「ニル・アドミラリの天秤」アニメ第1話の感想・評価まとめ!

「ニル・アドミラリの天秤」が2018年の春アニメとして放送されましたが、その第1話の感想や評価はどのようなものだったのでしょうか。元々は人気女性向け恋愛アドベンチャーゲーム「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」として世に出た本作品ですが、続編の発売、そして11月には舞台化もされるほど評価の高い作品であるため、アニメ化はゲームのファンにとっても気になるところだと話題です。そんなアニメのニル・アドミラリの天秤の概略、そして感想や評価を紹介します。

「ニル・アドミラリの天秤」アニメ第1話の感想・評価まとめ!のイメージ

目次

  1. ニル・アドミラリの天秤とは?
  2. 「ニル・アドミラリの天秤」第1話あらすじ
  3. ニル・アドミラリの天秤の第1話の主な登場人物と声優
  4. ニル・アドミラリの天秤のオープニングテーマの感想
  5. ニル・アドミラリの天秤のエンディングテーマの感想
  6. 「ニル・アドミラリの天秤」第1話の感想
  7. ニル・アドミラリの天秤の第1話の感想と評価まとめ

ニル・アドミラリの天秤とは?

ニル・アドミラリの天秤の原作は女性向け恋愛アドベンチャーゲーム「ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚」です。2016年4月21日にPlayStation Vita用ゲームとして、オトメイトより発売されました。ファンの間では「ニルアド」という略称で呼ばれています。

2017年9月21日には続編「ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚」も発売された程、ユーザーから高い評価を得たコンテンツであり、その人気の高さから今回のアニメ化となりました。また舞台化も決定していて、2018年11月に上演されるそうです。

「ニル・アドミラリの天秤」の舞台は大正25年の帝都トウキョウ。もし大正時代が15年で終わらなかったら、という架空の時代となっています。また、背景として帝都大震災という大災害が起きた後の世界、ということになっています。

「稀モノ」という、読んだ人に大きな影響を及ぼす本が「ニル・アドミラリの天秤」の核となります。また、稀モノは「アウラ」という情念の輝きをまとっていて、その炎のような輝きが見えるようになる人もいます。

この「稀モノ」を保護・管理する組織「帝国図書情報資産管理局」通称「フクロウ」での主人公と6人の男たちが織りなす人間関係がニル・アドミラリの天秤の物語となります。

タイトルにある「ニル・アドミラリ」とは「何事にも動じない」という意味のラテン語です。夏目漱石や森鴎外、芥川龍之介らの文豪も自作品中に使用しています。ニル・アドミラリの天秤の舞台となる時代は大正であり、また本や文学がテーマのひとつでもあるため、この語句が使用されたのでは、と言われています。

TVアニメ「ニル・アドミラリの天秤」公式サイト

「ニル・アドミラリの天秤」第1話あらすじ

「ニル・アドミラリの天秤」の第1話サブタイトルは「第壱章 稀モノの煌き -アウラ-」で、脚本はベテランの金春智子さんです。時は大正25年の帝都トウキョウ。 没落の一途を辿る華族・久世家の長女ツグミは家を立て直すために、望まぬ相手との結婚を決意します。しかし弟のヒタキはその結婚に猛反対した挙句、自殺を図ってしまいます。

何とか一命は取り留めたものの、ヒタキの自殺未遂の原因は自分にあると、ツグミは自責の念にかられてしまいます。そんな時、彼女の前に「帝国図書情報資産管理局」を名乗る2人の男が現れて、ヒタキの自殺未遂の原因は「稀モノ」と呼ばれる本にあると告げます。

そしてこの事件をきっかけに稀モノに宿る「アウラ」が見えるようになったツグミは帝国図書情報資産管理局、通称「フクロウ」に入るように要請され、はじめは戸惑いを見せるものの、悩んだ末にフクロウに入ることを決意します。

ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚

ニル・アドミラリの天秤の第1話の主な登場人物と声優

久世ツグミ

18歳で身長157cmです。ニル・アドミラリの天秤の主人公です。華族ではありますが、家は帝都大震災もあって没落の一途にあり、家を立て直すために会ったこともない男性との結婚をすることになります。それに逆上した弟・ヒタキの自殺未遂をきっかけに「アウラ」が見えるようになり、その能力を見込まれてフクロウに入ることになります。

