2019年08月04日公開
2019年08月04日更新
あずみ(AZUMI)最終回のあらすじは?漫画の結末・感想をネタバレ
本記事では、小山ゆう原作漫画「あずみ(AZUMI)」の最終回のあらすじやその結末、感想をネタバレして紹介していきます。女刺客として成長したあずみは、最終回までの間にどのような人生を歩んでいくのでしょうか?感動して涙なしでは読めないという漫画「あずみ(AZUMI)」のあらすじが気になるところです。これから漫画「あずみ(AZUMI)」を読もうと考えている方には必見となる内容となっているので参考にご覧ください。
目次
漫画あずみ(AZUMI)とは?
本記事では漫画「あずみ(AZUMI)」の最終回の漫画のあらすじ結末をネタバレして紹介し、漫画を読了した感想についてもまとめて見ていきます。漫画「あずみ(AZUMI)」を読む際の参考にご覧ください。
あずみの作品情報
≪漫画『あずみ』の作品詳細情報≫
- 原作:小山ゆう
- 出版社:小学館
- 掲載誌:ビッグコミックスペリオール
- レーベル:ビッグコミックス
- 発表期間:1994年14号-2008年23号
- 巻数:全48巻/全24巻(文庫版)
- 話数:350話
戦国の世から時代は江戸に移り変わろうとしている中、平和な世にするために世の中を乱す内乱を企てる者たちを阻止するために暗殺集団が求められました。その暗殺集団を作り上げるために人里から離れた場所で密かに刺客として育てられた10人の子供たちがおり、「あずみ」もその中の1人の少女でした。あずみたちは爺の小幡月斎の言葉が全て正しいと疑わず、精鋭の刺客として育っていきます。
月日は経ち、刺客として育てられた子供たちは遂に外界に出る時が来ました。しかし、外に出ようとする彼らの前にこれまでの修行の総仕上げとして凄まじい試練が待ち構えていたのでした。その試練を乗り越えて刺客として外界に送り出された少女・あずみは、自身の使命に苦悩し、葛藤しながら驚異の動体視力と俊敏さで与えられた使命を遂行していきます。
AZUMIはあずみの続編
≪漫画『AZUMI』の作品詳細情報≫
- 原作:小山ゆう
- 出版社:小学館
- 掲載誌:ビッグコミックスペリオール
- レーベル:ビッグコミックス
- 発表期間:2009年2号-2014年6号
- 巻数:全18巻
- 話数:125話
漫画「AZUMI」は、一度完結した物語の壮絶な運命を背負い女刺客となったあずみを描いた漫画「あずみ」の続編として連載されました。物語の舞台は幕末で、新撰組や坂本龍馬などが登場します。前作の「あずみ」で異人やハーフの人たちが居住する隠れ里で自分のルーツが明らかとなったあずみは、その後、自分に双子の弟・駿介がいることを知り、彼が養子として向かえ入れられた向家に会いに行って幸せに暮らす駿介を確認します。
あずみは端で駿介の様子を見ているだけでしたが、自分が生き別れた姉であると本人に伝えると駿介は、家族にあずみを会わせたいと言います。駿介の家族はあずみを温かく迎え入れます。父・母・姉・祖父の5人暮らしで決して裕福ではない家庭でしたが、家族みんな仲が良く幸せそうでした。あずみは駿介の幸せな生活と表舞台での活躍を糧に、裏舞台で暗殺家業を行っていくのです。
漫画あずみ最終回あらすじネタバレ
漫画「あずみ」の最終回のあらすじの結末をネタバレをしていきます。漫画「あずみ」はどのような結末を迎えたのでしょうか?気になる漫画「あずみ」の最終回のあらすじ結末のネタバレをさっそく見ていきましょう!
