銀と金の名言・名シーンランキング!悪党が語る人生を学べる名セリフ集

銀と金とは、アクションピザッツで(双葉社)で1992年から1996年まで連載されていた福本伸行先生でお馴染みの漫画作品です。全11巻で現在は完結済みとなっております。本記事では「銀と金」の名言・名シーンランキングをまとめましたので、紹介させていただきます。悪党が語る深い名セリフは人生の教訓にもなると評判です。ランキング形式でまとめておりますので、1番の名台詞は何か予想してみてください。

銀と金の名言・名シーンランキング!悪党が語る人生を学べる名セリフ集のイメージ

目次

  1. ◆銀と金の名言や名シーンランキングが知りたい!
  2. ◆銀と金とは?
  3. ◆銀と金の名言名シーンランキング
  4. ◆銀と金を読んだ感想や評価は?
  5. ◆銀と金の名言や名シーンまとめ

◆銀と金の名言や名シーンランキングが知りたい!

福本伸行先生による漫画作品、銀と金には名言や名シーンが多いことでも有名です。思わず引用して使いたくなるような名言や、人生を学べる名シーンだと評判のようです。本記事では「銀と金」の名言・名シーンランキングをまとめましたので、紹介させていただきます。悪党が語る深い名セリフは人生の教訓にもなると評判です。ランキング形式でまとめておりますので、1番の名台詞は何か予想してみてください。

◆銀と金とは?

ランキングを紹介する前に銀と金を読んだことが無い方、また読んでいても内容がうろ覚えの方の為に銀と金が一体どのような漫画でどのような物語なのかをあらすじとして簡単にご紹介致します。また、銀と金のキーパーソンである「森田鉄雄」と「平井銀二」の二名を説明した上であらすじを紹介させていただきます。

「ギャンブル中毒のろくでなし」森田鉄雄

本漫画作品、銀と金の主人公「森田鉄雄」です。最初はただのギャンブル中毒でしたが、「銀王」こと平井銀二と過ごす内に急成長を遂げます。彼の成長も銀と金の魅力であるという人も少なくないようです。鉄磨けば金になるという意味合いを込めてタイトルの「銀と金」の金の存在となります。地頭はかなり良いため相手の隙をついたり騙しあい等には滅法強く、更に強運の持ち主でもあります。

成長していく内に森田は銀二の元を離れることになりますが、その時点では最初とは比べ物にならない程の人物になり遂げています。持ち前の地頭も良さもさながら、成長した森田は他者を圧倒する度胸は作中でも読者の心を惹いてきた大きなポイントとなっているようです。

「銀王」平井銀二

銀と金のもう一人の主人公、「平井銀二」です。別名「銀王」持ち裏社会の大悪党として君臨しています。全ての面において秀でた能力を持ち、度胸と男らしさで今まで勝ち抜いてきました。銀二の人生哲学は森田も当然ながら、読者の心までも動かしてきたようです。

悪魔とまで呼ばれる銀二は、その天才的な頭脳を持って人間の隙や粗をつき見事に勝利していきます。また、森田が行き詰った際には銀二の人生観から助言をすることで勝利へと導いていきます。彼の言葉は多くの名言や名シーンを生み出してきました。

銀と金の簡単なあらすじ

銀と金の簡単なあらすじをご紹介致します。早いうちに両親を無くした主人公の森田鉄雄は、日雇いの仕事で生計を立てつつもギャンブルの辞められない、言わば「典型的なクズ」でした。そんな中、主人公の森田はある男の怪しい仕事を手伝うこととなります。その男はなんと「銀王」と呼ばれる裏社会の大悪党、平井銀二でした。

主人公の森田は銀王の悪の一面や、人生の哲学、生き様に魅せられ銀王についていくこととなります。森田は銀王と株の仕立戦、とてつもないレートの賭博、詐欺等に巻き込まれながらも生き抜いていきます。

森田が銀二とする仕事はストーリー順に説明すると、株仕立て戦、殺人鬼監禁画商との本物見極め勝負、御曹司西条とのポーカー対決、誠京会長との麻雀勝負、神威家との闘争、裏競馬300億ギャンブルとなっております。こうして羅列するだけ想像を絶する金の戦いが予想されると読者からの声も多く、銀と金の内容は非常に濃いものとなっているようです。

福本伸行先生と言えばギャンブル漫画ですが、この銀と金でも当然ギャンブル要素が多く含まれています。しかし、他作品と違う点ではあくまでギャンブルは銀二や森田たちが金を稼ぐ手段です。ギャンブルはあくまで人と人のぶつかり合いの魅せ方の一つというところが人気の要因の一つとされています。