声優は木村珠莉さん。「SHIROBAKO」の宮森あおい役で初の主演を演じて以来、数々の作品でメインキャラクターを演じています。ツグミは今回のアニメ化で初めて声が付くことになりましたが、先行上映会のイベントでは木村さんと共に登壇した、共演の梶裕貴さんと逢坂良太さんに「イメージ通りでした。」との感想が送られていたそうです。

尾崎隼人

23歳で身長176cmです。明るい性格と強い正義感の持ち主で、フクロウ探索部のリーダー的存在。思ったことを口に出してしまうところがあり、第1話でもしばしば同僚の鴻上に注意されてしまいます。

声優は梶裕貴さん。「進撃の巨人」のエレン、「マギ」のアリババ、「七つの大罪」のメリオダス、「ポケットモンスターXY」のシトロンなど数々の超人気アニメで主役やメインキャラクターを演じ、高い評価を得ています。少年のような艶のある声質と高い演技力を持ち、アニメグランプリの声優部門グランプリ受賞など数多くの賞にも輝いています。

鴻上滉

20歳で身長180cmです。フクロウ探索部に所属していて、仕事に対しては真面目である一方、他人とは一線を引いて一人で過ごすことが多い人物です。反面、困っている人を見ると放って置けない優しい性格でもあるようです。

声優は岡本信彦さん。クールな役や真面目な役柄を多く演じていますが、悪役や狂気を孕んだ役など、様々な役を演じ、多くの作品でメインキャラクターを勤めています。また少年の頃はプロ棋士を目指していた程の将棋の腕前を持っている一方、「ポケモン廃人」という評価もあるほどポケットモンスターの大ファンでもあるそうです。

久世ヒタキ

14歳で身長158cmです。ツグミの弟。ツグミが母親代わりとなったため、非常にお姉さん子な面があります。また、ツグミが甘やかしてしまったのか、わがままな面もあります。「稀モノ」の本の影響で焼身自殺を図ってしまいますが、一命は取り留めます。

声優は村瀬歩さん。なんと言っても「ハイキュー!」で主人公・日向翔陽を演じていることで有名です。時には女性の声を充てるほど中性的で高い声が魅力の村瀬さんですが、その一方で低い声のキャラクターも演じられるほど広い音域を誇ります。また、帰国子女ということで英語圏の人の役を担当することもあるそうです。

朱鷺宮栞

32歳。身長176cm(ヒール7cm含む)。フクロウ探索部の部長で、尾崎や鴻上の上司に当たります。非常に優れた頭脳の持ち主である上、男女分け隔てなく人と接し、部下からの信頼はとても厚い、姉御肌のリーダーです。

声優は夏樹リオさん。90年代から活躍するベテランの声優さんで、「デジモンアドベンチャー02」の井ノ上京でも有名です。主な出演作としては「神秘の世界エルハザード」(陣内菜々美)、「バトルアスリーテス 大運動会」(神崎あかり)などがあります。

鴬地啓三郎

57歳で身長は165cmで、ツグミとヒタキの世話役であり、久世家の家令として使用人たちを束ねています。家にいない主人に代わって姉弟を育ててきたため、二人に対する愛情はとても深いものがあります。

声優は小林範雄さん。「薄桜鬼」の井上源三郎役でも有名です。テレビアニメの声優としては「マジック・スクール・バス」のアーノルドのパパ役が最初だそうです。他には「うたのプリンスさまっ マジLOVEレジェンドスター」の聖川真斗の父親、聖川真臣の声をあてています。

ニル・アドミラリの天秤のオープニングテーマの感想

ニル・アドミラリの天秤オープニングテーマは?

