男坂は前代未聞の未完だった?最終回が伝説級?再連載や登場キャラまとめ

男坂は、漫画家・車田先生の過去の作品で、大ヒットを記録した聖闘士星矢の前に連載されていた漫画です。車田先生の自信作であった男坂は、人気の低迷により連載から1年足らずで打ち切りを余儀無くされましたが、未完と書かれた最終回の最後のコマや再連載の実現で、漫画界の伝説と称されています。本文では、未完に終わった漫画・男坂の伝説の最終回や再連載、男坂の登場キャラクターについて紹介します。

男坂は前代未聞の未完だった?最終回が伝説級?再連載や登場キャラまとめのイメージ

目次

  1. 男坂は車田先生の過去の作品
  2. 男坂は前代未聞の未完だった?
  3. 男坂の最終回が伝説級?
  4. 男坂の再連載
  5. 男坂の登場キャラ
  6. 男坂に関する感想や評価
  7. 男坂は前代未聞の未完だった?まとめ

男坂は車田先生の過去の作品

漫画家・車田正美先生の過去の作品・男坂は、大ヒット漫画「聖闘士星矢」の前に連載されていた作品で、2014年に再連載が発表された伝説の漫画です。以下では、車田先生の漫画・男坂の概要と、伝説となった男坂の最終回や再連載、男坂の登場人物などを紹介します。

男坂のあらすじ

2014年から再連載が実現した車田先生の漫画・男坂は、太陽のような男と称される最後の硬派・菊川仁義を筆頭に、全国に拠点を構える硬派軍団が、世界の脅威から日本を守るために闘う喧嘩漫画です。

男坂の連載時期

男坂の連載時期・イメージ画像

漫画・男坂の連載時期は、週刊少年ジャンプの黄金期と呼ばれた1984年・第32号~1985年・第12号にかけて執筆されるも、時代にそぐわない作風やストーリー展開から読者からの支持が思うように得られず、連載から半年ほどで打ち切りを余儀なくされます。

構想10年の漫画

この作品を書くために漫画家になったと豪語する車田先生の自信作「男坂」は、構想に10年を費やしたことで知られ、車田先生の「男坂」への情熱は、再連載が実現した現在でも色あせることがありません。

男坂は前代未聞の未完だった?

週刊少年ジャンプ・1985年の第12号で最終回を迎えた漫画・男坂でしたが、その結末から漫画界では前代未聞の未完と言われています。まず、漫画・男坂が未完となった経緯について説明します。

打ち切りになった男坂

構想に10年を費やし、漫画家・車田正美の情熱を一心に注いで書かれた「男坂」でしたが、前作「風魔の小次郎」などに見られた超人的な技がないことや、時代にそぐわない熱い展開や作風は、ジャンプ読者から支持を得られず、編集部から打ち切りを言い渡されます。

最終回に完結しなかった

車田先生の自信作「男坂」は、連載32週目で最終回を迎えます。通常であれば、打ち切りが言い渡された作品は、その後の展開を上手くまとめ上げて最終回に繋げるストーリーが描かれますが、車田先生の男坂は、最終回に完結するようなストーリー展開に描くようなことはせず、漫画界にとって前代未聞の行動に出ます。

男坂の最終回が伝説級?

衝撃的な1コマで漫画界の伝説となった車田正美先生の漫画・男坂の最終回について、前代未聞となった最後のコマと最終回が伝説となった理由を紹介します。

最後のコマが前代未聞

男坂・最終回が漫画界にて前代未聞と言われた理由は、男坂の最後のコマに書かれた「未完」という文字にあります。「未完」は、作者の逝去等で執筆不可と判断された作品に限り使用される文字です。車田先生が、再連載が実現するとは考えられない漫画・男坂の最後のコマに「未完」を充てたことは、男坂に対する未練の大きさを物語っているでしょう。

最終回が伝説になった理由

打ち切りとなった作品でありながら、あえて未完と称された漫画・男坂は、前代未聞の出来事として漫画界を賑わせました。そして、男坂の連載打ち切りに抗議するようなコマを描いた車田先生の行動は、編集部に対する反発とも受け取れ、最終回でありながら未完と称された男坂・最終回は、現在も伝説として語られています。