最終回ネタバレ①京極貞麻呂の偽手紙
自身が服属する忠長を将軍にしようと目論む京極貞麻呂は、次期将軍・家光と福島正則の謀殺を企て、家光と福島、そして、その配下を屋敷に閉じ込めることに成功します。しかし、忠長も京極貞麻呂は、あずみがやって来るのではないかとそのことだけが気がかりとなっていました。
その頃、京極貞麻呂の偽の手紙に踊らされていたあずみは、急いで飛猿や豪山、お万達がいる寺に戻りますが、襲われた形跡はありませんでした。京極貞麻呂のもくろみに気付いたあずみは直に躑躅ヶ崎館に向かいます。
最終回ネタバレ②策謀を打ち砕く
必ず福島と家光を護ろうと新吾と甚八、征一郎は誓い合い、京極の3人の刺客に対峙します。京極の3人の刺客はまず駿府・頼宣からの使者達を斬ると家光らを探します。そして、優位にたった刺客たちに甚八も切られてしまいます。その時、あずみが来たという知らせが入ると刺客たちはその場を去り、あずみの元に向かいます。
京極が送ってきた3人の刺客は素早い動きで甚八を倒しましたが、あずみにとっては相手の動きには無駄が多く映りあっさりと切り捨て対した相手ではありませんでした。刺客を倒したあずみは、鉄砲隊が来たことをいち早く察知し、家光を庇って小屋に逃げ込みます。逃げ込む途中で福島正則を小屋に押し入れて庇った新吾は鉄砲隊に撃たれてしまいます。
そこに豪山が現れて鉄砲隊を攪乱しますが、数の多い鉄砲隊に打ち込まれて息絶えます。事態に気付いたあずみは小屋を飛び出すと鉄砲隊を全滅させ、忠長を将軍にしようとする柳生宗矩と金地院崇伝の策謀をを阻止することに成功します。しかし、2人は策略を阻止されても全く動じず、全ての罪を京極に被せて斬り捨て、家光が将軍になった後も抜け目なく権力の座に居り続けるのでした。
最終回ネタバレ③旅立つあずみ
権力を持つ人間の身勝手な欲望に振り回された使い捨てにされる自分たちの存在に、正しいことなどないと虚しさを覚えたあずみは、自分の生まれ故郷かもしれいない安曇野に1人で旅立ちます。柳生宗矩や金地院崇伝の追跡を振り切ったあずみは、未踏の地であろう村で異人と出会います。
自分とよく似た特徴を持つ人々を見たあずみは、彼らが優しく迎え入れてくれて安息の日々を送る中で自分の居場所を見つけたと喜びますが、自身に課せられた宿命がこの平和を壊すのではないかと考えます。そして、あずみは隠れ里を離れることを決意して再び修羅の道を歩むのでした。
漫画AZUMI最終回までのあらすじネタバレ
「あずみ」の続編となる漫画「AZUMI」の気になる最終回までのあらすじをネタバレ紹介していきます。漫画「AZUMI」には「「お〜い!龍馬」のクロスオーバーとして坂本龍馬も登場しています。さっそく、漫画「AZUMI」の最終回までのあらすじネタバレを見ていきましょう!
あらすじネタバレ①龍馬の出会い
「あずみ」の続編「AZUMI」の作中では、あずみは志の高い非常に魅力的な坂本龍馬に出会うと恋に落ちてしまいます。あずみの双子の弟の駿介も坂本龍馬を尊敬して共に力を合わせて活動していきます。しかし、坂本龍馬や駿介は、彼らの活動を「反幕府体制の反乱分子」と見なした幕府側の人間である「新選組」の標的とされてしまうのです。
あらすじネタバレ②圭次郎の最後
駿介の幼馴染の圭次郎は新撰組に入隊し、入隊後も駿介とはお互いに交流を持ちますが、徐々に反幕府側への取り締まりが強化され始め、圭次郎は駿介と敵対関係になってしまいます。駿介をどうしても捕らえることが出来なかった圭次郎は駿介を逃がしますが、その様子を同僚に見られてしまいます。新撰組で罰せられることになった圭次郎は自ら腹を裂いて自害します。
あらすじネタバレ③壮太との戦い
漫画「AZUMI」の作中で強敵となる人物が物語の後半で登場する二刀使いの青年・壮太です。盲目の妹と同郷の幼馴染と一緒に暮らす壮太は、虐められる妹を守るために独学で剣術を習得します。壮太の剣術が開眼したのは、妹が男に襲われて殺されそうになった時でした。
強く優れた剣の腕を幕府に買われた壮太はあずみと戦うことになります。初対決での両者のスピードがほぼ互角でしたが、あずみの一刀では二刀使いの壮太の攻撃を捌き切ることが出来ず、あずみは敗北します。
あらすじネタバレ④壮太との再戦
尊敬して想い人であった坂本龍馬が壮太によって暗殺されたことを知ったあずみは、自分の手で竜馬を暗殺する必要がなくなったことで安堵すると同時に大切な人を失くした悲しみで呆然としてしまいます。自分の気持ちを整理するために、また、前回敗北したことへの決着をつけるために壮太に真剣勝負を挑みます。そして、あずみは壮太と再び剣を合わせるのです。
あずみは壮太の二刀流の攻撃を封じるために壮太のどちらかの腕を斬る戦法を考えるとそのことに集中します。この作戦はあずみの予想通りにとなり、壮太はあっけなくあずみに敗れるのでした。
漫画あずみに関する感想や評価
漫画「あずみ」に関する感想や評価についてまとめて紹介していきます。生まれてから立派な刺客になるために教育されてきたあずみの物語の感想や評価にはどのような声があがっているのか、さっそく見ていきます!
