君が死ぬ夏にの魅力をあらすじネタバレ解説！最終回で明かされる真相とは？

君が死ぬ夏には、大柴健原作の漫画です。元々はマガジンSPECIALで掲載されていた連載漫画です。マガジンSPECIALの刊行が休止になったので別冊少年マガジンにて掲載されていました。王道の週間少年マガジンではなく、別冊マガジンだった点や感想や評価を見ると、週間少年マガジンで掲載されてもおかしくない魅力のある漫画のようです。

君が死ぬ夏にの大まかなあらすじネタバレとしましては、いたって普通の高校生である主人公の山野智也は、谷川沙希という女の子の幽霊にある日遭遇します。谷川は山野が中学時代に片想いをしていた女の子です。谷川は未来で死んでしまい、現代に帰ってきたのだと山野に説明をします。

山野と谷川の二人は、同じく同級生だった西田の自殺した事件について話しをしていきます。そんな中で浮かび上がったのが、実は自殺ではなく他殺なのではないかという疑惑です。山野はその事件を調べながら、今実在している谷川が死ぬ未来を変えようと奮闘していきます。

山野のバンドメンバーの笹倉と沖浦にも事情を説明して共に谷川を助ける決意をします。西田の事件に関しては、西田と仲が悪い堀や福岡が怪しいと推測するも、結果として犯人は分からず仕舞いです。そんな中、更なる犠牲者が出てしまうのです。果たして山野たちは犯人を捕まえて谷川を死なせることなく救うことができるのでしょうか。

君が死ぬ夏にの原作者は大柴健です。大柴健の代表作は、その評価や感想が『絵が奇麗で好き』という意見が多い君が死ぬ夏にです。他にも感想や評価で『甘酸っぱい恋愛物』と高評価の『無重力コミュニケイション』などがあります。

君が死ぬ夏にの魅力と見所の1つ目は、沙希と谷川の設定についてです。君が死ぬ夏にの話しの中では、死んで未来から来た谷川沙希を沙希と表現し、現代にいる生きている谷川沙希を谷川と表現しています。タイムスリップ系統の物語でありがちなのが、主人公が未来やら過去やらに移動するというものですが、君が死ぬ夏にはひと味違います。ヒロインである沙希がタイムスリップするのです。それも死んでいて幽霊の状態です。

まずはこの斬新なアイディアが大きな見所と言えます。そしてタイムスリップものによくある設定が、同じ人物は同じ空間に2人は存在しないということですが、君が死ぬ夏にでは谷川と沙希が同じ時間、空間に存在しています。この点も他の作品と大きく違い面白い見所と言えます。また、沙希が幽霊であることからその設定が更に深堀されている点も見所の1つです。

その見所とは、沙希は山野以外の人間には見えないということです。沙希は他の人間には見えないのですが、唯一山野からは見えているので、山野だけは谷川と沙希の2人を認識していることになるのです。谷川が死んでしまう未来を選べば沙希を生き残らせることはできますが、谷川を守る未来を選べば今見えている沙希は存在しなくなります。そんなどちらか片方を必ず失うという設定も大きな見所です。山野は果たしてどちらの未来を選ぶのでしょうか。

君が死ぬ夏にの魅力と見所の2つ目は、ミステリー要素です。君が死ぬ夏にの感想や評価を見てみると、主人公である山野がシャーロックホームズのように推理をしていくのが面白いという評価をよく目にします。つまり、君が死ぬ夏には推理をしていくミステリー要素があるということがこの感想、評価からも伺えます。

また、その推理シーンも他の推理ものの漫画に比べて非常に分かりやすくて的確に読者に教えてくれるので、スラスラと読んでいけるところも見所となっています。例えば、沙希の姿をみて『夏服』、『谷川よりも髪の毛が短いし、谷川はもうじき髪の毛を切りに行くと言っていた』、『音楽プレイヤーに10日後に発売される音楽が入っていた』ことを見抜きます。