男坂の再連載

「男坂」での失敗を教訓に執筆された「聖闘士星矢」は、空前の大ヒットを記録し、車田先生の代表作となりました。しかし、車田先生の中では、自身の漫画家人生の目標であった「男坂」に対する未練は消えることありませんでした。そんな中、30年の時を跨いで男坂の再連載が実現させ、多くの注目を集めました。

30年の時を跨いで再連載

人気の低迷により打ち切りを余儀なくされた漫画・男坂でしたが、週刊少年ジャンプ最終回から30年後の2014年に、全8話を条件に「週刊プレNEWS」で男坂の再連載が実現しました。男坂の再連載された年は、作者・車田正美先生の漫画デビュー40周年という節目の年に当たります。2017年からは「少年ジャンプ+」に移籍し、短期集中連載という形で発表されています。

復活の理由とは?

30年ぶりの男坂の再連載・イメージ画像

車田先生の「男坂」が、30年の時を経て復活できた理由は、未完と称された伝説の最終回だけでなく、男坂に張られた膨大な伏線にあるでしょう。そして、それらの伏線が一つも回収されることなく、男坂は突然の最終回を迎え、多くの読者に違和感を与えました。このように、納得のいかない結末や未完に託された車坂先生の想いが、男坂の復活を実現させたでしょう。

昭和と平成が入り乱れる

入り乱れる昭和と平成・イメージ画像

連載当時の時代背景から、男坂では昭和時代を彷彿させる言動が登場する一方、再連載された男坂では、昭和と平成が入り乱れた独特の作風も特徴に挙げられます。まず、平成時代には廃れてしまったリーゼントに長ランのスタイル、ロング丈のセーラー服が印象的なスケバンなど、昭和時代を知る読者には懐かしさを、平成生まれの読者には新鮮味を与えています。

また、細身で色白の人を指す「青びょうたん」のように、平成時代には死語となってしまった言葉が、キャラクターのセリフを通じ登場することや、仁義にやられたモブキャラの平成感あるスタイルなど、舞台は昭和でありながら、平成の要素も取り入られた独特の漫画は、車田先生の男坂以外に見当たらないでしょう。

連載は10年かかる?

男坂の執筆・イメージ画像

現在も、単行本1冊分に相当する全8話ごとに、短期集中連載されている漫画「男坂」の本当の最終回について、車坂先生は、少なくとも10年はかかると見積もっています。

30年前と絵柄は変わった?

週刊少年ジャンプで連載されていた頃の絵柄は、キャラクターが中学1年生・13歳というキャラクター設定から、まだ幼さが残る顔つきが特徴的でした。また、車田先生が漫画家人生を懸けた作品ということもあり、力強く書かれた線からも、仁義たちの熱い情熱が伝わるでしょう。

一方、男坂の再連載となった30年後の絵柄は、「聖闘士星矢」のように、柔らかい線に細目の目と、全体的にすっきりした印象が強いです。主人公・仁義を始め、一度目の最終回まで登場していたキャラクターの絵柄は、極力30年前の絵柄に近い形で描かれていますが、再連載後に登場したキャラクターの絵柄からは今風を感じられます。

男坂の登場キャラ

男坂の登場キャラクター・イメージ画像

現代に生きる最後の硬派・菊川仁義を筆頭に、彼の男気に惹かれた日本中の硬派が、世界中の脅威に立ち向かう熱血・喧嘩漫画「男坂」の登場キャラクターを紹介します。

登場キャラ①菊川仁義

男坂の主人公で、仁義軍団(仁義一家)のリーダーである菊川仁義は、九十九里の東雲中学校に通う硬派の1人です。必殺技・石頭を武器にケンカでは負け知らずだったものの、九十九里を訪れた武島将とのケンカで敗北を喫します。その後は、伝説と言われる喧嘩鬼に弟子入りをし、日本中に点在する硬派を集めて、世界の脅威から日本を守るために、日々鍛錬します。

作中では「太陽のような男」「敗北より死を選ぶ地上でただ1人の男」と称されています。また、伝説のケンカ師・喧嘩鬼からは男坂を登り切る人物として期待を寄せられています。一方、仁義の出生について、九十九里不知火海岸へ漂流していたところを、菊川道元和尚に拾われ育てられたこと以外、不明とされています。