漫画「あずみ」を全巻読破。そして、僕はあずみに恋をした。かっこ良くて強くて…美しい。ずりぃーぜ、ちきしょ。
— かみじょうちひろbot (@9mm_chihiro_bot) July 28, 2019
漫画「あずみ」を全巻読破した方の感想には、女刺客として生きる運命を背負ったあずみの強くて美しい姿に惚れたとい感想があがっていました。また、最終回では自身の生まれ故郷と思われる村で落ち着こうと考えるあずみでしたが、追っ手が来て今ある幸せを壊されてはならないと再び修羅の道に進むあずみの優しさも感じられる場面に心を動かされた人もいたようです。
漫画が大好きで今まで沢山読んできたが、俺が1番好きな漫画は間違いなく「あずみ」。 全48巻を4〜5周は読破してる。ちな、1番好きなシーンは豊臣秀吉没後に井上勘兵衞が負けると分かってて、あずみに挑むシーン。いや、もうね、本当にあずみは良い漫画。また読みたい。
— たにしょう (@TFw1NPhWnlzoQji) July 31, 2019
「あずみ」の漫画はこれまで読んできた作品の中でも1番好きだという声もSNS上の感想に多数あがっています。その「あずみ」の作中の中で1番好きなシーンにあがっているのが上記感想の場面です。負けると分かっている相手にも果敢に挑むあずみの姿が読者の心を強く打ったようです。読了後もまた読みたくなるという感想も見られます。
ちょっと余談を。
— 涼樹さん@ソ″マ勇不足 (@suzuki_dq3) August 1, 2019
「あずみ」という戦国時代に子供を刺客として育てて暗殺の任を遂行する時代モノの漫画(青年誌)との出会いの話。
リアリズムで奥深く、生々しい死と性と快楽の描写。当時中学生で読み解くのが難しかったけど、それでも、自分はこういうご都合主義のない現実がすきなんだなぁと
漫画「あずみ」の作品の魅力として、リアルで奥深い生々しさを感じさせる生と死、人間の感じる快楽の描写との声があがっています。少年少女が読むにしては内容が少々難しいところがあるようですが、物語は一貫性のある現実的な物語で連載当時の若者にも人気があったことが感想から窺えます。
強さ故にあずみに惚れ、強さ故にあずみに破れてしまう。
— megalopolis (@bushubu) January 11, 2019
全力の戦いを挑み敗れ去った死に際の男達の満足そうな顔が、あずみを苦しめる。
全巻に渡ってこの事がテーマとして描かれていて切ないが面白い。
自分も惚れた最強の女剣士に挑んで、満足気に死にたいかもな。
女刺客のあずみは様々な人物と対峙して戦うことになりますが、あずみのつよさに惚れた相手やあずみが好意を寄せる相手であったりと複雑な感情が入り乱れます。それでも、自分が惚れたあずみに殺され満足気に息絶える敵や、好きな相手を自分の手で殺め、我に返って悲しみに暮れるあずみの姿に読者の心は揺さぶられているようです。
ついに発売 表参道には約300人: iphone/ おすすめの漫画は「あずみ」です。小山ゆうさんの作品ですが、まじ泣けるし、感動します。すばらしい作品なので、是非一度読んでみてください!PICKUP 保... http://tinyurl.com/2vbx66s #recipe
— mama_papa_jp (@mama_papa_jp) June 24, 2010
漫画「あずみ」の作品は、涙なしでは見れずに心から感動すると「素晴らしい」と絶賛の声が数多くあがっています。まだ、読んだことがない人には是非読んで欲しいとの感想も見られおすすめな作品となっています。
漫画AZUMIに関する感想や評価
漫画「AZUMI」は、前作「あずみ」の続編として描かれた作品です。幕末に活躍した新選組や坂本龍馬なども登場し話題となっていました。漫画「AZUMI」の感想や評価にはどのような声があがっているのか気になるところです。さっそく漫画「AZUMI」の感想・評価をみていきましょう!
