で子育てするんだから大丈夫だろうと思っていて、それが大きな間違いであることを指摘されています。

ぢごぷりの最終回ネタバレや感想まとめ

育児漫画「ぢごぷり」の最終回のあらすじ・結末と感想をネタバレ紹介してきました。育児ノイローゼにかかった若いシングルマザーの苦悩を正面から描いたストーリーは読み手を選ぶと言われていますが、未だ読んだことのない方はリアルな子育て漫画の1つとして触れてみてください。

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