2019年08月19日公開
2019年08月19日更新
カリギュラ(Caligula )のアニメの感想や評価まとめ!全話のネタバレ解説
人気ゲーム作品を原作とするアニメ・カリギュラは、仮想世界で生活する主人公たち帰宅部の現実世界への帰宅と、彼らの帰還を阻むオスティナート楽士との対決を描いた作品です。アニメ版では、登場人物たちの個性的なキャラ設定に好意的な感想が寄せられ、人気を博しました。以下では、アニメ・カリギュラの全話あらすじとネタバレ、登場人物、作品の魅力や感想・評価について紹介します。
カリギュラとは?
心に闇を抱えた人間たちが、仮想世界から現実世界に帰宅するまでの様子を描いたアニメ・カリギュラは、同名のRGPゲームを原作とする作品です。以下では、アニメ・カリギュラの全話あらすじネタバレ、登場人物、アニメ主題歌、作品の魅力や感想・評価について紹介します。
カリギュラのアニメ作品情報
アニメ・カリギュラは、2018年4月~6月にかけて、全話12話が放送されました。また、ゲーム版では主人公はプレイヤーの分身であったが、アニメ版では独立したキャラクター・式島律として描かれたように、アニメオリジナル設定も見られます。
カリギュラの予告編動画
上記は、アニメ・カリギュラの予告編動画です。
カリギュラの全話あらすじネタバレ
斬新な世界観と先の読めないシリアス展開に、最終回を惜しむ感想が多く見られた、アニメ・カリギュラの全話あらすじとネタバレを紹介します。
1話あらすじネタバレ
パソコンに向かう1人の男性の姿が映し出され、μ(ミュウZ)と呼ばれる何者かに声をかけます。そして、場面は変わり、篠原美笛と母親の食事のシーンが映し出されます。すると、美笛の目の前にμが姿を表し、母親は美笛が理想とする姿に変貌します。一方、吉志舞高校に通う律は、周囲の人間の様子から例えようのない違和感を覚え始めます。
そして、入学式当日には、3月に卒業生代表だった響鍵介が新入生代表の挨拶を行ないます。その直後、μとその歌が聞こえると同時に、周囲の生徒たちはデジヘッド状態に陥り、体育館は騒然とします。異変に動揺する律は、周囲の異変が見えていない同級生・水口茉莉絵を連れてその場を脱出します。すると、目の前には、大きな武器を持った佐竹笙悟が現れ、デジヘッド化した生徒たちを撃退していきます。
2話あらすじネタバレ
笙悟の助けにより難を逃れた律は、バーチャルアイドルのアリアを目撃します。彼女は、この世界は、μによって生み出された仮想世界メビウスであり、人間たちの心をこの世界に閉じ込めていることが、一連の異変の結果であることを明かし、律に協力を依頼します。しかし、入学式での騒動について、水口茉莉絵は、生徒同士の喧嘩に見えていたことから、律はアリアの依頼を断ります。
しかし、自分たちのいる世界が仮想世界であることを信じられない律は、アリアの話を聞き流していましたが、後に世界の現実を目の当たりにし、改めて自分が仮想世界・メビウスにいることを自覚します。
3話あらすじネタバレ
ようやく事実を受け入れる姿勢をみせた律は、笙悟やアリアが待つ音楽準備室へ向かい始めます。その頃、母親が別人であることを悟った美笛は、本物の母親を探すために、あらゆる情報が飛び交うスイートPのお茶会へ参加します。そのお茶会には、ゴシッパーとして有名な守田鳴子も密かに参加しており、ゆめかわいいをコンセプトにしたスイートPとその取り巻きで賑わっていました。
しかし、美笛は肝心の母親に関する情報を聞き出せずにいる苛立ちや、彼女達の品の無い振舞いに、怒りと本音を顕わにします。そして、美笛から本性を引き出したスイートPは、美笛のわがままで利己主義な性格が母親を消したことを指摘し、仮想世界メビウスでは、全てが自分の理想通りの生活を満喫できることを説きます。
一時は、窮地に陥った美笛でしたが、鳴子の思わぬ一言で、スイートPの正体がラーメンブロガーを運営する中年男性であることがばれてしまいます。今度はスイートPが窮地に陥り、鳴子は美笛と行動を共にします。
4話あらすじネタバレ
