さんかれあの原作全11巻のあらすじネタバレ！最終回の結末とは？

本記事で最終回である結末までのあらすじをご紹介するさんかれあとは2010年から2014年まで「別冊少年マガジン」で連載されていたはっとりみつるによる漫画作品です。漫画さんかれあはゾンビが大好きな主人公とゾンビになったヒロインの恋愛を描いた漫画作品であり、2019年7月現在最終回である結末まで合計11巻の単行本が発売されています。

ゾンビとの恋愛を描いた漫画さんかれあは「別冊少年マガジン」の中でも特に高い人気を博し、2012年の4月から6月まで全国でアニメが放送されました。また放送時間の問題で収録できなかった物語はOVAとして漫画さんかれあ第6巻と第7巻に収録されることになりました。実は漫画さんかれあを原作にしたアニメさんかれあは「別冊少年マガジン」初のアニメ作品となっており、人気の高さがうかがえるものになっています。

ここからは本記事の本題であるゾンビとの恋愛を描いた原作漫画さんかれあの最終回である結末までのあらすじをネタバレ紹介していきます。恋愛漫画さんかれあの主人公である降谷千紘はゾンビが大好きな高校生であり、ある日謎の古い書物を発見します。降谷は過去に飼い猫が事故死しまっており、その書物を用いて飼い猫を蘇生させようとします。そんな中降谷は散華礼弥というお嬢様学校に通う美女と出会うことになります。

散華は蘇生の実験に興味を持ち、降谷と共に紫陽花の毒で作られた秘薬を開発します。しかしこのことがバレた散華は父親に幽閉されてしまい、作成した秘薬を飲んでしまいます。その後逃げ出した散華は父親に見つかり、崖から転落死してしまうことになります。すると散華は秘薬の影響でゾンビとなって復活し、降谷と共同生活を送ることになってしまいます。そんな中左王子蘭子などが現れ、新たな生活が幕を開けるのでした。

降谷と共同生活をすることになった散華ですが家から抜け出した解放感で降谷にキスをしてしまいます。散華はゾンビとなったことで腐敗が進んでいるのですが、キスを目撃したわんこは闘争心を燃やします。そんな中散華の父親が散華を手元に置くため降谷を誘拐し、フェンシングをすることになります。すると挑発に激昂した散華の父親が降谷を刺殺してしまい、散華とキスをして秘薬の効果が出た降谷はゾンビとなって復活します。

そして降谷達は散華の父親に認めてもらうことに成功し、2人は共同生活を続けることになります。しかし無事散華の父親を納得させた降谷ですが、ハーフではあるもののゾンビ化してしまい、元の人間に戻る必要があります。もし戻さなければ降谷の生命に大きな影響を与えることに。ゾンビとの恋愛を描いた原作漫画さんかれあは第2巻で序章が最終回である結末を迎えることになり、次から新たな物語が描かれることになります。

降谷はアニメの原作漫画さんかれあ第2巻でハーフゾンビとなってしまい、人間では考えられない身体能力を会得しました。しかし秘薬の効果が高まると降谷は本物のゾンビとなってしまいます。そんな中降谷は散華を治すために試行錯誤するのですが、全くうまくいきませんでした。すると降谷に好意を寄せる散華は突然学校に行きたいと発言します。一方来宮・ダリン・アーシェントという女性が登場し、降谷の家に居候を始めます。

このダリンという女性はゾンビ研究家であり、散華を研究材料にしたいと考えていました。その後ダリアは研究のために学校へ潜入し、散華にこれ以上ゾンビ化が進行すると好意を寄せる人物を食べてしまうことになると忠告します。しかし散華はそれがロマンチックに感じ、異常性を見せ始めます。そんな中降谷の死亡した母がゾンビである可能性が浮上することになり、ゾンビに関する事実が少しずつ解明されていくことになります。

散華のゾンビ化がこのまま進行すると混濁期に入ってしまい、好意を寄せる人物を食べることになると発覚した中、街では夏祭りが開催されました。散華は初めの夏祭りに期待し、降谷とダリンと共に夏祭りを楽しみます。するとわんこが降谷と良い雰囲気になり、散華は嫉妬してしまいます。するとわんこは2人になった時に散華に降谷が好きなのか問われ、散華の本性がゾンビであることを告げることにします。

しかしわんこは臆せず、散華に後悔しないように生きろと言い、ライバル認定します。その後降谷と散華は2人っきりとなるのですが、突然散華は降谷に噛みつきます。そして散華は自分を責め、姿を消してしまいます。目を覚ました降谷はダリンから混濁期を聞き、共に散華を捜索します。すると井戸に隠れる散華を発見し、降谷は散華と仲直りをします。しかし突然雷が落ち、周囲一面が火の海と化してしまうのでした。