登場キャラ②島村春奈

仁義の幼馴染の島村春奈は、東雲中学校の1年生で、仁義とは一緒に下校するなど仲の良い様子を見せる、男坂1巻に登場した少女です。仁義を陥れようと企む梓蘭丸の策により、彼の部下に襲われたことがあり、後に梓蘭丸の昭和白虎隊の破門の要因となりました。車田先生の熱烈ファンを「マサミスト」と命名したキャラクターです。

登場キャラ③黒田闘吉

菊川仁義と義兄弟の契りを結んだ黒田闘吉は、総勢100人を率いる闘吉連合のヘッドで、特攻服が特徴の13歳の少年です。千葉県南西部の中学99校を傘下にいれ、次の標的として東雲中学校を目指すも、仁義との対決や彼の志に感化され、仁義軍団の結成に貢献しました。

軟化の真似事を嫌う、非常に血の気が多い性格である一方、船酔いしやすくカナヅチで泳げないなどの弱点も描かれています。また、女性には甘い一面をのぞかせており、スケバンの大泉京子に惚れたり、キョンキョンこと小泉今日子さんのファンであることが公言されています。

登場キャラ④武島将

男坂最強の硬派で、仁義の最大のライバルでもある武島将は、西日本最大勢力・武島軍団の首領(ドン)です。武島の実力は、ケンカで一度も負けたことのなかった仁義に敗北を味あわせただけでなく、JWC(ジュニア・ワールド・コネクション)から西日本の覇権をみとめられるほどです。長ランを着用しているが、年齢や学年は不明です。

京都・鞍馬に軍団の本陣を構え、生まれながらに日本の首領となるべく勝者の英才教育を受けてきた武島にとって、仁義は自分を倒すことができる「敗北より死を選ぶ」ただ1人の男であると認識し、「最後の硬派」と呼びました。

登場キャラ⑤赤城のウルフ

左目の眼帯が特徴の赤城のウルフは、総勢130人・上州赤城のウルフ軍団のトップで、武島軍団の刺客に襲われた仁義を救い、後に仁義軍団の下に収まります。闘吉軍団のヘッド・闘吉に比べて穏やかな性格で、時には仁義に悪戯を仕掛けるなど茶目っ気があるが、女性に対する甘さがないやや非情な性格の持ち主です。

アーチェリーとスリングショットを得意とし、パチンコで打った甘栗でロッドを曲げるほどの腕前を有しています。また、男坂では、「赤城おろし」と呼ばれるパチンコの秘打を披露しており、天に向かって打ったジャリ石が雨のように降り注ぎ、敵を一網打尽にしました。

登場キャラ⑥喧嘩鬼

男坂では伝説と称される喧嘩鬼は、武島に敗北した仁義へケンカ108の心得を伝授した鬼です。作中では、九十九里の鬼山にてケンカの修行を行なっており、鬼山に迷い込んだ人間にケンカを仕掛けていると言われています。また、ケンカの心得を伝授した仁義について「男坂」を登り切ることができる男と認識しています。男坂では最もミステリアスなキャラで、詳細不明とされています。

登場キャラ⑦神威剣

北の帝王と称される神威剣は、みちのく奥羽連合のヘッド13人をまとめて日本の北を支配する仁義の仲間の1人です。直属の舎弟の数は、みちのく奥羽連合を除き40~50人、神威樹海にて妹・雪や仲間たちと暮らしています。普段は、温厚で礼儀正しい性格であるものの、猛気に火が付くと素手で大木を倒すなど情人的な威力を発揮します。

また、10歳の時に網走から流氷に乗って、漂流した先で出くわした虎と対峙した経歴を持ち、どんなものも破壊する絶対の拳と掌「虎の手」を会得しました。常人離れしたパワーで仁義を追い詰めるも、仁義の石頭には一歩及ばなかったものの、後に仁義の男気に感化され、共に男坂を登ることを誓います。

登場キャラ⑧神威雪

神威剣の妹の神威雪は、神威樹海に住む動物たちを仲間にする投げ矢の名手です。当初は、森に入ってきた仁義を侵入者とみなし、命を狙っていたものの、後に仁義の人柄に惹かれ、良好な関係を築いています。