つまりこれらのことを合わせると、沙希はそこまで遠くない未来からやってきたことが推測されるのです。言い方を変えればそう遠くない未来で谷川は死んでしまうということがわかります。この様なわかりやすい推理のおかげで難しく考えることなく読み進めることができます。さくさくと読み進めていけるのは大きな見所となります。

君が死ぬ夏にの魅力と見所の3つ目は、ラブコメ展開です。君が死ぬ夏には前述したようにミステリー要素が強い物語です。話しが進めば進むほどにミステリー要素が強くなり、前に言っていたセリフが実は伏線であったなんてこともあり、そのことも含めて大きな魅力であり見所でもあります。しかし、君が死ぬ夏にはミステリー要素だけが見所ではありません。急なラブコメ展開が存在します。

このミステリー要素からのラブコメ展開へのギャップは読者を大きく引き付けることとなり、君が死ぬ夏にの最大の魅力であり見所と言えます。いくら死んでいる幽霊だからとはいえ、沙希は山野にとっては長年片想いをし続けていった女性です。そんな沙希と長時間一緒にいるわけですから、当然気持ちが揺らいでいくこともあります。

また、山野は沙希のおかげで長年片想いをしていた谷川と仲良くなることに成功します。谷川の気持ちがわかる沙希が山野を手伝ってくれて仲良くなっていくように仕向けるのですが、一方で、どんどん山野と谷川の仲が良くなることに嫉妬をしていくのです。同一人物がいることにややこしいと意見を言って、自分のことを『沙希』と呼ばせて生きている谷川沙希を『谷川』と呼ばせるように仕向けたりと、恋愛シーンもしっかりとあるのも見所の1つです。

そして、幽霊であるはずの沙希をしっかりとちゃんとした人間であることを認識した山野は、谷川と沙希との間で揺れてしまうのです。山野が目指すのは谷川が死なない未来のはずですが、でも沙希のことを簡単に割り切れない自分がいるのです。不思議な三角関係が胸をちくりと刺激していきます。犯人を捕まえるだけではなく、この3人の恋愛関係も目が離せない見所となっています。

君が死ぬ夏にのあらすじネタバレの1つ目は、谷川の幽霊です。前述したように、沙希はすでに亡くなった谷川の幽霊としての姿です。しかし沙希は死んだ時のことをおぼえていません。そして沙希は、生きている自分と同じところには帰りたくないという理由から山野の家に泊まることになるのです。

そんな中、山野が一人眠れずにいると沙希の寝言を聞いてしまいます。その寝言とは、「西田さんのことなんて知らない」です。西田とは、自殺したと言われている山野と谷川の同級生です。二人が通う学校は、今や西田の話題でいっぱいです。

その西田の話題とは、『西田は自殺ではなく他殺なのではないか』というものです。沙希の寝言からも分かるように、谷川の死と西田の死は関係があるようです。その鍵は沙希の失われた記憶です。

君が死ぬ夏にのあらすじネタバレの2つ目は、西田の自殺の真相です。山野の推理によると、谷川は何者かに殺されたということです。西田が自殺ではなく他殺だった場合、谷川が西田が殺されたことに関する何かしらの情報を知ってしまったと推測できます。そのために谷川も殺されてしまったのではないかということが山野の推理です。

山野はその考えの後に、西田と仲が良かった人物から、西田に恨みを持っている可能性がある生徒の情報を聞くことができます。西田と恨みを持っている可能性がある人物は、堀という人物であり、堀と西田が口論になったことが原因で堀は保健室登校になってしまったようです。

堀が怪しいと踏んだ山野は堀がいるという保健室へと向かいます。保健室で堀と話す山野ですが、山野の予想は外れ、堀にはアリバイがあったのです。西田の自殺の真相とはなんなのでしょうか。ますます謎が深まるのでした。

手がかりがとうとう無くなってしまい、途方に暮れる山野ですが、沙希が未来からやって来る時に何か紙を持っていたことを思い出すのです。その紙には西田を殺した犯人に繋がる鍵になるはずなのです。沙希の記憶を頼りにその紙を探し出すことにするのでした。

