これは恋のはなしのネタバレあらすじと最終回の感想！2人の純愛の結末は？

2010年から2014年まで漫画雑誌「ARIA」で連載された漫画これは恋のはなし。漫画これは恋のはなしはスランプに陥った31歳の小説家と10歳の少女の歳の差恋愛を描いた作品であり、結末である最終回まで読んだ読者を大いに感動させた漫画として有名です。本記事ではそんな歳の差の恋愛を描いた漫画これは恋のはなしについて結末である最終回までのあらすじネタバレや読者の感想などをまとめてご紹介していきます。

上述でご紹介した通り、本記事で結末である最終回までのあらすじネタバレをご紹介する漫画これは恋のはなしは漫画雑誌「ARIA」に2010年9月号から2014年7号まで連載されていたチカによる漫画作品です。漫画これは恋のはなしが連載されていた「AIRA」は2010年に創刊した漫画雑誌であり、2018年4月28日まで刊行していました。「AIRA」は2019年7月現在休刊しているものの、進撃の巨人の外伝などで一時注目を集めました。

本記事でご紹介する漫画これは恋のはなしを手掛けた原作者は7月22日に北海道で生まれたチカという日本の漫画家です。漫画家のチカは主に女性向けの漫画作品を多数制作しており、これは恋のはなしが連載される以前は「保健室のオオカミ少年」や「オレ様ダーリン」などの作品を手掛けていました。そんなチカはこれは恋のはなしの完結後、「あのなつ。」や「理想のオトコ」といった恋愛漫画作品を手掛けています。

ここからは本記事の本題である漫画これは恋のはなしの結末である最終回に至るまでのあらすじをネタバレ紹介していきます。漫画これは恋のはなしの主人公である内海は31歳の小説家なのですが、スランプ状態に苦しむ日々を送っていました。内海はそんなスランプ状態から抜け出すために苦悩するのですが、ある日内海の前に運命を変える女性が現れます。

スランプ状態の内海の前に現れたのは遥という10歳の少女と、彼女が助けようとする1匹の捨て猫でした。遥は内海の家を空き家と思い、捨て猫を飼おうとします。しかしそこには内海がおり、遥は猫を飼って欲しいと懇願します。当初内海は反対しようと思っていたのですが、遥の真っすぐな瞳を見た内海は了承し、捨て猫を飼うことにするのでした。

内海が猫を飼うようになったことで遥が世話をするために家を訪れるようになり、次第に家事が出来ない内海は遥の世話になることになります。そんな中スランプ状態の小説家内海は担当の編集者から遥をモチーフにした恋愛作品を書いたらどうかと提案され、スランプから抜け出したい内海は遥をモデルにした恋愛小説を書くことにするのでした。

ある日遥の同級生である杉田は遥と内海の関係を知ることになり、この一歩間違えれば犯罪な行為に対して騒ぎ始めます。そう実は杉田は遥に好意を寄せており、遥が内海に恋をしていることを知っていました。内海はそんな騒ぎに巻き込まれた遥に告白されてしまいます。しかし内海は告白する遥に大人な対応で片づけてしまうのでした。それでも遥の家庭環境を知る内海は少しづつ遥に恋愛感情に似た気持ちを抱いていくことになります。

様々な出来事が続くうちに内海家にはたくさんの人が集まるようになり、いつしか内海の家は温かい空気が満ちる憩いの場となっていました。内海は温かい環境の中で「放ってはいけない」と思う遥の保護者代わりになろうとするのですが、遥は内海へ好意を寄せ続けます。そして内海は保護者代わりという気持ちではなく、一歩間違えれば犯罪となる恋愛感情を遥へ抱くことになってしまうのでした。

遥に恋をした内海は自身が遥と20歳以上離れていることに苦悩し、子供として放ってはいけないのだと自分に言い聞かせます。一方遥は年齢差など関係なく内海のことを愛しており、杉田もまた遥のことを強く愛していました。真剣に遥に恋をする杉田にとって自分を誤魔化す内海を許すことが出来ませんでした。しかし内海はまたしても自分の気持ちを誤魔化し、真剣に怒りをあらわにする杉田にぶつかろうとはしませんでした。

その後何度かぶつかりながらも内海と遥は家族の生活を過ごしていました。しばらくの月日が経ち、遥は中学生となりました。これにより内海は保護者のような存在になると決意します。しかし遥は内海のことが大好きであり、好意を寄せていると分かる行動をとります。それに対し内海は気付かないフリをした対応を取り、大人の女性と想って欲しい遥は適当な対応を取る内海に怒りを露わにします。