図書館にいた鈴奈は、オスティナート楽士である少年・ドール(コウモリくん)と「指輪物語」について語っていました。その頃、音楽準備室に辿り着いた律は、アリアからこの世界・メビウスについて聞かされた。人間の負の感情が漂うネットの世界を、μと2人で彷徨い歩き、やがて現実世界の嫌なことを忘れて過ごせる仮想世界・メビウスが創られたことを知ります。
そして、アリアの話を聞いた律は、メビウスは自分が理想とする生活を繰り返し続けていることに気が付き、これまでの違和感の正体を突き止めることが出来ました。一方で、律のようにメビウスを仮想世界であると認識してしまった人間の存在は、メビウスの均衡を保つオスティナート楽士にとって邪魔者であり、デジヘッドを使用して、その人間たちを洗脳させようとしています。
そして、ベジデットに対抗できる力として、笙悟が使用していた武器・カタルシスエフェクトの存在が明かされ、アリアは改めて律に協力を依頼します。その頃、お茶会の一件で、デジヘッドが見えるようになった鳴子は、SNSに書かれた笙悟のコメントを頼りに、美笛とと共に音楽準備室へ向かい始めます。同時に鈴奈と連絡がつかない鼓太郎も訪れ、笙悟たちに捜索を依頼します。
その頃、図書館でドールと語り合っていた鈴奈は、現実世界では傷つくことを恐れて孤独な学校生活を送ってることを打ち明けます。そして、助けに来た鼓太郎たちの姿に気が付いたドールは激しい怒りにさいなまれるまれ、攻撃を仕掛けます。しかし、似た者同士だからこそ、彼の気持ちを誰よりも理解していた鈴奈の訴えによって、事態は収束を迎えました。
5話あらすじネタバレ
律の同じクラスの峯沢維弦が、笙悟に会うために音楽室を尋ねていた頃、律と鼓太郎は、茉莉絵の誘いでシーパライソに来ていました。そのテーマパークには、母親を探す美笛やゴシッパーの鳴子、古志舞高校のマドンナ・柏葉琴乃の姿もあり、姿を目撃されたアリアは、琴乃もメビウスの存在に気付き始めたと感づきます。
その頃、シーパライソでは、ミレイの執事でオスティナート楽士である歳三によるイベント紹介が行われ、多くの取り巻き共にミレイが登場し、女王のように振舞う彼女の態度に多くの男性が歓喜の声を上げます。ミレイは、執事の歳三と共にメビウスの存在に気付いた人間たちに対する洗脳を行なっており、洗脳要員とされた柏葉琴乃の存在に気付いたミレイは、彼女に嫉妬を覚えます。
そして、歳三のアナウンスにより、メインイベントの開催が告知され、会場にはミレイと琴乃が対峙していました。お互いに挑発しながら熾烈な戦いを進める中、女同士の戦いに律が巻き込まれてしまいます。勝つことに必死な琴乃は、態度を豹変させながら自分を選ぶように律に迫ると同時に、現実世界では自分が母親であり、不本意に子供に手を上げてしまったことを思い出しました。
そして、一連の勝負は、琴乃の圧勝で終わり、敗れたミレイは悔しさのあまり自暴自棄に陥ります。そして、ミレイの暴言に対抗するかのように、琴乃は現実世界に帰りたい意思を示し、カルタシスエフェクトが発動されます。同時に、三笛は母親との再会を果たし、笙悟はかつての恋人の死を食い止めようと、彼女の元へ駆けつけ、シーパライソと学校では異変が生じていました。
6話あらすじネタバレ
ミレイと琴乃の対決が白熱する中、美笛に執着するスイートPが再び彼女と鳴子の前に登場します。そして、維弦と鈴奈の所には維弦に執着するイケPが、笙悟は、カギPに絡まれ、カタルシスエフェクトを発動させた吉志舞高校の仲間達と彼らに対抗するオスティナート楽士との戦いが勃発します。
オスティナート楽士に歯向かう存在を知ったμは、彼らの争いに怒りを顕わにし、メビウスの崩壊に取り掛かります。すると、カタルシスエフェクトを発動させた律の攻撃により、μは破壊を止めます。そして、メビウスの正体を知る律たちは、現実世界に帰ることを目的とする「帰宅部」を結成し、行動を開始します。
7話あらすじネタバレ
律は、夢の中でμと出会い、彼女から幸せについて問われます。μに対して様々な講義を繰り広げる課程で、律は、自分の過去を少しづつ思い出し始めていました。一方、律からの返答に納得の意を示したμは、自分の使命は人間を幸福にすることであると改めて認識し、律は目を覚まします。一方、帰宅部には、響鍵介が入部します。