君が死ぬ夏にの最終回結末あらすじネタバレの1つ目は、君が死ぬ夏にのシーンです。7月24日は谷川が殺されるXデーです。様々な思惑に翻弄されながらも山野はとうとう北島先生を遊園地で追い詰めることに成功します。やっとの思いで北島先生を捕まえることに成功した山野でしたがその直後に福岡の凶刃が山野に向けられます。なんと、山野を助けるためにその刃を受けたのは谷川でした。

せっかく谷川を死なせないための未来を作っていた山野でしたが、結局谷川を死なせてしまいました。運命は変えられないのかと絶望してしまいます。山野と沙希はすぐに再び過去に戻って運命を変えようとしますが、何度チャレンジしても上手くいきません。ますます絶望に打ちひしがれる山野の気持ちは、谷川のお葬式が終わった後も晴れることはありませんでした。

山野の気持ちが晴れないモヤモヤした思いはいつしか谷川を刺して殺した福岡への殺意へと変わっていきます。谷川のことで福岡に問い詰めて責め立てますが福岡は我関せずで開きなおります。「邪魔な奴らはいなくなった」などと訳の分からないことを言う福岡に対して山野の怒りは頂点に達し、隠し持っていた包丁を手に福岡に向かっていきます。

必至に山野を止めようとする沙希の叫び声だけが聞こえます。ふと山野が気が付くと目の前に福岡はいません。握りしめていたスマホから電話が鳴ります。ここはなぜか学校でした。電話の主は刺されて殺されたはずの笹倉からでした。笹倉との会話の中で持ち前の洞察力ですぐさまに沙希の力で過去に戻ってきたことを理解した山野は、再び笹倉が殺されることのないように、また、この正解の谷川を殺されない結末になるように尽力しようとします。

笹倉を助けることに成功した山野は、笹倉と香奈にこれまでのことを全て話して谷川が殺されるという結末を変えられるように協力してほしいことを頼み込みます。もう絶対に悲しい最終回にはさせたくないと、二度と谷川を失いたくないと、山野の目には光が戻るのでした。

君が死ぬ夏にの最終回結末あらすじネタバレの2つ目は、囮作戦のシーンです。これからのことをどうするのか作戦会議をする山野、笹倉、香奈、沙希の4人はレストランにいます。谷川が死ぬという結末を変えることが目的ではあるのですが、命を狙われているであろう笹倉を一人にすることもできないという結論になります。また、笹倉を囮にして犯人をおびき出すとい作戦も同時に思いつきます。

ここで大事なことは、笹倉を一人にしてしまうがために殺されてしまうような最悪の結末は避けなければならないということです。そこでしばらくの間はこのメンバーで一緒に登下校をするということになります。笹倉を家に送った帰り道で山野はふと思います。『なぜ、ふくめんが北島だということが知られただけで口封じをしようと殺すまでしたのか』という点です。

その夜、いろいろなことを思っていた山野でしたが、沙希もいろいろなことを考え思っていました。そして山野と沙希は同時に『自分たちは両想いなのではないか』と想うのですが、結論は出せずに眠ってしまいます。もしも両想いなのであれば、本当の結末は谷川を助けることではなく沙希とどう暮らしていくかを考えるべきなのかもしれません。最終回結末がこのことでどう変わっていくのか大きな見所ポイントになります。

笹倉が殺されてしまうという最悪の最終回を避けるために綿密に練った囮作戦によって、笹倉の前に現れたのは堀でした。山野は過去で得たアドバンテージで最悪の結末を回避しようとします。今笹倉の背後には堀が近づいてきています。ここで笹倉が咄嗟にパンチを繰り出し、それに対する防衛本能から堀がカッターを出す、その結果として笹倉が刺されるという結末が用意に予想ができたのは、山野の過去の経験からです。

ここで笹倉が殺されてしまえば谷川を救えるチャンスや確率が低くなるわけです。山野にとって笹倉は最終回まで生き残ってもらいたい人物なのです。そこで山野は堀に先手を打ちます。「ふくめんのことだろ」と堀に告げ、更にふくめんが北島先生のことで堀の彼氏であること、西田の死から北島にたどり着くのを心配しているのだろうと指摘します。驚く堀を横目に更に山野は話しを続けます。今までの推理をしっかりと説明するのです。