竜馬といえば、いま漫画AZUMIがおーい竜馬とクロスオーバーしてるような展開なのがとても楽しいです。
— キラアキラ (@kila_a_kila) October 17, 2010
漫画「AZUMI」は小山ゆう原作漫画「おーい竜馬」とクロスオーバーしている内容の展開でとても楽しめるという感想があがっています。読み方として、両作品を並行して読ん進めて見ても面白いかもしれません。
AZUMI4巻を読んだ…はぁぁぁ(´;ω;`)ってなった。小山ゆうの漫画は涙なしには読めないや。つらすぎるよ。
— ざつき (@maryquanticb) April 12, 2010
小山ゆう原作漫画「AZUMI」第4巻を読んだ感想には、辛すぎて涙なしでは読めず、読後に放心状態なるほど絶望したたという感想も見られました。そこまで物語に入り込める漫画はそうそうないとの声があがっていました。
漫画「AZUMI」を5巻まで電子書籍で購入。そしてあっという間に読んでしまった・・・面白い!昔の「あずみ」も面白かったけど、今回のも面白いなあ。
— Kaz_UUUUU (@kazujacks) April 22, 2014
漫画「AZUMI」の物語は、かなりショックを受けるような内容ではあるようですが、読み始めらたあっという間に全巻読破していたという人も少なくなく、嵌っている人も多いことが感想から読み取れます。前作の「あずみ」同様に漫画「AZUMI」も面白いとの声があがっています。
結局あずみは刀を捨てられなかったが、だからこそ「AZUMI」における小山ゆう的坂本龍馬の存在が活きてくるのであります。あずみと龍馬の対比を小山ゆうは描こうとしているのでございましょうが、それは小山ゆうにおけるヒーロー像の総括でもありまして、両者の邂逅が楽しみであります。
— ユアサ (@shoasayu) August 13, 2011
作品を手掛けた小山ゆうが描こうとしていたことについての感想には、あずみは結局最後まで刺客という運命から逃れることができず、刀も捨てることが出来なかったからこそ、漫画「AZUMI」の物語において、坂本龍馬とあずみの対比が生きてくるという声があがっています。あずみは小山ゆうの考えるヒーロー像の総括なのではないかと考えられているようです。
あずみ48巻
— サンシャイン 坂田光 (@sunshinesakata) January 25, 2019
AZUMI18巻
完読。人間の業が全て詰まっている。
ありがとう、あずみ。
ありがとう、小山ゆう先生。 pic.twitter.com/gQ1sEkFxaF
ショッキングな場面が多い前作「あずみ」と続編「AZUMI」ですが、作品からは何が正義で何が悪かを考えさせられる、人間の業がよく描かれていると感想にあがっています。前作「あずみ」と続編「AZUMI」は読んで損のない漫画として多くの読者から評されているおすすめの作品と言えるようです。
漫画あずみ(AZUMI)最終回あらすじまとめ
漫画「あずみ(AZUMI)」の最終回のあらすじ結末や感想をネタバレして紹介してきました。「あずみ(AZUMI)」の物語は多くの読者の涙を誘い、心を揺さぶる内容のアクション時代劇漫画となっています。主人公のあずみは幼少期から立派な刺客になるための教育を受けて、強くて美しい少女に成長し、依頼された任務をそつなく遂行していきます。
あずみはあらゆる人物と対峙し戦いを見せますが、中には自身が愛した人を自分の手で殺めなければならず、任務を遂行した後に我に返って涙する姿は美しく女性そのものです。そんな辛そうに切なくするあずみの姿に心揺さぶられて涙した人も多かったようです。
漫画「あずみ(AZUMI)」は時代物やリアルな現実を描いた作品が好きな方にはおすすめといえる作品となっています。まだ本作を読んだことがない方や興味のある方は是非一度ご覧になってみるといいかもしれません。