8話あらすじネタバレ
μが眠りについていた頃、メビウスでは歪みが生じ、オスティナートの楽士たちは、様々な影響に悩まされます。楽士の1人でバンドマンのイケPも、メビウスの歪みを受けて人気が維弦の元へ流れ始めました。そして、現実では冴えない男だった過去を持つイケPと暗い過去を持つ維弦の対決が始まります。その後、μの復活と共に帰宅部も再開され、鍵介が入部してきた経緯について明らかにされます。
9話あらすじネタバレ
メビウスにあるランドマークの最上階にある審判の扉が、現実世界に繋がる場所だと知った帰宅部は、同時にその扉を開けるには、μの許可が必要なことも聞かされます。そして、ランドマークタワーでは、拷問を行うシャドウナイフの姿が見え、鼓太郎が退治します。お互いにいじめられっ子だった過去を持つ2人は、それぞれが持つ正義の在り方をぶつけ合います。
そして、自分をいじめてきた者に対する復讐を行なってきたシャドウナイフは、楽士・ウィキッドの爆発に巻き込まれ、ランドマークタワーから転落します。一方、吉志舞高校の帰宅部の中に、オスティナート楽士のスパイが紛れ込んでいることを受けて、帰宅部は解散されます。そんな中、律は現実世界に繋がる審判の扉を開けようと試みます。
10話あらすじネタバレ
オスティナート楽士のリーダー・ソーンと対峙した笙悟は、学生時代の友人・イチカを思い出します。笙悟とイチカは、クラスでも浮いた存在であり、似た者同士として仲良くしていました。周囲を否定することで結束力を深めていた2人でしたが、イチカは、笙悟との友情を確かめるべく、あるメールを送ります。そして、約束の時間に間に合わなかった笙悟が指定の場所に向かうと、イチカは屋上から飛び降りた後でした。
そして、帰宅部メンバー達の過去やトラウマも次々と明らかにされていきます。目標としていた父親を失った鼓太郎、ふくよかな体形で授業参観で目立つ存在だった美笛の母親、他人からの評価を気にする鳴子、引っ込み事案で人の輪に入れない鈴奈、親の過干渉が原因で自傷行為に走っていた峯沢の姿が映し出されました。
11話あらすじネタバレ
メビウスの住民たちは、現実世界ではアストラルシンドロームと診断された植物状態になった患者として扱われています。メビウスの存在を知らない現実世界からは、患者の急増により社会問題となっていました。そんな中、審判の扉を開いた律は、現実世界に戻り本当の姿に戻り、バーチャルアイドル・μを作ったチームの一員であることが判明します。
現実世界での式島律は、人と関わることが苦手な性格でした。しかし、自分とは対象的なチームリーダーのように変わりたい・人の輪に加わりたいとの願望が、μによって仮想世界メビウスに引き込まれる原因となり、その姿も、憧れの男性に似せた容姿や振舞いに変貌していったことが明かされます。
12話あらすじネタバレ
ソーンの正体は、笙悟の友人・イチカではなく、彼女のもう1人の友人・棗飛鳥であることが判明します。笙悟に執着する理由は、イチカの死ではなく、恋愛感情にも似た想いを寄せていた相手・イチカが選んだ相手が笙悟だったこと、そしてそれらを原因とする疎外感にもありました。棗は笙悟の存在について疎ましく思っていたものの、笙悟自身は、彼女の存在を初めて聞かされました。
そして、本来の力を取り戻したアリアは、μの破壊力に対抗すつべくその力を存分に発揮させ、メビウスの住民たちを現実世界へ帰宅させることに成功し、それぞれの結末が描かれました。まず、琴乃は息子・たっくんとの再会を果たし、美笛は母親に謝罪の言葉を述べ和解、鼓太郎は夢に向かいはじめ、鳴子はメビウスでの体験を基にした小説の執筆、峯沢は過干渉だった母親との仲を改善させていきます。
スーツに身を包んだ笙吾は就活に向かい、μを生み出した律も自分を変えようと歩き始めます。そして、鈴奈と楽士の小森(コウモリ君)は、現実世界でも無事に再開を果たしたことが示唆されました。他の楽士たちも現実世界に戻り、イケPは冴えない男に、かつて大金持ちのお嬢様だった過去を持つミレイは、病気の父親の見舞いに訪れます。