◆銀と金の名言名シーンランキング

ここからがお待ちかねの銀と金、名言名シーンランキングです。余りにも名シーンと名言が多すぎたためTOP15でまとめさせて頂きました。銀と金を読んでいない方にもお楽しみ頂けるように、名シーン、名台詞の背景も簡単に説明させて頂きます。また、既に読んだことがある方は再度、名言や名シーンを思い出して頂けるように紹介致します。

第15位「地獄を見つめて生きるより、希望を追って死にたい――」

「地獄を見つめて生きるより、希望を追って死にたい――。それが人間の末期」銀と金の名言・名シーンランキング15位は、こちらのセリフとなります。人はギリギリで、限界が来ると無為には耐えられないということを麻雀の最中に放たれた名言です。

実際にこの名シーンでは、確実捨ててはいけない牌を、自分が今まで努力して積み上げて完成させた手牌を崩したく無いために捨ててしまうシーンです。このセリフから人間が如何に我慢することに対して弱いかということを教えてくれるそうです。

第14位「オレは悪党になる……!」

「オレは悪党になる……!」銀と金の名言・名シーンランキング14位は、こちらのセリフとなります。このセリフは、森田が殺人鬼との戦い抜き大怪我を負ったとき、病院の同室の人間たちから真っ当な仕事につくよう勧められた時に放たれたセリフです。

本来は「薄いもんなアンタ……見抜かれてんだよあんたの実力………女はそのへん敏感さ……その点悪党っていうのはたいてい愛人がいる……そういう器量がごく自然に身についてるペラペラの善人の人生はあんたらやってくれそれだけ数いりゃあ大丈夫だ」という長いセリフの後に「俺は悪党になる……!」と森田が宣言する瞬間です。いくら善人でも社会ではやっていけない事を銀王の元で学んだ森田だからこそ言えるセリフです。

第13位「この世で最も性悪な魔物……ギャンブル……!」

銀と金の名言・名シーンランキング13位は、こちらのセリフとなります。こちらは銀と金、第三巻でギャンブルについての解説となります。ある意味、福本伸行先生の作品では先生自身セリフだとも言われているようです。「彼は出会った者の財産・未来・良心を喰いちらかすこ、この世で最も性悪な魔物……ギャンブル!」という短い解説ですが、ギャンブルの全てが詰まっているようです。

第12位「名前は森田哲雄――背景はない……!」

「オレはただオレなんだ。それだけ……。名前は森田鉄雄。背景はない!」銀と金の名言・名シーンランキング12位は、こちらのセリフとなります。億単位のギャンブルに挑む森田ですが、恐れるものなどなく自分はただ森田哲雄だと紹介する自信のある名シーンとなります。このシーンはどんなことにも動じない森田哲雄が格好いいと評判のようです。

第11位「金とは実弾」

「金とは実弾」銀と金の名言・名シーンランキング11位は、こちらのセリフとなります。このセリフは、森田哲雄がこの世を戦場と例えたときに放たれたセリフです。「この世が戦場なら、金とは実弾。戦場で大して多くもない弾をバラバラばら撒くバカはいない」森田は銀二に頼ることなく億単位の金を稼ぐことが出来た森田ですが、考えなしに金を使うことは愚かだと悟った森田のセリフです。

実際に森田は億単位の金を手にした後も、決して高価な買い物をしたり豪遊したりすることもありませんでした。ギャンブル好きだった森田の心境が変化したことが伺えるシーンでもあります。このシーンからも、人生の教訓になるという声がよく上がるようです。

第10位「それは死人の考えや……」

「それは死人の考えや……」銀と金の名言・名シーンランキング10位は、こちらのセリフとなります。50億をドブに捨てることとなった大企業グループのドンのセリフです。彼は月の利息2500万円で何もしないでただ安泰に生きていくことに疑問を感じます。ただそれだけで本当に生きていると言えるのかと。

梅谷がこのセリフを放った背景には、森田が銀行金利だけでも生活できるのではないかと問いかけたことから始まります。わざわざリスクを負う必要があるのか疑問に思った森田でしたが、梅谷は死に向かってただゆっくりと生きていくよりも、生きているという実感を得ることが本当の生だと語ります。

第9位「いっそ駆け上がれ……」

「いっそ駆け上がれ……」銀と金の名言・名シーンランキング9位は、こちらのセリフとなります。このセリフ平井銀二によって放たれたセリフです。森田は救い出したかった人を救えない事を嘆き、悪党の仕事に嫌気がさしたことで平井銀二の元から離れることを決意しました。そんな中、平井銀二はこの名言で森田を引き留めることとなります。