ではなぜ北島にたどり着くことを心配しているのか？それは、西田が妊娠していたため、北島が西田を殺害したという疑惑を捨てきれずにいたからだと山野が堀にいいます。真実を言い当てられた堀は、緊張の糸が切れ、その場で泣き崩れてしまいます。山野は、堀を最終局面まで使えるコマだという認識でしかなく、利用することしか考えていませんでした。泣き崩れる堀を見てそんな自分を強く反省するのでした。

堀が落ち着きを取り戻してから再び堀に山野が質問をします。西田が妊娠したことを誰かに話したことがあるかどうかを訊くと、福岡に話したと堀が言います。話したタイミングは西田が死ぬ直前であることも判明し、山野の中で様々な事柄が繋がっていきます。

山野の中で繋がっていくこととは、福岡がゲイであること、そして最後に福岡が発言した「邪魔者はいなくなった」という言葉、思い返せば北島を捕まえた時に他に共犯者がいるようなことを言っていたことを思い出します。「俺は悪くない、あいつが」という発言です。もしもゲイである福岡が北島のことを好きだと仮定すると、北島の子供を妊娠していた当時の彼女である西田は邪魔者ということになります。

しかしながら堀は、北島から相手にされておらず、北島にとっては都合のいい女でしかありませんでした。つまり、福岡にとって堀は邪魔者ではなく情報収集をするための人物ということになります。そして北島は谷川も自分のものにしたいと考えていました。つまり、谷川も福岡にとっては邪魔者ということになります。

西田の死には福岡が大きく関わっていることを笹倉や香奈に説明し、強く胸に決意をします。今度こそ絶対に谷川を死なせず、福岡も北島も二人一緒に警察に突き出すことを心に決めるのです。

君が死ぬ夏にの最終回結末あらすじネタバレの3つ目は、思惑のシーンです。事件の真相が見えてきた山野ですがまだまだ自分の憶測の領域を出ていないと感じます。その点、堀はある程度当事者であり自分よりも真相に近い立場にいることからも、本当の意味で堀を自分たちの側に引き込む必要があると感じます。もちろん今までのような利用するという方法ではなく、本当の意味で仲間になる必要があります。

以前に保健室で堀は自分が西田のことを殺したと言っていたのを思い出しました。山野は堀にその堀が言っていた言葉はそのまま堀の本心なのではないかと堀に言います。つまり、堀は本心から西田のことを殺したと思っているのではないかということです。

それはつまり、堀がもっと西田に手を伸ばしていれば西田は死なずにすんだかもしれなく、そのせいで堀の心がめちゃくちゃになっているのではないかということです。その上で山野はまだ自分の推理が正しいかどうかわからないけれど、自分たちに協力をしてほしいと願い出ます。更に、何もかもが明らかになればやっと前に進めることができると続けます。

この言葉に堀は完璧には納得しないまでも心を許しかけます。遺書の存在を山野は堀に教えて、北島がその遺書を書かせたことを伝えます。更に、その後ろの黒幕は福岡であることを教えると、まさか信じられないという表情を堀は見せるのでした。どうやら堀は福岡に上手にコントロールされていた節があることに山野は気づきます。そのことを知った堀は悔しさのあまり涙を浮かべるのでした。

その日の夜、山野は沙希が死ぬ直前に見せてくれたメモについて思いついたことがありました。それは、今まではそのメモは谷川が握っていたので、谷川が書いたものだと思い込んでいましたが、もしも書いた人物が福岡だとしたらそもそもの前提が変わってきます。しかしどう考えても答えは見つかりません。そこでもう一つ思いついたことが、福岡と北島が共犯であれば、その証拠を二人がお互いに持っているかもしれないということです。そこで翌日北島にカマをかけてその反応を伺うことにします。