そして、ミレイの父親の隣には、水口茉莉絵に似た人物がベットに横たわっており、現実世界に戻されたことへ怒りを顕わにしています。鍵Pこと鍵介は、予備校に通いながら平凡ではない人生を模索しはじめ、男性に戻ったスイートPは、ラーメンに舌鼓し、それぞれの人生を歩き始めました。
カリギュラの登場人物
全話を通じて登場する個性的なキャラクターが魅力的な、カリギュラの登場人物を紹介します。
登場人物①式島律
アニメ・カリギュラの主人公の式島律は、仮想世界・メビウスに存在する吉志舞高校の2年生です。本が好きで、特に心理学に造詣が深いです。ある日、自分が生活する世界が仮想現実であることに気付き、仲間たちと現実世界へ帰宅すべく奮闘します。現実世界での姿は、μを作った制作チームの一員です。アニメの担当声優は沢城千春さんです。
登場人物②佐竹笙悟
吉志舞高校の3年生である佐竹笙悟は、現実世界に戻ることを目標とする帰宅部の部長で、律の入部後は部長の座を彼に譲っています。デジヘッド状態になった生徒と戦う様子から「喧嘩魔」と呼ばれています。本来の姿は、心に闇を抱えた引きこもりでした。担当声優は、武内駿輔さんです。
登場人物③アリア
仮想世界・メビウスを作ったバーチャルアイドルの1人で、佐竹笙悟と行動を共にしています。同じバーチャルアイドルμとは意見の相違により仲違いを起こし、彼女とは反対に仮想現実に閉じ込められた人間たちの帰還に尽力します。担当声優は、下田麻美さんです。
登場人物④μ(ミュウ)
仮想世界・メビウスを制作したバーチャルアイドルの1人μ(ミュウ)は、現実世界では若者を中心に絶大な人気を誇るアイドルです。現実の悲しみや苦しみから人間を救うためにメビウスを制作し、自分の思い描いた世界に包まれた仮想現実での生活が、人間にとって一番良いことではないかと考えており、それらがアリアと仲違いする原因となりました。担当声優は上田麗奈さんです。
登場人物⑤スイートP
オスティナート楽士のスイートPは、パステルカラーを使用したガーリーな服装が特徴の楽士です。ゆめかわいいを体現したメルヘンで少女趣味な楽曲を得意とし、一部の女性ファンから熱烈な支持を得ています。本来の姿は、体格の良い男性・二条院静華(男性)で、担当声優は、新田恵海さんです。
登場人物⑥ミレイ
ミレイは、メビウス内にあるマリンリゾート・シーパライソに拠点を構えるオスティナート楽士で、高飛車な物言いと女王様気質が目立つ女性です。かつて大金持ちのお嬢様であったが、父親の病気が原因で生活が一変したことが明かされました。担当声優は、中村繪里子さんです。
登場人物⑦イケP
イケPは、律たちが通う吉志舞高校の2年生で、バンドマン風の姿が特徴のナルシストです。ファンからの賞賛の声を求めてバンド活動に余念がない一方で、自分より女子に人気がある維弦に執着心を見せています。本来の姿は、冴えない容姿のショップ店員で、担当声優は、斉藤壮馬です。
登場人物⑧少年ドール
少年ドールこと小森晶は、鈴奈が図書館で出会った、外界との接触を拒み続ける少年で、目深くかぶったフード姿と人形の姿、コウモリくんの愛称が特徴です。攻撃的かつ陰湿なイメージが特徴のハードが楽曲であるが、彼と同じく孤独に悩むファンから絶大な支持を得ています。担当声優は、花守みゆりさんです。
登場人物⑨ソーン
オスティナート楽士のリーダー・ソーンこと棗飛鳥は、神出鬼没に主人公の前に姿を表す、μの楽曲提供者の中では最古参のクリエーターです。μとの間には確かな信頼関係で結ばれており、μもソーンの助言には素直に従います。笙悟の友人・イチカと親しい関係ではあったものの、笙悟とはメビウス世界で初対面を果たします。担当声優は、大坪由佳さんです。
登場人物⑩巴鼓太郎
巴鼓太郎は、陽気でお節介な性格が特徴の吉志舞高校の3年生です。正義感が強いゆえに、時には粗暴で大雑把な行動にでることがあるも、困っている人が居たらほっておけない、頼りになる人物です。現実世界では、人助けの仕事をしていた亡き父親に憧れを抱く中学生で、担当声優は、細谷佳正さんです。