その後遥は美少女へと成長していき、男性と関わる機会も増えていきました。そんな男性と仲良くしている遥を見た内海は戸惑いを感じます。しかし内海は遥の保護者であると強く念じ、遥への本当の感情を押し殺してしまいます。その後更に歳月が経ち、内海は38歳となり、遥は高校生となりました。高校生となった遥は大人へと成長しており、保護者であると念じて想いを押し殺している内海は更に戸惑ってしまうことになります。

一方杉田は遂に遥に告白するのですが、内海が好きな遥は杉田の告白を断ってしまいます。この出来事を知った内海は焦るのですが、それでも遥への想いを認めることはありませんでした。しかし内海にとって遥は完全に特別な存在へとなっていました。そんな中遥の兄が死亡したことで精神病院に入院している遥の母が帰宅することになり、母は遥を連れていこうとします。その時内海は遥を助けるために動きだすのでした。

ここからは漫画これは恋のはなしの結末である最終回までのあらすじをネタバレ紹介していきます。父の頼みで内海は遥たちを自分の家に泊まらせることになり、晩御飯の買い物をする遥と杉田はミサトと出会います。すると遥は忘れ物があると言い残して母親と対面することにします。そして遥は杉田とミサトへ先に行くよう話すのですが、不穏を感じた杉田は内海の家に到着するものの遥の家へ引き返すことにします。

そんな杉田を見た内海はミサトに遥のことを聞くと自宅に行ったと告げられました。ミサトはそこで遥を１人にしたことに気付くのですが、突然杉田から母親と遥の３人で家にいるというメールが届きます。このメールを見た内海とミサトは驚愕し、急ぎ遥の家へ向かうのでした。

杉田は遥の家でお茶を頂くことになり、元気になった遥の母親を見て安心していました。しかし遥の母親はなぜかいなくなった兄のことを呟きだし、突如怒り始めます。怒り散らす母に遥は「わかってるから」と言って収めるのですが、精神がおかしくなった母は遥と共に死んだ兄の所へ行こうと提案してきます。そう母親はまだ精神病が治っておらず、自分勝手な思いで遥を連れ去ろうとしていたのです。

杉田は身勝手な母親を止めようとした際に言い争いとなり、駆けつけた内海はこの話に驚愕します。内海の登場で母親は更に怒りを爆発してしまい、内海は母親に殴られてしまいます。それでもなお内海は母親の気持ちを静めようとするのですが、母親の怒りは収まりませんでした。そこで内海は自身が両親の起こした一家心中に巻き込まれそうになった過去を打ち明け、今の遥の気持ちを代弁します。

そして内海は遥を失うと生きてはいけないと母親に告げます。それでも母親は遥を自分の子供だと叫び、内海の意見を拒絶します。そこで内海は母親へ遥のことを愛していると告白するのでした。

遥への想いを告白した内海は母親に家族や遥への愛情があるなら生きて欲しいと告げます。その時、遥の父親が帰宅して母親に謝罪して抱きしめます。すると抱き合う両親に遥も加わり、家族３人が愛情を確かめるかのように抱きしめ合いました。そして遥の家族は前に進みだすことが出来、内海の願いが通じたのでした。しかし勢い余って母親に遥への想いを話した内海は内海の家で遥の父親と対面することになります。

内海の告白が本気だと知った遥の父親は大事な娘をそんなことで預けたつもりはないと殴ります。当初父親に許されないと思われたのですが、父親は遥と内海の中を許し、2人は恋愛関係に発展します。しかし高校生と38歳という歳の差から特に環境が変化する訳でもなく、穏やかな生活が戻るだけでした。そんな中遥は内海に「大好き」と告白します。そして内海はそれでも変わらないと呟き、物語は結末を迎えるのでした。

森本遥は漫画これは恋のはなしにおいてヒロインにあたる人物です。遥は3月生まれの少女であり、10歳の時に捨て猫を飼おうと空き家と思われる場所へ入った際、内海と出会います。内海は遥の瞳に惹かれて捨て猫を飼うことを認め、遥は家事が出来ない内海の世話をすることになります。実は家庭環境が複雑な少女であり、この複雑な家庭環境を乗り越えながら遥は内海へ恋心を抱いていきます。

内海真一は漫画これは恋のはなしにおいて主人公にあたる人物です。内海は31歳の小説家なのですが、スランプに陥ったことで頭を抱える生活を続けています。そんな内海は祖母が遺した家へ引っ越した際、まだ10歳の少女である遥と出会います。当初内海は家事や身だしなみを一切気にしない青年だったのですが、遥と出会ったことで変わっていきます。しかし内海には家族が心中したという過去があり、彼を未だ悩ませ続けています。