周囲が炎に包まれたことで散華は混濁期に入ってしまい、降谷を食べようとします。降谷は必死で元に戻そうとするのですが効果が無く、散華に好意を寄せているという想いを告白します。すると散華は混濁期のゾンビで初めて正気を取り戻し、ダリンと協力して生還します。そんな散華を守る降谷を見ていたわんこは距離を置くことにするのですが、家に来た降谷に突然キスをしてしまいます。

わんこはゾンビになることで降谷から愛してもらえると考え、ダリンが持つゾンビ薬を服薬してしまいます。しかしそれはただの栄養剤であり、ゾンビ化しなかったわんこは降谷にフラれてしまいます。するとわんこは降谷に死なないでとお願いし、降谷は静かに瞳を閉じるのでした。こうしてわんことの騒動は結末を迎えるのですが、混濁期に入る散華の対処法は解決しておらず、降谷は散華のために奔走することになります。

ゾンビ化した人間が初めて混濁期から復活した散華にダリアは興味を持ち、散華にゾンビになった理由を聞くことにします。すると散華からゾンビ化した経緯を聞いたダリアは生前に秘薬を飲んでゾンビになった者がいないことに気付きます。そう散華は新種のゾンビかもしれないのです。一方降谷は元々飼っていた飼い猫の「ばーぶ」が姿を消すことから尾行することにし、降谷は猫を食べる「ばーぶ」を発見します。

そうゾンビになったばーぶも混濁期に陥っており、降谷に襲い掛かります。するとダリアが持つフクロウ18が駆けつけ、ばーぶを倒します。このフクロウ18はゾンビに襲われる人間を助けるプログラムが組み込まれていたのですが、ゾンビには肉体を治す術がありませんでした。その後降谷はばーぶを火葬しようとするのですが、散華がばーぶを救出し、散華はダリアと共にゾンビ研究機関ZOMAへ行ってしまうのでした。

ZOMAへ向かった散華ですが、パスポートを所持していないことから空港で立ち往生してしまいます。そこに降谷とわんこが駆けつけ、実験体にされるかもしれないと危惧します。しかし散華の決心は固く、わんこに諭された降谷は散華と共にZOMAへ行くことにします。ZOMAはカリブ海の孤島にある研究所であり、そこには大量のゾンビが収容されていました。するとそこにダリアの父であるサルヴァが姿を現します。

サルヴァは最高傑作であるロザリエというゾンビを見せるのですが、ロザリエは降谷に噛みついてしまい、散華は嫉妬します。その後散華を検査すると実は脳の1部が生きていたことで混濁期を逃れたことが判明します。これに降谷はばーぶや自分を治すことが出来ると興奮するのですが、突然ゾンビに囲まれてしまいます。この光景を見ていた散華もサルヴァに実験体にされそうになり、2人は突如窮地に陥ってしまうことになります。

サルヴァに実験体とされた散華は記憶を失くし、ダリアや降谷を忘れてしまいます。一方ハーフゾンビである降谷は何とかゾンビの群れから脱出し、散華が自分の耳を噛んでいたことを思い出します。その頃ダリンは散華を見てサルヴァとの思い出を思い出していました。ダリアは父に認めてもらうためにゾンビ研究に手を染めることになり、ボイル教授と出会いました。そんな中ダリアは1人の子供の遺体を目にします。

ボイル教授曰くゾンビ化出来ないらしく、サルヴァは自身の研究を発揮してロザリエというゾンビを作ります。そんな中ダリンはボイル教授から実はサルヴァは動物殺害に悦を感じる人間であり、ロザリエという女性を殺害したという事実を聞くことになります。それでもサルヴァと共に研究を続けたダリアですが、結局散華の記憶と降谷の生命を奪ったと考え、落胆してしまいます。

するとそんなダリンを散華が抱きしめ、ダリアは逃げ出すことを決意します。するとダリア達はボイル教授こと茹五郎に出会い、茹五郎からサルヴァの企みを止めろと告げられます。そして研究所から脱出を図るものの、ロザリエに襲撃され、サルヴァが姿を現します。するとサルヴァは散華を渡さないダリアを銃で撃ち、ダリンは排水溝から落ちてしまいます。すると生きていた降谷が駆けつけ、見事落下するダリアを助けます。

その後茹五郎は隠れて蘇生丸を破棄しようとするのですが、サルヴァと対峙することになります。その時降谷は亡き母親の事実を知り、混乱します。しかしすぐに降谷は回復し、ダリアと共にゾンビフクロウがいる中で蘇生丸を破棄しようとします。一方ロザリエが混濁期にあるにも関わらず、サルヴァから逃げ出してしまいます。これを茹五郎は追及するのですが、逆上したサルヴァに攻撃されてしまうことになるのでした。