登場人物⑪神楽鈴奈
神楽鈴奈は、合唱と読書が好きな吉志舞高校の1年生です。入学式当日に起こった、デジヘッドによる襲撃では、巴鼓太郎と一緒に図書館へ避難しました。引っ込み思案な性格から、クラスで疎外感を感じつつも、メビウスから帰宅は、コウモリ君こと小森(少年ドール)と再会を果たします。担当声優は田中美海さんです。
登場人物⑫守田鳴子
守田鳴子は、眼鏡とツインテールが特徴の吉志舞高校の2年生で、ゴシッパーという口コミSNSで、校内でも有名な少女です。また、作中では、常にヘッドホンを着用していることから、「ヘッドホン女」とも呼ばれています。他人の評価を気にする余りSNSにて自分を偽る生活を送っていました。担当声優は、小澤亜季さんです。
登場人物⑬水口茉莉絵
水口茉莉絵は、吉志舞高校に通う式島律の同級生です。律たちとは異なり、デジヘッドの存在や仮想現実について認識しておらず、笙悟のカルタシスエフェクトを単なる喧嘩としか見えておらず、律についても異変を感じています。アニメでは全話を通じて謎多き人物として描かれました。担当声優は、渕上舞さんです。
登場人物⑭篠原美笛
篠原美笛は、吉志舞高校の1年生で、物怖じしない明るい性格が特徴の少女です。ある日、母親が自分が理想としていた姿に変わってしまったことを受けて、元の母親に戻って欲しい理由から帰宅部に入部します。ふくよかな体形が目立つ母親に暴言を浴びせてしまうも、帰還後には和解することが出来ました。担当声優は、高橋李依さんです。
登場人物⑮柏葉琴乃
柏葉琴乃は、吉志舞高校の3年生で、帰宅部のお姉さん的存在です。清楚な見た目と、分け隔てなく優しい性格で男子からもてはやされるも、時折、冷めた言動を発することもあります。現実世界では、息子に対して虐待を行なってしまった母親で、ミレイとの対決で息子に対する罪悪感を吐露しました。担当声優は、村川梨衣さんです。
登場人物⑯響鍵介
響鍵介は、吉志舞高校の卒業生代表を務めたOBです。本来なら、律たちの先輩に当たり卒業を迎えたにもかかわらず、4月には再び新入生代表として入学してきます。現実世界では、予備校に通う浪人生で、平凡な人生に退屈さを覚えていたことが、メビウスに引き込まれる原因となりました。担当声優は、蒼井翔太さんです。
登場人物⑰峯沢維弦
峯沢維弦は、吉志舞高校の2年生で、律の友人です。他人に興味を示さず、関わりを持つことを嫌う、無口で無表情な姿が特徴です。現実世界では、母親の過干渉から自傷行為に走っていたが、帰還後は「黙って見守って欲しい」と、母親との関係を改善させようと努力します。担当声優は、梅原裕一郎さんと、テレビアニメ9話以降から参加した前野智昭さんです。
カリギュラのアニメ主題歌
カリギュラは、全話12話では物足りないとの感想が見られるように、緻密なストーリー展開だけでなく、アニメ主題歌にも多くの注目が集まっています。
アニメ主題歌①パラダイムボックス
アニメ・カリギュラのオープニング主題歌「パラダイムボックス」は、式島律(沢城千春)と佐竹笙悟(武内駿輔)による歌唱が披露されました。
アニメ主題歌②HYPNO
アニメ・カリギュラのエンディング主題歌「HYPNO」では、篠原美笛(高橋李依)守田鳴子(小澤亜季)神楽鈴奈(田中美海)「柏葉琴乃(村川梨衣)で構成された女性ユニットによる楽曲です。
カリギュラの魅力
仮想現実を舞台に、登場人物たちの心に迫ったアニメ・カリギュラは、声優陣の迫真の演技に加え、映像美や斬新なストーリー展開が高く評価された一方で、全話12話では物足りなさを感じさせる壮大な世界観で人気を博しました。以下では、アニメ・カリギュラの魅力について紹介します。
魅力①色々な要素がある
仮想現実から現実世界へ帰宅することを目指す高校生の奮闘を描いたアニメ・カリギュラは、サスペンスからデジヘッドとのバトル、群像劇のように様々な要素が組み込まれた、見応えのあるストーリーが1つめの魅力です。一方で、色々な要素がアニメに混在していた故に、一部のファンからは、全話12話では物足りないという感想や評価も寄せられています。