ニル・アドミラリの天秤ののオープニングテーマはkradnessさんの「耽溺ミラアジュイズム」です。kradnessさんは、ニコニコ動画の「歌ってみた」カテゴリに動画を投稿する男性投稿者(歌い手)兼ユーザー生放送の配信者です。歌だけではなく、自身で動画のMIXやエンコードまで手掛けていて、非常に多才な人でもあります。シングルとしてはこのニル・アドミラリの天秤の主題歌が初めてとなるそうです。

オープニングテーマの感想

ニル・アドミラリの天秤のオープニングのアニメは出演者が勢ぞろいしてステージで歌い踊る、というもので、乙女ゲームを原作とするアニメ作品の面目躍如といったところでしょう。ネット上でも本編とは一味違って楽しめた、という感想や「きゅんきゅんする」という感想まであり、概ね好評な感想が多いようです。

kradness Official Website

ニル・アドミラリの天秤のエンディングテーマの感想

ニル・アドミラリの天秤エンディングテーマは?

「ニル・アドミラリの天秤」のエンディングテーマは「Black Thunder」。歌っているのは下野紘さん。「ニル・アドミラリの天秤」ではエンディングテーマの他にもナレーターを担当しています。声優としては、テレビアニメデビュー作の「ラーゼフォン」で主役を演じて以来、数々の作品でメインキャストに名を連ねてきました。

歌手としての評価も高く、2003年から2007年までは声優ボーカルユニット「Root」のリーダーとして活動し、2016年にソロデビューを果たしています。また、「うたの☆プリンスさまっ♪」で来栖翔役として出演した際、劇中のグループ「ST☆RISH」名義で2012年に声優アワード歌唱賞を受賞しています。

エンディングテーマの感想

「ニル・アドミラリの天秤」のエンディングアニメーションはメイン男性キャラがそれぞれに肌を露わにしている、といういささか衝撃的な内容ですが、こちらも乙女ゲーム原作アニメならでは、と言われています。感想としては「昇天させられた」という感想や「エロい」という感想もあり、「ニル・アドミラリの天秤」の感想のほとんどがEDに関する感想、と言っても過言ではないくらい話題になっています。

下野 紘ソロプロジェクト 公式サイト

「ニル・アドミラリの天秤」第1話の感想

「ニル・アドミラリの天秤」第1話評価の高い感想

シリーズの導入部である1話として、「フクロウ」や「稀モノ」などの設定が上手く説明されていて、アニメから入った人にとっては「わかりやすかった」と、高い評価の感想が多くあります。また今回のアニメ化で動くキャラクターが見られるようになり、その点を素直に喜んでいるゲームからのファンの方の感想もあるようです。

また、大正ロマンであったり、ミステリアスで硬派な雰囲気である点もそのような作風が好きな視聴者の高い評価の感想を集めているようです。

もちろん、6人のメイン男性キャラ(ゲーム時のいわゆる攻略キャラ)がカッコ良い!という感想も多くあるようですが、フクロウ探索部部長の栞さんや爺やである鴬地さん、そしてナレーションなどメインキャラ以外にも人気が集まっているようです。

ニル・アドミラリの天秤の第1話評価の低い感想

評価の低い感想としては、ゲームの印象と違う、というものが多く、ゲームに思い入れのある人にはその分、受け入れにくいのでは、と言われています。また、作品の世界観や設定、ストーリー、そして丁寧な作りに好印象を持ったものの、乙女ゲーム原作ということで離れてしまう方も多いようです。

ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚

ニル・アドミラリの天秤の第1話の感想と評価まとめ

ニル・アドミラリの天秤の設定や世界観、ストーリーなど、丁寧な作りに評価の高い感想が集まっています。また、キャラクターの魅力にも好意的な感想を述べる人も多いようです。ただ、オープニングやエンディングなど原作の世界観とはまた違ったアニメならではの演出もあり、そこは賛否両論の感想があるようです。また否定的な感想として、話は面白いけど乙女ゲームが苦手、という感想も多いようです。

このように様々な感想のあるニル・アドミラリの天秤ですが、肯定的な感想を述べる人も否定的な感想を述べる人も、ストーリーや設定には一定の評価をしています。乙女ゲームが苦手な人も、ストーリー重視で「ニル・アドミラリの天秤」を見てみましょう。ゲームと雰囲気が違う、と敬遠する人も、アニメならではの雰囲気を楽しみましょう。また、大正ロマンやミステリーが好きな人にはお勧めできる作品だと言われています。

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