茹五郎はサルヴァの攻撃で重傷を負い、ダリアも殺されそうになります。するとフクロウ18が現れ、ダリアを守ります。一方降谷は密かに蘇生丸に火を放ち、これを知ったサルヴァは激昂します。するとばーぶが駆けつけ、ロザリエの首とサルヴァの目に攻撃します。この攻撃で視力を失ったサルヴァはロザリエを心配するのですがサルヴァはロザリエに突き落とされ、サルヴァはあっけなく死亡してしまいます。

その後降谷と散華は家に帰り、ばーぶもワクチンで回復します。一方ダリアは茹五郎と研究所に残ろうとするのですが、降谷の説得で病院に行くことにします。その後降谷は散華の記憶を取り戻すために奔走し、散華を実家へ連れていきます。そして降谷はアイドルであると散華を騙し、散華にカメラマンをしてもらって廃墟で偽物のPVを作ることにします。実は降谷は思い出の井戸まで連れていき、散華の記憶を取り戻そうとしていました。

当初散華は効果が無いようなそぶりを見せるのですが、突然混濁期を発症して降谷に襲い掛かります。その時ダリンが現れ、空腹と紫陽花不足で散華が暴走したことが判明します。そして降谷は紫陽花を食べるよう散華に諭すと散華は蘇生丸が入った瓶に懐かしさを感じ始めます。その後一端散華は元通り日常生活を送ることになり、1人になった降谷はフクロウ18から茹五郎の手紙を渡されます。

手紙に書かれた場所で行った降谷はそこで氷漬けにされた母親にそっくりなゾンビを発見します。そこで降谷はダリンを呼び出すのですが、氷が解けてお時という女性のゾンビが現れます。お時は茹五郎の2番目の妻であり、茹五郎が研究を始めた原因を打ち明けます。これにより研究中止は柚奈が関係していると分かるのですが、その頃散華が混濁期状態で徘徊を始めます。そこに現れた後輩は散華が鳩を食べたことを知り驚愕します。

お時によると茹五郎は明治時代、とある奥羽の集落で暮らしていたようです。力持ちの大男であった茹五郎は貞という嫁を貰い、幸せな日々を送っていました。しかし突如集落で謎の病が流行し、病を治すために茹五郎は蘇生丸を開発します。しかしこの薬で貞がゾンビ化し、茹五郎は落胆します。その後茹五郎はお時と恋愛関係に発展し、お時はお金のために茹五郎が行う蘇生丸の開発を手伝うことになります。

しかしお時は毒キノコで死亡してしまい、茹五郎は蘇生丸でお時を復活させます。これによりお時は異常な食欲に見舞われ、自らを氷漬けにするよう懇願します。誰も幸せにすることが出来ないことから研究をやめようと考えた茹五郎ですが、謎の研究機関から誘いを受けたことで研究を続けることになります。その後しばらくの時が経ち、事故で娘と孫たちを失った茹五郎は氷漬けにされたお時に助けを求めにいきます。

事故で孫は助かったものの娘の柚奈だけは帰らぬ人となり、茹五郎は蘇生丸で復活させようとします。この話を聞いた降谷は柚奈が母親であることに気付きます。降谷がまだ幼い頃柚奈は事故に遭っても平然と帰宅することがあり、柚奈は降谷に自分がゾンビだと打ち明けていました。その後柚奈は姿を消したことで降谷は東北にある祖父の家へ行ったのですが、そこで変わり果てた母親の姿を目にすることになります。

そうこのショックで降谷は母親の記憶を失くしていたのです。その後降谷はゾンビが人の思い出を独占したいという気持ちを知り、茹五郎が死亡していることに気付きます。帰宅途中降谷はダリンから散華を大事にするよう告げられるのですが、散華に荒らされた実家を目撃します。どうやら散華は混濁期状態が度を越したことで終末期になったそうであり、茹五郎は助けるために単身散華と対峙することにするのでした。

降谷は散華を救うために終末期に入った散華へ単身挑むことにします。降谷は自分を食べさせることで記憶を蘇生させようとするのですが、散華はもう降谷のことを完全に忘れ去っていました。そう降谷はもう散華の心の中に存在しなかったのです。果たして散華を救うことに失敗した降谷はどう散華を取り戻すのでしょうか。ゾンビとの恋愛を描いた原作漫画さんかれあの物語はここで最終回である結末に歩みを進めることになります。

ここからはゾンビとの恋愛を描いた原作漫画さんかれあの最終回である結末のあらすじをネタバレ紹介していきます。最終回や結末のネタバレが嫌いな方はご注意ください。ゾンビ研究所ZOMAで散華はサルヴァの手術で記憶を失くし、ゾンビ化が進行した散華は私立散華女子学園の講堂へ赴きます。そこで2人は対峙し、散華は降谷を食べてしまいます。すると降谷を食べた散華は様子が変わり、失ったはずの記憶を取り戻すのでした。