その後、北島親衛隊と呼ばれる3人組の女の子と遭遇します。3人の会話から『ふくめん』というワードが出てくることから、ふくめんとは親衛隊が使っているあだ名のことではないかと山野は推測します。その3人から話を聞いたことで分かることは、親衛隊にはかつて西田も所属しており、演劇部の小道具を作ることがあるということと、劇の脚本を一度だけ福岡が書いたことがあるということです。そこで演劇部に潜入したところ、メモと同じような脚本ノートを見つけることに成功します。

翌日学校へ行くと、山野の下駄箱に『堀に関わるな』と書かれたメモがありました。過去の経験からすぐさま谷川を呼んだ山野は今までのことを全て話します。谷川は「山野の言うことだから信じる」と言い全てを受け入れてくれます。早速みんなで脚本ノートの分析に取り掛かります。

劇の中身は禁断の恋のような内容でした。山野が感想とも言える分析をします。その感想とも言える分析とは、福岡が福岡自身が北島とこうだったいいのにという願望を現した物語なのではないかというものです。そして、現実もこの劇のようにコントロールしていったのではないかと推測します。

いよいよ福岡と北島を追い込む材料を揃えた山野は、後はどうやって二人を追い込んでいくかです。スマホの電源を入れておき、笹倉たちには別の部屋で待機してもらい、常に通話状態にしておけば、笹倉たちには電話を常につなげておくことでいつでも部屋に入ってきてもらえる状況にしておきます。万全の状態を作っておいて北島との決戦に挑むのでした。

君が死ぬ夏にの最終回結末ネタバレの4つ目は、最終決戦のシーンです。いよいよ北島と福岡との決戦当日になりました。北島に西田のことで話があると呼び出します。福岡のことは呼んでいませんが、絶対に北島が呼ぶであろうと山野が予想した通り福岡もそこにいました。

福岡には席を外してもらいたいと山野がお願いすると素直に福岡は退席します。しかし、教室の外で聞き耳を立てています。そのことを沙希が確認して山野に教えたところで全ての準備が整ったことを山野は確信します。そして福岡の嫉妬心を煽るように尋問をしていきます。

その中で福岡が実は北島のことを好きであることをバラします。その結果、北島は福岡を軽蔑したような目で見るようになります。福岡は福岡で北島に弁明をしたり北島は手のひらを返したように福岡を軽蔑する二人の自分勝手な行動に山野の堪忍袋の緒が切れます。ふざけるなと二人に向かって怒鳴ります。

君が死ぬ夏にの最終回結末ネタバレの5つ目は、告白のシーンです。今までの怒りが一気にこみ上げてきた山野は、一気に福岡をまくし立てますが、沙希から今回の目的は『福岡と北島を仲違いさせること』だと言われていたのを思い出し、責め立てるのをやめます。

全てを失った福岡がとった行動は、ナイフを手に北島へ刺そうとすることです。「一緒に死のう先生」そう言って刺そうとします。あまりにも全てのことがうまくいきすぎてしまい、追い詰められた福岡が選んだ道は北島との心中でした。このままではまずいと思う山野ですが間に合いません。そこへ笹倉のドロップキックが炸裂します。

後から警察の報告で分かったことでは、西田が死んだ理由の全ては福岡が仕組んだことだったようです。福岡が捕まったことで谷川が死ぬXデーは見事回避することができました。その証拠に沙希の体はどんどん透けているようでした。沙希と谷川は二人きりになり、沙希は谷川にお願いをします。そのお願いとは、「他の人に渡すなら、あなたに山野を捕まえてほしい」というものでした。谷川は涙を流しながらその約束を果たすと誓います。

これで沙希の心残りはなくなりました。沙希と山野の最後の夜は、これから消えていく沙希への山野の告白からスタートします。「好きだ。君が好きだ。沙希ちゃん」と告白をし、自分も山野が好きだと沙希が応えます。沙希の最後のお願いに、人形に憑依したままキスをせがみます。お互いのファーストキスが沙希がこの世と決別する最期の行為となりました。

翌日、沙希が消えてしまったことを山野は谷川に報告しに行きます。すると谷川は自分の知らない沙希のことを聞きたがります。山野が話して聞かせていると、谷川が絶対に知らない沙希だけの情報を谷川が知っていました。山野が推測するように、谷川の中には沙希の記憶があるようでした。さらに谷川は山野に告白された記憶もあると言いました。

