症年症女のあらすじネタバレ!漫画最終巻(第3巻)までの感想も紹介

「症年症女」は2016年から2017年にかけて「ジャンプスクエア」に連載された漫画です。原作者は西尾維新で作画は暁月あきらです。このコンビは「めだかボックス」のヒットで知られています。「症年症女」は彼らの2作目です。ここでは問題作と評されることの多い「症年症女」のあらすじをネタバレ紹介していきます。また、最終巻の感想もネタバレを交えて紹介していきます。それではご覧ください。

症年症女のあらすじネタバレ!漫画最終巻(第3巻)までの感想も紹介のイメージ

目次

  1. 症年症女とは?
  2. 症年症女の漫画あらすじネタバレ
  3. 症年症女の漫画最終巻のあらすじネタバレ
  4. 症年症女の主な登場人物
  5. 症年症女に関する感想や評価
  6. 症年症女の漫画ネタバレまとめ

症年症女とは?

「症年症女」とは原作西尾維新・作画暁月あきらによる漫画作品です。ジャンプスクエアに連載されていました。人間の個性をテーマに描かれた物語は2人の少年と少女を中心に展開される閉鎖的なもので、読む人を選ぶ漫画であるという感想を持つ人が多いと言われています。また、グロテスクな場面があることから問題作という感想を持つ人もいると言われています。

ここでは西尾維新原作・暁月あきら作画の漫画「症年症女」のあらすじをネタバレ紹介していきます。また、最終巻のあらすじもネタバレ紹介していきます。さらに「症年症女」の登場キャラクター紹介や、原作者である西尾維新の情報も紹介していくことで「症年症女」の魅力を掘り下げていきます。

症年症女の漫画作品情報

ここでは「症年症女」の漫画作品情報を紹介していきます。「症年症女」の原作者は西尾維新で作画は暁月あきらです。このコンビはアニメ化もされた漫画「めだかボックス」の作者としても知られています。「症年症女」の掲載誌は「ジャンプスクエア」で2016年2月号から2017年5月号まで連載されました。コミックスは全3巻で現在も容易に入手して読むことができます。

漫画「症年症女」のテーマは「人間の個性」だと言われています。主人公である少年と少女は他人の顔と言葉がペンで塗りつぶされた世界の中で生きています。そして少年は自分を含めたその状況に嫌気が差しますが、その事象が病気の影響であることと自分が12歳で死んでしまうことを知った時にゆるぎない個性を得たと悦に入るのです。

しかし、もう1人同じ病気に罹っている少女に出会い、そして少女が自分よりも早く死ぬということを知った少年は自分の優越性を確保するために少女の殺害を企てるのでした。ネタバレしますが「症年症女」は研究所内という閉鎖的な空間の中で少年と少女以外のキャラクターとセリフはペンで塗りつぶされているという特殊な物語形態を取っています。その特殊性から読む人を選ぶ作品だとの感想を持たれています。

症年症女の原作は西尾維新

漫画「症年症女」の原作者である西尾維新について紹介します。西尾維新は1981年生まれの小説家で漫画原者や脚本も執筆しています。もともとは漫画家志望でしたが絵が上手く描けなかったことで小説家への道へとシフトチェンジしました。2002年に後に「戯言シリーズ」となる第1作「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」で小説家デビューを果たしました。

西尾維新の代表作は「戯言シリーズ」「新本格魔法少女りすか」「<物語>シリーズ」「忘却探偵シリーズ」「刀語」「美少年シリーズ」など多くの作品があります。西尾維新は漫画原作者としても「めだかボックス」などのヒット作を持っています。なお、西尾維新は素顔公開NGと言われており、インターネット上でも素顔を検索しても出てきません。

ジャンプSQ.│『症年症女』原作/西尾維新 漫画/暁月あきら

症年症女の漫画あらすじネタバレ

ここでは漫画「症年症女」のあらすじをネタバレ紹介していきます。最終巻である第3巻のあらすじ紹介の前に1巻と2巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。問題作と評されることが多いと言われている「症年症女」とはどのようなストーリーなのでしょうか?