名言の全てセリフは次のようになっております。「結局……誰も悪党を倒せない。少なくともそれと相対する善なんてしろものが悪を倒したりなんかしない。もし……悪党を葬るものがあるとすれば、それはつまりそれ以上の悪……」そしてこの後に、「いっそ駆け上がれ……巨悪に……!」という名言が放たれます。銀二は悪党から誰かを救いたければそれ以上の悪党に自分がなるしかないという事実を森田に突き付けます。

第8位「勝つということは相手の心臓を"つかむこと"」

「勝つということは相手の心臓をつかむこと」銀と金の名言・名シーンランキング8位は、こちらのセリフとなります。圧倒的な資金力を前にし、森田は戦意喪失してしまいます。そんな中銀二は森田へ勝負とは何か、勝つこととは何かということを再認識させる名シーンです。特に「"つかむこと"」と、その後に続く「"しぼること"」が強調されています。

「そうだ確率なんてクソくらえだ。あんなもの勝負の場じゃたいていずれた能書きなのさ。確率どおりにやって勝てるのなら誰も苦労はしない。勝つということはそういうことじゃない。勝つということは相手の心臓を"つかむこと"つかんだら"しぼること"そして………つぶすこと…!」こちらがこの名シーン全貌となります。駆け引きの相手は数字ではなく、あくまで人間なんだと語る銀二の名言です。

第7位「言わせておけばいい」

「言わせておけばいい」銀と金の名言・名シーンランキング7位は、こちらのセリフとなります。強気に出る森田に対し、蔵前会長が放ったセリフとなります。セリフの全貌は「言わせておけばいい。元気がいいのも、今だけだ。いずれ、わしに許しをこう。哀れを誘う声でな。みなそうだった……」となっており、どんなに現状が劣勢でも蔵前会長は最終的には自分が勝つことを確信しているセリフとなります。

福本伸行先生の作品では、毎回このような大悪党でありながら絶対的な自信のある爺が登場します。その中でも銀と金の蔵前会長は読んでいながら勝てる気がしないという読者も多く、物語を熱い展開へと導く重要な敵キャラクターのようです。

第6位「正しさとはなんや……?」

「正しさとはなんや……?」銀と金の名言・名シーンランキング6位は、こちらのセリフとなります。川田三成の、森田に対して放った魂の叫びとなります。川田は続けて森田に対し、こう叫びます。「正しさをふりかざす奴はそれはただおどれの都合を声高に主張しているだけや。わいはケチな悪党やが口がさけても人が間違っとるだとか正しさだとか、そんな口だけはきかんつもりや。それくらいの羞恥心は持っとる!」

川田三成が森田に対し正しさについて抗議した名シーンです。この熱いセリフに心を動かされた人も少なくないようです。このセリフには、川田は実は「自分が間違っている」ということを理解している背景があります。その上で、それを認めてしまうと終わってしまうからこその叫びでもあります。そんな川田に対して森田は「お前は間違っている」と言い放ちます。

第5位「オレが積もう…!」

「オレが積もう…!」銀と金の名言・名シーンランキング5位は、こちらのセリフとなります。この名言には西条というイカサマでポーカーをしていた人間に対して放ったセリフです。女の子に対し1000万の勝負を吹っかけて優越感に浸る西条に対し、貧乏人だと思われていた森田はあっという間にヒジの高さまで金のタワーを作り出してしまいます。

見かけだけで判断した西条は、この森田の堂々とした態度と行動に驚きを隠しきれませんでした。更には森田はこの1000万という額に対して余裕の表情を見せます。この森田が格好いいという声もよく上がる為、5位とさせて頂きました。

第4位「必ず閉じていく……!」

「必ず閉じていく……!」銀と金の名言・名シーンランキング4位は、こちらのセリフとなります。このセリフは銀二が何故人を殺してはいけないのかという問いに対しての回答となります。セリフの全貌はこちらです「裏に長くいると、周りは殺したい連中ばかりだよ。でも、殺すな。オレたちは、世界を広げてなんぼの人間だ.殺す人間の世界は……広がらない。必ず閉じていく……!」

もしかしたら人一倍人間を、悪党を殺してやりたいと思っている銀二でしたが、意外なセリフが森田には放たれることとなります。銀二は森田を相棒にするにあたっての条件の一つとなります。銀二の「銀王」としての人生の深さが垣間見える瞬間でもあります。

第3位「やはり人かもしれない……!」

「やはり人かもしれない……!」銀と金の名言・名シーンランキング4位は、こちらのセリフとなります。セリフの全貌は「金を得たのち、その向こう側を覗いてこないと。鬼がいるのか……ひょっとして仏にでも遭えるのか。いや……案外、そこに座っているのも、やはり人かもしれない」となります。