山野は谷川にキスをしながら、ずっと好きだったと告白をします。谷川は、不思議だけど初めてじゃない気がすると言いながらうれし涙を流すのでした。以上が君が死ぬ夏にの最終回結末あらすじです。

君が死ぬ夏にの主な登場人物の1人目は、山野智也です。物語の主人公です。ヒロインでもある谷川沙希に恋心を抱いていますが、自分が告白すると迷惑になるかもしれないと思い込み、告白をせずに一歩引いています。谷川の幽霊である沙希が現れたことで自分からも積極的に谷川に関わろうとしていきます。優れた洞察力と観察力があります。

君が死ぬ夏にの主な登場人物の2人目は、谷川沙希です。Xデーに殺されてしまい、幽霊状態になった沙希として山野と行動を共にします。人形に憑依してその人形を動かすことができます。山野と共に死んだ西田と死ぬ予定の自分の真相や運命を変えようと翻弄します。最終回の結末では谷川と沙希はどうなるのか見所です。また、かわいいという感想評価が多い人物でもあります。

君が死ぬ夏にの主な登場人物の3人目は西田です。自殺されたと言われていましたがその真相は、あらすじでも紹介されているように福岡によって殺されたものでした。感想や評価でも、西田が自殺ではないということがわかってほっとしたという意見が多いです。

君が死ぬ夏にの主な登場人物の4人目は、山下吾郎です。西田の友人であり、最初こそ西田を殺した犯人として疑われていました。その当初は山下が犯人だという感想や評価が多かったですが、その後の真相で犯人ではないことが判明すると、疑ってごめんというような感想や評価が多いです。

君が死ぬ夏にのあらすじやそれらに関する感想や評価の1つ目は、絵がとってもきれいだということです。ストーリーが面白いという評価や感想はもちろん多いのですが、やはり絵がきれいだという感想や評価がダントツに多いです。また、あらすじを見て読んでみたらはまり、絵のきれいさに驚いたという意見もあります。

君が死ぬ夏にのあらすじやそれらに関する感想や評価の2つ目は、アニメ化して欲しいという意見です。まだアニメ化していないので、アニメ化すればファンが多くつくだろうという意見が多いようです。

しかしながら、反対の意味で言えば、自分だけが知っている本当に面白い隠れた名作ということにもなります。自分が好きなものはみんなにも知ってほしいですが、自分だけのものにもしておきたいという思いがあるようです。いつかアニメ化すれば一気に爆発的な人気なりそうな作品だという評価が多いです。

君が死ぬ夏にのあらすじやそれらに関する感想や評価の3つ目は、谷川がかわいいということです。君が死ぬ夏にのファンには、谷川ファンが多くいます。幽霊である沙希のことが好きな人と、生きている谷川が好きな人に分かれるというのも、面白い点です。積極的な沙希のファンの方が若干多いようです。

君が死ぬ夏にのあらすじやそれらに関する感想や評価の4つ目は、感動して泣いたというものです。最後まで読んだほとんどの人が感動したという意見が多いです。今回のあらすじネタバレでも書いていますが、最後はハッピーエンドです。しかし、そこに行きつくまでの苦労が多かったのも事実です。沙希を選ぶかそれとも谷川を選ぶべきなのか来るしかったであろう山野の気持ちも理解できるという声が多いです。

いかがでしたか？君が死ぬ夏にの魅力をあらすじネタバレ解説し最終回で明かされる真相や結末について紹介しながら、感想や評価についても紹介してきました。タイムリープという話は最近ではよく見かけるジャンルにも関わらず、主人公がタイムリープするのではなく、ヒロインがタイムリープするのは斬新であるという評価感想が多かったです。

更にはそのタイムリープしてくるヒロインがすでに死んでいるというアイディアは新しすぎると高評価の感想が多かったです。今回の記事を参考にしてぜひ君が死ぬ夏にを読んでみてください。