1巻あらすじネタバレ

「症年症女」1巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。少年は自分にも他人にも個性がないということに辟易していました。さらに少年は自分以外の人物と言葉がペンで塗りつぶされているように見えているのです。ある日少年は学校で組体操の失敗をクラスメートに責められている時に大量の黒い液体を嘔吐して入院します。医者から告げられたことは塗りつぶされているように見えるのは病気だからだということでした。

「症年症女」1巻のあらすじをネタバレ紹介です。医者はさらにこの病気に罹患したものは12歳で死んでしまうことを告知しました。少年はここで自分が唯一無二の病気になったことで悲劇のヒーローという揺るぎない個性を得たのだと喜びに震えます。しかし、同じ病気の少女がもう1人いました。それも自分より先に死ぬとのこと。自分の個性を確立するために少年は少女が病気で死ぬ前に殺す決意をするのでした。

「症年症女」のあらすじを最終巻までネタバレ紹介します。少年は少女がいる研究所へ転院しました。表向きは同じ境遇同士一緒にいたい、真の目的は彼女を殺害することです。しかし、少女は少年の想像をはるかに上回る個性の持ち主でした。少女は天才的な頭脳の持ち主だったのです。少女の個性に嫉妬する少年は少女殺害を何度も試みますが悉く失敗します。そのうち少年は少女に好意を持ち始めていました。

2巻あらすじネタバレ

「症年症女」2巻のあらすじをネタバレ紹介します。少年は少女にサプライズパーティーを開いてあげようと画策します。もちろん真の目的は少女殺害です。そのうち少女の寿命があと2週間というところまできました。少年は2週間毎日少女を殺す方法の計画を立てて悦に入ります。ある日少年は何者かに突き落とされてしまいます。薄れ行く意識の中で少年は「僕は病気で死ぬんだからダメだ」と思いました。

「症年症女」の2巻あらすじネタバレです。ウサギの面をかぶった少女そっくりの子が人を何人殺すと死刑になるのかをモノローグしています。少年が目覚めた時何事もなかったかのようにベッドに寝ていました。研究所の毒(医者)たちは少年と少女の奇病を12歳まで絶対に死ねない不老不死の奇病であるということをディスカッションしています。

「症年症女」2巻のあらすじネタバレです。少年と少女のもとに同じ病気に罹患したという2人がやってきました。男の子は小児さんで女の子はお姫さまです。しかし、少年には2人の顔も言葉も見えず仮病を疑います。少女はこの奇病が作られたものではないかと推理します。小児さんとお姫さまは首吊り自殺していました。少年に変化が現れました。少女の顔と言葉がペンで塗りつぶされたように見えてしまうのです。

症年症女の漫画最終巻のあらすじネタバレ

ここでは「症年症女」の漫画最終巻のあらすじをネタバレ紹介していきます。閉鎖的でグロテスクな描写が多いことから読者を選ぶ漫画という感想があると言われている「症年症女」は果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか?

ネタバレ①第11症「どんな顔してたっけ」

「症年症女」最終巻第11症のあらすじをネタバレ紹介していきます。少女の顔と言葉がペンで塗りつされたように見えてしまっている少年は少女の顔がわからないと彼女を殺すことができないので狼狽しています。毒は直接殺せば良いとアドバイスします。

ネタバレ②第12症「わかってくれなくていいよ」

漫画「症年症女」の最終巻第12症のあらすじをネタバレ解説します。個性は毎年会議によって無個性に決められるということを少年は知らされます。少年は好きな子の笑顔が見たいから殺したいと言います。そしてその思いが叶う時がやってきました。「症年症女」の冒頭シーンは少年が少女をハサミで滅多刺しにするものでしたが、それが12症で実現することとなりました。

ネタバレ③第13症「失敗したんですよ」

「症年症女」最終巻第13症のあらすじネタバレ紹介です。少年は牢屋に入れられました。しかし、毒は少年が少女殺害に失敗したことを告げます。そして、少女の両親が少女殺害を計画・遂行したことも併せて告げました。少女はあまりにも天才だったために治安を乱す恐れがあるというのがその理由でした。

ネタバレ④第14症「本題に入ろう」

漫画「症年症女」の最終巻第14症をネタバレ紹介します。少年の12歳の誕生日であり命日でもある4月14日がやって来ました。少年は映像ディスクを発見しました。再生すると少女が少年に語りかけるものでした。撮影日は少年が突き落とされた3月2日でした。画面の中で少女は少年に病気の治療法があると知ったらどうするかと問いかけました。

ネタバレ⑤最終症「子供たちに笑顔を」

「症年症女」最終巻最終症のあらすじをネタバレ紹介します。少年は再生していたディスクの視聴を中断します。ここから先を聞いたら少女を生き返らせてしまい、自分が先に病気で死ぬという本懐を達成できないからでした。そうして少年は笑顔を浮かべながら12年間の生涯を全うしました。