魅力②声優の演技
アニメ・カリギュラでは、人気声優陣の豪華出演も話題となり注目を集めました。まず、主人公・式島律には、「恋は雨上がりのように」に出演した沢城千春さんが起用され、他の登場キャラクターの声も、μ役の上田麗奈さん、花守みゆりさん、作中のナレーションを担当した岡本信彦さんのように、主役級を演じる声優陣の迫真の演技を高く評価する感想も寄せられています。
魅力③綺麗な作画
アニメ・カリギュラは、豪華声優陣の出演に加え、作画の美しさも高く評価されています。登場キャラクターだけでなく、背景画のように細部に至るまで丁寧に描かれた作画も、アニメ・カリギュラの注目ポイントです。
魅力④かわいい女の子キャラ
全話を通じて視聴者をほっこりさせてきた、可愛い女の子キャラクターの登場も、アニメ・カリギュラの魅力に欠かせない要素です。例えば、バーチャルアイドルμや水口茉莉絵、神楽鈴奈やメガネっ子の守田鳴子など、個性豊かな女の子たちの活躍にも人気が集まっています。
魅力⑤四コマ漫画
アニメ・カリギュラでは、本編終了後に、ポピテピピックの大川ぶんぶさん執筆の四コマ漫画も放送されました。シリアスな展開が特徴の本編とは対照的に、おふざけありのギャク漫画で視聴者の笑いを誘いました。
カリギュラに関する感想や評価
以下では、アニメ・カリギュラに関する感想や評価を紹介します。
感想・評価1:今後の展開に期待高まったアニメ
カリギュラのアニメいい感じだと思う
— たじまなおと (@tomverson) April 9, 2018
まだ1話だけど
とりあえず
ピーターパンシンドロームの
アニメReアレンジはめっちゃいい#カリギュラ#アニメ
全話の大半が、仮想世界を舞台に物語が進められる斬新な設定や、多くの伏線が張られたシリアスな展開が見どころのカリギュラは、アニメ放送開始時から多くのファンに期待が寄せられた注目のアニメです。仮想世界からの脱出だけでなく、登場人物たちの心の闇にも深く迫ったカリギュラは、多くのアニメファンから高い評価や好意的な感想が多く寄せられています。
感想・評価2:作中の挿入歌も好き
Caligula -カリギュラ-6話良かった!
— 神にしか成れなかった者(小悪魔なめぐ) なろう・カクヨム作家 (@ShowYo5) May 14, 2018
挿入歌が好きだった!
全部
ゼンブ
そんなものはいらない!#アニメ#今期アニメ#アニメ好きな人と繋がりたい #Caligula #カリギュラ
アニメ・カリギュラでは、バーチャルアイドルのμの楽曲として、登場人物たちをイメージした挿入歌も披露されました。挿入歌は、全話12話の内、10話を除く全ての回で使用され、シリアスな展開や綺麗な作画に次いで、μの楽曲に対しても好意的な感想や寄せられており、同時に、声優・上田麗奈さんの歌唱力も高く評価されています。
感想・評価3:敵キャラ・オスティナート楽士も人気
わたしはトキメキ*リベリエのRemixが好きなんだけどアニメで流して欲しいです。スイートP好きなのでお願いします。#カリギュラ #アニメ
— I-na-ka (@Inaka24534360) February 8, 2018
アニメでは、主人公たち帰宅部の行動を監視し、時にはバトルも繰り広げたオスティナート楽士について、一部のファンからは、現実逃避している大人たちと評されており、彼らの人間性について辛口な感想や評価が寄せられています。一方で、個性的な見た目や性格に惹かれ楽士を推す感想や評価も見られており、アニメ版でも全話を通じて彼らの動向に注目して楽しみたいでしょう。
カリギュラのアニメの感想や評価まとめ
アニメ・カリギュラの全話あらすじネタバレと登場人物、アニメ主題歌、作品の魅力と感想・評価について紹介しました。カリギュラでは、仮想世界から現実世界に戻りたい帰宅部と、現実から目を背けて理想の生活を送るオスティナート楽士の考えの相違も明確に描かれ、本当の幸せについて改めて考えさせられたとの感想も見られた、奥の深いアニメ作品でしょう。