杉田真宏とは漫画これは恋のはなしにおいて遥のクラスメイトにあたる人物です。杉田は同じクラスメイトである遥へ恋をしているのですが、遥が内海に恋をしていることを知って内海をライバル視します。その後杉田は内海から自分に目を向けてもらうために行動し、遥への一図な愛を見せてくれます。

里見秀治は漫画これは恋のはなしにおいて内海や大垣と同級生にあたる人物です、里見はお姉キャラなのですが幼馴染である内海や大垣と仲が良く、一時期家事や整理整頓が全く出来ない内海の世話をしていました。現在里見はゲイバーに勤務しているのですが、今でも過去に頭を坊主にしていたことを内海や大垣にからかわれています。

大垣薫は漫画これは恋のはなしにおいて内海と小学校時代からの友人にあたる人物です。現在大垣は雑誌「小説時代」の編集者を務めている人物であり、スランプに陥っている小説家の内海の担当をしています。ある日大垣は内海と遥の仲を知り、遥との恋愛小説を書くよう内海に提案します。

佐藤絵美子は漫画これは恋のはなしにおいて内海の5歳上の従姉にあたる人物です。内海は過去に自分以外の家族が心中した際、親戚から嫌われてしまいます。そんな中この佐藤だけ内海の味方をしてくれました。現在佐藤は結婚しているものの、金銭面で苦しい日々を過ごしていることから内海にお金を貸して欲しいとお願いしている立場にあります。

曽野原詩子は漫画これは恋のはなしにおいて小学5年生になった遥の同級生にあたる人物です。曽野原は杉田のことが好きであり、杉田が好きな遥をいじめてしまいます。しかし内海が好きと知った曽野原は遥をいじめるのをやめ、遥を諦めない杉田に愛想を尽かしてしまいます。その後曽野原は杉田ではなく大垣のことが好きになります。

漫画これは恋のはなしの感想には気持ち悪いといった感想が少なからず寄せられています。この気持ち悪いといった感想の原因となるのが主人公とヒロインの年齢差です。上述でご紹介した通り主人公の内海は31歳であり、ヒロインの年齢は10歳です。本来であればこの21歳という歳の差恋愛は犯罪である行為であるため、一部の読者から漫画これは恋のはなしの内容が気持ち悪いといわれることになりました。

しかし果たして漫画これは恋のはなしは上記の感想の通り気持ち悪い漫画なのでしょうか。漫画これは恋のはなしの主人公である内海は遥へ恋心を次第に抱くことになるのですが、保護者としての立場を貫き一切手を出しません。さらに内海は家庭環境が複雑な遥を助けようと尽力し、最後まで守ろうとします。そうあくまで内海と遥の関係はプラトニックであり、決して犯罪的な気持ち悪さが無い漫画作品となっています。

漫画これは恋のはなしに関する感想では非常に面白いといった感想が多く寄せられていました。漫画これは恋のはなしは確かに現実感のない年の差恋愛を描いた漫画です。しかし年上男性に対する恋心や年下に恋をする心を上手く表現しており、歳の差恋愛を描いた漫画が好きな方に多くの支持を集めています。

漫画これは恋のはなしに関する感想では続きがとても気になるといった感想も非常に多く寄せられていました。漫画これは恋のはなしは各漫画サイトで1巻や2巻分無料で公開されており、一度お試しで読んだ方が多いようです。漫画これは恋のはなしは主人公の内海が少しづつ禁断の恋心に気付き始める様子を見事に描いており、多くの読者を魅了することになりました。

漫画これは恋のはなしに関する感想では感動したといった感想も多く見受けられました。漫画これは恋のはなしの主人公である内海は当初恋心を抱いても気付かないフリをしていました。しかし最後内海は遥を守るために恋心を告白し、2人の心は繋がることになります。この最後に告白して一緒になる様子は多くの読者を感動させました。

本記事では漫画これは恋のはなしについて結末である最終回までのあらすじや登場人物、読者の感想などをまとめてネタバレ紹介させて頂きました。漫画これは恋のはなしは歳の差がありすぎることから気持ち悪いといった声が少し寄せられているものの、実際厭らしさなど一切なく最後まで感動できる作品となっていました。本記事を読んで本作にご興味頂けましたら、是非漫画これは恋のはなしを一度ご覧になってください。