数年後の話です。奇病に罹患した少女がいました。しかし、現在は治療法が見つかり彼女も安心でした。病気の名前は罹患した患者にちなんで「山井症」と名付けられました。かつて山井症に罹った少年の名前は山井生(やまいしょう)少女の名前は山井笑(やまいしょう)でした。どちらの名前を取ったのかは少年山井生の知るところではありませんでした。山井症は自意識過剰な馬鹿が罹る病気とのことです。

ネタバレ⑥後遺症「症年症女」

「症年症女」のエピローグである後遺症「症年症女」を紹介します。山井症はあらゆる異物から個性を見えなくすることで全てを平等に受け入れて、個性的な異物を無毒化して服毒する症であるとのことです。山井症に罹ると新陳代謝が無効となるので12年で老衰して死亡するとのことです。

症年症女の主な登場人物

ここでは漫画「症年症女」の主な登場人物を紹介していきます。特殊性の強いストーリーであるとの感想を持たれていると言われる「症年症女」は登場人物が少ないことで知られていますが、「症年症女」にはどのようなキャラクターが登場するのでしょうか?

登場人物①山井生

「症年症女」の主人公の1人である少年です。最終症で名前が「山井生」だと判明します。山井生は11歳の小学生です。自分を含めたあらゆるものの無個性さを嫌い、嫌気がさしていました。しかし、その原因が病気であることを知ると自分が悲劇のヒーローとして圧倒的な個性を手にしたと喜びます。そしてその個性を守るために同じ病気に罹患した少女の殺害を計画・実行します。

登場人物②山井笑

「症年症女」でもう1人の主人公である少女です。最終症で名前が「山井笑」であると判明しました。周囲を圧倒するほどの天才的頭脳を持ち両親が犯罪者であるというマイナスも含めて圧倒的個性を持っていると少年から嫉妬され殺害対象となります。明るく活発な性格をしています。奇病の影響で人や言葉が布切れやアクセサリーがくっ付いているように見えます。

登場人物③小児さん

漫画「症年症女」の登場キャラクター紹介です。第9症から第10症に登場したのが小児さんです。後述するお姫さまとともに奇病の新患者として研究所にやって来ました。しかし、少年からはペンで塗りつぶしたようにしか見えなかったために仮病を疑われます。研究所に来てほどなくして首吊り自殺で死亡してしまいます。

登場人物④お姫さま

漫画「症年症女」の登場人物紹介です。お姫さまは小児さんとともに奇病の新患者として研究所にやって来ました。しかし、少年からは小児さん同様仮病を疑われます。小児さんと一緒に首吊り自殺をして早々に死んでしまいました。

登場人物⑤毒

漫画「症年症女」の登場キャラクター紹介です。毒は医師の格好をした謎の男性です。毒は自称でドクターの「ドク」とかけているのではないかと言われています。少年に少女殺害を教唆するような言動をしたりします。奇病の医師会議の司会を担当しています。少年は奇病の影響で毒の顔はわかりませんが例外的に彼の言葉を全部聞き取ることができます。

症年症女に関する感想や評価

ここでは「症年症女」に関する感想や評価を紹介していきます。Twitter上での感想や評価を取り上げていきます。「症年症女」はTwitter上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?

「めだかボックス」のファンだと思しき方が「症年症女」全巻を読んだ後のツイートです。「めだかボックス」で高まった期待値が読了後一気に下がってしまったとの感想をお持ちです。

「症年症女」を読まれた方のツイートです。原作者である西尾維新の言葉遊びの妙と作画者である暁月あきらの画力の向上が「症年症女」という作品の大きな魅力であるとの感想をお持ちです。

「症年症女」全3巻を読了された方のツイートです。面白さの前に散りばめられた伏線が回収されていなかったことに疑問を感じているようです。そのためか評価点の横にクエスチョンマークが付いており、戸惑いを窺わせます。

「症年症女」最終巻をツイートの前日に読まれた方です。結末に一応納得されているようですが、どこかスッキリしないモヤモヤのような感覚をお持ちで、コアな映画を見たような気分だと評価されています。

症年症女の漫画ネタバレまとめ

漫画「症年症女」のあらすじを結末までネタバレ紹介してきました。また、キャラクター紹介や原作者西尾維新についての情報も併せて取り上げてきました。未だ読んだことのない方はこの機会に「症年症女」の「特殊な世界観とストーリーに触れてみてください。

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