こちらの名言ですが、森田が改めて金の恐ろしさとその深淵を垣間見た瞬間のセリフです。自分が悪党として金を稼いで行くことを決意した瞬間でもあります。結局は鬼でも仏でもなく悪党と金の深淵は人だという事を悟り始めた森田の心の中の呟きでしたが、この銀と金のテーマのようなセリフだという声も上げられています。

第2位「金を持たなければ罪人!」

「金を持たなければ罪人!」銀と金の名言・名シーンランキング4位は、こちらのセリフとなります。セリフの全貌は「この人達は羊だ……処刑場へ連れて行かれる羊……そして罪人のように頭を下げる。その理由はただ金を持っていないということなのだ……どんなに真面目に働いても金を持たなければ罪人!」となります。

この名言は銀王に対して額を地面につけ哀願する人々をみて森田が悟ったシーンでのセリフとなります。森田は銀二を通してどんなに真面目に働いても、ただ金を持っていないというだけで罪人になってしまう世の中の理不尽さに気づきます。どんなに善人でも、金を持っていないことは悪だという福本伸行先生の魂の籠ったセリフだという声がよく上がります。

第1位「灰になるまで……!」

「灰になるまで……!」銀と金の名言・名シーンランキング4位は、こちらのセリフとなります。セリフの全貌は少し長いですが、銀王である平井銀二が放ったセリフとなります。「敗れは近い……!おそらく次か……その次……それが必然だ……しかし……オレはこれまで幾千という人間を地獄へ突き落としてきた男…今さら勝ち逃げなどできぬ…!それだけはしちゃいけない……オレに残された道は壊滅的敗北を喫し去るか……あるいは……勝ち続ける………灰になるまで……!」

このセリフは、最終話で平井銀二から放たれることとなった名言です。限界ギリギリの劣勢の中で、銀二は300億の裏競馬に勝利することとなります。銀二は人生の中で勝ち続けてきましたが、後継者である森田も去った今、敗北が近づいていることを銀二は悟ります。

「灰になるまで……!」このセリフから、大悪党平井銀二「銀王」としての生き様や男らしさ、人生がすべて詰まっているという人も少なくないようです。決して勝ち逃げをするのではなく、自分が勝利してきた為に人生を踏みにじられた人間の為にも歩み続けることを選択しまう。壊滅的な敗北で終わるか、もしくは灰になるまで勝ち続けるかの二択を選ぶ「銀王」の男らしさに、感動の声が絶えないようです。

◆銀と金を読んだ感想や評価は?

漫画・銀と金を読んだ人の感想や評価をTwitterなどからまとめさせて頂きましたので、下記に紹介致します。福本伸行先生という有名な先生だけに他の有名な作品と比べられがちですが、銀と金はその中でも高評価を得られている作品だということが分かりました。

こちらの方はランキングにも載せていた森田の登場シーンをtweetしていました。銀と金といえばこのシーンだと想起するそうです。それぐらい読者の印象に残っている名シーンということが分かります。現在ドラマ化もされている為銀と金の漫画の良さを再認識している方も少なくないようです。

こちらの方は「お金の魔力は凄くて恐ろしい」という内容でtweetしております。テーマがテーマですので、お金に関する教訓等が得られた等の声もよく上がります。金を巡った壮絶なドラマに読者の評価は高いようです。

こちらの方は、ランキングに載せていなかったのですがとある名シーンをtweetしております。銀二が「夢を見ろ……!」というシーンです。「人が生きるってことは夢を見るってことだぜ」と教えてくれています。投稿者の方も銀と金を読んで、夢を見つけて向かって突き進むことで生きていると実感出来るとtweetしており、銀と金いう漫画が如何に人生について語っているかが分かります。

こちらの方は漫画喫茶で朝まで銀と金を読破してしまったとtweetされております。福本伸行先生の他作品よりもテンポが良いと高評価でした。更に銀と金の見どころであるスリリングな心理戦が熱すぎるとも発言しており、銀と金の心理戦の面白さを評価されています。一晩で読み進められる漫画というのもテンポの良い漫画作品と言われる要因の一つのようです。

◆銀と金の名言や名シーンまとめ

銀と金の魅力の一つとして「名言や名シーン」が非常に多くその一つ一つが心に刺さるとの声が上がっています。テーマも金とギャンブル、そして人生と悪党ですので、それが丁寧に描かれる銀と金では思わず共感してしまう名言や名シーンなどが盛り沢山のようです。

ランキングはTOP15でしたが、他にも名シーンや名言は非常に多く数えきれない程なっておりますし、人によって受け取り方等も変わってくるそうです。そのため、読者一人一人が違うセリフで名言だと感じることができる漫画作品ということが分かりました。

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