散華は恋愛感情を持っていた降谷を食べたことで落胆します。しかしハーフゾンビである降谷は生きた状態で捕食されたことで復活を果たします。普通であれば死んでいるのですが、降谷は元々敵であった散華の父親の協力があり、生き延びることが出来ました。

ゾンビ化が進行して誰も手が付けられなくなった散華ですが、無事降谷の力で元に戻ることに成功しました。そして散華と降谷の2人はいつも通りの幸せな日常へ戻っていきます。そんな中散華は降谷に伝えないといけない言葉があると告げます。そして散華は降谷に「ごちそうさまでしたっ」と笑顔で話すのでした。こうしてゾンビとの恋愛を描いた原作漫画さんかれは最終回である結末を迎え、物語の幕が下りていきます。

原作漫画さんかれあはゾンビが大好きな主人公千紘とゾンビになったヒロインの奇妙な恋愛を描いた作品です。謎の薬で礼弥はゾンビ化したことで2人は同じ屋根の下で暮らすようになります。礼弥は父親に虐待されていたことから普通の生活に憧れを持っており、千紘の前で無邪気で可愛い姿を見せます。2人はお互い恋愛感情が芽生え始め、ゾンビとなった礼弥は食べてしまいたいと思うほど千紘に強い恋愛感情を抱くことになりました。

当初アニメの原作漫画さんかれあのヒロインである礼弥はゾンビ化しても理性を保っていました。しかし礼弥はゾンビ研究所の手術によって記憶を失くしてしまい、千紘のことが分からなくなってしまいます。そして礼弥は暴走したゾンビとなり、礼弥に恋愛感情を抱く千紘は救うために単身礼弥と対峙します。このシーンは結末である最終回で描かれているのですが、礼弥を救うために奔走する千紘の姿は非常にかっこいいものになってます。

アニメの原作漫画さんかれあの見どころで忘れてはいけないのがばーぶのかわいさです。ばーぶは主人公である千紘の飼い猫であり、千紘はこのばーぶを救うために秘薬を開発しました。おそらく原作漫画さんかれあの読者の多くはゾンビ化した怖い印象しか残っていないでしょう。しかし本当のばーぶは非常に可愛い見た目をしており、原作漫画さんかれあにとってばーぶはマスコットキャラクター的存在だといえるでしょう。

散華礼弥とは原作漫画さんかれあにおいてヒロインにあたる人物です。礼弥は散華家に生まれたお嬢様であり、普通の生活に強い憧れを持っていました。そんな中礼弥は蘇生の薬を開発する千紘と出会い、強い興味を抱きます。しかしこれがバレて礼弥は父親に殺害され、薬でゾンビとなって蘇ります。ゾンビとなった礼弥は千紘と共に生活を送ることになり、ゾンビ化の恐怖を知ることになっていきます。

降谷千紘とは原作漫画さんかれあにおいて主人公にあたる人物です。千紘はゾンビが大好きという変わった趣味をしており、秘伝の古文書を使って飼い猫だったばーぶを蘇生させる薬を開発しようとします。そんな中千紘は礼弥と出会うことになり、見事秘薬を開発することに成功します。しかしこの薬が原因で礼弥はゾンビとなってしまい、千紘は自らの家系に隠された真実を知ることになります。

アニメの原作漫画さんかれあに関する感想では非常に良い作品だという感想が多く寄せられていました。原作漫画さんかれあはゾンビと人間の恋愛という他にない作品となっており、魅力がたくさん詰まった漫画となっています。そのため原作漫画さんかれあは「別冊少年マガジン」初のアニメ化作品となり、2019年7月現在も多くファンに愛されています。

アニメの原作漫画さんかれあに関する感想ではアニメよりも原作漫画が面白いといった感想も寄せられていました。アニメ版さんかれあは原作を忠実に再現しているものの、尺の限度からかなり縮小されています。そのため初めてさんかれあを見る方は原作漫画を先読んだ方がよりさんかれあという作品を楽しむことが出来ます。

アニメの原作漫画さんかれあに関する感想では非常に切なくなる漫画といった感想も多く見受けられました。原作漫画さんかれあはゾンビや普通の人間、ゾンビを実験しようとする者などの思惑が交差する物語であり、ゾンビ化したヒロインに忘れられてしまう主人公や主人公の心に届かない少女など涙無しでは見れないシーンが多数描かれています。

本記事ではアニメの原作漫画さんかれあについて最終回である結末までのあらすじや見どころなどをまとめてネタバレ紹介させて頂きました。原作漫画さんかれあはゾンビと人間の恋愛といった新たな切り口で制作された漫画作品であり、恋愛・感動・バトルの全てを楽しむことが出来る作品となっています。本記事をご覧の方でご興味頂けた方は是非一度アニメの原作漫画さんかれあをチェックしてみてください。