登場キャラ⑨梓鸞丸

総勢300人の昭和白虎隊の総長・梓鸞丸は、会津若松を拠点に活動する硬派で、仁義の硬派としての器を見込んで、仁義軍団の傘下に治まります。先見の明や洞察力に優れており、その博識ぶりから仁義軍団の軍師とも称されています。また、荒れくれ者が多い仁義軍団の中では異彩を放っており、礼儀を重んじる落ち着いた雰囲気から、次世代の日本のトップに相応しい人材とも言われています。

一方で、仁義を陥れるために春奈を部下に襲わせた弟・梓蘭丸に破門を尽きつけるなど、卑劣な行為を働いた仲間に対する処罰は、男坂一厳しいものでしょう。

登場キャラ⑩キボウ

天才的頭脳の持ち主・キボウは、世界最高の名門・ケンブリッジ大学コスモポリタン・アカデミー卒業課程を13歳で収めた秀才で、自分の頭脳を最大限に生かせる人物の下に仕えるべく、祖国・日本へ戻ってきた帰国子女です。男坂では、世界で10人しか所持していない個人携帯用GPSを作ってしまうほどの頭脳と腕前を披露しています。

登場キャラ⑪フレイザー

フォアマン配下のソルジャー・フレイザーは、サウスブロンクス生まれ、ミッドナイトスペシャルを得意とするアメリカの硬派です。相手を壁に張り着かせながら打ち続ける手法を披露しており、フレイザーに打ちのめされた敵は後ろの壁にのめり込まれ、外部からは棺桶に入っているように見せることが特徴です。

登場キャラ⑫ラトーヤ

フォアマン配下の参謀・ラトーヤは、フレイザーと共に東日本制圧作戦の実働部隊に加わるアメリカの硬派です。仁義とはまだ一戦を交えていないが、仁義は、フレイザー以上の脅威を感じており、その実力は未知数と言われています。

登場キャラ⑬ジャーメイン

アインが仕えるジャーメインは、アメリカ・ニューヨークを傘下に治める13歳のドンです。男坂ではJWCに登場し、いまだ目立った活躍が見られませんが、その実力にも期待が寄せられています。ジャーメインのモデルは、歌手のマイケル・ジャクソンです。

登場キャラ⑭アイン

キボウのライバルであるアインは、ケンブリッジ大学コスモポリタン・アカデミー卒業課程を13歳で修了した秀才で、現在はシカゴのドン・ジャーメインに仕えています。同期であるキボウとは良きライバル関係であり、卒業後は一緒にニューヨークへ戻らないかと誘いました。再連載が実現した男坂では、仁義たち硬派の暑苦しい戦いだけでなく、アインとキボウによる頭脳戦も注目ポイントです。

登場キャラ⑮フォアマン

フォアマンは、アメリカ・シカゴのドンで、ライオンを素手で倒すほどの実力を有しています。ドンがいないと思われていた東日本を自身の傘下に治めるべく、自身の配下を日本へ送り込みました。フォアマンの実力は、素手でライオンを倒すことができるほどと言われていますが、武島将との戦いでは、相手に指一本も触れることが出来ず完敗しています。

登場キャラ⑯横浜のジュリー

日本の硬派軍団の中で唯一、中立の立場を貫く横浜のジュリーは、神奈川を拠点に活動する総勢100人の横浜百花撰のトップです。養護施設の出身で、幼少期の壮絶な体験から人間不信に陥っています。また、本名は不明とされ、ジュリーという呼び名は、フランス人形を彷彿させる中性的な容姿からつけられました。普段は、ハーモニカ片手に、横浜の港に浮かぶカサブランカ号で暮らしています。

当初は、自分を慕って軍団に入った部下に対しても心を閉ざしていたジュリーでしたが、横浜に乗りこんできた闘吉との戦いや、義兄弟の不始末にけじめを受ける仁義の男気に感化され、ジュリーの心情に変化が現れ始めました。また、ロッドを主な武器として使用し、土佐・鯨海乙女塾のお竜の薙刀と互角に対峙するも、彼女の土佐犬に恐怖を示すなど、以外な弱点をみせています。

登場キャラ⑰高杉狂介

西の三英傑に数えられる高杉狂介は、山陰及び山陽を束ねる総勢100人の昭和騎兵隊の隊長です。高杉晋作が鬼退治に使用したと言われる剛刀・攘夷刀を操り、三度の飯よりケンカ好きであることを豪語しています。仁義とは、朝から夕方にかけて繰り広げられた死闘の末に敗北を喫するも、仁義の硬派としての実力を高く評価しています。

一方、仁義も高杉について互角だったと評しており、お互いの実力を認め合っている仲です。また、武島軍団との関係について、高杉本人は、武島将という男の器を見定めていただけで、武島軍団の傘下に入っていたことを否定しています。

登場キャラ⑱堂本竜子

西の三英傑の1人・堂本竜子は、四国を束ねる鯨海乙女塾のトップで、天下一の美女と称される女傑です。18人が在籍する塾生からは「お竜さん」と呼ばれ、鞭と薙刀を得意とします。また、土佐琵琶の名手でもあり、土佐闘犬横綱「以蔵」を飼っています。仁義とのケンカは、仁義が女性と勝負をしなかったことから、現時点では勝ち越しです。

お竜の性格について、男坂では大の男嫌いで知られているものの、男顔負けのたくましい性格から鯨海乙女塾の少女たちだけでなく、高杉たち硬派からも憧れの存在として密かに慕われています。

登場キャラ⑲マリー

マリーのイメージ画像

マリーは、ジュリーと同じ養護施設で暮らしていた少女で、ジュリーが唯一心を開いていた相手でした。後に外国人夫婦に引き取られるも、渡航直前に病死してしまいます。マリーの死を受けたジュリーは、次第に荒れていき、後に負け知らずなケンカ師としてその名をとどろかせました。

登場キャラ⑳シキテンのお京

シキテンのお京(大泉京子)のイメージ画像

大泉京子ことシキテンのお京は、男坂に登場するジュリー信奉者の1人です。キョンキョンファンである闘吉に惚れられているものの、男坂では、何かと闘吉を窮地に陥れている要注意人物でしょう。

『男坂』コミックス一覧|少年ジャンプ公式サイト

男坂に関する感想や評価

男坂に関する感想や評価・イメージ画像

車田先生の男坂は、未完と称された最終回から、30年の時を経て再連載が実現するなど、現在も漫画界の伝説としてその名を広めつつあります。以下では、漫画・男坂に関する感想や評価を紹介します。

感想1:衝撃的だった男坂・伝説の最終回

作者・車田先生の情熱とは対照的に、ジャンプ読者の支持を得られずやむなく未完に終わった漫画・男坂は、硬派と呼ばれる暑苦しい喧嘩を題材にした作風から、一部の読者からはつまらないとの声が多く寄せられています。しかし、連載ラストで書かれた未完という文字や、30年を経て再連載が実現するなど、漫画界に最も大きな衝撃を与えた伝説として、再び注目されています。

感想2:仁義の男気に惚れた

漫画・男坂について、内容がつまらないと辛口な感想が寄せられる一方、菊川仁義を始めとする硬派達の熱くたくましい姿は、伝説の最終回から再連載が実現した現在でも色あせることなく、多くの読者を惹きつけています。近年は、ハマのジュリーのように、中性的な容姿の二次元男子が多くもてはやされていますが、仁義のように男らしい強さを持つカッコいいキャラクターの人気も高まりつつあります。

感想3:男坂が未完になった理由に納得の声も

再連載を機に若者世代からも注目を集めた男坂は、内容のつまらなさや車田先生が描く世界観に共感できず、男坂が未完に終わった理由に、納得の意を示す読者が多く見られます。しかし、一部の読者の間では、仁義たち硬派の熱い戦いや男が憧れる男気に対して、好意的な感想を寄せており、男坂の熱烈なファンに愛され続けられている最後の喧嘩漫画でしょう。

男坂は前代未聞の未完だった?まとめ

車田先生の漫画・男坂の概要と、漫画界では前代未聞の出来事だった伝説の最終回と再連載、男坂の登場人物について紹介しました。一度目の最終回では未完に終わった男坂は、車田先生の情熱とファンの熱い声援により、現在も短期集中連載という形で発表されています。再び注目が集まった男坂の世界観を体感してみませんか。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